JP4796851B2 - 感光性平版印刷版 - Google Patents
感光性平版印刷版 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4796851B2 JP4796851B2 JP2006012901A JP2006012901A JP4796851B2 JP 4796851 B2 JP4796851 B2 JP 4796851B2 JP 2006012901 A JP2006012901 A JP 2006012901A JP 2006012901 A JP2006012901 A JP 2006012901A JP 4796851 B2 JP4796851 B2 JP 4796851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- printing plate
- lithographic printing
- mass
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
特に今後、安価で小さな発振レーザーとして期待されているバイオレットレーザー(発振波長405nm)対応の光開始系の研究が最近盛んになっており、例えば光学増白剤とロフィンダイマーとの組み合わせ(特開2003−295426号(特許文献4))、短波メロシアニン色素とチタノセン化合物との組み合わせ光開始系(特開2001−100412号(特許文献5))が報告されている。これらの光開始系の開発により、安定性と実用感度を両立する感光性平版印刷版、例えば、廉価バイオレットレーザー対応の平版印刷版の作成が可能になったが、更に刷版の生産性を上げる目的で高感度化の要望が高い。
すなわち、上記課題は以下の構成により達せられた。
(2)前記高分子化合物が、その炭素−炭素二重結合量が1g質量あたり0.2〜2.3ミリモルの範囲にある高分子化合物であることを特徴とする上記(1)に記載の感光性平版印刷版。
(3)前記光重合性感光層が、更に、光重合開始剤及びエチレン性不飽和重合性化合物を含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の感光性平版印刷版。
(4)前記光重合開始剤が、ヘキサアリールビスイミダゾール化合物であることを特徴とする上記(3)に記載の感光性平版印刷版。
(5)前記光重合性感光層上に、酸素遮断性保護層を設けたことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の感光性平版印刷版。
〔光重合性感光層〕
本発明の感光性平版印刷版は、側鎖に炭素−炭素二重結合を有する構造単位、酸基を有する構造単位、並びに以下に(a)〜(c)で示す構造単位から選定された構造単位を含有する高分子化合物を含有する光重合性感光層(以降、単に感光層ともいう)を有することを特徴とする。
(a)エチレンオキシ基を有する構造単位、
(b)シクロヘキシル基を有する構造単位、
(c)水酸基を2個以上有する構造単位。
以下、本発明の感光性平版印刷版の光重合性感光層について順次説明する。
本発明で感光層に使用される高分子化合物は、少なくとも、(i)側鎖に炭素−炭素二重結合を有する構造単位、(ii)酸基を有する構造単位、(iii)特定構造を有する第3成分の構造単位を含有することが必須であり、必要に応じて他の成分の構造単位を有していてもよい。
本発明で使用される高分子化合物は、その構造において、側鎖に炭素−炭素二重結合を少なくとも1つ有することを要するが、その「炭素−炭素二重結合」構造としては、好ましい具体的な態様として、側鎖に下記一般式(1)乃至一般式(3)で表される基のうち少なくとも1つ以上を有するものが挙げられる。
この高分子化合物は、側鎖に「炭素−炭素二重結合」を少なくとも1つ有するものであり、その構造内に「炭素−炭素二重結合」を含む基、例えば、下記一般式(1)〜(3)で表される基を側鎖に少なくとも一種有すればよく、このような基を複数有していてもよく、これら一般式(1)〜(3)で表される基の全てを同時に有していてもよい。
高分子化合物中の、一般式(4)で表される繰り返し単位の含有量は、2〜28モル%とすることが好ましく、10〜25モル%とすることがより好ましい。
本発明に係わる高分子化合物には、非画像部除去性などの諸性能を向上させるために、酸基を有する構造単位を含有することが必須である。本発明の高分子化合物の酸価は0.5〜2.0の範囲にあることが好ましい。酸価の測定は、試料をベンゼン−エタノール混合溶媒などに溶かし、正確に力価のわかった水酸化カリウム溶液で滴定して、その中和量から算出する。非画像部の除去性が十分になり残膜等の防止の点で、0.5以上が好ましい。特に露光後、感度を高める目的で加熱処理を行った場合、残膜の発生防止効果が大きい。アルカリ現像液による露光部のダメージが小さくなり、画像強度の劣化及び耐刷不良の防止の点で、2.0以下が好ましい。
酸基としては、例えば、カルボン酸、スルホン酸、リン酸基、フェノール性水酸基などがあり、特に好ましいものは、カルボン酸、フェノール性水酸基である。カルボン酸を含有する重合性化合物としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、インクロトン酸、マレイン酸、p−カルボキシルスチレンなどがあり、特に好ましいものは、アクリル酸、メタクリル酸、p−カルボキシルスチレンである。
フェノール性水酸基を有する重合性化合物としては、4−ヒドロキシスチレンが挙げられる。
酸基を有する構造単位は1種あるいは2種以上用いることができ、酸基を有する構造単位の含有量は、好ましくは、0.1モル%〜50モル%であり、特に好ましくは、アルカリ水現像による画像強度ダメージ抑制という観点から、0.1モル%〜40モル%である。
