JP4793757B2 - 打込機 - Google Patents

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本発明はねじや釘等の止具を被打込材に打込むための打込機に関する。
従来より釘打機やねじ締め機等のいわゆる打込機が知られている。打込機は複数のねじや釘等の止具が樹脂製のシート等により連結されてなる連結止具を収容可能なマガジン部を有している。また、第1案内面を有するノーズ部と、第2案内面を有するドア部材とを有している。第2案内面は、第1案内面と対向しており、マガジン部へ連通する送り通路を第1案内面とともに画成する。ドア部材の一部は、送り通路の反マガジン部側の端部において、ノーズ部とともに止具の射出口を画成する。
打込機の中でもねじ締め機においては、図6に示されるようにドア部材162は、打込機の軽量化を図るために複数のリブ162Dが設けられた不透明のプラスチック製とされている構成が知られている。これに対して打込機の中でも釘打機においては、釘は射出口より高速で射出されるため、射出口と射出口に連通する送り通路を構成する第2案内面とを有するドア部材は、摩擦に強い金属製とするのが一般的である。なお、図6においては、後述の本実施の形態と同一の部材については、同一の符号を付して図示している。
上述の釘打機、ねじ締め機等の打込機において、装填された釘又はねじの残量がゼロとなった状態に気づかずに釘打機又はねじ締め機を起動してしまい、釘又はねじを射出するために打込機に設けられているビットが、釘又はねじを射出することなく射出口より突き出されることを、空打ちという。
前記空打ちが発生した場合、ビットの先端が射出口より飛び出し、木材や石膏ボードなどを傷つけるおそれがある。そこで、釘又はねじ残量を確認するために、釘又はねじを収めるマガジン部を透明プラスチックで成型したものや、ドア部材に、釘又はねじ残量を確認するための小窓を形成し、送り通路内の釘又はねじを視認できるようにした構造が一般に知られている。
特開2003−236766号公報 特開2006−986号公報
前述のようにマガジン部を透明プラスチックで成型した構成の場合には、釘又はねじがマガジン部内に残っているときには釘又はねじの残量があることを確認できるが、マガジン部内が空になり、送り通路内にのみ釘又はねじ残量が存在するときには、釘又はねじ残量を視認することできないという問題が生ずる。
特に、図6に示されるように、ねじ2Aが長く下端部を直接視認することができる場合には、送り通路内にねじが存在していることが分かりやすいが、図7に示されるように、ねじ2A´が短く、打込機外部から視認できない場合には、送り通路内のねじ残量を把握することは困難であった。
また、前述のようにドア部材に小窓を形成した構成の場合には、釘又はねじ残量の視認性を良くして釘又はねじ残量の確認を容易とするために小窓を大きくすると、送り通路を形成するドア部材の第2案内面の面積が小さくなり、釘又はねじを正しく案内することができなくなるという問題が生ずる。また、小窓を大きくするとドア部材自体の強度も低下するという問題が発生する。
そこで本発明は、第2案内面の面積を十分に保ち、且つ釘又はねじ残量の視認性の良い打込機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、複数の止具が連結されてなる連結止具を収納するマガジン部と、第1案内面を有するノーズ部と、該ノーズ部に回動可能に支承され、該マガジン部へ連通する送り通路を該第1案内面とともに画成し該第1案内面と対向する第2案内面を有し、該送り通路の反該マガジン部側の端部において該ノーズ部とともに射出口を画成するドア部材と、該止具を該射出口へ供給するために該連結止具を該送り通路を通して該マガジン部から該射出口へ向かって送るフィーダと、該フィーダに設けられた爪部と、該ドア部材が閉じた状態において該爪部を該ドア部材側へ付勢するスプリングと、を備え、該ドア部材は透明な樹脂からなり、該ドア部材が閉じた状態において該フィーダと向かい合う部分には金属製の保護部材が設けられている打込機を提供している。
ドア部材は透明な樹脂からなるため、射出口に止具が存在しているか否かを容易に視認することができる。また、止具を視認するための窓等を形成せずに済み、第2案内面の面積を十分に保つことができる。また、打込機の軽量化図ることができる。
