JP4795928B2 - スタンド取付構造 - Google Patents

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本発明は、一対のフレーム爪板のハブ軸挿入溝にハブ軸が支持され、該ハブ軸に対してスタンド上端部のスタンドブラケットが装着されるスタンド取付構造に関する。
二輪車、特に自転車の駐輪時には略U字形のスタンドを安定した起立状態に維持する必要があった。安定した起立状態を維持できる倒れにくいスタンドとしては、(1)荷台に載置した荷物や補助椅子に乗せた幼児の重心が低くなるような自転車全体構成の設計、(2)スタンド接地幅を拡大(ただし、JIS規格の推奨寸法は幅320mm以内)することによる自転車の倒れ角度の向上、そして、(3)スタンド自体の剛性向上による外側方への変位の抑制、が主な設計上のポイントとなっている。前記(1)の設計に関しては、自転車車体における全体的な構成を考慮する必要があって大がかりな設計変更を伴う。また、前記(2)の設計に関しては、JIS規格との関連もあり上限が規制されている。そこで、前記(3)のスタンド自体の剛性向上により自転車の起立状態を安定させるものが比較的実現性のあるものとして多用されてきている。
ところが、後輪ハブ軸については、フレーム爪板のハブ軸挿入溝に後方から挿入して組み付けることができるが、略U字形をしたスタンドをハブ軸に組み付けるには、図(B)に示した従来例のもののように、スタンド上端部のスタンドブラケット39のハブ軸取付孔40をハブ軸41に挿入するために、両側のスタンドブラケット39をハブ軸41の幅まで拡開する必要があった。剛性のあまり高くない従来のスタンドについてはスタンドブラケットの拡開は容易であったが、上述したような近年の剛性の高いスタンドについてはスタンドブラケットのハブ軸の幅までの拡開は困難であった。使用者の修理の際はもとより、販売店におけるスタンドの組付けも円滑に行える必要があった。そのようなことから、スタンドブラケットにおけるハブ軸取付孔を開放部を有する取付溝とすることによって、スタンドブラケットの拡開の必要がなく、熟練を要することなく比較的簡単にスタンドを後輪ハブ軸に組み付けることを可能にしたものが提案された(例えば下記特許文献1および2参照)。
実開昭55−33874号公報(実用新案登録請求の範囲参照) 実開昭51−160848号公報(実用新案登録請求の範囲参照)
前記特許文献1に開示された自転車用のスタンドを図に示して簡単に説明する。スタンド部材119の両端をそれぞれ軸着した取付体120、120には、外部に通ずる切欠溝131を連通させた各軸孔130をそれぞれ形成し、各取付体120には、軸孔130を中心として前部と後部に、それぞれフレームの軸着部下面に当接する突出部132、133を形成具備させるとともに、前記フレームの爪板115における軸挿溝116に嵌合可能に嵌合片134を突設させたことを特徴とするものである。このような構成により、前後の突出部132、133の存在によって、スタンドの取付体120がフレームの爪板115に対して前傾したり後傾することが効果的に防止される他、嵌合片134による上下方向の抜脱も抑制される。
また、前記特許文献2に開示された自転車用スタンドを図に示して簡単に説明する。本文献は略U字形スタンドに関するものではないが、特許文献1と同様にハブ軸端部から軸方向に組み付ける必要がなく、ハブ軸の直交方向から組付け位置に簡単に挿入することができる。スタンド203の取付板201に設けた取付用通孔206に連成して外部に通ずる切欠孔209を形成し、この切欠孔209の下方に、取付用通孔206に挿入した車軸213に対して前記切欠孔209内に挿入して切欠孔209を閉塞する挿入部210を一端に設けたストッパー211を回動自在に軸支212してなることを特徴とするものである。このような構成により、車軸213を取付用通孔206に挿入した図(B)の状態から、ストッパー211を点線矢印ごとく回転させて、切欠孔209を挿入部210によって閉塞して図(A)の状態とし、仮にハブナット等が緩んでも取付板201からの車軸213の自然脱落の虞れがなくなった。
しかしながら、これらの従来例にあって、前記図の第2従来例のものに僅かに切欠孔209を閉塞する挿入部210の存在により、閉じ(縮小)方向への変形が防止される技術が見られるものの、スタンドの取付板に形成されたハブ軸取付孔を開放部を有する取付溝としたことによる、開放部の拡大または縮小方向での剛性低下は免れ得ないものであった。
そこで本発明は、前記従来の自転車用スタンド取付構造の課題を解決して、高い剛性のスタンドであっても、ハブ軸への装着が容易で、ハブ軸取付溝部の剛性低下を招くことのないスタンド取付構造を提供することを目的とする。