本発明の高分子化合物に必須である第3成分の構造単位は、(a)エチレンオキシ基を有する構造単位、(b)シクロヘキシル基を有する構造単位、並びに(C)水酸基を2個以上有する構造単位から選択して使用することができる。本発明の高分子化合物は、(a)〜(c)の構造単位のうち1種を有していてもよいし、2種以上有していてもよい。また一つの構造単位の中に、エチレンオキシ基、シクロヘキシル基、及び水酸基を2個以上、好ましくは2〜6個有する基を、同種または異種で2個以上有しても良い。
これらの第3成分の構造単位を含有させることにより、感光層を形成するための感光性組成物中の成分間の相溶性が改良され、経時での層分離が抑制されることと、現像液への溶解性の調整が可能になるため、経時安定性の改良に効果が現れる。
これら第3成分の構造単位の好適な含有量は、総量として、5モル%〜70モル%であり、より好ましくは10モル%〜50モル%である。
ルアミド類、メタクリルアミド類、スチレン類であり、特に好適に使用されるのは、ベンジルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、4−t−ブチルフェニルメタクリレート、ペンタクロロフェニルメタクリレート、4−シアノフェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソボロニルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、メチルメタクリレート、3,5−ジメチルアダマンチルメタクリレート、2−ナフチルメタクリレート、ネオペンチルメタクリレート、フェニルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、アリルメタクリレート、
高分子化合物を合成する際に用いられる溶媒としては、例えば、エチレンジクロリド、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキシ−2−プロパノール、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エチルなどが挙げられる。これらの溶媒は単独あるいは2種以上混合してもよい。
また、本発明に係る高分子化合物中には、未反応の単量体が含まれていてもよい。この場合、未反応単量体の高分子化合物中に占める割合は、15質量%以下が望ましい。
<光重合開始剤>
本発明における感光性平版印刷版の感光層に含有させる光重合開始剤としては、使用する光源の波長により、特許、文献等で公知である種々の光重合開始剤、光重合開始剤と増感色素(後述の色素、染料など)との光開始系、あるいは、2種以上の光重合開始剤の併用系(光開始系)を適宜選択して用いることができる。以下に具体例を列挙するがこれらに制限されるものではない。
リールビスイミダゾールとp−ジアルキルアミノベンジリデンケトンの系(特公昭47−2528号、特開昭54−155292号)、環状シス−α−ジカルボニル化合物と染料の系(特開昭48−84183号各公報)、環状トリアジンとメロシアニン色素の系(特開昭54−151024号公報)、3−ケトクマリンと活性剤の系(特開昭52−112681号、特開昭58−15503号各公報)、ビスイミダゾール、スチレン誘導体、チオールの系(特開昭59−140203号公報)、有機過酸化物と色素の系(特開昭59−1504号、特開昭59−140203号、特開昭59−189340号、特開昭62−174203号、特公昭62−1641号各公報、米国特許第4766055号)、染料と活性ハロゲン化合物の系(特開昭63−258903号、特開平2−63054号等各公報)、染料とボレート化合物の系(特開昭62−143044号、特開昭62−150242号、特開昭64−13140号、特開昭64−13141号、特開昭64−13142号、特開昭64−13143号、特開昭64−13144号、特開昭64−17048号、特開平1−229003号、特開平1−298348号、特開平1−138204号等各公報)、ローダニン環を有する色素とラジカル発生剤の系(特開平2−179643号、特開平2−244050号各公報)、チタノセンと3−ケトクマリン色素の系(特開昭63−221110号公報)、チタノセンとキサンテン色素さらにアミノ基あるいはウレタン基を含む付加重合可能なエチレン性不飽和結合含有化合物を組み合わせた系(特開平4−221958号、特開平4−219756号各公報)、チタノセンと特定のメロシアニン色素の系(特開平6−295061号公報)、チタノセンとベンゾピラン環を有する色素の系(特開平8−334897号公報)等を挙げることができる。
ヘキサアリールビスイミダゾール化合物の好ましい具体例としては、例えば、2,4,5,2',4',5'−ヘキサフェニルビスイミダゾール、2,2'−ビス(2−クロロフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2'−ビス(2−ブロモフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2'−ビス(2,4−ジクロロフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2'−ビス(2−クロロフェニル)−4,5,4',5'−テトラキス(3−メトキシフェニル)−ビスイミダゾール、2,5,2',5'−テトラキス(2−クロロフェニル)−4,4'−ビス(3,4−ジメトキシフェニル)ビスイミダゾール、2,2'−ビス(2,6−ジクロロフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2'−ビス(2−ニトロフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2'−ジ−o−トリル−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、2,2'−ビス(2−エトキシフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール、および2,2'−ビス(2,6−ジフルオロフェニル)−4,5,4',5'−テトラフェニルビスイミダゾール等を挙げることができる。
チアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−メルカプトベンズオキサゾール等のチオール化合物、N−フェニルグリシン、N,N−ジアルキルアミノ芳香族アルキルエステル等のアミン化合物等の水素供与性化合物を加えることにより、更に光開始能力が高められる。共増感剤として、チオール化合物が好ましい。
エチレン系不飽和重合性化合物とは、活性光線の照射を受けた時、光重合開始剤の作用により付加重合し、架橋、硬化するようなエチレン系不飽和結合を有する化合物である。付加重合可能なエチレン系不飽和結合を有する化合物は、末端エチレン系不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物の中から任意に選択することができる。例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体およびオリゴマー、またはそれらの共重合体ならびにそれらの混合物などの化学的形態をもつものである。
クロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジクロトネート、テトラメチレングリコールジクロトネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、ソルビトールテトラジクロトネート等がある。
イソクロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロトネート等がある。
また、脂肪族多価アミン化合物と不飽和カルボン酸とのアミドのモノマーの具体例としては、メチレンビス−アクリルアミド、メチレンビス−メタクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビス−アクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビス−メタクリルアミド、ジエチレントリアミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアクリルアミド、キシリレンビスメタクリルアミド等がある。
(ただし、RおよびR’は、それぞれ独立に、水素原子または−CH3を示す。)
の約0.5質量%〜約10質量%が好ましい。
光重合性感光層の被覆量は乾燥後の質量で約0.1g/m2〜約10g/m2の範囲が適当である。より好ましくは0.3〜5g/m2である。更に好ましくは0.5〜3g/m2である。
酸素遮断性保護層の被覆量は、乾燥後の質量で約0.1g/m2〜約15g/m2が好ましく、より好ましくは約1.0g/m2〜約5.0g/m2である。
次に本発明における感光性平版印刷版のアルミニウム支持体について説明する。本発明にて用いられるアルミニウム支持体は、寸度的に安定なアルミニウムまたはその合金(例えば珪素、銅、マンガン、マグネシウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケルとの合金)、またはアルミニウム、アルミニウム合金がラミネートもしくは蒸着されたプラスチックフィルムまたは紙を意味し、通常その厚さは0.05mm〜1mm程度である、また特開昭48−18327号公報に記載の複合シートも使用することができる。
砂目立て処理方法は、特開昭56−28893号公報に開示されているような機械的砂目立て、化学的砂目立て、電解グレインなどがある。さらに塩酸または硝酸電解液中で電気化学的に砂目立てする電気化学的砂目立て方法、及びアルミニウム表面を金属ワイヤーでひっかくワイヤーブラシグレイン法、研磨球と研磨剤でアルミニウム表面を砂目立てするボールグレイン法、ナイロンブラシと研磨剤で表面を砂目立てするブラシグレイン法のような機械的砂目立て法を用いることができ、上記砂目立て方法を単独あるいは組み合わせて用いることもできる。その中でも、塩酸または硝酸電解液中で電気化学的に砂目立てする電気化学的方法が好ましく、適する電流密度は100C/dm2〜400C/dm2の範囲である。さらに具体的には、0.1〜50質量%の塩酸または硝酸を含む電解液中、温度20〜100℃、時間1秒〜30分、電流密度100C/dm2〜400C/dm2の条件で電解を行うことが好ましい。
がかかり、工業的に本発明を適用するに際しては不利であるが、アルカリをエッチング剤として用いることにより改善できる。
本発明において好適に用いられるアルカリ剤は、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、アルミナ酸ソーダ、メタケイ酸ソーダ、リン酸ソーダ、水酸化カリウム、水酸化リチウム等を用い、濃度と温度の好ましい範囲は、それぞれ1〜50質量%、20〜100℃であり、Alの溶解量が5〜20g/m3となるような条件が好ましい。
以上のようにして処理されたアルミニウム支持体は、さらに陽極酸化処理が施される事が好ましい。陽極酸化処理は、この分野で従来より行われている方法で行うことができる。具体的には、硫酸、リン酸、クロム酸、シュウ酸、スルファミン酸、ベンゼンスルホン酸等あるいはこれらの二種以上を組み合わせて水溶液または非水溶液中でアルミニウムに直流または交流を流すとアルミニウム支持体表面に陽極酸化皮膜を形成することができる。
