JPH11292001A - 食品の自動包装装置および方法 - Google Patents

食品の自動包装装置および方法

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JPH11292001A
JPH11292001A JP10357770A JP35777098A JPH11292001A JP H11292001 A JPH11292001 A JP H11292001A JP 10357770 A JP10357770 A JP 10357770A JP 35777098 A JP35777098 A JP 35777098A JP H11292001 A JPH11292001 A JP H11292001A
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pouch
food
filling
bag
opening
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JP10357770A
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Yuzuru Hirayama
弓弦 平山
Teru Oda
輝 小田
Takehiko Uchida
武彦 内田
Akira Umehara
晃 梅原
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Ajinomoto Co Inc
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の自動包装方法による食品の製造時に生じ
る焦げ付きを防止し、またそのようにして製造された包
装食品をパウチ入りのまま電子レンジなどで解凍や調理
などの目的で加熱した時に生じる焦げ付きを防止するこ
と。 【解決手段】給袋、開口、固形物および/または液汁の
充填、必要による脱気、ヒートシールおよび排出の各工
程を行う手段を含む食品の自動包装装置であって、開口
工程により開口した袋の内面に離型油を噴霧塗布してか
ら充填工程を行うための離型油噴霧手段を具備すること
を特徴とする装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品の包装装置お
よび方法、さらに詳しくは、給袋、開口、充填(貝など
の固形物および/またはつゆ、たれなどの液汁(この液
汁には、食肉、野菜などの入ったカレーなどの流動物も
含まれる))、必要による脱気、ヒートシールおよび排
出の各工程をこの順で行う手段を含む従来周知の食品の
自動包装装置、および前記諸工程を前記の順で含む従来
周知の食品の自動包装方法の改良に関する。ここに、改
良点は、そのような従来装置において、開口工程に付さ
れて開口した袋の内面に離型油を噴霧してから固形物ま
たは/および液汁の充填工程を行うための離型油噴霧手
段を備えたこと、およびそのような従来方法において同
様目的の離型油噴霧工程を加えたことである。本発明
は、さらに、このような改良装置を使用してまたは改良
方法を用いて作成することのできる自動包装食品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現今、多種多様の包装食品が出回ってい
る。例えば、らっきょう、きゅうりなどの漬物、山菜、
惣菜、佃煮、ハンバーグ、ミートボール、コーヒー、ナ
ッツ類、水産加工品等である。そして、これらは、常温
流通品、レトルト食品、チルド流通品、冷凍食品など適
宜の流通形態で流通に置かれている。
【0003】これらの包装食品の多くは、通常、自動包
装機を使用し、具、汁、たれなどを袋詰めして製造され
る。自動包装機における主要な工程(手段)は、給袋、
開口、充填(固形物および/または液汁)、必要による
脱気、シールおよび排出である。
【0004】さて、このような自動包装方法が包装製品
の性質上脱気工程が不要な場合は、通常、脱気工程(手
段)を除く前記の全工程(手段)を1つのロータリーテ
ーブルで行うことのできる1テーブル方式が採用されて
いる。
【0005】しかしながら、シールした包装製品が後に
殺菌や喫食の目的で蒸煮や熱湯中ボイルなどの加熱が必
要とされる場合は、そのような包装製品の容器(袋、パ
