JP4784655B2 - 固体撮像装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、CCD(Charge Coupled Device)型の固体撮像装置及びこの固体撮像装置を備えたカメラなどの電子機器に関する。
固体撮像装置として、電荷結合素子(CCD)による固体撮像装置が知られている。このCCD型の固体撮像装置(以下、CCD固体撮像装置という)は、受光量に応じた信号電荷を生成、蓄積する光電変換素子、すなわちフォトダイオードにより受光センサ部が構成され、複数個の受光センサ部が2次元マトリクス状に配列される。この複数の受光センサ部のフォトダイオードに入射する被写体の光信号に基いて信号電荷が発生し、蓄積される。この信号電荷は、受光センサ部の列毎に配置したCCD構造の垂直転送レジスタにより垂直方向に転送されると共に、CCD構造の水平転送レジスタによって水平方向に転送される。そして、水平方向に転送された信号電荷は、電荷―電圧変換部を有する出力部から被写体の画像情報として出力される。出力部としては、通常、水平転送レジスタの終段に接続されたフローティングディフージョン(FD)とソースフォロワ・アンプとから成る、いわゆるフローティングディフージョン型アンプで構成される。その他、出力部としては、フローティングゲート型アンプで構成することもできる。
CCD固体撮像装置では、2次元マトリクス状に配列された複数の受光センサ部及び複数の垂直転送レジスタを有する撮像領域と、上記複数の垂直転送レジスタに接続する水平転送レジスタとを備えた、いわゆるインターライン転送(IT)方式が知られている。また、CCD固体撮像装置では、上記撮像領域と、複数の垂直転送レジスタからなる蓄積部と、蓄積部の複数の垂直転送レジスタに接続する水平転送レジスタとを備えた、いわゆるフレームインターライン転送(FIT)方式も知られている。
CCD固体撮像装置は、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどに広く用いられている。また、CCD固体撮像装置は、カメラ付き形態電話やPDA(Personal Digital Assistant)などのモバイル機器に搭載される固体撮像装置として用いられている。
従来からある一般的なCCD固体撮像装置は、垂直転送レジスタの複数の垂直転送電極を、2層ポリシリコン膜で形成し、1層目ポリシリコン膜の転送電極と2層目ポリシシリコン膜の転送電極を一部オーバーラップさせるように形成して構成されている。このようなCCD固体撮像装置では、読み出し電圧VTが印加される垂直転送電極を含む全ての垂直転送電極が、垂直転送レジスタのチャネル領域と併設したチャネルストップ領域まで張り出した構造になっている。読み出し電圧VTが印加される垂直転送電極は、いわゆる読み出し電極を兼ねている。
一方、CCD固体撮像装置として、転送方向に配列された複数の垂直転送電極を単層(すなわち同一層)のポリシリコン膜で形成した固体撮像装置も知られている。図13及び図14に、単層ポリシリコン膜により複数の垂直転送電極を形成した、従来のCCD固体撮像装置の一例を示す。図13は撮像領域の要部の平面図、図14は図13のA−A線上の断面図である。なお、図13及び図14では要部のみを示しており、他の構成要素である例えば転送電極上部の遮光膜、カラーフィルタ、オンチップレンズ等は省略してある。
このCCD固体撮像装置100は、図13に示すように、四角形状の受光センサ部101となるフォトダイオード(PD)が2次元マトリクス状に配列され、各受光センサ部101の列に対応してCCD構造の垂直転送レジスタ102が配置されて成る。垂直転送レジスタ102は、受光センサ部101からの信号電荷を読み出した後、信号電荷を垂直方向に転送させるものである。垂直転送レジスタ102は、埋め込み転送チャネル領域103と、その上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の垂直転送電極とを有して構成される。本例では、1つの受光センサ部101となるフォトダイオード(PD)に対して3つの垂直転送電極が対応するように、単層、すなわち1層目のポリシリコン膜からなる複数の垂直転送電極104、105、106が形成される。上下の垂直転送電極104、106はその上下の単位画素と垂直転送電極を共有している。
垂直転送電極104及び106は、それぞれ各垂直転送レジスタ102に対応する電極同士が接続されるように、垂直方向に隣り合う受光センサ部101の間を通して水平方向に連続して形成される。一方、3つの垂直転送電極104〜106のうちの、中央の垂直転送電極105は、読み出し電極を兼ねている。この読み出し電極を兼ねる垂直転送電極105は、島状に独立して形成されているため、2層目のポリシリコン膜による接続配線107により接続される。この接続配線107は、垂直方向に隣り合う受光センサ部101の間に延長する垂直転送電極104、106上に絶縁膜を介して配置された帯状部107Bと、これと一体に各垂直転送電極105上に延長する延長部107Aとを有して構成される。この延長部107Aが、各垂直転送レジスタ102における垂直転送電極105のコンタクト部108に接続される。
埋め込み転送チャネル領域103は、垂直方向に直線状に形成される。この埋め込み転送チャネル領域103に接して併設されるように、水平方向の隣接画素を分離するための第1チャネルストップ領域111が、水平方向の隣接画素との間に直線状に形成される。また、垂直方向の隣接画素を分離するための第2チャネルストップ領域112が、垂直方向の隣接画素の間に形成される。第2チャネルストップ領域112は、垂直方向の隣接画素の間の水平領域と、一部埋め込み転送チャネル領域103に接して受光センサ部101側に垂直に延びる領域とを有して形成される。第1、第2のチャネルストップ領域111,112は、不純物含有半導体領域、例えばp型半導体領域で形成される。
垂直転送電極104、105、106は、第1チャネルストップ領域111及び第2チャネルストップ領域112上に跨って形成される。
断面構造では、図14に示すように、第1導電型、例えばn型の半導体基板115に第2導電型であるp型の第1半導体ウェル領域116が形成され、このp型第1半導体ウェル領域116に受光センサ部101となるフォトダイオード(PD)が形成される。フォトダイオード(PD)は、n型半導体領域117と暗電流を抑制するp型半導体領域118とを有して形成される。p型半導体ウェル領域116には、さらにn型の埋め込み転送チャネル領域103、第1のp+チャネルストップ領域111、第2のp+チャネルストップ領域112(図示せず)が形成される。埋め込み転送チャネル領域103の直下には、p型第2半導体ウェル領域119が形成される。