陽極酸化処理の条件は、使用される電解液によって種々変化するので一概に決定され得ないが、一般的には電解液の濃度が1〜80質量%、液温5〜70℃、電流密度0.5〜60アンペア/dm2、電圧1〜100V、電解時間10〜100秒の範囲が適当である。
本発明においては、陽極酸化皮膜は、1〜10g/m2であることが好ましく、1g/m2以上とすることにより、版に傷が入り難くすることができ、10g/m2以下とすることにより、製造の際に多大な電力が不要となり、経済的に有利となる。より好ましくは、1.5〜7g/m2である。更に好ましくは、2〜5g/m2である。
上記の如く表面処理を施されたアルミニウム支持体上に、前記の光重合性組成物からなる光重合性感光層を形成することで、本発明の感光性平版印刷版を作製するが、光重合性感光層を塗設する前に必要に応じて有機または無機の下塗り層(中間層)が設けられてもかまわない。
本発明の感光性平版印刷版の製版方法に使用される現像液は、特に限定されないが、例
えば、無機アルカリ塩と界面活性剤を含有し、pHが11.0〜12.7であるものが好適に使用される。
本発明における感光性平版印刷版を、例えば、カーボンアーク灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タングステンランプ、ハロゲンランプ、ヘリウムカドミウムレーザー、アルゴンイオンレーザー、FD・YAGレーザー、ヘリウムネオレーザー、半導体レーザー(350nm〜600nm)等の従来公知の活性光線で画像
露光した後、現像処理することにより、アルミニウム板支持体表面に画像を形成することができる。画像露光後、現像までの間に、光重合性感光層の硬化率を高める目的で50℃〜140℃の温度で1秒〜5分の時間の加熱プロセスを設けることを行っても良い。加熱温度が前記の範囲において、硬化率アップの効果があり、未露光部での暗重合による残膜も生じない。
このようにして現像処理された感光性平版印刷版は、特開昭54−8002号、同55−115045号、同59−58431号等の各公報に記載されているように、通常、水洗水、界面活性剤等を含有するリンス液、アラビアガムやデンプン誘導体等を含む不感脂化液で後処理される。本発明において感光性平版印刷版の後処理にはこれらの処理を種々組み合わせて用いることができる。
上記のような処理により得られた印刷版は特開2000−89478号公報に記載の方法による後露光処理やバーニングなどの加熱処理により、耐刷性を向上させることができる。
このような処理によって得られた平版印刷版はオフセット印刷機に掛けられ、多数枚の印刷に用いられる。
(アルミニウム支持体の作成)
厚さ0.3mmのアルミニウム板を10質量%水酸化ナトリウムに60℃で25秒間浸漬してエッチングした後、流水で水洗後20質量%硝酸水溶液で中和洗浄し、次いで水洗した。これを正弦波の交番波形電流を用いて1質量%硝酸水溶液中で300クーロン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処理を行った。引き続いて1重量%水酸化ナトリウム水溶液中に40℃で5秒間浸漬後30質量%の硫酸水溶液中に浸漬し、60℃で40秒間デスマット処理した後、20質量%硫酸水溶液中、電流密度2A/dm2において、陽極酸化皮膜の厚さが2.7g/m2になるように、2分間陽極酸化処理した。その表面粗さを測定したところ、0.3μm(JIS B0601によるRa表示)であった。
次に、アルミニウム支持体に下記組成の中間層塗布液をワイヤーバーにて塗布し、温風式乾燥装置を用いて90℃で30秒間乾燥した。乾燥後の被覆量は10mg/m2であった。
エチルメタクリレートと2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩のモル比75:25の共重合体 0.1g
2−アミノエチルホスホン酸 0.1g
メタノール 50g
イオン交換水 50g
下記組成の感光層塗布液を調整し、上記中間層上に、乾燥後の膜厚が1.4g/m2になる様に、ホイラーで塗布し、100℃で1分乾燥させた。
エチレン性不飽和重合性化合物:下記式1の化合物 1.5g
高分子化合物:例示化合物A−1 2.0g
増感色素:下記式2の化合物 0.1g
光重合開始剤:下記式3の化合物 0.2g
共増感剤:下記式4の化合物 0.2g
着色顔料分散物(下記組成) 2.0g
熱重合禁止剤:N−ニトロフェニルヒドロキシル 0.01g
アミンアルミニウム塩
界面活性剤:メガファックF176、 0.02g
大日本インキ化学工業(株)製
メチルエチルケトン 20.0g
プロピレングリコールモノメチルエーテル 20.0g
Pigment Blue 15:6 15質量部
アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 10質量部
(共重合モル比83/17)
シクロヘキサノン 15質量部
メトキシプロピルアセテート 20質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 40質量部
この感光層上に、ポリビニルアルコール(ケン化度78モル%、重合度550)の3質量%水溶液を乾燥塗布質量が2g/m2となるように塗布し、100℃で2分間乾燥して酸素遮断性保護層を塗設し、感光性平版印刷版を作成した。
実施例1の感光層塗布液の高分子化合物を表1に示した高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
実施例1の感光層塗布液のエチレン性不飽和重合性化合物、増感色素、光重合開始剤、共増感剤を表2に記載のものに変えた以外は実施例1と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