このため本発明は、一対のフレーム爪板のハブ軸挿入溝にハブ軸が支持され、該ハブ軸に対してスタンド上端部のスタンドブラケットが装着されるスタンド取付構造において、前記スタンドブラケットにおけるハブ軸を受け入れるハブ軸取付溝を開放形状に構成するとともに、該開放形状の開口端部の変形を抑制する抑制部材を前記スタンドブラケットに添設し、前記抑制部材の介在により、スタンドブラケットがハブ軸から抜け落ちないような抜止め構造を構成するとともに、前記抑制部材とスタンドブラケットとがハブ軸を介してハブナットにて共締めされたことを特徴とする。また本発明は、前記スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝が、前方に開放形状とされたことを特徴とする。また本発明は、前記抑制部材とスタンドブラケットとの抜止め構造は、所定の調整代を有するように構成されていることを特徴とする。また本発明は、前記抑制部材とスタンドブラケットとの抜止め構造は、抑制部材の後端部を延設曲折してスタンドブラケットの後端部に当接させて構成したことを特徴とする。また本発明は、前記抑制部材をフレーム爪板にて兼用させるとともに、開放形状に構成された前記スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝の開口端部をフレーム爪板に係止したことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、一対のフレーム爪板のハブ軸挿入溝にハブ軸が支持され、該ハブ軸に対してスタンド上端部のスタンドブラケットが装着されるスタンド取付構造において、前記スタンドブラケットにおけるハブ軸を受け入れるハブ軸取付溝を開放形状に構成するとともに、該開放形状の開口端部の変形を抑制する抑制部材を前記スタンドブラケットに添設し、前記抑制部材の介在により、スタンドブラケットがハブ軸から抜け落ちないような抜止め構造を構成するとともに、前記抑制部材とスタンドブラケットとがハブ軸を介してハブナットにて共締めされたことにより、スタンド全体を高い剛性に維持しつつハブ軸取付溝を開放形状に構成したスタンドブラケットをハブ軸に対してスライドさせて挿入するだけで簡便に装着することができるものでありながら、抑制部材の添設により効果的にハブ軸取付溝の開放部の拡大および縮小方向の剛性確保がなされて、ハブ軸部におけるスタンドブラケットとフレーム爪板との強固で確実な取付けが実現できる。しかも、抑制部材がスタンドブラケットのハブ軸取付溝における開口端部の剛性を確保しつつ、スタンドブラケットの脱落方向への移動を効果的に抑制することができ、万一、ハブナットが緩んだ場合にも安全である。その上、ハブ軸に対してハブナットを螺合する1つの動作によって、抑制部材とスタンドブラケットとを組み付けることができて、組立工程が短縮される。
また、前記スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝が、前方に開放形状とされた場合は、スタンドを車体の後方からスライドさせてハブ軸に取り付けることができるので、スタンド取付位置の前後方向に位置調整が可能となり、チェーンの張り調整等に対応させることができる。また、スタンドの接地部が車輪(タイヤ)の外周と干渉する機会がなく、起立高さの低いスタンドの装着も可能となり、多種サイズのスタンドの採用が可能となる。
さらに、前記抑制部材とスタンドブラケットとの抜止め構造は、所定の調整代を有するように構成されている場合は、抑制部材をハブ軸に取り付けた際のスタンドブラケットとの取付誤差や諸元差を容易に吸収して調整でき、汎用性が確保できる。しかも、チェーン引きによるハブ軸の前後位置調整にも有効に対応できる。
さらに、前記抑制部材とスタンドブラケットとの抜止め構造は、抑制部材の後端部を延設曲折してスタンドブラケットの後端部に当接させて構成した場合は、孔と抜止め片との係合によることなく、抑制部材の後端部を延設曲折するだけで抜止め構造が得られるので、製造が容易となるばかりでなく、孔を開ける筈の部材の強度低下が防止できる。さらにまた、前記抑制部材をフレーム爪板にて兼用させるとともに、開放形状に構成された前記スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝の開口端部をフレーム爪板に係止した場合は、格別の抑制部材を準備することなく部品点数を削減できるとともに、フレーム爪板にてスタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝の開口端部の拡開および縮小方向の変形を効果的に抑制することができる。しかも、スタンドブラケットのフレーム爪板に対する脱落方向の移動も有効に抑制できる
