JP4791871B2 - 遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ - Google Patents

遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP4791871B2
JP4791871B2 JP2006094515A JP2006094515A JP4791871B2 JP 4791871 B2 JP4791871 B2 JP 4791871B2 JP 2006094515 A JP2006094515 A JP 2006094515A JP 2006094515 A JP2006094515 A JP 2006094515A JP 4791871 B2 JP4791871 B2 JP 4791871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
streaming
remote operation
file
remote
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006094515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007274105A (ja
Inventor
裕司 中島
栄司 小村
正典 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Mobile Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Mobile Corp filed Critical SoftBank Mobile Corp
Priority to JP2006094515A priority Critical patent/JP4791871B2/ja
Publication of JP2007274105A publication Critical patent/JP2007274105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791871B2 publication Critical patent/JP4791871B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、遠隔操作方法及び遠隔サーバに係り、より詳しくは、移動通信端末装置がネットワークを介して遠隔サーバを操作する遠隔操作方法及び当該遠隔操作方法が使用される通信システム、並びに当該通信システムの構成要素となる遠隔サーバに関する。
従来から、携帯電話装置を代表とする移動通信端末装置が広く普及している。こうした移動通信端末装置の技術の進展は目覚しいものがあり、当初は機能が通話やメール送受信に限られていたが、その他の様々な機能が実装されるようになってきている。
しかしながら、移動通信端末装置は、移動可能性を必須とすることから、小型であることが求められるため、自宅や職場等に配置されるパーソナルコンピュータと比べると、一般に、実装される機能の種類が制限されるとともに、同一機能が実装されていても性能が低くなってしまう。そこで、外出先から自宅や職場のパーソナルコンコンピュータを遠隔操作する技術が提案されている。
こうしたパーソナルコンピュータを遠隔操作する技術として、VNC(Virtual Network Computing)規格が知られている。このVNC規格は、制御端末装置(例えば、移動通信端末装置)が、被制御端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ)のディスプレイに表示される画面内容を、ネットワークを介して取得して表示することや、制御端末装置が、ネットワークを介して、被制御端末装置を操作すること等を規定している。かかるVNC規格に準拠しつつ、利用者が、被制御端末装置の操作入力部を直接操作しているのと同様の感覚で遠隔操作を行うものも提案されている(特許文献1等参照)。
特開2003−282387号公報
上述したVNC規格は、制御端末装置が被制御端末装置を遠隔操作するための規格である。このため、被制御端末装置に格納されている大容量の音楽、動画像等のオブジェクトを制御端末装置において視聴しようとすると、音楽、動画像等のデータが含まれているファイルの展開要求まではVNC規格に従って遠隔操作が可能である。
しかしながら、VNC規格は、被制御端末装置における音楽ファイルや動画像ファイル等の展開によって被制御端末装置で再生されている音楽や動画像等を、ネットワークを介して、制御端末装置においても再生することについては、全く規定していない。このため、単にVNC規格に準拠するだけでは、被制御端末装置において、音楽ファイルや動画像ファイル等の展開によって音楽や動画像等を再生させることはできても、制御端末装置を利用している利用者は、当該音楽や動画像等を視聴することはできない。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、利用者の利便性を向上することができる遠隔操作方法及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、第1の観点からすると、移動通信端末装置がネットワークを介して遠隔サーバを操作する遠隔操作方法であって、前記移動通信端末装置が前記遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションを、前記遠隔サーバが開設する遠隔操作用セッション開設工程と;前記移動通信端末装置が、前記遠隔サーバに格納されたストリーミングファイルの展開要求を前記遠隔サーバへ送信する展開要求送信工程と;前記遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持するとともに、前記遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、前記展開要求を受けた前記遠隔サーバが、前記ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信するストリーミング配信工程と;前記ストリーミング配信工程が終了したときに、前記遠隔操作用セッションが維持されている場合には、前記遠隔サーバが、前記遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する遠隔操作用画像情報送信制限解除工程と;を備えることを特徴とする遠隔操作方法である。
この遠隔操作方法では、遠隔操作用セッション開設工程において、移動通信端末装置が遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションを、遠隔サーバが開設する。こうした遠隔操作用セッションとしては、VNCセッション等がある。また、展開要求送信工程において、移動通信端末装置が、遠隔サーバに格納されたストリーミングファイルの展開要求を遠隔サーバへ送信する。なお、展開要求送信工程は、遠隔操作用セッションの開設中に実行されてもよいし、遠隔操作用セッションが開設されていない状態で行われてもよい。
遠隔サーバは、展開要求を受けると、ストリーミング配信工程において、ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信する。このストリーミングデータの配信に際しては、遠隔操作用セッションが開設されている場合には、遠隔操作用セッションを維持するとともに、前記遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、ストリーミングデータを配信する。すなわち、遠隔操作用セッションの開設中に展開要求を受けると、遠隔サーバは、遠隔操作用セッションを閉じることなく、ストリーミングデータの配信用のセッション(例えば、RTP(Real-time Transport Protocol)のセッション)を開設し、ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信する。一方、遠隔操作用セッションが開設されていない状態で展開要求を受けると、遠隔サーバは、ストリーミングデータの配信用のセッションを開設して、ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信する。
そして、ストリーミング配信工程が終了したときに、遠隔操作用セッションが維持されている場合には、遠隔操作用画像情報送信制限解除工程において、遠隔サーバが、遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する。