実施例1のアルミニウム支持体を下記のアルミニウム支持体に変えた以外は、実施例1と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
厚さ0.24mm、幅1030mmのJIS A1050のアルミニウム板を用いて以下のように連続的に処理を行った。
(a)既存の機械的粗面化装置を使って、比重1.12の研磨剤(パミス)と水の懸濁液を研磨スラリー液としてアルミニウム板の表面に供給しながら、回転するローラー状ナイロンブラシにより機械的な粗面化を行った。研磨剤の平均粒径は40〜45μm最大粒径は200μmだった。ナイロンブラシの材質は6・10ナイロンを使用し、毛長50mm、毛の直径は0.3mmであった。ナイロンブラシはφ300mmのステンレス製の筒に穴を開けて密になるように植毛した。回転ブラシは3本使用した。ブラシ下部の2本の支持ローラー(φ200mm)の距離は300mmであった。ブラシローラーはブラシを回転させる駆動モーターの負荷が、ブラシローラーをアルミニウム板に押さえつける前の
負荷に対して7kwプラスになるまで押さえつけた。ブラシの回転方向はアルミニウム板の移動方向と同じで回転数は200rpmであった。
(b)アルミニウム板を苛性ソーダ濃度2.6質量%、アルミニウムイオン濃度6.5質量%の水溶液、温度70℃でスプレーによるエッチング処理を行い、アルミニウム板を0.3g/m2溶解した。その後スプレーによる水洗を行った。
(c)温度30℃の硝酸濃度1質量%水溶液(アルミニウムイオン0.5質量%含む)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後スプレーで水洗した。前記デスマットに用いた硝酸水溶液は、硝酸水溶液中で交流を用いて電気化学的な粗面化を行う工程の廃液を用いた。
(e)アルミニウム板を苛性ソーダ濃度26質量%、アルミニウムイオン濃度6.5質量%水溶液でスプレーによるエッチング処理を32℃で行い、アルミニウム板を0.2g/m2溶解し、前段の交流を用いて電気化学的な粗面化を行った時に生成した水酸化アルミニウムを主体とするスマット成分の除去と、生成したピットのエッジ部分を溶解し、エッジ部分を滑らかにした。その後スプレーで水洗した。
(f)温度60℃の硝酸濃度25質量%水溶液(アルミニウムイオン0.5質量%含む)で、スプレーによるデスマット処理を行い、その後スプレーによる水洗を行った。
実施例1の感光層塗布液の高分子化合物を表3に示した高分子化合物に変えた以外は実施例1と同様にして平版印刷版原版を作成した。
感光性平版印刷版を、室温(約25℃)で3日間、保管した後、版面の上に光量が1/√2づつ変化する様に作られグレイスケールを貼り付け、30mWのバイオレットレーザーを搭載した、富士フイルムエレクトロイメージング社製のプレートセッターVx9600CTPを用いて、版面上の光量が0.1mJ/cm2になる様に光量を調整して全面露光した。次いで、下記の通り現像/製版した。平版印刷版上に再現されたグレイスケールの段数が高い程、感度が高いことを示す。
(網点均一性)
感光性平版印刷版を、室温(約25℃)で3日間、保管した後、30mWのバイオレットレーザーを搭載した、富士フイルムエレクトロイメージング社製のプレートセッターVx9600CTPを用いて、版面上の光量が0.1mJ/cm2になる様に光量を調整して版面全面に200線50%平網画像を焼きつけた。次いで、下記の通り現像/製版した。平版印刷版上の網点面積を9ヵ所測定し、平均値及び最大値と最小値の差を求めた。網点面積の平均値が高いほど高感度であり、最大値と最小値の差が小さい程、網点均一性が高いことを示す。
感光性平版印刷版を、60℃のサーモセル庫に3日間保管後、上記と同様に露光、現像/製版を行い、感度、網点均一性を評価した。結果を25℃3日の保管を行ったもの(Fr)と比較し、その差が小さい程、経時安定性が高いことを示す。
富士写真フイルム(株)製自動現像機LP−850P2(プレヒート温度は100℃)に下記組成の現像液と富士写真フイルム(株)製フィニッシャーFP−2Wをそれぞれ仕込み、現像液温度30℃、現像時間18秒の条件で露光済みの感光性平版印刷版を現像/製版し、平版印刷版を得た。
水酸化ナトリウム 0.15質量部
下記化合物(a) 5.0質量部
エチレンジアミンテトラ酢酸・4Na塩 0.1質量部
水 94.75質量部
アルミニウム支持体の作成及び中間層の塗設を、実施例1と同様に行った。
下記組成の感光層塗布液を調製し、上記中間層上に、乾燥後の膜厚が1.5g/m2になる様に、ホイラーで塗布し、100℃で1分間乾燥させた。
エチレン性不飽和重合性化合物:下記式1の化合物 1.5g
高分子化合物:下記式2の化合物(分子量Mw:5.3万、 2.0g
酸価:1.1、C=C量:1.9ミリモル)
増感色素:下記式3の化合物 0.1g
光重合開始剤:下記式4の化合物 0.2g
共増感剤:下記式5の化合物 0.2g
着色顔料分散物(下記組成) 2.0g
熱重合禁止剤:N−ニトロソフェニルヒドロキシル 0.01g
アミンアルミニウム塩
界面活性剤:メガファックF176、 0.02g
大日本インキ化学工業(株)製
メチルエチルケトン 20.0g
プロピレングリコールモノメチルエーテル 20.0g
Pigment Blue 15:6 15質量部
アリルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 10質量部
(共重合モル比83/17)
シクロヘキサノン 15質量部
メトキシプロピルアセテート 20質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 40質量部