ここで、該ドア部材の外表面の一部であって少なくとも該射出口相当部分には、該止具の送り方向へ延出する複数の第1リブが設けられていることが好ましい。
該ドア部材の外表面の一部であって少なくとも該射出口相当部分には、該止具の送り方向へ延出する複数の第1リブが設けられているため、樹脂製のドア部材の強度を高めることができる。また、第1リブが、射出口における止具の有無の視認の妨げとなることをより確実に防止することができる。
また、ドア部材を樹脂で構成した場合、補強用のリブ等を設けるとリブの凹凸部分で光が屈折し、釘やねじ等の止具の残量の視認を妨げる恐れがあるが、第1リブは一方向に指向する複数からなるため、第1リブの凹凸による屈折で釘又はねじ等の止具の視認性が悪くなる部分と、透明樹脂素材の厚みが薄く視認性の良い部分とが交互に現れる。このため、全体が一様に厚く透明性が低い状態またはリブ等の凹凸が多方向に設置され光の屈折が多方向になる状態よりも、釘やねじ等の止具の視認性を良くすることが可能である。
また、該ドア部材の外表面の一部であって該射出口相当部分から外れた部分には、該止具の送り方向と垂直の方向へ延出して指向する第2リブが設けられていることが好ましい。
ドア部材の外表面の一部であって射出口相当部分から外れた部分には、止具の送り方向と垂直の方向へ延出して指向する第2リブが設けられているため、ドア部材の強度を更に高めることができる。また、第1リブと第2リブとの両方が設けられる場合には、第1リブ及び第2リブの凹凸による屈折で釘やねじ等の止具の視認性が悪くなる部分と、透明樹脂素材の厚みが薄く視認性の良い部分とが交互に格子状に現れる。このため、第1リブ及び第2リブが、射出口における止具の有無の視認の妨げとなることを極力防止することができる。
また、該ドア部材の一部分は該ノーズ部に沿って該止具の打込み方向へ延びており、該保護部材は、該ドア部材の一部であって該打込み方向に延びた部分に設けられていることが好ましい。
また、保護部材は、該第2リブに設けられたねじによって該ドア部材に固定されていることが好ましい。
本発明によれば、第2案内面の面積を十分に保ち、且つ釘又はねじ残量の視認性の良い打込機を提供することができる。
本発明の実施の形態による打込機について図1乃至図4に基づき説明する。図1に示されるように打込機は、具体的にはネジ締め機1であり、ネジ締め機1は打込装置部10とマガジン部50とを備えている。打込装置部10は、本体外枠を形成するボディ11を有しており、ボディ11内には、後述のハンドル部11Aに形成された圧縮空気取入口11bに連通した蓄圧室11aが形成されている。ここで説明の便宜のために、以下の説明において後述するねじ2Aの打込方向、即ち図1の下方向を下方向とし、その反対方向を上方向とする。
ボディ11の中ほどには、ボディ11の上下方向に対して略垂直の方向、即ち、図1における右方向へ延出するハンドル部11Aが設けられている。ハンドル部11Aの延出端には圧縮空気取入口11bが形成されている。ここで、説明の便宜のために、以下の説明においてハンドル部11Aの延出する方向を後ろ方向とし、その反対方向を前方向とする。ハンドル部11Aの基部の下方位置には、トリガ11Bと操作弁12とが設けられており、トリガ11Bと操作弁12とは連動するように構成されている。マガジン部50は、ハンドル部11Aの延出端近傍であってハンドル部11Aの下方に連結されて設けられている。マガジン部50は、その内部に図2に示されるような複数のねじ2Aを樹脂製のシート2Bで連結して構成されるシート連結ねじ2が、巻回された状態で収納されている。シート連結ねじ2はシート連結止具に相当し、ねじ2Aは止具に相当する。
ボディ11の上方には、回転可能に支持されたロータ13Aを有するエアモータ13が設けられており、ロータ13Aにより遊星歯車装置14を介して回転される有底円筒状の回転体15が図示せぬ軸受によって回転可能に支持されている。遊星歯車装置14は3個の遊星歯車装置14Aを有しており、3個の遊星歯車装置14Aの軸14Bは回転体15の上端面に圧入等の手段によって取付けられている。遊星歯車装置14はエアモータ13の回転を減速して回転体15に伝達する。なお、図1においては、遊星歯車14Aは2つのみ現れている。
回転体15の軸方向ほぼ中央の側壁には通気孔11cが形成されており、通気孔11cに面したボディ11部の部分には溝11dが形成されている。溝11d内には、上下動可能な円筒状の主弁16がバネ17により上方に付勢されて設けられており、主弁16の上端、下端側の側面はシールされ、中央部には通気孔11eが形成されている。溝11dの下方及び上方には、それぞれ前述の操作弁12及び蓄圧室11aに連通する通気孔11f及び通気孔11gが形成されている。