埋め込み転送チャネル領域103、電荷読み出しゲート部121、第1のp+チャネルストップ領域111上には、ゲート絶縁膜(例えば、シリコン酸化膜122)を介して、それぞれ対応する垂直転送電極104〜106が形成される。図13では読み出し電極を兼ねる垂直転送電極105が形成される。
上述した前者の2層ポリシリコン膜で垂直転送電極を形成したCCD固体撮像装置において、全ての垂直転送電極をチャネルストップ領域上に張り出させた構成は、次の理由から来ている。理由の1つ目は、垂直転送レジスタのチャネル領域と垂直転送電極とのマスク合わせ誤差からくる設計余裕度の確保である。
また、図15に示すように、1層目ポリシリコン膜による垂直転送電極131及び133と2層目ポリシリコン膜による垂直転送電極132とがオーバーラップしながら転送方向に配列される。垂直転送電極131〜133のオーバーラップ部でパターンの凹み134が、通常、読み出し電圧VTが印加される垂直転送電極132である2層目ポリシリコン膜に生じ易い。この凹み134は、オーバーラップ部における段差の影響でフォトリソグラフィ工程で段差付近のマスクとなるレジストパターン膜厚や幅に不均一性が生じ、平面的に電極幅が多少変化するために発生する。2つ目の理由は、電極幅を太めに設定して凹みパターンによるチャネル領域135の顔出しを防ぐことである。2層目ポリシリコン膜の垂直転送電極132がチャネル領域135と重なる線で作られた場合、凹み134で下地のチャネル領域135の一部が露呈、いわゆる顔出しする。チャネル領域135上に垂直転送電極が覆われないが比較的大きい状態は、その部分のポテンシャルが深くなり電荷転送に不具合を生じる。
画素セルが微細でなく、ゲート絶縁膜が有る程度厚めに形成され、チャネルストップ領域の不純物濃度が高くない場合には、読み出し電圧VTが印加される垂直転送電極がチャネルストップ領域上へ延長して形成されても、不具合が特に顕在化しにくい。このことも理由の1つになっている。
一方、図13及び図14に示す複数の垂直転送電極を単層ポリシリコンで形成するCCD固体撮像装置であっても、上記と同様の理由で、複数の垂直転送電極がチャネルストップ領域111上に延長して形成されている。すなわち、従来、チャネルストップ領域111、112と垂直転送電極104〜106との重なりをなくす必要性は、認識されていない。つまり、チャネルストップ領域111、112と垂直転送電極104〜106とがオーバーラップしても、不具合が顕在化していなかった。
先行文献として特許文献1〜3を挙げる。特許文献1には、垂直転送電極の幅と埋め込み転送チャネル領域の幅とを略同一幅に形成した構成が開示されている。この構成により、既存の固体撮像装置に比べて、遮光電極のうち垂直転送電極上に無い部分の領域(いわゆる遮光電極のひさし部分)を広くとれ、ひさし部分の長さに依存するスミア特性を高めることができる。
特許文献2には、垂直転送レジスタのn型の埋め込み転送チャネルの直下に、中央に不純物濃度の低いp型半導体領域を、その両側に不純物濃度の高いp型半導体領域を形成した構成が開示されている。この構成により、スミアを低減し、転送チャネル領域の中央での電荷転送のフリンジング電界を大きくし、転送効率を確保している。なお、図の断面構造では、読み出しを兼ねる垂直転送電極がp+素子分離層上に延長していなように見受けられるが、特別な意味合いはない。
特許文献3には、2層ポリシリコン膜による垂直転送電極がもうけられ、1層目ポリシリコン膜の垂直転送電極が基板表面の凹部内に形成された構成が開示されている。1層目ポリシリコン膜の転送電極は、一部チャネルストップ部上にかかるように形成されている。垂直転送電極が、基板凹部内に形成された構成とすることにより、2層目の垂直転送電極となるポリシリコン膜の形成前に単位セル上面が平坦化されるので、垂直転送電極の形成工程が簡易になる。
特許第3885769号公報 特開平9−266296号公報 特開2004−228328号公報
上述したように、画素サイズが比較的微細化されていないCCD固体撮像装置では、垂直転送電極とチャネルストップ領域が重なり合っても、不具合は発生していなかった。すなわち、ゲート絶縁膜が比較的厚く、チャネルストップ領域と、埋め込み転送チャネル領域の不純物濃度が比較的濃くない従来構造では、極端に読み出し電圧VTを上げない限り、チャネルストップ領域と垂直転送電極とが重なっても不具合は発生しなかった。
しかし乍、近年、CCD固体撮像装置では、多画素、高解像度化に伴って、画素セルが微細化されてくると、チャネルストップ領域と垂直転送電極とが重なった領域に起因して電荷転送特性の劣化、暗電流の増加によるSN比の劣化が予測されるようになって来た。図13及び図14の単層ポリシリコン膜で垂直転送電極104〜106を形成した、CCD固体撮像装置においても、読み出しを兼ねる垂直転送電極105とチャネルストップ領域111,112が重なる領域(斜線図示)114が存在する。このようなCCD固体撮像装置においても、上記の問題は予測される。すなわち、画素セルの微細化で、垂直転送レジスタのゲート絶縁膜が30nm程度、チャネルストップ領域のアクセプタ濃度が1×1017cm−3程度に設定される。この構成において、読み出し電圧VTが10数ボルト程度に印加されると、読み出しを兼ねる垂直転送電極端とチャネルストップ領域間に局所強電界が発生する。この局所強電界により、従来は発生しなかったバンドーバンド間トンネリング(Trap assisted Band to Band Tunneling)が発生する。このバンドーバンド間トンネリングにより、少数キャリアの湧き出しと、電界加速による少数キャリアのゲート絶縁膜への注入・トラップによる転送劣化が予測される。また、ゲート絶縁膜に電子注入が起こると、通常、Si基板−SiO膜界面の界面準位が増加することも知られており、暗電流の増加により固体撮像装置のSN比の劣化につながる。
本発明は、上述の点に鑑み、画素セルが微細化されても、読み出し電圧の印加による固体撮像装置の特性劣化を抑制することができる固体撮像装置、及びこの固体撮像装置を備えたカメラなどの電子機器を提供するものである。
本発明に係る固体撮像装置は、複数の受光センサ部と、転送チャネル領域及び単層のポリシリコン膜による複数の垂直転送電極を有し、複数の垂直転送電極下に一様の膜厚で形成されたゲート絶縁膜を有した複数の垂直転送レジスタと、垂直転送レジスタの前記転送チャネル領域に併設された第1チャネルストップ領域と、垂直方向に隣り合う受光センサ部を分離する第2チャネルストップ領域とを有する。そして本発明は、垂直転送電極のうち、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極が、第1チャネルストップ領域及び前記第2チャネルストップ領域に重ならない状態で形成され、単位画素に相当する受光センサ部に3つの前記垂直転送電極が対応し、3つの垂直転送電極のうちの、受光センサ部横面に位置する中央の垂直転送電極が前記読み出し電極を兼ねており、3つの垂直転送電極のうちの、読み出し電極を兼ねない垂直転送電極が前記第1チャネルストップ領域に重なっている構成とする。
