JP4785042B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関し、更に詳しくは、目標調理温度を複数段階で設定表示可能な温度表示機能を備えた加熱調理器に関するものである。
従来、一般に知られている加熱調理器としては、例えば、被調理物が収容された調理鍋やフライパンなどの調理容器の底部を、ガスバーナに近接して設けられる温度センサーに当接させ、この温度センサーによる検出温度が所定の調理温度に一致するようにガスバーナの加熱量を調節することができるようにしたものが実用に供されている。このような加熱調理器によれば、使用者にとって被調理物の調理温度の調節が容易となり、またフライパンなどによる油揚物の調理の場合には、その油温を一定に保持することが容易であるため、揚物を調理するのに特に適している。
ところで、このような加熱調理器においては、従来一般には、7セグメントデジタル表示のLED発光素子タイプの温度表示器を備え、1℃単位で目標調理温度を設定することが可能な温度設定方式が多く採用されていた。しかし、このような7セグメント表示のLED素子を用いた温度表示器では、一定面積以上の表示スペースが必要となり、温度表示器の小型化が困難であるという問題点もあった。また、1℃単位の温度設定作業は、10℃、20℃と設定温度の上下幅が大きくなると、使用者にとって煩わしいという問題点もあった。
そこで、最近では3段階の調理温度(例えば160℃、180℃、200℃)を予め設定しておき、これらの調理温度にそれぞれ対応した3個の単光式LED素子と、温度設定用の操作スイッチを設け、該操作スイッチが操作されるたびに、3段階の調理温度を1段階ずつ切り替えると共に、調理温度に対応するLED素子を点灯させる加熱調理器も実用に供されている。この加熱調理器においては7セグメント表示のLED素子を用いることなく調理温度を報知することができるため、温度表示器の小型化に寄与することができる。加えて、調理温度が所定幅ずつ切り替わるため、使用者の調理温度への設定が迅速になるという利点もある。
しかし、このような単灯発光素子による加熱調理器によれば、設定可能な調理温度が複数段階に限られている(例えば、3個の発光素子であれば3段階)ため、調理に最適な温度と、設定可能な調理温度とが必ずしも一致するとは限らないという問題点がある。このような場合、設定可能な調理温度ではない温度で調理したい場合には、それに近い設定可能な調理温度で調理するしかないこととなる。そこで、調理温度を設定する操作ボタンの押圧操作が所定時間以上続いたとき、あるいは当該操作ボタンを他のボタン等と同時操作したとき、設定温度補正モードに入り、この補正モードにて設定温度の補正を行うことにより、予め設定した設定温度以外の温度を、調理温度として設定できるようにした技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このような補正モードにて調理温度を設定する場合には、調理温度に対応するLED素子を備えていないため、通常の調理温度の表示とは異なる表示方式を採用しなければならない。この表示方式として、特許文献1では補正前の設定温度に対応したLED素子を点滅させる第1の表示方法、補正前の設定温度と次の段階の設定温度に対応したLED素子を組み合わせて点灯させる第2の表示方法、補正の有無によりLED素子の発光色を変更させる第3の表示方法、補正の有無に応じて点灯させるLED素子を別個設ける第4の表示方法が開示されている。
特開2005−61718号公報
しかしながら、特許文献1のような補正モードにて、設定温度の補正を行う方法では、補正モードに入るために特別な操作を行う必要があり、操作性が良くないという問題点がある。
しかも、当該補正モードにて設定された調理温度を表示する方法にも問題がある。例えば第1の表示方法では、例えば160℃からの補正モードに入って170℃を調理温度として設定した場合、それよりも低い温度である160℃に対応するLED素子が点滅することになる。よって、目標よりも低い温度が設定されているような違和感を使用者に与えかねない。
また、第2の表示方法を採用した場合、例えば170℃を調理温度として設定したとすれば160℃と180℃のLED素子が点灯することになるが、このような表示方法では消費電力が大きくなり、電池の交換頻度が多くなるという問題点がある。さらに、複数のLED素子を単に点灯させる方式では、第1の表示方法同様、使用者の違和感が大きい。
また、第3の補正の有無によりLED素子の発光色を変更する表示方法を採用するとすれば、単価の高いLED素子を用いることとなり、単価が嵩むこととなる。
さらに、第4の補正の有無まで表示する方法では、LED素子数の増加によりコストが増すことや、スペース的にも圧迫するという問題が発生する。
