JP4785610B2 - 粉体充填包装方法および粉体充填包装システム - Google Patents

粉体充填包装方法および粉体充填包装システム Download PDF

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Description

本発明は、小麦粉などの粉体を収納袋に充填する粉体充填包装方法および粉体充填包装システムに関し、詳しくは、底部が封止され、上部に開口を有する略矩形状の収納袋に粉体を短時間で、すなわち高速かつ高精度に充填するだけでなく、収納袋の供給および搬出も含めた全動作時間、いわゆるサイクルタイムを短縮できる粉体充填包装方法および粉体充填包装システムに関するものである。
従来より、小麦粉などの粉体を正確な充填量で短時間に収納袋に充填する粉体充填装置が用いられている。しかしながら、この粉体充填装置に用いられる収納袋は、粉体充填装置の管状のノズルが挿入される特殊な専用の収納袋であり、高コストである。
それらの収納袋の多くは、内弁式や外弁式の両底貼袋と呼ばれるものであり、気体(空気)とともに粉体がノズルから吹き込まれて充填がなされるものであるが、その際に気体(空気)が収納袋の外部へ抜けないと、収納袋が破裂するという問題がある。そこで、この形式の収納袋には一般に透気性を有する包材(クラフト紙)が用いられている。その包材面(紙面)において粉体は通過せず、気体(空気)のみが通過するようになっており、その透気度についてはJISにも規定されている。(JIS P8117,P3401)
このような透気性を持つ収納袋を用いた場合、いわゆる完全密封のなされた充填収納袋を得ることはできなかった。
このため、本出願人は、底部が封止され、上部に開口を有する略矩形状、換言すれば、4辺のうちの1辺が開口した形状の単純な収納袋(いわゆる、オープン袋)であっても、小麦粉などの粉体を短時間で充填することができるとともに、収納袋に充填する粉体の充填量を高い精度で制御することができる粉体充填装置を特許文献1に提案している。
この特許文献1に開示された粉体充填装置を図9に示す。
図9に示す粉体充填装置110は、ホッパー111に貯留された粉体を横(水平)型のスクリューコンベア112で水平方向に移送し、この横型のスクリューコンベア112の終端部に配置された縦型のスクリューコンベア114で下向きに移送して、移送された粉体を縦型のスクリューコンベア114の直下に設けられた粉体の充填ノズル116からオープン袋と呼ばれる収納袋118に供給し、計測装置120によって粉体の充填量を計測しながら、収納袋118への粉体の充填を行うものである。このとき、この粉体充填装置110では、収納袋保持アーム122により収納袋118を充填ノズル116に吊下げ保持した状態で、脱気しながら、粉体を充填ノズル116からオープン袋と呼ばれる収納袋118に充填している。
なお、粉体充填装置110では、横型のスクリューコンベア112および縦型のスクリューコンベア114は、ゴムなどの可撓性の弾性体からなる接続部材124で接続されている。こうして、横型のスクリューコンベア112と縦型のスクリューコンベア114とを重量的に縁を切り、計量装置120によって、縦型のスクリューコンベア114、充填ノズル116および収納袋118を一体として計測することにより、縦型のスクリューコンベア114に入り、最終的に収納袋118に充填された粉体の重量を正確に計測できるようになっている。
その結果、特許文献1に開示の粉体充填装置110では、収納袋118への粉体の充填を高速に行なうことを可能とし、かつその充填量を高精度に制御することを可能としている。
特開2005−212795号公報
しかしながら、特許文献1には、粉体充填装置110に粉体充填前の収納袋118を供給し、粉体の充填が終了した収納袋118を粉体充填装置110から次工程(口封工程)へ受渡す方法や手段が全く開示されていない。さらには、供給された収納袋118を粉体充填装置110の収納袋保持アーム122によって充填ノズル116に吊下げ保持させる方法や手段、さらには、粉体の充填が終了した収納袋118を収納袋保持アーム122によって充填ノズル116に吊下げ保持された状態から解放する方法や手段も開示されていない。
このため、特許文献1の粉体充填装置110を用いるだけでは、粉体充填前の収納袋118の粉体充填装置110への供給から、粉体充填装置110における収納袋118への粉体の充填、粉体充填後の収納袋118の粉体充填装置110からの次工程への受渡までの全動作時間、すなわち充填のサイクルタイムを短くすることはできない。
ところで、従来、粉体の充填装置においては、充填前の収納袋の供給を行う収納袋供給手段や充填後の収納袋の搬出を行う収納袋搬出手段が用いられている。これらの収納袋供給手段および収納袋搬出手段は、収納袋を保持して水平移動する手段および上下動する手段を備えるものと、収納袋を保持して水平移動する手段のみを備え、上下動は充填ノズル(充填装置自体)に行わせるものとがある。
このため、このような収納袋供給手段および収納袋搬出手段を特許文献1に開示の粉体充填装置110に適用したとしても、収納袋供給手段および収納袋搬出手段が収納袋を保持して水平移動する手段および上下動する手段を備える場合には、収納袋の上下動手段が収納袋供給手段側、収納袋搬出手段側、充填装置側のいずれに設けられたとしても、収納袋の上下動手段が、充填後の重い収納袋を保持した状態で下降する必要がある。このため、収納袋を保持する機構や手段を堅固なものとして上下動させなければならず、収納袋の上下動手段の構成が複雑化しまた大型化し、収納袋の供給や充填後の収納袋の搬出に要する時間を短縮することができない。その結果、収納袋の供給から充填後の収納袋の搬出に要する全動作時間、すなわちサイクルタイムを短縮することができない。
また、上下動を充填ノズル(充填装置自体)に行わせる場合には、収納袋供給手段および収納袋搬出手段は、収納袋を上下動する必要がなく、水平移動するだけであるため、収納袋を保持する機構や手段が複雑化しまた大型化することがない。しかし、充填ノズルの上下動手段が、充填ノズルを上下動する必要があるため、その構成が極めて複雑になり、また大型化し、充填ノズルの上下動に要する時間を短縮することができず、その結果、収納袋の供給から充填後の収納袋の搬出に要する全動作時間、すなわちサイクルタイムを短縮することができない。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、底部が封止され、上部に開口を有する略矩形状、4辺のうちの1辺が開口した形状の単純な収納袋への高速かつ高精度な粉体充填動作を維持したまま、その前後の充填前の収納袋の供給動作および充填後の収納袋の搬出動作に要する時間を短縮し、その結果、収納袋の充填包装全体の全動作時間、すなわち充填包装のサイクルタイムの短縮化を図ることができる粉体充填包装方法および粉体充填システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、底部が封止され、上部に開口を有する粉体充填前の収納袋を、収納袋供給装置の保持機構によって保持し、その口開け機構によって口開けしたまま、前記収納袋供給装置によって粉体充填装置の充填ノズルの下方に移送するとともに、その上方に位置する前記充填ノズルが前記収納袋の上部開口に挿入されるように、前記収納袋を前記収納袋供給装置から前記粉体充填装置が受取る受取位置まで上方に移送する移送ステップと、この受取位置において前記粉体充填装置の収納袋吊下装置によって前記収納袋を吊下げて保持させる吊下ステップと、前記粉体充填装置の縦型スクリューコンベアを駆動して、前記充填ノズルから該縦型スクリューコンベアから送り出される所定量の粉体を、前記収納袋に充填する充填ステップと、前記縦型スクリューコンベアによる前記収納袋への粉体充填終了後に、粉体充填後の前記収納袋を吊下げ保持したまま、前記収納袋吊下装置を前記受取位置から前記収納袋を次工程に受渡す受渡位置まで下降させるとともに、前記収納袋吊下装置による前記収納袋の吊下げ保持を解放させ、粉体充填後の前記収納袋を前記次工程へ送り出し可能とする下降ステップと、粉体充填前の次の収納袋を受取るために、前記収納袋の吊下げ保持の解放後、直ちに前記収納袋吊下装置を前記受取位置に上昇させる上昇ステップと、粉体充填後の前記収納袋を前記受渡位置から前記次工程へ運び出す搬出ステップとを有し、前記搬出ステップと、前記移送ステップおよび前記上昇ステップ、または前記移送ステップおよび前記上昇ステップならびに前記吊下ステップとを並行して実行することを特徴とする粉体充填包装方法を提供するものである。