こうして、遠隔操作用セッションが開設されている状態で展開要求を受けた場合には、遠隔操作用セッションを維持しつつ、ストリーミングデータの配信を行うので、ストリーミングデータの配信終了後に、再度遠隔操作用セッションの開設処理を行わずに、移動通信端末装置が遠隔サーバの遠隔操作を継続することができる。したがって、本発明の遠隔操作方法によれば、利用者の利便性を向上することができる。
また、ストリーミング配信工程におけるストリーミングデータの配信に際し、遠隔操作用セッションが開設されている場合には、遠隔操作用セッションを維持しつつ、遠隔操作用の画像情報の送信を制限して、ストリーミングデータを配信する。このため、ストリーミングデータの配信と遠隔操作用の画像情報の送信との同時実行により発生し得るストリーミングデータの通信能力の低下を招くことが回避される。このため、音楽や動画像の再生時における違和感の原因となり得るストリーミングデータの通信能力の低下を防止することができる。
また、ストリーミング配信工程が終了したときに、遠隔操作用セッションが維持されている場合には、遠隔操作用画像情報送信制限解除工程において、遠隔サーバが、遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する。このため、ストリーミング配信が終了した後には、通常の遠隔操作が可能な状態に迅速に復帰することができる。
本発明の遠隔操作方法では、前記遠隔サーバが、前記移動通信端末装置へ、複数のストリーミングファイルに関連付けられた複数のトラック識別データを有するプレイリストを送信するプレイリスト送信工程を更に備えるようにすることができる。この場合には、プレイリストに従って、移動通信端末装置の利用者が、視聴の対象を選択することができるので、更に利便性を向上することができる。
本発明の遠隔操作方法では、前記ストリーミング配信工程において、前記遠隔サーバが、前記遠隔操作用の画像情報の送信を中止するようにすることができる。この場合には、ストリーミング配信工程中の移動通信端末装置と遠隔サーバとの間における通信能力のほぼ全てをストリーミング配信のために利用することができる。この結果、安定したストリーミング配信が可能となる。
また、本発明の遠隔操作方法では、ストリーミングファイルを、オーディオファイルとすることもできるし、ビデオファイルとすることもできる。
本発明は、第2の観点からすると、移動通信端末装置がネットワークを介して遠隔サーバを操作する通信システムであって、前記移動通信端末装置が、前記遠隔サーバに保存されたストリーミングファイルの展開要求を前記遠隔サーバへ送信する展開要求送信手段と;前記遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持しつつ、前記遠隔サーバが送信した前記ストリーミングファイルの展開結果を受信し、前記展開結果を再生する展開結果再生処理手段と;を備え、前記遠隔サーバが、前記遠隔操作用セッションを開設する遠隔操作用セッション開設手段と;前記ストリーミングファイルを格納するストリーミングファイル格納手段と;前記展開要求に応答して前記ストリーミングファイルを展開するストリーミングファイル展開手段と;前記遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持するとともに、前記遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、前記ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信するストリーミング配信手段と;を備え、前記ストリーミングデータの配信が終了したときに、前記遠隔操作用セッションが維持されている場合には、前記遠隔サーバは、前記遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する、ことを特徴とする通信システムである。
この通信システムでは、遠隔サーバの遠隔操作用セッション開設手段が主導して、移動通信端末装置が遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションを開設する。また、移動通信端末装置の展開要求送信手段が、遠隔サーバに格納されたストリーミングファイルの展開要求を遠隔サーバへ送信する。
遠隔サーバでは、展開要求を受けると、ストリーミングファイル展開手段が、ストリーミングファイルを展開する、そして、ストリーミング配信手段が、遠隔操作用セッションが開設されている場合には、遠隔操作用セッションを維持するとともに、遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、ストリーミングファイル格納手段内に格納されたストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを移動通信端末装置へ配信する。この配信を受けた移動通信端末装置では、展開結果再生処理手段が、ストリーミングファイルの展開結果を受信し、展開結果を再生する。
また、ストリーミングデータの配信が終了したときに、遠隔操作用セッションが維持されている場合には、遠隔サーバが、遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する。
すなわち、本発明の通信システムでは、上述した本発明の遠隔操作方法を使用して、ストリーミング配信をすることができる。したがって、本発明の通信システムによれば、利用者の利便性を向上することができる。
本発明は、第3の観点からすると、遠隔操作用セッションを開設する遠隔操作用セッション開設手段と;ストリーミングファイルを格納するストリーミングファイル格納手段と;移動通信端末装置からの前記ストリーミングファイルの展開要求に応答して前記ストリーミングファイルを展開するストリーミングファイル展開手段と;前記遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持するとともに、遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、前記ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信するストリーミング配信手段と;を備え、前記ストリーミングデータの配信が終了したときに、前記遠隔操作用セッションが維持されている場合には、前記遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する、ことを特徴とする遠隔サーバである。
この遠隔サーバでは、遠隔操作用セッション開設手段が主導して、移動通信端末装置が遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションを開設する。また、移動通信端末装置からストリーミングファイルの展開要求を受けると、ストリーミングファイル展開手段が、ストリーミングファイルを展開する。そして、ストリーミング配信手段が、遠隔操作用セッションが開設されている場合には、遠隔操作用セッションを維持するとともに、遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、ストリーミングファイル格納手段内に格納されたストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを移動通信端末装置へ配信する。
また、ストリーミングデータの配信が終了したときに、遠隔操作用セッションが維持されている場合には、遠隔サーバが、遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する。
このため、本発明の遠隔サーバは、上述した本発明の通信システムにおいて要請される遠隔サーバの機能を満たすことができる。したがって、本発明の遠隔サーバを、本発明の通信システムにおける遠隔サーバとして採用することができる。
本発明の遠隔サーバでは、前記移動通信端末装置へ、複数のストリーミングファイルに関連付けられた複数のトラック識別データを有するプレイリストを送信するプレイリスト送信手段を更に備えるようにすることができる。この場合、プレイリスト送信手段から送信されたプレイリストを利用することにより、移動通信端末装置の利用者が、簡易に視聴する対象を選択することができる。
以上説明したように、本発明の遠隔操作方法及び通信システムによれば、利用者の利便性を確保しつつ、移動通信端末装置からの指定により遠隔サーバにおいて再生される音楽や動画像等を、移動端末装置において視聴することができるという効果を奏する。