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明のスタンド取付構造の第1実施例を示すもので、図1は要部分解斜視図および全体側面図、図2は後方から見た要部分解斜視図、図3は抑制部材の取付け前の要部拡大斜視図、図4は組立後の要部斜視図および側面図、図5は本発明のスタンド取付構造の第2実施例を示す要部側面図および後方から見た斜視図、図6は本発明のスタンド取付構造の第3実施例を示す分解斜視図および要部側面図、図7は本発明のスタンド取付構造の第4実施例を示す要部側面図および分解斜視図である。本発明のスタンド取付構造の基本的な構成は、図1の第1実施例に示すように、一対のフレーム爪板1、1のハブ軸挿入溝1C、1Cに後輪ハブ軸2A、2A(車体右側のものは見えない。図2参照)が支持され、該ハブ軸2Aに対してスタンド上端部のスタンドブラケット4が装着されるスタンド取付構造において、前記スタンドブラケット4におけるハブ軸2Aを受け入れるハブ軸取付溝4Cを開放形状に構成するとともに、該開放形状の開口端部4E、4Fの拡大および縮小方向の剛性確保のための抑制部材5を前記スタンドブラケット4に添設し、前記抑制部材5の介在により、スタンドブラケット4がハブ軸2Aから抜け落ちないような抜止め構造を構成するとともに、前記抑制部材5とスタンドブラケット4とがハブ軸2Aを介してハブナット6にて共締めされたことを特徴とする。
以下に本発明のスタンド取付構造の第1実施例を詳述する。図1は後輪取付部の要部分解斜視図および全体側面図である。後方から見た要部分解斜視図である図2を参照しつつ説明すると、スタンド3は正面視U字形を呈しており、両脚の各上端部に形成されるスタンドブラケット4、4によって車体側のフレーム爪板1、1にハブ軸2Aとともに装着されて取り付けられる。各フレーム爪板1はチェーンステー1Aの後端部とバックホーク1Bの後部下端部との交差接合部に配設され、該フレーム爪板1には後方に向いたハブ軸挿入溝1C、1Cが形成されている。該ハブ軸挿入溝1C、1Cに後輪ハブ2の両側のハブ軸2A、2Aが車体後方から挿入されて装着される。ハブ軸2Aは図示省略のチェーン引き部材によって車体前後方向位置が調整可能であり、図示省略の駆動ペダルとの間に懸回される駆動チェーンの張力を適切に行えるように構成される。
本発明の特徴的な構造である抑制部材5が添設されるスタンドブラケット4に形成され開放形状に構成されたハブ軸取付溝4Cを、スタンドブラケット4を車体外側方に拡開することなく前記ハブ軸2Aにスライドさせて挿入して装着する。本実施例では、スタンドブラケット4に形成されたハブ軸取付溝4Cは車体前方を向いたほぼ水平状に形成されており、車体後方からスタンド3を単に前方にスライドさせることでハブ軸取付溝4Cを後輪ハブ軸2Aに挿入して装着できる。したがって、スタンドを自転車の前後方向に位置調整が可能であり、チェーンの張り調整等にも対応させることができる。また、ハブ軸からの抜止めのための機能が抑制部材の添設により付加されているので、スタンド組付け時のスタンドブラケット内幅間隔がフレーム爪の外幅より僅かに広い状態にできれば、たやすく挿入組付けすることができる。また、図1(B)に示すように、例えばスタンド3の起立高さLが小さな諸元サイズのものでも、タイヤ外周面と干渉することなくスタンド3を容易に組み付けることができる。
図1(A)に示すように、スタンドブラケット4には、上部に傾斜して曲折された上部曲折片4Aおよび下部に曲折された下部曲折片4B(図2にて理解されるように、スタンドブラケット4の下方から曲折形成されたリブの一部として構成される)が形成される。上部曲折片4Aはフレーム爪板1の後輪ステー1B側の上縁に係止当接され、下部曲折片4Bはフレーム爪板1のチェーンステー1A側の下縁に係止当接される。これらの曲折片4A、4Bとフレーム爪板1との適合した当接によってがたつくことなく適切にスタンドブラケット4とフレーム爪板1とが添設される。このようにしてスタンドブラケット4がフレーム爪板1に組み付けられた状態が図3である。これに続いて、抑制部材5がさらに添設されて組み付けられる。
抑制部材5には、上部に上部抑制片5Aが、下部に下部抑制片を構成する抜止め片5C(スタンドブラケット4に形成された長孔からなる抜止め孔4Dに挿入係止される)が、前部中間部に中間抑制片5Bがそれぞれ曲折形成され、そして中央部にハブ軸を遊嵌(前後方向に長辺を有る楕円形)するハブ軸取付孔5Dが穿設される。抑制部材5のハブ軸取付孔5Dをハブ軸2Aに挿入してハブナット6(図1(B)参照)にて緊締することにより、前記開放形状に構成されたハブ軸取付溝4Cの開口端部4E、4Fの拡開および縮小方向の変形を規制する。すなわち、スタンドブラケット4の開口端部4E、4Fを効果的に補剛することになる。