ここで、前記下降ステップでは、粉体充填後の前記収納袋の上端部が把持されることで前記収納袋が前記収納袋が吊下げ保持され、その状態のまま前記受取位置から前記受渡位置まで下降するのが好ましい。
また、前記搬出ステップでは、粉体充填後の前記収納袋の両側端が把持され、吊下げられた状態で前記受渡位置から前記次工程へ運び出されるのが好ましい。
また、前記移送ステップでは、粉体充填前の収納袋の両側端が把持され、吊下げられた状態で前記受取位置へ移送されるのが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の態様は、底部が封止され、上部に開口を有する、粉体充填前の収納袋を保持する保持機構、前記収納袋の上部開口を口開けする口開け機構ならびに前記収納袋を水平および垂直方向に移送する移送機構を備える収納袋供給装置と、所定量の粉体を送り出す縦型スクリューコンベアと、該縦型スクリューコンベアの先端に取り付けられ、該縦型スクリューコンベアから送り出される前記所定量の粉体を前記収納袋に充填する充填ノズルと、前記収納袋を吊下げて保持するとともに、粉体充填前の前記収納袋を前記収納袋供給装置から受取る受取位置と、粉体充填後の前記収納袋を次工程に受渡す受渡位置との間で上下移動可能な収納袋吊下装置とを備える粉体充填装置と、前記収納袋を前記受渡位置から前記次工程へ運び出す運送機構と、前記収納袋供給装置の前記保持機構、前記口開け機構および前記移送機構、前記粉体充填装置の前記縦型スクリューコンベア、前記充填ノズルおよび前記収納袋吊下装置、ならびに前記運送機構の動作を制御する制御装置と、を有する粉体充填包装システムであって、前記制御装置は、前記収納袋供給装置の前記保持機構によって保持され、前記口開け機構によって口開けされた粉体充填前の前記収納袋を、前記収納袋供給装置の前記移送機構によって前記粉体充填装置の前記充填ノズルの下方に移送するとともに、上方に位置する前記充填ノズルが前記収納袋の上部開口に挿入されるように、前記収納袋を上方の前記受取位置に移送し、この受取位置において前記収納袋吊下装置によって前記収納袋を吊下げ保持させ、前記粉体充填装置の前記縦型スクリューコンベアを駆動して、前記充填ノズルから前記所定量の粉体を、前記収納袋に充填し、前記粉体充填装置の前記縦型スクリューコンベアによる前記収納袋への前記所定量の粉体の充填が終了した後に、粉体充填後の前記収納袋を吊下げ保持したまま、前記収納袋吊下装置を、前記受取位置から前記受渡位置まで下降させるとともに、前記収納袋吊下装置による前記収納袋の吊下げ保持を解放させ、粉体充填後の前記収納袋の吊下げ保持の解放後、直ちに前記収納袋吊下装置を粉体充填前の次の収納袋を受取るために、前記受取位置に上昇させ、前記運送機構によって、粉体充填後の前記収納袋を前記受渡位置から前記次工程へ運び出すように制御することで、前記運送機構による粉体充填後の前記収納袋の前記次工程への運び出しと、前記収納袋供給装置による粉体充填前の前記収納袋の移送および前記収納袋吊下装置の前記受取位置への上昇、または前記移送および前記上昇ならびに前記粉体充填装置の前記収納袋吊下装置による前記収納袋の吊下げ保持とを並行して実行することを特徴とする粉体充填包装システムを提供するものである。
ここで、前記収納袋吊下装置は、粉体充填後の前記収納袋の上端部を把持する一対の吊下クランプを有し、前記一対の吊下クランプにより前記収納袋を吊下げ保持したまま、前記受取位置から前記受渡位置まで下降させるのが好ましい。
また、前記運送機構は、粉体充填後の前記収納袋の両側端を把持する一対の搬出クランプを有し、前記一対の搬出クランプにより前記収納袋を吊下げた状態で前記受渡位置から前記次工程へ搬出するのが好ましい。
また、前記収納袋供給装置は、粉体充填前の収納袋の両側端を把持する一対の移送クランプを有し、前記一対の移送クランプにより前記収納袋を吊下げた状態で前記受取位置へ移送するのが好ましい。
本発明によれば、小麦粉などの粉体を、底部が封止され、上部に開口を有する略矩形状の単純な収納袋に粉体を短時間で充填するだけでなく、収納袋の供給および搬出も含めた全動作時間、いわゆるサイクルタイムを短縮でき、しかも、高い信頼性を維持することができ、かつ、充填量を高い精度で制御することができる。
また、本発明によれば、収納袋に嵩密度の高い粉体を充填することができる。
本発明に係る粉体充填包装方法および粉体充填包装システムを添付の図面に示す好適実施形態に基いて以下に詳細に説明する。
図1は、本発明の粉体充填包装方法を実施する本発明の粉体充填包装システムの一実施形態の概略構成を模式的に示す斜視図であり、図2は、図1に示す粉体充填包装システムに用いられる粉体充填装置の断面図である。
本発明の粉体充填包装システムは、上流側の第1ステーションから、底部が封止され、上部に開口を有する充填前(未使用)の収納袋を供給し、上昇させて粉体充填装置にセットして吊下げ保持し、粉体充填装置において、吊下げ保持された収納袋に所定量の粉体を充填量を計測しながら充填し、充填終了後直ちに吊下げ保持された状態のまま収納袋を下降させ、下流側の第2ステーションにおいて、粉体充填装置への吊下げ保持を解放するとともに下流側(次工程)に充填後の収納袋を受渡して搬出するものである。なお、次工程としては、例えば、さらに下流側の第3ステーションにおいて、充填後の収納袋を搬送しながら、充填済収納袋の上部開口をヒートシーラによってヒートシールする工程、または、シールテープなどによって封止する封止工程などの口封工程を挙げることができる。本発明では、収納袋としては、底部が封止され、上部に開口を有する収納袋、すなわち4辺のうちの1辺が開口した通常の袋を利用でき、樹脂製、紙製、またはそれらの多層体等からなる充填量に応じた各種のサイズの袋を用いることができる。
図1に示すように、粉体充填包装システム1は、収納袋20の移動方向(図1の矢印x方向)の上流側から、充填前の収納袋20を供給し、吊下げ保持位置(受取位置)まで上昇させる収納袋供給装置(以下、単に供給装置という)70と、収納袋20を吊下げ保持し、収納袋20に所定量の粉体を計量しながら充填し、充填終了後、直ちに収納袋20を受渡位置まで下降させ、収納袋20の吊下げ保持を解放する粉体充填装置10と、粉体充填装置10によって粉体が充填された収納袋20を次工程に受渡す収納袋搬出装置(以下、単に搬出装置という)80と、供給装置70、粉体充填装置10および搬出装置80の粉体の充填および包装動作を制御する制御装置90とを有する。
供給装置70に先立って、まず、粉体充填装置10について説明する。
粉体充填装置10は、図1に示すように、供給装置70から、底部が封止され、上部に開口を有する収納袋20を受取って吊下げ保持し、吊下げ保持された収納袋20に充填量を計量しながら所定量の粉体を充填し、充填終了後直ちに吊下げ保持された状態のまま、粉体の充填が終了した収納袋20を、収納袋搬出装置80が搬出できる受渡位置まで下降させて、収納袋20の吊下げ保持を解放するものである。
図1および図2に示すように、粉体充填装置10は、収納袋20に収納するための粉体を貯留するホッパー12と、このホッパー12の下方に配置され、ホッパー12に貯留された粉体を水平方向に移送する第1のスクリューコンベア14と、この第1のスクリューコンベア14の粉体移送方向における下流側の終端部に配置され、第1のスクリューコンベア14で水平方向に移送された粉体を下向きに移送する第2のスクリューコンベア16と、この第2のスクリューコンベア16の直下に設けられ、その外周に吊下げ保持された収納袋20に第2のスクリューコンベア16で下方に移送された粉体を充填する充填ノズル18と、この充填ノズル18が収納袋20の上部開口に挿入された状態で、好ましくはさらに充填ノズル18の外周に被着された状態で、収納袋20を吊下げて保持する収納袋吊下装置(以下、単に吊下装置という)50と、収納袋20内に充填された粉体重量を計量するために、第2のスクリューコンベア16、充填ノズル18、吊下装置50および粉体が充填された収納袋20を一体として計量する計量装置60と、吊下装置50に吊下げられた充填後の収納袋20を受取る受け台62とを有する。
図2に示すように、ホッパー12は、粉体貯留部として機能する従来公知のものを用いることができるが、粉体がブリッジを形成して粉体の流下を阻害することのないように、その内部に粉体を攪拌する攪拌装置22を有するのが好ましく、さらに、この攪拌装置22による攪拌によって粉体内に混入された空気を脱気する脱気口部23を有するのが好ましい。