また、本発明の遠隔サーバを採用することにより、本発明の通信システムを簡易に構成することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図18を参照しつつ説明する。なお、これらの図においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム100の概略的な構成図である。図1に示されるように、この通信システム100は、(a)音(音楽や音声を含む)、静止画像、動画像といったマルチメディアのデータファイルや、ワープロ、表計算等のアプリケーションプログラムファイルを保存するMDサーバ30と、(b)ネットワーク50を介して、MDサーバ30を遠隔操作する移動通信端末装置である携帯電話装置10a,10bと、(c)携帯電話装置10a,10bが無線通信を行う基地局52,53,…と、(d)MDサーバ30及び基地局52,53,…が接続されたネットワーク50とを備えている。なお、図1においては、携帯電話装置10aと基地局52とが無線通信を行うとともに、携帯電話装置10bと基地局53とが無線通信を行う場合の例が示されているが、携帯電話装置10a,10bが無線通信を行う基地局は、基地局52,53に限定されるものではない。
図2(A)、図2(B)及び図3には、携帯電話装置10aの構成が示されている。ここで、図2(A)は携帯電話装置10aの外観の正面図であり、図2(B)は携帯電話装置10aの外観の裏面図である。また、図3は、携帯電話装置10aのハードウエア的な機能ブロック図である。
図2(A)及び図2(B)により総合的に示されるように、携帯電話装置10aは、(a)携帯電話装置本体11と、(b)電話番号,文字等を制御部21へ入力するためのテンキー、及び、各種指令を制御部21へ入力するためのファンクションキーを有する操作部12と、(c)制御部21による指令に応じて操作案内、動作状況、受信メッセージ等を表示する表示部13とを備えている。また、携帯電話装置10aは、(d)通話時に通信相手から送信された音声信号を再生する通話用スピーカ14と、(e)通話時に音声を入力するためのマイクロフォン15と、(f)制御部21による指令に応じて着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ16とを備えている。
携帯電話装置本体11は、図3に示されるように、その内部に、(i)携帯電話装置10aの各部の動作を制御する制御部21と、(ii)無線信号用のアンテナ17を有し無線信号を送受信する送受信部22と、(iii)各種データを記憶する記憶部23とを備えている。
制御部21は、中央処理装置(CPU)、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processor)等を備えて構成されている。この制御部21において各種プログラムが実行されることにより、上述した構成要素を制御して、携帯電話装置10aとしての機能が実現される。こうして制御部21において実行されるプログラムとして、MDサーバ30の携帯電話装置10aによる遠隔操作に関するインターフェース処理を行うインターフェース処理部71と、VNCセッションの設定及び管理を行うVNC管理部72とがある。
インターフェース処理部71は、MDサーバ30から送信された表示部13のスケーリングに関する問い合わせに対する通知や、表示部13の表示可能な色の種類の通知や、MDサーバ30に遠隔ログインするためのID、パスワードの通知等の処理を行う。
また、インターフェース処理部71は、VNCセッションが維持された状態でMDサーバ30から音楽や動画像等がストリーミング配信される場合には、MDサーバ30からの遠隔操作用情報の受信を停止、中断させる等の遠隔操作処理の制限をも行う。また、インターフェース処理部71は、MDサーバ30からのストリーミング配信が終了した場合は、MDサーバ30からの遠隔操作用情報の受信制限を解除する。すなわち、MDサーバ30からのストリーミング配信が行われている間においても、VNCセッションは切断されずに維持されるが、携帯電話装置10aは、MDサーバ30からの遠隔操作用情報の取得を行わずに、遠隔操作を中断させるようになっている。
ところで、利用者の指定により、例えば、アーティスト「JJJJ」のアルバム「DD」,「EE」が連続的にストリーミング配信されたり、あるいは、野球の2試合又はサッカーの3試合を連続的にストリーミング配信されたりする等、複数のストリーミングファイルを連続再生する場合がある。この場合、インターフェース処理部71は、リスト保持部24に保持されたプレイリストにおける登録内容に従って、1つのストリーミング配信が終了した後においても、ストリーミング受信を続行する。
インターフェース処理部71は、MDサーバ30に対して、複数のストリーミングファイルを連続再生させている間において、再生処理と異なる別の処理が、並列処理可能である場合には、ストリーミングファイルの再生を継続する。ここで、「別の処理」とは、メール着信に基づくメーラの起動、利用者の指令に基づくブラウザの起動等をいう。
一方、インターフェース処理部71は、別の処理が、利用者の指令に基づき動作中のプログラムファイルの再起動操作等である場合、MDサーバ30に対してストリーミングファイルの再生中止要求を行う。また、インターフェース処理部71は、再起動処理等が終了した後において、再度、中止したストリーミングファイルの再生をMDサーバ30へ向けて要求する。
すなわち、携帯電話装置10aでは、ストリーミングファイルの連続再生が利用者によって指令された場合、複数のストリーミングファイルのうちの配信を中止するストリーミングファイルを、再生処理と並列処理される負荷の大きさに基づいて決定するようになっている。
VNC管理部72は、VNCセッション設定部73と、送信処理部74と、描画命令受信処理部75とを備えて構成されている。ここで、VNCセッション設定部73は、MDサーバ30と携帯電話装置10aとの間におけるVNCセッションをネットワーク50に設定する。このVNCセッション設定部73は、VNC規格に従った遠隔操作用のソフトウェアプログラムが記憶部23にインストゥールされることにより実現される。
送信処理部74は、表示部13に表示されたMDサーバ30のデスクトップ画面に対し、ユーザーが操作部12によって入力した、入力イベントのMDサーバ30への送信及び、MDサーバ30から送信されるプレイリストに基づき利用者が選択するストリーミングファイル又はアプリケーションプログラムファイルを含むファイル要求や、ファイル起動要求をMDサーバ30へ向けて送信する。また、描画命令受信処理部75は、VNCセッション設定部73にて設定されたVNCセッションにより、MDサーバ30から送信された、MDサーバ30のデスクトップ画面イメージに基づく描画命令をデコード処理し、MDサーバ30に表示されるデスクトップ画面を表示部13に再現する。
記憶部23は、(i)MDサーバ30から受信したメニューリスト及びプレイリストを一時記憶するリスト保存部24と、(ii)MDサーバ30から配信されたストリーミングファイルを一時記憶するストリーミングファイル保存部25と、(iii)MDサーバ30から受信したアプリケーションプログラムファイル等のデスクトップ画面イメージの描画命令を一時記憶する受信描画命令保存部26とを有している。
携帯電話装置10bは、上記の携帯電話装置10aと同様に構成されている。
MDサーバ30は、パーソナルコンピュータ等の計算機システムとして構成されている。このMDサーバ30は、図4に示されるように、(a)MDサーバ30の全体を制御する制御部31と、(b)制御部31による制御のもとで、ネットワーク50を介した通信を行うための送受信部32と、(c)制御部31がアクセス可能な記憶装置33と、(d)制御部31による指令に従って、デスクトップ画面の表示を行う表示部34とを備えている。
制御部31は、中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)等を備えて構成されている。この制御部31において各種プログラムを起動することにより、上述した構成要素を制御して、MDサーバ30としての機能が実現される。こうして制御部31において実行されるプログラムとして、ファイル管理部41と、判定処理部42と、インターフェース処理部43と、VNC管理部44とがある。
ファイル管理部41は、記憶装置33に保存された、後述するストリーミングファイル、プレイリスト管理ファイル、アプリケーションプログラムファイル等のそれぞれの展開起動状態を管理する。また、ファイル管理部41は、これらのファイルのうちから携帯電話装置10a,10bにより選択されたファイルの展開を起動する。さらに、ファイル管理部41は、携帯電話装置10a,10bからの展開要求に含まれる情報に応じて、プレイリストデータ保存部45に保存されたオーディオプレイリスト管理ファイル47や、ビデオプレイリスト管理ファイル48を読み出して、携帯電話装置10a,10bへ向けて送信する。また、ファイル管理部41は、後述するオーディオプレイリスト、ビデオプレイリスト、ショートカットリスト、トラック指定プレイリスト等の項目からなるプレイリストを、携帯電話装置10a,10bへ向けて通知する。