ウチ)内に食品とともに空気が入っていたのではそのよ
うな加熱に不都合があって、その場合に脱気工程が必要
となる。ところが、脱気工程は、これに先行する給袋、
開口および充填の各工程(手段)に比較して顕著に長時
間を要するので、脱気工程が必要な場合は、通常、2つ
のロータリーテーブルを使用し、一方のテーブルで給袋
から充填までを行い、ここで内容物を充填した包装容器
は他方のテーブルへ受け渡され、このテーブルで長時間
を要する脱気工程に付され、次いでシールされ、排出さ
れる(2テーブル方式)。
【0006】これを詳述すると、例えば自動包装機がい
わゆる間歇作動ロータリーテーブル方式(2テーブル方
式)のものとしては、例えば、東洋自動機(株)の「自
動真空包装機TVPシリーズ(TVP−E3)」を挙げ
ることができるが、この装置では、中間包装品を一方の
テーブル(充填ロータリーテーブル)から他方のテーブ
ル(脱気ロータリーテーブル)への受け渡し(受け入
れ)工程が必要となる。この方式では、まず、充填テー
ブルへパウチ(袋)を供給し(給袋)、要すれば製造年
月日などの印字をしてからパウチを開口し、これに具な
どの固形物やつゆ、たれなどの液汁(流動物を含む)を
充填し、要すれば口を閉じて、脱気テーブルへ受け渡
し、これを受け入れた脱気テーブルでは、脱気してヒー
トシールなどの方法によりシールし、コンベアーなどへ
排出する。
【0007】この排出物は、製品によってはチルド流通
あるいは凍結して冷凍食品の形態で流通に置くことがで
きる。
【0008】なお、ロータリーテーブル方式は、省スペ
ースなどの観点からは有利であるが、固定台を使用し
て、直線タイプで流れ作業式に前記の各工程を行って自
動包装食品を作成することももちろん可能であり、この
ような作成方法(装置)も本発明の範囲内に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上に説明し
たようにして製造される自動包装食品は、パウチの材質
と充填食品の組み合わせによっては、製造工程における
ヒートシールによる加熱や調理時においては包装冷凍食
品の包装のままでの電子レンジなどによる解凍や喫食の
ための加熱でヒートシール部分や電磁波により局部的に
過熱した、固形物および/または液汁と包材の接触部分
に焦げ付きの生ずることがある。自動包装食品の包材の
最内側層(ヒートシール層)は、通常、(変性)ポリエ
チレンやポリプロピレンなど(を含むラミネートフィル
ム)であるが、上のような焦げ付きは、このような(ラ
ミネートフィルムの)ポリエチレンやポリプロピレンと
充填された食品のつゆやたれなどの液汁に含まれる炭水
化物との加熱反応によるものと推測される。
【0010】このような焦げ付きは、包装食品の包装に
ダメージを与えることにもなりかねず(密閉不良)、ま
た内容物である食品の品質を低下させることにもなりか
ねない。
【0011】このような事情の下において、本発明の目
的は、従来の、先に説明したような自動包装方法による
包装食品の製造時に生じる焦げ付きを防止し、またその
ようにして製造された包装食品をパウチ入りのまま電子
レンジなどで解凍や調理などの目的で加熱した時に生じ
る焦げ付きを防止する方法の開発、提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前項記載の
目的を達成すべく鋭意研究の結果、包材の内面に油(離
型油)を適当量噴霧塗布することによりヒートシール層
の材料と充填食品の液汁との加熱反応により生じるもの
と考えられる焦げ付きを防止することができることを見
いだし、このような知見に基づいて本発明を完成した。
【0013】すなわち、本発明は、給袋、開口、固形物
および/または液汁の充填、必要による脱気、ヒートシ
ールおよび排出の各工程を行う手段を含む食品の自動包
装装置であって、袋形状を含む包装容器の開口工程、開
口した該容器の内面への離型油噴霧塗布工程、および食
品の充填工程を順次行うため、離型油噴霧手段を具備す
ることを特徴とする装置、および給袋、開口、固形物お
よび/または液汁充填、必要による脱気、ヒートシール
および排出の各工程を含む食品の自動包装方法であっ
て、開口工程により開口した袋の内面に離型油を噴霧塗
布してから充填工程を行うことを特徴とする方法、並び
に前記の装置を使用してまたは前記の方法を用いて作成
