JP4796245B2 - 学習支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、学習支援システムに関し、特に、インターネット等のネットワークを介して、各種情報端末間で学習データの転送・管理を行う学習支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、インターネットを利用した電子教育システムが開発されている。たとえば、教育サーバと受講者端末とをインターネットを介して接続し、ホームページのフォームに受講者がデータを入力して教育サーバに送信し、教育サーバ側では、受け取ったデータをCGIプログラムがテキスト形式のファイルへ読み書きや処理を行って予め決められたホームページにデータを返し表示する方式のシステムがあった。
【0003】
また、受講者端末と教育事業者端末とがインターネットを介して電子教育サーバに接続された電子教育システムであって、電子教育サーバが、教育事業者端末から電子教育サーバに、遠隔投入された教育コンテンツを格納し、その教育コンテンツをもとに、演習問題等を、ホームページ形式で受講者に提供し、受講者はホームページ形式で提供された演習問題等に答えや質問事項を投入することにより、受講者ごとの習熱傾向に合わせた受講者別対応の教育サービスを可能としたシステムが、特開平11−282826号公報に記載されている。
【0004】
また、学習用コンテンツ資料を格納した学習用教材データベースを備えたサーバと、学習用コンテンツ資料を取得するためのコンテンツブラウザおよびこの取得した資料を利用してレポートの作成作業を支援するレポートエディタとを備えた複数台のパソコンとがネットワークを介して接続された学習支援システムが、特開2000−194251号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシステムでは、サーバ側で受講者の答えを分析、集計して、受講者にあった問題を自動生成することはできるが、学習プログラムや学習データを記憶するのに大きな容量を必要としていたので、受講者端末は自宅の据え置きされたパソコンやノート型パソコンなどに限られていた。
【0006】
また、受講者が携帯型端末を利用して学習を行う場合は、その記憶容量が少ないことから機能が制限されており、受講者が自宅のパソコンと携帯型端末とを所有している場合でも、両者の連携をとって学習するようなものではなかった。すなわち、一受講者がパソコンと携帯型端末の両方で学習する場合、それぞれ別々に学習をすることになり、すでに一方で学習し修得した場合でも、他方ではその修得した内容の学習問題が提示されることがあり、効率的な学習ができない場合があった。
【0007】
また、自宅で学習する場合は、落ち着いた環境で十分な時間を確保して教科書等を調べながら学習できるので、多角形な方向からの学習が可能であるが、携帯型端末では、通勤中など長時間集中した時間を確保できない場合もあるので、自宅と同じような学習は困難であり、せいぜい単語の暗記など容易な操作でできる学習に利用した方が適している。
さらに、学習を一時中断した場合など、自宅で学習した結果あるいは学習の途中経過を反映して、携帯型端末でその学習の続きから学習できればその、利用者にとっては好都合であり、逆に、携帯型端末で一時中断した学習を自宅のパソコンで継続できれば、より効率的な学習ができると考えられる。
【0008】
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、ネットワーク上の学習管理サーバを介して、利用者の学習した結果などの学習情報を、利用者の持つ複数の端末間で交換し、継続学習を可能とした学習支援システムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、情報処理装置、携帯情報端末および学習管理サーバとが、ネットワークを介して接続された学習支援システムであって、前記情報処理装置が、学習プログラムと学習に使用するデータとからなる第1の学習コンテンツを記憶する第1記憶部と、少なくとも学習した結果を含む第1の学習情報を記憶する第2記憶部と、学習プログラムを実行する第1制御部と、前記学習管理サーバと通信する第1通信部とを備え、前記携帯情報端末が、携帯用学習プログラムと学習に使用するデータとからなる第2の学習コンテンツを記憶する第3記憶部と、携帯情報端末で学習した結果を少なくとも含む第2の学習情報を記憶する第4記憶部と、携帯用学習プログラムを実行する第2制御部と、前記学習管理サーバと通信する第2通信部とを備え、前記学習管理サーバが、情報処理装置及び携帯情報端末と通信する第3通信部と、情報処理装置から転送された第1の学習情報及び携帯情報端末から転送された第2の学習情報を記憶する第5記憶部を備え、情報処理装置または携帯情報端末が、前記第5記憶部を介して相手方の学習情報を取得した後に、前記第1制御部または第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする学習支援システムを提供するものである。
【0010】
この発明によれば、情報処理装置または携帯情報端末で学習した学習結果を含む学習情報を学習管理サーバに記憶しているので、情報処理装置または携帯情報端末で利用者が学習を一旦中断しても、学習管理サーバに記憶された学習情報を利用して、情報処理装置または携帯情報端末で継続的に学習を再開でき、時間、位置の制約を受けずに、その利用者にとって効率的な学習をすることができる。
【0011】
また、前記学習管理サーバは、前記第1及び第2の学習コンテンツを記憶する第6記憶部をさらに備え、利用者が第1及び第2学習コンテンツを購入した場合に、前記学習管理サーバが、ネットワークを介して、前記第1及び第2の学習コンテンツを記憶するコンテンツサーバと接続し、コンテンツサーバから第1及び第2の学習コンテンツを取得して前記第6記憶部に格納し、格納した第1及び第2の学習コンテンツを、それぞれ情報処理装置及び携帯情報端末に転送してもよい。
【0012】
さらに、この発明は、前記情報処理装置が、第1入力部をさらに備え、第1入力部により学習の終了または学習の中断指示が入力された場合に、それまでに第2記憶部に蓄積された第1の学習情報を、第1通信部を介して学習管理サーバに転送し、学習管理サーバが転送されてきた第1の学習情報を第5記憶部に格納した後に、携帯情報端末が、第5記憶部に格納された第1の学習情報を、第2通信部を介して取得して前記第4記憶部に格納し、第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする学習支援システムを提供するものである。
【0013】
また、前記携帯情報端末が、第2入力部をさらに備え、第2入力部により学習の終了または学習の中断指示が入力された場合に、それまでに第4記憶部に蓄積された第2の学習情報を、第2通信部を介して学習管理サーバに転送し、学習管理サーバが転送されてきた第2の学習情報を第5記憶部に格納した後に、情報処理装置または携帯情報端末が、第5記憶部に格納された第2の学習情報を、第2記憶部または第4記憶部に格納して、第1制御部または第2制御部により学習を継続して行ってもよい。
【0014】
さらに、この発明は、学習管理サーバが、予め登録された利用者情報を記憶する第7記憶部をさらに備え、前記携帯情報端末が、利用者の異なる複数の携帯情報端末から構成され、学習管理サーバの第5記憶部に転送された前記第1の学習情報が特定の利用者情報を含む場合、前記第1の学習情報は、前記第7記憶部に記憶されかつ特定の利用者情報に一致する利用者情報に対応する携帯情報端末のみに転送され、当該携帯情報端末で、第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする学習支援システムを提供するものである。
【0015】
学習管理サーバに利用者情報を登録し、学習情報に利用者情報を含ませているので、情報処理装置で複数の利用者が学習をする利用形態であっても、情報処理装置で学習した一利用者が、その利用者所有の携帯情報端末で、継続的に学習をすることができ、複数の利用者がこの学習支援システムを利用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定されるものではない。
以下の実施例では、前記した第1記憶部は、学習プログラム記憶部151,学習データ記憶部152に、第2記憶部は、学習結果記憶部153に、第3記憶部は、携帯用学習プログラム記憶部451,学習データ記憶部452に、第4記憶部は、携帯用学習結果記憶部453に、第5記憶部は、学習結果記憶部334に、第6記憶部は、学習配信管理プログラム記憶部331,学習データ記憶部333に、第7記憶部は、学習ユーザ情報記憶部332に相当する。
【0017】
第1の学習コンテンツは、情報処理装置の学習コンテンツ311,101に、第2の学習コンテンツは、携帯情報端末の学習コンテンツ312,401に相当する。
第1の学習情報は、情報処理装置の学習情報301,102に相当し、学習結果記憶部153に記憶され、学習管理サーバ3の学習結果記憶部334に転送される。
第2の学習情報は、携帯情報端末の学習情報302,402に相当し、携帯用学習結果記憶部453に記憶され、学習管理サーバ3の学習結果記憶部334に転送される。
【0018】
<学習支援システムの構成>
図1に、この発明の学習支援システムの一実施例の構成ブロック図を示す。
図1において、情報処理装置1は、家庭、事務所等に設置されたパソコン等の装置であり、携帯情報端末4は、PDA等の携帯型の端末あるいは携帯電話である。この情報処理装置1と携帯情報端末4とは、1人の利用者の所有物であるものとし、その利用者が両者を利用して学習するものとする。
【0019】
ただし、情報処理装置1は、事業所などにおいて多人数で利用する共有パソコンであっても、前記した1人の利用者が利用できるものであればよい。
このような共有パソコンの場合は、学習プログラムを起動させたときに、その利用者固有のパスワード入力をさせることにより、その利用者のみが学習機能を利用できるようにすればよい。
また、情報処理装置1及び携帯情報端末4はそれぞれ1台に限るものではなく複数台からなる構成であってもよい。
【0020】
以下の実施例では情報処理装置1と携帯情報端末4とは、主として携帯性の有無の観点から区別して説明するが、どちらも、いわゆる学習装置であり、情報処理装置1として携帯性を有する装置を用いてもよく、携帯情報端末4として、携帯電話のような携帯性はないが、移動可能な情報処理装置を用いてもよい。