本発明が解決しようとする課題は、できる限り少ない発光素子にて数多くの目標調理温度を使用者の違和感なく表示することができ、かつ消費電力を抑えることができる温度表示器を備えた加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る加熱調理器は、複数段階の表示温度にそれぞれ対応した複数個の単灯発光素子を有する温度表示手段と、前記各表示温度と同じ温度、および、各表示温度のちょうど中間の温度のいずれかに目標調理温度を設定することが可能な調理温度設定手段と、前記各表示温度と同じ温度に目標調理温度が設定された時には、その目標調理温度に対応した単灯発光素子を所定の輝度で点灯させ、前記各表示温度のちょうど中間の温度に目標調理温度が設定された時には、該目標調理温度の前後の表示温度に対応する単灯発光素子の両方を前記所定の輝度よりも輝度を低くして点灯させるか、または両方を点滅させる発光制御手段と、を備えることを要旨とするものである。
また、本発明における加熱料理器は、設定された目標調理温度を記憶する調理温度記憶手段をさらに備え、前記調理温度設定手段は、前記調理温度記憶手段により最後に記憶された目標調理温度次回調理温度設定時の最初の目標調理温度として設定することが望ましい。
また、前記加熱調理器において、前記調理温度設定手段により設定される目標調理温度を順次切替えて入力する一つの調理温度入力手段をさらに備えることが望ましい。
本発明の請求項1に係る加熱調理器によれば、目標調理温度の切替え操作がなされるたびに、目標調理温度が所定の温度幅ずつ順次切り替わるため、目標調理温度の迅速な切り替えが可能となり使用者にとって使い勝手が良い。また、単灯発光素子の個数よりも多数の温度表示ができるので、部品点数の増加が抑えられ、製品コストの増加に繋がることがない。
また、目標とする調理温度を、単灯発光素子で表示される表示温度とは異なる温度に設定しようとする場合には、その目標調理温度の前後の表示温度に対応する単灯発光素子を通常表示時よりも低い輝度で両方点灯させるか、もしくはそれら単灯発光素子を両方点滅させることにより、使用者は視覚的に何度に目標調理温度が設定されているかを誤ることなく認識することができ、使用者に与える使用上の違和感はほとんどなく、消費電力は低く抑えられることになる。
さらに、前回操作時の最後に設定した目標調理温度が、次回の最初の目標調理温度として設定されるようにすると、調理温度の変更頻度が低い場合には、煩わしい温度設定作業の回数を大幅に減少させることが可能となる。
また調理温度入力手段(切替スイッチ)を一つにすることで、操作スペースの低減、及び使用者が迅速に目標調理温度を設定できるという利点がある。
次に、本発明の一実施形態に係る加熱調理器の具体的な実施形態として、テーブルコンロを例に図面を参照しつつ説明する。
図1は、一実施形態としてのテーブルコンロを示したもので、図1(a)はその平面図、図1(b)はその正面図を示しており、図2には、そのテーブルコンロの制御系を示す全体的な概略構成図が示され、更に図3には、そのテーブルコンロの前面に設けられる操作・表示パネル面の目標調理温度を表示等するための各種表示ランプや操作スイッチ類の配列状態が詳細に示されている。
本実施形態に係るテーブルコンロ1は、トッププレート2の上面に左右2個のコンロ部3,4が設けられ、各コンロ部3,4にはそれぞれ調理容器等が載置される五徳6,7が備えられる。また、このテーブルコンロ1の前面中央には、焼き魚などの調理のためのグリル5が設けられている。
前記左コンロ部3は、図2に示されるように、そのバーナーヘッド10aがトッププレート2の向かって左側の開口内に臨んで設けられた左コンロバーナ10を備え、この左コンロバーナ10への燃焼用ガス供給用のガス管11には、上流側から順に、コックスイッチ12、セーフティバルブ13、キープソレノイドバルブ14が設けられている。また、左コンロバーナ10の中央には、上端が五徳6に載置された図示されない調理容器の底部に当接されて、その調理容器の鍋底温度を検出するサーミスタ15が設けられている。また左コンロバーナ10の近傍には、燃焼用ガスの点火を検知する熱電対16およびイグナイタによるガス点火用の電極17が併設されている。
一方、前記右コンロ部4も左コンロ部3と同様、バーナヘッド20aがトッププレート2の右側の開口内に臨んで設けられた右コンロバーナ20と、この右コンロバーナ20への燃焼用ガス供給用のガス管21に上流側から順に設けられるコックスイッチ22およびセーフティバルブ23と、右コンロバーナ20の近傍に併設される熱電対26および点火電極27を備える。
また、前記グリル5は、グリルバーナ30,30と、グリルバーナ30,30への燃焼用ガス供給用のガス管31に設けられるコックスイッチ32、セーフティバルブ33と、グリルバーナ30,30の近傍に設けられる熱電対36,36及び点火電極37,37を備えるものである。
テーブルコンロ1の前面パネル8の左端部上部には、図3に示されるように、揚物モード等への移行、目標調理温度の設定等を行うとともに、設定された目標調理温度等を表示するための各種表示ランプや、操作スイッチ類を備えた、操作・表示パネル9が埋め込まれている。なお図1(b)中、符号18,28,38が付されるものは、左コンロ部3、右コンロ部4、グリル部5の点火スイッチである。