本発明の固体撮像装置では、垂直転送レジスタの複数の垂直転送電極のうち、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極が第1チャネルストップ領域及び第2チャネルストップ領域と重ならない状態で形成される。この構成により、画素セルが微細化されても、読み出し電圧印加時に、上記垂直転送電極のエッジ部分と第1チャネルストップ領域との間の電界集中が緩和される。この電界集中の緩和で、ゲート絶縁膜への電子注入が抑制され、転送チャネル領域のポテンシャル変調が抑制される。また、読み出し電圧が印加された垂直転送電極下の転送部と隣接画素の受光センサ部との間の空乏層のパンチスルーが抑えられる。
本発明に係る電子機器は、光学レンズと、固体撮像装置と、固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路を備える。固体撮像装置は、複数の受光センサ部と、転送チャネル領域及び単層のポリシリコン膜による複数の垂直転送電極を有し、複数の垂直転送電極下に一様の膜厚で形成されたゲート絶縁膜を有した複数の垂直転送レジスタと、垂直転送レジスタの前記転送チャネル領域に併設された第1チャネルストップ領域と、垂直方向に隣り合う受光センサ部を分離する第2チャネルストップ領域とを有する。そして本発明は、垂直転送電極のうち、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極が、第1チャネルストップ領域及び前記第2チャネルストップ領域に重ならない状態で形成され、単位画素に相当する受光センサ部に3つの前記垂直転送電極が対応し、3つの垂直転送電極のうちの、受光センサ部横面に位置する中央の垂直転送電極が前記読み出し電極を兼ねており、3つの垂直転送電極のうちの、読み出し電極を兼ねない垂直転送電極が前記第1チャネルストップ領域に重なっている構成とする。
本発明に係る固体撮像装置によれば、画素セルが微細化されても、読み出し電圧の印加による固体撮像装置の特性劣化を抑制することができる。
本発明に係る電子機器によれば、上記固体撮像装置を備えることにより、画素セルが微細化されても、読み出し電圧の印加による固体撮像装置の特性劣化を抑制でき、高品質の電子機器を提供することができる。
本発明に適用されるインターライン転送(IT)方式の固体撮像装置の概略平面図である。 本発明に適用されるフレームインターライン転送(FIT)方式の固体撮像装置の概略平面図である。 本発明に係る固体撮像装置の第1実施の形態を示す要部の概略平面図である。 図3のB−B線上の断面図である。 A、B 本発明の動作・駆動方法の説明に供する駆動パルスの波形図である。 本発明の固体撮像装置に係る垂直転送電極のエッジ近傍の電界強度を示すシミュレーション図である。 従来の固体撮像装置に係る垂直転送電極のエッジ近傍の電界強度を示すシミュレーション図である。 本発明に係る固体撮像装置の第2実施の形態を示す要部の概略平面図である。 本発明に係る固体撮像装置の第3実施の形態を示す要部の概略平面図である。 本発明に係る固体撮像装置の第4実施の形態を示す要部の概略平面図である。 図10のC−C線上の断面図である。 本発明に係る第5実施の形態の電子機器の概略構成図である。 従来の固体撮像装置の一例を示す要部の概略平面図である。 図13のA−A線上の断面図である。 従来の問題点の問題点の説明に供する平面図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1実施の形態(固体撮像装置の構成例)
2.第2実施の形態(固体撮像装置の構成例)
3.第3実施の形態(固体撮像装置の構成例)
4.第4実施の形態(固体撮像装置の構成例)
5.第5実施の形態(電子機器の構成例)
図1及び図2に、本発明に適用される固体撮像装置、すなわちインターライン転送(以下、ITと略称する)方式のCCD固体撮像装置、及びフレームインターライン転送(以下、FITと略称する)方式のCCD固体撮像装置の概略構成を示す。
IT方式のCCD固体撮像装置1は、図1に示すように、複数の受光センサ部2が2次元マトリクス状に配列され、各受光センサ部列に対応してCCD構造の垂直転送レジスタ3が配列された成る撮像領域4と、CCD構造の水平転送レジスタ5とを備える。さらに水平転送レジスタ5の終段に電荷―電圧変換部を含む出力部6が接続される。出力部6は、例えば、フローティングディフージョン(FD)とソースフォロワ・アンプとから成る、いわゆるフローティングディフージョン型アンプで構成される。その他、出力部6としては、いわゆるフローティングゲート型アンプで構成することもできる。
IT方式のCCD固体撮像装置1では、受光センサ部2において、受光量に応じた信号電荷が生成され、蓄積される。この受光センサ部2の信号電荷は、読み出しゲート部7に読み出しゲート電圧VTが印加さされることにより、垂直転送レジスタ3に読み出される。垂直転送レジスタ3に読み出された後、垂直転送電極に印加される垂直駆動パルスにより、信号電荷は一ライン毎に垂直転送レジスタ3内を順次水平転送レジスタ5へ向けて転送される。垂直転送レジスタ3から、一ライン毎の信号電荷が水平転送レジスタ5へ転送された後、水平転送電極に印加される水平駆動パルスにより、信号電荷は順次水平転送レジスタ5内を転送し、出力6を通して画素信号として出力される。
FIT方式のCCD固体撮像装置11は、図2に示すように、複数の受光センサ部2が2次元マトリクス状に配列され、各受光センサ部列に対応して垂直転送レジスタ3が配列された成る撮像領域4と、蓄積領域12と、水平転送レジスタ5とを備える。垂直転送レジスタ3及び水平転送レジスタ5は、CCD構造を有して構成される。蓄積領域12は、撮像領域4の垂直転送レジスタ3に対応した数のCCD構造の垂直転送レジスタ13のみを有して構成される。さらに、水平転送レジスタ5の終段に、上記と同様の電荷―電圧変換部を含む出力部6が接続される。
