JP2007219648A - バックアップサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】通信端末からの出力制限がある著作権保護コンテンツにおいてもバックアップサーバへのバックアップを可能とする技術を提供すること。
【解決手段】コンテンツを配信するコンテンツサーバ(10)、配信されたコンテンツをバックアップするバックアップサーバ(20)、および前記コンテンツの配信を受けるとともに、バックアップサーバからコンテンツをリストアする通信端末(30)を含むシステムにおけるバックアップサーバにおいて、前記配信されたコンテンツと、配信先の通信端末の識別情報とを記憶する記憶手段(25)と、通信端末からリストア要求を受信すると、リストア要求に含まれる前記識別情報が前記記憶手段に登録されているか比較する比較手段(21)と、前記比較の結果、同一識別情報が記憶手段に登録されている場合は、この識別情報に関連して登録されているコンテンツを前記通信端末に送信する送信手段(24)と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツサーバが配信したコンテンツをバックアップするバックアップサーバに関する。
移動通信網を介してデータ通信可能な通信端末において利用可能な各種のコンテンツが流通している。これらのコンテンツとして、待機状態の通信端末に表示される画像データ(いわゆる、待ち受け画面)、通信端末の着呼時に再生される楽音データ(いわゆる、着信メロディ)および通信端末で実行可能なゲームプログラム等があり、また、この種のコンテンツは商品価値を備えているものも多く、有償で提供されるものの他、著作権等で法的に保護されているものもある。
一方、デジタルデータはその性質として際限のない複製が可能であるため、不正な複製に対する対策が講じられている。その1つとして、通信端末外にディジタルデータを出力しない、全ての複製を禁止する、1回のコピーのみ許可する、暗号化して外部メモリに移動するといったことが知られている。
例えば、コンテンツの複製を禁じた場合、利用者が通信端末を買い換えてデータの移行を行わなければならない時に、複製が禁じられたコンテンツは移行することができなくなり、また、不慮の事故等によるデータ消失等に備えたバックアップをとることもできなくなる。
そこで、コンテンツの不正な複製を防止するとともに、正当な利用者が可能な範囲内でコンテンツを複製することを可能とする技術が提案されている(特許文献1参照)。
この技術では、以下のように保護されたコンテンツをバックアップして、リストアするようにしている。
通信端末からの配信要求があると、コンテンツサーバは要求されたコンテンツとともにバックアップサーバを指定する指定情報をテンツを通信端末に配信する。通信端末は配信された指定情報とコンテンツを記憶し、必要に応じて配信されたコンテンツをバックアップするが、通信端末が指定されたバックアップサーバにコンテンツをバックアップする場合、上記指定情報によって特定されたバックアップサーバに対して電話番号情報とコンテンツのバックアップを要求する。そして、バックアップサーバは、電話番号情報とコンテンツを関連付けて保存する。これにより、コンテンツをバックアップすることができる。
一方、通信端末がバックアップサーバに保存(バックアップ)されたコンテンツのリストアを行う場合、リストアするコンテンツと電話番号情報をバックアップサーバに送信する。そして、このリストアの要求に基づいて、バックアップサーバがコンテンツを送信することで、通信端末はコンテンツをリストアすることができる。
なお、通信端末とバックアップサーバ間に管理サーバを配置する構成や、コンテンツサーバに対して、コンテンツ識別情報と通信端末情報を送付し保存することでバックアップの代わりにする構成も開示されている。
ここで、著作権保護されたコンテンツでは、通信端末に対して「デジタル形式での出力は不可」、「アナログ形式でのみ出力して良い」とか「コンテンツの一部のみ出力してよい」等のポリシーをもって出力が決められている。ところが、バックアップの場合は、配信されてきたコンテンツをそのままバックアップサーバへバックアップすることになる。そのため、通信端末からコンテンツ全体をデジタル出力することになるので、上記ポリシーに反することになる。
また、通信端末からバックアップサーバにバックアップする際には、バックアップ対象となるコンテンツを通信端末からバックアップサーバに送信する必要があり、バックアップのために有限資源である無線帯域を使うことは効率的とはいえない。
更に、バックアップされたコンテンツのリストアは、ユーザの意図しない場合(例えば、通信端末の故障時など)に必要とされるケースが多く、バックアップはユーザが意識しないバックグランドで行われることが望ましい。
特開2004−48180号公報