することのできる自動包装食品に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】先に説明したような焦げ付きを生じる包装
食品の包材(パウチ)は、通常、ラミネート材からな
り、その最内面層(最内側層)はポリエチレンもしくは
ポリプロピレンのフィルムである。このようなパウチの
外側層は、通常、冷凍食品の包装容器(パウチ)の場合
は、ポリエチレンまたはポリプロピレンのフイルム上に
積層された、ナイロン層もしくはポリエステル(PE
T)層またはこれらのラミネートフイルム層であり、そ
してレトルト食品の包装容器(レトルトパウチ)の場合
には、同じくポリエチレンまたはポリプロピレンのフィ
ルム上に積層された、ナイロン層/遮光もしくは/およ
びガスバリアー層/ポリエステル層(最外側層)であ
る。遮光もしくは/およびガスバリアー層としては、例
えばアルミニウム箔を挙げることができる。また、積層
の順序を一部変更して、遮光もしくは/およびガスバリ
アー層の上にナイロン層およびポリエステル層をこの順
序に積層したものでもよい。
【0016】本発明の食品の自動包装装置および方法に
おけるパウチの形状には特別の制限はなく、平袋および
自立袋のいずれも使用することができる。
【0017】ポリエチレンもしくはポリプロピレンのフ
イルムを最内側層にもつパウチを使用して作成する自動
包装食品で、製造時にまたはその後の加熱時に焦げの生
ずる食品としては、炭水化物を含む、つゆ、たれ、各種
のソースなどの液汁を添えた食品やカレーなどの流動物
(広義の液汁)を挙げることができる。これらの食品の
具体例としては酢豚、豚や牛の角煮、ソースをかけたハ
ンバーグ、ソースをかけたスパゲッティ、ソースをかけ
たミートボール、チリソースをかけたエビ団子、カレー
などを挙げることができる。
【0018】離型油としては、上述の目的を達成できる
単離油または混合油であれば特に限定されない。
【0019】パウチは、脱気工程(手段)を必要とする
場合の、2テーブル方式では、例えば、前記の充填ロー
タリーテーブルに付設された平袋のパウチマガジンから
1個ずつ真空吸着方式などの取り出し及び移送により充
填テーブルグリッパーへ供給される。供給されたパウチ
は、例えば平袋であれば両外側面を真空吸着方式で両外
側方向へ引張って開口しまたはこれにエアブローを併用
して開口するなど、適宜の方法で開口することができ
る。
【0020】従来はこのようにして開口したパウチに直
ちに内容物を充填するのだが、本発明の装置(方法)で
は、内容物の充填に先立ち、菱形、楕円形、円形などの
形状で開口したパウチの内面に離型油を適当量噴霧塗布
する。
【0021】離型油の噴霧は、圧力エネルギーまたは気
体エネルギーを用いるアトマイザーで行うのがよい。圧
力エネルギーを用いるアトマイザーの場合は、被噴霧流
体である離型油のみを噴出させる一流体ノズルを使用す
る。また、気体エネルギーを用いるアトマイザーの場合
は、離型油とエアーなどの気体とを同時に噴出させる二
流体ノズルを使用する。因みに、粘度の低い離型油の噴
霧には一流体ノズルでもよいが、高粘度離型油の噴霧に
は通常二流体ノズルが適する。
【0022】噴霧のパターンも、菱形、楕円形、円形な
どの開口時の開口部の形状によっても変わるパウチの内
部形状に対応して、ラウンドスプレーパターン、フラッ
トスプレーパターン、フルコーンタイプ、ホロコーンタ
イプなどからパウチの内面全面に均等に離型油を噴霧す
るのに適当なパターンを選ぶことができる。
【0023】スプレー高さ(図2において、スプレーノ
ズル21とパウチ24上端の距離h)や噴霧角αなど
も、パウチの外へ噴霧が過度に飛散することのないよう
に適当に定める。スプレー高さhは、例えば上下可動式
アームにスプレーガンを支持させ、このアームを上下に
動かすことで調節することができる。噴霧角(スプレー
角α)は、ノズルのエアーキャップの開口部の形状や噴
霧圧を変えることで調節することができる。スプレー高
さhと噴霧角αを図2に例示する。
【0024】スプレーノズルおよび/またはエアーブロ
ーを上下方向に可動式にしておくと、離型油の噴霧は効
率的である。噴霧開始に先立ち、ノズルを開口した袋内
部に挿入しておき噴霧開始と同時にノズルを上方に移動
すればよい。この場合上方への移動距離をあらかじめ設
定しておけば袋外に噴霧することはない。開口袋上部に