攪拌装置22は、回転軸24と、その周りに設けられた棒状の突起26と、回転軸24を回転駆動するモータ28とを備えるものである。このように、攪拌装置22としては、回転軸24の周りに棒状の突起26や平板などからなる攪拌羽根を設けてモータ28で駆動するものなどであれば好適に使用することができる。この実施形態においては、攪拌装置22は、比較的高速(例えば、最高回転数400rpm程度)で回転され、ホッパー12内において粉体を十分に攪拌する。
脱気口部23は、攪拌装置22による攪拌によって粉体に混入した空気を粉体充填装置10(ホッパー12)の外部に排出するためのもので、第のスクリューコンベア1に近い、すなわちホッパー12の終端の壁面に設けられた開口を塞ぐように設けられたフィルタ23aと、フィルタ23aを通過する空気を吸引する吸引装置(図示せず)と、フィルタ23aを吸引装置に連絡し、フィルタ23aを通して吸引された空気を吸引装置に流すための脱気管23bを有する。フィルタ23aは、流動化した粉体から粉体と空気を分離し、分離された空気のみを通過させ、ホッパー12内の粉体を脱気して、その嵩密度(嵩比重)を高めると共に、粉体が空気とともに吸引装置に吸い込まれるのを防止する。これにより、フィルタ23aを通過した空気は、脱気管23bおよび吸引装置を経て外部に排出される。フィルタ23aとしては、従来用いられている金網やパンチングメタル等の脱気網などのフィルタを始め、本出願人に係る特開2000−335748号公報、特開平8−231051号公報等に開示されるフィルタ等が好適に利用される。
第1のスクリューコンベア14は、横型または水平型のスクリューコンベア(またはスクリューフィーダ)であり、ホッパー12の下方に設けられており、ホッパー12から流下して供給される粉体を水平方向に移送する。本実施形態の第1のスクリューコンベア14は、粉体を移送するための通常のスクリューコンベアであり、外筒30と、その内面と僅かな間隙を保って回転するスクリュー32と、スクリュー32を回転駆動するモータ34とを備え、外筒30内において回転するスクリュー32がモータ34によって駆動されて粉体を移送する。モータ34によるスクリュー32の回転は、計量装置60によって計量される収納袋20への粉体の充填量に応じて制御される。本実施形態においては、スクリュー32は、例えば、0rpm〜2500rpmの範囲で回転する。
なお、第1のスクリューコンベア14は、図2に示すように、外筒30の終端(粉体の移送方向の下流側端)に設けられた、移送される粉体を脱気する脱気口部35を有するのが好ましい。脱気口部35は、第1のスクリューコンベア14(スクリュー32)によって移送される粉体に混入し、残存している空気を粉体充填装置10(第1のスクリューコンベア14)の外部に排出するためのもので、フィルタ35aと、脱気管35bと、吸引装置(図示せず)とを有する。なお、脱気口部35は、脱気口部23と同様の構成を有するものであり、同様の効果を奏するものであるので、その説明は省略する。
第2のスクリューコンベア16は、縦型のスクリューコンベア(またはスクリューフィーダ)であり、第1のスクリューコンベア14と同様に、外筒36と、その内面と僅かな間隙を保って回転するスクリュー38と、スクリュー3を回転駆動するモータ40とを備え、外筒36の内において回転するスクリュー38がモータ40によって駆動されて粉体を移送する。ここで、本実施形態では、第1のスクリューコンベア14の粉体移送方向における下流側の終端部に、第2のスクリューコンベア16の回転軸が鉛直に配置されている。なお、スクリュー38は、外筒36の下側に取り付けられた充填ノズル18の下端の充填口44aまで延在するのが好ましい。
また、第2のスクリューコンベア16は、図3(a)に示すように、外筒36の終端(粉体の移送方向の下流側端)に設けられ、移送される粉体を脱気する脱気口部41を有するのが好ましい。脱気口部41は、第2のスクリューコンベア16(スクリュー38)によって移送される粉体に混入し、残存している空気を粉体充填装置10(第2のスクリューコンベア16)の外部に排出するためのもので、フィルタ41aと、脱気管41bと、吸引装置(図示せず)とを有する。なお、脱気口部41のフィルタ41aは、外筒36の下側に取り付けられた充填ノズル18内にまで及ぶように、または、スクリュー38の先端(下端)近傍までを覆うように設けられていても良い。脱気口部41は、脱気口部23と同様の構成を有するものであり、同様の効果を奏するものであるので、その説明は省略する。
縦型の第2のスクリューコンベア16の外筒36の略中央部には、横方向に、すなわち水平方向に突出する、水平型の第1のスクリューコンベア14との接続部36aが設けられており、第2のスクリューコンベア16の接続部36aと第1のスクリューコンベア14の終端との間隙には、第1のスクリューコンベア14と第2のスクリューコンベア16との両者を接続するゴムなどの可撓性の弾性体からなる接続部材42が設けられている。これにより、第1のスクリューコンベア14と第2のスクリューコンベア16とが重量的に縁を切られ、後述するように、計量装置60によって、第2のスクリューコンベア16に入った粉体の重量を正確に計測でき、収納袋20に充填される充填量が正確に計測できるようにされている。この接続部材42は、図2では、可撓性であることを明確に示すためにベローズ状に描かれているが、実際には、粉体が滞留することを防止するために、少なくとも内面は平滑なチューブ状となっているのが望ましい。また、接続部材42およびその周辺の第1のスクリューコンベア14と第2のスクリューコンベア16との接続部は、第1のスクリューコンベア14の断面積と同等の面積を有しており、ラッパ管(縮径管)を用いた従来の装置のように、この接続部に粉体が詰まることがないので、粉体を高速で移送できる。
第2のスクリューコンベア16は、スクリュー38の回転によって、第1のスクリューコンベア14によって移送されてきた粉体を引き込んで、鉛直下方に移送し、第2のスクリューコンベア16の下端に設けられた充填ノズル18から収納袋20に粉体を充填する。
なお、第2のスクリューコンベア16は、第1のスクリューコンベア14に比べて移送方向の長さが短い。第2のスクリューコンベア16のスクリュー38は、後述するように、第2のスクリューコンベア16の終端に設けられる充填ノズル18の終端まで延在するが、第1のスクリューコンベア14のスクリュー32や従来装置のスクリューコンベアに用いられるスクリューに比べると短かいので、偏心量の許容範囲において、スクリュー32や従来のスクリューよりも高速で回転させることができる。この実施形態では、スクリュー38は、スクリュー32と同等かそれよりも速い速度で回転させることができ、例えば、常に約2500rpmで回転させることができる。
第2のスクリューコンベア16の下側の終端部(下端部)には、供給される粉体を収納袋20に充填するための充填ノズル18が取り付けられている。この充填ノズル18は、図3(a)および(b)に示すように、第2のスクリューコンベア16の直下に配置された、略楕円形の突起した形状であって、中央に貫通して形成され、粉体を供給する充填孔44と、略楕円形状突起の長軸に沿ったその両側に貫通して形成され、収納袋20内の空気を吸引するための吸気孔46とを備える。
充填孔44は、第2のスクリューコンベア16の外筒36の内径とほぼ同径か、図示例の如くやや大径となる寸法で接続されている。第2のスクリューコンベア16のスクリュー38は、外筒36内に収納されていても良いが、充填ノズル18の充填孔44の終端(下端)に形成される、粉体を収納袋20に充填するための充填口44aまで延在するのが好ましい。すなわち、この場合には、充填ノズル18は、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38を覆う外筒36の一部を構成するものであるといえる。
こうして、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38によって移送された粉体は、そのまま、充填ノズル18の充填孔44内を詰まること無く移送されて通過し、充填口44aから収納袋20に充填される。