【0021】
学習管理サーバ3は、一般プロバイダが提供するサーバの一部分を利用することができ、利用者の学習データや学習状況を管理する機能を有するものである。コンテンツサーバ2は、学習コンテンツ、たとえば英単語辞書、歴史年表、専門用語データベースなどを利用者に提供する教育事業者所有のサーバである。
【0022】
この発明の学習支援システムは、このような情報処理装置1、携帯情報端末4、学習管理サーバ3及びコンテンツサーバ2が、インターネット等のネットワークを介して接続される。
また、情報処理装置1や携帯情報端末4で利用する学習プログラムや、電子辞書などの学習に使用するデータを、利用者がすでに所有している場合は、コンテンツサーバ2は必ずしも必要ではない。情報処理装置1、携帯情報端末4及び学習管理サーバ3との構成により、この発明の学習支援システムを構築することができる。
【0023】
<情報処理装置の構成>
表示部12は、LCD,EL,CRTなど各種表示装置を用いることができ、学習に利用する情報を利用者に視覚的に表示するものである。
入力部13は、キーボード,マウス,タッチパネル,トラックボール及びペンなどの各種入力装置を用いることができるが、その他に、手書き文字入力や携帯電話のボタンのような各種文字・記号の入力,音声入力などが可能な機能を備えてもよい。
【0024】
通信部14は、インターネットなどのネットワークとの接続機能、学習管理サーバ、コンテンツプロバイダ,その他の外部サーバなどと双方向通信する機能を備えたものである。
したがって、通信部14は、無線LAN,Bluetoothなどの無線通信機能や、電話回線,イーサネットLAN,ISDN,ADSLなどの回線接続機能、TCP/IP通信機能を備えたものである。
【0025】
記憶部15は、ROM,RAMなどの半導体メモリ、ICカード,ハードディスクなどの記憶装置,CD−ROM,CD−R/CD−RW,MO,MDなどの可搬型記憶媒体などが用いられる。
記憶部15は、この発明の学習装置の各機能を実現するための学習プログラムを記憶する学習プログラム記憶部151,利用者が単語等を学習するための情報(単語帳データ,例文,問題文など)を記憶する学習データ記憶部152、及び利用者が学習した結果を記憶する学習結果記憶部153とからなる。
【0026】
ここで、学習プログラム記憶部151は、ROMなどの読み出し専用の半導体メモリを用いることが好ましいが、学習する対象を変更できるようにするために、書き換え可能なRAMやICカードを用いてもよい。
さらに、学習プログラムは、通信部14を介して、遠隔地の学習管理サーバやコンテンツサーバからダウンロードすることにより、ハードディスクやフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶媒体に格納するようにしてもよい。
【0027】
学習データ記憶部152,学習結果記憶部153は、いずれも利用者ごとに異なるデータを記憶するものであり、RAMやハードディスクなどの書き換え可能な記憶媒体を用いることができる。
学習結果記憶部153に記憶される情報は、利用者の学習した結果内容、学習管理情報などであり、たとえば、単語学習の場合は、辞書引きをした日付(以下、登録日),持出日,修得確認チェック欄,修得日,辞書引き(登録)回数などから構成される。
【0028】
制御部11は、この発明の情報処理装置の機能を実行する部分であり、CPU,ROM,RAM,タイマー,I/Oコントローラなどの要素からなるいわゆるマイクロコンピュータによって実現される。この装置の各機能は、学習プログラム記憶部151に記憶されたこの発明の学習プログラムに基づいて、CPUが表示部12,入力部13,記憶部15,通信部14を制御することにより実現される。
【0029】
<学習管理サーバの構成>
学習管理サーバ3は、インターネットを介して接続されるサーバであり、プロバイダが所有するサーバの一機能として実現されるものであり、図1に示すように、少なくとも制御部31,通信部32,及び記憶部33とを備えている。
通信部32は、前記した情報処理装置1の通信部14と同様の機能を備えたものであり、制御部31は、学習管理の諸機能を実行する部分であり、いわゆるマイクロコンピュータによって実現される。
【0030】
記憶部33は、学習コンテンツ、利用者の学習結果の配信及び管理を行うプログラムを記憶した学習配信管理プログラム記憶部331、携帯情報端末4に学習コンテンツを配信する際に利用される利用者情報等を記憶する学習ユーザ情報記憶部332,各携帯情報端末4で学習する学習レベル別のコンテンツデータを記憶する学習データ記憶部333、及び利用者が情報処理装置1や携帯情報端末4で学習した結果、これらの学習装置から転送されてきた、学習した内容や利用者の解答等を記憶する学習結果記憶部334とから構成される。
【0031】
<携帯情報端末の構成>
携帯情報端末4は、前記した情報処理装置1とほぼ同じ構成を持つが、その携帯性から記憶容量や大きさが小さい。したがって、表示部42には、小型、軽量、小電力性能を有するLCDが利用され、入力部43には、キーボード,タッチパネル,ジョグダイヤルなどが利用され、記憶部45には、フラッシュメモリ,ICカードなどの比較的小容量の半導体メモリが利用される。
記憶部45は、情報処理装置1と同様の構成を有するが、記憶容量が少なくてすむ携帯情報端末用の学習プログラム,学習用データ,及び学習結果をそれぞれ記憶する携帯用学習プログラム記憶部451,携帯用学習データ記憶部452,及び携帯用学習結果記憶部453とから構成される。
【0032】
<コンテンツサーバの構成>
コンテンツサーバ2は、提供する学習コンテンツを記憶しているコンテンツデータ記憶部と、この発明の他の構成要素と同様の機能を有する制御部及び通信部とから構成される。
【0033】
<学習支援システムの学習処理の概要>
図2に、この発明の学習支援システムの処理の流れの概略説明図を示す。
情報処理端末1は、パソコン等が利用されるので、種々のプログラムが搭載できるが、これに学習プログラムと学習のための教材(問題、辞書)などの学習データとを搭載することにより、いわゆる学習装置として構成される。
【0034】
以下、この学習プログラムと学習データとを合わせて、学習コンテンツ101と呼ぶことにする。この学習コンテンツ101は、利用者がCD−ROM等の記憶媒体を購入することにより入手してもよく、また、教育事業者のコンテンツサーバ2からネットワークを介してダウンロードして入手してもよい。
【0035】
図2には、学習管理サーバ3を介して、学習コンテンツを入手する経路を示している。ここで、学習コンテンツ311は、学習管理サーバ3の中に記憶しておいてもよい。
情報処理装置1には、学習するのに必要な最小構成のプログラムと教材とを、学習管理サーバ3の学習コンテンツ311からダウンロードするようにすれば、情報処理装置1側の記憶容量の節約をすることができる。
【0036】
また、情報処理装置1が複数台有る場合に、コンテンツサーバ2から入手した学習コンテンツすべてを、すべての情報処理装置1にダウンロードする必要はなく、学習管理サーバ3の一ヶ所だけにダウンロードすればよいので、初期導入の手間が省略でき、利用者の負担が軽減できる。学習コンテンツを学習管理サーバ3の一ヶ所で管理記憶するようにすれば、提供される学習コンテンツの更新があった場合も学習管理サーバ3の中の学習コンテンツ311を更新するだけでよい。
【0037】
また、情報処理装置1側に記憶される学習コンテンツ101を更新する必要がある場合も、サーバ3の学習コンテンツ311の更新があったときに、情報処理装置側の学習コンテンツ101も自動的に更新するような機能を学習管理サーバ3側に設ければ、利用者の負担を軽減できる。
【0038】
また、情報処理装置1では、前記したように利用者が学習した内容や利用者の解答、誤答内容、誤答回数あるいは学習の途中経過(どこまで済んだかの情報)などの学習情報102が記憶部15に記憶されるが、この学習情報を学習管理サーバ3に転送する。この転送は、利用者の指示入力に基づいて意図的に行ってもよく、また、学習終了の所定の操作の後に自動的に行ってもよい。情報処理装置1から転送された学習情報は、学習管理サーバ3の記憶部33に学習情報301として記憶される。
【0039】
一方、携帯情報端末4も、同様に学習装置として構成されるが、その記憶部45には、学習コンテンツ401と学習情報402が記憶される。携帯情報端末4の学習コンテンツも、情報処理装置1の学習コンテンツと同様にコンテンツサーバ2から入手してもよく、学習管理サーバ3に記憶(学習コンテンツ312)してもよい。
【0040】
また、携帯情報端末4で学習された結果などの学習情報402は、学習管理サーバ3の記憶部33に、学習情報302として記憶される。
【0041】
ここで、利用者が情報処理装置1で学習した後、その学習情報102が、学習管理サーバ3に学習情報301として転送された場合を考える。この状態において、同じ利用者が携帯情報端末4で学習するために、携帯情報端末Aを学習管理サーバ3に接続したとすると、学習管理サーバ3に記憶されていた学習情報301が、携帯用の学習情報402として携帯情報端末Aにダウンロードされる。そして、このダウンロードされた携帯用学習情報402を用いて、利用者は携帯用学習プログラムに基づいて学習を行う。
【0042】
このとき、携帯情報端末4によって、利用者は、情報処理装置1で学習した結果を含む学習情報402を用いて、情報処理装置1で行っていた学習を継続して行うことができるので、学習を途中で中断した場合であっても、時間的、位置的な制限を受けることなく、継続学習をすることができ、学習の効率を向上させることができる。
【0043】
逆に、携帯情報端末4で学習した後、その学習情報402を学習管理サーバ3に転送することにより、情報処理装置1によって、携帯情報端末4で学習した結果を含む学習情報402,302を用いて、継続学習をすることができる。
【0044】
また、図2では、学習管理サーバ3に記憶する学習情報を、別々に学習情報301と302として記憶する実施例を説明したが、学習管理サーバ3の中では別々に記憶せずに、利用者の1つの学習情報として記憶してもよい。
学習管理サーバ3で1つの学習情報として管理しておけば、携帯情報端末4で学習した後、異なる時間と位置で、再度携帯情報端末4により継続学習をすることが可能である。
【0045】