FIT方式のCCD固体撮像装置11では、受光センサ部2において、受光量に応じた信号電荷が生成され、蓄積される。この受光センサ部2の信号電荷は、読み出しゲート部7に読み出しゲート電圧VTが印加さされることにより、垂直転送レジスタ3に読み出される。垂直転送レジスタ3に読み出された後、撮像領域4の垂直転送レジスタ3の垂直転送電極と、蓄積領域12の垂直転送レジスタ13の垂直転送電極とに、高速転送の垂直駆動パルスが印加される。これにより、撮像領域4の垂直転送レジスタ3に読み出された信号電荷は、高速転送されて蓄積領域12の垂直転送レジスタ13に蓄積される。その後、蓄積領域12の垂直転送レジスタ13の垂直転送電極に定速の垂直駆動パルスが印加されることにより、信号電荷は一ライン毎に垂直転送レジスタ13内を順次水平転送レジスタ5へ向けて転送される。垂直転送レジスタ13から、一ライン毎の信号電荷が水平転送レジスタ5へ転送された後、水平転送電極に印加される水平駆動パルスにより、信号電荷は順次水平転送レジスタ5内を転送し、出力6を通して画素信号として出力される。
なお、上述のIT方式、FIT方式の固体撮像装置においては、垂直転送レジスタを、例えば4相駆動パルスにより駆動することができる。あるいは2相、3相、ないしは4相駆動以上の駆動も可能である。また、フレーム読み出しも行うことができるし、インターレースで読み出すことができる。インターレースでは、垂直方向の一方の隣合う2画素の信号を加算して奇数フィール読み出し、垂直方向の他方の隣合う2画素の信号を加算して偶数フィール読み出しとすることができる。水平転送レジスタは、例えば2相駆動パルスで駆動することができる。水平転送レジスタは、2相駆動方式以外にも3相駆動や4相駆動の方式とすることもできる。
以下の各実施の形態に係るCCD固体撮像装置は、図1のIT方式の固体撮像装置1、図2のFIT方式のCCD固体撮像装置11のいずれにも適用できるものである。
<第1実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図3〜図4に、本発明に係る固体撮像装置、すなわちCCD固体撮像装置の第1実施の形態を示す。図3は、撮像領域の要部の平面図であり、図4は図3のB−B線上の断面図をそれぞれ示す。本実施の形態に係る固体撮像装置31は、図3に示すように、2次元マトリクス状に配置された複数の受光センサ部2と、各受光センサ列に対応して配置された複数の垂直転送レジスタ3とにより、画素部、すなわち撮像領域4が構成される。
受光センサ部2は、光電変換素子となるフォトダイオード(PD)で形成される。受光センサ部2と垂直転送レジスタ3の受光センサ部2に対応する部分で1画素が構成される。垂直転送レジスタ3は、埋め込み転送チャネル領域32と、その上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の垂直転送電極とを有して構成される。本例では、1つの受光センサ部2となるフォトダイオード(PD)に対して3つの垂直転送電極が対応するように、単層(同一層)、すなわち1層目のポリシリコン膜からなる複数の垂直転送電極34、35、36が形成される。単位画素は、1つの受光センサ部2と上下および中間(中央)の3つの垂直転送電極34、36および35から構成される。上下の垂直転送電極34,36はその上下の単位画素と垂直転送電極を共有している。
3つの垂直転送電極34〜36のうちの、中央を挟む上下の垂直転送電極34及び36は、夫々各垂直転送レジスタ3に対応する電極同士が接続するように、垂直方向に隣り合う受光センサ部2の間の連結電極34A、36Aを介して水平方向に連続して形成される。一方、3つの垂直転送電極34〜36のうちの、受光センサ部横面に位置する中央の垂直転送電極35は、読み出し電極を兼ねている。この読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35は、島状に独立して形成されているため、2層目のポリシリコン膜による接続配線37により接続される。
この接続配線37は、垂直方向に隣り合う受光センサ部2の間に延長する垂直転送電極34、36上に絶縁膜を介して配置された帯状部37Bと、これと一体の各垂直転送電極35上に絶縁膜を介して延長する延長部37Aとを有して構成される。この延長部37Aが、各垂直転送レジスタ3における島状の垂直転送電極35のコンタクト部38に接続される。
埋め込み転送チャネル領域32は、垂直方向に直線状に形成される。この埋め込み転送チャネル領域32に接して併設されるように、水平方向の隣接画素を分離するための第1チャネルストップ領域41が、水平方向の隣り合う画素の間に直線状に形成される。また、垂直方向の隣接画素を分離するための第2チャネルストップ領域42が、垂直方向に隣り合う画素の間に形成される。
第2チャネルストップ領域42は、垂直方向の隣り合う画素の間の水平領域42Aと、一部埋め込み転送チャネル領域32に接して受光センサ部2側に垂直に延びる垂直領域42Bを有して構成される。第1、第2のチャネルストップ領域41、42は、不純物含有半導体領域、例えばp型半導体領域で形成される。
そして、本実施の形態においては、読み出し電極を兼ねる中央の垂直転送電極35が、第1チャネルストップ領域41と重ならないように形成される。すなわち、垂直転送電極35は、その第1チャネルストップ領域41側の端辺が、第1チャネルストップ領域41と埋め込み転送チャネル領域32との境界に略一致するように形成することができる。あるいは垂直転送電極35は、この境界から合わせ精度に相当する寸法、例えば15nm以内の距離d(図4参照)だけ離れた転送チャネル領域32上に位置するように形成することができる。好ましくは、垂直転送電極35は、上記境界から上記距離d以内だけ離れて形成する。
先端の微細加工を用いることにより、埋め込み転送チャネル領域32と読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35の合わせ誤差は、15nm以内に収まる。埋め込み転送チャネル領域32の端縁から15nm(距離d)程度、内側に垂直転送電極35が位置しても、垂直転送レジスタの転送部におけるポテンシャル井戸の形成には殆んど影響しない。
垂直転送電極35の受光センサ部2側の端辺は、他の垂直転送電極34、36の端辺と一致するように形成される。本例では、読み出し電極を兼ねない他の垂直転送電極34、36の第1チャネルストップ領域41側の端辺は、第1チャネルストップ領域41と重なるように形成される。
さらに、本実施の形態においては、第2チャネルストップ領域42が読み出し電極を兼ねる中央の垂直転送電極35と重ならないように形成される。すなわち、第2チャネルストップ領域42は、水平領域42Aと垂直領域42Bを有するも、垂直領域42Bが垂直転送電極35と重ならないように形成される。垂直領域42Bを有せず、水平領域42Aのみの第2チャネルストップ形状も有り得るが、この場合でも垂直転送電極35が垂直領域42Aに重ならない構造とする。