本発明は、通信端末からの出力制限がある著作権保護コンテンツにおいてもバックアップサーバへのバックアップを可能とする技術を提供することを目的とする。
コンテンツのダウンロード時に、コンテンツサーバからバックアップサーバに通信端末を介さずにコンテンツを直接バックアップするようにしている。また、コンテンツ使用の状態管理が必要なStateful(ステイトフル)権利つきのコンテンツについては、通信端末側でコンテンツを利用(再生やコピーなど)するたびに、バックアップサーバに状態情報を転送する。具体的には、
本発明の局面に係る発明は、ダウンロード要求に応じてコンテンツを配信するコンテンツサーバ、このコンテンツサーバが配信するコンテンツをバックアップするバックアップサーバ、および前記コンテンツサーバからコンテンツの配信を受けるとともに、前記バックアップサーバからコンテンツをリストアする通信端末を含むシステムにおける前記バックアップサーバにおいて、前記コンテンツサーバが配信したコンテンツと、該コンテンツの配信先の通信端末の識別情報とを記憶する記憶手段と、通信端末からこの通信端末の識別情報を含むコンテンツのリストア要求を受信すると、このリストア要求に含まれる前記識別情報が前記記憶手段に登録されているか比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、同一識別情報が記憶手段に登録されている場合は、この識別情報に関連して登録されているコンテンツを前記リストア要求を出した通信端末に送信する送信手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、サーバ間でコンテンツが直接バックアップを行うようにしたので、公衆無線網におけるトラフィックの増加を回避できる。また、コンテンツの状態情報をバックアップするようにしたので、通信端末からの出力制限がある著作権保護コンテンツにおいてもバックアップサーバへのバックアップが可能となる。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ管理システムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るコンテンツ管理システムは、コンテンツサーバ10と、バックアップサーバ20と、通信端末30とを備えている。ここで、コンテンツサーバ10とバックアップサーバ20は、大容量かつ高速なデータ伝送が可能なバックボーンネットワーク40を介して通信可能に接続されている。通信端末30は、コンテンツサーバ10及びバックアップサーバ20とバックボーンネットワーク40及び図示しない他の通信端末が通信可能に接続された公衆無線網50を介して接続されている。
上記の構成において、コンテンツサーバ10は、各種のコンテンツを備えたサーバであって、通信端末30から要求されたコンテンツをバックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して配信する。バックアップサーバ20は、コンテンツサーバ10から通信端末30に配信されたコンテンツをバックアップする。通信端末30は、例えば、携帯電話、PDAなどの携帯型の通信端末であって、コンテンツサーバ10からコンテンツをダウンロードして、該コンテンツを視聴する機能を有するものである。
コンテンツサーバ10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、通信インターフェイス(以下、I/Fと略記する)14と、ハードディスク15と、システムバス16と、を備えている。
CPU11は、コンテンツサーバ10が備える各部を制御する。ROM12は、CPU11の動作手順を記述した各種制御用プログラムを格納している。RAM13は、CPU11の一時的な作業領域として用いられる。通信I/F14は、無線通信ネットワークを介したデータ通信の際に用いられるポートである。システムバス16は、コンテンツサーバ10に備わる各部間でデータを伝送する際に用いられる。
ハードディスク15は、通信端末30に配信すべき複数のコンテンツと、コンテンツ配信の際に必要とされる各種データとを記憶している。
バックアップサーバ20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、通信I/F24と、ハードディスク25と、システムバス26とを備えている。
CPU21は、バックアップサーバ20が備える各部を制御する。ROM22は、CPU21の動作手順を記述した各種制御用プログラムを格納している。RAM23は、CPU21の一時的な作業領域として用いられる。通信I/F24は、無線通信ネットワークを介したデータ通信の際に用いられるポートである。システムバス26は、バックアップサーバ20に備わる各部間でデータを伝送する際に用いられる。