位置したノズルより下方向に離型油のロスがなくかつ袋
開口部内(ヒートシール部)外を汚すこともない。
【0025】噴霧工程は、開口工程と充填工程の間に独
立して設置するのが望ましいが、包装機の構造、制御、
設置場所等の制限で独立して設置することが困難である
場合は、開口工程内に噴霧装置を設置しても良い。その
場合は、スプレーノズル21を備えたスプレーガン22
とパウチ開口用のエアーブロー用エアーノズル23はど
ちらもパウチ(の真空吸着器25で開口された)開口部
の真上に位置して互いに垂直方向に連なると作動効率が
良い。どちらが下位に位置してもよいが、上位のノズル
が動作する場合、下位のノズルが妨害することになる。
これを避けるためにスプレーガンを水平可動式アームに
支持させておいてエアーブローの時はその妨げとならな
いようにアームを水平方向に動かしてスプレーガンをエ
アーブローの通路から外す。水平可動式アームと前記の
上下可動式アームを組み合わせ、この妨害を解消するこ
とが可能である。
【0026】二流体スプレーの場合は、スプレー用エア
ーとパウチの開口用エアーとを相互に兼ねさせることが
できる。このようにした場合のノズルの構造の概念を図
2に例示する。このような構造を採用したときは、開口
時にはエアーのみを噴出させることは言うまでもない。
【0027】このようにしてパウチの内面に離型油を噴
霧塗布する場合、塗布量は噴霧時間を変えることによっ
ても調整することのできることはもちろんである。
【0028】パウチ内面への離型油の適当な噴霧塗布量
は、パウチの材料であるラミネートフイルムの、パウチ
の最内面層となっているフイルムの材質や充填する食品
の具材、たれ、汁、などによって異なるが、油厚を例え
ば10〜20μmとすることができる。
【0029】このように離型油を内面に噴霧塗布した後
に開口パウチに固形物および/または液汁の充填、脱
気、ヒートシールおよび排出の工程を行うが、これらの
工程は全て従来法に準じて行うことができるので、これ
以上の特別の説明は不要である。なお、固形物および液
汁の両者を充填するときは、この順に充填するのが好ま
しいことはもちろんである。固形物は予め定量にしたも
のをホッパーを介して開口したパウチに充填し、そして
液汁は予め特別に定量せずとも定量ポンプによりノズル
を介して充填することができる。カレーなどの流動物
は、液汁と同じく定量ポンプによりノズルを介して充填
することができる。
【0030】以下、本発明の方法を図1に例示する本発
明の装置の一例(概念図)に則してより具体的に説明す
る。
【0031】図1に置いて、Aは充填ロータリーテーブ
ルで、そしてBは脱気ロータリーテーブルである。
【0032】先ず、平袋のパウチは、パウチマガジン
(a)から給袋用バキュームパット(b)およびグリッ
パー(c)により取り出されて充填ロータリーテーブル
Aにセットされた後、開口用バキュームパット(d)お
よび開口用エアーノズル(e)よりのエアーにより開口
される。
【0033】このようにして開口したパウチの内面に噴
霧用ノズル(f)を介して離型油を噴霧する。これは、
離型油供給管(g)と空気供給管(h)を具備してい
る。
【0034】離型油を噴霧塗布されたパウチは、その
後、固形物投入用ホッパー(i)を介して固形物が充填
され、そして液汁充填用ノズル(j)を介して液汁が注
入される。固形物および/または液汁の充填を終了した
パウチは、受け渡し工程(手段)(6)により脱気ロー
タリーテーブルBに移動する。
【0035】移動したパウチは、脱気ロータリーテーブ
ルBにおける真空チャンバー(k)に収められ、真空チ
ャンバーの蓋(l)をし、脱気処理に付せられる。脱気
処理終了後は、ヒートシールされ、排出コンベア(m)
により製造ライン外へ排出される。
【0036】これらの操作を工程順に整理すると、給袋
工程(1)、開口工程(2)、噴霧工程(3)、固形物
充填工程(4)、液汁充填工程(5)、受け渡し工程
(6)、脱気工程(7〜11)、ヒートシール工程(1
2)、そして排出工程(13)ということになる。
【0037】以上、2(ロータリー)テーブル方式の自
動包装機による食品の自動包装を想定して、これを詳細
に説明したが、1(ロータリー)テーブル方式および固
定台を使用する直線タイプの流れ作業方式の自動包装
は、脱気工程を欠く他は2(ロータリー)テーブル方式