判定処理部42は、ネットワーク50を介して携帯電話装置10a,10bから展開要求されたファイルがストリーミングファイルであるか、又は、例えばアプリケーションプログラムファイルといったストリーミングファイルと異なるファイル(非ストリーミングファイル)であるかを判定する。そして、起動要求されたファイルがオーディオ又はビデオの各ストリーミングファイルであると判定した場合には、判定処理部42は、ストリーミングファイルの展開起動指令をファイル管理部41に通知する。
インターフェース処理部43は、携帯電話装置10a,10bによるMDサーバ30の遠隔操作に関するインターフェース処理を行うものである。このインターフェース処理部43は、図5に示されるように、リンク処理部43aと、アプリケーション送信部(非ストリーミングファイル送信部)43bと、ストリーミング配信処理部(配信部)43cとを備えて構成されている。
リンク処理部43aは、ログイン認証処理や画面表示を調整する。ここで、ログイン認証は、携帯電話装置10a,10bからMDサーバ30へ送信されたID(又はログイン名)及びパスワードを予め保存しているID及びパスワードに基づいて認証する。画面表示の調整は、携帯電話装置10a,10bの画面解像度及び色数の表示能力に応じて、携帯電話装置10a,10bに送信しようとする画面内容を拡大又は縮小するスケーリングや、表示色の設定等を行う。なお、リンク処理部43aが認証データの送受信等に用いるリンクは、UPnP(Universal Plug and Play)が用いられる。ここで、UPnPは、自宅や職場のパソコン、プリンタ、電化製品等をネットワーク50を介して相互に接続し、また、相互にIPアドレスを自動的に認識できるようにした技術仕様である。
アプリケーション送信部43bは、後述するVNCセッション設定部44aにて開設(設定)されたVNCセッションを利用して、各種データを携帯電話装置10a,10bへ向けて送信する。
ストリーミング配信処理部43cは、ストリーミングファイルの展開結果のデータ(以下、「ストリーミングデータ」ともいう)を配信するためのセッション(例えば、RTPセッション等)を開設して、ストリーミングデータを携帯電話装置10a,10bへ向けて配信する。このストリーミング配信のセッションにおいては、リアルタイムに音楽や映像等のストリーミングファイルを授受するためのプロトコルが用いられる。なお、ストリーミング配信処理部43cは、ストリーミングデータの配信開始に先立って、後述する描画命令送信部44cへ送信制限要求を送る。また、ストリーミング配信処理部43cは、ストリーミングデータの配信が終了すると、描画命令送信部44cへ送信制限解除通知を送る。
VNC管理部44は、VNCセッションの設定及び管理を行う。このVNC管理部44は、図6に示されるように、VNCセッション設定部44aと、受信処理部44bと、描画命令送信部44cとを備えて構成されている。
VNCセッション設定部44aは、記憶装置33に保存された複数のファイルを利用者が携帯電話装置10aにおいて操作するためのVNCセッションをファイル管理部41の指令に従って開設する。このVNCセッション設定部44aは、携帯電話装置10a,10bの認証も行う。なお、VNCセッション設定部44aは、VNC規格に基づく遠隔操作用のソフトウェアプログラムが記憶装置33にインストゥールされることにより実現される。
受信処理部44bは、ファイル管理部41にて送信されたファイル識別データに基づき携帯電話装置10a,10bにて選択されたファイル識別データを含むファイル展開要求を受信する。そして、受信処理部44bは、ファイル展開要求に対応するストリーミングファイルやアプリケーションプログラムファイル等の展開を起動する。この受信処理部44bは、利用者によって操作された携帯電話装置10aのテンキー、ファンクションキーやポインティングデバイスによって選択又は入力された情報、データを認識し利用者の指令をMDサーバ30内の各構成要素に対して通知する。
描画命令送信部44cは、VNCセッション設定部44aにより開設されたVNCセッションを利用して、表示部34のデスクトップ画面を描画させるための描画命令を、携帯電話装置10a,10bへ送信する。なお、描画命令送信部44cは、デスクトップ画面の変化が生じた部分の変化量を差分情報として計算することも行う。なお、アプリケーション送信部43bは、ストリーミング配信処理部43cからの送信制限要求に応答して、VNCセッションを利用した各種データの送信を中断する。また、アプリケーション送信部43bは、ストリーミング配信処理部43cからの送信制限解除通知に応答して、VNCセッションを利用した各種データの送信を再開する。
図4に戻り、記憶装置33は、プレイリストデータ保存部45と、アプリケーションリスト管理ファイル49と、オーディオファイル記憶領域61と、ビデオファイル記憶領域62と、アプリケーションファイル記憶領域63とを有している。ここで、プレイリストデータ保存部45は、図7に示されるように、音楽、動画等のストリーミングファイルのそれぞれに関連付けられたトラックID(トラック識別データ[Identifier])を有するプレイリストデータであるオーディオプレイリスト管理ファイル47(i=1,2,…)、及び、ビデオプレイリスト管理ファイル48(j=1,2,…)とを含んでいる。
オーディオプレイリスト管理ファイル47は、再生しようとする音楽アルバムといったオーディオトラックファイルに付随する情報を管理するファイルである。このオーディオプレイリスト管理ファイル47は、図8に示されるように、オーディオプレイリスト情報ファイル47aと、複数のオーディオトラック管理ファイル47bip(p=1,2,…)とを有している。また、図8に示されるように、オーディオファイル記憶領域61には、音楽アルバムに含まれる、例えば、「AAA」,「BBB」,…,といった曲名に相当するオーディオトラックファイル61aipが、エンコード処理されて保存されている。そして、各オーディオトラック管理ファイル47bipは、オーディオトラックファイル61aipに対応する情報を保存している。こうして、オーディオプレイリスト管理ファイル47が、複数の曲からなる音楽アルバム(アーティスト「JJJJ」のアルバム名「AA」)の情報を管理している。
オーディオプレイリスト情報ファイル47aの内容の例が、図9(A)に示されている。この図9(A)により代表的に示されるように、オーディオプレイリスト情報ファイル47aは、オーディオプレイリストの識別用のプレイリストIDと、プレイリスト再生時間、トラック数及びトラック名とを保存している。ここで、再生時間等は、オーディオプレイリスト毎に設定される。オーディオトラック数を表すトラック数が「10」は、音楽アルバムが10曲からなることを表している。また、トラック名は、1オーディオプレイリストに含まれるオーディオトラック名(曲名「AAA」、「BBB」等)を意味している。
また、オーディオトラック管理ファイル47bipの内容の例が、図9(B)に示されている。この図9(B)により代表的に示されるように、各オーディオトラック管理ファイル47bipは、各オーディオトラックファイル1,2,…,を識別するトラックIDと、再生時間、タイトル、アーティストと、ストリーミング配信に必要な情報を取得するためのURL(Uniform Resource Locator)情報等とのそれぞれを保存している。ここで、URLはストリーミング配信に必要な情報を取得するためのアドレスであって、例えばセッション記述プロトコル(SDP:Session Description Protocol)に従って決められるアドレスである。また、オーディオトラック管理ファイル47bipと、オーディオプレイリスト情報ファイル47aとは、いずれも、オーディオトラックファイル61aipの削除、追加、入れ替え等に伴って、更新又は生成されるようになっている。
ビデオプレイリスト管理ファイル48は、再生しようとするビデオトラックファイルに付随する情報を管理するファイルである。このビデオプレイリスト管理ファイル48は、図10に示されるように、ビデオプレイリスト情報ファイル48aと、複数のビデオトラック管理ファイル48bjq(q=1,2,…)とを有する。また、図10に示されるように、ビデオファイル記憶領域62には、例えばスポーツ試合の前半及び後半の各場面がエンコード処理されたビデオトラックファイル62ajqが保存される。そして、ビデオプレイリスト管理ファイル48が、各ビデオトラックファイル62ajqに対応する情報を保存するビデオトラック管理ファイル48bj1,48bj2,…を保存しており、例えば、複数場面からなるスポーツ試合の情報を管理している。
