JP4787770B2 - ウイングロック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、荷台に傾倒可能に取り付けられたアオリに、このアオリの上方で前記荷台を開閉可能に覆うウイングをその閉鎖位置で固定するためのウイングロック装置と、このウイングロック装置を前記アオリに固定するためのベースパンとを備えたウイングロック構造に関する。
アオリの上方で前記荷台を開閉可能に覆うウイングをその閉鎖位置で固定するためのウイングロック構造は、以前より様々な構成のものがあった(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
図6の(a)および(b)に示した従来のウイングロック構造100は、ウイング101の下端部を係止するウイングロック装置110と、このウイングロック装置110をアオリ105に固定するためのベースパン120とを備えている。ベースパン120は、アオリ105に形成された開口部に挿入される。ベースパン120の周縁部には、鍔状のフランジ121が形成されており、このフランジ121にリベット122等の固定部材を挿通させることで、アオリ105に固定されている。ウイングロック装置110は、基礎プレート111と、一端が基礎プレート111にピン結合された係止片112と、この係止片112を係止位置で固定するハンドル113とを備えて構成されている。基礎プレート111には、ボルト孔114が形成されており、このボルト孔114にボルト115を挿通させてナット116で螺合させることで、ウイングロック装置110がベースパン120に固定されている。
特開2006−290306号公報 特開平10−95237号公報
ところで、トラック等の輸送車両は、車幅が規制されているため、ウイングロック構造100の厚さ寸法が大きいと、その分、荷台の有効寸法が小さくなってしまう。図6に示した従来のウイングロック構造100では、ウイングロック装置110をベースパン120に固定するためのボルト孔114が、係止片112およびハンドル113の内側位置に形成されているため、係止片112やハンドル113の厚さに加えて、さらにボルト115の長さ分、ウイングロック装置110の厚さ寸法が大きくなるとともに、ベースパン120の内側にもボルト115の頭部が突出する。したがって、その分、ウイングロック構造100の厚さ寸法が大きくなってしまい、アオリの内表面から荷台の内側へとウイングロック構造100が突出してしまう。そのため、荷台の有効寸法が小さくなるとともに、荷物の搬入搬出時に突出した部分に荷物が引っ掛かり、荷役効率が悪くなってしまうといった問題があった。
そこで、本発明は前記の問題を解決するために案出されたものであって、厚さ寸法が小さく、荷台の有効寸法を大きくでき、荷役効率を向上させることができるウイングロック構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、荷台に傾倒可能に取り付けられたアオリに、このアオリの上方で前記荷台を開閉可能に覆うウイングをその閉鎖位置で固定するためのウイングロック装置と、このウイングロック装置を前記アオリに固定するためのベースパンとを備えたウイングロック構造であって、前記ウイングロック装置は、その両側部に前記ウイングロック装置を前記ベースパンに取り付けるためのボルト孔が形成された一対のフランジを備え、前記ベースパンは、前記アオリの外表面側から前記アオリに埋め込まれるとともに、その底部に前記アオリの外表面側にオフセットする段部を備え、前記段部に前記ウイングロック装置を前記ベースパンに固定するためのボルトの頭部あるいはナットを収容するように構成したことを特徴とするウイングロック構造である。
ここで、ウイングとは、ウイング車などに設けられ、屋根構成材と壁構成材とが一体化した断面L字状の開閉パネルや、側面開放車に設けられ、壁構成材からなる平板状の開閉パネルなど、アオリの上部で開閉するパネル材をいう。
前記のような構成によれば、ウイングロック装置の側部にボルトおよびナットを配置することで、ウイングロック装置の厚さの中で、ボルト・ナットの長さを吸収することができ、その結果、ウイングロック装置構造の厚さ寸法を小さくすることができる。さらに、ベースパンの段部にボルトの頭部あるいはナットを収容することで、フランジを段差の寸法分、外側にオフセットすることが可能となり、その高さ分、ウイングロック構造全体の厚さ寸法を小さくすることができる。したがって、車両の外側端部から庫内側へ突出する寸法が小さくなり、荷台の有効寸法を大きくでき、荷役効率を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、前記段部は、前記ボルトの頭部あるいは前記ナットの厚さ分の段差を有することを特徴とする請求項1に記載のウイングロック構造である。