つまり、組立後の状態図である図4(図4(B)ではナット6は省略)に示すように、抑制部材5の上部抑制片5Aがスタンドブラケット4の開口端部4Eの上縁およびフレーム爪板1の上縁を拘束し、抜止め片5Cが開口端部4Fを拘束して開口端部4E、4Fの拡開方向を効果的に補剛する。そして、中間抑制片5Bがハブ軸取付溝4C内に適合して嵌挿されて開口端部4E、4Fの縮小(近接)方向を効果的に補剛することができる。抑制部材5とスタンドブラケット4とがハブ軸2Aを介してハブナット6にて共締めされるので、ハブ軸2Aに対してハブナット6を螺合する1つの動作によって、抑制部材5とスタンドブラケット4とを組み付けることができて、組立工程が短縮される。
前述したように、スタンドブラケット4の抜止め孔4Dに挿入係止された抑制部材5の抜止め片5Cの抜止め構造によって、開口端部4Fの拡開および縮小方向を補剛すると同時に、スタンドブラケット4の後方への脱落方向の移動も効果的に防止することができる。つまり、抑制部材5の上部抑制片5Aがフレーム爪板1における後輪ステー1Bとチェーンステー1Aとの交差隅部に当接規制されて、スタンドブラケット4の後方への移動を阻止する。
スタンドブラケット4の抜止め孔4Dが前後に長い長孔とされていることにより、所定の調整代を有するように構成され、抑制部材5をハブ軸2Aに取り付けた際のスタンドブラケット4との取付誤差や異なった諸元の抑制部材5と組み合わせる際の諸元差を容易に吸収して調整でき、汎用性が確保できる。しかも、ハブ軸取付孔5Dの楕円形状とともに、チェーン引きによるハブ軸の前後位置調整にも有効に対応できる。
図5は本発明のスタンド取付構造の第2実施例を示す要部側面図および後方から見た斜視図である。本実施例のものは、抑制部材5とスタンドブラケット4との相対移動、特にスタンドブラケット4の後方への移動を規制する抜止め構造として、抑制部材5の後端部を延設曲折して抜止め片5Cとしてスタンドブラケット4の後端部に当接させて構成したものである。本実施例の場合は、孔と抜止め片との係合によることなく、抑制部材5の後端部を延設曲折するだけで抜止め構造が得られるので、製造が容易となるばかりでなく、孔を開ける筈の部材(前記第1実施例のスタンドブラケット4)の強度低下が防止できる。図5(A)に示すように、抑制部材5の下部には開口端部4Fの拡開方向(下方)を補剛する下部抑制片5Eが曲折形成される。
図6は本発明のスタンド取付構造の第3実施例を示す分解斜視図および要部側面図である。本実施例のものは、スタンドブラケット4がハブ軸2Aから抜け落ちないような抜止め構造として、スタンドブラケット4自体に中間曲折片4Hを曲折してバックホーク1Bとチェーンステー1Aとの交差隅部のフレーム爪板1Aの上面に当接規制されるように構成するとともに、スタンドブラケット4の開口端部4E、4Fに抜止め孔4I、4Iを穿設して、これらに係合する抜止め片5G、5Gを抑制部材5の前端部に曲折形成したものである。抑制部材5のハブ軸取付孔5Dをハブ軸2Aに挿入緊締することにより、抜止め片5G、5Gがスタンドブラケット4の抜止め孔4I、4Iに整合して係合するようにされる。本実施例の場合は、スタンドブラケット4の内向きの中間曲折片4Hおよび下部曲折片4Bの分だけ、前記第1実施例のものに比べて僅かにスタンドブラケット4、4の幅を外側に広げて組み付けることになる。本実施例では、スタンドブラケット4における開口端部4E、4Fの縮小方向の剛性は中間曲折片4Hおよび下部曲折片4Bにても充分確保されるが、抑制部材5における抜止め片5G、5Gのスタンドブラケット4における抜止め孔4I、4Iへの係合によって、拡大方向の剛性および前後方向の抜止めが確実に抑制されることになる。
図7は本発明のスタンド取付構造の第4実施例を示す要部側面図および分解斜視図である。本実施例のものは、抑制部材5をフレーム爪板1にて兼用させるとともに、開放形状に構成された前記スタンドブラケット4におけるハブ軸取付溝4Cの開口端部4E、4Fをフレーム爪板1の抜止め孔1D、1Dに係止して構成したものである。つまり、スタンドブラケット4におけるハブ軸取付溝4Cの開口端部4E、4Fの各先端をフレーム爪板1側に曲折して抜止め片4G、4Gを形成する。これらの抜止め片4G、4Gをフレーム爪板1の対応部位に形成した抜止め孔1D、1Dに係止して、フレーム爪板1に対してスタンドブラケット4を車体後方から組み付けるものである。かくして、抑制部材5をフレーム爪板1にて兼用させることができるので、格別の抑制部材を準備することなく部品点数を削減できるとともに、フレーム爪板1にてスタンドブラケット4におけるハブ軸取付溝4Cの開口端部4E、4Fの拡開および縮小方向の変形を効果的に抑制することができ、しかも、スタンドブラケット4のフレーム爪板1に対する脱落方向の移動も有効に抑制できる。そして、ハブナット6の締結により、スタンドブラケット4とフレーム爪板1は確実に補剛および抜止め機能が強力に発揮される。