なお、ビデオプレイリスト情報ファイル48aの内容は、図9(A)のオーディオプレイリスト情報ファイル47aの内容と同様である。すなわち、ビデオプレイリスト情報ファイル48aは、プレイリストID、ビデオプレイリストの再生時間、ビデオトラック数及びビデオトラック名等を保存している。また、ビデオトラック管理ファイル48bjqの内容は、図9(B)に示されるオーディオトラック管理ファイル47bipの内容と同様である。
以上のような、オーディオプレイリスト管理ファイル47、オーディオトラック管理ファイル47bip、ビデオプレイリスト管理ファイル48及びビデオトラック管理ファイル48bjqがプレイリストとして、MDサーバ30から携帯電話装置10a,10bへ向けて、適宜送信されるようになっている。こうしたプレイリストの構成例が、図11(A)〜(C)に示されている。
図11(A)に示されるプレイリスト54は、音楽アルバムに対応しているオーディオプレイリスト管理ファイル47のみを含んでいるプレイリストの例である。この場合には、携帯電話装置10a、10bでは、プレイリスト54を利用して、利用者が所望の音楽アルバムを選択する。なお、各オーディオトラックファイル61aipに関する情報は、いずれも、オーディオプレイリスト管理ファイル47に含まれるので、オーディオプレイリスト管理ファイル47が、MDサーバ30から携帯電話装置10a,10bに送信されることにより、ストリーミング配信が可能な音楽アルバム、曲のリストが通知されることになる。
図11(B)に示されるプレイリスト55は、オーディオトラック管理ファイル47bipだけを含んでいるプレイリストの例である。この場合には、携帯電話装置10a、10bでは、プレイリスト54を利用して、利用者が所望のシングル曲を選択する。
図11(C)に示されるプレイリスト56は、オーディオプレイリスト管理ファイル47とオーディオトラック管理ファイル47bipとを混在して含むプレイリストの例である。この場合には、携帯電話装置10a、10bでは、プレイリスト56を利用して、利用者が所望のアルバム又はシングル曲を選択する。
なお、図11(A)〜(C)では、オーディオ関連のプレイリスト54〜56について説明したが、ビデオ関連のプレイリストについても、オーディオ関連のプレイリスト54〜56と同様に様々の構成とすることもできる。さらに、オーディオ関連及びビデオ関連の双方を含むプレイリストとすることもできる。
アプリケーションリスト管理ファイル49内には、アプリケーションファイル記憶領域63に記憶された各アプリケーションプログラムファイルに付随する情報が記憶される。このアプリケーションリスト管理ファイル49の内容の例が、図12に示されている。図12において代表的に示されるように、携帯電話装置10a、10bが遠隔操作するアプリケーションプログラムファイルの識別用のファイルIDや、アプリケーションプログラムファイルが実行ファイル(exeファイル)か、又は、一般のファイル(doc、xls、txt)等かを識別するためのファイル種類等の情報を保存している。アプリケーションリスト管理ファイル49は、アプリケーションリストとして、携帯電話装置10a,10bへ適宜送信される。
アプリケーションファイル記憶領域63には、図13に示されるように、(i)ワープロアプリケーションプログラムファイル63a、表計算アプリケーションプログラムファイル63b、テキストエディタアプリケーションプログラムファイル63c、メーラ(メール作成/送受信)、ブラウザ、プレゼンテーション、電子化文書表示等のアプリケーションプログラムファイルと、(ii)これらのアプリケーションプログラムファイル63a,…,を用いて作成された作業ファイル(doc、xls、txt、pst、htm、ppt、pdf等の各ファイル)や、フォルダファイル等とが記憶される。
なお、MDサーバ30が、携帯電話装置10a,10bを含む複数の携帯電話装置による遠隔操作を許可している場合には、記憶装置33に記憶される各ファイルは、各携帯電話装置毎に管理されるようになっている。
[動作]
次に、上記のように構成された通信システム100における携帯電話装置10aによるMDサーバ30の遠隔操作処理の詳細について、説明する。以下、特に断らない限り、MDサーバ30が携帯電話装置10aにより遠隔操作されるものとして説明する。
<VNCセッションの設定>
まず、通信システム100におけるVNCセッションの開設処理について説明する。
まず、図14に示されるように、携帯電話装置10aが、基地局52との間において無線接続した後、MDサーバ30とインターネット接続する(W1参照)。引き続き、携帯電話装置10aとMDサーバ30との間において、UPnPリンクを設定する(W2参照)。UPnPリンクが設定されると、携帯電話装置10aの表示部13には、図15(A)に示されるような画面が表示される。
図14に戻り、次に、ステップS1において、携帯電話装置10は、遠隔ログイン操作を行う。まず、利用者は、画面案内(図15(B)参照)に応じて、ID及びパスワードを入力する。認証処理の間、認証中の画面(図15(C)参照)が表示される。そして、認証がなされると、携帯電話装置10は、遠隔ログイン要求をMDサーバ30へ送信する。
遠隔ログイン要求を受信したMDサーバ30は、ステップS2において、ログイン処理を行う。そして、ステップS2におけるログイン処理が正常に終了すると、MDサーバ30は、ログイン成功を返送する。なお、ステップS2におけるログイン処理がエラー終了した場合には、MDサーバ30は、ログイン失敗を返送する。
ログイン成功を受信すると、ステップS3において、携帯電話装置10aは、メニューリストの取得処理を行う。携帯電話装置10aは、MDサーバ30へ向けてメニューリスト要求を送信する。このメニューリスト要求を受けたMDサーバ30は、ステップS4において、携帯電話装置10aのためにメニューリストを準備する。そして、MDサーバ30は、メニューリストを携帯電話装置10aへ送信する。メニューリストを受けた携帯電話装置10aでは、表示部13に、図15(D)に示されるような画面が表示される。
なお、携帯電話装置10aがメニューリストを既に保持している場合には、ステップS3において、携帯電話装置10aは、MDサーバ30へ向けて、保持しているメニューリストのタイムスタンプを伴うメニューリスト確認要求を送信する。このメニューリスト確認要求を受けたMDサーバ30は、ステップS4において、携帯電話装置10aが保持しているメニューリストが最新か否かを判定する。この判定が否定的であった場合には、MDサーバ30は、最新のメニューリストを携帯電話装置10aへ送信する。一方、判定が肯定的であった場合には、MDサーバ30は、最新のメニューリストである旨を携帯電話装置10aへ送信する。
図14に戻り、次に、ステップS7において、MDサーバ30は、携帯電話装置10aとMDサーバ30との間のVNCセッションを開設する。これにより、VNCセッションが設定される(W3参照)。このVNCセッションを利用して、MDサーバ30は、携帯電話装置10aへ向けて、MDサーバ30の表示部34に表示されるデスクトップ画面情報(フル画面情報又は画面差分情報)を送信する。
一方、携帯電話装置10aは、MDサーバ30から受信したデスクトップ画面情報に基づいて、MDサーバ30のデスクトップ画面を再現表示する。これにより、携帯電話装置10aは、遠隔操作が可能な状態になる(W4参照)。この結果、VNC標準規格に従った携帯電話装置10bによるMDサーバ30遠隔操作が可能となる。なお、MDサーバ30から携帯電話装置10aへのデスクトップ画面情報の送信は、通信状況や処理負荷等に応じて変化するようになっている。
<オーディオストリーミング配信>
次に、上記のVNCセッションの設定後(図16のA1参照)におけるオーディオストリーミング配信について説明する。
オーディオストリーミング配信を受ける際には、利用者は、まず、ステップU1において、オーディオプレイリストの取得処理を行う。このオーディオプレイリストの取得処理では、利用者が、メニューリスト(図15(D)参照)の各項目からオーディオプレイリストを選択する。かかる選択が行われると、携帯電話装置10aは、MDサーバ30に対して、オーディオプレイリスト要求を送信する。このオーディオプレイリスト要求を受けると、MDサーバ30は、ステップU2において、携帯電話装置10aのために用意されているオーディオプレイリストを、携帯電話装置10aへ送信する。
なお、携帯電話装置10aがオーディオプレイリストを既に保持している場合には、ステップU4において、携帯電話装置10aは、MDサーバ30へ向けて、保持しているオーディオプレイリストのタイムスタンプを伴うオーディオプレイリスト確認要求を送信する。このオーディオプレイリスト確認要求を受けたMDサーバ30は、ステップU2において、携帯電話装置10aが保持しているオーディオプレイリストが最新か否かを判定する。この判定が否定的であった場合には、MDサーバ30は、最新のオーディオプレイリストを携帯電話装置10aへ送信する。一方、判定が肯定的であった場合には、MDサーバ30は、最新のオーディオプレイリストである旨を携帯電話装置10aへ送信する。