ここで、ガスコンロ1は、調理モードとして、調理容器の油温度を目標調理温度付近に保持し、揚物調理に最適な状態にする揚物モードのほか、米の炊飯を行うために火加減を適宜調節する炊飯モード、湯沸を行うための湯沸かしモードを備えており、図3に示す操作・表示パネル9の上側には、各々のモードに移行するためのモード選択部41が、下側にはタイマー設定を行うためのタイマー設定部42がそれぞれ設けられている。
前記モード選択部41は、揚物モードへ移行するための移行スイッチの役目と、目標調理温度を切替えるための切替スイッチの役目を兼ねた揚物スイッチ43と、160℃、180℃、200℃の三段階の温度にそれぞれ対応する、160℃表示用のLED素子44a、180℃表示用のLED素子44b、200℃表示用のLED素子44cを有し、揚物スイッチ43の上方には、揚物モードの解除等を行うための取り消しスイッチ45が設けられている。また、揚物スイッチ43の下方には、炊飯モード・湯沸モードに移行するための炊飯/湯沸スイッチ46が設けられ、この炊飯/湯沸かしスイッチ46の脇には、炊飯モード、湯沸モードに移行した際に点灯される炊飯モード表示用のLED素子47a、湯沸モード表示用のLED素子47bが付設されている。
また、テーブルコンロ1の内部にはコントローラ50が設けられており、このコントローラ50には、前記サーミスタ15、各コックスイッチ12,22,32、セーフティバルブ13,23,33、熱電対16,26,36,36、点火電極17,27,37,37、キープソレノイドバルブ14、ブザー51及び操作・表示パネル9の図示されない基板が接続されている。なお、図中符号IGが付されるものはイグナイタであり、52が付されるものは、電源供給用の電池である。
前記コントローラ50は、周知のCPUと、RAM・ROM等からなる記憶部と、I/O部(図示せず)の他、前記左コンロ部3のサーミスタ15の温度検出回路、左右コンロ部の熱電対16,26(図示表示されるグリル部の熱電対を含む。)ごとにそれぞれ設けられる炎検知回路、タイマー回路等を備えている。前記ROMには、このテーブルコンロ1の各種制御プログラムが記憶され、またRAMには、前記操作・表示パネル9の各種スイッチの操作により設定された目標調理温度などが順次記憶されることとなる。このコントローラ50は、コンロバーナ10,20、グリルバーナ30,30の点火、前記揚物モード等への移行、揚物モード時における目標調理温度の設定、コンロ3,4、グリル5のタイマー設定、取り消しスイッチ45が押圧操作されたときのモード設定・タイマー設定のキャンセル、各目標調理温度表示用LED素子(160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44c等)の発光制御等を行う。なお、実際には、炊飯モード、湯沸かしモードへの移行、タイマー設定、炊飯モード表示用LED素子、湯沸モード表示用LED素子、タイマー用LED素子53a、53bの発光制御もコントローラ50にて行われるが、本発明の趣旨とは直接的に関わりがないため、その詳細な説明を省略するものとする。
前記コントローラ50の記憶部であるROMには、予め設定された複数段階(本実施形態においては5段階)の設定温度等が記憶されている。ここで、設定温度としては、160℃、170℃、180℃、190℃、200℃の5段階が予め設定されており、前記コントローラ50は、前記揚物スイッチ43の押圧操作が行われるたびに、160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44cの発光制御を行い、各々の温度に対応する発光パターン(後述の表1参照)で、それら160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44cを発光させる。
以上のように構成されたテーブルコンロ1において、例えば、点火スイッチ18を押し操作すると、コックスイッチ12がONされるとともに、セーフティバルブ13が開弁され、前記左コンロバーナ10へガスが供給される。一方、コントローラ50は、コックスイッチ12のONを検知すると、イグナイタIGを作動させて点火電極17を連続放電させ、左コンロバーナ10へ着火させる。左コンロバーナ10の着火により熱電対16が加熱されて起電力が上昇し、着火検知レベルまで達すると、コントローラ50は、セーフティバルブ13へ吸着電流を通電させて当該セーフティバルブ13を開弁保持させる。なお、何らかの要因にて左コンロバーナ10の失火が生じ、熱電対16の起電力が低下して着火検知レベルを下回る場合には、前記セーフティバルブ13への吸着電流が停止される。この結果、左コンロバーナ10へのガス供給が遮断される。以上のような点火操作及び失火検知は、右コンロ部4及びグリル部5においても同様に行われる。
