JP3751444B2 - ポンプ式注出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注出容器、とくに容器本体の口筒部にポンプ装置を取着したポンプ式注出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
内容物を収納した容器本体の口筒部に、ステムを有するピストン部材とシリンダー部材、ステムに連結されたノズルヘッドとからなるポンプ装置を装着し、ノズルヘッドを押圧操作することによって内容物を注出するようにしたポンプ式注出容器は、たとえば、実用新案登録第2504310号公報にみられるよう従来より周知である。
【0003】
従来の注出容器では、ピストン部材のステムは、シリンダー部材の上方に取着された案内筒に上下動自在に嵌挿されており、使用にあたって、ノズルヘッドを押圧することによってピストン部材を押し下げ、シリンダー室内の内容物を連通孔よりステム内に流入させ、ステム内孔を通じてノズルから吐出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内容物は液体、あるいは粘性流動体で非圧縮性である場合には、内容液注出に際するノズルヘッドの押圧開始時に、シリンダー室内の圧力を上昇させるため一定の押圧力が必要であり、また、ピストン弁と弁係合部とが離脱するまでの間は、シリンダー室内の液圧は変わらない。
したがって、ノズルヘッドの押圧作動の初期時には、押圧力を軽くすることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決することを技術的課題とし、ノズルヘッドの押圧開始時の押圧力を軽くすること、ピストン弁と弁係合部との離脱時期を早めることなどにより、ノズルヘッドの押圧操作初期における押圧力を軽くしたポンプ式注出容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、ポンプ式注出容器として、シリンダー部材とピストン部材、ピストン部材を操作するノズルを具えたノズルヘッドとを有するポンプ装置を、取付部材を介して容器本体に取着したポンプ式注出容器であって、前記ピストン部材は、連通孔とシリンダーに摺接するピストンガイドを連設した筒壁とを具えたステムと、ピストン弁とを具備しており、前記ステムは、連通孔の下端縁に接して隔壁が設けられ、隔壁下面の筒壁内側に空気溜めが設けられ、該空気溜め内の空気を圧縮することによりノズルヘッドの押圧開始時における押圧力を軽くしたことを特徴とする構成を採用する。
【0007】
上記ポンプ式注出容器の空気溜めの実施形態として、隔壁下面から筒壁の円周を所定間隔に分割し、放射状に配設された複数の仕切板が垂設されており、仕切板によって区画された複数の空気室を具備していることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
ピストン弁と弁係合部との離脱時期を早めるポンプ式注出容器として、シリンダー部材とピストン部材、ピストン部材を操作するノズルヘッドとを有するポンプ装置を、取付部材を介して容器本体に取着したポンプ式注出容器であって、前記ピストン部材は、下端部にピストンガイドを連設し、連通孔を設けた有底のステムと、ピストン弁とを具備しており、ピストンガイドは、ステム周面より拡径された周壁の上部によって形成されたピストン弁係合面を具備しており、ピストン弁は、ピストン弁係合面に係脱可能な膨出部を設けた弁部を具備していることを特徴とする構成を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは内容物を収納した容器本体、Bは取付部材、Cは取付部材Bを介して容器本体Aに取着されたポンプ装置であり、いずれも合成樹脂を素材として成形されている。
【0010】
容器本体Aは、口筒部1と肩部2、底部が開放された円筒状の胴壁3と、胴壁3底端に嵌合された底板4とを具えている。
図2に示すように、口筒部1の外周には、ネジ5が刻設されており、肩部2の上面には、所定の個所にストッパー6と係止片7が立設されている。
【0011】
図1に示すように、胴壁3の底端内周には、底板4を嵌着する膨出環を有する係合部8が形成されている。
底板4の中央部には、支持筒9が立設され、周縁近くの適宜の個所に開口10が穿設されており、底板4周縁には、前記係合部8に嵌合される膨出環を有する係合筒11が立設されている。