また、学習ユーザ情報記憶部332に、予め複数の利用者を登録しておくことで、その利用者ごとに継続学習をすることもできる。たとえば、3人の利用者A,B,Cが、情報処理装置1を共有し、それぞれの学習プログラムを利用して学習をし、さらにその利用者ごとに携帯情報端末4を持っている場合を考える。
【0046】
この場合、利用者A,B,Cごとに、それぞれの利用者情報を予め学習ユーザ情報記憶部332に登録しておく。利用者情報とは、たとえば、利用者の学習者名、通信先情報(携帯情報端末のメールアドレス、携帯電話の電話番号など)、学習レベルなどからなる。
また、学習管理サーバ3の学習コンテンツ312には、利用者A,B,Cごとに学習プログラム及び学習データを記憶する。さらに、学習管理サーバ3の学習情報302も、利用者A,B,Cごとにその学習情報を記憶する。
【0047】
そして、たとえば利用者Aが、自己の携帯情報端末4で学習管理サーバ3に接続した場合には、学習配信管理プログラム記憶部331に記憶された学習配信プログラムにより、その利用者A自身の学習コンテンツ312や学習情報302が利用できるように制御する。
【0048】
このとき、利用者Aの学習レベルに対応させて異なる学習コンテンツを利用者Aの携帯情報端末Aに配信するようにしてもよい。このように、利用者情報等を学習管理サーバ3で管理すれば、情報処理装置1を複数人の利用者で共有して個々に異なる学習をする場合でも、それぞれの携帯情報端末4でそれぞれ自身の継続学習をすることができる。
【0049】
また、情報処理装置1で学習をするのではなく、問題の作成を行い、この問題を各携帯情報端末4の所有者ごとの学習情報として、学習管理サーバ3に転送するようにすれば、同じ問題を複数の携帯情報端末4の所有者に配信することができる。
この場合、たとえば、情報処理装置1を学習塾に置き、その塾生が、携帯情報端末4を所有することで、1対nの簡易学習システムを構成することができる。すなわち、複数の塾生に対して、予習や復習のための同一の問題やテストの予告などを配信するという同報通信と、この同一問題に基づいて複数の塾生が学習した結果を含む学習情報を、学習管理サーバ3に転送することにより返信の集中管理を行うことができる。
【0050】
<学習支援システムを利用した学習の流れ>
図3に、この発明の学習支援システムを利用した学習の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、一利用者が、コンテンツサーバ2を所有するコンテンツプロバイダから、学習コンテンツとして単語帳学習のための「単語帳プログラム」及び「単語帳学習問題等の教材」を購入して、情報処理装置1で学習した後、その利用者の携帯情報端末4で継続学習をする場合について説明する。
【0051】
ただし、学習コンテンツは、これに限るものではなく、前記したように、専門用語、歴史年表、地名、数学公式、資格取得教材などの勉強に必要な学習コンテンツでもよい。学習管理サーバ3は、利用者が加入もしくは契約しているプロバイダが提供するサーバとし、利用者のユーザ認証をした後に、利用者はサーバの一機能として提供されるこの発明の学習支援機能を利用することができるものとする。
【0052】
まず、ステップS101において、コンテンツプロバイダは、単語帳学習の「学習コンテンツ」をそのコンテンツサーバ2に入稿する。
ステップS102において、利用者は、契約プロバイダを通して、入稿された単語帳学習の「学習コンテンツ」を購入する。このときの購入方法は、インターネットを介した電子決載システムを利用することができるが、インターネットを介さずに、郵便や店舗販売によって購入してもよい。
【0053】
契約プロバイダを通して学習コンテンツを購入した場合は、その学習コンテンツがコンテンツサーバ2からプロバイダが提供する学習管理サーバ3の記憶部33に、学習コンテンツ(311,312)として、ダウンロードされる。
【0054】
ステップS103において、学習コンテンツを購入した利用者が所有する情報処理装置1からの要求に応答して、学習管理サーバ3の制御部は、ダウンロードした学習コンテンツ311の全部あるいは一部を情報処理装置1に転送する。
ここで一部の学習コンテンツ311を転送する場合に、どの部分を転送するかは予め学習コンテンツ311に設定されているが、あるいは、情報処理装置からの指示によって決定するようにしてもよい。転送された学習コンテンツは、情報処理装置1の記憶部15に学習コンテンツ101として格納される。
【0055】
一方、携帯情報端末用の学習コンテンツ312も、同様に、その利用者所有の携帯情報端末4に全部又はその一部が転送され、学習コンテンツ401として記憶部45に格納される。
【0056】
ステップS104において、利用者は、情報処理装置1に転送されてきた「学習コンテンツ」を利用できるように、情報処理装置1にインストールする作業や設定などを行い、学習プログラム及び学習データを利用できる形態として組み込む。すなわち、この作業により、情報処理装置1は、単語帳の学習装置として機能するように構成される。
【0057】
ステップS105において、利用者は、情報処理装置1に組み込まれた学習コンテンツを利用して単語帳の学習をする。この学習自体は、情報処理装置単独で行われ、学習管理サーバ3は直接関与しない構成をとることができる。また、学習コンテンツの一部のみが転送された場合などでは、必要に応じて学習管理サーバ3と通信を行うことにより所定のデータを入手するなどして学習をするようにしてもよい。
図4に、単語帳学習の実行中において、情報処理装置1の表示部12に表示される表示画面の一実施例を示す。
【0058】
利用者が学習を途中で中断した場合、ステップS106において、その中断時点の学習結果記憶部153に記憶されている学習情報102、すなわち「未習得単語帳データ」を、情報処理装置1の制御部が、学習管理サーバ3へ転送する。この「未習得単語帳データ」は、図2に示した情報処理装置の学習情報301として、学習管理サーバ3の記憶部33に格納される。
【0059】
ステップS107において、学習管理サーバ3は、未習得単語帳データ301を、その利用者の携帯情報端末4へ転送する。携帯情報端末4では、転送されてきたデータは、学習情報402として格納される。
【0060】
ステップS108において、利用者は、転送されてきた学習情報402、すなわち、情報処理装置1で一旦中断された状態の学習内容を用いて、携帯情報端末4で継続的に単語帳の学習を再開する。
図5に、携帯情報端末4での単語帳学習の実行中に表示部42に表示される表示画面の一実施例を示す。
利用者は、固定された位置の自宅等ではなく、時間及び位置に拘束されることなく、たとえ移動中であっても、継続学習をすることができる。
【0061】
利用者が、携帯情報端末4で単語帳学習を終了あるいは中断した場合、ステップS109において、その終了時または中断時の「未習得単語帳データ」である学習情報402を、学習管理サーバ3へ転送する。学習管理サーバ3では、この学習情報402は、携帯情報端末の学習情報302として記憶される。
【0062】
次に、ステップS110において、利用者は、自宅等の情報処理装置1で学習を再開、あるいは携帯情報端末4で学習した結果を情報処理装置1内に取り込むために、情報処理装置1を学習管理サーバ3に接続し、携帯情報端末の学習情報302を、情報処理装置1にダウンロードする。
【0063】
ステップS111において、学習情報302の内容を、情報処理装置1の記憶部15の学習データ記憶部152と学習結果記憶部153に反映し、学習回数や解答の正答、誤答などの学習情報102を更新する。
【0064】
ステップS112において、更新された学習情報102を用いて、利用者は学習を再開するか、あるいは、学習進捗度などの学習管理データの確認を行う。学習を再開した場合は、さらに携帯情報端末4で継続学習をするために、再開学習をした後の学習情報102を学習管理サーバ3に転送してもよい(ステップS113)。
ステップS113の後は、たとえば、ステップS107へ戻れば、学習を継続することができる。
【0065】
以上の実施例の処理によれば、たとえ利用者が学習を途中で中断しても、情報処理装置1と携帯情報端末4とを用いて継続学習が可能であり、時間的、位置的な拘束を受けずに学習ができるので、その利用者にとって効率的な学習が可能である。
【0066】
また、図3の処理の中で、ステップS106,S107,S109,S110及びS113では、学習管理サーバ3に対して、学習情報を転送したり、学習情報を取り出したりしているが、このように学習管理サーバ3はアクセスした結果、学習管理サーバ3に記憶されている学習情報が更新される場合には、学習管理サーバ3を所有するプロバイダが所定の金額を課金徴収するようにしてもよい。同様に、学習プログラムや学習データなどの学習コンテンツの更新を行った場合や、学習管理サーバに接続して学習を行う場合にも、学習管理サーバを所有するプロバイダが、課金徴収をするようにしてもよい。
【0067】
<その他の実施例の形態1>
以上の実施例では、コンテンツプロバイダから購入した学習コンテンツを情報処理装置1に転送して情報処理装置1で学習した後に、その学習を携帯情報端末4で継続する場合を示したが、逆にまず携帯情報端末4で学習した後に、その学習を情報処理装置1で継続して学習するようにしてもよい。
【0068】
<実施例の形態2>
また、通常は携帯情報端末4のみを用いて学習をし、常に新しい携帯情報端末の学習結果を含む学習情報を学習管理サーバ3に格納しておいて、次回の携帯情報端末4での学習に反映して継続的に学習をするようにしてもよい。この場合には、定期的、たとえば、1日ごと、1週間ごと、あるいは1月ごとに、学習管理サーバ3に蓄積された携帯情報端末の学習情報302を、情報処理装置1に自動的に転送する機能を、学習管理サーバ3に設けてもよい。
【0069】
<実施例の形態3>
また、利用者がプロバイダから「ニュースコンテンツ」を定期的に購入している場合、そのニュースコンテンツが情報処理装置1にメール等を通して転送されてきたときに、そのニュースコンテンツを学習データの一部として組み込み、情報処理装置1及び携帯情報端末4での学習に利用してもよい。
たとえば、ニュースコンテンツに英文が含まれている場合、その英文を単語学習用データの一部として組み込むことにより、さらにバリエーションに富んだ学習問題を作成できる。
【0070】
さらに、情報処理装置1や、携帯情報端末4において、利用者が自ら文字等を入力することにより、単語学習用データとして例文や学習に必要な情報を作成してもよい。これにより、利用者の自らの意思で入力した情報をもとに学習問題を作成することができるので、その利用者にとってより効率的な学習が可能となる。