この感光層上に、ポリビニルアルコール(ケン化度98モル%、重合度550)の3質量%の水溶液を乾燥塗布質量が2g/m2となるように塗布し、100℃で2分間乾燥して酸素遮断性保護層を塗設し、感光性平版印刷版を作成した。
実施例21の感光層塗布液の高分子化合物を表5に示した高分子化合物に変えた以外は実施例21と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
実施例21の感光層塗布液のエチレン性不飽和重合性化合物、増感色素、光重合開始剤
、共増感剤を表6に記載のものに変えた以外は実施例21と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
実施例21のアルミニウム支持体を実施例17のアルミニウム支持体に変えた以外は、実施例21と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
実施例21の中間層を下記中間層に変えた他は、実施例21と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
(中間層の塗設)
ビーカーに下記中間層ゾル液組成物を秤量し、25℃で20分間攪拌した。
テトラエトキシシラン 38g
3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 13g
85%リン酸水溶液 12g
イオン交換水 15g
メタノール 100g
実施例21の感光層塗布液の高分子化合物を下記表7に示した高分子化合物に変えた以外は実施例21と同様にして感光性平版印刷版を作成した。
Claims (5)
- アルミニウム支持体上に、側鎖に炭素−炭素二重結合を有する構造単位(i)、酸基を有する構造単位(ii)、並びに、側鎖に水酸基を2個以上有する構造単位(iii)を有する高分子化合物を含有する光重合性感光層を設けたことを特徴とする感光性平版印刷版。
- 前記高分子化合物が、その炭素−炭素二重結合量が1g質量あたり0.2〜2.3ミリモルの範囲にある高分子化合物であることを特徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版。
- 前記光重合性感光層が、更に、光重合開始剤及びエチレン性不飽和重合性化合物を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の感光性平版印刷版。
- 前記光重合開始剤が、ヘキサアリールビスイミダゾール化合物であることを特徴とする請求項3に記載の感光性平版印刷版。
- 前記光重合性感光層上に、酸素遮断性保護層を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の感光性平版印刷版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006012901A JP4796851B2 (ja) | 2005-01-21 | 2006-01-20 | 感光性平版印刷版 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005014242 | 2005-01-21 | ||
JP2005014242 | 2005-01-21 | ||
JP2005091778 | 2005-03-28 | ||
JP2005091778 | 2005-03-28 | ||
JP2006012901A JP4796851B2 (ja) | 2005-01-21 | 2006-01-20 | 感光性平版印刷版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006309145A JP2006309145A (ja) | 2006-11-09 |
JP4796851B2 true JP4796851B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=37476049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006012901A Expired - Fee Related JP4796851B2 (ja) | 2005-01-21 | 2006-01-20 | 感光性平版印刷版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4796851B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7781143B2 (en) * | 2007-05-31 | 2010-08-24 | Eastman Kodak Company | Negative-working imageable elements and methods of use |
JP2009075426A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Fujifilm Corp | 感光性平版印刷版 |
JP6004603B2 (ja) * | 2010-07-15 | 2016-10-12 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02226248A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 湿し水不要感光性平版印刷版 |
JPH06118641A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-04-28 | Okamoto Kagaku Kogyo Kk | 平版印刷用感光性組成物 |
