JP4789682B2 - 包装用紙箱 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、焼酎、清酒等の瓶1本ずつ包装する包装用紙箱に関する。
焼酎、清酒等の瓶は、720ml,900ml,1800ml等が一般的であり、店頭で販売する際には、顧客が瓶を手に取ってラベルに表示された内容物の情報等を確認できるように未包装の瓶のまま陳列されている場合が多い。焼酎、清酒等を顧客が贈答用等として購入する場合、店員に紙箱包装を希望することを告げると、店員が店舗に用意されている包装用紙箱を取り出し、瓶を包装用紙箱に収納して顧客に手渡ししている。
焼酎、清酒等の瓶を包装する包装用紙箱は、瓶を立てに1本ずつ収納できるように、上部に蓋部を有する縦長の直方体形状が一般的であるが、包装用紙箱は、店舗で保管する際に嵩張らないように扁平状に折り畳まれる折り畳み式である。しかも、包装用紙箱は必要に応じてワンタッチで組立てられると共に、組立て後は、糊や粘着テープを用いることなく立体的箱形状に保てるように構成されている。
図6は従来のワンタッチ再組立て可能な包装用紙箱の展開図、図7は組立て過程の底部を示す斜視図、図8は組立て状態の底部の正面図である。図6〜図8に示すように、厚紙にコーティングを施したコートボール、段ボール等によって形成された箱主体11は、同一幅、同一長さの長方形状の第1側板としての右側板12、第2側板としての前側板13、第3側板としての左側板14及び第4側板としての後側板15が山折り線16a,16b,16cを介して連設されている。さらに、後側板15には山折り線16dを介して糊代片17が連設されている。
右側板12及び左側板14の長手方向の一端部、つまり箱主体11の底部11a側にはそれぞれ略台形状の第1底部片としての右底部片18及び第3底部片としての左底部片19が山折り線20a,20cを介して連設されている。前側板13及び後側板15の長手方向の一端部にも右底部片18、左底部片19と隣り合うように第2底部片としての前底部片21、第4底部片としての後底部片22が山折り線20b,20dを介して連設されている。前底部片21及び後底部片22は、山折り線20b,20dを底辺とし、山折り線16b及び16dの延長線上を垂直辺21a,22aとする直角三角形状で、その斜辺21b,22bには谷折り線23a,23bを介して略三角形状の第1、第2底部糊付け片24,25が連設されている。第1、第2底部糊付け片24,25は前底部片21及び後底部片22の斜辺21b,22bの基端側に偏って設けられており、斜辺21b,22bの先端側には谷折り線23a,23bの延長線上26a,26bより僅かに突出する爪部27,28が設けられている。
また、右側板12及び左側板14の長手方向の他端部、つまり箱主体11の蓋部11b側にはそれぞれフラップ29,30が山折り線31a,31bを介して連設されている。前側板13の長手方向の他端部には蓋体32が、後側板15の長手方向の他端部には瓶押え片33が山折り線31c,31dを介して連設されている。蓋体32の先端部には山折り線31cと平行する山折り線31eを介して差し込み片32aが設けられている。瓶押え片33の基端部には山折り線31dと平行する谷折り線33aが設けられ、この瓶押え片33の谷折り線33aより先端部には瓶のネック部の嵌合する嵌合孔34が穿設されている。なお、34aは指掛け部である。
このように構成された包装用紙箱は、次のようにして製作される。まず、箱主体11を構成する右側板12、前側板13、左側板14、後側板15及び糊代片17の山折り線16a〜16dを山折りして折れ癖を付ける。また、底部11aを構成する右底部片18、左底部片19、前底部片21及び後底部片22の山折り線20a〜20dを山折りして折れ癖を付ける。さらに、底部糊付け片24,25の谷折り線23a,23bを谷折りして折れ癖を付ける。
底部糊付け片24,25の裏面に糊を塗布し、底部糊付け片24,25の裏面の全面が右底部片18及び左底部片19の表面に重なるようにして糊付けする。また、糊代片17の表面に糊を塗布し、右側板12の裏面に糊付けすると、右側板12、前側板13、左側板14、後側板15によって角筒状の箱主体11が構成される。角筒状の箱主体11の対角線上に位置する山折り線16aと16cのみを折曲し、残りの山折り線16bと16dを折曲せずに展開状態とすると、底部11aを構成する右底部片18、左底部片19、前底部片21及び後底部片22は山折り線20a〜20dで山折りされ、図7に示すように箱主体11の内部に折り込まれて角筒状の箱主体11が扁平状に折り畳まれる。
また、扁平状の箱主体11の山折り線16aと16cを矢印P方向に押圧すると、山折り線16bと16dが徐々に山折りされて箱主体11が角筒状に組立てられる。このとき、底部11aを構成する前底部片21及び後底部片22の爪部27,28が互いに摺接しながら前底部片21及び後底部片22が前側板13及び後側板15に対して直角になり、右底部片18及び左底部片19も右側板12及び左側板14に対して直角になり、最終的に、図8に示すように、前底部片21及び後底部片22の先端部が右底部片18及び左底部片19の内側に重なって底部11aが構成される。従って、扁平状の箱主体11の山折り線16aと16cの部分を矢印P方向に押圧するだけでワンタッチで箱主体11が組立てられる。また、組立て状態の箱主体11の山折り線16bと16dの角部を矢印Q方向に押圧すると、底部11aを構成する右底部片18、左底部片19、前底部片21及び後底部片22は山折り線20a〜20dで山折りされ、図7に示すように箱主体11の内部に折り込まれて角筒状の箱主体11をワンタッチで扁平状に折り畳まれる。
箱主体11の組立て過程で、爪部27,28が互いに摺接し、組立て後は爪部27と28が噛み合う状態となるため、箱主体11が組立て状態の保持され、包装用紙箱に対して瓶を収納する際に、手作業で行うにしても機械で自動的に行うにしても作業性が良い。なお、図示しないが、前記底部糊付け片24,25の辺部に円弧状の丸みを付け、爪部27,28を廃止したものも知られている。
さらに、焼酎、清酒等の瓶1本ずつ包装する包装用紙箱ではないが、医薬品類や食品類を収納するものとして、ワンタッチで組立て折り畳みが可能な包装用紙箱が知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2002−104376号公報 実用新案登録第3094883号公報
しかし、図6〜図8に示す包装用紙箱は、箱主体11の組立て過程で、爪部27,28が互いに摺接し、組立て後は爪部27と28が噛み合う状態となるため、一度組立てた箱主体11を再度折り畳もうとすると、爪部27,28が破れたり潰れるため、箱主体11を再使用としても爪部27,28が本来の目的を果たさなくなり、底部11aの組立てができないという不具合がある。また、爪部27,28を廃止したものは、組立て後に噛み合う部分がないため、組立て状態に保つことができず、包装用紙箱に対して瓶を収納する際に、手作業で行うにしても機械で自動的に行うにしても作業性が悪いという不具合がある。
前記特許文献1は、左右底部構成部分に糊付けする糊代片を大きくして糊付け面積を広くすることにより、機械によって自動糊付けを行う際の糊付け不良を減少するように構成してものである。
また、特許文献2は、箱主体の底部を構成する底片の一部に係合用切込み部を設け、底片を強制的に開いたときに係合用切込み部が裂けて痕跡を残すようにしたものであり、未開封か否かを識別できるようにしたものである。
従って、特許文献1,2は、いずれも組立て、折り畳みを繰り返しても破損することなく、また組立て状態でロックされ、組立て状態に保つことができるように改善したものではない。
本発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、組立て、折り畳みを繰り返しても破損することはなく、また組立て状態でロックされ、組立て状態に保つことができ、包装用紙箱に対して瓶を収納する際に、手作業で行うにしても機械で自動的に行うにしても作業性を向上できる包装用紙箱を提供することにある。
本発明の一形態は、1枚の厚紙によって構成され、第1〜第4側板12〜15を山折り線16a〜16dで折曲して形成された角筒状で、一端部側に底部11aを形成し、他端部側に蓋部11bを形成した箱主体11と、
前記箱主体11の底部11a側に前記第1側板12及び第3側板14と山折り線20a,20cを介して一体に連設された略台形状の第1底部片18及び第3底部片19と、前記箱主体11の底部11a側に前記第2側板13及び第4側板15と山折り線20b,20dを介して一体に連設された略三角形状の第2底部片21及び第4底部片22と、前記第2底部片21及び第4底部片22の斜辺で、前記第1底部片18及び第3底部片19に隣り合う側に谷折り線23a,23bを介して一体に連設された第1及び第2糊付け片37,38とを具備し、
前記第1糊付け片37をこれと隣り合う前記第1底部片18に糊付けして第1底部片18と第2底部片21を結合すると共に、前記第2糊付け片38をこれと隣り合う第3底部片19に糊付けして第3底部片19と第4底部片22を結合し、前記第2底部片21の先端部側が、前記第3底部片19と第2糊付け片38との接合部の内側に、前記第4底部片22の先端部側が、前記第1底部片18と第1糊付け片37との接合部の内側にそれぞれ重なり、前記第1底部片18、第2底部片21、第3底部片19及び第4底部片22によって前記箱主体11の底部11aを形成し、前記第1山折り線16a及び第3山折り線16cを山折りして前記箱主体11を扁平状に折り畳み可能な包装用紙箱において、
前記第1底部片18の先端側に該第1底部片18を形成する斜辺に連続して第4底部片22側に向って突出する第1突出部35を設けると共に、第3底部片19の先端側に該第3底部片19を形成する斜辺に連続して第2底部片21側に向って突出する第2突出部36を設け、
前記第1突出部35は、前記第1底部片18の先端の前記第4底部片22側の部分が、前記第1底部片18の頂部から、先端側かつ前記第4底部片22側に向って立ち上がり、先端側にも向って突出しており、
前記第2突出部36は、前記第3底部片19の先端の前記第2底部片21側の部分が、前記第3底部片19の頂部から、先端側かつ前記第2底部片21側に向って立ち上がり、先端側にも向って突出しており、
記箱主体11の組立て状態で、前記第1突出部35が第4底部片22の外側面に、前記第2突出部36が前記第2底部片21の外側面にそれぞれ重なって底部11aを構成することを特徴とする。
他の一形態は、前記第1及び第2突出部35,36は、先端部が弧状であり、前記箱主体11の組立て状態で、底部11aにおいて互いに反対の方向に突出するように配置されることを特徴とする。
他の一形態は、前記第1及び第2突出部35,36は、先端部が凸円弧状であり、前記第1底部片18及び第3底部片19の先端側にも向って突出していると共に、前記第1底部片18及び第3底部片19の頂部から立ち上がる角度は、該頂部に対して30°〜40°であることを特徴とする。
本発明によれば、組立て、折り畳みを繰り返しても破損することはなく、耐久性があり、また組立て状態でロックされ、組立て状態に保つことができ、包装用紙箱に対して瓶等を収納する際に、手作業で行うにしても機械で自動的に行うにしても作業性を向上できるという効果がある。
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1は展開図、図2は組立て過程の底部を示す斜視図、図3は組立て状態の底部を示す正面図であり、従来と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。厚紙にコーティングを施したコートボール、段ボール等の厚紙によって形成された箱主体11の一端部側には底部11aが、他端部側には蓋部11bが設けられている。
箱主体11を構成する右側板12及び左側板14の長手方向の一端部、つまり箱主体11の底部11a側にはそれぞれ台形状の第1底部片としての右底部片18及び第3底部片としての左底部片19が山折り線20a,20cを介して連設されている。前側板13及び後側板15の長手方向の一端部にも右底部片18、左底部片19と隣合うように第2底部片としての前底部片21、第4底部片としての後底部片22が山折り線20b,20dを介して連設されている。前底部片21及び後底部片22は、山折り線20b,20dを底辺とし、山折り線16b及び16dの延長線上を垂直辺21a,22aとする直角三角形状で、その斜辺21b,22bには谷折り線23a,23bを介して略三角形状の第1、第2底部糊付け片37,38が連設されている。第1、第2底部糊付け片37,38は前底部片21及び後底部片22の斜辺21b,22bの基端側に偏って設けられており、斜辺21b,22bの先端側は凸円弧面21c,22cが設けられている。
また、第1、第2底部糊付け片37,38は谷折り線23a,23bを底辺とする略三角形状であり、一方の斜辺37a,38aは箱主体11の山折り線16a,16cの延長線上に位置する直線であり、他方の斜辺37b,38bは凸円弧面に形成されている。
さらに、右底部片18の先端側の斜辺18aには右底部片18と連続して後底部片22側に向って突出する第1突出部35が一体に設けられている。左底部片19の先端側の斜辺19aには左底部片19と連続して前底部片21側に向って突出する第2突出部36が一体に設けられている。第1及び第2突出部35,36は、先端部が凸円弧状であり、頂部18b、19bから右底部片18及び左底部片19の先端側にも向って突出している。第1及び第2突出部35,36の右底部片18及び左底部片19の頂部18b、19bのD点から立ち上がる角度θは、頂部18b、19bに対して30°に設定されている(図4(a)参照。)。
そして、箱主体11の組立て時においては、第1突出部35が後底部片22の外側面に、第2突出部36が前底部片21の外側面にそれぞれ重なって底部11aを構成するようになっている。
このように構成された包装用紙箱は、次のようにして製作される。まず、箱主体11を構成する右側板12、前側板13、左側板14、後側板15及び糊代片17の山折り線16a〜16dを山折りして折れ癖を付ける。また、底部11aを構成する右底部片18、左底部片19、前底部片21及び後底部片22の山折り線20a〜20dを山折りして折れ癖を付ける。さらに、第1、第2底部糊付け片37,38の谷折り線23a,23bを谷折りして折れ癖を付ける。
第1、第2底部糊付け片37,38の裏面に糊を塗布し、第1、第2底部糊付け片37,38の裏面の全面が右底部片18及び左底部片19の表面に重なるようにして糊付けする。また、糊代片17の表面に糊を塗布し、右側板12の裏面に糊付けすると、右側板12、前側板13、左側板14、後側板15によって角筒状の箱主体11が構成される。角筒状の箱主体11の対角線上に位置する山折り線16aと16cのみを折曲し、残りの山折り線16bと16dを折曲せずに展開状態とすると、底部11aを構成する右底部片18、左底部片19、前底部片21及び後底部片22は山折り線20a〜20dで山折りされ、図2に示すように箱主体11の内部に折り込まれて角筒状の箱主体11が扁平状に折り畳まれる。
また、扁平状の箱主体11の山折り線16aと16cを矢印P方向に押圧すると、山折り線16bと16dが徐々に山折りされて箱主体11が角筒状に組立てられる。このとき、底部11aを構成する前底部片21の表面を第2突出部36の円弧面が摺接して徐々に重なり、後底部片22の表面を第1突出部35の円弧面が摺接して徐々に重なり、前底部片21の表面には第2突出部36が重なり、後底部片22の表面には第1突出部35が重なる。
そして、次第に前底部片21及び後底部片22が前側板13及び後側板15に対して直角になり、右底部片18及び左底部片19も右側板12及び左側板14に対して直角になり、最終的に、図3に示すように、前底部片21及び後底部片22の先端部が右底部片18及び左底部片19の内側に重なって底部11aが構成される。従って、扁平状の箱主体11の山折り線16aと16cを矢印P方向に押圧するだけでワンタッチで箱主体11が組立てられる。
また、組立て状態の箱主体11の山折り線16bと16dの角部を矢印Q方向に押圧すると、底部11aを構成する右底部片18、左底部片19、前底部片21及び後底部片22は山折り線20a〜20dで山折りされ、図2に示すように箱主体11の内部に折り込まれて角筒状の箱主体11をワンタッチで扁平状に折り畳まれる。
ここで、右底部片18、左底部片19に設けられた第1及び第2突出部35,36の位置について説明を加えると、図4(a)に示すようになっている。すなわち、右底部片18、左底部片19、前底部片21、後底部片22の幅をAとし、右底部片18、左底部片19の高さをCとすると、Bは、A/2で、CはA/2−0.5mmであり、右底部片18、左底部片19の頂部18b、19bに設けられた第1及び第2突出部35,36の立ち上がり点Dは、A/2に位置している。従って、後述する手段で箱主体11を組立てて底部11aを構成したとき、図5(a)に示すように、中央部の重なり部分の遊びEが少ない。この遊びEは、箱主体11を構成する厚紙の厚さが薄い場合には問題がないが、厚紙の厚さが厚くなると、組立て時の抵抗が大きくなる傾向にある。
図4(b)は第2の実施形態を示し、前述のような問題を解消したものである。すなわち、第1の実施形態と異なる箇所のみ説明すると、右底部片18、左底部片19、前底部片21、後底部片22の幅をA’とし、右底部片18、左底部片19の高さをC’とすると、B’は、A’/2+1.5mmで、C’はA’/2−1.5mmであり、右底部片18、左底部片19の頂部18b、19bに設けられた第1及び第2突出部35,36の立ち上がり点Dは、第1側板12の山折り線16aから、第3側板14の山折り線16cから、A’/2+1.5mmに位置している。また、第1及び第2突出部35,36の右底部片18及び左底部片19の頂部18b、19bのD点から立ち上がる角度θは、頂部18b、19bに対して40°に設定されている(図4(b)参照。)。
このように、第1及び第2突出部35,36の立ち上がり点Dを若干右側に移動させることにより、第1及び第2突出部35,36を大きくしても組立て時の抵抗が大きくなることはなく、底部11aの強度を上げることができる。また、箱主体11を組立てて底部11aを構成したとき、図5(b)に示すように、中央部の重なり部分の遊びEが大きい。遊びEを大きくすると、第1、第2底部糊付け片37,38の裏面を右底部片18及び左底部片19の表面に糊付けする際に多少の誤差が生じても組立て時の抵抗が少なく、機械組立てが容易となる。
なお、前記数値は、発明者の実験、試作によれば、箱主体11を構成する厚紙の厚さ及び箱主体11のサイズによって変動するが、厚紙の厚さが厚くなると、前記数値を大きくすると、組立て時の抵抗が少なくなる傾向にある。
また、本発明は、瓶を収納する包装用紙箱について説明したが、他の商品、部品を収納する包装用紙箱として利用でき、特にワンタッチで再組立て可能であり、通い箱としても有効である。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
本発明の包装用紙箱の第1の実施形態を示す展開図。 同実施形態の組立て過程の底部を示す斜視図。 同実施形態の組立て状態の底部を示す正面図。 本発明の包装用紙箱を示し、(a)(b)は底部を拡大した展開図。 同実施形態の組立て状態を示し、(a)(b)は底部を拡大した正面図。 従来の包装用紙箱の展開図。 同じく組立て過程の底部を示す斜視図。 同じく組立て状態の底部を示す正面図。
符号の説明
11…箱主体、12…右側面、13…前側面、14…左側面、15…後側面、16a〜16d…山折り線、17…糊付け片、18…右底部片、19…左底部片、21…前底部片、22…後底部片、23a,23b…谷折り線、35…第1突出部、36…第2突出部、37…第1底部糊付け片、38…第2底部糊付け片

Claims (3)

1枚の厚紙によって構成され、第1〜第4側板12〜15を山折り線16a〜16dで折曲して形成された角筒状で、一端部側に底部11aを形成し、他端部側に蓋部11bを形成した箱主体11と、
前記箱主体11の底部11a側に前記第1側板12及び第3側板14と山折り線20a,20cを介して一体に連設された略台形状の第1底部片18及び第3底部片19と、
前記箱主体11の底部11a側に前記第2側板13及び第4側板15と山折り線20b,20dを介して一体に連設された略三角形状の第2底部片21及び第4底部片22と、
前記第2底部片21及び第4底部片22の斜辺で、前記第1底部片18及び第3底部片19に隣り合う側に谷折り線23a,23bを介して一体に連設された第1及び第2糊付け片37,38とを具備し、
前記第1糊付け片37をこれと隣り合う前記第1底部片18に糊付けして第1底部片18と第2底部片21を結合すると共に、前記第2糊付け片38をこれと隣り合う第3底部片19に糊付けして第3底部片19と第4底部片22を結合し、
前記第2底部片21の先端部側が、前記第3底部片19と第2糊付け片38との接合部の内側に、前記第4底部片22の先端部側が、前記第1底部片18と第1糊付け片37との接合部の内側にそれぞれ重なり、前記第1底部片18、第2底部片21、第3底部片19及び第4底部片22によって前記箱主体11の底部11aを形成し、前記第1山折り線16a及び第3山折り線16cを山折りして前記箱主体11を扁平状に折り畳み可能な包装用紙箱において、
前記第1底部片18の先端側に該第1底部片18を形成する斜辺に連続して第4底部片22側に向って突出する第1突出部35を設けると共に、
第3底部片19の先端側に該第3底部片19を形成する斜辺に連続して第2底部片21側に向って突出する第2突出部36を設け、
前記第1突出部35は、前記第1底部片18の先端の前記第4底部片22側の部分が、前記第1底部片18の頂部から、先端側かつ前記第4底部片22側に向って立ち上がり、先端側にも向って突出しており、
前記第2突出部36は、前記第3底部片19の先端の前記第2底部片21側の部分が、前記第3底部片19の頂部から、先端側かつ前記第2底部片21側に向って立ち上がり、先端側にも向って突出しており、
前記箱主体11の組立て状態で、前記第1突出部35が第4底部片22の外側面に、前記第2突出部36が前記第2底部片21の外側面にそれぞれ重なって底部11aを構成することを特徴とする包装用紙箱。
前記第1及び第2突出部35,36は、先端部が弧状であり、前記箱主体11の組立て状態で、底部11aにおいて互いに反対の方向に突出するように配置されることを特徴とする請求項1記載の包装用紙箱。
1枚の厚紙によって構成され、第1〜第4側板12〜15を山折り線16a〜16dで折曲して形成された角筒状で、一端部側に底部11aを形成し、他端部側に蓋部11bを形成した箱主体11と、
前記箱主体11の底部11a側に前記第1側板12及び第3側板14と山折り線20a,20cを介して一体に連設された略台形状の第1底部片18及び第3底部片19と、
前記箱主体11の底部11a側に前記第2側板13及び第4側板15と山折り線20b,20dを介して一体に連設された略三角形状の第2底部片21及び第4底部片22と、
前記第2底部片21及び第4底部片22の斜辺で、前記第1底部片18及び第3底部片19に隣り合う側に谷折り線23a,23bを介して一体に連設された第1及び第2糊付け片37,38とを具備し、
前記第1糊付け片37をこれと隣り合う前記第1底部片18に糊付けして第1底部片18と第2底部片21を結合すると共に、前記第2糊付け片38をこれと隣り合う第3底部片19に糊付けして第3底部片19と第4底部片22を結合し、
前記第2底部片21の先端部側が、前記第3底部片19と第2糊付け片38との接合部の内側に、前記第4底部片22の先端部側が、前記第1底部片18と第1糊付け片37との接合部の内側にそれぞれ重なり、前記第1底部片18、第2底部片21、第3底部片19及び第4底部片22によって前記箱主体11の底部11aを形成し、前記第1山折り線16a及び第3山折り線16cを山折りして前記箱主体11を扁平状に折り畳み可能な包装用紙箱において、
前記第1底部片18の先端側に該第1底部片18を形成する斜辺に連続して第4底部片22側に向って突出する第1突出部35を設けると共に、第3底部片19の先端側に該第3底部片19を形成する斜辺に連続して第2底部片21側に向って突出する第2突出部36を設け、
前記箱主体11の組立て状態で、前記第1突出部35が第4底部片22の外側面に、前記第2突出部36が前記第2底部片21の外側面にそれぞれ重なって底部11aを構成するとともに、
前記第1及び第2突出部35,36は、先端部が凸円弧状であり、前記第1底部片18及び第3底部片19の先端側にも向って突出していると共に、前記第1底部片18及び第3底部片19の頂部から立ち上がる角度は、該頂部に対して30°〜40°であることを特徴とする包装用紙箱。
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