【0071】
<情報処理装置の具体的構成と学習処理の実施例>
以下に、情報処理装置1の具体的構成と学習処理の一実施例について説明する。ここでは、情報処理装置1を、学習装置と呼ぶ。
図6に、この発明の学習装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
ここでは、学習装置として、英単語やその英単語を用いた文を学習する場合について説明するが、これに限られるものではなく、コンピュータ用語,法律用語などの専門用語の学習にも適用できる。
また、この発明の学習装置は、単体の装置として実現することもできるが、市販されている電子辞書装置の一機能,デスクトップパソコン,ノート型パソコン,PDAなどの携帯情報端末,データ通信機能を有する携帯電話などの各種形態の情報機器に、専用のアプリケーションプログラムを格納することにより実現することができる。
【0072】
表示部12は、LCD,EL,CRTなど各種表示装置を用いることができ、学習に利用する情報を利用者に視覚的に表示するものである。
入力部13は、キーボード,マウス,タッチパネル,トラックボール及びペンなどの各種入力装置を用いることができるが、その他に、手書き文字入力や携帯電話のボタンによる各種文字・記号の入力,音声入力などが可能な機能を備えてもよい。
【0073】
通信部14は、単語学習そのものに必須の構成ではないが、学習したい単語を、コンテンツプロバイダ,外部サーバなどから通信によって入手する場合や、学習問題や結果を双方向通信する場合に用いられる。
したがって、通信部14は、無線LAN,Bluetoothなどの無線通信機能や、電話回線,イーサネットLAN,ISDN,ADSLなどの回線接続機能を備えたものである。
【0074】
記憶部15は、ROM,RAMなどの半導体メモリ、ICカード,ハードディスクなどの記憶装置,CD−R/CD−RW,MO,MDなどの可搬型記憶媒体などが用いられる。
記憶部15は、この発明の学習装置の各機能を実現するための学習プログラムを記憶する学習プログラム記憶部151,利用者が単語等を学習するための情報(単語帳データ,例文,問題文など)を記憶する学習データ記憶部152、及び利用者が学習した結果を記憶する学習結果記憶部153とからなる。
【0075】
ここで、学習プログラム記憶部151は、ROMなどの読み出し専用の半導体メモリを用いることが好ましいが、学習する対象を変更できるようにするために、書き換え可能なRAMやICカードを用いてもよい。
さらに、学習プログラムは、通信部14を介して、遠隔地のサーバやコンテンツプロバイダからダウンロードすることによりフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶媒体に格納するようにしてもよい。
【0076】
学習データ記憶部152,学習結果記憶部153は、いずれも利用者ごとに異なるデータを記憶するものであり、RAMやハードディスクなどの書き換え可能な記憶媒体を用いることができる。
学習結果記憶部153に記憶される情報は、後述するように、たとえば、辞書引きをした日付(以下、登録日),持出日,修得確認チェック欄,修得日,辞書引き(登録)回数などから構成される。
【0077】
制御部11は、この発明の学習装置の機能を実行する部分であり、CPU,ROM,RAM,タイマー,I/Oコントローラなどの要素からなるいわゆるマイクロコンピュータによって実現される。学習装置の各機能は、学習プログラム記憶部に記憶されたこの発明の学習プログラムに基づいて、CPUが表示部12,入力部13,記憶部15,通信部14を制御することにより実現される。
【0078】
この発明において、学習するためのデータを取得する機能について説明する。
図7に、この発明の学習装置のデータファイル生成機能の概略フローチャートを示す。
ここでは、英文の文章を表示部12に表示させている状態で、利用者が、この英文を読む場合や翻訳する場合を例として説明する。
【0079】
まず、表示部12に表示された英文の中で、利用者が、日本語訳を知りたい英単語があった場合、その英単語を指定して辞書引き機能を起動させる(ステップS1)。
次に、指定された英単語を、「検索単語ファイル」の中に、見出し語として格納する(ステップS2)。
【0080】
図8に、この発明の「検索単語ファイル」の一実施例の内容を示す。
たとえば、表示された文“This is a pen”の中で、利用者が、“pen”の部分を指定して反転表示させた後、所定のキーを入力すると、辞書引き機能のプログラムが起動されて、図8に示すように“pen”が見出し語として検索単語ファイルの中に格納される。
検索単語ファイルは、見出し語,訳語,品詞,登録日などから構成されるがこれに限るものではない。学習に必要な情報を同時に登録するようにしてもよい。
【0081】
次に、ステップS3において、指定された単語を含む1つの文全体を取得して、「例文ファイル」に格納する。
例えば、指定単語である“pen”を含む文“This is a pen”が、例文ファイルに格納される。
さらにステップS4において、見出し語に対応する翻訳を抽出する辞書引き処理により、見出し語に対する情報を、「辞書データファイル」として格納する。
たとえば、見出し語“pen”については、図9に示すような情報が格納される。
【0082】
ここで、<見>,<品>などは、その後に示された情報内容の略語であり、</>の記号は情報内容の終了の区切りを示すものである。
たとえば、<見>は、その後に見出し語が示されていることを示す略語である。
<品>は品詞、<訳>は訳語,<用英>は英文の用例,<用訳>は用例の訳語をそれぞれ示す略語である。
【0083】
次に、ステップS5において、図9の「辞書データファイル」を用いて、学習に利用する最小構成の検索単語ファイルと単語帳ファイルを作成する。
図10に、単語帳ファイルを作成する前の「単語帳格納バッファ」の内容の一実施例を示す。
図10は、図9に示したpenについての「辞書データファイル」のうち、訳語<訳>の先頭部分を抽出したものを示している。
すなわち、<訳>1,<訳>2,<訳>3に続く、「ペン」,「文筆業」,「文体」という語を抽出して、見出し語“pen”のうしろに列記したものである。
【0084】
この「単語帳格納バッファ」の内容を登録する指示がされた場合には、訳語の内容がその見出し語に対する品詞と登録日とともに、図8に示すように「検索単語ファイル」の中に登録される。
この後、単語帳作成更新機能のプログラムが起動され、図12に示すような単語帳ファイルが作成される。
【0085】
図12において、「持出日」とは、その見出し語を、学習のために持出した日を意味し、持出すとは、たとえば、ICカードのような可搬型メモリに見出し語とその訳語及び関連情報を格納したり、ネットワークを介して、他の情報端末や学習用サーバに取り出したりすることを意味する。
【0086】
「チェック欄」とは、すでにその単語を修得(記憶完了)したか否かを示す欄であり、“◎”が付与されている場合は、すでに修得済であることを意味し、修得日にその修得した日付が格納されている。
チェック欄に何も登録がない場合は、まだ未修得であることを示し、学習のために出題すべき単語であることを意味する。「出現頻度」は、利用者が辞書引きなどの検索した回数を意味する。
【0087】
図11は、この発明の単語帳ファイルの一実施例を示したものであるが、図8の「検索単語ファイル」を利用して、図12の単語帳ファイルを作成する前の単語帳ファイルを示したものである。
単語帳ファイルの作成更新処理については後述するが、図11に示す状態のときに、新たに図8に示す3つの単語の登録をしようとする場合には、“ball”と“pen”についてはすでに登録済であるので、出現頻度が1を加算して更新され、“desk”については新規登録として登録され、出現頻度が1に設定される。
【0088】
以上が、この発明のデータファイル生成機能の概略フローチャートであるが、これにより作成された検索単語ファイルや単語帳ファイルは、学習用の問題を作成するプログラムに引き渡される。学習問題作成プログラムでは、単語帳ファイルに格納された情報を用いて、適切な問題を適切な順序で自動的に作成し、利用者に提示することになる。
【0089】
次に、ステップS3に示した例文ファイルの取得処理の一実施例について説明する。
図13に、この発明の例文ファイルの取得処理(図7のステップS3)のフローチャートを示す。
図13のフローチャートを実行すると、たとえば図14に示すように、辞書引き対象となった“appropriate”を含む文“It translates English sentences into appropriate Japanese.”が、“appropriate”の例文として取得され、例文ファイルに格納される。
【0090】
図13において、辞書引きまたは訳振りの対象文字列(以下、文字列Sと呼ぶ、図14では“appropriate”)を、表示部12に表示されている文章の先頭から順に走査する(ステップS11)。
次に、文境界パターンが辞書引きまたは訳振りの対象文字列に含まれるか否かをチェックする(ステップS12)。
【0091】
文境界パターンとは、文と文の境界を示すパターンはある程度決まっているので、そのパターンを予め設定登録したものである。たとえば、英文の場合は、「文末記号」+「空白」+「先頭大文字単語」の組合せからなるパターンである。ここで「文末記号」とは、たとえば、ピリオド(.),?,!などである。
また、日本文の場合は、「文末記号(。,?または!)」を、文境界パターンとして用いることができる。
文境界パターンは、文頭位置格納バッファに格納される。文頭位置格納バッファとは、走査のときに発見された文頭の文境界パターンを一時的に格納するメモリである。
【0092】
次に、文境界パターンが含まれていない場合は、ステップS17へ進み、文字列Sの前に、文字列があるか否かチェックする。
そして、文字列がある場合は、その文字列Sの前のN文字分を拡張し(ステップS18)、ステップS12へ戻る。
ここで拡張するとは、辞書引きまたは訳振りの対象文字列を、最初にユーザが反転した文字列に隣接する文字列をさらに取得することを意味する。
ステップS17で文字列Sの前に文字がない場合は、文字列Sが文頭であるので、ステップS19へ進み、文字列Sの位置を文頭位置格納バッファに格納し、ステップS14へ進む。
【0093】
ステップS12において、文境界パターンが、文頭位置格納バッファに含まれている場合、文境界パターンのうち先頭大文字単語を、文頭位置格納バッファに格納する(ステップS13)。
図14に示した文では、“program. It”の部分において、大文字単語である“It”が格納される。
【0094】
次に、ステップS14において、ステップS13で判定した「先頭大文字単語」のうしろに文境界パターンが含まれるか否かチェックする。
文境界パターンがなければ、文字列Sのうしろに、文字列があるか否かチェックする(ステップS20)。
文字列がある場合は、ステップS21へ進み、このうしろの文字列のN文字文を拡張し(ステップS21)、ステップS14へ戻る。
ステップS20において文字列がない場合は、文字列Sの最終位置を文末位置格納バッファに格納し(ステップS22)、ステップS16へ進む。ここで、「文末位置格納バッファ」とは、取得された文の文末位置の情報(たとえばピリオド,?,!)を一時的に格納するメモリである。
【0095】
ステップS14において文境界パターンが含まれる場合は、ステップS15へ進み、「文末記号」を文末位置格納バッファに格納する。図14に示した文では、“Japanese”のうしろのピリオドが格納される。そして、文頭位置格納バッファから、文末位置格納バッファまでの間に位置する文字列を、例文ファイルに格納する。(ステップS16)。
図14に示した文では、“appropriate”から前後に、N文字ずつ拡張しながら、文頭位置の“It”と、文末位置のピリオド(“Japanese.”のピリオド)とを抽出し、この間の文字列を1つの文と判断して、“It translates English sentences into appropriate Japanese.”という文が取得される。
【0096】
以上の処理により、辞書引きがされた単語(appropriate)を含む文が抽出され、例文として記憶されることになるが、この例文は、学習時における出題文として利用される。一般に、学習のために出題される例文は、予め辞書に格納されている参照例文や、出題者が予め独自に作成したものが用いられることが多い。
しかし、利用者が自らの意思で辞書引きした単語を含む文は、利用者の目に一度はふれており、印象に残っている可能性が高いので、学習用例文としては、辞書の参照例文よりも、自ら辞書引きした単語を含む文を提示した方が、学習効果が向上すると考えられる。
【0097】
次に、図7のステップS5に示した単語帳ファイル等の作成処理について説明する。
この作成処理を実行することにより、図9に示した辞書データファイルから、図8に示す検索単語ファイルと図12に示す単語帳ファイルとが作成される。
図15に、ステップS5に示したこの発明の単語帳ファイル等の作成処理のフローチャートを示す。
まず、ステップS31において、辞書データファイルの内容を作業用のメモリ領域に読み出す。ここで、行数を示す変数nを、1に初期化する。
次に、ステップS32において、辞書データファイルの中の注目するn行目が最終行か否かチェックする。最終行でなければ、ステップS33へ進み、注目するn行目を1行分だけ取り出す。
【0098】
取り出した1行のデータについて、「データ開始タグ」が存在するか否かチェックする(ステップS34)。
ここで「データ開始タグ」とは、予め設定されるタグであり、たとえば図9に示すような<訳>が開始タグとして設定されているものとする。
図9では、1行目及び2行目には<訳>はなく、3行目に存在することが確認される。
【0099】
「データ開始タグ」が存在しない場合、次の行を確認するためにnにn+1をセットし(ステップS38)、ステップS32へ戻る。
「データ開始タグ」が存在する場合は、ステップS35へ進み、「データ終了タグ」が存在するか否かチェックする(ステップS35)。ここで、「データ終了タグ」とは、予め設定されるタグであり、たとえば、図9に示すような</>が終了タグとして設定されているものとする。
【0100】
終了タグが存在しない場合は、ステップS38に進む。
終了タグが存在する場合は、ステップS36へ進み、データ開始タグからデータ終了タグまでの間のデータを単語帳格納バッファに格納し、ステップS38へ進む。たとえば、3行目にはデータ終了タグが存在するので、<訳>1 ペン〔万年筆・ボールペン〕</>というデータが単語帳格納バッファに格納される。
このようなステップS32からS38までの処理を繰り返した後、ステップS32において、最終行であると判断されたとき、ステップS37へ進み、単語帳格納バッファの内容を整理する。
【0101】
単語帳格納バッファの内容を整理するとは、単語帳データとして必要な情報のみを抽出することを意味する。
図9に示した辞書データファイルについて考えると、<訳>というデータ開始タグと、</>というデータ終了タグではさまれたデータが取り出され、単語帳格納バッファには、
<訳>1 ペン〔万年筆・ボールペン〕</>
<訳>2 文筆業、ペン;</>
<訳>3 文体;文筆の才</>
という3つのデータが格納される。
【0102】
ここで、格納された情報すべてを、学習用の単語帳データとして利用してもよいが、各語義の先頭訳語だけ(ペン,文筆業,文体)や、先頭語義の先頭訳語だけ(ペン)など、利用者にとって必要なデータだけを抽出したものを単語帳データとして利用してもよい。このように情報量を制限するのは、少ない記憶量しか持たない携帯端末の場合に有効である。
【0103】
そこで、ステップS37において、各語義の先頭語義だけを抽出して整理するものとすると、図10に示すような情報(pen,ペン;文筆業;文体)が、単語帳格納バッファに格納される。
次に、ステップS39において、この単語帳格納バッファの内容を検索単語ファイルに登録する処理を行う。ここでは、検索対象となった見出し語(pen)に対する「訳語」,「品詞」及び「登録日」が登録される。
【0104】
さらに、ステップS40において、検索単語ファイルの内容を利用して、図12に示したような単語帳ファイルを作成更新する。
ここでは、すでに作成済の単語帳ファイルが存在する場合には、その内容を考慮して、新規見出し語の場合は追加され、既格納見出し語の場合は出現頻度の欄に1が加算される。
【0105】
図16に、ステップS40の単語帳ファイルの作成更新処理の詳細フローチャートを示す。
この処理により、図12に示すような単語帳ファイルが作成または更新される。
まず、ステップS51において、既存の単語帳ファイルを、制御部11の作業メモリ領域に読み込む。
【0106】
単語帳ファイルは、この発明の学習装置の記憶部15に記憶されているか、あるいは、ICカードなどの可搬型のメモリや、ネットワークを介してサーバや他の情報端末などから記憶部15にダウンロードしてもよい。
なお、単語帳ファイルに一つも単語が登録されていないときは、読み込む内容な何もないが、ステップS54以降の処理によって、新たに単語帳ファイルが作成される。以下の実施例では、図11に示すような単語帳ファイルが読み込まれたものとする。
【0107】
ステップS52において、図8に示したような検索単語ファイルを制御部11の作業メモリ領域に読み込む。ここで検索単語ファイルには利用者が新たに検索した単語のリストが格納されている。
ステップS53において、検索単語ファイルの単語を一つずつカウントするための番号mを初期化する。ここでm=1とする。
【0108】
次に、ステップS54において、検索単語ファイルの中に、m番目の単語が存在するか否かチェックする。m番目の単語が存在しない場合は、ステップS55へ進み、単語帳ファイルを表示して、処理を終了する。たとえば、図8では、3つの単語が存在するので、m=4のときは単語帳ファイルを表示して、処理を終了する。また、検索単語ファイルの中に単語が存在しないときも同様に処理を終了する。
【0109】
ステップS54で、m番目の単語が存在するときは、ステップS56へ進み、単語番号mのデータDを選択する。たとえば、m=1のとき、図8では、「見出し語」=“ball”がデータDとして選択される。
次に、ステップS57において、データDが、単語帳ファイルに存在するか否かチェックする。
ここで、検索単語ファイルの「見出し語」,「訳語」及び「品詞」と同じ単語が、単語帳ファイルの中にあるか否かチェックされる。
【0110】
図8において、m=1のときは、「ball」,「ボール;球技」,「名詞」というデータに一致可能な単語が、図11の単語帳ファイルの中にあるか否かがチェックされる。データDがない場合は、ステップS59へ進み、データDを新規登録するために、単語帳ファイルに追加する。また、単語帳ファイルのデータDに対するチェック欄,修得日及び出現頻度の欄を初期化する(ステップS60)。
【0111】
前記したデータDの“ball”については、図11の中にはないので、ステップS59の処理により単語帳ファイルに新規登録する。
この登録語、単語帳ファイルは、図12に示すように、単語ballについての見出し語,訳語,品詞,登録日が追加されることになる。
また、ステップS60の初期化により、チェック欄には“マークなし”、修得日には“入力なし”、出現頻度には1が設定される。
【0112】
ステップS60の後、ステップS64へ進み、次の単語を調べるために番号mを1だけ増加させ、ステップS54へ戻る。
ステップS57においてデータDが単語帳ファイルに存在する場合、ステップS58へ進み、単語帳ファイルの中のデータDのチェック欄に修得マーク“◎”があるか否かチェックする。
修得マーク◎がない場合は、ステップS63へ進み、データDの出現頻度に1を加算する。すなわち、データDについて辞書引き操作が新たに行われたということで、出現頻度をカウントアップすることにより、学習する必要性が1ランク高くなったことを意味する。
【0113】
たとえば、図8の検索単語ファイルにおいて、m=2のとき調査対象となるデータDは“boy”であるが、見出し語“boy”のデータはすでに図11の単語帳ファイルにあり、チェック欄に修得マークもないので、ステップS58及びS61により、出現頻度に1が加算され、図12に示すように“boy”の出現頻度は2となる。
【0114】
また、ステップS58において、修得マーク◎がある場合は、ステップS61へ進み、警告表示をする。警告表示をするのは、すでに修得マークが付与されているにもかかわらず辞書引き操作をしたということになり、まだ十分には習得していない可能性があるからである。
警告表示は、たとえば、「既に覚えていると言っているのに辞書引きされた。覚えたチェックは解除しておく」という旨のメッセージを、表示部に表示すればよい。
【0115】
次に、ステップS62へ進み、このデータDの修得マーク◎を削除すると共に、修得日も削除する。さらにステップS63において、出現頻度に1を加算する。
たとえば、図8の検索単語ファイルにおいて、m=3のとき、調査対象となるデータDは“pen”であるが、見出し語“pen”のデータはすでに図11の単語帳ファイルにあり、チェック欄に修得マーク◎があるので、ステップS58,S61,S62,S63の処理により、図12に示すように見出し語“pen”のチェック欄、修得日は空白となり、出現頻度は2となる。
【0116】
以上のようにして、検索単語ファイルの中のすべての単語について単語帳ファイルの作成または更新が行われ、ステップS55により、単語帳ファイルが表示部に表示される。単語帳ファイルの表示は、利用者に確認をとるためのものであり、この表示を見て、利用者が内容を修正したり、必要なければ意図的に削除するようにしてもよい。
【0117】
この単語帳ファイルの内容を用いて、学習用問題が作成されることになる。ここで、出現頻度が各単語ごとに設定されているため、出題の優先順位を制御でき、出現頻度の高い単語を先に出題させることにより利用者の学習効率を上げることができる。
【0118】
上記の実施例において、図7,図15及び図16のフローチャートでは、辞書引き機能により、図8に示す検索単語ファイルの作成から、図12に示す単語帳ファイルの作成更新までを行うような処理を説明したが、これに限るものではない。
【0119】
たとえば、利用者が辞書引き操作をしたときには、図8に示す検索単語ファイルや、例文ファイルを作成するだけに留め、学習機能を実行させたときに、図16に示す単語帳ファイルの作成更新処理をするようにしてもよい。
すなわち、図15に示した処理においてはステップS40の処理を行わず、学習装置の学習機能プログラムの中でステップS40の単語帳ファイルの作成更新処理をするようにしてもよい。
【0120】
これは、利用者が辞書引きをする情報端末と、学習用端末が別々であり、辞書引きをする情報端末の記憶容量が少ない場合に有効である。
このとき辞書引きをした情報端末では、記憶容量が少なくて済む図8に示した「検索単語ファイル」のデータが作成されるが、このデータをICカード等の可搬型メモリに格納して、あるいはネットワークを介して、学習用端末の記憶部に転送することができる。
【0121】
したがって、利用者が辞書引き操作により取得した「検索単語ファイル」のみを可搬型メモリなどを介して自由に持ち出し、ステップS40の処理を備えた他の学習用端末に組み込むことで、利用者はどこでも学習をすることができる。
特に、学習用端末が、携帯型の情報端末や携帯電話である場合には、移動中など時間,場所を問わずに学習をすることができ、学習効率を向上できる。
【0122】
次に、以上のようにして作成された単語帳ファイルを利用して、単語テストの問題を出題する処理の一実施例について説明する。
図17に、出題の優先順位を決める基準項目の一実施例を示す。ここでは、基準項目として、「出題頻度N1」,「難易度N2」,「回答に要する時間N3」,「修得に要する日数N4」の4つを示しているが、これに限るものではない。
【0123】
これらの基準項目の各値は、利用者が設定できるようにしてもよい。
ここで「難易度N2」は、前記した単語帳ファイルの情報には含まれていないが、たとえば訳振り結果や辞書引き結果から取得することができる。
「回答に要する時間N3」は、表示部に問題文を表示してから、利用者が回答を入力するまでの時間をタイマーで計測したものを用いればよい。
また、この時間N3としては、前回のテスト時の計測値を保存しておくことが好ましい。
「修得に要する日数N4」は、修得マーク◎が付与された「修得日」と「登録日」との差により求めることができる。
【0124】
図18に、この発明の出題処理の一実施例のフローチャートを示す。
まず、ステップS81において、単語帳ファイルから、単語テストデータを1行分読み込む。
次に、その単語テストデータが、未出題か否かチェックする(ステップS82)。
【0125】
未出題でなければステップS83へ進み、未修得データか否かチェックする。未修得データならば、ステップS89へ進み、単語テストデータを優先出題テストバッファに格納する。
ここで、優先出題テストバッファとは、単語テストデータを一時的に格納しておく領域であり、ここに格納された順番に単語テストの出題が行われる。
【0126】
未修得データでなければ、回答までに要した時間がN3秒以上か否かチェックする(ステップS84)。
N3秒以上であればステップS89へ進み、そうでなければステップS85へ進む。
【0127】
ステップS85では、登録から修得までに要した日数がN4日以上か否かチェックし、N4日以上ならステップS89へ進み、そうでなければステップS81へ戻る。
【0128】
また、ステップS82で、未出題データであれば、ステップS86へ進み、出現頻度がN1回以上か否かチェックする。
出現頻度がN1回以上ならばステップS89へ進み、そうでなければステップS87へ進む。
ステップS87では、単語テストデータの難易度がN2以上か否かチェックし、難易度がN2以上ならばステップS89へ進み、そうでなければステップS88へ進む。
ステップS88では、前問に関連した単語、すなわち類義語か同一出典の単語であるか否かをチェックし、関連単語ならばステップS89へ進み、そうでなければステップS81へ戻る。
【0129】
このように、種々の基準項目を設けて出題順序を決定しているので、利用者にとって効率よく短期間で修得できるように学習問題を提示することができる。
このようにして出題順序が決定された学習問題を利用者に提示する方法としては、問題文を表示部へ視覚的に表示をすることや、スピーカを用いて問題文を音声出力することがあげられる。
【0130】
また、利用者の回答方法は、キーボードなどの入力部を介して文字または選択番号を入力することや、音声により回答入力することがあげられる。
さらに、利用者の便宜等を考慮して、上記した問題文の提示と回答の方法を組み合わせて用いることにより、より効果的な学習が可能となる。たとえば、ヒアリング問題などは、音声による問題文の提示と、選択番号のキー入力による回答を組み合わせるのが効果的である。
【0131】
また、前記したように検索単語ファイルや単語帳ファイルをICカードのような可搬型メモリに格納して持ち出すことができれば、利用者がどこでも学習できることから、学習の効率向上に役立つことを述べたが、学習用端末が携帯情報端末の場合はその記憶容量がデスクトップ型の端末と比べて少ないことが多いので、できるだけ持出データの容量は少ない方が好ましい。
したがって、どのデータを持ち出すかについて、利用者自身が選択できるようにすることが好ましい。
【0132】
持ち出すデータの選択方法としては、単語帳データの一覧を表示させて、1つずつ利用者に選択してもらうこともできるが、この操作は容易ではなく利用者にとって負担となる。そこで、図19に示すような持出基準を予め設定しておき、この基準に基づいてデータをICカードなどに自動的に格納するようにすれば利用者の負担とならないので好ましい。
【0133】
たとえば、持出せる容量が5Kバイトの携帯電話であったとすると、単語データ当たり約200バイトのデータなら約25単語分のデータが持ち出せる。
また、利用者の修得ペースが1日平均10単語程度であり、2週間分すなわち140単語持ち出す必要がある場合は、そのような設定をすることにより、自動的に持ち出しデータをICカードなどに格納することができる。
【0134】
この発明の学習装置によれば、辞書検索等により検索された見出し語に関する情報から学習に必要な情報を取得するようにしているので、利用者に負担をかけずに容易にその情報の取得ができ、利用者ごとに効率的な学習をすることが可能となる。
また、利用者が一度直接目にふれた例文を取得するようにしているので、この例文を提示した学習問題を提示することにより、その利用者にとってより効率的な学習をすることができる。
さらに、利用者が単語を検索した回数を登録するようにしているので、利用者が修得していない単語や、修得に時間がかかる単語について優先的に問題を提示することができ、その利用者にとって効率的な学習をすることができる。
【0135】
<携帯情報端末の具体的構成とその学習処理の実施例>
以下に、携帯情報端末4の具体的構成とその学習処理の実施例について、説明する。ここでは、携帯情報端末4を電子学習装置と呼ぶ。
図20はこの発明の電子学習装置に係る実施形態の電子回路を示すブロック図である。同図に示すように、電子学習装置は、複数種類のテスト作成用情報を受け入れる情報受信部51、受け入れた情報を一時格納する受信情報格納部52、受け入れた情報の種類に応じたテスト問題を作成する問題作成部53、作成された問題を一時格納する問題格納部57および問題格納部57から読み出されるテスト問題などを画面表示する表示部54を備える。
【0136】
さらに、電子学習装置は、表示部54に表示すべき表示内容を表示部54の1画面に表示できるように調整する表示調整部58、回答者が回答を入力する入力部56、入力された回答を評価して評価結果を表示部54に表示させる回答評価部55、回答者の学習経過を格納する学習経過格納部60および上記の各部を制御する制御部59を備える。
【0137】
また、問題格納部57は、作成されたテスト問題をその種類に応じて格納するために、単語カードテストバッファ57a,穴あきテストバッファ57b,4択テストバッファ57cおよび穴あき+4択テストバッファ57dを備え、さらに、作成された問題に付加する定形文を格納する定形文格納バッファ57eを備える。
【0138】
なお、この実施例では情報受信部51は携帯電話用受信装置から構成され、入力部56は数字,和文・英文文字および各種機能を入力するためのキーボード又は押ボタンスイッチからなり、表示部54には液晶ディスプレイが用いられる。そして、受信情報格納部52,問題作成部53,回答評価部55,問題格納部57,表示内容調整部58,制御部59および学習経過格納部60は、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピュータにより一体的に構成される。
【0139】
このような構成における動作を次に説明する。
まず、情報受信部51がテスト作成用情報(以下、単語テスト作成用データという)を受信すると、単語テスト作成用データは受信情報格納部52へ図24に示すように格納される。
すべての単語テスト作成用データは、見出し(見出し語)と品詞と訳語とを少なくとも備えるが、中には意味属性,誤答例,例文などをさらに備えるものもある。
そこで、問題作成部53は、図21のフローチャートに示す手順で単語テスト作成用データを出題データに変換して対応するテストバッファ57a〜57dに格納する。
【0140】
図21において、まず、単語テスト作成用データが所定順序で受信情報格納部52から読み出されそのデータから「見出し」が取り出される(ステップS201)。
そして、そのデータに例文があり(ステップS202)、例文に穴あき指定(単語に( )や、アンダーラインのような識別記号を付けて例文の中の単語を指定すること)がない場合には(ステップS203)、例文の各単語と見出しとが比較され、一致する単語が穴あき指定される(ステップS204)。
【0141】
次に、例文中の穴あき指定部分の単語が空白(ブランク)になるように(穴あき文になるように)処理され(ステップS205)、その単語テスト作成用データに「誤答例」がある場合には(ステップS206)、見出しと訳語と例文とが穴あきテストバッファ57bへ格納され(ステップS207)、同時に見出しと誤答例とが4択テストバッファ57cへ格納され(ステップS208)、さらに見出しと、穴あき例文と、誤答例とが穴あき+4択テストバッファ57dへ格納される(ステップS209)。
【0142】
ステップS206において「誤答例」がない場合に、意味属性があると(ステップS210)、受信情報格納部52に格納されている単語テスト作成用データが全件検索され、同じ意味属性をもつ単語が3件集められる(ステップS211)。そして、見出しと、訳語と、例文と、集められた単語の見出しとが穴あき+4択テストバッファ57dへ格納される(ステップS212)。また、ステップS210において「意味属性」がない時には、見出しと訳語と例文とが穴あきテストバッファ57bに格納される(ステップS213)。
【0143】
ステップS202において例文がない場合に、さらに「誤答例」も「意味属性」もない場合には(ステップS214,S215)、見出しと訳語とが単語カードテストバッファ57aに格納される(ステップS216)。そして、ステップS214において、「誤答例」がある場合には、見出し,訳語、誤答例が4択テストバッファ57cへ格納される(ステップS217)。
【0144】
また、ステップS215において「意味属性」がある場合には、受信情報格納部52に格納されている単語テスト作成用データが全件にわたって検索され、同じ意味属性をもつ単語の見出しが3件集められ(ステップS218)、見出し,訳語,集められた見出しが4択テストバッファ57cへ格納される(ステップS219)。
以上の処理が、受信情報格納部52に格納されている単語テスト作成用データのすべてについて行われる(ステップS220)。
【0145】
図24は、受信情報格納部52に格納された単語テスト作成用データの具体例を示す。そこで、問題作成部55のさらに具体的な処理について、図24に示す単語テスト作成用データと図21のフローチャートを用いて説明する。
【0146】
図21において、先ず、図24からNo.1の単語テスト作成用データの見出し“dainty”が取り出される(ステップS201)。そして、「例文」はあるか(ステップS202)、「誤答例」はあるか(ステップS214)、「意味属性」はあるか(ステップS215)が確認される。No.1の単語テスト作成用データにはいずれのものも無いので、見出しの“dainty”と訳語の「上品な」が単語カード出題データとして単語カードテストバッファ57aに図25のNo.1-1に示すように格納され(ステップS216)、ルーチンはステップS201へ戻る。
【0147】
次に、ステップS201において、図24からNo.2の単語テストデータの見出し“observation”が取り出される。そして、「例文」はあるか否かが確認され(ステップS202)、この単語テストデータには「例文」がないので、次に、「誤答例」はあるか否かが確認される(ステップS214)。この単語テストデータは誤答例(1)“agreement”,(2)“contract”,(3)“declaration”を有するので、見出しの“observation”と、訳語の「観察」と、誤答例(1)〜(3)とが4択問題出題データとして4択テストバッファ57cに図27のNo.3-1に示すように格納され(ステップS207)、ルーチンはステップS201に戻る。
【0148】
次に、ステップS201において、図24からNo.3の単語テストデータの見出し“mouth”が取り出される。そして、「例文」はあるか否かが確認され(ステップS202)、この単語テストデータには「例文」があるので、次に例文に穴あき指定があるか否か、つまり例文中に( )付きの単語があるか否かが確認される(ステップS203)。この例文は( )付きの単語を有するので、( )内の単語が除去される(ステップS205)。
【0149】
次に、「誤答例」があるか否かが確認され(ステップS206)、この単語テスト作成用データは誤答例(1)〜(3)を有するので、見出しと、訳語と、例文とが、穴あきテストバッファ57bへ図26のNo.2-1に示すように格納される。また、見出し“mouth”と、訳語「口」と、誤答例(1)〜(3)とが4択テストバッファ57cに図27のNo.3-2に示すように格納され、さらに、見出しと、訳語と、例文と、誤答例とが、穴あき+4択テストバッファ57dへ図28のNo.4-1に示すように格納される(ステップS207,S208,S209)。そして、ルーチンはステップS201へ戻る。
【0150】
次に、ステップS201において、図24からNo.4の単語テストデータの見出し“stadium”が取り出される。この単語テストデータは、穴あき指定のないつまり( )付の単語のない例文を有するので、ルーチンはステップS202,S203,S204と進み、ステップS204において、例文の各単語と「見出し」が比較され、一致する単語に穴あき指定つまり( )が付けられ、ステップS205において( )内の単語が除去される。
【0151】
次に、「誤答例」はあるか否かが確認され(ステップS206)、この単語テスト作成用データには「誤答例」がないので、次に「意味属性」はあるか否かが確認される(ステップS210)。
【0152】
この単語テストデータには意味属性「建物」があるので、受信情報格納部52に格納されている全単語テストデータが検索され、同じ意味属性を有する単語の見出しが3件(図24のNo.15,26,37)集められる(ステップS211)。そして、見出しと、訳語と、例文と、集められた3件の見出しとが、穴あき+4択テストバッファ57dに図28のNo.4-2に示すように格納される(ステップS212)。このような処理がくり返され、図24のすべての見出しが取り出されると、問題作成部53はその動作を終了する。
【0153】
次に、この電子学習装置の出題動作について図22のフローチャートを用いて説明する。
回答者によって入力部56が操作され、出題開始が指示されると、問題格納部57のテストバッファ57a〜57dのいずれかに未出題の出題データがあるか(残っているか)が確認される(ステップS221)。テストバッファ57a〜57dに格納した出題データが未出題データである場合には(ステップS221)、単語カードテストバッファ57aに格納されている図25のNo.1-1から単語カード出題データとして見出し“dainty”と訳語「上品な」が取り出される(ステップS222,S223)。そして、定形文格納バッファ57eに格納されている質問用の定形文がその見出しに付加され次のように表示される(ステップS224)。
【0154】
“dainty”の意味は何ですか?
次に、所定時間(回答者が回答を考える時間)の経過後に訳語に正解提示用定形文が付加され、次のように表示される(ステップS225)。
正解は「上品な」でした。
【0155】
次に、正解できたか否かを回答者に入力部56から入力させ(ステップS226)、「正解できた」と入力された場合には(ステップS227)、この単語は修得されたものと認定される。そして、学習経過格納部60にその修得日時が格納されると共に、格納されている今までのテストの正解数が更新される(ステップS228)。また、正解でなかった場合には、学習経過格納部60に格納されているこの問題についての出題日時,出題回数,全出題数などが更新され(ステップS229)、ルーチンはステップS221へ戻る。
【0156】
次に、穴あきテストバッファ57bに格納されている図26のNo.2-1の穴あきテスト出題データが穴あき問題と取り出される(ステップS221〜S223)。そして、この出題データは回答用の選択肢を含まないので(ステップS230)、出願データに質問用の定形文が出題データに付加され、次のように表示される(ステップS231)。
【0157】
次にあてはまる「口」の訳語は何ですか。
My( )dropped out when I heard it.
【0158】
次に( )内の単語が回答者から入力されると(ステップS232)、回答評価部58により正解“mouth”と一致したか確認される(ステップS233)。そして、一致する場合はルーチンはステップS228,S229へ進み、一致しない場合には正解が表示され(ステップS234)、ルーチンはステップS229へ進む。
【0159】
次に、4択テストバッファ57cに格納されている図27のNo.3-1の4択テスト出題データが4択問題として取り出される(ステップS221〜S223)。そして、この出題データに質問用の定形文が付加され、次のように表示される(ステップS235)。
【0160】
次の日本語に対する英語を選択してください。
観察
(1)agreement
(2)contract
(3)declaration
(4)observation
【0161】
回答番号が回答者によって入力されると(ステップS236)、ルーチンはステップS233へ進み前述と同様の処理が行われる。
次に、4択テストバッファ57cに格納されている図27のNo.3-2の4択テスト出題データが4択問題として取り出され、前述と同様にして次のように表示される。
【0162】
次の日本語に対する英語を選択して下さい。

(1)mouth
(2)ear
(3)eye
(4)hair
【0163】
その後、前述と同様の処理が行われる。
次に、穴あき+4択テストバッファ57dに格納されている図28のNo.4-1の出題データが取り出され、質問用定形文が付加されて、次のように表示される(ステップS221〜S223,S230,S237)。
【0164】
次にあてはまる英語は何ですか。
My( )dropped out when I heard it.