前記のような構成によれば、ボルトの頭部あるいはナットが、ベースパンから突出することがなく、ボルトの頭部あるいはナットをベースパンの厚さ寸法の範囲内に収容でき、ウイングロック構造の厚さ寸法を小さくできる。
請求項3に係る発明は、前記ボルト孔は、前記一対のフランジにそれぞれ複数個形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウイングロック構造である。
前記のような構成によれば、ウイングロック装置の固定に必要な応力を分散させことができるので、ボルトおよびナットのサイズを小さくすることができる。
請求項4に係る発明は、前記ベースパンは、前記アオリの外表面の外側プレートに形成された開口部から内側に挿入され、その底部が前記アオリの内部に収容されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウイングロック構造である。
前記のような構成によれば、アオリの内表面を平板状にでき、凹凸をなくすことができるので、荷物の搬入搬出を行いやすく荷役効果をさらに向上させることができる。
本発明によれば、ウイングロック構造全体の厚さ寸法が小さくなるので、荷台の有効寸法を大きくでき、荷役効率を向上させることができるといった優れた効果を発揮する。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態では、荷台の側壁及び屋根を構成する断面L字状の左右のウイングが、上下に開閉するウイングタイプのトラック(ウイング車)に、ウイングロック構造を設けた場合を例に挙げて説明するが、ウイングの形状を限定する趣旨ではない。本発明におけるウイングとは、ウイング車に設けられ屋根構成材と壁構成材とを一体化した断面L字状の開閉パネルや、側面開放車に設けられ壁構成材からなる平板状の開閉パネルなど、アオリの上部で開閉するパネル材をいう。
図1は、本発明に係るウイングロック構造の使用状態を示した図であって、トラックの荷台後部の側面図である。図2は、ウイングロック構造のウイングロック装置を開放したときの斜視図である。図3は、本発明に係るウイングロック構造を示した正面図である。図4は、本発明に係るウイングロック構造を示した図であって、(a)は図3のA−A断面図、(b)および(c)は(a)のB部拡大図である。図5は、本発明に係るウイングロック構造のベースパンを示した図で、図3のC−C断面図である。
図1に示すように、本実施形態のトラックTは、荷台T1に傾倒可能に取り付けられたアオリAと、このアオリAの上方で荷台T1を開閉可能に覆うウイングWとを備えている。
ウイングWは、壁構成材と屋根構成材(図示せず)とを一体化した断面L字状のパネル材であって、屋根部分の車幅方向中央で車両前後方向に架け渡されたセンタービーム(図示せず)に傾動可能に取り付けられている。ウイングWは、センタービームを中心として上方に傾動することで、荷台T1の側面を開放するようになっている。ウイングWの下端部で、アオリAにウイングロック構造1が設けられる部分に相当する位置には、下方に延出するロックプレート2が設けられている。ロックプレート2は、正面側(車体側面側)から見てT字状を呈しており、上部の水平部分で複数のボルト2a(図3参照)によって、ウイングWに固定されている。
アオリAは、トラックTの荷台T1の側縁部に立ち上げられる板状の部材であり、庫外側に向けて傾倒可能となっている。このアオリAは、車両前後方向に幅広な長方形のアオリ構成材10と、このアオリ構成材10の両側端部にそれぞれ接合されている二本のエンドポスト20(後部のみ図示)と、から構成されている。エンドポスト20は、アオリ構成材10の側端部に沿って、上下方向に延びているアルミニウム合金製の押出形材である。
荷台T1の側縁部には、車両前後方向に所定間隔を離して支柱T2(後部のみ図示)が立設されている。この支柱T2には、アオリAの側端部に設けられた掛け金具14を掛止するためのアオリ止め金具21が設けられている。このアオリ止め金具21は、掛け金具14を保持することにより、アオリAを立ち上げた状態に保つための金具である。
アオリ構成材10は、図4の(a)に示すように、複数のアルミニウム合金製の押出形材10a,10a,10aを上下方向に連結することによって構成されている。押出形材10aは、アオリ外皮を構成する外側プレート11と、内皮を構成する内側プレート12とが、車幅方向に所定間隔を離して配置されている。