ハードディスク25は、コンテンツに係る複数のバックアップファイルと、バックアップ処理の手順を記述したバックアップ管理プログラムと、バックアップ管理プログラムが参照するデータであるファイル管理テーブルとが記憶されている。
通信端末30は、アンテナ31と、無線部32と、ベースバンド処理部33と、制御部35と、表示部36と、操作部37と、記憶部38とを備えている。
アンテナ31は、送受信用のアンテナである。無線部32は、図示しない受信部、送信部および周波数シンセサイザ等を備えており、アンテナ31を介して、図示しない基地局との間で無線通信を行う。無線部32は、ベースバンド処理部33と接続されている。ベースバンド処理部33は、図示しないマルチメディアインターフェイス、音声コーデックおよび画像コーデック等を備えており、各種のデータ処理を行う。
音声入出力部34は、図示しないマイクロホンおよびスピーカを備えている。音声入出力部34は、マイクロホンが集音した音声信号をベースバンド処理部33に供給する。また、音声入出力部34は、ベースバンド処理部33から音声信号を供給されると、この音声信号を変換し、スピーカから出力する。
表示部36は、液晶パネルおよびパネル駆動回路を有しており、制御部35による制御の下で、各種情報を表示する。操作部37は、テンキーおよび各種制御キーからなるキーパッドやキー検出回路を有しており、利用者のキー操作に対応する制御信号を制御部35に出力する。記憶部38は、通信端末30が動作するのに必要なプログラムやデータ、コンテンツ及びユーザの個人データなどを記憶する。
制御部35は、通信端末30が備える各部の動作を制御する。制御部35は、図示しないCPUと、RAMと、ROMと、不揮発性メモリとを備え、各装置がバスによって接続されている。CPUは、RAMを一時的な作業領域とし、ROMおよび不揮発性メモリに記憶される各種プログラムを実行する。制御部35は、コンテンツサーバ10にコンテンツの配信を要求する配信要求機能と、バックアップサーバ20にコンテンツのバックアップを要求するバックアップ要求機能と、バックアップサーバ20にコンテンツのリストアを要求するリストア要求機能とを備えており、CPUがこれらの機能を実行する。ROMは、通信端末30の電話番号や、例えば、コンテンツのダウンロード時およびバックアップ時に必要となるコンテンツ管理プログラムを記憶する。また、ブラウザプログラムも、コンテンツのダウンロード時及びバックアップ時のユーザインターフェイスとして用いられるため、ROMに記憶されている。また、不揮発性メモリは、コンテンツサーバ10から受信したコンテンツと、受信したコンテンツのバックアップ先アドレスを管理するためのバックアップ先管理テーブルとを記憶する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る保護されたコンテンツのバックアップの処理を示す図である。
まず、通信端末30から図示しないコンテンツのダウンロードの要求があると、コンテンツサーバ10からコンテンツのダウンロードが行われる(ステップ61)。このとき、コンテンツと共に、BUサーバアドレスも併せてコンテンツサーバ10から、バックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して送信される。
コンテンツサーバ10は、通信端末30へのコンテンツの送信(ダウンロード)に加えて、バックアップサーバ20に、コンテンツと該コンテンツを送信した通信端末30の端末識別子を、バックボーンネットワーク40を介して直接バックアップサーバ20に送信(バックアップ)する。バックアップサーバ20は、送信されたコンテンツと端末識別子とを関連付けて記憶する。
バックアップされたコンテンツをリストアする際には、通信端末30からリストア要求が出される(ステップ63)。このとき、通信端末30は、バックアップサーバ20に端末識別子を送信する。そこで、バックアップサーバ20は、通信端末30から送信された端末識別子を参照して、通信端末30から要求されたコンテンツとBUアドレスをバックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して、通信端末30に送信する(ステップ64)。これにより、リストアが終了する。なお、図示していないが、ステップ64を実行する前に、バックアップサーバ20は通信端末30から送信された端末識別子を参照して、バックアップサーバ20に格納されている通信端末30の端末識別子に対応したコンテンツのリスト(以下、コンテンツリストと称する)を送付する。通信端末30はバックアップサーバ20から受信したコンテンツリストの中からリストアするコンテンツを選択してもよい。