吸気孔46は、粉体と同時に移送されてくる空気を収納袋20から吸引し、外部に排出するために形成されており、充填口44aの上部に配置された空気室48を経て、空気室48に接続されたパイプ49を通って外部に連通されている。吸気孔46は、吊下装置50に吊下げ保持された収納袋20内に充填ノズル18の充填口44aから粉体を充填している間に、収納袋20内に持ち込まれる空気を、空気室48を通ってパイプ49から外部に排出する。ここで、粉体の吸引を防止し、空気のみを吸引するため、吸気孔46の先端の開口部には、フィルタ(脱気網)などを取り付けておいても良い。
このとき、任意の吸引装置を使用することによって、すなわち、パイプ49を図示しない吸引装置に接続して、収納袋20内を吸気する、すなわち収納袋20内の空気を吸引することにより、効率的に排気するようにしても良い。
さらに、パイプ49を図示しない吸引装置に接続する場合には、粉体を収納袋20に充填する前において、充填前の収納袋20内の空気を吸気孔46から吸引し、充填前の収納袋20の内部同士を密着させ、その表裏を密着させるようにしても良い。すなわち、後述する吊下装置50の全周クランプ56によって充填ノズル18の外周に密着するように被着された充填前の収納袋20内の空気を、吸気孔46から、空気室48およびパイプ49を経て、吸引装置によって吸引して排気し、充填前の収納袋20の内部同士を密着させ、その表裏を密着させることができる。このように、収納袋20は、充填前にその内部同士が密着しているので、充填ノズル18の充填口44aから、嵩密度が高められた粉体をそのまま嵩密度を低下させることなく収納袋20に充填することができる。
なお、仮に、充填される粉体内に空気が残存して粉体の嵩密度が低い場合であっても、上述したように、充填ノズル18直前もしくはその内部で、第2のスクリューコンベア16の脱気口部41のフィルタ41aによって粉体と一緒に供給された空気を粉体から脱気するので、充填中においても、収納袋20内に充填される粉体の嵩密度を高めることができる。なお、上述したフィルタ付きの吸気孔46を、粉体と一緒に供給された空気を排出するための排気孔として機能させても良く、この場合にも、充填中において、収納袋20内に充填される粉体の嵩密度を高めることができる。なお、上述したように、従来公知の吸引装置を使用し、より効率的に排気して、収納袋20内の粉体の嵩密度をより高めても良い。
本実施形態においては、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38が充填ノズル18の充填口44aまで延在しているので、この充填ノズル18からの充填の際、充填ノズル18から排出される粉体には、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38による移送によって回転運動の慣性と遠心力が作用しているため、充填ノズル18から収納袋20に充填された粉体は、中央部に集中して積み上がってしまうことがなく、収納袋20の底部のほぼ全体に散布されるので、ほぼ平坦な充填面(充填された粉体の上面)が得られる。
本実施形態においては、粉体の脱気の効果を高めるために、脱気口部23、35および41を、それぞれ、ホッパー12、第1のスクリューコンベア14および第2のスクリューコンベア16の3箇所に設けているが、本発明はこれには限定されず、これらを設けなくとも良いが、これらのうちの少なくとも1つを設けるのが好ましく、本実施形態のように、上記3箇所に設けるのが最も好ましい。
吊下装置50は、本発明の特徴的な部分であって、図1および図2に示すように、収納袋20を、充填ノズル18が収納袋20の上部の開口に挿入された状態、好ましくは収納袋20の上部の開口が充填ノズル18の外周に被着された状態で吊下げて保持するもので、第2のスクリューコンベア16に取り付けられる支持体51を介して取り付けられる昇降シリンダ52と、昇降シリンダ52によって第2のスクリューコンベア16の外筒36に設けられたレール51aに沿って昇降される吊下装置本体53とを有する。
また、この吊下装置本体53は、充填ノズル18が挿入される吊下げ保持位置(受取位置)で収納袋20を供給装置70から受取り、粉体充填の前後に亘って収納袋20を吊下げ保持する一対の吊下クランプ54を備える吊下クランプユニット55と、収納袋20を充填ノズル18の外周に密着させる一対の全周クランプ56を備えるクランプユニット57とを有する。
昇降シリンダ52は、第2のスクリューコンベア16の前方に位置し、支持体51によって第2のスクリューコンベア16の外筒36に固定される。昇降シリンダ52の昇降端には、吊下装置本体53の支持部材53aが取り付けられ、昇降シリンダ52は、外筒36上のレール51aに沿って吊下装置本体53を昇降させ、その結果、吊下クランプ54と全周クランプ56とを一体として昇降させることができる。ここで、昇降シリンダ52は、吊下装置本体53を降下させる場合には、全周クランプ56を解放して吊下クランプ54に充填後の収納袋20を吊下げ保持した状態のまま瞬時に、例えば略自由落下に近い状況で、次工程への収納袋20の受渡位置まで下降させることができるが、吊下装置本体53を上昇させる場合には、次工程への受渡位置から充填前の収納袋20の受取位置まで吊下クランプ54および全周クランプ56を解放した状態で徐々にゆっくり上昇させる。ここで、次工程への収納袋20の受渡位置とは、充填ノズル18の下方に配置される受け台62が、吊下クランプ54によって吊下げられた充填後の収納袋20の下側を受取って確実に支持することができる時の吊下クランプ54の位置ということもでき、換言すれば、充填済収納袋20が受け台62に確実に載置される時の吊下クランプ54の位置ということもできる。
図示例では、昇降シリンダ52によって吊下クランプ54と全周クランプ56とを一体として昇降させているが、本発明はこれに限定されず、昇降シリンダ52によって吊下クランプ54のみを昇降させるように構成しても良い。
吊下装置本体53の吊下クランプユニット55は、収納袋20の移動方向(図1および図6中矢印xで示す方向)に沿って充填ノズル18の両側に配置される一対の吊下クランプ54と、一対の吊下クランプ54を、それぞれ、支持しかつ開閉駆動する一対の吊下クランプ用エアチャック54aとを備える。
吊下クランプ54の駆動のための吊下クランプ用エアチャック54aは、吊下装置本体53の支持部材53aに固定される。図示例では、支持部材53aは、矢印x方向に延在し、中央部が充填ノズル18に衝突しないように凹部となっており、第2のスクリューコンベア16の外筒36に設けられたレール51aに沿って昇降するように構成される。このため、一対の吊下クランプ用エアチャック54aは、それぞれ支持部材53aの中央の凹部の矢印x方向の両外端に取り付けられる。吊下クランプ54は、開閉(接離)する一対の把持部からなり、吊下クランプ用エアチャック54aの下端に取り付けられ、吊下クランプ用エアチャック54aによって開閉される。
一対の吊下クランプ54は、吊下クランプ用エアチャック54aによって一対の把持部が開閉され、充填ノズル18が収納袋20の上部の開口に挿入される吊下げ保持位置(受取位置)まで供給装置70によって上昇された充填前の収納袋20を供給装置70から受取り、充填前の収納袋20の上部の開口の両端側を、その内部同士を密着させて把持(クランプ)することにより、充填中および充填終了後に受渡位置に下降するまで収納袋20を吊下げ保持し、受渡位置において、充填済収納袋20が受け台62に載置され、次工程(第3ステーション)、例えばヒートシール工程(ヒートシーラ(図示せず))に搬送するための搬出装置80の一対のクランプ82によって充填済収納袋20の両外側がクランプされた後、吊下クランプ用エアチャック54aによって一対の把持部が開かれ、充填後の収納袋20のクランプを解放する。
なお、吊下クランプ54およびその駆動のための吊下クランプ用エアチャック54aは、所定重量の充填後の収納袋20を吊下げ保持できれば、特に制限的ではなく、従来公知のクランプおよびその駆動用エアチャックなどを用いることができる。
また、図示例においては、一対の吊下クランプ54は、粉体充填前、充填中および充填後も、収納袋20の上部開口部の両端から少し内側をそれぞれ上側から把持して、収納袋20を吊下げ保持しているが、本発明はこれに限定されず、収納袋20の上部開口部の両端側を両外側から把持して収納袋20を吊下げ保持するようにしても良い。
クランプユニット57は、吊下クランプユニット55の吊下クランプ54の下側に配置され、充填ノズル18を挟んで互いに接離する一対の全周クランプ56と、収納袋20の移動方向(図1および図6中矢印xで示す方向)に沿って吊下クランプ54の両側に配置され、一対の全周クランプ56の片側の端部を、それぞれ、支持しかつ開閉駆動する一対の全周クランプ用エアチャック56aとを備える。