図4に、図3の読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35を通るB−B線上の断面構造を示す。断面構造では、図4に示すように、第1導電型、例えばn型のシリコン半導体基板44に第2導電型であるp型の第1半導体ウェル領域45が形成され、このp型第1半導体ウェル領域45に受光センサ部2を構成するフォトダイオード(PD)が形成される。フォトダイオード(PD)は、n型半導体領域46と表面の暗電流を抑制するp+半導体領域47を有して形成される。p型第1半導体ウェル領域45には、さらにn型の埋め込み転送チャネル領域32、第1p+チャネルストップ領域41、第2p+チャネルストップ領域(図示せず)が形成される。埋め込み転送チャネル領域32の直下には、p型第2半導体ウェル領域48が形成される。p型第2半導体ウェル領域48は、垂直転送レジスタ3の取り扱い電荷量を増大させる役割や、転送チャネル領域32の空乏層の拡がりを抑制することによりスミアの抑制を担っている。
埋め込み転送チャネル領域32、電荷読み出しゲート部7、p+チャネルストップ領域41,42上を含む領域上に一様の膜厚、すなわち同じ膜厚のゲート絶縁膜(例えばシリコン酸化膜)52が形成される。このゲート絶縁膜52上に上述の1層目のポリシリコン膜による垂直転送電極35〜36が形成される。
特に、垂直転送電極35は、第1、第2のp+チャネルストップ領域41、42に重ならないように、埋め込み転送チャネル領域32及び電荷読み出しゲート部7にわたって、ゲート絶縁膜52上に形成される。垂直転送電極35は、その第1チャネルストップ領域41側の端辺が、第1チャネルストップ領域41から合わせ精度に相当する距離dとの間に存するように形成される。
画素セルの微細化が進むにつれて、ゲート絶縁膜52の膜厚はより薄くなり、また、n型の埋め込み転送チャネル領域32の不純物濃度、p+チャネルストップ領域41の不純物濃度は、より濃くなる。例えば2μm前後の画素サイズでは、ゲート絶縁膜厚が30nm〜40nm程度に選定される。また、画素の1/m倍のシュリンクに対して、転送チャネル領域やチャネルストップ領域の不純物濃度は、√m倍からm倍程度に高濃度化していく。
この島状に独立した垂直転送電極35に対して、絶縁膜53を介して接続配線37が形成され、この接続配線37がコンタクト部38を通じて垂直転送電極35に接続される。
さらに、図示しないが、受光センサ部2を除く他の垂直転送電極35〜36上を覆うように絶縁膜を介して遮光膜が形成され、パシベーション膜、平坦化膜を介してオンチップカラーフィルタが形成され、その上にオンチップマイクロレンズが形成される。
[動作及び駆動方法]
次に、第1実施の形態に係る固体撮像装置31の動作、及び駆動方法を説明する。読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35には、読み出し電圧となるプラス電圧(+V)と、垂直転送させるための0Vとマイナス電圧(−V)の3値の駆動パルスが印加される。図5Aに具体的一例を示すように、垂直転送電極35には、12V乃至15Vの読み出しパルスp1と、垂直転送に供される0Vと−7Vの繰り返し垂直駆動パルスp2との3値パルスが印加される。また、他の垂直転送電極34、36には、垂直転送電極35に印加される垂直駆動パルスp2と同じ振幅の0Vとマイナス電圧(−V)の垂直駆動パルス、例えば図5Bに示す0Vと−7Vの垂直駆動パルスp3、p4が印加される。
受光センサ部2への信号電荷の受光・蓄積期間を終えた後、電荷読み出し時点で、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35に読み出しパルスp1が印加される。これにより、受光センサ部2に蓄積されていた信号電荷が、電荷読み出しゲート部7を通じて垂直転送レジスタ3の垂直転送電極35下の転送部に読み出される。その後、IT方式の固体撮像装置1であれば、垂直転送電極34、35、36にそれぞれ垂直駆動パルスp3、p2、p4が印加され、読み出された信号電荷が水平転送レジスタ側に順次転送される。
FIT方式の固体撮像装置11であれば、撮像領域の垂直レジスタ3の垂直転送電極、及び蓄積領域12の垂直転送レジスタ13の垂直転送電極に、例えば0Vと−7Vの高速駆動パルスが印加され、信号電荷が蓄積領域12に蓄積される。その後、信号電荷は、定速(上記より比較的低速)の垂直駆動パルスp2、p3、p4の印加により水平転送レジスタ側に順次転送される。
そして、本実施の形態においては、受光センサ部2から垂直転送レジスタ3への信号電荷の読み出しに際して、次のように駆動するようになす。即ち、ゲート絶縁膜52の膜厚及びチャネルストップ部41、42の表面付近のアクセプター濃度と、読み出し電圧p1とによって誘起される垂直転送電極35のエッジ部のシリコン表面局所電界が60V/μm以下で駆動するようになす。
図6及び図7に、本実施の形態(図3、図4)と、従来構成(図11、図12)を比較した、電荷読み出し時における読み出しを兼ねる垂直転送電極のエッジ部の電界の状態を示す。いずれも、試料におけるゲート絶縁膜の膜厚が60nmであって、読み出し電圧VTが15V印加したときの電界強度を求めた。図6、図7において、電界強度は下向きに絶対値が大きくなるように示している。図6及び図7において、縦軸は電界強度、横軸は横方向の寸法、すなわち画素断面のチャネルストップ領域の幅方向の寸法を示す。グラフ上部の実線は読み出し電圧VTを印加したときの電位を表し、破線は電界を表している。
図6は、チャネルストップ領域と読み出しを兼ねる垂直転送電極とが重ならない本実施の形態の場合のシミュレーションを示す。曲線Iは、電界強度分布(すなわち、ポテンシャル分布)を示す。
図7は、従来のチャネルストップ領域と読み出しを兼ねる垂直転送電極が重なって構成された場合のシミュレーションを示す。グラフ中の実線はポテンシャル分布を示し、破線が電界強度分布を示す。
従来構成においては、図7の領域Bで示すように、電極エッジ近傍の電界集中により電界強度が中央より40%程度高くなっている。これに対して、本実施の形態の構成においては、図6の領域Aに示すように、電界集中の増加が10%程度に抑えられている。
画素セルの微細化が進むと、例えば1.5ミクロン角の画素セルの場合には、垂直転送レジスタの単位面積当たりの取り扱い電荷量を増大させる必要があり、ゲート絶縁膜の膜厚を30nm程度にすることが要求される。しかし、その場合には、注目する部分、すなわち読み出し兼用の垂直転送電極のエッジ部分の電界値が、100V/μmを超えてしまうことが予測される。
電界値が、60V/μm〜80V/μmの値になってくると、半導体中のバンドが曲げられた電界値の高い領域で、バンドーバンド間トンネリングにより、少数キャリアである電子のコンダクションバンドへの励起が生じる。この励起で発生した電子は、垂直転送レジスタや受光センサ部の暗電流成分になるだけでなく、表面近傍の電界で加速されてゲート絶縁膜に注入される。注入された電子のある量は、ゲート絶縁膜にトラップされる。トラップされた電子は、垂直転送レジスタのチャネルポテンシャルを本来の値から浅い方に変調させる。このポテンシャル変調は、埋め込み転送チャネル領域に電位の障壁を形成したり、信号電荷の転送方向の電界を弱める方向に働き、電荷転送特性を劣化させる。