第1の実施形態によれば、コンテンツのバックアップを、通信端末30を介して行うことなく、直接サーバ間で行っているので、公衆無線網50の負荷を増加させることがないので、トラフィックの無用な増加を防ぐことができる。また、バックアップを直接サーバ間で行うことにより、コンテンツのバックアップに係る通信端末30の通信料の増加を防ぐことができる。
図3を参照して、本発明の第2の実施形態に係るコンテンツのバックアップ方式を説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る保護されたコンテンツのバックアップ方式を示す図である。第1の実施形態では、コンテンツを通信端末30がダウンロードしたときに、併せて、コンテンツのバックアップを行うようにしたが、第2の実施形態では、通信端末30からバックアップ要求があった後に、コンテンツのバックアップを行うようにした実施形態である。
図2に示す第1の実施形態と同様に、通信端末30から図示しないコンテンツのダウンロードの要求があった場合に、コンテンツサーバ10からコンテンツのダウンロードが行われる(ステップ71)。ここで、コンテンツと共に、BUサーバアドレスとコンテンツを識別するための識別子(以下、「コンテンツ識別子」と称する)も併せてコンテンツサーバ10から、バックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して送信される。このとき、コンテンツサーバ10は、コンテンツがダウンロードされたことを、バックアップサーバ20に通知するために、コンテンツ識別子と端末識別子とを送信する(ステップ72)。バックアップサーバ20は、送信されたコンテンツ識別子と端末識別子とを関連付けて記憶する。
例えば、ユーザがダウンローしたコンテンツのバックアップが必要であると認識したのであれば、通信端末30からコンテンツのバックアップ要求が、バックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して、バックアップサーバ20に送信される(ステップ73)。このとき、コンテンツ識別子と端末識別子が通信端末30からバックアップサーバ20に送信される。なお、図示をしていないが、ステップ73を実行する前に、バックアップサーバ20は通信端末30から送信された端末識別子を参照して、バックアップサーバ20に格納されている通信端末30の端末識別子に対応したコンテンツのリスト(以下、コンテンツリストと称する)を送付する。通信端末30はバックアップサーバ20から受信したコンテンツリストの中からバックアップするコンテンツを選択してもよい。
バックアップサーバ20は、通信端末30から受信したコンテンツ識別子と端末識別子が、コンテンツサーバ10から送信されたものと同一であれば、コンテンツサーバ10にコンテンツ識別子と共に、バックアップ要求を送信し(ステップ74)、コンテンツサーバ10は、バックアップサーバ20から送信されたコンテンツ識別子に相当するコンテンツを、バックボーンネットワーク40を介してバックアップサーバ20に送信(バックアップ)する(ステップ75)。ここで、バックアップサーバ20は、送信されたコンテンツと端末識別子とを関連付けて記憶する。
バックアップされたコンテンツをリストアする際には、図2に示す第1の実施形態と同様に、通信端末30からリストア要求が出される(ステップ76)。このとき、通信端末30は、バックアップサーバ20に端末識別子を送信する。そこで、バックアップサーバ20は、通信端末30から送信された端末識別子を参照して、通信端末30から要求されたコンテンツとコンテンツ識別子とBUアドレスをバックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して、通信端末30に送信する(ステップ64)。これにより、リストアが終了する。
第2の実施形態によれば、コンテンツのバックアップを、通信端末30を介して行うことなく、直接サーバ間で行っているので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。更に、第2の実施形態では、通信端末30からのバックアップ要求があってからバックアップを実行するようにしているので、ユーザが不要と判断したコンテンツをバックアップする必要がなくなるので、バックアップサーバ20の記憶容量の低減と、バックボーンネットワーク40のトラフィックの低減を図ることができる。