回転体15の内壁には軸方向に延びた一対の凹部15aが形成されている。また、回転体15の内周面内には、略筒状をした回転スライド部材18が設けられている。回転スライド部材18は、その上部外側に凹部15aに嵌挿される一対の凸部18Aを有している。また、下部内側にはドライバビット装着部19を有しており、下端部外周にはシールリングが装着されたピストン部20を有している。回転スライド部材18は、回転体15内において軸方向に移動可能に設けられている。
回転スライド部材18は回転体15内に嵌挿されており、回転スライド部材18には、エア遮断面24が設けられている。また、回転スライド部材18には軸方向に貫通した通気孔18aが形成されている。ピストン部20の外周にはOリング21が設けられており、ピストン部20はOリング21を介してシリンダ22内を摺動可能となっている。回転スライド部材18のドライバビット装着部19にはドライバビット23が装着される。
シリンダ22の上方には、回転スライド部材18が所定距離下降した時にエア遮断面24と当接するダンパプレート25が設けられ、ダンパプレート25の下方には通気孔11hが形成されている。通気孔11hは図示しないエア通路を介してエアモータ13の図示しない入気孔に連通している。シリンダ22の下端にはピストンダンパ26が設けられ、シリンダ22の下方には通気孔15b、通気孔15cが形成されている。通気孔15bの外周には空気釘打機において周知構成の一方向弁(逆止弁)を構成するOリング22Aが設けられている。ボディ11の下方とシリンダ22外周の間には空気釘打機において周知構成の戻し蓄圧室11iが形成されている。
ボディ11の下方には、図3に示されるように、ノーズ部61とドア部材62とが設けられている。ノーズ部61はボディ11に固定されている。ノーズ部61は、図3に示されるように第1案内面61Aを有している。第1案内面61Aは略上下方向に指向し且つネジ締め機1の略前後方向に延出しており、マガジン部50から後述の射出口61bに至るまで設けられている。
ノーズ部61にはフィーダ63が設けられている。フィーダ63は、図3に示されるように、ピストン63Aと爪部63Bとを有している。ピストン63Aは後述の送り通路61aの延出方向、即ち、図3の左右方向に往復動可能であり、爪部63Bの基端部は、ピストン63Aと一体で往復動可能にピストン63Aに設けられたピストン63Aのロッド部63Cの先端部分に回動可能に連結されている。爪部63Bの先端部分は、ノーズ部61に形成された図示せぬ貫通孔を貫通して、第1案内面61Aから後述の第2案内面62Cの方向へ突出している。
爪部63Bの中ほどにはスプリング63Dが設けられている。スプリング63Dは爪部63Bを図3の上方へ付勢しており、スプリング63Dの付勢力により、第1案内面より突出するように構成されている。
また、ピストン63Aの上部63A−1に圧縮空気が流入するとピストン63Aがスプリング63Dの付勢力に抗して後退(右側に移動)する。ピストン63Aが後退すると、爪部63Bがシート2Bによってスプリング63Dの付勢力に抗してピン63Fを中心にして回動し後退する。圧縮空気がなくなると、ピストン63Aはスプリング63Dの付勢力によって、前進(左側に移動)する。このとき、スプリング63Dの付勢力により、爪部63Bが図示せぬ貫通孔から突出して、シート連結ねじ2を構成するシート2Bの図示せぬ凹部に係合した状態でピストン63Aが図3の右方向から左方向へと駆動されることにより、後述の送り通路61aをとおしてシート連結ねじ2をマガジン部50から後述の射出口61bへと送ることができるように構成されている。また、シート連結ねじ2を送った後には、爪部63Bはシート2Bの図示せぬ凹部に係合した状態で、これから射出されるねじ2A−1を射出口からずれないように支持する。
ドア部材62は、図3に示されるように、ノーズ部61に対向する位置に設けられており、その全体が透明の樹脂により構成されている。ドア部材62の一端部62Aは、ボディ11に固定されているノーズ部61の反マガジン部50側端部に、回転軸62Bを中心として回動可能に支承されている。ドア部材62を回動させて開いた状態として、マガジン部50に収納されているシート連結ねじ2の一端部分を後述の射出口61bへ導入してセットすることができるように構成されている。ねじ締め機の使用状態のときには、図3に示されるようにドア部材62が閉じた状態とされる。