また、本実施形態において、揚物モードでの調理は、サーミスタ15、キープソレノイドバルブ14を備える左コンロ部3にて行われる。揚物モードにて調理を行うには、左コンロ部3の五徳6上に調理容器を載置して調理油を満たし、左コンロバーナ10を前述のようにして着火させた後、揚物スイッチ43を所要回数押圧操作する。この際、160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44cの点灯パターンが後述のように順次切り替わるので、使用者はその160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44cの点灯パターンを参照しつつ希望する温度を目標調理温度として設定する。
具体的には、160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44cが使用者の希望する温度に対応する発光パターンで点灯している状態で、揚物スイッチ43の押圧操作を中断する。その後、所定時間(例えば2秒)経過すると、押圧操作の中断直前の発光パターンに対応する設定温度が目標調理温度として設定される。勿論、目標調理温度の設定がなされた後、揚物スイッチ43を押圧操作することで目標調理温度を再設定することもできる。また、本実施形態においては、目標調理温度が設定されるたびに、当該目標調理温度が前記コントローラ50の記憶部であるRAMの所定領域に記憶されるようになっている。
前述のような操作により目標調理温度が一旦設定されると、前記コントローラ50は、前記キープソレノイドバルブ14の開度を最大にして左コンロバーナ10の火力を大にし、調理容器の鍋底を最大火力で加熱する。サーミスタ15から得られる検出温度が目標調理温度(例えば180℃)に達すると、揚物調理が可能となったことを意味する報知音が前記ブザー51から発せられる。以後、当該サーミスタ15からの検出温度が目標調理温度と一致するように、キープソレノイドバルブ14の開度調整が行われて左コンロバーナ10の火力調整がなされる。
また、今回の揚物モードでの調理が終了し、次回の揚物モードでの調理を行うに際しては、コントローラ50の記憶部にて最新に記憶された温度に対応する発光パターンで、各LED素子44a〜44cを発光させる。
次に、本実施形態における目標調理温度の表示方法について、以下に示す表1を参照しつつ説明する。
Figure 0004785042
本実施形態においては、コントローラ50の記憶部に予め記憶されている設定温度の数が、目標調理温度表示用のLED素子44a〜44cの数よりも多い。したがって表1に示されるような発光パターンにて、5個の温度表示を3個のLED素子44a〜44cで行うようにされている。
すなわち、LED素子44a〜44cに対応する温度(160℃、180℃、200℃)に目標調理温度を設定する場合には、それぞれに対応するLED素子44a〜44cのいずれかが通常の輝度で点灯する(表1のa欄、c欄、e欄参照)。その一方、LED素子44a〜44cに対応しない温度に目標調理温度を設定する場合には、その前後の表示温度に対応するLED素子の二つを、通常よりも低い輝度で点灯させる。
つまり、170℃については、160℃表示用LED素子44aと180℃表示用LED素子44bとを低い輝度で点灯させ(表1のb欄参照)、190℃については、180℃表示用LED素子44bと200℃表示用LED素子44cとを低い輝度で点灯させる(表1のd欄参照)。なお、低い輝度で点灯させるには、電圧を通常の点灯時よりも低くすればよい。その他、デューティ比を低くし残像効果により、使用者に低い輝度で点灯しているように錯覚させる方法も考えられる。
そして、前述のように、揚物スイッチ43が押圧操作されるたびに、各LED素子44a〜44cの発光パターンを、表1のa欄、b欄、c欄、d欄、e欄、a欄…に対応するように順次切替え、現在の目標調理温度が使用者に報知される。
以上のように構成される本実施形態に係るテーブルコンロ1においては、揚物スイッチ43を押圧操作するだけでLED素子44a〜44cの点灯パターンが順次切替えられ、目標調理温度の設定が可能な状態となる。加えて、予め設定されている設定温度は、所定の温度幅を有している。よって、特別な操作(従来の特許文献1に示される方法のように、複数のスイッチを同時に所定時間以上押す操作等。)を行うことなく、迅速に希望する温度を目標調理温度として設定することができ、使い勝手が非常によい。
また、表1に示されるような発光パターンにて温度表示を行うことで、従来と同じ個数のLED素子でより多くの目標調理温度を表示することができる。この結果、LED素子の個数の増加を招くこともないので、コストの増加に繋がることもない。さらに、LED素子の個数、対応すべき目標調理温度に拘泥されることなく、設定温度を予め設定することができるので、よりきめ細やかな調理温度の設定が可能となる。