図4を参照して、本発明の第3の実施形態に係るコンテンツのバックアップ方式を説明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係る保護されたコンテンツのバックアップ方式を示す図である。コンテンツには、例えば、再生回数が制限されているものがある。これをStateful権利付きコンテンツと称する。たとえば、再生制限情報として「最大再生回数3回」を指定された場合、これは当該デバイス機器にてその再生した回数(もしくは残りの再生可能回数)を保持して管理しておかねばならないので、これはStateful権利となる。一方、たとえば、再生制限情報を特に設定をしない場合は、無限に再生が可能なことから、これはStateless権利となる。Stateful権利の場合、例えば、当初は、再生回数が0回としてバックアップサーバ20にバックアップされている。このため、バックアップサーバ20から通信端末30へ無限にリストア処理を行うにより、規定の回数以上コンテンツの再生が可能になってしまうことになる。第3の実施形態では、このように再生回数などが制限されているStateful権利を保持するコンテンツの場合におけるバックアップ方式を示す図である。
図2に示す第1の実施形態と同様に、通信端末30から図示しないコンテンツのダウンロードの要求があった場合に、コンテンツサーバ10からコンテンツのダウンロードが行われる(ステップ81)。ここで、コンテンツと共に、BUサーバアドレスも併せてコンテンツサーバ10から、バックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して送信される。このとき、コンテンツサーバ10は、コンテンツと端末識別子とを、バックアップサーバ20に送信する(ステップ82)。コンテンツには、その再生対象となるコンテンツ本体の他にその再生制限情報も包含されている。バックアップサーバ20は、送信されたコンテンツと端末識別子とを関連付けて記憶する。また、この時点で、コンテンツと端末識別子と状態情報(例えば、コンテンツの再生回数やコピー回数などであって、当初は0回である)とを関連付けて記憶することが好ましい。
そして、通信端末30における該コンテンツの状態が変化するたび(例えば、1回の再生ごと)に、通信端末30は、状態情報と端末識別子とをバックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介してバックアップサーバ20に送信する(ステップ83)。バックアップサーバ20は、送信された状態情報とコンテンツと端末識別子とを関連付けて記憶するか、又は、コンテンツと端末識別子とに関連付けられた状態情報を上書きすることにより、更新する。
バックアップされたコンテンツをリストアする際には、まず、通信端末30からリストア要求が出される(ステップ84)。このとき、通信端末30は、バックアップサーバ20に端末識別子を送信する。そこで、バックアップサーバ20は、通信端末30から送信された端末識別子を参照して、通信端末30から要求されたコンテンツとBUアドレスと状態情報をバックボーンネットワーク40及び公衆無線網50を介して、通信端末30に送信する(ステップ85)。これにより、リストアが終了する。なお、図示をしていないが、ステップ84を実行する前に、バックアップサーバ20は通信端末30から送信された端末識別子を参照して、バックアップサーバ20に格納されている通信端末30の端末識別子に対応したコンテンツのリスト(以下、コンテンツリストと称する)を送付する。通信端末30はバックアップサーバ20から受信したコンテンツリストの中からバックアップするコンテンツを選択してもよい。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるほか、再生回数などの状態情報も適宜バックアップされるので、再生回数などが制限されたコンテンツについても、該コンテンツに対する状態管理が正常に行われることになる。
なお、第3の実施形態において、状態管理が必要なコンテンツをバックアップして、通信可能圏外の場所で、通信端末30で当該コンテンツを再生した場合には、通信可能圏内に入ったときに、まとめて情報をバックアップサーバ20に送信するようにしても良い。更に、第3の実施形態では、利用状態が変わる毎にバックアップサーバ20に状態情報を送信するようにしたが、リストア要求時に、状態情報をバックアップサーバ20に送信するようにしても良い。
バックアップサーバ20にバックアップされたコンテンツの削除について図5を参照して説明する。図5は、バックアップサーバ20にバックアップされたコンテンツの削除の流れを示す図である。
図5に示すように、通信端末30は、削除しようとするコンテンツのコンテンツ識別子を送信して、バックアップサーバ20に該コンテンツの削除要求を行う(ステップ91)。これにより、バックアップサーバ20は、端末識別子とコンテンツ識別子とが関連付けられて記憶されているのであれば、当該コンテンツを削除する。もし、該当するコンテンツが無いようであれば、バックアップサーバ20による削除は行われない。これにより、指示と異なるコンテンツが削除されることが無くなる。
本発明は、上記各実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。