一対の全周クランプ56の各々は、矢印x方向に沿って2分割した略楕円形状の充填ノズル18の外周に沿った略半楕円形状の中央部と、この中央部から両側に矢印x方向に沿って延在する直線形状端部とからなる。
一対の全周クランプ56は、充填ノズル18の外周に被せるような状態で吊下クランプ54によって吊下げ保持されている収納袋20のクランプ(把持)位置より内側かつ下側において、略半楕円形状の中央部によって収納袋20を充填ノズル18の外周に外側から押し付けて密着させるとともに、中央部の両側の直線形状端部によって収納袋20の内面同士を互いに押し付けて確実に密着させるためのものである。
なお、図示例のように、一対の全周クランプ56の各々の内側、すなわち略半楕円形状の中央部およびその両側の直線形状端部の内側である収納袋20に接する側の表面には、収納袋20を確実に充填ノズル18に密着させ、かつ収納袋20の内面同士を確実に密着させるために、ゴムなどの弾性体による押圧部材56bを配置しておくのが望ましい。
全周クランプ56の駆動のための全周クランプ用エアチャック56aは、吊下装置本体53の支持部材53aに固定される。一対の全周クランプ用エアチャック56aは、それぞれ、一対の吊下クランプ用エアチャック54aの矢印x方向の両外側であって、支持部材53aの矢印x方向に延在する両端に取り付けられる。
一対の全周クランプ56の各々の一方の端部は、共に一対の全周クランプ用エアチャック56aの一方の下端に取り付けられ、一対の全周クランプ56の各々の他方の端部は、共に一対の全周クランプ用エアチャック56aの他方の下端に取り付けられ、一対の全周クランプ用エアチャック56aを同時に、すなわち同期して駆動することにより、一対の全周クランプ56が開閉(接離)される。
なお、本発明においては、粉体充填中および粉体充填後の収納袋20の荷重は、吊下装置50の一対の吊下クランプ54によって吊下げ支持されているので、一対の全周クランプ56は、粉体充填前および粉体充填中に外部の空気を吸引しない程度に、収納袋20を充填ノズル18の外周に、かつその外側の部分の収納袋20の内面同士を押し付けて密着させることができれば良いので、強力なクランプ力は不要であり、特に、内面に押圧部材56bが配置されている場合は、さらに強力なクランプ力は不要である。
したがって、全周クランプ56の駆動のための全周クランプ用エアチャック56aは、一対の全周クランプ用エアチャック56aによって一対の全周クランプ56を充填ノズル18の外周に、かつその外側の部分の収納袋20の内面同士を所定の力で押し付けて密着させることができれば、特に制限的ではなく、従来公知のクランプの駆動用エアチャックなどを用いることができる。
このように、一対の全周クランプ56によって、充填ノズル18の外周に被せるような状態で吊下クランプ54によって吊下げ保持されている収納袋20を充填ノズル18の外周に密着させるとともに、その両側において収納袋20の内面同士を互いに押し付けて確実に密着させているので、粉体充填前においては、収納袋20内の空気を吸気孔46からパイプ49および空気室48を経て吸引装置によって吸引して排気し、充填前の収納袋20の内部同士を密着させ、その表裏を密着させることができ、粉体充填中においては、この状態の収納袋20内に、充填ノズル18の充填口44aから、嵩密度が高められた粉体を流動化させることなく、また嵩密度を低下させることなく、高い嵩密度のまま充填することができる。
計量装置60は、収納袋20に充填された粉体の重量を計量するものであり、充填ノズル18の後方(図2では右側)の位置に設けられている。この計量装置60は、充填ノズル18に吊下げた状態で保持されている収納袋20に充填される粉体の重量を、充填中に即時に、刻々と計測するもので、第2のスクリューコンベア16、充填ノズル18、収納袋吊下装置50およびこれらに取り付けられた部品等を一体で支持することによって、それらの総重量を計測し、粉体の充填による重量の増加分を計量することで、収納袋20に充填された粉体の重量を計量する。すなわち、第2のスクリューコンベア16、充填ノズル18および吊下装置50を一体的に構成するとともに、これらを力の作用に関して他から独立させて、一体に構成された第2のスクリューコンベア16、充填ノズル18、吊下装置50およびその内部の粉体の総重量を計量装置60で計測する。
なお、前述したように、第1のスクリューコンベア14と第2のスクリューコンベア16との間に設けられたゴムなどの可撓性の弾性体からなる接続部材42によって、第1のスクリューコンベア14が第2のスクリューコンベア16の重量を支えることがないように構成されている。ここでは、接続部材42は、計量装置60による充填量の計量のためにも重要かつ必要な部材であり、その剛性によって計測値に誤差が生じないようにするためにも、充分な可撓性を有している部材を用いるのが良い。なお、計量装置60としては、従来公知の各種の計量装置を利用することができる。
こうして、計量装置60は、吊下装置50の吊下クランプ54によって吊下げ保持されている収納袋20であっても、その充填量を高精度に実測することができる。
計量装置60は、収納袋20に供給された粉体の重量を測定して、第1のスクリューコンベア14を制御する。具体的には、充填開始時には、第1のスクリューコンベア14のスクリュー32の回転数を早くし、収納袋20に供給された粉体の重量が収納袋20に充填する所定の重量に近付いたときに、スクリュー32の回転を減速し、所定の重量に到達したときに、スクリュー32の回転を停止する。
一方、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38は、充填開始時から常時一定の高回転数で回転され、第1のスクリューコンベア14のスクリュー32の停止後も回転を継続して、第2のスクリューコンベア16と第1のスクリューコンベア14(接続部材42)との接続部36aの粉体をスクリュー38で掻き落とすために所定の短い時間を経過してから停止する。
このように、第1のスクリューコンベア14の停止に遅れて、第2のスクリューコンベア16を停止させることによって、第1のスクリューコンベア14と第2のスクリューコンベア16との接続部36aに充満している粉体が第2のスクリューコンベア16によって掻き落とされるので、停止後に少量の粉体が落ち続けたり、粉体が塊状になって落下することがなくなり、収納袋20への粉体の充填を素早く完了させることができ、かつ、高い精度で充填することができる。
また、第1のスクリューコンベア14のスクリュー32の回転数を上述のように制御することによって、第1のスクリューコンベア14の停止のタイミング、すなわち、充填終了のタイミングを高精度に制御することができ、高い充填精度を得ることができる。
なお、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38は、充填開始、あるいはその所定時間前から、充填完了(第1のスクリューコンベア14の停止の所定時間後)、あるいはその所定時間後まで、一定の速度で回転させればよいが、必要に応じて、第1のスクリューコンベア14のスクリュー32の回転を減速するのと同期して、第2のスクリューコンベア16のスクリュー38の回転を減速させてもよい。
なお、受け台62は、吊下装置50の一対の吊下クランプ54によって吊下げられた状態で吊下クランプ54とともに下降する充填後の収納袋20を受取り、その下側を支持するものである。なお、受け台62に受取られて載置された充填済収納袋20は、吊下装置50から搬出装置80に受渡され、搬出装置80の一対のクランプ82によってクランプされて搬送されるので、受け台62の表面は、低摩擦面、例えば金属鏡面であるのが好ましい。また、受け台62は、吊下クランプ54によって吊下げられたまま下降する充填後の収納袋20を受取ることができれば、どのようなものでも良く、例えば、図示例のように、板状であっても良いし、ローラ列からなる台であっても良い。
本発明の粉体充填装置10は、基本的に以上のように構成される。
次に、図1に示す収納袋供給装置70は、粉体充填包装システム1において、粉体充填装置10に対して、収納袋20の移動方向(図1の矢印x方向)の上流側に配置され、充填前の収納袋を保持して搬送する第1ステーションを構成する。図1および図4に示す供給装置70は、充填前の収納袋20を供給し、粉体充填装置10の吊下装置50の吊下クランプ54による吊下げ保持位置(受取位置)まで上昇させるものであって、一対の供給装置クランプ(以下、単にクランプという)72と、口開け装置74と、これらの一対のクランプ72および口開け装置74の移動装置(図示せず)とを有する。
一対のクランプ72は、収納袋20の移動方向(図1の矢印x方向)に所定間隔離間して配置され、多数の未使用の収納袋20が積み重ねられた集積部(図示せず)から1枚の未使用の収納袋20を取り上げて、収納袋20の上部開口の両側端より少し下側を両外側からそれぞれ把持して、収納袋20を両外側から吊下げ保持し、粉体充填装置10の吊下げ保持位置(受取位置)まで移動させるものである。さらに、吊下装置50の一対の吊下クランプ54が収納袋20の上端部を把持した後に、クランプ72は収納袋20の把持を解放する。このクランプ72は、未使用の収納袋20を吊下げて保持するものであるので、充填後の収納袋20を吊下げ保持する吊下クランプ54に比較すると強い把持力は不要であるが、吊下クランプ54と同様に、エアチャックや電磁チャック等によって一対の把持部を開閉し、未使用の収納袋20の両側端部を把持して吊下げ保持するものであれば良い。したがって、クランプ72としては、粉体充填前の収納袋20を吊下げ保持できれば、特に制限的ではなく、従来公知のクランプなどを用いることができる。
なお、この一対のクランプ72は、口開け装置74による口開けの際に収納袋20の上部開口に余分な力が加わり、収納袋20が破損しないように、その間隔を口開けの分だけ予め狭めておく必要がある。あるいは、一対のクランプ72の間隔を調整可能にしておいても良いし、さらには、一対のクランプ72は、互いに接離可能としても良く、この場合には、離間する方向にばね等により付勢しておくのがより好ましい。
口開け装置74は、一対のクランプ72によって吊下げ保持された収納袋20の表面および裏面の少なくとも一方を吸着して、これらを一対のクランプ72の配列方向と直交する離間方向(図1の矢印x方向と直交する方向)に移動させて口開けを行うもので、図4による例では、表面側および裏面側にそれぞれ2つの吸盤74aと、これらの2つの吸盤74aを支持する一対の支持アーム74bと、一対の支持アーム74bを離間する方向に移動させる駆動手段(図示せず)とを備える。口開け装置74においては、それぞれ2つの吸盤74aによって収納袋20の表面および裏面のそれぞれ2ヶ所を吸着して、一対の支持アーム74bを離間させて収納袋20の口開けを行う。なお、口開け装置74の一対の各2つの吸盤74aによる口開けのための吸着は、収納袋20の口開けされた上部開口に粉体充填装置10の充填ノズル18が確実に挿入される位置まで収納袋20が上昇した後であれば解放されても良い。もちろん、粉体充填装置10の全周クランプ56が障害にならない位置にあれば、吊下装置50の一対の吊下クランプ54によって収納袋20上端部が把持された後、一対のクランプ72による収納袋20の把持が解放される時点で、口開け装置74の各吸盤74aによる吸着を解放しても良い。
なお、口開け装置74の一方の支持アーム74bに取り付けられた2つの吸盤74aの少なくとも一方を用いて、上述した集積部に積み重ねられた1枚の未使用の収納袋20を吸着して取り上げても良い。なお、口開け装置としては、図示例の口開け装置74に限定されず、1つの吸盤によって口開けを行うものであっても良い。このような口開け装置としては、収納袋20の口開けができれば、特に制限的ではなく、従来公知の口開け装置などを用いることができる。
一対のクランプ72および口開け装置74の移動装置は、図示しないが、一対のクランプ72および口開け装置74を一体として移動させるもので、すなわち、口開け装置74によって口開けされ、一対のクランプ72によって吊下げ保持された未使用の収納袋20を、そのまま、上述した集積部から粉体充填装置10の充填ノズル18の外側の一対の吊下クランプ54による吊下げ保持位置(受取位置)まで移動させるとともに、一対の吊下クランプ54によって未使用の収納袋20がクランプされて、一対のクランプ72による未使用の収納袋20のクランプが解放された後、一対のクランプ72および口開け装置74を一体として受取位置から集積部まで移動させるものである。この移動装置は、収納袋20を集積部から受取位置まで移動できればどのようなものでも良い。すなわち、集積部から受取位置までの収納袋20の移動は、どのように行なっても良い。例えば、まず始めに、集積部から移動方向xおよび/またはその直交方向に水平移動させて粉体充填装置10の充填ノズル18の直下まで収納袋20を搬送し、その後上昇させて収納袋20の上部開口が充填ノズル18の外側を覆う受取位置まで収納袋20を搬送しても良いし、水平移動と上昇を交互にあるいは同時に行いながら、集積部から受取位置まで収納袋20を搬送しても良い。また、収納袋20を解放後、一対のクランプ72および口開け装置74を受取位置から集積部まで戻すための移動経路は、集積部から受取位置まで収納袋20を搬送する際の移動経路と同じであっても良いし、異なっていても良い。このような移動装置としては、公知の移動装置を用いても良いし、公知の水平移動装置や公知の上下動装置とを用いて構成しても良い。
次に、図1に示す収納袋搬出装置80は、粉体充填包装システム1において、粉体充填装置10に対して、収納袋20の移動方向(図1の矢印x方向)の下流側に配置され、充填後の収納袋を受取り、かつ保持して搬送する第2ステーションを構成する。搬出装置80は、粉体充填装置10によって粉体が充填され、受け台62に載置される位置まで降下された収納袋20を次工程、例えば、ヒートシール(口封)工程に受渡すためのものであって、一対の搬出装置クランプ(以下、単にクランプという)82と、一対のクランプ82の移動装置(図示せず)とを有する。
一対のクランプ82は、収納袋20の移動方向(図1の矢印x方向)に所定間隔離間して配置され、粉体充填装置10によって粉体が充填され、一対の吊下クランプ54によって吊下げ保持された状態で受け台62に載置される受渡位置まで降下された収納袋20の上部開口近傍の両外側をそれぞれ把持して、充填後の収納袋20を両外側から吊下げ保持するものである。なお、一対の吊下クランプ54による収納袋20の上端側の把持位置よりも直ぐ下側を一対のクランプ82が両外側から把持すると、直ちに一対の吊下クランプ54による収納袋20の把持は解放される。
このクランプ82は、吊下クランプ54と同様に、エアチャックや電磁チャック等によって一対の把持部を開閉し、充填後の収納袋20の両側端部を把持して吊下げ保持するものであれば良い。したがって、クランプ82としては、粉体充填後の収納袋20を吊下げ保持できれば、特に制限的ではなく、従来公知のクランプなどを用いることができる。
なお、この一対のクランプ82も、さらには、吊下装置50の一対の吊下クランプ54
も、収納袋20の破損防止のために、一対のクランプ72と同様に、互いに接離可能であり、離間する方向に付勢されているのが好ましい。
一対のクランプ82の移動装置は、図示しないが、一対のクランプ82を受渡位置から次工程(例えば、ヒートシーラによって充填後の収納袋20の上部開口をヒートシールする第3ステーション)まで移動させる、図示例では水平移動するものである。すなわちこの移動装置は一対の吊下クランプ54から充填後の収納袋20を受取り、これを一対のクランプ82によって吊下げ保持した状態で、受渡位置から次工程まで移動させるとともに、次工程の収納袋搬送機構(図示せず)の一対のクランプ84が充填後の収納袋20の上部を把持し、一対のクランプ82による把持が解放された後、一対のクランプ82を次工程から粉体充填装置10の充填ノズル18の直下の受渡位置まで移動させるものである。この移動装置は、収納袋20を一対のクランプ82により吊下げ保持したまま受渡位置から次工程まで移動できるとともに、収納袋20の把持を解放した一対のクランプ82のみを次工程から受渡位置まで戻すように移動できればどのようなものでも良い。したがって、受渡位置から次工程までの収納袋20の移動および次工程から受渡位置までの戻りは、次工程の収納袋搬送機構の位置に応じてどのように行なっても良いし、同じ移動経路であっても良いし、異なっていても良い。このような移動装置としては、公知の移動装置を用いることができる。