と同様に行うことができるので、当業者であればこれ以
上の説明は不要である。
【0038】本発明の装置を使用してまたは本発明の方
法を用いて作成した自動包装食品は、先に説明したよう
に、常温流通品、レトルト食品、チルド流通品、冷凍食
品など適宜の流通形態で流通に置かれるが、これらの流
通形態中、ヒートシールした製品がその後喫食などのた
めに加熱される機会の多い冷凍食品やレトルト食品にお
いて本発明の効果の奏されることが顕著である。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する。
【0040】実施例1 菱形形状に開口させたパウチ(材質:ナイロン25μm
/ポリプロピレン50μmラミネートフィルム、外寸
法:150×190mm、内寸法:134×165m
m)の内面に、液キャップおよびエアーキャップを装着
した「自動スプレーガン1/4JAUH」(スプレーイ
ングシステムス社製)をマニュアル操作で使用して「離
型油DEV」(不二製油(株)製)を噴霧したところ
(スプレー高さ:70mm、液圧力:0.9kg/cm
2、エアー圧力:0.5kg/cm2、噴霧時間:0.
5秒、そして噴霧量:0.8g)、パウチ内面塗布量は
0.6〜0.7gとなった。
【0041】このように離型油を内面に噴霧塗布したパ
ウチを用いて試作した酢豚の冷凍食品は、電子レンジ耐
性を評価したところ(N=42)、焦げ付きは生じるこ
となく全て合格であった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば製造時の加熱工程におい
ても、製品の食事に供するための電子レンジ加熱におい
ても焦げ付きの生じることのない包装食品を容易に作成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食品の自動包装装置の一例を示す(概
念図)。
【図2】スプレー用エアーとパウチ開口用エアーとを相
互に兼ねさせた二流体スプレーのノズルの構造の概念図
を示す。
【符号の説明】
A 充填ロータリーテーブル B 脱気ロータリーテーブル a パウチマガジン f 離型油噴霧用ノズル i 固形物投入用ホッパー j 液汁充填用ノズル 6 受け渡し手段(工程) m 排出コンベア 21 スプレーノズル 22 スプレーガン 23 エアーノズル 24 パウチ(平型) 25 真空吸着器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 武彦 群馬県邑楽郡大泉町吉田1210−5 味の素 フレッシュフーズ株式会社商品開発センタ ー内 (72)発明者 梅原 晃 群馬県邑楽郡大泉町吉田1210−5 味の素 フレッシュフーズ株式会社商品開発センタ ー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給袋、開口、固形物および/または液汁の
    充填、必要による脱気、ヒートシールおよび排出の各工
    程を行う手段を含む食品の自動包装装置であって、袋形
    状を含む包装容器の開口工程、開口した該容器の内面へ
    の離型油噴霧塗布工程、および食品の充填工程を順次行
    うため、離型油噴霧手段を具備することを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項2】該離型油噴霧手段が圧力エネルギーまたは
    気体エネルギーを用いるアトマイザーであることを特徴
    とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】給袋、開口、固形物および/または液汁の
    充填、必要による脱気、ヒートシールおよび排出の各工
    程を含む食品の自動包装方法であって、開口工程により
    開口した袋の内面に離型油を噴霧塗布してから充填工程
    を行うことを特徴とする食品の自動包装方法。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の装置を使
    用してまたは請求項3に記載の方法を用いて作成するこ
    とのできる、包装容器の袋の内面に離型油が噴霧されて
    いることを特徴とする冷凍食品またはレトルト食品。
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