また、ゲート絶縁膜に電子注入が起きると、通常Si−SiO 界面の界面準位が増加することも知られていて、暗電流の増加により、CCD固体撮像装置のSN比の劣化につながる。
本実施の形態では、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35がチャネルストップ領域41、42に重ならない構成とすることで、垂直転送電極35のエッジ部分とp+チャネルストップ領域41、42との間の電界が弱くなる。本実施の形態のかかる構成においては、上記のゲート絶縁膜の膜厚を30nm程度とし、1.5ミクロン角の画素セルとした条件においても、電界値を60V/μm以下に設定できる。
上述の第1実施の形態に係る固体撮像装置31及びその駆動方法によれば、垂直転送レジスタ3の垂直転送電極35に読み出し電圧VTを印加したことによる特性劣化を抑制することができる。すなわち、垂直転送レジスタ3における垂直転送電極35がp+チャネルストップ領域41、42に重ならないので、読み出し電圧VTの印加時に、垂直転送電極35のエッジ部分とp+チャネル領域41、42との間の電界集中が抑えられる。画素セルが微細化されても、垂直転送電極35のエッジ部分とp+チャネル領域41、42との間の局所電界値を60V/μm以下に設定でき、この間の電界集中が抑制される。
この電界集中が緩和されることにより、チャネルストップ領域41、42のシリコン表面から垂直転送レジスタ3のゲート絶縁膜への電子注入を抑制することができる。前述したように、ゲート絶縁膜中に注入されトラップされた電子は、垂直転送レジスタのチャネルポテンシャルを変調し、垂直転送レジスタの電荷転送劣化の原因になる。また、注入トラップされた電子は、ゲート絶縁膜の耐圧劣化の要因になり易い。これに対して、本実施の形態では、ゲート絶縁膜52への電子注入が抑制されるので、垂直転送レジスタ3の電荷転送特性を良好にし、ゲート絶縁膜52の耐圧劣化を回避することができる。
本実施の形態によれば、上記構成を有するので、より薄いゲート絶縁膜52を用いて静電容量を上げ、高い取り扱い電荷量の垂直転送レジスタ3を、信頼性を劣化させることなく実現することができる。
本実施の形態の上記構成によれば、読み出し電圧VTの印加により垂直転送電極35直下の垂直転送部の空乏層と、隣接する画素の受光センサ部2の空乏層とのパンチスルーを抑え、隣接画素との信号混色、いわゆる混色を抑制することができる。
隣接画素とのパンチスルー特性を上げられることで、より微細な画素セルを実現することができる。
因みに、読み出しを兼ねる垂直転送電極がチャネルストップ領域上に重ねて形成されるときは、垂直転送電極への読み出し電圧VTの印加時に、垂直転送電極35直下の転送部の空乏層がチャネルストップ領域を空乏化させる。さらに隣接する画素の受光センサ部の表面のp型半導体領域を横方向から空乏化させることで暗電流が発生する。
これに対して、本実施の形態では、このような空乏化により発生する暗電流を抑制することができる。暗電流の減少は高感度カメラの提供につながる。
また、本実施の形態では、垂直転送レジスタ3と、隣接する画素の受光センサ部2の表面のP+半導体領域47との間の第1チャネルストップ領域41の幅を狭められ、より微細画素のCCD固体撮像装置を実現することができる。
第1チャネルストップ領域41の幅を狭くできるので、受光センサ部を除くその他の部分上に遮光膜を形成する際、遮光膜が第1チャネルストッパ領域41上の部分を被覆することができ、スミア特性、F値感度特性がよいCCD固体撮像装置を実現し易くなる。
<第2実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図8に、本発明に係る固体撮像装置、すなわちCCD固体撮像装置の第2実施の形態を示す。図8は、撮像領域の要部の平面図である。本実施の形態に係る固体撮像装置55は、前述の第1実施の形態と同様に、2次元マトリクス状に配置された複数の受光センサ部2と、複数の垂直転送レジスタ3とにより撮像領域4が構成される。受光センサ部2は、光電変換素子となるフォトダイオード(PD)で形成される。垂直転送レジスタ3は、埋め込み転送チャネル領域32と、その上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の垂直転送電極34、35、36とを有して構成される。本例も、1つの受光センサ部2に対して3つの垂直転送電極34、35、36が対応し、単層のポリシリコン膜で形成される。
3つの垂直転送電極34〜36のうち、中央を挟む上下の垂直転送電極34及び36は、それぞれ各垂直転送レジスタ3の対応する電極同士が接続するように、垂直方向に隣合う受光センサン部2の間を通して水平方向に連続して形成される。中央の島状に独立する垂直転送電極35は、図示しないが、第1実施の形態と同様に、接続配線37に接続される。この中央の垂直転送電極35は、電荷読み出しゲート部7の読み出し電極を兼ねる。
埋め込み転送チャネル32に接して併設されるように、水平方向の隣接画素を分離するためのp+半導体領域による第1チャネルストップ領域41が形成される。また、垂直方向の隣接画素を分離するためのp+半導体領域による第2チャネルストップ領域42が形成される。
そして、本実施の形態においては、複数の垂直転送電極34〜36の全てが第1チャネルストップ領域41と重ならない状態で形成される。各垂直転送電極34〜36は、共に同じ電極幅で形成される。すなわち、3つの垂直転送電極34〜36のうちの、上下の垂直転送電極34及び36の受光センサ部2に対応する電極部分が、中央の垂直転送電極35と同じ電極幅で形成される。さらに読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35のみは、第2チャネルストップ領域42とも重ならないように形成される。つまり、第2チャネルストップ領域42は、垂直転送電極35と重ならないように形成される。
その他の構成は、第1実施の形態で説明したと同様であるので、詳細説明を省略する。図8では、図3と対応する部分に同一符号を付して示す。
第2実施の形態に係る固体撮像装置55の動作、駆動方法は、前述の第1実施の形態と同様であるので、詳細説明を省略する。