ドア部材62は、第1案内面61Aに対向する第2案内面62Cを有しており、第2案内面62Cは、ドア部材62が回動させられて図3に示されるようにドア部材62が閉じた状態となったときに第1案内面61Aに略平行をなし、第1案内面61Aに沿って設けられている。ドア部材62が閉じた状態のときに第1案内面61Aと第2案内面62Cとによって送り通路61aが画成されており、送り通路61a内においてシート連結ねじ2を送ることができるように構成されている。
ドア部材62の一端部62A近傍の部分は、当該一端部62A近傍部分に対向するノーズ部61の部分とともにねじ2Aを射出する射出口61bを画成する。射出口61bは、図3に示されるように、ドア部材62が閉じた状態のときに画成されるように構成されており、これから打込が行われるねじ2A−1が、シート連結ねじ2を人がセットする時以外は、フィーダ63により送られて配置される。ドア部材62は透明な樹脂により構成されているため、射出口61bを画成している部分も透明であり、ドア部材62の外部から、これから射出されようとするねじ2A−1を、ドア部材62を通してその存在の有無を視認することができる。
第2案内面62Cの一部であってこれから射出されるねじ2A−1よりも一つマガジン部50寄りのねじ2A−2に対向する位置には、金属製の保護部材64が設けられている。金属製の保護部材64には、貫通孔64aが形成されており、保護部材64は、貫通孔64aをねじ65が貫通し、当該ねじ65が後述の第2リブ62Eに螺合することによりドア部材62に固定されている。保護部材64には、ねじ2Aが送られて射出口61bから遠ざかる時であって、フィーダ63が後退(右側に移動)する時に、ねじ2Aを送り通路61a内において該第2案内面62Cへ一時的に押圧するため、爪部63Bにより押圧されるねじ2A−2が当接する。このため、ドア部材62の樹脂製の部分が、爪に押圧されるねじ2A−2に直接当接することを防止することができ、ドア部材62の磨耗強度を持たせ、磨耗することを防止することができる。
また、保護部材64が設けられる部分は射出口61bに連通するドア部材62の一部だけであり射出口61bの位置には設けられていないため、透明な樹脂で構成されたドア部材62をとおしてのねじ2A−1残量の視認性を確保でき、更に、ドア部材62全体を金属で構成するよりも軽量化を図ることができる。
第2案内面62Cが設けられているドア部材62の側とは反対側に位置するドア部材62の外表面には、第1リブ62Dと第2リブ62Eとが設けられている。第1リブ62Dは全て一方向に指向しており、より具体的には、図2、図3に示されるように、射出口61b相当部も含めたドア部材62の外表面において、シート連結ねじ2の送り方向、即ち、図2の右から左へと向かう方向に平行に2本設けられている。
第2リブ62Eは、シート送り方向におけるドア部材62の略中央位置、即ち、ドア部材62の外表面の一部であって射出口61b相当部分から外れた部分に設けられており、シート送り方向に垂直の方向に指向している。第2リブ62Eの軸心位置には、内周面に雌ねじが螺刻された穴62aが形成されており、前述の金属製の保護部材64を固定するねじ65が螺合している。
ドア部材62の外表面の一部であって射出口61b相当部分には、送り方向に指向する複数の第1リブ62Dが設けられているため、樹脂製のドア部材62の強度を高めることができる。ドア部材を透明な樹脂で構成した場合、補強用のリブ等を設けるとリブの凹凸部分で光が屈折し、ねじ等の止具の残量の視認を妨げる恐れがある。例えば、図6に示されるような従来のねじ締め機のような、シート連結ねじ2の送り方向である図6の左方向と、送り方向に対して垂直の方向と、送り方向に対して所定の鋭角をなす斜めの方向とに指向するリブ162Dが設けられており、送り通路61a及び射出口61b内におけるねじ2Aの存在を透明なドア部材62を通して視認することが一応できるものの、見る角度によっては視認を妨げる恐れがある。