図2に示すように、アオリ構成材10の上部は、基準外面11aよりもウイングW(図1参照)の下端部の重合部分W1の厚さ分だけ庫内側にオフセットされており、上下に開閉するウイングWの下端部が庫外側から重なったときに、外側プレート11の基準外面11aと、ウイングWの庫外側の外面13とが略面一となるように構成されている。
[ウイングロック構造の構成]
図1および図2に示すように、アオリAの外側面には、本発明に係るウイングロック構造1が設けられている。ウイングロック構造1は、アオリAの車両前後方向の略中間部に取り付けられており、このアオリAの上方に位置するウイングWをその閉鎖位置で固定する機構である。このウイングロック構造1は、ウイングWが車両前後方向に長い場合に、走行時の風圧によって壁面が外側に膨らむのを防止するために設けられている。
図2および図3に示すように、ウイングロック構造1は、アオリAにウイングWをその閉鎖位置で固定するためのウイングロック装置30と、このウイングロック装置30をアオリAに固定するためのベースパン50とを備えている。
(ウイングロック装置)
ウイングロック装置30は、ベースパン50に接続される基礎プレート31と、この基礎プレート31に傾動可能に設けられた係止片32と、この係止片32をアオリ側に押し付けるロックハンドル33とを備えている。ウイングロック装置30は、スチールにて形成されており、表面には防錆塗装が施されている。なお、ウイングロック装置30の材質はスチールに限定されるものではなく、ステンレス等によって形成して、軽量化を図るようにしてもよい。
基礎プレート31は、係止片32とロックハンドル33を支持するプレートであって、ベースパン50に当接して配置されている。基礎プレート31の幅方向(車両前後方向)両側部には、ウイングロック装置30をベースパン50に取り付けるためのボルト孔34が形成された一対のフランジ35,35が形成されている。フランジ35,35は、車両の側面から見て、係止片32およびロックハンドル33の両側部にそれぞれ位置しており、係止片32およびロックハンドル33と干渉しないように構成されている。ボルト孔34は、上下方向に延びる長孔にて構成されており、一対のフランジ35,35にそれぞれ複数個形成されている。本実施形態では、ボルト孔34は、各フランジ35,35の上下二箇所ずつの合計四箇所に形成されている。なお、本実施形態における上下方向は、アオリAを立ち上げた状態を基準として説明する。
フランジ35,35は、基礎プレート31の中間部に対して、庫外側にオフセットして形成されている。フランジ35,35のオフセット量は、後記するベースパン50の段部55の段差と同等の寸法となっている。基礎プレート31の幅方向中央部には、庫外側に延出するフック36が設けられている。フック36は先端側が斜め上方に向いて傾斜して形成されている。基礎プレート31のフック36の下方位置には、係止片32をピン結合するための立上り部37が形成されている。立上り部37には、車両前後方向に配置されるピン37aが設けられており、このピン37aを介して、係止片32が傾動可能に支持されている。
係止片32は、上下方向に延出する部材であり、その下端部が立上り部37にピン結合されており、上部がアオリAに対して近接離間するように構成されている。係止片32の上部には、ウイングWの下端部に設けられたロックプレート2を庫外側から押さえて係止する係止部38が形成されている。係止部38には、樹脂性のカバー材38aが設けられており、ロックプレート2を面的に押さえて係止力を高めるとともに、ロックプレート2と係止片32に傷が付くのを防止している。係止片32には、フック36が貫通する貫通孔39が形成されており、係止片32がロックプレート2に当接する際には、フック36が貫通孔39を貫通して、庫外側に突出するようになっている。係止片32の貫通孔39の下方には、ロックハンドル33をピン結合するための立上り部40が形成されている。立上り部40には、車両前後方向に配置されるピン40aが設けられており、このピン40aを介して、ロックハンドル33が傾動可能に支持されている。
ロックハンドル33は、上下方向に延出する部材であり、その上端部が立上り部40にピン結合されており、ピン40aを中心に傾動する。ロックハンドル33には、フック36に引っ掛けられる掛止部41が設けられている。掛止部41は、車両前後方向に配置されロックハンドル33に設けられたピン43を介して、ロックハンドル33に傾動可能に支持されている。掛止部41には、引っ掛け穴44が形成されており、引っ掛け穴44がフック36に引っ掛けるように構成されている。