オーディオプレイリストを受けた携帯電話装置10aでは、当該オーディオプレイリストの内容を示すオーディオプレイリスト表示画面が表示部13に表示される。こうしたオーディオプレイリスト表示画面の例が、図17(A)に示されている。なお、図17(A)の画面例は、当該オーディオプレイリストが、前述した図11(A)のようにオーディオプレイリスト管理ファイル47のみであった場合の例が示されている。以下、オーディオプレイリスト表示画面が図17(A)に示されるようであったとして、説明する。
次に、ステップU3において、携帯電話装置10aでのプレイ選択処理が行われる。このプレイ選択処理では、利用者が、例えば、図17(A)のオーディオプレイリスト表示画面におけるアルバム”AA”を選択すると、携帯電話装置10aは、図17(B)に示されるように、アルバム”AA”のオーディオトラックリストに対応する曲名リストを表示する。そして、利用者が、曲名”AAA”を選択すると、携帯電話装置10aは、図17(C)に示されるような再生曲名決定画面を表示するとともに、曲”AAA”を表す識別データを含むストリーミング配信要求をMDサーバ30に対して送信する。そして、携帯電話装置10aは、遠隔操作用の画面の受信処理を中断する。
ストリーミング配信要求を受けたMDサーバ30は、ステップU4において、曲”AAA”に対応するオーディオトラックファイルを展開する。引き続き、MDサーバ30は、
遠隔操作用画面情報であるデスクトップ画面情報の送信処理を中断するとともに、VNCセッションを維持しつつ、ストリーミング配信のためのセッションを開設する。そして、MDサーバ30は、ストリーミング配信のためのセッションを利用して、オーディオトラックファイルの展開結果を携帯電話装置10aへ送信することにより、曲”AAA”を携帯電話装置10aへストリーミング配信する。
オーディオトラックファイルの展開結果を受けた携帯電話装置10aは、ステップU5において、曲”AAA”を再生する。この結果、携帯電話装置10aでは、曲”AAA”の再生結果が、通話用スピーカ14又は案内用スピーカ16から出力され、利用者に提供される。
なお、携帯電話装置10bへ送信されるプレイリストが、図11(B)に示されるようなプレイリスト55のように、オーディオトラック管理ファイル47bipだけを含んでいる場合には、オーディオプレイリスト表示画面として、曲名が列挙された画面が表示部13に表示される。この場合には、オーディオプレイリスト表示画面において曲選択が行われると、直ちに、携帯電話装置10aは、図17(C)に示されるような再生曲名決定画面と同様の画面を表示するとともに、選択された曲を表す識別データを含むストリーミング配信要求をMDサーバ30に対して送信する。
また、携帯電話装置10bへ送信されるプレイリストが、図11(C)に示されるようなプレイリスト56のように、オーディオプレイリスト管理ファイル47とオーディオトラック管理ファイル47bipとを混在して含んでいる場合には、オーディオプレイリスト表示画面として、アルバム名及び曲名が混在した表示部13に表示される。この場合には、オーディオプレイリスト表示画面において曲選択が行われると、直ちに、携帯電話装置10aは、図17(C)に示されるような再生曲名決定画面と同様の画面を表示するとともに、選択された曲を表す識別データを含むストリーミング配信要求をMDサーバ30に対して送信する。一方、オーディオプレイリスト表示画面において曲選択が行われると、図17(B)に示される画面と同様な画面が表示される。そして、その画面において曲選択が行われると、直ちに、携帯電話装置10aは、図17(C)に示されるような再生曲名決定画面と同様の画面を表示するとともに、選択された曲を表す識別データを含むストリーミング配信要求をMDサーバ30に対して送信する。
<ビデオストリーミング配信>
次に、上記のVNCセッションの設定後におけるビデオストリーミング配信について説明する。なお、携帯電話装置10aへのビデオファイルのストリーミング配信も、上述のオーディオファイルのストリーミング配信と同様のシーケンスで行われるので、図16を参照しつつ、説明する。
ビデオストリーミング配信を受ける際には、利用者は、まず、ステップU1において、ビデオプレイリストの取得処理を行う。このビデオプレイリストの取得処理では、利用者が、メニューリスト(図15(D)参照)の各項目からビデオプレイリストを選択する。かかる選択が行われると、携帯電話装置10aは、MDサーバ30に対して、ビデオプレイリスト要求を送信する。このビデオプレイリスト要求を受けると、MDサーバ30は、ステップU2において、携帯電話装置10aのために用意されているビデオプレイリストを、携帯電話装置10aへ送信する。なお、携帯電話装置10aがビデオプレイリストを既に保持している場合には、上述のオーディオファイルのストリーミング配信の場合と同様にして、携帯電話装置10aが保持しているオーディオプレイリストを最新のものとする処理が行われる。
ビデオプレイリストを受けた携帯電話装置10aでは、当該ビデオプレイリストの内容を示すビデオプレイリスト表示画面が表示部13に表示される。こうしたオーディオプレイリスト表示画面の例が、図18(A)に示されている。なお、図18(A)の画面例は、当該ビデオプレイリストが、ビデオプレイリスト管理ファイル48のみであった場合の例が示されている。以下、ビデオプレイリスト表示画面が図18(A)に示されるようであったとして、説明する。
次に、ステップU3において、携帯電話装置10aでのプレイ選択処理が行われる。このプレイ選択処理では、利用者が、例えば、図18(A)のオーディオプレイリスト表示画面におけるビデオ”自然風景”を選択すると、携帯電話装置10aは、図18(B)に示されるように、ビデオ”自然風景”のビデオトラックリストに対応する場面リストを表示する。そして、利用者が、”場面1”を選択すると、携帯電話装置10aは、図18(C)に示されるような再生場面決定画面を表示するとともに、”場面1”を表す識別データを含むストリーミング配信要求をMDサーバ30に対して送信する。そして、携帯電話装置10aは、遠隔操作用の画面の受信処理を中断する。
ストリーミング配信要求を受けたMDサーバ30は、ステップU4において、”場面1”に対応するビデオトラックファイルを展開する。引き続き、MDサーバ30は、遠隔操作用画面情報であるデスクトップ画面情報の送信処理を中断するとともに、VNCセッションを維持しつつ、ストリーミング配信のためのセッションを開設する。そして、MDサーバ30は、ストリーミング配信のためのセッションを利用して、ビデオトラックファイルの展開結果を携帯電話装置10aへ送信することにより、”場面1”のビデオデータを携帯電話装置10aへストリーミング配信する。
ビデオトラックファイルの展開結果を受けた携帯電話装置10aは、ステップU5において、”場面1”を再生する。この結果、携帯電話装置10aでは、”場面1”の再生結果が、表示部13に表示され(図18(D)参照)、利用者に提供される。
なお、携帯電話装置10aへ送信されるプレイリストが、ビデオトラック管理ファイル48bipだけを含んでいる場合や、オーディオプレイリスト管理ファイル47とオーディオトラック管理ファイル47bipとを混在して含んでいる場合も、上述のオーディオファイルのストリーミング配信の場合と同様の処理が行われる。
以上に説明したストリーミング配信が終了すると、MDサーバ30は、遠隔操作用画面情報の送信処理を再開する。また、携帯電話装置10aは、遠隔操作用画面情報の受信処理を再開する。この後は、VNC標準規格に従った携帯電話装置10bによるMDサーバ30遠隔操作が行われる。
なお、携帯電話装置10bとMDサーバ30との間におけるストリーミング配信も、上記の携帯電話装置10aとMDサーバ30との間におけるストリーミング配信と同様にして行われる。
以上説明したように、本実施形態では、携帯電話装置10a,10bが、ネットワーク50を介して、MDサーバ30において保存されている音楽や映像等のストリーミング視聴と、ワープロ、表計算等のアプリケーションプログラムファイルの遠隔操作とを行えるようになる。
また、本実施形態では、VNCセッションの確立に先立って、MDサーバ30が、携帯電話装置10a,10bへ向けて、オーディオプレイリスト管理ファイルやビデオプレイリスト管理ファイルを送信する。この場合、移動通信端末装置は、通信セッションが設定された状態において、遠隔操作しようとするファイルを選択するので、迅速、効率的な遠隔操作ができるようになる。
また、ストリーミング技術を用いることにより、大きなサイズをもつファイルをダウンロードするための時間を短縮化することができ、音楽、映像等を効率的に再生することができる。そして、リアルタイムにストリーミング配信することにより、スポーツ試合を中継配信することもできる。
