JP4789112B2 - 回転駆動装置及びそれを用いたカラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体の回転速度をセンサを介して検出し、検出した回転速度が指令速度になるように駆動モータの回転速度を制御する回転駆動装置に関し、特には、回転速度を検出するため複数のセンサを備え、これらのセンサの何れかが故障しても、回転体の回転速度を制御し得るフェールソフトを備えた回転駆動装置及び該回転駆動装置を備えたカラー画像形成装置に関する。
従来、駆動モータび駆動力を受けて回転する回転軸に、回転軸の回転に同期してパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、このパルス信号を検出して回転軸の回転速度や回転角を検出し、検出された回転速度が指令速度になるように駆動モータの回転速度を制御する制御装置を備えた回転駆動装置がある。
この際、一般に、エンコーダは、周方向に沿って複数の識別符号を備えた円板状の回転体と、回転体の識別符号と対向して設けられたセンサとによって構成され、回転体が回転軸と一体になって回転し、回転体の回転に伴って、センサが複数の識別符号を順次検出してパルス信号を出力するように構成されている。
また、前記の回転体と回転軸との間に、偏心が生じてもその偏心による影響を打ち消して精度良く回転軸の回転速度を検出できるように、回転軸の周方向に沿って複数のセンサを配設し、複数のセンサによって検出した回転速度の平均値を演算して、この平均値を回転軸の回転速度として求める回転駆動装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、感光ドラムを備えた画像形成装置において、感光ドラムの回転速度を制御するために、前述の回転駆動装置を備えているものがある(例えば、特許文献3参照)。
さらに、カラー画像形成装置において、ブラック、イエロー、シアン、マセンダ等の各色に対応付けられた複数の感光ドラムと、感光ドラムの夫々に対となる複数の駆動モータとを備え、各感光ドラム毎に回転速度をエンコーダで検出し回転速度を制御しているものがある(例えば、特許文献4参照)。
特開昭57−34785号公報 特開平10−215593号公報 特開平10−215593号公報 特開平9−1463292号公報
しかしながら、特許文献1、2、3のように複数のセンサを備えた回転駆動装置によれば、センサの数の増加に伴って、センサの故障率が増え、故障したセンサが混入して駆動精度を損なう虞があった。例えば、故障したセンサが混入することにより、回転軸の回転速度が過大になったり回転軸の回転速度にムラが発生し、延いては、この回転駆動装置を用いているシステムが、円滑な作動を維持できず、故障及び停止したりする虞があった。
また、特許文献4のように、特に複数の感光ドラム毎に速度を検出するエンコーダを備えたカラー画像形成装置によれば、感光ドラムの数の分だけセンサを備えているので、いずれかのセンサが故障すれば、感光ドラムの回転速度が過大になったり感光ドラムの回転速度にムラが発生し、画像の精度や品位を著しく損なう虞があった。
そこで、本発明は、回転体の回転速度を複数のセンサを介して検出して駆動モータの回転速度を制御する回転駆動装置において、複数のセンサの何れかに故障を来たしても、回転軸の回転動作を精度良く制御し、さらには、複数の感光ドラムとその回転駆動装置を備えたカラー画像形成装置において、感光ドラムの回転速度を検出する検出部の信頼性を向上させ、精度及び品位の良好なカラー画像を得ることを目的とする。
発明の回転駆動装置は、指令速度に基づいて制御対象の回転軸を回転させる駆動モータと、ロータリエンコーダを介して前記回転軸の回転速度を検出する検出部と、前記検出部を介して前記駆動モータの回転速度を制御する制御回路と、を備えた、回転駆動装置である。前記ロータリエンコーダは、前記回転軸一体に回転し、方向に沿って複数のスリットが等間隔で列設された回転体と、前記回転体の周方向に沿って配設され、該回転体の回転に伴って、前記スリットを順次検知してパルス列を出力する複数のセンサとを有している。前記検出部は、前記複数のセンサから出力されるパルス列に基づいて夫々のセンサの故障を検出し、信号を出力する故障検出部と、前記故障検出部の前記信号と、パルス列とが夫々入力される複数のマルチプレクサとを有している。前記故障検出部は、何れかのセンサのパルス列の少なくとも1周期の間において、他のセンサから出力されるパルス列の立ち上げ又は立ち下げがなければ、前記他のセンサを故障として検出し、デフォルトの信号から遷移した信号を出力する。そして、前記故障検出部から入力される信号が遷移した信号であるときは、前記マルチプレクサにより、正常なセンサから出力されたパルス列の何れかが、故障として検出されたセンサのパルス列に置き換えらえ、正常なセンサから出力されるパルス列のみ用いられて前記駆動モータ駆動する。