制御装置90は、粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80によって、本発明に係る粉体充填包装方法が実施されるように、粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80を制御し、その粉体の充填および包装動作を制御するものである。
本発明の粉体充填包装方法を実施する粉体充填包装システムは、基本的に以上のように構成されるが、以下に、制御装置90による粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80の粉体の充填および包装動作の制御を説明することにより、本発明の粉体充填包装システムの作用および本発明の粉体充填包装方法を説明する。
図5は、本発明の粉体充填包装方法の一実施例である制御装置90による粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80の粉体の充填および包装動作を示すフローチャートであり、図6は、粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80の各装置の要部ならびに収納袋20の移動を模式的に示す斜視図である。
制御装置90は、以下に示す各ステップを実行するように、粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80の各装置を制御する。
まず、図5に示すように、ステップS100において、図6に示す供給装置70(第1ステーション)において、例えば、口開け装置74の吸盤74aによって、集積部(図示せず)から1枚の未使用の収納袋20を取り上げ、一対のクランプ72によって、収納袋20の上部開口の両側端より少し下側を両外側からそれぞれ把持して、収納袋20を両外側から吊下げ保持するとともに、口開け装置74の一対の各2つの吸盤74aによって収納袋20の上部を口開けする。
次に、ステップS102において、供給装置70は、その移動装置(図示せず)によって、一対のクランプ72および口開け装置74を一体として水平および上方に移動させ、
図4および図7(a)に示すように、一対のクランプ72によって吊下げ保持され、口開け装置74によって口開けされた収納袋20を、粉体充填装置10の充填ノズル18の先端が収納袋20の上部開口に挿入される受取位置まで移動させる。
ここで、ステップS100およびS102は、本発明の移送ステップを構成する。
次に、ステップS104において、口開け装置74の各吸盤74aが吸着を解放して退避する。それと同時に、図7(b)に示すように、この受取位置において、粉体充填装置10の吊下装置50の一対の吊下クランプ54が、収納袋20の上端部を把持して吊下げ保持する。その直後に、図7(c)に示すように、供給装置70の一対のクランプ72は、収納袋20の把持を解放して退避する。その後、図7(d)に示すように、吊下装置50の一対の全周クランプ56が、一対の吊下クランプ54による収納袋20把持位置より下側において、収納袋20の上部開口を充填ノズル18の外周に密着させると共に、両外側の収納袋20の内面同士を密着させる。なお、この吊下ステップS104においては、吊下装置50の一対の吊下クランプ54による収納袋20の上端部の把持を容易にするために、充填ノズル18の外周への収納袋20の上部開口の密着を一対の全周クランプ56により先に行っても良い。
次に、ステップS106において、一対の吊下クランプ54によって吊下げ保持され、一対の全周クランプ56によって充填ノズル18の外周に密着された収納袋20の内部の空気を、充填ノズル18の吸気孔46から図示しない吸引装置によって吸引して排気し、図2に示すように、収納袋20全体の内面同士を密着させる。なお、このステップS106の粉体充填前に収納袋20全体の内面同士の密着を行わない場合には、一対の全周クランプ56は無くてもよいので、ステップS104における充填ノズル18の外周への収納袋20の上部開口の密着も行わなくても良い。
こうして、粉体充填装置10による粉体充填の準備が完了する。
次に、ステップS108において、粉体充填装置10は、第1のスクリューコンベア14および第2のスクリューコンベア16を駆動して、充填ノズル18から第2のスクリューコンベア16から送り出される粉体を、計量装置によって計量しながら、吊下装置50の一対の吊下クランプ54によって吊下げ保持された収納袋20に充填する。こうして、収納袋20に所定量の粉体が充填される。この充填ステップS108においては、充填時に収納袋20の内面同士が密着し、空気がほとんど無いので、嵩密度の高い粉体を収納袋20に充填することができる。
なお、ステップS106の収納袋20内の空気の吸引中および/またはステップS108の収納袋20への粉体充填中に、供給装置70は、退避したクランプ72および口開け装置74を未使用収納袋20の集積部近傍の待機位置(ホームポジション)に戻す。
次に、ステップS110において、粉体充填装置10による収納袋20への所定量の粉体の充填が終了すると、直ちに、図8(e)に示すように、一対の全周クランプ56が解放されて退避し、収納袋20の上部開口の充填ノズル18への密着が解除され、この後直ちに、吊下装置50の昇降シリンダ52が、収納袋20を一対の吊下クランプ54によって吊下げ保持した状態のまま、吊下装置本体53ともども、瞬時に、例えば略自由落下に近い状態で、収納袋20の下端部が受け台62に当たるまで降下させ、受け台62上に載置させる。こうして、収納袋20は、充填時の収納袋20の吊下げ位置(受取位置)から収納袋20を次工程に受渡す受渡位置まで、吊下装置50の一対の吊下クランプ54によって吊下げ保持されたまま一気に降下することができる。
次に、ステップS112において、図8(f)に示すように、受渡位置で一対の吊下クランプ54によって吊下げ保持された充填済収納袋20の上部を両外側から、搬出装置80の一対のクランプ82が把持して吊下げ保持できる状態になると、直ちに、図8(g)に示すように、一対の吊下クランプ54が充填済収納袋20の上部の把持を解放して退避する。こうして、搬出装置80による充填済収納袋20の次工程への送り出しが可能となる。
ここで、ステップS110およびS112は、本発明の下降ステップを構成する。
この後、ステップS114において、搬出装置80(第2ステーション)の一対のクランプ82が粉体充填装置10の一対の吊下クランプ54から充填済収納袋20を受取り、一対のクランプ82によって吊下げ保持された充填済収納袋20が受け台62の受渡位置から次工程、例えば、ヒートシール工程などの口封工程へ運び出される。この搬出ステップS114においては、搬出装置80によって、次工程まで充填済収納袋20の吊下げ搬送が行なわれるが、充填済収納袋20は次工程(第3ステーション)では、例えばヒートシーラなどの口封装置の搬送装置に引き渡される。なお、口封装置の搬送装置としては、搬出装置80と同様に、一対のクランプを用いても良いし、ベルトコンベアやローラ搬送装置などの公知の搬送装置を用いることができる。
なお、ステップS116において、充填済収納袋20が搬出装置80の一対のクランプ82によって吊下げ保持された後、充填済収納袋20の吊下げ保持を解放した吊下装置50の一対の吊下クランプ54および一対の全周クランプ56を一体として支持している吊下装置本体53は、昇降シリンダ52によって、受け台62の上方の受渡位置から未使用の収納袋20の受取位置まで上昇して、待機位置(ホームポジション)に待機する。
なお、本発明においては、搬出ステップS114と、移送ステップS100およびS102とを並行して実行しても良いし、移送ステップS100およびS102ならびに吊下ステップS104とを並行して実行しても良い。
さらに、本発明においては、搬出ステップS114と、移送ステップS100およびS102ならびに上昇ステップS116とを並行して実行することもできるし、移送ステップS100およびS102、吊下ステップS104ならびに上昇ステップS116とを並行して実行することもできる。
こうすることにより、本発明の粉体充填包装方法、および、本発明の粉体充填包装システムの粉体充填装置10、供給装置70および搬出装置80において粉体の充填および包装動作を効率よく、短時間で行うことができる。