上記の実施形態では、通信端末を携帯型の通信端末として説明したが、必ずしも携帯型でなくても構わない。また、コンテンツについても、全てのコンテンツが保護されていなくても構わない。また、第1及び第2の実施形態では、コンテンツ識別子をバックアップしない方式を説明したが、コンテンツ識別子も、コンテンツ及び端末識別子と関連付けて記憶することが好ましい。
さらに、上記各実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
また、例えば各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ管理システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る保護されたコンテンツのバックアップ方式を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る保護されたコンテンツのバックアップ方式を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る保護されたコンテンツのバックアップ方式を示す図である。 バックアップサーバ20にバックアップされたコンテンツの削除の流れを示す図である。
符号の説明
10…コンテンツサーバ
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…通信インターフェイス
15…ハードディスク
16…システムバス
20…バックアップサーバ
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…通信インターフェイス
25…ハードディスク
26…システムバス
30…通信端末
31…アンテナ
32…無線部
33…ベースバンド処理部
34…音声入出力部
35…制御部
36…表示部
37…操作部
38…記憶部
40…バックボーンネットワーク
50…公衆無線網

Claims (3)

  1. ダウンロード要求に応じてコンテンツを配信するコンテンツサーバ、このコンテンツサーバが配信するコンテンツをバックアップするバックアップサーバ、および前記コンテンツサーバからコンテンツの配信を受けるとともに、前記バックアップサーバからコンテンツをリストアする通信端末を含むシステムにおける前記バックアップサーバにおいて、
    前記コンテンツサーバが配信したコンテンツと、該コンテンツの配信先の通信端末の識別情報とを記憶する記憶手段と、
    通信端末からこの通信端末の識別情報を含むコンテンツのリストア要求を受信すると、このリストア要求に含まれる前記識別情報が前記記憶手段に登録されているか比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、同一識別情報が記憶手段に登録されている場合は、この識別情報に関連して登録されているコンテンツを前記リストア要求を出した通信端末に送信する送信手段と
    を具備することを特徴とするバックアップサーバ。
  2. 前記比較手段による比較の結果、同一識別情報が記憶手段に登録され、かつこの識別情報に関連して登録されているコンテンツが複数ある場合、前記送信手段は該複数のコンテンツを示すリストを前記リストア要求を出した通信端末に送信することを特徴とする請求項1記載のバックアップサーバ。
  3. ダウンロード要求に応じてコンテンツを配信するコンテンツサーバ、このコンテンツサーバが配信するコンテンツをバックアップするバックアップサーバ、および前記コンテンツサーバからコンテンツの配信を受けるとともに、前記バックアップサーバからコンテンツをリストアする通信端末を含むシステムにおける前記バックアップサーバにおいて、
    前記コンテンツサーバが配信したコンテンツを示すコンテンツ識別子と、該コンテンツの配信先の通信端末の識別情報とを記憶する記憶手段と、
    通信端末からこの通信端末の識別情報を含むコンテンツのバックアップ要求を受信すると、このバックアップ要求に含まれる前記識別情報が前記記憶手段に登録されているか比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、同一識別情報が記憶手段に登録されている場合は、この識別情報に関連して登録されているコンテンツ識別子に基づいて前記コンテンツサーバから該コンテンツ識別子に対応するコンテンツの送信を要求する要求手段と、
    該要求手段のコンテンツの送信要求に応じて前記コンテンツサーバから送信されたコンテンツを前記バックアップ要求に含まれている識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と
    を具備することを特徴とするバックアップサーバ。
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