(1)mouth
(2)ear
(3)eye
(4)hair
【0165】
これに対して回答番号が入力されると(ステップS236)、ルーチンはステップS233へ進み前述と同様の処理が行われる。
【0166】
次に、穴あき+4択テストバッファ57dに格納されている図28のNo.4-2の出題が前述と同様にして取り出され、次のように表示される(ステップS221〜S223,S230、S237)。
【0167】
次にあてはまる英語は何ですか。
He played rugby in many( )s.
(1)hall
(2)tower
(3)stadium
(4)shack
【0168】
回答番号が回答者によって入力されると(ステップS236)、ルーチンはステップS233へ進み、以後、前述と同様の処理が行われる。
【0169】
以上のようにして、情報受信部51によって受け入れられた単語テスト作成用データから単語テスト問題が作成されて回答者に提供されると共に、回答者による回答の評価が行われて、学習経過が記録される。
【0170】
なお、学習経過格納部60に格納されている内容は、回答者による入力部56の操作により表示部54に表示される。
また、問題の出題順序は、問題格納部57に格納された順番でもよいし、回答者が入力部56の操作によって決定・選択した順序でもよいし、ランダムな順序であってもよい。
【0171】
図23は、表示内容調整部58の動作を示すフローチャートであり、表示データはこのフローチャートに従って表示部54の1画面に納まるように調整される。
つまり、出題される「問題」の字数が多く画面幅を超える場合には、折り返し表示が行われるように表示データが調整される(ステップS241,S242)。
また、出題用の「選択肢」の字数が多く画面幅を超える場合には、表示データはティッカー表示される(ステップS243,S244)。
【0172】
さらに、出題の表示データが画面高さを超える場合には、「問題」の定形文をマーク化(又は略語化)して問題の先頭行に付与されて固定表示されると共に、それ以下の行がスクロール表示される(ステップS245〜S247)。
このように処理することにより、画面の面積が小さい表示部であっても1つの問題に関するすべての表示データを1画面に表示することができる。
【0173】
この発明の電子学習装置によれば、外部の出題者から受け入れた情報の種類に応じてテスト問題を作成するので、少ないメモリー容量で種類の豊富なテスト問題を提供でき、しかも、小型で可搬性に富むため、使用者にとって使い勝手がよく、学習意欲が向上し、顕著な学習効果を得ることができる。
【0174】
【発明の効果】
この発明によれば、情報処理装置または携帯情報端末で学習した学習結果を含む学習情報を学習管理サーバに記憶しているので、情報処理装置または携帯情報端末で利用者が学習を一旦中断しても、学習管理サーバに記憶された学習情報を利用して、情報処理装置または携帯情報端末で継続的に学習を再開でき、時間、位置の制約を受けずに、その利用者にとって効率的な学習をすることができる。
【0175】
また、学習管理サーバに利用者情報を登録し、学習情報に利用者情報を含ませているので、情報処理装置で複数の利用者が学習をする利用形態であっても、情報処理装置で学習した一利用者が、その利用者所有の携帯情報端末で、継続的に学習をすることができ、複数の利用者がこの学習支援システムを利用することができる。
また、携帯情報端末で学習した結果を含む学習情報を、学習管理サーバを介して利用者ごとに情報処理装置に転送することにより、情報処理装置で学習進捗度などを一括管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の学習支援システムの一実施例の構成ブロック図である。
【図2】この発明の学習支援システムの処理の流れの説明図である。
【図3】この発明の学習支援システムを利用した学習の一実施例のフローチャートである。
【図4】この発明の情報処理装置において、単語帳学習の実行中の一実施例の表示画面である。
【図5】この発明の携帯情報端末において単語帳学習の実行中の一実施例の表示画面である。
【図6】この発明の学習装置の一実施例の構成ブロック図である。
【図7】この発明の学習装置のデータファイル生成機能の概略フローチャートである。
【図8】この発明の「検索単語ファイル」の一実施例の内容を示した図である。
【図9】この発明の「辞書データファイル」の一実施例の内容を示した図である。
【図10】この発明において、単語帳ファイルを作成する前の「単語帳格納バッファ」の一実施例の内容を示した図である。
【図11】この発明の単語帳ファイルの一実施例の内容を示した図である。
【図12】この発明の単語帳ファイルの一実施例の内容を示した図である。
【図13】この発明の例文ファイルの取得処理(図7のステップS3)のフローチャートである。
【図14】この発明の例文ファイル取得処理の一実施例の説明図である。
【図15】この発明の単語帳ファイル等の作成処理(図7のステップS5)のフローチャートである。
【図16】この発明の単語帳ファイルの作成更新処理(図15のステップS40)の詳細フローチャートである。
【図17】この発明の出題の優先順位を決定する基準項目の一実施例の説明図である。
【図18】この発明の出題処理の一実施例のフローチャートである。
【図19】この発明の持出情報の持出基準の設定の一実施例の説明図である。
【図20】この発明の実施の形態の電子回路を示すブロック図である。
【図21】この発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図22】この発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図23】この発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図24】この発明の実施の形態の受信情報を示す説明図である。
【図25】この発明の実施の形態の問題格納部の格納データの内容を示す説明図である。
【図26】この発明の実施の形態の問題格納部の格納データの内容を示す説明図である。
【図27】この発明の実施の形態の問題格納部の格納データの内容を示す説明図である。
【図28】この発明の実施の形態の問題格納部の格納データの内容を示す説明図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置
2 コンテンツサーバ
3 学習管理サーバ
4 携帯情報端末
11,31,41 制御部
12,42 表示部
13,43 入力部
14,32,44 通信部
15,33,45 記憶部
151 学習プログラム記憶部
152 学習データ記憶部
153 学習結果記憶部
331 学習配信管理プログラム記憶部
332 学習ユーザ情報記憶部
333 学習データ記憶部
334 学習結果記憶部
451 携帯用学習プログラム記憶部
452 携帯用学習データ記憶部
453 携帯用学習結果記憶部

Claims (5)

  1. 情報処理装置、携帯情報端末および学習管理サーバとが、ネットワークを介して接続された学習支援システムであって、
    前記情報処理装置が、学習プログラムと学習に使用するデータとからなる第1の学習コンテンツを記憶する第1記憶部と、少なくとも学習した結果を含む第1の学習情報を記憶する第2記憶部と、学習プログラムを実行する第1制御部と、前記学習管理サーバと通信する第1通信部とを備え、
    前記携帯情報端末が、携帯用学習プログラムと学習に使用するデータとからなる第2の学習コンテンツを記憶する第3記憶部と、携帯情報端末で学習した結果を少なくとも含む第2の学習情報を記憶する第4記憶部と、携帯用学習プログラムを実行する第2制御部と、前記学習管理サーバと通信する第2通信部とを備え、
    前記学習管理サーバが、情報処理装置及び携帯情報端末と通信する第3通信部と、情報処理装置から転送された第1の学習情報及び携帯情報端末から転送された第2の学習情報を記憶する第5記憶部を備え、
    情報処理装置または携帯情報端末が、前記第5記憶部を介して相手方の学習情報を取得した後に、前記第1制御部または第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする学習支援システム。
  2. 前記学習管理サーバが、前記第1及び第2の学習コンテンツを記憶する第6記憶部をさらに備え、
    利用者が第1及び第2学習コンテンツを購入した場合に、前記学習管理サーバが、ネットワークを介して、前記第1及び第2の学習コンテンツを記憶するコンテンツサーバと接続し、コンテンツサーバから第1及び第2の学習コンテンツを取得して前記第6記憶部に格納し、格納した第1及び第2の学習コンテンツを、それぞれ情報処理装置及び携帯情報端末に転送することを特徴とする請求項1の学習支援システム。
  3. 前記情報処理装置が、第1入力部をさらに備え、
    第1入力部により学習の終了または学習の中断指示が入力された場合に、それまでに第2記憶部に蓄積された第1の学習情報を、第1通信部を介して学習管理サーバに転送し、学習管理サーバが転送されてきた第1の学習情報を第5記憶部に格納した後に、携帯情報端末が、第5記憶部に格納された第1の学習情報を、第2通信部を介して取得して前記第4記憶部に格納し、第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする請求項1の学習支援システム。
  4. 前記携帯情報端末が、第2入力部をさらに備え、
    第2入力部により学習の終了または学習の中断指示が入力された場合に、それまでに第4記憶部に蓄積された第2の学習情報を、第2通信部を介して学習管理サーバに転送し、学習管理サーバが転送されてきた第2の学習情報を第5記憶部に格納した後に、情報処理装置または携帯情報端末が、第5記憶部に格納された第2の学習情報を、第2記憶部または第4記憶部に格納して、第1制御部または第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする請求項1の学習支援システム。
  5. 学習管理サーバが、予め登録された利用者情報を記憶する第7記憶部をさらに備え、前記携帯情報端末が、利用者の異なる複数の携帯情報端末から構成され、学習管理サーバの第5記憶部に転送された前記第1の学習情報が特定の利用者情報を含む場合、前記第1の学習情報は、前記第7記憶部に記憶されかつ特定の利用者情報に一致する利用者情報に対応する携帯情報端末のみに転送され、当該携帯情報端末で、第2制御部により学習を継続して行うことを特徴とする請求項1の学習支援システム。
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