JPH09309907A (ja) * | 1996-05-21 | 1997-12-02 | Konica Corp | 光重合性組成物及びそれを用いた平版印刷版材料 |
JP3654422B2 (ja) * | 2000-01-31 | 2005-06-02 | 三菱製紙株式会社 | 感光性組成物および感光性平版印刷版材料 |
JP2003171420A (ja) * | 2001-12-06 | 2003-06-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JP4264229B2 (ja) * | 2002-07-10 | 2009-05-13 | 富士フイルム株式会社 | 画像記録材料 |
JP4119772B2 (ja) * | 2002-09-25 | 2008-07-16 | 富士フイルム株式会社 | 画像記録材料 |
JP2004309897A (ja) * | 2003-04-09 | 2004-11-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 重合性組成物、及び、ネガ型画像記録材料 |
-
2006
- 2006-01-20 JP JP2006012901A patent/JP4796851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006309145A (ja) | 2006-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4199942B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
JP2006065210A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP4150494B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
JP4317330B2 (ja) | 感光性平版印刷版の製版方法 | |
JP4796851B2 (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP2006208780A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP4465169B2 (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP4514370B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
JP4428851B2 (ja) | 光重合性平版印刷版 | |
EP1635219B1 (en) | Photosensitive lithographic printing plate | |
EP1407894B1 (en) | Photosensitive lithographic printing plate precursor | |
JP2004219667A (ja) | 感光性平版印刷版および平版印刷版の製版方法 | |
JP2005215399A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP4199935B2 (ja) | 光重合性平版印刷版 | |
JP2004117981A (ja) | 感光性平版印刷版用現像液 | |
JP2005234118A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP2003098673A (ja) | 感光性平版印刷版及び平版印刷版の作成方法 | |
JP4194747B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
JP2002091014A (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
JP4243045B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
EP1684117A2 (en) | Photosensitive lithographic printing plate | |
JP2005309031A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP2006235500A (ja) | 感光性平版印刷版 | |
JP2000263959A (ja) | 平版印刷版用支持体及びその製造方法 | |
JP2005049781A (ja) | 感光性平版印刷版 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061127 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071109 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071116 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071126 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101102 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110705 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4796851 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |