JP4789124B2 - 液体噴出器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液体噴出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体噴出器として、筒状胴部を有する容器体の上端に液体噴出ポンプを装着し、容器体胴部内下部に外周縁を摺動上昇可能に嵌合させた可動底壁を設けてなるものが知られている。
【0003】
これらはポンプを作動して容器体内の液を外部へ噴出した際に、容器体内の負圧化により可動底壁が上昇し、従って、液収納部分には余分な空気の接触が殆どなく、空気との接触を嫌う液を収納・注出する場合等に適したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの液体噴出器は、従来液体噴出の機能面から考慮されているが、その液体噴出操作時、容器が通常と異なる音色の音を発するように設ければ、使用者の心を和ませ、或いは楽しませたりすることが可能である。また、このようにすることは、似たような商品が多い中での商品の差別化に役立たせることができる。
【0005】
本発明はこの様な見地よりなされたもので、液体の噴出操作時に自動的に音を発することができ、その構造も簡単な優れた液体噴出器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、容器体2の上端部に液体噴出用のポンプ3を備えるとともに、容器体胴部4内周下部に周縁部を摺動上昇可能に嵌合させた可動底壁5を備え、ポンプ3の作用による収納液の減少に伴い可動底壁5が上昇する如く構成した液体噴出器に於いて、容器体胴部4の下端部に底蓋8を設けるとともに、該底蓋8を貫通し、且つ、空気の通過により音を発する笛9を設け、液噴出の際の可動底壁5の上昇に伴い音を発する如く構成し、底蓋8は、容器体胴部4下端開口を覆う底板11の下方に充分な空間を与えるための支持筒15を備え、支持筒15に複数の窓孔16を穿設したことを特徴とする液体噴出器として構成した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0008】
本発明の液体噴出器1は、容器体2の上端部に液体噴出用のポンプ3を備えるとともに、容器体胴部4内周下部に周縁部を嵌合させた可動底壁5を備えており、ポンプ3の作動により収納液を減少させ、収納液の減少に伴って可動底壁5が上昇する如く構成している。
【0009】
ポンプ3は、容器体2内の液を外部へ噴出することができ、従来のこの種の液体噴出器に使用されているものが使用できるが、図示例では、前方へノズル6を突設した、上方付勢状態の噴出ヘッド7を押し込むことにより、内蔵ポンプ機構(図示せず)の作用で容器体内の液を吸い上げ、ノズルより噴出する如く構成している。
【0010】
本発明では、この種の液体噴出器に於いて、容器体胴部4の下端部に底蓋8を設けるとともに、該底蓋8を貫通し、且つ、空気の通過により音を発する笛9を設け、液噴出の際の可動底壁5の上昇に伴い音を発する如く構成している。
【0011】
底蓋8は、周縁部を容器体胴部4下端に気密に嵌合させて、その上方の可動底壁5との間の空間aと外部とを、笛9を介してのみ連通させることを目的の一つとして設けたものである。
【0012】
図示例に於ける底蓋8は、容器体胴部4内周下端部に嵌合させた内筒部10内面より容器体胴部4下端開口を覆う底板11を延設し、底板11中央部に下端を開口して笛嵌合用の笛嵌合筒12を立設している。また、内筒部10下端縁より外方へ延設したフランジ13を介して胴部4外周下端部に嵌合させた外筒部11を延設し、外筒部上端縁より斜め外方へ下った後下方へ垂下する支持筒15を延設している。この支持筒15はフランジ13下方まで垂設し、底板11の下方に充分な空間を与えるとともに、複数の窓孔16を穿設している。
【0013】
笛9は、空気の通過により音を発するものであり、可動底壁5の上昇に伴って可動底壁5と底蓋8との間の空間a内が負圧化し、外気が空間a内に導入される際に鳴る如く構成したものであればその具体的な構成は種々採用できる。
【0014】
図1に示す実施例に於ける笛9は、笛嵌合筒12に嵌合させた円筒状の外筒17を有し、また、一端を外筒17の一端面に開口し、他端を外筒内に長手方向と直行して開口した通気路bを備え、外筒17内の開口を、周縁部と小間隙dをあけて振動可能なリード弁18により被覆している。
【0015】
更に具体的に言えば、図2に示す如く、外筒17の上端開口を半分閉塞する半円状の閉塞板19を設け、閉塞板19の中心縁部より下方へ、外筒17を二分割する隔壁20を延設し、閉塞板のない部分の外筒内周に、隔壁20下方に至る半円筒状で且つ下端面を湾曲閉塞させた第2隔壁21を設け、隔壁20と第2隔壁21とで通気路bを形成し、また、隔壁20と第2隔壁21との間にリード弁18の上端を挟持させるとともに、リード弁18下部により隔壁20下方に水平方向を向いて開口した開口部分を、小間隙dをあけて振動可能に被覆している。そして、外筒17下方より上方に向いて空気が流れる場合に音を発する如く構成している。
【0016】
リード弁18は、合成樹脂、紙、金属、或いはこれらの複合体等により形成でき、その材質の選択や、上記小間隙dの幅の調整等により種々の高低や音色を発することができる。
【0017】
上記液体噴出器1を使用する場合には、例えば、図1の状態から噴出ヘッド7を押し下げると内蔵ポンプ機構の作用で容器体胴部4内の液がノズル6より噴出され、次いで、ヘッドの押圧を解除すると容器体内の負圧化に伴い、可動底壁5が上昇する。この際、底蓋8と可動底壁5との間の空間aが負圧化し外気が笛9を介して空間a内に導入され音を発する。
【0018】
図3は本発明の他の実施例を示すもので、本実施例では、図1の実施例に於いて、別の形態の笛9を設けた場合を示している。本実施例に於ける笛9は、底蓋8の底板11中央部に下端を開口するとともに、頂板22中央に小孔23を穿設した筒部24を突設し、この筒部24内に、頂板25中央に小孔26を穿設した下端開口の内筒部27を嵌着して構成している。その他の構成は上記実施例と同様である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明の液体噴出器は既述構成としたことにより、液体の噴出時に自動的に音を発するため、聴覚的な識別を可能とし、また、使用者の心を和ませ、或いは楽しませるという効果を発揮する。
また、音を発することにより、数多くの商品中に特異な存在感を生じさせて、所謂差別化に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠き側面図である。
【図2】同実施例の笛を示す拡大縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す一部切欠き側面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…ポンプ,4…胴部,5…可動底壁,8…底蓋,9…笛,
Claims (1)
- 容器体(2)の上端部に液体噴出用のポンプ(3)を備えるとともに、容器体胴部(4)内周下部に周縁部を摺動上昇可能に嵌合させた可動底壁(5)を備え、ポンプ(3)の作用による収納液の減少に伴い可動底壁(5)が上昇する如く構成した液体噴出器に於いて、容器体胴部(4)の下端部に底蓋(8)を設けるとともに、該底蓋(8)を貫通し、且つ、空気の通過により音を発する笛(9)を設け、液噴出の際の可動底壁(5)の上昇に伴い音を発する如く構成し、底蓋(8)は、容器体胴部(4)下端開口を覆う底板(11)の下方に充分な空間を与えるための支持筒(15)を備え、支持筒(15)に複数の窓孔(16)を穿設したことを特徴とする液体噴出器。
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