以上のような構成のウイングロック装置30で、ロックプレート2を押さえるには、ロックハンドル33を持ち上げて、係止片32を基礎プレート31に当接させてフック36を貫通孔39に貫通させ、このフック36に掛止部41の引っ掛け穴44を引っ掛ける。そして、ロックハンドル33を下方に倒す。これによって、掛止部41が、フック36の内側の傾斜面に沿って引っ張られて、基礎プレート31側(庫内側)へと押され、係止片32の係止部38がロックプレート2へと押し付けられる。
(ベースパン)
図2および図3に示すように、ベースパン50は、ウイングロック装置30の基礎プレート31が収容固定される凹部51と、ウイングWの下端部に設けられたロックプレート2が当接するプレート支持部52と、凹部51の周縁部に形成される鍔部53とを備えている。凹部51、プレート支持部52および鍔部53は、ステンレスプレート等の板材をプレス加工して一体的に成形されている。ベースパン50は、アオリAの外表面側からアオリAの内部に埋め込まれる。具体的には、アオリAの外側プレート11に形成された開口部15(図3参照)から、凹部51が、アオリAの内部に挿入されて、凹部51の底部が、アオリAの内部に収容されることとなる(図4の(a)参照)。
凹部51は、ウイングロック装置30の基礎プレート31を収容可能な幅を有しており、凹部51の底部の幅方向両端部には、アオリAの外表面側(庫外側)にオフセットする段部55が形成されている。段部55は、凹部51の幅方向両端から、所定の幅で形成されており、凹部51の幅方向中央部には、係止片32とロックハンドル33の幅よりも広い最深部54が形成されている。最深部54は、ウイングロック装置30をロックした状態でロックハンドル33を略収容できる深さを有している。
なお、凹部51の最深部54の下部には、ロックハンドル33がベースパン50に衝突するのを防止するための緩衝材60が貼り付けて設けられている。
図4の(b)および(c)に示すように、アオリAの内部では、内側プレート12の接合部分12aが突出するが、最深部54の底部は、接合部分12aよりも庫外側に位置するようになっている。
図4の(b)、(c)および図5に示すように、段部55には、所定の位置にボルト孔56が形成されており、ウイングロック装置30の基礎プレート31をベースパン50に固定するためのボルト57が庫内側から挿入され、ボルト57の頭部57aが段部55の裏側(庫内側)に収容される。ボルト57は、ベースパン50のボルト孔56と基礎プレート31のボルト孔34を挿通して、庫外側に露出され、ナット58が螺合される。本実施形態では、ボルト57として頭部57aが平板状の平ボルトが採用されており、最深部54と段部55の段差寸法L(図5参照)が、ボルト57の頭部57aの厚さ寸法より若干大きくなるように構成されている。
なお、本実施形態では、ボルト57をベースパン50の庫内側から挿通させて、庫外側からナット58を螺合させているが、これに限られるものではない。段部55の庫内側にナットを溶接等にて固定しておき、庫外側からボルトを挿通させて螺合させるようにしてもよい。
図2および図3に示すように、プレート支持部52は、鍔部53よりも所定深さ凹んだ位置に形成されており、アオリ構成材10の上部で、基準外面11aよりも庫内側にオフセットされた面と略面一となるように構成されている。プレート支持部52には、凸部52aが複数形成されており、表面を立体的に形成して平面強度を高めるようにしている。プレート支持部52の上部は、アオリ構成材10の外側プレート11の庫内側にオフセットされた面の表面に当接しており、ブラインドリベット59等の固着具にてアオリ構成材10に固定されている。
鍔部53は、凹部51の幅方向両側と下部の周縁部およびプレート支持部52の幅方向両側に亘って配置され、正面側(車体側面側)から見てU字状に形成されている。鍔部53は、アオリ構成材10の基準外面11aに当接しており、ブラインドリベット59等の固着具にてアオリ構成材10に固定されている。鍔部53には、その内側に沿って断面円弧状の突条53a(図4の(a)参照)が形成されており、補強リブの役目を果たしている。