胴壁3の内周には、周辺に弾性周壁12を具え、上下摺動可能とした摺動板13が嵌挿されている。
【0012】
取付部材Bは、図3に示すように、上壁15と螺着筒16とを有しており、上壁15の内周縁には、上下に延びる内側案内筒17が連設されている。
螺着筒16の内周には、前記口筒部1のネジ5に螺合するネジ18が刻設されており、外周には所定間隔をおいてガイド19が突設されている。
螺着筒16の下端はフランジ20となっており、フランジ20の周縁には、外側案内筒21が立設されている。
【0013】
外側案内筒21の上端には、外方に突出する係止環22が設けられており、外側案内筒21の中間部にはフランジ23が突設されており、該フランジ23の外周縁には外筒24が垂設されている。
前記フランジ20の下面には、所定個所に前記肩部2に設けたストッパー6に係合する突起25が突設されており、フランジ20の所定個所には切り込み26が入れられ、フランジ20から下方に突出し、係止片7に係合する係止爪27が形成されている。
ポンプ装置Cの容器本体Aへの取付時には、取付部材Bの係止爪27は、取付完了近くには係止片7を乗り越えて廻動し、取付部材Bの逆転止めとなる。
【0014】
図1,4に示すように、ポンプ装置Cは、シリンダー部材C1とピストン部材C2と、該ピストン部材C2に連設されピストン部材C2を押圧操作するノズルヘッドC3とを具えている。
シリンダー部材C1は、シリンダー30と該シリンダー30の底壁31に配設した吸込み弁32とを具えている。
シリンダー30の上端にはフランジ33が設けられ、該フランジ33の下面には、口筒部1内周に係合する密封リング34が垂設されている。
【0015】
底壁31には、吸込み孔35が設けられ、吸込み孔35の上端周縁には段部が形成され、弁座36が設けられている。
吸込み弁32は、前記弁座36に載置され、弁保持リング37に複数の連結部38を介して接続されている。
吸込み弁32、弁保持リング37と連結部38は、エラストマー、柔軟な合成樹脂などを素材として一体成形されている。
【0016】
連結部38は、吸込み弁32の周縁と弁保持リング37の内周縁に、所定間隔毎に接続部を残して切り込みが入れられ、吸込み弁32と保持リング37との間に延在するように形成されている。
したがって、吸込み弁32は上下方向に移動可能として弁保持リング37に接続されている。
弁保持リング37は、シリンダー30の下端周縁の底壁31上に載置され、シリンダー30内周に設けられた膨出環39によって、底壁31上に締着されている。
【0017】
図4,5に示すように、ピストン部材C2は、下端部にピストンガイドp1を設けたステム40と、該ステム40とシリンダー30との間に上下摺動自在に装着されたピストン弁41とを具えており、前記ピストンガイドp1の内側には、空気溜めp2が設けられている。
【0018】
ステム40の上端部は縮径され、該縮径部に複数の膨出環42が突設されており、下端部に近い所定個所には連通孔43が穿孔されている。
ステム40内には、連通孔43の下端縁にほぼ接して隔壁44が設けられており、ステム40の外側には、連通孔43の下端縁につづいてステム周面より下方に広がり傾斜する段部45が形成されている。
段部45に続いてステム40の内径外径を拡径した筒壁46が形成されており、その上方部は係合面46Aとなっている。
筒壁46の中間部には、外周面を傾斜面とした厚肉のフランジ47が設けられ、該フランジ47の周縁には、内側面が傾斜した案内リング48が立設されている。
【0019】
筒壁46の外周には、円周上に所定の間隔をおいて、フランジ47と筒壁46下方部に連なる複数のガイド羽根49が配設されている。
ガイド羽根49の外周は、シリンダー30内周に摺接しており、隣接するガイド羽根49の間は液流路Xとなっている。
羽根ガイド49の下面は、ピストン部材C2の下降時には、前記シリンダー部材C1の弁保持リング37に衝接して、ピストン部材C2の可動範囲を規制するようになっている。
【0020】
前記隔壁44下方の筒壁46内部は、空気溜めp2となっている。
図5に示すように、前記隔壁44下面には、筒壁46の円周を所定間隔に分割し、放射状に配設された複数の仕切板50が垂設されており、空気溜めp2は、各仕切板50によって区画され、複数の空気室51を具えている。
【0021】
仕切板50は、図4,5ではX字形とした4枚の板から構成されているが、仕切板50の枚数は6枚、8枚でもよい。
また、図6に示すように、隔壁44の下面から筒壁46内周にわたって複数のリブ52を設け、空気室を一つのみとしてもよい。
【0022】
図7に示すように、ピストン弁41は、弁周壁53と摺動周壁54、両者を結ぶ連結部55とからなっており、柔軟な材質を用いて成形されている。
弁周壁53の下端部56の内周には、膨出部57が設けられている。
摺動周壁54は湾曲面となっており、上下の端部58は、シリンダー30内周に圧接されるようになっている。
【0023】
前記弁周壁53の下端部56は、ピストン弁係合部p3に係合保持され、ステム40の上下動に応じてシリンダー30内部と連通孔43への通路を開閉するようにしている。
その際、下端部56の外周は、案内リング48の内側面によって内方に圧接され、下端部56内周の膨出部57は、前記筒壁46の係合面46Aに一定の締め代をもって係合する。
【0024】
図4に示すように、ノズルヘッドC3は、帽冠状の頂壁60と側筒壁61、頂壁60から斜め上方に突出するノズル62とを具えている。
頂壁60の下面には、中央部にステム保持筒63が垂設され、その外側に案内筒64が垂設されている。
【0025】
ステム保持筒63は、取付部材Bの内側案内筒17内に嵌挿され、その内周の所定位置には、前記ステム40上端に接合する位置決めリブが設けられており、その下方に、ステム40上端部外周に設けた膨出環42に係合する膨出環65が設けられ、ステム40を嵌着するようになっている。
ステム保持筒63の下部は拡径されて係合筒66となっており、その内周は、ピストン弁41の弁周壁53外周に接合し、その下端は、ピストン弁41の連結部55に係合可能になっている。
【0026】
前記案内筒64は、その内周が取付部材Bの螺着筒16の外周を囲むように配設されており、前記ガイド19に対応するよう内周に一定間隔をおいて、案内溝67が刻設されている。
【0027】
頂壁60下面のステム保持筒63の周囲には、内側バネ受け面68が形成されており、該内側バネ受け面68と取付部材Bの上壁15との間に圧縮バネ69が弾装されている。
頂壁60下面の案内筒64の周囲は、外側バネ受け面70が形成され、取付部材Bのフランジ23上面との間に圧縮バネ71が弾装されている。
【0028】
側筒壁61は、取付部材Bの外側案内筒21外周に嵌挿されるよう配設されており、下端には内方に膨出する係止環72が設けられ、外側案内筒21の上端の係止環22に係合するようになっている。
製品の運搬中におけるノズルヘッドC3の妄動を阻止するために、側筒壁61下端と取付部材Bのフランジ23との間に、着脱可能な馬蹄形のスペーサ73が挿入されている。
【0029】
次に、図4,8を参照して本注出容器の使用態様と作用効果について説明する。
スペーサ73を外してノズルヘッドC3を押し下げると、図8(a)に示すように、ピストン弁41の弁周壁53の下端部56とピストン弁係合部p3との間が離間され、シリンダー30室内からステム40の連通孔43に至る流路が形成され、シリンダー30室内の内容物がステム40内に流入し、ステム40の内孔を通ってノズル62より吐出される。
【0030】
次いで、ノズルヘッドC3から手を離すと、ノズルヘッドC3は圧縮バネ69,71の付勢により上昇し、ピストン弁係合部p3と弁周壁53との間隙が封鎖され、流路が閉鎖される。
さらに上昇するとシリンダー30内が負圧となり、図8(b)に示すように、吸込み弁32が開かれ、容器本体A内の内容液がシリンダー30室内に吸い上げられ、ノズルヘッドC3は、図4に示す上位置にもどる。
その際、底板4の開口10から大気が導入され、容器本体A内の摺動板13が上昇し、容器本体A内の内容液は常圧に維持される。
【0031】
ノズルヘッドC3を押し下げるときに、図8(a)に示すように、ノズルヘッドC3の上面の湾曲面に傾斜した押圧力Pがかけられ、水平方向の分力によりステム40にモーメントが掛かっても、ピストンガイドp1の外周が、シリンダー30内周に摺接しているので、ピストン部材C2はステム40と内側案内筒17、ピストンガイドp1とシリンダー30によって支持され、ピストンの軸心がシリンダーの軸心に常に一致する。
したがって、ピストン部材C2の押圧操作が重くなったりしない。
【0032】
ノズルヘッドの操作によって、注出容器の使用開始当初には、ポンプにより容器内の空気を吸い上げノズルより外部に吐出するが、数回の操作の後は、内容液がシリンダー室内に吸い上げ充満され、その後はノズルヘッドの操作毎に一定量の内容液を注出することになる。
注出操作にあたって、ノズルヘッドを押し下げた場合、ピストン部材の下降によって、シリンダー室内の液圧が上昇されるが、空気溜め内の空気が圧縮されることによりシリンダー室の容積が減少し、押圧力が少なくても、ピストンガイドが下降し、ピストン弁とピストン係合部が離間されることになる。
したがってノズルヘッド押圧の初期から押圧操作が軽くなる。
【0033】
特に、空気溜め内を仕切板によって仕切り、複数の空気室を形成している場合には、各空気室の開口面積が少なくなり、注出容器を傾斜させてノズルヘッドの押圧操作をしても、空気室の高さは大きく変わらないので、傾斜により空気室から流出する空気が少なくなり、空気溜め内の空気量はほとんど変わらず圧縮による効果は減少しない。
【0034】
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、ピストン弁の離脱を早めることによってノズルヘッド押圧時の初期操作を軽くするようにしたもので、前記実施形態におけるピストン部材の一部の構成を変更したものである。
ピストン弁をはじめ、その他の構造は何ら変更はないので説明を省略し、ピストン部材の変更した構成を重点的に説明する。
【0035】
図9に示すように、ピストン部材C2aは、有底のステム80と、該ステム80とシリンダー30aとの間に上下摺動自在に装着されたピストン弁81とを具えている。
ステム80の上端部は縮径され、該縮径部に複数の膨出環82が突設されており、下端部に近い所定個所には連通孔83が穿孔されている。
【0036】
ステムの下端部には、連通孔83から一定長のステム周面84をおいて、ステム周面より拡径された周壁85が形成されており、その上方部は係合面85Aとなっている。
周壁85とステム周面84との間にはリブ86が設けられている。
周壁85の中間部には、外周面を傾斜面とした肉厚のフランジ87が設けられ、該フランジ87の上面には、周壁85外周から所定長のリブ88が複数本放射状に立設されている。
【0037】
周壁85の外周には、円周上に所定の間隔をおいて、フランジ87と周壁85下方部に連なる複数のガイド羽根89が配設されている。
ガイド羽根89の外周は、シリンダー30a内周に摺接しており、隣接するガイド羽根89の間は液流路Xaとなっている。
ガイド羽根89の下面は、下降時にはシリンダー部材C1aの弁保持リング37aに衝接してピストンガイドp1aの可動範囲を規制するようになっている。
【0038】
ピストン弁81は、前記第1実施形態のものと同様に、弁周壁53a、摺動周壁54a、連結部55a、内周に膨出部57aを設けた下端部56aとを具えており、その構成、作用効果は変わらない。
【0039】
前記周壁85とフランジ87及びガイド羽根89によってピストンガイドp1aが構成されており、周壁85の係合面85Aとフランジ87上面のリブ88によって、ピストン弁81に係合離脱するピストン弁係合部p3aが構成されている。
【0040】
前記実施形態と同様に、ピストン弁81は、ピストン弁係合部p3aに係合保持され、弁周壁53aの下端部56a端面は、フランジ87上面のリブ88に衝接し、下端部56a内周の膨出部57aは、前記周壁85の係合面85Aに一定の締め代をもって係合する。
換言すれば、周壁85の係合面85Aは、ピストン弁に対する係合面で弁座ということができ、ピストン弁81の膨出部57aを設けた弁周壁53aの下端部56a内周はピストン弁81の弁部ということができる。
【0041】
次に、上記構成に基づく作用効果について説明する。
前記実施形態の容器と同様にノズルヘッドC3の操作毎に、ピストン弁81は、ステム80の上下動に応じて、シリンダー30a内部と連通孔83への通路を開閉し、一定量の内容液を注出することになるが、その際、ノズルヘッドC3の押圧開始と共にシリンダー30a内の液圧が上昇し、ステム80の下降とともにピストン弁81はピストン弁係合部p3aから離脱していくが、弁周壁53aの下端部56a内周の膨出部57aが、前記周壁85の係合面85Aから離れると同時に、シリンダー30a内の内容液は、下端部56a内周に入りリブ86の間を通ってステム80内に流れる。
したがって、圧力降下が早く行われることになり、ノズルヘッドC3の押圧操作が軽くなる。
【0042】
本実施形態のピストン弁係合部の構成を、前記第1実施形態に適用することができ、その場合にはノズルヘッドの押圧開始時の押圧力を軽くするとともに、ピストン弁とピストンガイドのピストン弁係合部とを早く離間するようにできるので、ノズルヘッドの押圧操作をさらに軽くすることができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
ピストン部材のピストンガイドの内側に空気溜めを設けたことによって、ノズルヘッドの押圧開始時の押圧力を軽くすることができた。
ピストン弁とピストンガイドのピストン弁係合部とを早く離間するようにしたことによって、ノズルヘッドの押圧力を早期に軽くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポンプ式注出容器の一部断面正面図である。
【図2】容器本体の説明図で、(a)は平面図、(b)は容器本体の一部の正面図である。
【図3】取付部材の説明図で、(a)は平面図、(b)は断面正面図、(c)は底面図である。
【図4】ポンプ装置の説明図である。
【図5】ピストン部材の説明図で、(a)は断面図、(b)は図(a)のA−A線からみたピストンガイドの上面図、(c)はピストンガイドの底面図である。
【図6】ピストンガイドの変形実施例で、(a)は断面図、(b)は底面図である。
【図7】ピストン弁の一部断面正面図である。
【図8】 ポンプ装置の作動説明図で、(a)は液吐出時、(b)は液吸い上げ時の状態を示すものである。
【図9】 第2実施形態の説明図で、(a)は断面図、(b)はピストンガイドの一部断面正面図、(c)はピストンガイドの底面図である。
【符号の説明】
A 容器本体
B 取付部材
C ポンプ装置
C1、C1a シリンダー部材
C2、C2a ピストン部材
C3 ノズルヘッド
p1、p1a ピストンガイド
p2 空気溜め
p3、p3a ピストン弁係合部
1 口筒部
2 肩部
3 胴壁
4 底板
13 摺動板
15 上壁
16 螺着筒
17 内側案内筒
30、30a シリンダー
31 底壁
32 吸込み弁
35 吸込み孔
36 弁座
37、37a 弁保持リング
40、80 ステム
41、81 ピストン弁
43、83 連通孔
44 隔壁
45 段部
46 筒壁
46A 筒壁の係合面
47、87 フランジ
48 案内リング
49、89 ガイド羽根
50 仕切板
51 空気室
52、86、88 リブ
53、53a 弁周壁
54、54a 摺動周壁
55、55a 連結部
56、56a 下端部
57、57a 膨出部
62 ノズル
63 ステム保持筒
64 案内筒
84 ステム周面
85 周壁
85A 周壁の係合面

Claims (3)

  1. シリンダー部材とピストン部材、ピストン部材を操作するノズルを具えたノズルヘッドとを有するポンプ装置を、取付部材を介して容器本体に取着したポンプ式注出容器であって、
    前記ピストン部材は、連通孔とシリンダーに摺接するピストンガイドを連設した筒壁とを具えたステムと、ピストン弁とを具備しており、
    前記ステムは、連通孔の下端縁に接して隔壁が設けられ、隔壁下面の筒壁内側に空気溜めが設けられ、該空気溜め内の空気を圧縮することによりノズルヘッドの押圧開始時における押圧力を軽くしたことを特徴とするポンプ式注出容器。
  2. 空気溜めが、隔壁下面から筒壁の円周を所定間隔に分割し、放射状に配設された複数の仕切板が垂設されており、仕切板によって区画された複数の空気室を具備していることを特徴とする請求項1記載のポンプ式注出容器。
  3. シリンダー部材とピストン部材、ピストン部材を操作するノズルヘッドとを有するポンプ装置を、取付部材を介して容器本体に取着したポンプ式注出容器であって、
    前記ピストン部材は、下端部にピストンガイドを連設し、連通孔を設けた有底のステムと、ピストン弁とを具備しており、
    ピストンガイドは、ステム周面より拡径された周壁の上部によって形成されたピストン弁係合面を具備しており、
    ピストン弁は、ピストン弁係合面に係脱可能な膨出部を設けた弁部を具備していることを特徴とするポンプ式注出容器。
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