第2実施の形態に係る固体撮像装置55及びその駆動方法によれば、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35が第1、第2のチャネルストップ領域41、42に重ならない構成を有している。このため、垂直転送電極35に読み出し電圧VTを印加した時、垂直転送電極35のエッジ部分とチャネルストップ領域41,42との間の局部的な電界集中が緩和される。この結果、チャネルストップ領域41、42のシリコン表面から垂直転送レジスタ3のゲート絶縁膜への電子注入が抑制されること、混色が抑制されること、暗電流が抑制されること等、第1実施の形態で説明したと同様の効果を奏する
<第3実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図9に、本発明に係る固体撮像装置、すなわちCCD固体撮像装置の第3実施の形態を示す。図9は、撮像領域の要部の平面図である。本実施の形態に係る固体撮像装置57は、前述の第1実施の形態と同様に、2次元マトリクス状に配置された複数の受光センサ部2と、複数の垂直転送レジスタ3とにより撮像領域4が構成される。受光センサ部2は、光電変換素子となるフォトダイオード(PD)で形成される。垂直転送レジスタ3は、埋め込み転送チャネル領域32と、その上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の垂直転送電極34、35、36とを有して構成される。本例も、1つの受光センサ部2に対して3つの垂直転送電極34、35、36が対応し、単層のポリシリコン膜で形成される。
3つの垂直転送電極34〜36のうち、中央を挟む上下の垂直転送電極34及び36は、夫々各垂直転送レジスタ3の対応する電極同士が接続するように、垂直方向に隣合う受光センサン部2の間の接続電極34A、36Aを介して水平方向に連続して形成される。中央の島状に独立する垂直転送電極35は、図示しないが、第1実施の形態と同様に、接続配線37に接続される。この中央の垂直転送電極35は、電荷読み出しゲート部7の読み出し電極を兼ねる。
埋め込み転送チャネル32に接して併設されるように、水平方向の隣接画素を分離するためのp+半導体領域による第1チャネルストップ領域41が形成される。また、垂直方向の隣接画素を分離するためのp+半導体領域による第2チャネルストップ領域42が形成される。
そして、本実施の形態においては、複数の垂直転送電極34〜36のうち、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35が、第1、第2のチャネルストップ領域41、42と重ならない状態で形成される。つまり第2チャネルストップ領域42は、垂直転送電極35と重ならないように形成される。他の上下の垂直転送電極34及び36は、第1、第2のチャネルストップ領域41、42と重なるように形成される。この垂直転送電極34,36では、受光センサ部2に対応する電極部分における第1チャネルストップ領域と重なる側の端辺が電極幅を漸次狭くするように、斜めに形成される。すなわち、読み出し電極を兼ねない上下の垂直転送電極34,36は、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35に面する部分では幅が同一で、これより電極幅を漸次広くするように斜めに形成される。言い換えれば、垂直転送電極34、36は、垂直転送電極35と対向する端縁の幅が垂直転送電極35の端縁の幅と同じになるように、連結電極34A、36Aの第1チャネルストップ領域41と受光センサ部2間の境界に対応する部分から斜めに形成される。各垂直転送電極34〜36の受光センサ部2側の縁辺は同一線上に形成される。その他の構成は、第1実施の形態で説明したと同様であるので、詳細説明を省略する。図9では、図3と対応する部分に同一符号を付して示す。
第3実施の形態に係る固体撮像装置57の動作、駆動方法は、前述の第1実施の形態と同様であるので、詳細説明を省略する。
第3実施の形態に係る固体撮像装置57及びその駆動方法によれば、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35が第1、第2のチャネルストップ領域41、42に重ならない構成を有している。このため、垂直転送電極35に読み出し電圧VTを印加した時、垂直転送電極35のエッジ部分とチャネルストップ領域41,42との間の局部的な電界集中が緩和される。この結果、チャネルストップ領域41、42のシリコン表面から垂直転送レジスタ3のゲート絶縁膜への電子注入が抑制されること、混色が抑制されること、暗電流が抑制されること等、第1実施の形態で説明したと同様の効果を奏する。
<第4実施の形態>
[固体撮像装置の構成例]
図10及び図11に、本発明に係る固体撮像装置、すなわちCCD固体撮像装置の第4実施の形態を示す。図10は、撮像領域の要部の平面図であり、図11は図10のC−C線上の断面図である。本実施の形態に係る固体撮像装置58は、第1実施の形態と同様に、2次元マトリクス状に配置された複数の受光センサ部2と、複数の垂直転送レジスタ3とにより撮像領域4が構成される。受光センサ部2は、光電変換素子となるフォトダイオード(PD)で形成される。垂直転送レジスタ3は、埋め込み転送チャネル領域32と、その上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の垂直転送電極34、35、36とを有して構成される。本例も、1つの受光センサ部2に対して3つの垂直転送電極34、35,36が対応し、単層のポリシリコン膜で形成される。
3つの垂直転送電極34〜36のうち、垂直転送電極34及び36は、夫々各垂直転送レジスタ3の対応する電極同士が接続するように、垂直方向に隣合う受光センサ部2の間の接続電極34A、36Aを介して水平方向に連続して形成される。読み出し電極を兼ねる島状に独立する垂直転送電極35は、図示しないが第1実施の形態と同様に、接続配線37に接続される。
そして、本実施の形態においては、埋め込み転送チャネル32に少しだけ隙間59を開けて併設するように、水平方向の隣接画素を分離するためのp+半導体領域による第1チャネルストップ領域41が形成される。また、垂直方向の隣接画素を分離するためのp+半導体領域による第2チャネルストップ領域42が形成される。
さらに、本実施の形態では、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35が第1、第2のチャネルストップ領域41,42と重ならず、埋め込み転送チャネル領域32上に形成される。すなわち、この垂直転送電極35の第1チャネルストップ領域41側の端縁は、埋め込み転送チャネル領域32の端縁に沿うように形成される。他の垂直転送電極34,36は、一部第1チャネルストップ領域41に重なるように形成してもよい。
その他の構成は、第1実施の形態で説明したと同様であるので、図3及び図4に対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第4実施の形態に係る固体撮像装置58の動作、駆動方法は、前述の第1実施の形態と同様であるので、詳細説明を省略する。