目標調理温度として、170℃や190℃を表示させる場合には、2個のLED素子を点灯させることになるが、この場合でも通常の輝度よりも低い輝度で点灯することになるので、消費電力を抑えることができ、電池寿命の延長を図ることができる。加えて、従来の2個のLED素子を点灯させた場合(特許文献1における第2の表示方法)の場合では、実際の目標調理温度よりも上の温度に対応するLED素子と、下の温度に対応するLED素子が通常と同じ明るさで点灯することから、使用者に大きな違和感を与える恐れがあるが、本実施形態においては、輝度を低くして点灯する方式を採用しているため、使用者に大きな違和感を与えるのを防止することができる。
また、通常調理温度は、頻繁に変更される性質のものではないことから、前回設定された目標調理温度を記憶する調理温度記憶手段を備えることで、目標調理温度を前回と同じ温度に再設定することがなくなり、使用者の使い勝手を向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、1個の揚物スイッチにて、目標調理温度の切替え操作及び設定操作を行う構成となっていることから、操作スペースの省スペース化を図ることができ、操作性の向上にもつながる。
本実施形態においては、各LED素子に対応する3段階の設定温度、160℃、180℃、200℃及び、これらの中間温度、170℃、190℃が設定可能な温度として設定されているが、設定温度については設計者の設計思想に基づき、自由に選択可能である。例えば、165℃、185℃等も設定温度として選択可能である。
具体的には、本実施形態において、170℃、190℃の温度表示を行うに際しては、その前後の表示温度に対応する2個のLED素子を通常よりも輝度を低くして点灯させることで、消費電力を抑えつつ、使用者に大きな違和感を与えるのを防止するようにされているが、2個のLED素子の輝度を必ずしも同一にする必要はなく、一方の輝度を比較的高くし、もう一方の輝度を比較的低く設定する。このような構成によると、例えば160℃表示用LED素子44aの輝度をやや高く、180℃表示用LED素子44bの輝度をやや低くすることで、前述した165℃を設定温度として採用することも可能である。
さらに、表2に示すように、前述した2個のLED素子44a,44bまたは44b,44cの両方を点滅させる方式を採っても良い。この場合であっても、前記実施形態と同様の効果を得ることができる。
Figure 0004785042
なお、上記実施形態において、160℃表示用LED素子44a〜200℃表示用LED素子44cが本発明の温度表示手段としての単灯発光素子に該当し、コントローラ50が本発明の発光制御手段として、目標調理温度に応じて各種LED素子44a〜44cの点灯あるいは点滅の制御を行うものである。また、揚物スイッチ43が本発明の調理温度入力手段に該当し、さらにコントローラ50に内蔵のRAMが本発明の調理温度記憶手段として、設定された目標調理温度を記憶するものである。
前記実施形態においては、テーブルコンロにおいて、温度表示を行う場合について説明したが、他の加熱調理器においても各実施形態の技術思想を適用することができるのは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係るテーブルコンロの平面図(a)および正面図(b)である。 テーブルコンロの概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係るテーブルコンロの操作・表示パネルの正面図である。
符号の説明
1 テーブルコンロ(加熱調理器)
9 操作・表示パネル
15 サーミスタ
43 調理温度切替スイッチ
44a〜44c 単灯発光素子
50 コントローラ

Claims (3)

  1. 複数段階の表示温度にそれぞれ対応した複数個の単灯発光素子を有する温度表示手段と、
    前記各表示温度と同じ温度、および、各表示温度のちょうど中間の温度のいずれかに目標調理温度を設定することが可能な調理温度設定手段と、
    前記各表示温度と同じ温度に目標調理温度が設定された時には、その目標調理温度に対応した単灯発光素子を所定の輝度で点灯させ、
    前記各表示温度のちょうど中間の温度に目標調理温度が設定された時には、該目標調理温度の前後の表示温度に対応する単灯発光素子の両方を前記所定の輝度よりも輝度を低くして点灯させるか、または両方を点滅させる発光制御手段と
    備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 設定された目標調理温度を記憶する調理温度記憶手段をさらに備え、前記調理温度設定手段は、前記調理温度記憶手段により最後に記憶された目標調理温度次回調理温度設定時の最初の目標調理温度として設定することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記調理温度設定手段により設定される目標調理温度を順次切替えて入力する一つの調理温度入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
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