しかし、射出口61b相当部に設けられた第1リブ62Dは一方向に指向する複数のリブからなるため、第1リブ62Dの凹凸による屈折でねじ2Aの視認性が悪くなる部分と、透明樹脂素材の厚みが薄く視認性の良い部分とが交互に現れる。このため、全体が一様に厚く透明性が低い状態、または図6に示されるようにリブ162D等の凹凸が多方向に設置され光の屈折が多方向になる状態よりも、ねじ2A等の止具の視認性を良くすることが可能である。更に、第1リブ62Dはシート連結ねじ2の送り方向へ延出して指向するため、第1リブ62Dが、射出口61bにおけるねじ2Aの有無の視認の妨げとなることをより確実に防止することができる。
また、ドア部材62の外表面の一部であって射出口61b相当部分から外れた部分には、シート連結ねじ2の送り方向と垂直の方向へ延出して指向する第2リブ62Eが設けられているため、ドア部材62の強度を更に高めることができる。これに加えて、本実施の形態では、第1リブ62Dと第2リブ62Eとの両方が設けられており、第1リブ62D及び第2リブ62Eの凹凸による屈折でねじ2A等の止具の視認性が悪くなる部分と、透明樹脂素材の厚みが薄く視認性の良い部分とが交互に格子状に現れる。このため、第1リブ62D及び第2リブ62Eが、射出口61bにおける止具の有無の視認の妨げとなることを極力防止することができる。
また、射出口61bの下方には、操作弁12と連節したプッシュレバー27が設けられている。ねじ2Aが打ち込まれる図示せぬ被打込材に対してプッシュレバー27を当接させ、さらにプッシュレバー27を上方に押し上げた後、トリガ11Bを引くことにより、操作弁12が開き、ねじ2Aを打ち込むことができる状態となるように構成されている。
次に、ネジ締め機1の動作について以下説明する。圧縮空気取入口11bを図示せぬコンプレッサに接続すると、蓄圧室11aと操作弁12、通気孔11fを介して主弁16の下部の溝11d内に圧縮空気が流入し、空気圧とバネ17により主弁16を上方に押し上げ主弁16の上端面をシールする。このことにより蓄圧室11aと回転体15の通気孔11c間を遮断し、ピストン部20及びエアモータ13等に圧縮空気が供給されない状態となる。
プッシュレバー27とトリガー(D)を操作して操作弁12を作動させると、主弁16の下方の圧縮空気が通気孔11f、操作弁12を介して排出される。主弁16の上面外周寄りには圧縮空気圧がかかっているので、主弁16がバネ17に抗して押し下げられる。このことにより通気孔11g、回転体15の通気孔11c等を介して回転体15内に圧縮空気が流入し、ピストン部20上面に空気圧が加わり、ピストン部20を下方に押し下げる。これと同時に、通気孔11hから連通したエアモータ13にも圧縮空気が供給され、エアモータ13のロータ13Aを回転させる。ロータ13Aの回転は遊星歯車装置14の遊星歯車14A、遊星歯車軸61を介して回転体15及び回転体15に嵌挿した回転スライド部材18に伝達される。この結果、回転スライド部材18及びピストン部20及びドライバビット23は、下降しながら同時に回転する。ドライバビット23の下降・回転により、その下方にあるシート連結ねじ2がシート2Bから離脱し、図示せぬ被打込材にねじ2Aの先端が打込まれた後に、ねじ込まれる。
ドライバビット23がねじ込み完了位置まで下降すると、ピストン部20はピストンダンパ26に、回転スライド部材18のエア遮断面24はダンパプレート25に突き当たり、下降を停止する。この時、エア遮断面24の突き当たりにより通気孔11hが閉じられ、エアモータ13への圧縮空気の供給が停止される。このためエアモータ13のロータ13Aが回転を停止し、遊星歯車装置14、回転体15、回転スライド部材18、ピストン部20、ドライバビット23の回転が停止する。この状態では、蓄圧室11aから通気孔11g、通気孔11c、回転スライド部材18の上室、通気孔15bを経て、戻し蓄圧室11iに圧縮空気が流入し、また通気孔15cを介してピストン部20の下面側にも圧縮空気が流入する。ピストン部20の受圧面積は上面側が大きくしてあるので、ピストン部20はピストンダンパ26に押し付けられて停止している。
操作弁12を戻すと、操作弁12、通気孔11fを介して蓄圧室11aから圧縮空気が主弁16の下方の溝11d内に流入し、主弁16を上方に押し上げる。このため上記同様、蓄圧室11aと回転体15の通気孔11c間が遮断される。これと同時に主弁16の中央部の通気孔11eが図示しないエア通路を介して排気孔11jに連通することにより、ピストン部20上面の圧縮空気がボディ11外部に排出される。戻し蓄圧室11i内の圧縮空気は通気孔15bの外周に設けられたOリング22Aにより通気孔15bを介しての排出は妨げられている。この結果、ピストン部20の下面に作用する空気圧によりピストン部20及びドライバビット23は上方の初期位置に戻される。これと同時にフィーダ63によりシート連結ねじ2が送り通路61a内を射出口61bの方向へ送られ、次に打ち込まれるねじ2Aが射出口61bへ、即ちドライバビット23軸上へ送られて初期状態に戻る。
