JP4785875B2 - 光ピックアップのガイドシャフト位置決め装置 - Google Patents
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Description
挿入されたディスク11は矢印A方向に搬送され、図に示す再生位置でクランプされる。すると、再生デッキ6のロックが解除状態になり、ターンテーブル7を回転させるスピンドルモータ18が駆動し、ターンテーブル7にクランプされたディスク11が回転し、再生デッキ6の開口61に配置された光ピックアップ10によりディスク11の記録データの読み取りが始まる。光ピックアップ10は、再生デッキ6に取付けられた2本のガイドシャフト(主ガイドシャフト12と副ガイドシャフト13)によって開口61に跨って滑動するように支持され、ディスク11の記録面と平行に該ディスクの半径方向に移動可能となっている。光ピックアップ10は、再生時には矢印Bのように記録面の内周側から外周側に向かって記録面に対して平行移動する。この光ピックアップ10の駆動は、再生デッキ6に取付けられたピックアップモータ14で光ピックアップ10の移動方向に延びるリードスクリュー20を回転させ、この回転を、光ピックアップ10の主ガイドシャフト12側の側部に設けられ、リードスクリュー20に螺合するナット部材21で直線運動に変換することで行われる。また、光ピックアップ10を駆動する他の例として、光ピックアップ10の側部に移動方向に延びるラックを取り付け、ギア列を介したピックアップモータの回転をラックで直線運動に変換するものもある。
再生デッキ6に組立てられた後の光ピックアップ10の姿勢保持は、基本的には主ガイドシャフト12とピックアップ駆動機構で決まる。そのため、主ガイドシャフト12を光ピックアップ10の側面部に設けた孔に挿通させる係合構造が用いられる。また、振動や揺れによる姿勢変化は副ガイドシャフト13により抑えられる。そのため、副ガイドシャフト13を光ピックアップ10の他方の側面部に設けた例えばコ字状溝にはめ込む係合構造が用いられる。光ピックアップ10を組み立てる場合、最初に、主ガイドシャフト12を挿通した光ピックアップ10を、既に再生デッキ6に支持されている副ガイドシャフト13に係合し、次に主ガイドシャフト12を再生デッキ6に取り付けて位置決めし、最終的に光ピックアップ10をその駆動機構と結合する。したがって、主ガイドシャフト12の位置決めは重要となる。
図1は、この発明の実施の形態1によるガイドシャフト位置決め機構を示す再生デッキの斜視図である。この図は、上記図4のターンテーブル7の裏面側をみた状態を表しており、光ピックアップは説明上除いてある。また、図2に、図1におけるガイドシャフト位置決め装置の構造部分を拡大して示す。
図1および図2において、再生デッキ6には、主ガイドシャフト12のディスク外周側に位置させる一方の端部12Aの近傍には付勢部材16が設けられている。付勢部材16は、主ガイドシャフト12の一方の端部12Aの先端に当接し、当該シャフトを軸方向に付勢する付勢片16Aと、一方の端部12Aの外周に当接し、当該シャフトを水平、かつ軸に対して直角方向に付勢する付勢片16Bを有している。
再生デッキ6の切り起し片に設けた位置決め角穴部6Aは、位置決めのために主ガイドシャフト12が当接する2辺のみ使用するため、この2辺の寸法精度のみが必要であり、位置決め角穴部6Aの縦方向寸法C、横方向寸法Dは主ガイドシャフト12の直径に対しして十分大きくとることが可能である。その結果、主ガイドシャフト12を位置決め角穴部6Aに挿入して組立てる際の作業が容易となる。
また、付勢部材16についても、付勢片16Aだけでなく、付勢片16Bも再生デッキ6と一体成型にすれば、主ガイドシャフト12の一方の端部12A側の部品数も改善することができ、コスト的に有利となる。
Claims (4)
- ディスクの記録面に沿って姿勢を保ちながら光ピックアップの平行移動を案内するためのガイドシャフトを再生デッキに対して取り付けて位置決めを行う光ピックアップのガイドシャフト位置決め装置において、
前記再生デッキに取り付けられ、前記ガイドシャフトの一方の端部の先端に当接して当該シャフトを軸方向に付勢すると共に、前記一方の端部の外周部に当接して当該シャフトを水平、かつ軸に直角な方向に付勢する付勢部材と、
前記再生デッキを切り起こして設けられ、前記ガイドシャフトの他方の端部を挿通させる位置決め角穴部と、
前記再生デッキに取り付けられるスピンドルモータべ−ス部を切り起こして設けられ、前記ガイドシャフトの他方の端部の先端に当接する傾斜部とを備え、
前記付勢部材から与えられた軸方向の付勢力により前記他方の端部の先端を前記傾斜部に沿って滑動させて前記他方の端部の外周部を前記位置決め角穴部の隣り合う2辺に当接させることにより、前記他方の端部を前記傾斜部と前記位置決め角穴部で位置決めして支持するようにしたことを特徴とする光ピックアップのガイドシャフト位置決め装置。 - 傾斜部を、スピンドルモータべ−ス部に設ける代わりに、再生デッキを切り起して設けたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップのガイドシャフト位置決め装置。
- 位置決め角穴部を、再生デッキに設ける代わりに、スピンドルモータべ−ス部を切り起して設けたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップのガイドシャフト位置決め装置。
- 傾斜部を、スピンドルモータべ−ス部に設ける代わりに、再生デッキを切り起して設け、
位置決め角穴部を、再生デッキに設ける代わりに、スピンドルモータべ−ス部を切り起して設けたことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップのガイドシャフト位置決め装置。
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