の回転駆動装置によれば、数のセンサから出力されるパルス列に基づいてそれぞれのセンサの故障を検出する故障検出を備え、障検出の検出結果に基づいて、正常なセンサから出力されるパルス列のみを用いて駆動モータ駆動されるので、複数のセンサの何れかに故障を来たしても、駆動モータの回転速度が過大になったり回転速度にムラが生じたりすることなく、回転軸の回転動作を精度良く制御することができ、延いては、この回転駆動装置を用いるシステムの円滑な動作を維持できる。
また、の回転駆動装置では、故障検出が、複数のセンサのパルス列の夫々におけるパルスの立ち上げ及び立ち下げの変化を検出し、複数のセンサの何れかのパルス列の少なくとも1周期において、他のセンサの内から、パルスの立ち上げ又は立ち下げが出力されないセンサを故障として検出する。従ってのセンサの1周期を基準にのセンサの故障の有無を検出でき、複数のセンサの動作を協調できる。
また、の回転駆動装置では、前記複数のセンサの内、正常なセンサから出力されたパルス列の何れかが、故障として検出されたセンサのパルス列に置き換わる。従って、故障したセンサから出力されるパルス列が加えられることなく、回転軸の回転速度を精度良く検出できる。
また、の回転駆動装置は前記故障検出の起動毎に、前の検出結果を初期化する初期化手段を備えるように構成することもできる。そうすれば、センサの故障が一時的な要因であって正常に復帰する場合には、再度、このセンサを正常なセンサ群に加えて回転軸の回転速度を精度良く検出できる。
また、の回転駆動装置は前記故障検出が前記センサの故障を検出した際に、前記故障を示す表示を備えることにより、オペレータがセンサの故障の有無を容易に検知できて故障の際に速やかに対処できる。
次に、発明のカラー画像形成装置は、複数の色の夫々に対応付けされた複数の感光ドラムを備え、前記複数の感光ドラムを回転駆動させる回転駆動装置として、上述した回転駆動装置が備えられていることを特徴とする。
のカラー画像形成装置によれば感光ドラムを回転駆動させる回転駆動装置として、上述した回転駆動装置が備えられているので、感光ドラムの回転速度を検出する複数のセンサの何れかに故障を来たしても、駆動モータの回転速度が過大になったり回転速度にムラが生じたりすることなく、感光ドラムの回転を精度良く制御することができ、精度及び品位の良好な画像を形成できる。
のカラー画像形成装置はセンサの故障が検出された際に、障を表示する表示又は障を通信する通信を備えていることにより、オペレータがセンサの故障の有無を容易に検知でき、故障の際に、画像を損なうことがないように速やかに対処できる。また、この際、故障を表示する表示と共に故障を通信する通信を備えていてもよい。
本発明の回転駆動装置によれば、複数のセンサの何れかに故障を来たしても、駆動モータの回転速度が過大になったり回転速度にムラが生じたりすることなく、回転軸の回転動作を精度良く制御することができ、延いては、この回転駆動装置を用いているシステムの円滑な動作を維持できる。
センサの1周期を基準にのセンサの故障の有無を検出でき、複数のセンサの動作を互いに協働できる。
また回転体の平均回転速度の算出の際に、故障したセンサから出力されるパルス列が加えられることなく、回転体の平均速度を精度良く検出できる。
また故障検出の起動毎に、前の検出結果を初期化する初期化手段を備えているように構成すれば、センサの故障が一時的な要因であって正常に復帰する場合には、再度、このセンサを正常なセンサ群に加えて回転軸の回転動作を精度良く制御することができる。
また故障検出がセンサの故障を検出した際に、故障状態を示す信号を表示する出力を備えているように構成すれば、オペレータがセンサの故障の有無を容易に検知できて故障の際に速やかに対処できる。
次に、光ドラムを回転駆動させる回転駆動装置として、上述した回転駆動装置が備えられているカラー画像形成装置によれば、回転ドラムの回転速度を検出する複数のセンサの何れかに故障を来たしても、駆動モータの回転速度が過大になったり回転速度にムラが生じたりすることなく、感光ドラムの回転動作を精度良く制御することができ、精度及び品位の良好な画像を形成できる。
またセンサの故障が検出された際に、故障を表示する表示又は故障を通信する通信を備えているように構成すれば、オペレータがセンサの故障の有無を容易に検知でき、故障の際に、画像を損なうことがないように速やかに対処できる
次に、本発明の一実施例の回転駆動装置1を、図面にもとづいて説明する。図1は、回転駆動装置の回路ブロック図、図2は、図1における故障検出部の回路図である。
図1に表したように、回転駆動装置1は、オペレータが各種指令信号を入力するための操作部17、減速機16の回転軸2を回動させる駆動モータ15、ロータリエンコーダ3を介して減速機16の回転軸2の回転速度を検出する検出部100、検出部100を介して検出した回転速度が操作部17を介して入力された指令速度になるように、駆動モータ15の回転速度を制御する制御回路13等を備えている。
駆動モータ15は、パルスモータで構成され、制御回路13を介して入力されたパルス列のパルス数によってその回転量が制御される。また、検出部100は、回転軸2の所定の周期毎に回動量をパルス列に代えて出力し、制御回路13は、検出部100から入力されたパルス列のパルス数が速度指令値のパルス数に近づくように、駆動モータ15に入力するパルス列のパルス数を増減する。
ロータリエンコーダ3は、周方向に沿って複数のスリット3bが列設された回転板3aと、回転板3aを挟んで後述の受光ダイオード5、6の反対側に配設され、光を回転板3aに投光する発光ダイオードと、スリット3bを介して発光ダイオードから投光された光を受光する受光ダイオード5、6とによって構成され、駆動モータ1の回動に伴って、受光ダイオード5、6が、発光した光をパルス信号とし、連続した複数のパルス信号(所謂、パルス列である。)を波形生成器7、8に出力する。尚、本発明における制御対象が減速機16、本発明における回転体が回転板3a本発明におけるセンサが発光ダイオード及び受光ダイオード5、6相当する。以下、S1側の発光ダイオード及び受光ダイオード5をS1センサ、S2側の発光ダイオード及び受光ダイオード6をS2センサという。
また、受光ダイオード5から出力されたパルス信号S1が、S1波形生成器7において矩形状のクロック信号に変換され、受光ダイオード6から出力されたパルス信号S2が、S2波形生成器8においては、矩形状のクロック信号に変換される。
次に、検出部100は、S1波形生成器7及びS2波形生成器8から入力されたクロック信号に基づいて、S1センサ及びS2センサの故障の有無を検出する故障検出部9、S1センサ及びS2センサの内、正常なセンサから出力されたパルス列を平均化器12に出力すると共に、故障として検出されたセンサのパルス列に代えて正常なセンサから出力されたパルス列を平均化器12に出力するマルチプレクサ10、11、マルチプレクサ10、11を介して所定の周期毎に入力された一対のパルス列を合成し、センサ1個当たりのパルス数を平均して求め、この平均したパルス数を有するパルス列を制御回路13に出力する平均化器12等を備えている
故障検出部9において、出力o2、o1は、デフォルトがL(LOW)レベルの信号に設定されており、S1のパルス列の少なくとも1周期の間にS2のパルス列の立ち上がり又は立下りがなければo2の出力がH(HIGH)レベルの信号に遷移し、S2のパルス列の少なくとも1周期の間にS1のパルス列の立ち上がり又は立下りがなければo1の出力がHレベルの信号に遷移する。
マルチプレクサ10は、o1から入力された信号がLレベルであるときは、S1波形生成器7から入力されたパルス列aを平均化器12に出力し、o1から入力された信号がHレベルであるときは、S2波形生成器8から入力されたパルス列bを平均化器12に出力する。
一方、マルチプレクサ11は、o2から入力された信号がLレベルであるときは、S2波形生成器8から入力されたパルス列aを平均化器12に出力し、o2から入力された信号がHレベルであるときは、S1波形生成器7から入力されたパルス列bを平均化器12に出力する。
つまり、故障検出部9は、互いにS1センサ及びS2センサの内の一方から出力される1周期のパルス列の間に他方のセンサから出力されるパルス列の立ち上がり又は立下りがなければ、他方のセンサを故障として検出し、故障したセンサから出力されるパルス列を他の正常なセンサから出力されるパルス列に置き換え、平均化器12に入力する。尚、障モード補助手段は、故障検出部9によってその機能が発現される。
次に、平均化器12は、所定の周期毎に、マルチプレクサ10とマルチプレクサ11を介して入力された夫々のパルス列を合成して、それらの位相差を検出し、平均のパルス数を有する平均パルス列を生成して制御回路13に入力する。
次に、検出部100は、操作部17に故障検出部9の作動を起動させたり停止させたりする起動スイッチ18が備えられており、起動スイッチ18を介して故障検出部9を起動させる毎に、故障検出部9で保持されているo1、o2の信号レベルがデフォルト(Lレベル)に設定される。つまり、検出部100は、故障検出部9の起動毎に、以前にS1センサ又はS2センサの故障が検出されても、前の駆動動作における故障検出結果を初期化するように構成されている。尚、本発明の初期化手段は、起動スイッチ18によってその機能が発現される。
また、故障検出部9の出力o1及びo2がLレベルからHレベルに遷移した際に、その遷移を示す信号が故障検出部9から操作部17の表示部4に送信され、表示部4に表示される。つまり、出力o1がLレベルからHレベルに遷移した際に、S1センサの故障が表示され、出力o2がLレベルからHレベルに遷移した際に、S2センサの故障が表示される
次に、故障検出部9の詳細を図2に基づいて説明する。
図2に表したように、故障検出部9は、S1センサ及びS2センサのパルス列の立ち上がりエッジを検出するパルス立上りエッジ検出部20、22、パルス列の立ち下がりエッジを検出するパルス立下りエッジ検出部21、23、パルス立上りエッジ検出部20、22及びパルス立下りエッジ検出部21、23で検出されたエッジ信号が入力され、少なくとも一方からエッジ信号が入力された場合にD−FF)フィリップフロップ26、27のクロックエネーブルCEに「クロックエネーブル信号」を出力するORゲート回路24、25、D−ィリップフロップ26、27、28、29によって構成されている。
D−ィリップフロップ26、27、28、29は、CLOCK(発振器である)31、32、33、34と同期して作動する。また、D−ィリップフロップ28、29は、起動SWがONされる毎に、出力QがL(LOW)レベルに初期化される。
−フィリップフロップ26は、CLOCK31のクロック信号がLOWからHIGHに変化したときの入力データDが出力Qに伝わり、それ以外の場合は以前のデータの出力が保持される。
また、D−フィリップフロップ27は、CLOCK32がLOWからHIGHに変化したときの入力データDが出力Qに伝わり、それ以外の場合は以前のデータの出力が保持される。
−フィリップフロップ28は、パルス立ち上がりエッジ検出部22から入力されるエッジ信号の1周期の間にD−フィリップフロップ26からの信号出力に変化がなければQ出力がHレベルに遷移し、D−フィリップフロップ26からの信号出力に変化があればQ出力のLレベルを保持する。
−フィリップフロップ29は、パルス立ち上がりエッジ検出部20から入力されるエッジ信号の1周期の間にD−フィリップフロップ27からの信号出力に変化がなければQ出力がHレベルに遷移し、D−フィリップフロップ27からの信号出力に変化があればQ出力のLレベルを保持する。
以下に、前記実施例の回転駆動装置1の作用効果を記載する。
実施例の回転駆動装置1は、S1センサ及びS2センサを介して回転軸2の平均回転速度を検出すると共に、S1センサ及びS2センサから出力されるパルス列に基づいて、それぞれのセンサの故障を検出し、正常なセンサから出力されるパルスのみを用いて平均パルス列を検出するように構成されているので、S1センサ及びS2センサの何れかに故障を来たしても、駆動モータ15の回転速度が過大になったり回転速度にムラが生じたりすることなく、回転軸2の回転動作を精度良く制御することができ、延いては、この回転駆動装置1を用いているシステムの円滑な動作を維持できる。
また、本実施例の回転駆動装置1は、故障検出部9を介して、S1センサ及びS2センサのパルス列の夫々におけるパルスの立ち上げ及び立ち下げの変化を検出し、何れかのセンサのパルス列の少なくとも1周期において、他のセンサの内から、パルスの立ち上げ又は立ち下げが出力されないセンサを故障として検出するように構成されているので、一方のセンサの1周期を基準に他方のセンサの故障の有無を検出でき、二つのセンサの動作を互いに協働できる。
また、本実施例の回転駆動装置1は、故障検出部9及びマルチプレクサ10、11を介して、S1センサ及びS2センサの内、正常なセンサから出力されたパルス列の何れかを故障として検出されたセンサのパルス列に置き換えるように構成されているので、回転軸2の回転速度の算出の際に、故障したセンサから出力されるパルス列が加えられることなく、回転軸2の平均速度を精度良く検出できる。
また、本実施例の回転駆動装置1は、起動スイッチ18を介して故障検出部9の起動毎に、前の検出結果を初期化するように構成されているので、S1センサ又はS2センサの故障が一時的な要因であって正常に復帰する場合には、再度、このセンサを正常なセンサ群に加えて回転軸の回転動作を精度良く制御することができる。
また、本発明の回転駆動装置1は、故障検出部9を介してS1センサ又はS2センサの故障を検出した際に、故障状態を示す信号を表示部4に表示するように構成されているので、オペレータがS1センサ又はS2センサの故障の有無を容易に検知できて故障の際に速やかに対処できる。
次に、前記実施例の回転駆動装置1を備えたカラー画像形成装置の実施例を記載する。図3は、本発明の実施例におけるカラー画像形成装置の構成図、図4は、同実施例のカラー画像形成装置における感光ドラムの回転駆動の制御系を表す回路ブロック図である。
図3に表したように、本実施例のカラー画像形成装置37は、プリンタや複写機等に設けられ、パーソナルコンピュータやスキャナから入力されるカラー画像を、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)から4色の色データに変換し、この4色を記録媒体である記録用紙Pに印刷するものである。
カラー画像形成装置37は、ケー38の下方に記録用紙Pを収納するトレイ50が備えられており、記録用紙Pが画像形成されて上方へ排紙される。また、カラー画像形成装置37には、パーソナルコンピュータなどの他の電子機器と通信するための通信部14やオペレータが操作する操作部17等が備えられている。
カラー画像形成装置37は、所定の画像データに基づいて、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)から4色の色データの画像に対応して、後述の回転駆動装置(図2の101)の駆動力を受けて回動する感光ドラム43C、43K、43M、43Yが備えられている。
感光ドラム43C、43K、43M、43Yは、その回転に伴って、まずストロン型帯電器42C、42K、42M、42Yにより一様に正帯電された後に、レーザ出力部40C、40K、40M、40Yの高速走査によって露光され、所定の画像データに基づく静電画像が形成される。
次いで、現像器41C、41K、41M、14Yから各色のトナーが感光ドラムに供給され、この際、感光ドラム43C、43K、43M、43Yの表面上に形成されている静電画像、即ちレーザ光の照射によって露光されて電位が下がっている露光部分にトナーが供給され、選択的に担持されることによって可視像化される。
また、感光ドラム43C、43K、43M、43Yの下方において、転写ベルト45を挟むように一転写ドラム44C、44K、44M、44Yが備えられており、これらの一次転写ドラムが転写ベルト45を介して感光ドラム43C、43K、43M、43Yの回転力を受けて連れまわり、転写ベルト45が一次転写ドラム44C、44K、44M、44Y及び搬送ローラ51、52、53の周囲を周回する。そして、この際、転写ベルト45には、感光ドラム43C、43K、43M、43Yに担持されているトナー像が転写される。
一方、記録用紙Pは、一対の二次転写ドラム47間に搬送されて、転写ベルト45に圧着し、二次転写ドラム47を通過する間に、転写ベルト45に転写されているトナー像が転写され、さらに、定着器49によって加熱圧着されて、画像が定着される。
次に、カラー画像形成装置37は、図4に表した回転駆動装置101によって、感光ドラム43C、43K、43M、43Yの回動が制御されている。尚、この回転駆動装置1101において、前述の回転駆動装置1の実施例と共通する部分に同一に符号を付与し、詳細な説明を省く。
回転駆動装置101は、感光ドラム43K、43C、43M、43Yの回転速度を検出する検出部36を備え、検出部36には、駆動モータ15K、15M、15C、15Yが接続されて、感光ドラム43K、43C、43M、43Yの回転量を検出するためのロータリエンコーダ3Y、3M、3C、3Kが取り付けられている。この際、ロータリエンコーダ3Y、3M、3C、3Kは、前述の実施例の回転駆動装置1に記載したロータリエンコーダ3と同一のものであって、回転板3aの回転量を検出するためにS1センサとS2センサが備えられている。
また、駆動モータ15K、15M、15C、15Yには、夫々、回転駆動装置1の制御回路13と同じ機能を有する制御回路13K、13C、13M、13Yが夫々接続されている。
検出部36は、故障検出部9を介して、互いにS1センサ及びS2センサの内の一方から出力される1周期のパルス列の間に他方のセンサから出力されるパルス列の立ち上がり又は立下りがなければ、他方のセンサを故障として検出し、故障したセンサから出力されるパルス列を他の正常なセンサから出力されるパルス列に置き換え、平均化器12に入力する。
そして、平均化器12は、所定の周期毎に、マルチプレクサ10とマルチプレクサ11を介して入力された夫々のパルス列を合成して、それらの位相差を検出し、平均のパルス数を有する平均パルス列を生成して制御回路13K、13M、13C、13Yに入力する。
また、カラー画像形成装置3には、故障検出部9においてS1センサ又はS2センサの故障の有無を表示する表示部(液晶ディスプレイ)55や他の機器に通信する通信部14が備えられている。さらに、操作部17には、S1センサ又はS2センサが故障した際に、そのセンサから出力される信号を無効とする無効指示キーが備えられている。そして、オペレータが無効指示キーをONした際に、平均化器12が正常なセンサのみを用いてパルス列を生成する。
以下に、前記実施例のカラー画像形成装置37の作用効果を記載する。
実施例のカラー画像形成装置37は、感光ドラム43K、43C、43M、43Yを回転駆動させる回転駆動装置101が備えられているので、感光ドラム43K、43C、43M、43Yの回転速度を検出する複数のセンサの何れかに故障を来たしても、駆動モータ15の回転速度が過大になったり回転速度にムラが生じたりすることなく、感光ドラム43K、43C、43M、43Yの回転動作を精度良く制御することができ、精度及び品位の良好な画像を形成できる。
また、実施例のカラー画像形成装置37は、S1センサ及びS2から出力されるパルス列に基づいて、それぞれのセンサの故障が検出された際に、故障を表示する表示部55又は故障を通信する通信部14を備えているので、オペレータがセンサの故障の有無を容易に検知でき、故障の際に、画像を損なうことがないように速やかに対処できる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。
例えば、本実施例の回転駆動装置1において、回転板3aの回転速度を検出するために、S1センサとS2センサの二つを備えたが、さらに数を増やして複数備えてもよい。そして、複数のセンサのパルス列の夫々におけるパルスの立ち上げ及び立ち下げの変化を検出し、複数のセンサの何れかのパルス列の少なくとも1周期において、他のセンサの内から、パルスの立ち上げ又は立ち下げが出力されないセンサを故障として検出してもよい。
また、本実施例の回転駆動装置1において、S1センサ及びS2センサの内、正常なセンサから出力されたパルス列の何れかを故障として検出されたセンサのパルス列に置き換えるように構成したが、故障したセンサが検出された際に、故障したセンサの作動を無効とし、正常センサから出力されるパルス列を正常なセンサの数で平均して制御回路に出力するようにしてもよい。
また、本実施例の回転駆動装置1において、回転板3aに光を透過する複数のスリット3bを備えた光学式のロータリエンコーダ3を用いたが、磁気式のエンコーダや静電式のエンコーダを用いてもよい。
また、本実施例のカラー画像形成装置37において、ロータリエンコーダ3C、3K、3M、3Yを駆動モータ15、15C、15K、15M、15Yと感光ドラム43C、43K、43M、43Yの何れの回転軸に固定してもよい。
本発明の実施例における、回転駆動装置の回路ブロック図である。 同実施例における故障検出部の回路図である。 本発明の実施例における、カラー画像形成装置の構成図である。 同実施例のカラー画像形成装置における感光ドラムの回転駆動の制御系を表す回路ブロック図である。
1,101…回転駆動装置、2…回転軸、3,3C,3K,3M,3Y…ロータリエンコーダ、3a…回転板、3b…スリット、4,55…表示部、5,6…受光ダイオード、7…S1波形生成器、8…S2波形生成器、9…故障検出部、10,11…マルチプレクサ、12…平均化器、13,13C,13K,13M,13Y…制御回路、14…通信部、15,15C,15K,15M,15Y……駆動モータ、16…減速機、17…操作部、18…起動スイッチ、20,22…パルス立上りエッジ検出部、21,23…パルス立下りエッジ検出部、24,25…ORゲート回路、26,27,28,29…D−フィリップフロップ、30…起動スイッチ、31,32,33,34…CLOCK(発振器)、36…検出部、37…カラー画像形成装置、38…ケース、40C,40K,40M,40Y…レーザ出力部、41C,41K,41M,14Y…現像器、42C,42K,42M,42Y…ストロン型帯電器、43C,43K,43M,43Y…感光ドラム、44C,44K,44M,44Y…一次転写ドラム、45…転写ベルト、47…二次転写ドラム、48…クリーナ、49…定着器、50…トレイ、51,52,53…搬送ローラ、100…検出部、P…記録用紙。

Claims (5)

  1. 指令速度に基づいて制御対象の回転軸を回転させる駆動モータと、
    ロータリエンコーダを介して前記回転軸の回転速度を検出する検出部と、
    前記検出部を介して前記駆動モータの回転速度を制御する制御回路と、
    を備えた、回転駆動装置であって、
    前記ロータリエンコーダは、
    前記回転軸一体に回転し、方向に沿って複数のスリットが等間隔で列設された回転体と、
    前記回転体の周方向に沿って配設され、該回転体の回転に伴って、前記スリットを順次検知してパルス列を出力する複数のセンサと、
    を有し、
    前記検出部は、
    前記複数のセンサから出力されるパルス列に基づいて夫々のセンサの故障を検出し、信号を出力する故障検出と、
    前記故障検出部の前記信号と、パルス列とが夫々入力される複数のマルチプレクサと、
    を有し、
    前記故障検出部は、何れかのセンサのパルス列の少なくとも1周期の間において、他のセンサから出力されるパルス列の立ち上げ又は立ち下げがなければ、前記他のセンサを故障として検出し、デフォルトの信号から遷移した信号を出力し、
    前記故障検出部から入力される信号が遷移した信号であるときは、前記マルチプレクサにより、正常なセンサから出力されたパルス列の何れかが、故障として検出されたセンサのパルス列に置き換えらえ、正常なセンサから出力されるパルス列のみ用いられて前記駆動モータ駆動る、回転駆動装置。
  2. 請求項1に記載の回転駆動装置において、
    前記故障検出部の起動毎に、前の検出結果を初期化する初期化手段を備えている、回転駆動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回転駆動装置において、
    前記故障検出部が前記センサの故障を検出した際に、前記故障を示す表示部を備えた、回転駆動装置。
  4. 複数の色の夫々に対応付けされた複数の感光ドラムを備え、
    前記複数の感光ドラムを回転駆動させる回転駆動装置として、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の回転駆動装置が備えられている、ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 請求項4に記載のカラー画像形成装置において、
    前記センサの故障が検出された際に、故障を表示する表示部又は故障を通信する通信部を備えている、カラー画像形成装置。
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