このとき、射出口61bの部分を画成しているドア部材62は透明であるため、射出口61bにねじ2A−1が存在しているか否かを容易に視認することができる。しかも、射出口61bにねじ2A−1が存在しているか否かを確認するための窓等を形成せずに済み、このため、第2案内面62Cの面積を十分に保つことができる。また、ドア部材62が樹脂からなるため、打込機たるねじ締め機1の軽量化を図ることができる。
本発明の打込機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では、第1リブ62Dと第2リブ62Eとの両方が設けられていたが、どちらか一方のみ設けられていてもよい。
また、本実施の形態による打込機はネジ締め機1であったが、ねじ締め機に限定されず、例えば釘打機に応用して、ドア部材を透明な樹脂製としてもよい。この場合には、シート連結ねじ2に代えて、シート連結釘や針金連結釘等が用いられる。
また、金属製の保護部材64はねじ65によりドア部材62に固定されていたが、圧入や接着によりドア部材62に固定してもよい。
また、本実施の形態では、ねじ2Aは比較的長く、図2に示されるようにドア部材62の下方から突出して視認可能であったが、図5に示されるように、ドア部材62の下方から突出しない程度の短いねじ2A´を用いてもよい。このような場合であっても、ドア部材62は透明な樹脂製からなるため、ねじの存在をドア部材62をとおして視認することができる。
本発明の実施の形態による打込機たるねじ締め機を示す一部断面側面図。 本発明の実施の形態による打込機たるねじ締め機を示す要部側面図。 図1のIII−IIIに沿った断面図。 図2のIV−IVに沿ったドア部材62の断面図。 本発明の実施の形態による打込機たるねじ締め機において短いねじを用いた状態を示す要部側面図。 従来の打込機たるねじ締め機を示す要部側面図。 従来の打込機たるねじ締め機を示す要部側面図。機を示す要部断面図。
符号の説明
1・・・ねじ締め機 2・・・シート連結ねじ 2A・・・ねじ 2B・・・シート 50・・・マガジン部 61・・・ノーズ部 61A・・・第1案内面 61a・・・送り通路 61b・・・射出口 62・・・ドア部材 62C・・・第2案内面 62D・・・第1リブ 62E・・・第2リブ 63・・・フィーダ 64・・・保護部材

Claims (5)

  1. 複数の止具が連結されてなる連結止具を収納するマガジン部と、
    第1案内面を有するノーズ部と、
    該ノーズ部に回動可能に支承され、該マガジン部へ連通する送り通路を該第1案内面とともに画成し該第1案内面と対向する第2案内面を有し、該送り通路の反該マガジン部側の端部において該ノーズ部とともに射出口を画成するドア部材と、
    該止具を該射出口へ供給するために該連結止具を該送り通路を通して該マガジン部から該射出口へ向かって送るフィーダと、
    該フィーダに設けられた爪部と、
    該ドア部材が閉じた状態において該爪部を該ドア部材側へ付勢するスプリングと、を備え、
    該ドア部材は透明な樹脂からなり、該ドア部材が閉じた状態において該フィーダと向かい合う部分には金属製の保護部材が設けられていることを特徴とする打込機。
  2. 該ドア部材の外表面の一部であって少なくとも該射出口相当部分には、該止具の送り方向へ延出する複数の第1リブが設けられていることを特徴とする請求項1記載の打込機。
  3. 該ドア部材の外表面の一部であって該射出口相当部分から外れた部分には、該止具の送り方向と垂直の方向へ延出して指向する第2リブが設けられていることを特徴とする請求項2記載の打込機。
  4. 該ドア部材の一部分は該ノーズ部に沿って該止具の打込み方向へ延びており、該保護部材は、該ドア部材の一部であって該打込み方向に延びた部分に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一記載の打込機。
  5. 該保護部材は、該第2リブに設けられたねじによって該ドア部材に固定されていることを特徴とする請求項4記載の打込機。
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