第4実施の形態に係る固体撮像装置58によれば、第1チャネルストップ領域41と埋め込みチャネル領域32とが間隙59により離れて形成され、かつ読み出し電極を兼ねる垂直転送電極35が第1チャネルストップ領域41に重ならないように形成される。この構成により、垂直転送電極35に読み出し電圧VTを印加した時、垂直転送電極35のエッジ部分と第1チャネルストップ領域41との間の局部的な電界集中が第1実施の形態に比較して、さらに緩和される。この結果、チャネルストップ領域41、42のシリコン表面から垂直転送レジスタ3のゲート絶縁膜への電子注入が抑制されること、混色が抑制されること、暗電流が抑制されること等、第1実施の形態で説明したと同様の効果を奏する。
第4実施の形態で示す、第1チャネル領域41と埋め込み転送チャネル32との間に、少しだけ間隙59を形成する構成は、上述の第2〜第3実施の形態の固体撮像装置に適用することもできる。
<第5実施の形態>
[電子機器の構成例]
上述の本発明に係る固体撮像装置は、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等のカメラシステムや、撮像機能を有する携帯電話、あるいは撮像機能を備えた他の機器、などの電子機器に適用することができる。
図12に、本発明に係る電子機器の一例としてカメラに適用した第5実施の形態を示す。本実施形態例に係るカメラは、静止画像又は動画撮影可能なビデオカメラを例としたものである。本実施形態例のカメラ61は、固体撮像装置62と、固体撮像装置62の受光センサ部に入射光を導く光学系63と、シャッタ装置64と、固体撮像装置62を駆動する駆動回路65と、固体撮像装置62の出力信号を処理する信号処理回路66とを有する。
固体撮像装置62は、上述した各実施例の形態の固体撮像装置が適用される。光学系(光学レンズ)63は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置62の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置62内に、一定期間信号電荷が蓄積される。光学系63は、複数の光学レンズから構成された光学レンズ系としてもよい。シャッタ装置64は、固体撮像装置62への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路65は、固体撮像装置62の転送動作及びシャッタ装置64のシャッタ動作等を制御する駆動信号を供給する。駆動回路65から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置62の信号転送を行う。信号処理回路66は、各種の信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリなどの記憶媒体に記憶され、或いは、モニタに出力される。
第5実施の形態に係る電子機器によれば、画素セルが微細化されても、読み出し電圧の印加による固体撮像装置の特性劣化を抑制することができるので、高品質の電子機器を提供することができる。例えば、多画素、高解像度のカメラなどを提供することができる。
1・・IT方式のCCD固体撮像装置、2・・受光センサ部、3・・垂直転送レジスタ、4・・撮像領域、5・・水平転送レジスタ、6・・出力部、7・・読み出しゲート部、11・・FIT方式のCCD固体撮像装置、12・・蓄積領域、13・・垂直転送レジスタ、31,55,57,58・・固体撮像装置、32・・埋め込み転送チャネル領域、34〜36・・垂直転送電極、37・・接続配線、41・・第1チャネルストップ領域、42・・第2チャネルストップ領域、44・・半導体基板、45,48・・半導体ウェル領域、52・・ゲート絶縁膜、59・・間隙、61・・カメラ、62・・固体撮像装置、63・・光学系、64・・チャッタ装置、65・・駆動回路、66・・信号処理回路

Claims (4)

  1. 複数の受光センサ部と、
    転送チャネル領域及び単層のポリシリコン膜による複数の垂直転送電極を有し、前記複数の垂直転送電極下に一様の膜厚で形成されたゲート絶縁膜を有した複数の垂直転送レジスタと、
    前記垂直転送レジスタの前記転送チャネル領域に併設された第1チャネルストップ領域と、
    垂直方向に隣り合う前記受光センサ部を分離する第2チャネルストップ領域とを有し、
    前記垂直転送電極のうち、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極が、前記第1チャネルストップ領域及び前記第2チャネルストップ領域に重ならない状態で形成され、
    単位画素に相当する前記受光センサ部に3つの前記垂直転送電極が対応し、
    前記3つの垂直転送電極のうちの、受光センサ部横面に位置する中央の垂直転送電極が前記読み出し電極を兼ねており、
    前記3つの垂直転送電極のうちの、読み出し電極を兼ねない垂直転送電極が前記第1チャネルストップ領域に重なっている
    固体撮像装置。
  2. 前記第1チャネルストップ領域と前記転送チャネル領域との間に間隙を有する
    請求項に記載の固体撮像装置。
  3. 光学レンズと、
    固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置の出力信号を処理する信号処理回路を備え、
    前記固体撮像装置は、
    複数の受光センサ部と、
    転送チャネル領域及び単層のポリシリコン膜による複数の垂直転送電極を有し、前記複数の垂直転送電極下に一様の膜厚で形成されたゲート絶縁膜を有した複数の垂直転送レジスタと、
    前記垂直転送レジスタの前記チャネル領域に併設された第1チャネルストップ領域と、
    垂直方向に隣り合う前記受光センサ部を分離する第2チャネルストップ領域とを有し、
    前記垂直転送電極のうち、読み出し電極を兼ねる垂直転送電極が、前記第1チャネルストップ領域及び前記第2チャネルストップ領域に重ならない状態で形成され、
    単位画素に相当する前記受光センサ部に3つの前記垂直転送電極が対応し、
    前記3つの垂直転送電極のうちの、受光センサ部横面に位置する中央の垂直転送電極が前記読み出し電極を兼ねており、
    前記3つの垂直転送電極のうちの、読み出し電極を兼ねない垂直転送電極が前記第1チャネルストップ領域に重なっている
    電子機器。
  4. 前記固体撮像装置における、前記第1チャネルストップ領域と前記転送チャネル領域との間に間隙を有する
    請求項3に記載の電子機器。
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