上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ハブ軸挿入溝の形状を含むフレーム爪板の形状、形式、スタンドの形状、形式およびその接地部における補剛形態、スタンドブラケットの形状、形式およびそのフレーム爪板との関連構成(スタンドブラケットの上部曲折片や下部曲折片の位置、抜止め孔および抜止め片の形状、位置等)、スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝の開放形状(好適には前方に向いた開放形状であるが、後方に向いた開放形状でもよいし、前述した実施例のもののような開口端部の補剛機能や上下方向の抜止め機能が達成されるならば、上方に向いた開放形状も採用され得る)、抑制部材とスタンドブラケットとの間の抜止め構造の形状、形式(長孔と抜止め片との係合、延設部の曲折、波形凹凸同士の係合等)、フレーム爪板が抑制部材を兼用する場合のスタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝の開口端部の補剛形態および抜止め形態(実施例のようなスタンドブラケットの開口端部の曲折抜止め片をフレーム爪板に抜止め孔に係止する他、スタンドブラケット側に抜止め孔を穿設してフレーム爪板側に抜止め片を形成してもよい)等については適宜選定できる。
本発明のスタンド取付構造の第1実施例を示す要部分解斜視図および全体側 面図である。 同、後方から見た要部分解斜視図である。 同、抑制部材の取付け前の要部拡大斜視図である。 同、組立後の要部斜視図および側面図である。 本発明のスタンド取付構造の第2実施例を示す要部側面図および後方から見 た斜視図である。 本発明のスタンド取付構造の第3実施例を示す分解斜視図および要部側面図 である。 本発明のスタンド取付構造の第4実施例を示す要部側面図および分解斜視図 である。 第1従来例の自転車用スタンドの説明図である。 第2従来例の自転車用スタンドの説明図である。
1 フレーム爪板
1C ハブ軸挿入溝
2 後輪ハブ
2A ハブ軸
3 スタンド
4 スタンドブラケット
4A 上部曲折片
4B 下部曲折片
4C ハブ軸取付溝
4D 抜止め孔
4E 開口端部
4F 開口端部
5 抑制部材
5A 上部抑制片
5B 中間抑制片
5C 抜止め片(下部抑制片)
5D ハブ軸取付孔
6 ハブナット

Claims (5)

  1. 一対のフレーム爪板のハブ軸挿入溝にハブ軸が支持され、該ハブ軸に対してスタンド上端部のスタンドブラケットが装着されるスタンド取付構造において、前記スタンドブラケットにおけるハブ軸を受け入れるハブ軸取付溝を開放形状に構成するとともに、該開放形状の開口端部の変形を抑制する抑制部材を前記スタンドブラケットに添設し、前記抑制部材の介在により、スタンドブラケットがハブ軸から抜け落ちないような抜止め構造を構成するとともに、前記抑制部材とスタンドブラケットとがハブ軸を介してハブナットにて共締めされたことを特徴とするスタンド取付構造。
  2. 前記スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝が、前方に開放形状とされたことを特徴とする請求項1に記載のスタンド取付構造。
  3. 前記抑制部材とスタンドブラケットとの抜止め構造は、所定の調整代を有するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のスタンド取付構造。
  4. 前記抑制部材とスタンドブラケットとの抜止め構造は、抑制部材の後端部を延設曲折してスタンドブラケットの後端部に当接させて構成したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のスタンド取付構造。
  5. 前記抑制部材をフレーム爪板にて兼用させるとともに、開放形状に構成された前記スタンドブラケットにおけるハブ軸取付溝の開口端部をフレーム爪板に係止したことを特徴とする請求項1または2に記載のスタンド取付構造。
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