以上、本発明に係る粉体充填包装方法および粉体充填包装システムについて、種々の実施形態および実施例を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態および実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や設計の変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明の粉体充填包装方法を実施する本発明の粉体充填包装システムの一実施形態の概略構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示す粉体充填包装システムに用いられる粉体充填装置の一実施形態の断面図である。 (a)および(b)は、それぞれ図2に示す粉体充填装置の充填ノズルおよびその近傍を示す断面図および下面図である。 図1に示す収納袋供給装置によって口開けされ、吊下げ保持された収納袋の状態を示す上面図である。 図1に示す粉体充填包装システムで実施される本発明の粉体充填包装方法の一例を示すフローチャートである。 図5に示す粉体充填包装方法を実施する図1に示す粉体充填包装システムの要部および収納袋の移動を模式的に示す斜視図である。 (a)〜(d)は、それぞれ、図6に示す収納袋供給装置から粉体充填装置の吊下装置への未使用収納袋の保持状態が変化する様子を示す上面図である。 (e)〜(g)は、それぞれ、図6に示す粉体充填装置の吊下装置から収納袋搬出装置への充填済収納袋の保持状態が変化する様子を示す上面図である。 従来の粉体充填装置の断面図である。
符号の説明
1 粉体充填包装システム
10 粉体充填装置
12 ホッパー
14 第1のスクリューコンベア
16 第2のスクリューコンベア
18 充填ノズル
20 収納袋
22 攪拌装置
23,35,41 脱気口部
23a,35a,41a フィルタ
23b,35b,41b 脱気管
24 回転軸
26 棒状の突起
28,34,40 モータ
30,36 外筒
32,38 スクリュー
36a 接続部
42 接続部材
44 充填孔
44a 充填口
46 気孔
48 空気室
49 パイプ
50 収納袋吊下装置(吊下装置)
51 支持体
51a レール
52 昇降シリンダ
53 吊下装置本体
53a 支持部材
54 吊下クランプ
54a 吊下クランプ用エアチャック
55 吊下クランプユニット
56 全周クランプ
56a 全周クランプ用エアチャック
56b 押圧部材
57 クランプユニット
60 計量装置
62 受け台
70 収納袋供給装置(供給装置)
72 供給装置クランプ(クランプ)
74 口開け装置
74a 吸盤
74b 支持アーム
80 収納袋搬出装置(搬出装置)
82 搬出装置クランプ(クランプ)
84 クランプ
90 制御装置

Claims (8)

  1. 底部が封止され、上部に開口を有する粉体充填前の収納袋を、収納袋供給装置の保持機構によって保持し、その口開け機構によって口開けしたまま、前記収納袋供給装置によって粉体充填装置の充填ノズルの下方に移送するとともに、その上方に位置する前記充填ノズルが前記収納袋の上部開口に挿入されるように、前記収納袋を前記収納袋供給装置から前記粉体充填装置が受取る受取位置まで上方に移送する移送ステップと、
    この受取位置において前記粉体充填装置の収納袋吊下装置によって前記収納袋を吊下げて保持させる吊下ステップと、
    前記粉体充填装置の縦型スクリューコンベアを駆動して、前記充填ノズルから該縦型スクリューコンベアから送り出される所定量の粉体を、前記収納袋に充填する充填ステップと、
    前記縦型スクリューコンベアによる前記収納袋への粉体充填終了後に、粉体充填後の前記収納袋を吊下げ保持したまま、前記収納袋吊下装置を前記受取位置から前記収納袋を次工程に受渡す受渡位置まで下降させるとともに、前記収納袋吊下装置による前記収納袋の吊下げ保持を解放させ、粉体充填後の前記収納袋を前記次工程へ送り出し可能とする下降ステップと、
    粉体充填前の次の収納袋を受取るために、前記収納袋の吊下げ保持の解放後、直ちに前記収納袋吊下装置を前記受取位置に上昇させる上昇ステップと、
    粉体充填後の前記収納袋を前記受渡位置から前記次工程へ運び出す搬出ステップとを有し、
    前記搬出ステップと、前記移送ステップおよび前記上昇ステップ、または前記移送ステップおよび前記上昇ステップならびに前記吊下ステップとを並行して実行することを特徴とする粉体充填包装方法。
  2. 前記下降ステップでは、粉体充填後の前記収納袋の上端部が把持されることで前記収納袋が前記収納袋が吊下げ保持され、その状態のまま前記受取位置から前記受渡位置まで下降する請求項1に記載の粉体充填包装方法。
  3. 前記搬出ステップでは、粉体充填後の前記収納袋の両側端が把持され、吊下げられた状態で前記受渡位置から前記次工程へ運び出される請求項1または2に記載の粉体充填包装方法。
  4. 前記移送ステップでは、粉体充填前の収納袋の両側端が把持され、吊下げられた状態で前記受取位置へ移送される請求項1〜3のいずれかに記載の粉体充填包装方法。
  5. 底部が封止され、上部に開口を有する、粉体充填前の収納袋を保持する保持機構、前記収納袋の上部開口を口開けする口開け機構ならびに前記収納袋を水平および垂直方向に移送する移送機構を備える収納袋供給装置と、
    所定量の粉体を送り出す縦型スクリューコンベアと、該縦型スクリューコンベアの先端に取り付けられ、該縦型スクリューコンベアから送り出される前記所定量の粉体を前記収納袋に充填する充填ノズルと、前記収納袋を吊下げて保持するとともに、粉体充填前の前記収納袋を前記収納袋供給装置から受取る受取位置と、粉体充填後の前記収納袋を次工程に受渡す受渡位置との間で上下移動可能な収納袋吊下装置とを備える粉体充填装置と、
    前記収納袋を前記受渡位置から前記次工程へ運び出す運送機構と、
    前記収納袋供給装置の前記保持機構、前記口開け機構および前記移送機構、前記粉体充填装置の前記縦型スクリューコンベア、前記充填ノズルおよび前記収納袋吊下装置、ならびに前記運送機構の動作を制御する制御装置と、
    を有する粉体充填包装システムであって、
    前記制御装置は、
    前記収納袋供給装置の前記保持機構によって保持され、前記口開け機構によって口開けされた粉体充填前の前記収納袋を、前記収納袋供給装置の前記移送機構によって前記粉体充填装置の前記充填ノズルの下方に移送するとともに、上方に位置する前記充填ノズルが前記収納袋の上部開口に挿入されるように、前記収納袋を上方の前記受取位置に移送し、
    この受取位置において前記収納袋吊下装置によって前記収納袋を吊下げ保持させ、
    前記粉体充填装置の前記縦型スクリューコンベアを駆動して、前記充填ノズルから前記所定量の粉体を、前記収納袋に充填し、
    前記粉体充填装置の前記縦型スクリューコンベアによる前記収納袋への前記所定量の粉体の充填が終了した後に、粉体充填後の前記収納袋を吊下げ保持したまま、前記収納袋吊下装置を、前記受取位置から前記受渡位置まで下降させるとともに、前記収納袋吊下装置による前記収納袋の吊下げ保持を解放させ、
    粉体充填後の前記収納袋の吊下げ保持の解放後、直ちに前記収納袋吊下装置を粉体充填前の次の収納袋を受取るために、前記受取位置に上昇させ、
    前記運送機構によって、粉体充填後の前記収納袋を前記受渡位置から前記次工程へ運び出すように制御することで、
    前記運送機構による粉体充填後の前記収納袋の前記次工程への運び出しと、前記収納袋供給装置による粉体充填前の前記収納袋の移送および前記収納袋吊下装置の前記受取位置への上昇、または前記移送および前記上昇ならびに前記粉体充填装置の前記収納袋吊下装置による前記収納袋の吊下げ保持とを並行して実行することを特徴とする粉体充填包装システム。
  6. 前記収納袋吊下装置は、粉体充填後の前記収納袋の上端部を把持する一対の吊下クランプを有し、前記一対の吊下クランプにより前記収納袋を吊下げ保持したまま、前記受取位置から前記受渡位置まで下降させる請求項に記載の粉体充填包装システム。
  7. 前記運送機構は、粉体充填後の前記収納袋の両側端を把持する一対の搬出クランプを有し、前記一対の搬出クランプにより前記収納袋を吊下げた状態で前記受渡位置から前記次工程へ搬出する請求項5または6に記載の粉体充填包装システム。
  8. 前記収納袋供給装置は、粉体充填前の収納袋の両側端を把持する一対の移送クランプを有し、前記一対の移送クランプにより前記収納袋を吊下げた状態で前記受取位置へ移送する請求項5〜7のいずれかに記載の粉体充填包装システム。
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