一方、携帯電話装置10a,10bは、いずれも、MDサーバ30に保存された音楽、映像及びワープロ等のそれぞれのリストをいずれもMDサーバ30から取得できるので、利用者は、再生又は表示しようとするファイルの選択を容易かつ迅速に行うことができる。例えば、携帯電話装置10a,10bは、いずれも、MDサーバ30において下位フォルダに保存されているファイルを効率的に選択できる。また、テンキー、ファンクションキー等の操作性に関わらず、利用者はファイルを容易に選択できる。
更に、MDサーバ30が、オーディオ及びビデオの各ストリーミングファイルの保存領域を管理するので、携帯電話装置10a,10bは、複数のストリーミングファイルを迅速に連続再生することができる。
なお、上記の実施形態では、UPnPリンクの確立後にファイル展開要求がMDサーバ30へ送信され、このファイル展開要求に応じてVNCセッションの開設が行われる場合を説明した。これに対して、VNCセッションが設定されている状態でUPnPリンクを確立するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、ストリーミング配信中における遠隔操作用画面情報の送受信の制限として、遠隔操作用画面情報の送受信を中止するようにしたが、遠隔操作用画面情報の送受信の制限は、各装置やネットワークの通信性能や処理性能に応じて行えばよい。
また、上記の実施形態では、ストリーミング配信中における遠隔操作用画面情報の送受信の制限するようにしたが、MADサーバ30と携帯電話装置10a,10bとの間における通信能力が十分である場合には、遠隔操作用画面情報の送受信の制限を行わないようにすることもできる。
また、上記の実施形態では、携帯電話装置がプレイリストを利用してストリーミング配信を要求するようにしたが、プレイリストを利用せずに、ストリーミング配信を要求することもできる。例えば、VNCセッションを利用した遠隔操作により、エクスプローラ等を利用してファイルを選択し、当該ファイル内の情報を用いてストリーミング配信を要求することができる。
また、上記の実施形態では、MDサーバ30を遠隔操作し得る携帯電話装置を2台としたが、3台以上とすることができる。ここで、各携帯電話装置の利用者が異なっていてもよい。
また、上記の実施形態では、制御端末装置を携帯電話装置としたが、他の通信端末装置とすることができる。
また、上記の実施形態では、被制御端末装置をパーソナルコンピュータとしたが、通信機能を有する任意の種類の情報処理装置とすることができる。
以上説明したように、本発明の遠隔操作方法及び通信システムは、移動通信端末装置を用いて自宅又は職場に配置された遠隔サーバの遠隔操作に適用することができる。また、本発明の遠隔サーバは、移動通信端末装置が遠隔サーバを遠隔操作する通信システムの構成要素に適用することができる。

本発明の一実施形態に係る通信システムの概略的な構成図である。 図1の移動通信端末装置の外観を概略的に示す図である。 図1の移動通信端末装置の機能ブロック図である。 遠隔サーバの構成を説明するためのブロック図である。 図4のインターフェース処理部の構成を説明するための図である。 図4のVNC管理部の構成を説明するための図である。 図4のプレイリスト保存部の構成を説明するための図である。 図7のオーディオプレイリスト管理ファイルの構成及び図4のオーディオファイル記憶領域の内容を説明するための図である。 図8のオーディオプレイリスト管理ファイル及びオーディオトラック管理ファイの内容を説明するための図である。 図7のビデオプレイリスト管理ファイルの構成及び図4のビデオファイル記憶領域の内容を説明するための図である。 プレイリストを説明するための図である。 図4のアピリケーション管理ファイルの内容を説明するための図である。 図4のアピリケーション記憶領域の構成を説明するための図である。 図1の通信システムにおけるVNCセッションの開設処理を説明するためのシーケンス図である。 図14のシーケンスにおける携帯電話装置の表示画面例を示す図である。 図1の通信システムにおけるオーディオストリーミング配信処理を説明するためのシーケンス図である。 図16のシーケンスにおける携帯電話装置の表示画面例を示す図である。 図1の通信システムにおけるビデオストリーミング配信処理のシーケンス図における携帯電話装置の表示画面例を示す図である。
符号の説明
10a,10b…携帯電話装置(移動通信端末装置)、11…携帯電話装置本体、12…操作部、13…表示部、14…通話用スピーカ、15…マイクロフォン、16…案内用スピーカ、17…アンテナ、21…制御部、22…送受信部、23…記憶部、24…リスト保存部、25…ストリーミングファイル保存部、26…受信描画命令保存部、30…MDサーバ(遠隔サーバ)、31…制御部、32…送受信部、33…記憶装置、34…表示部、41…ファイル管理部、42…判定処理部、43…インターフェース処理部、43a…リンク処理部、43b…アプリケーション送信部、43c…ストリーミング配信処理部、44…VNC管理部、44a…VNCセッション設定部、44b…受信処理部、44c…描画命令送信部、45…プレイリストデータ保存部、47…オーディオプレイリスト管理ファイル、47a…オーディオプレイリスト情報ファイル、47bip…オーディオトラック管理ファイル、48…ビデオプレイリスト管理ファイル、48a…ビデオプレイリスト情報ファイル、48bjq…ビデオトラック管理ファイル、49…アプリケーションリスト管理ファイル、50…ネットワーク、52,53…基地局、54〜56…プレイリスト、61…オーディオファイル記憶領域、62…ビデオファイル記憶領域、63…アプリケーションファイル記憶領域、63a…ワープロアプリケーションプログラムファイル、63b…表計算アプリケーションプログラムファイル、63c…テキストエディタアプリケーションプログラムファイル、71…インターフェース処理部、72…VNC管理部、73…VNCセッション設定部、74…送信処理部、75…描画命令受信処理部、100…通信システム。

Claims (8)

  1. 移動通信端末装置がネットワークを介して遠隔サーバを操作する遠隔操作方法であって、
    前記移動通信端末装置が前記遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションを、前記遠隔サーバが開設する遠隔操作用セッション開設工程と;
    前記移動通信端末装置が、前記遠隔サーバに格納されたストリーミングファイルの展開要求を前記遠隔サーバへ送信する展開要求送信工程と;
    前記遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持するとともに、前記遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、前記展開要求を受けた前記遠隔サーバが、前記ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信するストリーミング配信工程と;
    前記ストリーミング配信工程が終了したときに、前記遠隔操作用セッションが維持されている場合には、前記遠隔サーバが、前記遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する遠隔操作用画像情報送信制限解除工程と;
    を備えることを特徴とする遠隔操作方法。
  2. 前記遠隔サーバが、前記移動通信端末装置へ、複数のストリーミングファイルに関連付けられた複数のトラック識別データを有するプレイリストを送信するプレイリスト送信工程を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作方法。
  3. 前記ストリーミング配信工程では、前記遠隔サーバが、前記遠隔操作用の画像情報の送信を中止する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔操作方法。
  4. 前記ストリーミングファイルはオーディオファイルである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遠隔操作方法。
  5. 前記ストリーミングファイルはビデオファイルである、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遠隔操作方法。
  6. 移動通信端末装置がネットワークを介して遠隔サーバを操作する通信システムであって、
    前記移動通信端末装置が、
    前記遠隔サーバに保存されたストリーミングファイルの展開要求を前記遠隔サーバへ送信する展開要求送信手段と;
    前記遠隔サーバを遠隔操作するための遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持しつつ、前記遠隔サーバが送信した前記ストリーミングファイルの展開結果を受信し、前記展開結果を再生する展開結果再生処理手段と;を備え、
