JP2016135042A - 駆動制御装置、搬送装置、画像形成装置及び駆動制御方法 - Google Patents

駆動制御装置、搬送装置、画像形成装置及び駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動手段又は負荷に発生した異常を高精度に検出可能な駆動制御装置を提供すること。
【解決手段】目標信号から電圧指示信号を生成して駆動手段を制御する制御手段と、前記電圧指示信号を検出期間内にM(M≧2)回取得し、前記検出期間において前記電圧指示信号が所定範囲外となった回数がN(1≦N<M)回以上である場合に、異常が発生していることを検出する異常検出手段と、を有する駆動制御装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、駆動制御装置、搬送装置、画像形成装置及び駆動制御方法に関する。
例えば電子写真方式の画像形成装置には、用紙にトナー像を転写する転写ローラを回転させる転写モータ、用紙にトナー像を定着させる定着ローラを回転させる定着モータ、用紙を搬送する搬送ローラを回転させる搬送モータ等、様々なモータが設けられている。
このような画像形成装置において、モータの制御量が所定時間以上継続して閾値を超えた場合に、モータ又はモータに接続されている搬送ローラ等の負荷の異常を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に係る技術では、モータ又は負荷に異常が生じて制御量が閾値以上になって所定時間が経過する前に、負荷の変動やノイズ等の影響により制御量が瞬間的にでも閾値以下になると、異常が検出されないことになる。このため、実際に発生しているモータ又は負荷の異常が検出されず、モータや負荷、その他の部品の故障等を未然に防ぐことができない可能性がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、駆動手段又は負荷に発生した異常を高精度に検出可能な駆動制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の駆動制御装置によれば、目標信号から電圧指示信号を生成して駆動手段を制御する制御手段と、前記電圧指示信号を検出期間内にM(M≧2)回取得し、前記検出期間において前記電圧指示信号が所定範囲外となった回数がN(1≦N<M)回以上である場合に、異常が発生していることを検出する異常検出手段と、を有する。
本発明の実施形態によれば、駆動手段又は負荷に発生した異常を高精度に検出可能な駆動制御装置が提供される。
実施形態における画像形成装置の概略構成を例示する図である。 実施形態における駆動制御装置の構成を例示する図である。 実施形態における位置・速度制御器の構成を例示する図である。 実施形態における駆動制御装置の構成を例示する図である。 実施形態における速度制御器の構成を例示する図である。 実施例1における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。 実施例1における異常検出処理を説明するための図である。 実施例2における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。 実施例3における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。 実施例3における異常検出処理を説明するための図である。 実施例4における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。 実施例5における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
<画像形成装置の構成>
図1は、実施形態における画像形成装置100の概略構成を例示する図である。画像形成装置100は、電子写真方式のフルカラープリンタであり、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを用いて記録媒体にフルカラー画像を形成する。
画像形成装置100に画像データが入力されると、現像ユニット5Y,5M,5C,5K(以下の説明では、「Y,M,C,K」の記載を省略する場合がある)において、回転する感光体ドラム1の表面が帯電装置3によって一様に帯電される。次に、露光装置4が画像データに対応するレーザ光を照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像は、現像装置6によってトナーが付与されてトナー像となる。各現像ユニット5の感光体ドラム1に形成された各色のトナー像は、1次転写ローラ24によって回転する中間転写ベルト21の表面に重ねて転写され、中間転写ベルト21の表面にフルカラートナー像が形成される。
一方、記録媒体としての用紙が、給紙カセット2から給紙ローラ27によって搬送経路に供給される。用紙は、搬送ローラ28によって搬送経路に沿って搬送され、中間転写ベルト21と2次転写ローラ25との間を通過する際に、中間転写ベルト21上のフルカラートナー像が転写される。
フルカラートナー像が転写された用紙は、定着装置8に搬送され、加熱ローラと加圧ローラとの間で加熱及び加圧されてフルカラートナー像が定着した状態で、排紙ローラ29により機外に排出される。
また、トナー像転写後の各感光体ドラム1上の残留トナーは、現像ユニット5に設けられているクリーニング装置18によって除去される。また、トナー像転写後の中間転写ベルト21上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置26によって除去される。
画像形成によりトナーを消費する各現像装置6には、各色のトナーが充填されているトナーボトル7Y,7M,7C,7Kから不図示の搬送経路を介して所定の量のトナーが補給される。
画像形成装置100では、現像ユニット5の現像ローラ、中間転写ベルト21を回転駆動させる駆動ローラ、1次転写ローラ24、2次転写ローラ25、定着装置8の加熱ローラ及び加圧ローラ、搬送ローラ28、排紙ローラ29等の負荷が、それぞれ駆動手段としてのモータに接続されて設定された速度で回転するように構成されている。
<駆動制御装置の構成>
次に、本実施形態において画像形成装置100に設けられているモータを制御する駆動制御装置の構成について説明する。駆動制御装置は、モータの駆動を制御すると共に、モータ又はモータに接続されている搬送ローラ28等の負荷(以下、単に「負荷」という)の異常を検出する。
[モータの駆動制御]
まず、駆動制御装置がモータの駆動を制御する構成について説明する。
図2は、実施形態における駆動制御装置120の構成を例示する図である。図2には、画像形成装置100に設けられている搬送ローラ28等の負荷を駆動させるモータ220の位置及び速度をフィードバック制御する駆動制御装置120の構成が例示されている。
図2に例示される構成において、駆動制御装置120は、目標位置・速度計算回路130、モータ位置・速度計算回路140、位置・速度追従制御器150を有する。駆動制御装置120は、例えばASIC、FPGA等の集積回路であるが、以下で説明する駆動制御装置120が有する各機能を実現可能であればこれに限られるものではない。
目標位置・速度計算回路130は、画像形成装置100に設けられている駆動信号生成手段110から回転方向信号及び移動パルス数といった駆動信号を受信する。目標位置・速度計算回路130は、受信した情報及び図示しないオシレータから取得した時間情報から、モータ220の目標位置及び目標速度を算出する。また、目標位置・速度計算回路130は、算出した目標位置及び目標速度を、目標信号として位置・速度追従制御器150に送信する。
モータ位置・速度計算回路140は、モータ220に設けられているエンコーダセンサ222から2相のエンコーダパルスA,Bを取得する。モータ位置・速度計算回路140は、エンコーダパルスA,B及び図示しないオシレータの時間情報から、モータ220の現在位置及び現在速度を算出する。また、モータ位置・速度計算回路140は、算出したモータ220の現在位置及び現在速度を、位置・速度追従制御器150に送信する。
位置・速度追従制御器150は、目標位置及び目標速度を含む目標信号と、モータ220の現在位置及び現在速度から、モータ220の位置及び速度がそれぞれ目標に一致するように算出した制御電圧Vmを電圧指示信号としてモータドライバ210に送信する。
図3は、実施形態における位置・速度追従制御器150の構成を例示する図である。図3には、比例制御と積分制御との組み合わせにより、モータ220の位置及び速度を制御する位置・速度追従制御器150の構成が例示されている。
位置・速度追従制御器150には、目標位置・速度計算回路130から目標位置xt及び目標速度vtが入力され、モータ位置・速度計算回路140からモータ220の現在位置x及び現在速度vが入力される。
減算器155は、目標位置xtと現在位置xとの差分を算出し、位置偏差信号xeを出力する。減算器155によって算出された位置偏差信号xeは、比例ゲインGpが乗算されて目標速度vtとして減算器156に出力される。
減算器156は、目標速度vtと現在速度vとの差分を算出し、速度偏差信号veを出力する。減算器156から出力された速度偏差信号veから、比例ゲインGpが乗算された比例演算値と、積分ゲインGiが乗算された値が積分された積分演算値とが算出される。加算器157は、算出された比例演算値及び積分演算値を加算し、制御電圧Vmに変換して出力する。
位置・速度追従制御器150は、上記した構成によって、モータ220の目標位置及び目標速度から求められる制御電圧Vmを出力し、モータ220の位置及び速度がそれぞれ目標位置及び目標速度に一致するようにモータ220を制御する。
なお、位置・速度追従制御器150は、電圧指示信号として、PWM信号のデューティ比等をモータドライバ210に送信してもよい。また、位置・速度追従制御器150は、電圧指示信号、回転方向、スタートストップ、ブレーキといった信号を含む制御信号をモータドライバ210に送信する。
モータドライバ210は、位置・速度追従制御器150から送信される制御信号及びホールIC221から送信されるホール信号に基づいて、モータ220に流す電流や回転方向等を制御する。
モータ220は、例えばDCモータであり、例えば複数のギヤ等で構成される伝達機構により、例えば画像形成装置100に設けられている搬送ローラ28等の負荷に接続されている。モータ220は、負荷が所定の速度で回転するように、位置・速度追従制御器150によって目標位置及び目標速度で回転するように制御される。
なお、モータ220に接続される負荷としては、例えば現像ローラ、駆動ローラ、1次転写ローラ24、2次転写ローラ25、加熱ローラ及び加圧ローラ、搬送ローラ28、排紙ローラ29等であってもよい。また、画像形成装置100に設けられている他の構成要素であってもよい。
なお、モータ220の位置及び速度を制御する構成を例示したが、駆動制御装置120は、モータ220の位置、速度及びトルクの何れか又は2つ以上の組み合わせを制御する構成であってもよい。
図4は、モータ220を速度制御する駆動制御装置120の構成を例示する図である。
図4に例示される駆動制御装置120は、目標速度計算回路131、モータ速度計算回路141、速度追従制御器151を有する。また、図4に例示されるモータ220には、モータドライバ210が搭載されており、ロータの回転数に比例した周波数の速度検出信号(FG信号)を出力する。
目標速度計算回路131は、画像形成装置100に設けられている駆動信号生成手段110から回転方向信号及び移動パルス数といった駆動信号を受信し、受信した情報及び図示しないオシレータから取得した時間情報から、モータ220の目標速度を算出する。また、目標速度計算回路131は、算出した目標速度を、目標信号として速度追従制御器151に送信する。
モータ速度計算回路141は、モータ220から取得したFG信号及び図示しないオシレータの時間情報から、モータ220の現在速度を算出する。また、モータ速度計算回路141は、算出したモータ220の現在速度を、速度追従制御器151に送信する。
速度追従制御器151は、目標速度を含む目標信号から、モータ速度が目標に近付くように算出した制御電圧Vmを制御信号としてモータドライバ210に送信する。
図5は、実施形態における速度追従制御器151の構成を例示する図である。
速度追従制御器151には、目標速度計算回路131から目標速度vtと、モータ速度計算回路141から現在速度vとが入力される。
減算器158は、入力された目標速度vtと現在速度vとの差分を算出し、速度偏差信号veを出力する。減算器158から出力された速度偏差信号veから、比例ゲインGpが乗算された比例演算値と、積分ゲインGiが乗算された値が積分された積分演算値と、微分ゲインGdが乗算された値が微分された微分演算値とが算出される。
加算器159は、算出された比例演算値、積分演算値及び微分演算値を加算し、制御電圧Vmに変換して出力する。
速度追従制御器151は、上記した構成によって、モータ220の目標速度から求められる制御電圧Vmをモータドライバ210に出力し、モータ220の速度が目標速度に一致するようにモータ220を制御する。
以上で説明したように、駆動制御装置120は、モータ220を位置・速度制御する構成であってもよく、速度制御する構成であってもよい。また、駆動制御装置120は、同様の構成によりモータ220を位置制御する構成であってもよく、トルク制御する構成であってもよい。トルク制御する場合には、駆動制御装置120に設けられるトルク追従制御器に目標トルクが入力され、トルク追従制御器が目標トルクに基づいて制御電圧Vmを出力する。
なお、駆動制御装置120に設けられる制御器は、比例制御、微分制御及び積分制御の何れか、もしくは2つ以上の組み合わせでモータ220を制御してもよい。駆動制御装置120は、上記したようにモータ220の位置、速度及びトルクの少なくとも1つを制御することで、モータ220に接続されている負荷を画像形成装置100に設定されている条件に応じて駆動させる。
[モータ又は負荷の異常検出]
次に、駆動制御装置がモータ又は負荷の異常を検出する構成について説明する。
本実施形態に係る駆動制御装置120は、図2又は図4に例示されるように、異常検出回路160、検出結果記憶手段170を有する。
異常検出回路160は、位置・速度追従制御器150から制御電圧Vmを取得し、取得した制御電圧Vmに基づいて、モータ220又は負荷の異常を検出する。また、異常検出回路160は、取得した制御電圧Vm等を記憶する記憶手段161を有する。
検出結果記憶手段170は、異常検出回路160による検出結果を記憶する。検出結果記憶手段170に記憶されている検出結果から、例えばモータ220及び負荷の故障予測等の解析を行うことが可能になる。
表示手段230は、例えば液晶ディスプレイであり、異常検出回路160によってモータ220又は負荷の異常が検出された場合に、画像形成装置100において異常が発生したことをユーザに通知する。ユーザは、異常発生原因を調べて対応することで、モータ220又は負荷が故障に至るのを防止できる。
(異常検出処理)
異常検出回路160において実行される異常検出処理について、以下の各実施例に基づいて説明する。
(実施例1)
図6は、実施例1における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。駆動制御装置120は、駆動信号生成手段110からの駆動信号に基づいてモータ220を駆動させると共に、異常検出処理を実行する。
実施例1における異常検出処理では、まずステップS101にて、異常検出回路160が、取得回数カウンタ及び異常回数カウンタをクリアする。取得回数カウンタは、異常検出回路160が制御電圧Vmを取得した回数を示す値である。また、異常回数カウンタは、異常検出回路160が取得した制御電圧Vmが所定範囲外であった回数を示す値である。
次にステップS102にて、異常検出回路160が、駆動制御装置120に設けられている制御器(図2に例示されている構成では位置・速度追従制御器150、図4に例示されている構成では速度追従制御器151)から、制御電圧Vmを取得する。
異常検出回路160は、制御電圧Vmを取得すると、続いてステップS103にて、取得した制御電圧Vmが所定範囲内であるか否かを判定する。制御電圧Vmを比較する電圧値の所定範囲は、例えばモータ220及び負荷が正常に動作している場合の制御電圧Vmの値に基づいて予め設定されている。
制御電圧Vmが所定範囲内である場合(ステップS103:NO)には、ステップS104にて、異常検出回路160が取得回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS105にて、異常検出回路160は、取得回数カウンタがM以上であるか否かを判定する。ここで、Mは、予め設定されている2以上の任意の値である。
取得回数カウンタがM未満である場合(ステップS105:NO)には、ステップS102以降の処理が実行される。また、取得回数カウンタがM以上である場合(ステップS105:YES)には、モータ220及び負荷が正常に駆動しているものと判断し、ステップS101以降の処理が再び実行される。
制御電圧Vmが所定範囲外である場合(ステップS103:YES)には、ステップS106にて、異常検出回路160が異常回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS107にて、異常検出回路160が、異常回数カウンタがN以上であるか否かを判定する。ここで、Nは、予め設定されている1以上且つM未満の任意の値である。
異常回数カウンタがN未満である場合(ステップS107:NO)には、制御電圧Vmが所定範囲外となっているが、負荷の変動やノイズ等の可能性があることからモータ220及び負荷にはまだ異常が発生しているとは判定せず、ステップS104に進む。
異常回数カウンタがN以上である場合(ステップS107:YES)には、モータ220又は負荷に何らかの異常が生じているものとして、ステップS108にて、異常検出回路160が異常フラグを立てて処理を終了する。このように、異常と判定した場合には、フラグを立てて異常検出処理を終了することで、同じ動作中に何度も異常判定を行う必要がなくなる。
図7は、実施例1における異常検出処理を説明するための図である。図7に例示されているグラフは、横軸が時間、縦軸が電圧値であり、Vth1及びVth2は、異常検出処理において制御電圧Vmが比較される所定範囲の閾値を表している。
駆動制御装置120からモータドライバ210に制御信号が送信されてモータ220が回転を開始すると、異常検出回路160が制御電圧Vmの取得を開始する。異常検出回路160は、予め定められた検出期間Tにおいて制御電圧Vmを所定回数取得するように、例えば一定の周期tで制御電圧Vmを取得する。異常検出回路160が制御電圧Vmを取得する周期tは、例えば駆動制御装置120における制御周期に関わらず任意の値に設定されてもよい。
ここで、異常検出回路160が制御電圧Vmを取得する周期tは、位置・速度追従制御器150が制御信号を生成する周期以上に設定されることが好ましい。異常検出回路160が同一の制御電圧Vmを繰り返し取得することがなくなり、処理負荷が軽減される。
また、異常検出回路160が制御電圧Vmを取得する周期tは、位置・速度追従制御器150が制御信号を生成する周期の自然数倍であることが好ましい。位置・速度追従制御器150及び異常検出回路160を同一マイコンで制御する場合に設計が容易になる。
図7の例において、時間T1以降に異常検出回路160が取得した制御電圧Vmが所定範囲内(Vth1≦Vm≦Vth2)で推移している間は、モータ220及び負荷が正常に動作していると判断され、取得回数カウンタのみインクリメントされる。
例えばモータ220又は負荷に何らかの異常が発生して制御電圧Vmが上昇し、時間T2で異常検出回路160が取得した制御電圧Vmが閾値Vth2を超えると、取得回数カウンタと共に異常回数カウンタがインクリメントされる。
同様に、例えば何らかの異常が発生して制御電圧Vmが低下し、異常検出回路160が取得した制御電圧Vmが閾値Vth1を下回ると、取得回数カウンタが及び異常回数カウンタがインクリメントされる。
異常検出回路160は、取得回数カウンタがM以上になり検出期間Tが経過するか、異常回数カウンタがN以上になるまで上記処理を繰り返し実行する。異常検出回路160は、異常回数カウンタがN未満の状態で取得回数カウンタがMに達すると、モータ220及び負荷が正常に動作していると判断する。この場合には、取得回数カウンタ及び異常回数カウンタをクリアした上で、再び取得回数カウンタがM以上になって検出期間Tが経過するか、異常回数カウンタがN以上になるまで上記処理を繰り返し実行する。
また、異常検出回路160は、取得回数カウンタがMに達する前に異常回数カウンタがN以上になった場合には、モータ220又は負荷に異常が発生したと判断し、異常フラグを立てて処理を終了する。
実施例1の異常検出処理によれば、例えば図7において、負荷の変動やノイズ等によって瞬間的に制御電圧Vmが所定範囲内となり(時間T3)、時間T2以降継続して制御電圧Vmが所定範囲外とならない場合であっても、モータ220等の異常を検出できる。したがって、実施例1に係る異常検出処理によれば、モータ220又は負荷の異常をより高精度に検出することが可能になる。
(実施例2)
図8は、実施例2における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。
実施例2における異常検出処理では、まずステップS201にて、異常検出回路160が、取得回数カウンタ及び異常回数カウンタをクリアする。
次にステップS202にて、異常検出回路160が、例えば駆動信号生成手段110から送信される駆動信号又は目標位置・速度計算回路130から送信される目標信号を取得し、モータ220の駆動速度等の制御が変更されたか否かを判定する。
モータ220の制御が変更されていた場合(ステップS202:YES)には、ステップS203にて、異常検出回路160が、駆動制御装置120に設けられている制御器から制御電圧Vmを取得する周期を変更する。
異常検出回路160は、例えばモータ220の駆動速度や、駆動速度によって変化するモータ220の出力トルクに応じて、制御電圧Vmの取得周期を変更する。異常検出回路160は、例えばモータ220の駆動速度や出力トルクに対応する取得周期のテーブルや関係式を有し、これらに基づいて制御電圧Vmの取得周期を変更する。
異常検出回路160は、例えばモータ220の駆動速度低下時には制御電圧Vmの取得周期を短くし、モータ220の駆動速度上昇時には制御電圧Vmの取得周期を長くする。このように制御電圧Vmの取得周期を変更することで、モータ220の同一回転量ごとに制御電圧Vmを取得し、モータ220の駆動速度に関わらず異常検出精度を維持することが可能になる。
モータ220の制御が変更されていない場合(ステップS202:NO)には、異常検出回路160は、制御電圧Vmの取得周期を変更せずに、ステップS204に進む。
ステップS204では、異常検出回路160が、設定されている取得周期又はステップS203にて変更した取得周期で、制御器から制御電圧Vmを取得する。続いてステップS205にて、異常検出回路160が、取得した制御電圧Vmが所定範囲内であるか否かを判定する。
制御電圧Vmが所定範囲内である場合(ステップS205:NO)には、ステップS206にて、異常検出回路160が取得回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS207にて、異常検出回路160が、取得回数カウンタがM以上であるか否かを判定する。ここで、Mは、上記した各実施例と同様に、予め設定されている2以上の任意の値である。
取得回数カウンタがM未満である場合(ステップS207:NO)には、ステップS202以降の処理が実行される。また、取得回数カウンタがM以上である場合(ステップS207:YES)には、モータ220及び負荷が正常に駆動しているものと判断し、ステップS201以降の処理が再び実行される。
制御電圧Vmが所定範囲外である場合(ステップS205:YES)には、ステップS208にて、異常検出回路160が異常回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS209にて、異常検出回路160が、異常回数カウンタがN以上であるか否かを判定する。ここで、Nは、実施例1と同様に、予め設定されている1以上且つM未満の任意の値である。
異常回数カウンタがN未満である場合(ステップS209:NO)には、制御電圧Vmが所定範囲外となっているが、負荷の変動やノイズ等の可能性があることからモータ220及び負荷にはまだ異常が発生しているとは判定せず、ステップS206に進む。
異常回数カウンタがN以上である場合(ステップS209:YES)には、モータ220又は負荷に何らかの異常が生じているものとして、ステップS210にて、異常検出回路160が異常フラグを立てて処理を終了する。
実施例2の異常検出処理によれば、モータ220の制御が変更され、駆動速度が変化した場合であっても、制御電圧Vmの取得周期が変更されることで、モータ220又は負荷の異常を高精度に検出し続けることが可能になる。
(実施例3)
図9は、実施例3における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。
実施例3における異常検出処理では、まずステップS301にて、異常検出回路160が、取得回数カウンタ及び異常回数カウンタをクリアする。
次にステップS302にて、異常検出回路160が、例えば駆動信号生成手段110から送信される駆動信号又は目標位置・速度計算回路130から送信される目標信号を取得し、モータ220の駆動速度等の制御が変更されたか否かを判定する。
モータ220の制御が変更されていた場合(ステップS302:YES)には、ステップS303にて、異常検出回路160が、異常判定において制御電圧Vmを比較する所定範囲の閾値を変更する。
図10は、実施例3における異常検出処理を説明するための図であり、時間T2においてモータ220の駆動速度の制御が変更された場合の制御電圧を例示するグラフである。
図10に示されるように、モータ220の制御が変更されると、例えばモータ220の制御電圧が上昇又は低下する。このため、異常検出回路160が、制御が変更される前の閾値Vth1,Vth2に基づいて異常判定を実行すると、モータ220及び負荷が正常であるにも関わらず、異常であると判断してしまう可能性がある。
そこで、異常検出回路160は、例えばモータ220の制御が変更されて制御電圧が上昇する場合には、閾値Vth1及びVth2をそれぞれ大きい値(図10におけるVth1'及びVth2')に変更する。このように異常検出に用いる所定範囲を変更(Vth1→Vth1'、Vth2→Vth2')することで、異常の誤検出を防止できる。
なお、モータ220の制御変更内容に応じて、閾値Vth1及びVth2は、上記したように両方共に制御変更前よりも大きい値に変更してもよく、両方共に制御変更前よりも小さい値に変更してもよい。また、閾値Vth1及びVth2は、一方を制御変更前より大きい値に変更し、他方を制御変更前よりも小さい値に変更し、異常検出に用いられる所定範囲が大きく又は小さくなるように設定してもよい。
また、図10に例示されるように、時間T2におけるモータ220の制御変更後は、制御電圧が大きく変動し、閾値Vth1'以下又は閾値Vth2'以上となる場合があり、異常検出精度が低下する可能性がある。そこで、異常検出回路160は、モータ220の制御が変更された場合には、時間T2から時間T3までの制御変更期間Tcにおいて、制御電圧Vmの取得を停止する。
上記した異常検出に用いる所定範囲の変更及び制御変更期間Tcの設定は、例えば異常検出回路160が有するテーブル等に基づいて、モータ220の制御変更内容に応じて行われる。
このように、異常検出回路160は、モータ220の制御が変更された場合に、異常検出に用いる所定範囲の閾値Vth1及びVth2を変更する。また、制御変更期間Tcが経過するまで制御電圧Vmの取得を停止することで、異常検出を精度良く行うことが可能になる。
図9に例示されるフローチャートにおいて、ステップS304では、異常検出回路160が、上記した様に制御変更期間Tcが経過するまで、制御電圧Vmの取得を停止して待機する。
モータ220の制御が変更されていない場合(ステップS302:NO)には、異常検出回路160は、異常検出に用いる所定範囲(閾値Vth1及びVth2)を変更せずに、ステップS305に進む。
ステップS305では、異常検出回路160が、制御器から制御電圧Vmを取得する。次にステップS306にて、異常検出回路160が、取得した制御電圧Vmが設定されている所定範囲(閾値Vth1及びVth2)内又は変更された所定範囲(閾値Vth1'及びVth2')内であるか否かを判定する。
制御電圧Vmが所定範囲内である場合(ステップS306:NO)には、ステップS307にて、異常検出回路160が取得回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS308にて、異常検出回路160が、取得回数カウンタがM以上であるか否かを判定する。ここで、Mは、上記した各実施例と同様に、予め設定されている2以上の任意の値である。
取得回数カウンタがM未満である場合(ステップS308:NO)には、ステップS302以降の処理が実行される。また、取得回数カウンタがM以上である場合(ステップS308:YES)には、モータ220及び負荷が正常に駆動していると判断し、ステップS301以降の処理が再び実行される。なお、モータ220の制御が変更されていた場合には、ステップS304にて、制御変更期間Tcは制御電圧Vmの取得を停止して待機するため、検出期間Tは制御変更期間Tcだけ延長されることになる。
制御電圧Vmが所定範囲外である場合(ステップS306:YES)には、ステップS309にて、異常検出回路160が異常回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS310にて、異常検出回路160が、異常回数カウンタがN以上であるか否かを判定する。ここで、Nは、上記した各実施例と同様に、予め設定されている1以上且つM未満の任意の値である。
異常回数カウンタがN未満である場合(ステップS310:NO)には、制御電圧Vmが所定範囲外となっているが、負荷の変動やノイズ等の可能性があることからモータ220及び負荷にはまだ異常が発生しているとは判定せず、ステップS307に進む。
異常回数カウンタがN以上である場合(ステップS310:YES)には、モータ220又は負荷に何らかの異常が生じているものとして、ステップS311にて、異常検出回路160が異常フラグを立てて処理を終了する。
実施例3の異常検出処理によれば、モータ220の制御が変更された場合であっても、制御電圧Vmを比較する所定範囲の閾値Vth1及びVth2を変更すると共に、制御変更期間は制御電圧Vmの取得を停止することで、異常検出を高精度に実行できる。
なお、実施例3の異常検出処理において、モータ220の制御が変更された場合に、実施例2と同様に、異常検出回路160が制御電圧Vmの取得周期を変更してもよい。
(実施例4)
図11は、実施例4における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。
実施例4における異常検出処理では、まずステップS401にて、異常検出回路160が、異常回数カウンタ及び記憶手段161に記憶されている判定結果をクリアする。次にステップS402にて、異常検出回路160が、制御器から制御電圧Vmを取得する。異常検出回路160は、例えば設定されている検出期間Tにおいて制御電圧VmをM回以上取得するように、所定の周期で制御器から制御電圧Vmを取得する。ここで、Mは、上記した各実施例と同様に予め設定されている2以上の任意の値である。
次にステップS403にて、異常検出回路160が、取得した制御電圧Vmが所定範囲内か否かを判定する。続いてステップS404にて、異常検出回路160が、ステップS403における判定結果と、記憶手段161に記憶されているM回前の判定結果とが同一か否かを判定する。
例えばステップS403にて制御電圧Vmが所定範囲内と判定され、M回前にも制御電圧Vmが所定範囲内と判定されていた場合には、判定結果が同一(ステップS404:YES)であり、ステップS405に進む。同様に、例えばステップS403にて制御電圧Vmが所定範囲外と判定され、M回前にも制御電圧Vmが所定範囲外と判定されていた場合には、判定結果が同一(ステップS404:YES)であり、ステップS405に進む。
ステップS405では、異常検出回路160においてステップS403における判定結果が記憶手段161に保存され、ステップS402以降の処理が実行される。
例えばステップS403にて制御電圧Vmが所定範囲内と判定され、M回前には制御電圧Vmが所定範囲外と判定されていた場合には、判定結果が異なるため(ステップS404:NO)、ステップS406に進む。同様に、例えばステップS403にて制御電圧Vmが所定範囲外と判定され、M回前には制御電圧Vmが所定範囲内と判定されていた場合には、判定結果が異なるため(ステップS404:NO)、ステップS406に進む。また、例えば記憶手段161にM回分の判定結果が保存されていない場合には、判定結果が異なるものとして(ステップS404:NO)、ステップS406に進む。
ステップS406では、ステップS402にて取得した制御電圧Vmが所定範囲外であるか否かを判定する。制御電圧Vmが所定範囲内である場合(ステップS406:NO)には、ステップS407にて、異常検出回路160が異常回数カウンタをデクリメント(−1)した後、ステップS405に進む。但し、制御電圧Vmの取得回数がM回に達していない場合には、異常回数カウンタをデクリメントせずにステップS405に進む。
制御電圧Vmが所定範囲外である場合(ステップS406:YES)には、ステップS408にて、異常検出回路160が異常回数カウンタをインクリメント(+1)する。次にステップS409にて、異常検出回路160が、異常回数カウンタがN以上であるか否かを判定する。ここで、Nは、上記した各実施例と同様に、予め設定されている1以上且つM未満の任意の値である。
異常回数カウンタがN未満である場合(ステップS409:NO)には、制御電圧Vmが所定範囲外となっているが、負荷の変動やノイズ等の可能性があることからモータ220及び負荷にはまだ異常が発生しているとは判定せず、ステップS405に進む。
異常回数カウンタがN以上である場合(ステップS409:YES)には、モータ220又は負荷に何らかの異常が生じているものとして、ステップS410にて、異常検出回路160が異常フラグを立てて処理を終了する。
なお、上記した異常検出処理は、異常検出回路160が所定周期で制御電圧Vmを取得する度に、記憶手段161に記憶されている直近の検出期間Tにおける制御電圧に基づいて、モータ220又は負荷の異常を検出するという処理であってもよい。すなわち、記憶手段161に記憶されている直近の検出期間Tにおける制御電圧が所定範囲内であるか否かを判定し、所定範囲外となった回数がN回以上の場合にモータ220又は負荷の異常を検出するという処理であってもよい。
実施例4の異常検出処理によれば、制御電圧Vmの取得周期で異常検出が実行されるため、異常検出間隔が短くなり、モータ220又は負荷の異常を高精度且つ感度良く検出することが可能になる。
なお、実施例4の異常検出処理において、モータ220の制御が変更された場合に、実施例2と同様に、異常検出回路160が制御電圧Vmの取得周期を変更してもよい。また、実施例3と同様に、異常検出回路160が制御電圧Vmを比較する所定範囲の閾値Vth1及びVth2を変更すると共に、制御変更期間は制御電圧Vmの取得を停止してもよい。モータ220又は負荷の異常をより高精度に検出することが可能になる。
(実施例5)
図12は、実施例5における異常検出処理のフローチャートを例示する図である。
実施例5における異常検出処理では、まずステップS501にて、異常検出回路160が、制御電圧の総和Vsum及び取得回数カウンタをクリアする。制御電圧の総和Vsumは、異常検出回路160が取得した制御電圧Vmが積算された値である。
次にステップS502にて、異常検出回路160が、駆動制御装置120に設けられている制御器から、制御電圧Vmを取得する。異常検出回路160は、例えば設定されている検出期間Tにおいて制御電圧VmをM回以上取得するように、所定の周期で制御器から制御電圧Vmを取得する。ここで、Mは、上記した各実施例と同様に予め設定されている2以上の任意の値である。
続いてステップS503にて、異常検出回路160は、取得した制御電圧Vmを制御電圧の総和Vsumに加算し、ステップS504にて、取得回数カウンタをインクリメント(+1)する。ステップS505では、異常検出回路160が、取得回数カウンタがM以上であるか否かを判定する。
取得回数カウンタがM未満である場合(ステップS505:NO)には、ステップS502以降の処理が実行される。また、取得回数カウンタがM以上である場合(ステップS505:YES)には、ステップS506に進む。
ステップS506では、異常検出回路160が、制御電圧の平均値(Vsum/M)が所定範囲外であるか否かを判定する。制御電圧の平均値を比較する電圧値の範囲は、例えばモータ220及び負荷が正常に動作している場合の制御電圧Vmの値に基づいて予め設定されている。
制御電圧の平均値が所定範囲内の場合(ステップS506:NO)には、モータ220及び負荷が正常に動作していると判断され、ステップS501以降の処理が繰り返し実行される。
また、制御電圧の平均値が所定範囲外の場合(ステップS506:YES)には、モータ220又は負荷に異常が発生している可能性がある。そこで、この場合には、ステップS507にて、異常検出回路160が異常フラグを立てて処理を終了する。
実施例5の異常検出処理によれば、実施例1と同様に、負荷の変動やノイズ等によって瞬間的に制御電圧Vmが所定範囲内となり、継続して制御電圧Vmが所定範囲外とならない場合であっても、モータ220又は負荷の異常を検出できる。また、制御電圧の平均値に基づいて異常を検出することで、負荷の変動やノイズ等の影響を低減し、モータ220又は負荷の異常を高精度に検出することが可能になる。
なお、実施例5の異常検出処理において、モータ220の制御が変更された場合に、実施例2と同様に、異常検出回路160が制御電圧Vmの取得周期を変更してもよい。また、実施例3と同様に、異常検出回路160が制御電圧Vmを比較する所定範囲の閾値Vth1及びVth2を変更すると共に、制御変更期間は制御電圧Vmの取得を停止してもよい。モータ220又は負荷の異常をより高精度に検出することが可能になる。
また、異常検出回路160は、制御電圧Vmを取得する度に記憶手段161に保存し、記憶手段161に保存されている直近の検出期間Tにおける制御電圧Vmの平均値に基づいて、モータ220又は負荷の異常を検出してもよい。このような処理によれば、制御電圧Vmの取得周期で異常検出が実行されるため、異常検出間隔が短くなり、モータ220又は負荷の異常を高精度且つ感度良く検出することが可能になる。
以上で説明した本実施形態に係る駆動制御装置120では、上記した異常検出処理によってモータ220又は負荷の異常を高精度に検出できる。また、駆動制御装置120を有する画像形成装置100は、モータ220、モータ220に接続されている現像ローラや転写ローラ等の負荷の異常を検出し、これらの構成要素の故障等を防止できる。同様に、駆動制御装置120、モータ220に接続される搬送ローラ28を含む搬送装置によれば、モータ220又は搬送ローラ28の異常を高精度に検出し、例えば記録媒体等の搬送状態を監視できる。
なお、異常検出回路160によってモータ220又は負荷の異常が検出された場合には、検出結果が検出結果記憶手段170に保存され、表示手段230に判定結果が表示される。また、異常検出回路160は、モータ220又は負荷の異常を検出した場合に、モータ220を停止させるように、目標位置・速度計算回路130、位置・速度追従制御器150等を制御してもよい。さらに、異常検出回路160は、判定結果を駆動信号生成手段110に送信し、画像形成装置100又は搬送装置の全体システムを停止させてもよい。
このように、モータ220又は負荷の異常が検出された場合に、モータ220又は全体システムを停止することで、例えばモータ220及び負荷、その他の構成要素の破損等を最小限に抑えることが可能になる。
以上、実施形態に係る駆動制御装置、搬送装置、画像形成装置及び駆動制御方法について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
例えば、上記した実施形態では電子写真方式の画像形成装置を例示したが、例えばインクジェット方式等の異なる方式で画像を形成する画像形成装置であってもよい。また、駆動制御装置は、モータで負荷を回転させる構成を有する装置であれば、画像形成装置以外に設けられてもよい。
100 画像形成装置
120 駆動制御装置
150 位置・速度追従制御器(制御手段)
151 速度追従制御器(制御手段)
160 異常検出回路(異常検出手段)
161 記憶手段
170 検出結果記憶手段
200 表示手段
210 モータドライバ
220 モータ(駆動手段)
特開2013−162684号公報

Claims (19)

  1. 目標信号から電圧指示信号を生成して駆動手段を制御する制御手段と、
    前記電圧指示信号を検出期間内にM(M≧2)回取得し、前記検出期間において前記電圧指示信号が所定範囲外となった回数がN(1≦N<M)回以上である場合に、異常が発生していることを検出する異常検出手段と、を有する
    ことを特徴とする駆動制御装置。
  2. 目標信号から電圧指示信号を生成して駆動手段を制御する制御手段と、
    前記電圧指示信号を検出期間内に複数回取得し、前記検出期間における前記電圧指示信号の平均値が所定範囲外となった場合に、異常が発生していることを検出する異常検出手段と、を有する
    ことを特徴とする駆動制御装置。
  3. 前記異常検出手段は、前記電圧指示信号を所定の周期で取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動制御装置。
  4. 前記異常検出手段は、前記駆動手段の駆動速度に応じて、前記電圧指示信号を取得する周期を変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の駆動制御装置。
  5. 前記異常検出手段は、前記電圧指示信号を取得する周期が、前記制御手段が前記電圧指示信号を生成する周期以上である
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の駆動制御装置。
  6. 前記異常検出手段は、前記電圧指示信号を取得する周期が、前記制御手段が前記電圧指示信号を生成する周期の自然数倍である
    ことを特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  7. 前記異常検出手段は、前記制御手段から取得した前記電圧指示信号を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段から前記電圧指示信号を取得する度に、前記記憶手段に記憶されている直近の前記検出期間における前記電圧指示信号に基づいて異常を検出する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  8. 前記異常検出手段は、前記駆動手段の制御が変更された後の制御変更期間には前記電圧指示信号の取得を停止する
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  9. 前記異常検出手段は、前記駆動手段の駆動速度に応じて、前記所定範囲を変更する
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  10. 前記異常検出手段による検出結果を記憶する検出結果記憶手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  11. 前記異常検出手段は、異常が発生していることを検出した場合に、異常検出処理を終了する
    ことを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  12. 前記異常検出手段は、前記異常検出手段によって異常が検出された場合に、前記駆動手段を停止させる
    ことを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  13. 前記異常検出手段による検出結果を表示する表示手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の駆動制御装置。
  14. 請求項1から13の何れか一項に記載の駆動制御装置を有する
    ことを特徴とする搬送装置。
  15. 前記異常検出手段によって異常が検出された場合に、全体システムを停止させるシステム停止手段を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の搬送装置。
  16. 請求項1から13の何れか一項に記載の駆動制御装置を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記異常検出手段によって異常が検出された場合に、全体システムを停止させるシステム停止手段を有する
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 目標信号から電圧指示信号を生成して駆動手段を制御する駆動制御方法であって、
    前記電圧指示信号を検出期間内にM(M≧2)回取得し、前記検出期間において前記電圧指示信号が所定範囲外となった回数がN(1≦N<M)回以上である場合に、異常が発生していることを検出する異常判定ステップを有する
    ことを特徴とする駆動制御方法。
  19. 目標信号から電圧指示信号を生成して駆動手段を制御する駆動制御方法であって、
    前記電圧指示信号を検出期間内に複数回取得し、前記検出期間における前記電圧指示信号の平均値が所定範囲外となった場合に、異常が発生していることを検出する異常判定ステップを有する
    ことを特徴とする駆動制御方法。
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