以上のような構成のウイングロック構造1によれば、ウイングロック装置30の両側部にボルト57およびナット58を配置することで、係止片32とロックハンドル33の厚さの中で、ボルト57とナット58の長さを吸収することができる。したがって、図6に示すような係止片112やハンドル113の厚さに加えてボルト115の長さ分の厚さを有する従来のウイングロック装置110と比較して、厚さ寸法を大幅に小さくすることができる。さらに、本実施形態では、ボルト57を、各フランジ35,35の上下二箇所ずつの合計四箇所に設けているので、ウイングロック装置30の固定に必要な応力を分散させ、各ボルト57にかかる荷重を分散して低減することができ、ボルト57およびナット58のサイズダウンを図れるので、ウイングロック装置30の厚さ寸法をさらに小さくできる。
さらに、ベースパン50の凹部51に段部55を形成することで、ボルト57の頭部57aがベースパン50の底部から突出することがなく、段部55の裏側にボルト57の頭部57aを収容することができる。さらに、ウイングロック装置30の基礎プレート31のフランジ35も庫外側にオフセットしているので、ベースパン50の位置に対して、ウイングロック装置30が段部55の段差寸法L分、庫内側に移動することとなり、ウイングロック構造1としては、ボルト57の頭部57aの厚さ分の厚さ寸法を小さくすることができる。
さらに、ベースパン50は、アオリAの外表面の外側プレート11に形成された開口部15から内側に挿入され、その底部がアオリAの内部に収容されるので、従来のウイングロック構造のようにアオリAの内表面の内側プレート12に開口部を設ける必要はなく、内側プレート12を平板状にでき、凹凸をなくすことができる。したがって、アオリAの庫内側表面に荷物が引っ掛かることがなく、荷物の搬入搬出を行いやすく、荷役効果をさらに向上させることができる。
また、本実施形態のウイングロック構造1によれば、その厚さ寸法が小さく、車両の外側端部から庫内側へ突出する寸法が小さくなり、荷台の有効寸法を大きくできるので、荷役効率をさらに向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。例えば、本実施形態では、段部55は、凹部51の幅方向両端部に所定幅でそれぞれ帯状に形成されているが、ボルト孔が形成される周囲のみに部分的に形成するようにしてもよい。
本発明に係るウイングロック構造の使用状態を示した図であって、トラックの荷台後部の側面図である。 ウイングロック構造のウイングロック装置を開放したときの斜視図である。 本発明に係るウイングロック構造を示した正面図である。 本発明に係るウイングロック構造を示した図であって、(a)は図3のA−A断面図、(b)および(c)は(a)のB部拡大図である。 図5は、本発明に係るウイングロック構造のベースパンを示した図で、図3のC−C断面図である。 従来のウイングロック構造を示した図であって、(a)は正面図、(b)は断面図である。
符号の説明
1 ウイングロック構造
11 外側プレート
12 内側プレート
15 開口部
30 ウイングロック装置
34 ボルト孔
35 フランジ
50 ベースパン
55 段部
57 ボルト
57a 頭部
A アオリ
T1 荷台
W ウイング

Claims (4)

  1. 荷台に傾倒可能に取り付けられたアオリに、このアオリの上方で前記荷台を開閉可能に覆うウイングをその閉鎖位置で固定するためのウイングロック装置と、このウイングロック装置を前記アオリに固定するためのベースパンとを備えたウイングロック構造であって、
    前記ウイングロック装置は、その両側部に前記ウイングロック装置を前記ベースパンに取り付けるためのボルト孔が形成された一対のフランジを備え、
    前記ベースパンは、前記アオリの外表面側から前記アオリに埋め込まれるとともに、その底部に前記アオリの外表面側にオフセットする段部を備え、
    前記段部に前記ウイングロック装置を前記ベースパンに固定するためのボルトの頭部あるいはナットを収容するように構成した
    ことを特徴とするウイングロック構造。
  2. 前記段部は、前記ボルトの頭部あるいは前記ナットの厚さ分の段差を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のウイングロック構造。
  3. 前記ボルト孔は、前記一対のフランジにそれぞれ複数個形成された
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウイングロック構造。
  4. 前記ベースパンは、前記アオリの外表面の外側プレートに形成された開口部から内側に挿入され、その底部が前記アオリの内部に収容される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウイングロック構造。
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