    前記遠隔サーバが、
    前記遠隔操作用セッションを開設する遠隔操作用セッション開設手段と;
    前記ストリーミングファイルを格納するストリーミングファイル格納手段と;
    前記展開要求に応答して前記ストリーミングファイルを展開するストリーミングファイル展開手段と;
    前記遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持するとともに、前記遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、前記ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信するストリーミング配信手段と;を備え、
    前記ストリーミングデータの配信が終了したときに、前記遠隔操作用セッションが維持されている場合には、前記遠隔サーバは、前記遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する、
    ことを特徴とする通信システム。
  7. 遠隔操作用セッションを開設する遠隔操作用セッション開設手段と;
    ストリーミングファイルを格納するストリーミングファイル格納手段と;
    移動通信端末装置からの前記ストリーミングファイルの展開要求に応答して前記ストリーミングファイルを展開するストリーミングファイル展開手段と;
    前記遠隔操作用セッションが開設されている場合には、前記遠隔操作用セッションを維持するとともに、遠隔操作用の画像情報の送信を制限しつつ、前記ストリーミングファイルの展開結果であるストリーミングデータを配信するストリーミング配信手段と;を備え、
    前記ストリーミングデータの配信が終了したときに、前記遠隔操作用セッションが維持されている場合には、前記遠隔操作用の画像情報の送信に対する制限を解除する、
    ことを特徴とする遠隔サーバ。
  8. 前記移動通信端末装置へ、複数のストリーミングファイルに関連付けられた複数のトラック識別データを有するプレイリストを送信するプレイリスト送信手段を更に備える、ことを特徴とする請求項7に記載の遠隔サーバ。
JP2006094515A 2006-03-30 2006-03-30 遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ Expired - Fee Related JP4791871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094515A JP4791871B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094515A JP4791871B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007274105A JP2007274105A (ja) 2007-10-18
JP4791871B2 true JP4791871B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38676483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006094515A Expired - Fee Related JP4791871B2 (ja) 2006-03-30 2006-03-30 遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4791871B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9264483B2 (en) 2007-07-18 2016-02-16 Hammond Development International, Inc. Method and system for enabling a communication device to remotely execute an application
US8554880B2 (en) 2008-03-07 2013-10-08 JVC Kenwood Corporation System for classification, location and transmission of music playlists
JP4577628B2 (ja) * 2008-03-17 2010-11-10 日本ビクター株式会社 端末装置、再生装置、サーバ装置
JP4577627B2 (ja) * 2008-03-07 2010-11-10 日本ビクター株式会社 端末装置、再生装置、サーバ装置
JP4883132B2 (ja) * 2009-04-28 2012-02-22 株式会社デンソー 音出力制御装置
JP6348252B2 (ja) * 2012-09-18 2018-06-27 日本電気株式会社 情報端末装置および画面情報共有システム
JP6489027B2 (ja) * 2016-01-14 2019-03-27 ヤマハ株式会社 情報処理装置および画像データを表示する方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003282387A (ja) * 2002-03-22 2003-10-03 Tokyo Electron Ltd 機器制御システム、制御装置及び機器制御方法
JP2005293492A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Mitsubishi Electric Corp サーバ、端末、および情報システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007274105A (ja) 2007-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9313635B2 (en) Apparatus and method for sharing information through presence service in a communication network
JP4791871B2 (ja) 遠隔操作方法、通信システム及び遠隔サーバ
US20070157072A1 (en) Portable content sharing
US20080109852A1 (en) Super share
WO2007064369A1 (en) Method and apparatus for the seamless delivery of content
JP2008525891A (ja) 予備ロケーションコンテンツ配信装置及び方法並びにコンピュータプログラム
JP2006048529A (ja) ダウンロード方法、ダウンロードシステム、クライアント装置及びサーバ装置
JP2006100885A (ja) ストリーミングデータ受信再生端末
JP2004215126A (ja) 多言語対応型動画配信システム
JP2006311595A (ja) 携帯電話端末装置、携帯電話端末装置におけるコンテンツ再生中断再開方法、及びコンテンツ配信局
JP4022088B2 (ja) コンテンツ配信システム
KR101072451B1 (ko) 멀티미디어 스트리밍 시스템 및 그 서비스 방법
JP2008250587A (ja) コンテンツリスト作成装置およびコンテンツリスト作成プログラム
KR100727173B1 (ko) 스트리밍 중 임의 위치 북마크/점프 기능을 가지는무선통신 단말기 및 그 방법
JP4350627B2 (ja) ストリーミングデータ受信再生端末
JP5153520B2 (ja) データ配信装置、データ配信プログラム
JP2007047928A (ja) コンテンツ配信システム
JP2008072601A (ja) 情報提示方法及び通信端末装置
JP4588055B2 (ja) データ配信システム及びデータ配信方法
KR101401155B1 (ko) Mms 첨부파일 전송 방법 및 시스템
JP2006094336A (ja) ストリーミングデータ受信再生端末
JP2008182319A (ja) ストリームデータ再生システム、携帯端末機およびストリームデータ再生方法
JP2007219648A (ja) バックアップサーバ
JP4875483B2 (ja) コンテンツ再生方法及び情報処理装置
CN111696499A (zh) 多媒体点播方法、移动终端及计算机可读存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees