JP4784142B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置およびその製造方法に関する。
従来の半導体装置には、基板上に集積回路が形成され、その上に絶縁膜が形成され、その上に強誘電体膜を有する薄膜容量素子が形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、強誘電体膜は、BaTiO3などの強誘電体材料を含むペーストを800〜1000℃と比較的高温で焼成して形成されるため、絶縁膜は耐熱性の関係から酸化シリコンによって形成している。
特許第3499255号公報
ところで、上記のような構造の半導体装置において、絶縁膜の材料としてポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂を用いる場合がある。しかしながら、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂の耐熱温度は250℃程度と比較的低温であるため、その上に上記のような、比較的高温の処理を要する強誘電体膜を形成しようとすると、絶縁膜が熱的ダメージを受けてしまうという問題がある。
そこで、この発明は、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁膜が熱的ダメージを受けないようにすることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、半導体基板上の絶縁膜上に形成された配線上に、下部電極、該下部電極上に設けられた強誘電体膜および該強誘電体膜上に設けられた上部電極を有する薄膜容量素子を配置することを特徴とするものである。
この発明によれば、強誘電体膜を有する薄膜容量素子を予め形成しているので、強誘電体膜を形成する際の処理温度が比較的高温であっても、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁膜が熱的ダメージを受けないようにすることができる。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置は平面方形状のシリコン基板(半導体基板)1を備えている。シリコン基板1の上面には所定の機能の集積回路(図示せず)が設けられ、上面周辺部にはアルミニウムやアルミニウム合金などのアルミニウム系金属からなる複数の接続パッド2a、2bが集積回路に接続されて設けられている。この場合、符号2bで示す接続パッドは、後述する薄膜容量素子10の下部電極11に接続されるものである。
接続パッド2a、2bの中央部を除くシリコン基板1の上面には酸化シリコンなどからなる絶縁膜3が設けられ、接続パッド2a、2bの中央部は絶縁膜3に設けられた開口部4a、4bを介して露出されている。絶縁膜3の上面にはポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる保護膜(絶縁膜)5が設けられている。この場合、絶縁膜3の開口部4a、4bに対応する部分における保護膜5には開口部6a、6bが設けられている。
保護膜5の上面には銅などからなる下地金属層7a、7b、7cが設けられている。下地金属層7a、7b、7cの上面全体には銅からなる配線8a、8b、8cが設けられている。下地金属層7a、7bを含む配線8a、8bの一端部は、保護膜5および絶縁膜3の開口部6a、4aおよび開口部6b、4bを介して接続パッド2a、2bに接続されている。下地金属層7cを含む配線8cの一端部は、保護膜5および絶縁膜3の開口部(図示せず)を介して接続パッド(図示せず)に接続されている。
配線8bの平面方形状の容量素子形成領域上面には導電性接着剤や導電性ペーストなどからなる導電性接着層9を介して平面方形状の薄膜容量素子10が設けられている。薄膜容量素子10は、下部電極11、該下部電極11上に設けられた強誘電体膜12および該強誘電体膜12上に設けられた上部電極13を有する構造となっており、シリコン基板1とは別の基板などを用いた別の工程により予め形成されたものであり、市販されていて一般に入手可能なものである。この場合、強誘電体膜12の材料としては、例えば、STO(SrTiO3)、BST((Ba、Sr)TiO3)、PZT(Pb(Zr、Ti)O3)などが挙げられる。誘電率は、STOで80〜200、BSTで400〜800、PZTで500〜900である。
薄膜容量素子10の下部電極11の下面は導電性接着層9の上面に接着されている。薄膜容量素子10の上部電極13の上面は、金からなるボンディングワイヤ14を介して配線8cの上面に接続されている。配線8a、8b、8cの接続パッド部上面には銅からなる柱状電極15a、15b、15cが設けられている。
配線8a、8b、8c、薄膜容量素子10およびボンディングワイヤ14を含む絶縁膜13の上面にはエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる封止膜16がその上面が柱状電極15a、15b、15cの上面と面一となるように設けられている。柱状電極15a、15b、15cの上面には半田ボール17a、17b、17cが設けられている。
なお、図1に示した構成は、本実施形態における半導体装置の構成の一例を示したものに過ぎず、上記と同様に、配線層上に薄膜容量素子10の下部電極11の下面が設けられて接続され、上部電極13の上面がボンディングワイヤを介して他の配線層に接続されるものであれば、他の構成を有するものであってもよい。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明する。まず、図2に示すように、ウエハ状態のシリコン基板(半導体基板)1上にアルミニウム系金属からなる複数の接続パッド2a、2bおよび酸化シリコンなどからなる絶縁膜3が設けられ、接続パッド2a、2bの中央部が絶縁膜3に形成された開口部4a、4bを介して露出されたものを用意する。この場合、ウエハ状態のシリコン基板1には、各半導体装置が形成される領域に所定の機能の集積回路(図示せず)が形成され、接続パッド2a、2bはそれぞれ対応する領域に形成された集積回路に電気的に接続されている。
次に、図3に示すように、絶縁膜3の開口部4a、4bを介して露出された接続パッド2a、2bの上面を含む絶縁膜3の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法などにより、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる保護膜5を形成する。次に、レーザビームを照射するレーザ加工あるいはフォトリソグラフィ法により、絶縁膜3の開口部4a、4bに対応する部分における保護膜5に開口部6a、6bを形成する。
次に、図4に示すように、保護膜5および絶縁膜3の開口部6a、4aおよび開口部6b、4bを介して露出された接続パッド2a、2bの上面を含む保護膜5の上面全体に下地金属層7を形成する。この場合、下地金属層7は、無電解メッキにより形成された銅層のみであってもよく、またスパッタ法により形成された銅層のみであってもよく、さらにスパッタ法により形成されたチタンなどの薄膜層上にスパッタ法により銅層を形成したものであってもよい。
次に、下地金属層7の上面にメッキレジスト膜21をパターン形成する。この場合、配線8a、8b、8c形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜21には開口部22a、22b、22cが形成されている。次に、下地金属層7をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜21の開口部22a、22b、22c内の下地金属層7の上面に配線8a、8b、8cを形成する。次に、メッキレジスト膜21を剥離する。
次に、図5に示すように、配線8bの平面方形状の容量素子形成領域上面に、スクリーン印刷法などにより、導電性接着剤や導電性ペーストなどからなる導電性接着層9を形成する。次に、下部電極11、該下部電極11上に設けられた強誘電体膜12および該強誘電体膜12上に設けられた上部電極13を有する、予め形成された薄膜容量素子10の下部電極11の下面を、ピックアップマシーン(図示せず)を用いて、導電性接着層9の上面に接着して配置する。この場合、強誘電体膜12は、STO(SrTiO3)、BST((Ba、Sr)TiO3)、PZT(Pb(Zr、Ti)O3)などからなっている。
ここで、本実施形態においては、配線8bの容量素子形成領域上面に強誘電体膜を有する容量素子を形成する場合に、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる保護膜5の耐熱温度が250℃程度と比較的低くても、下部電極11、該下部電極11上に設けられた強誘電体膜12および該強誘電体膜12上に設けられた上部電極13を有する、予め形成された薄膜容量素子10の下部電極11の下面を導電性接着層9の上面に接着して配置するだけであるため、保護膜5に熱的ダメージを与えることはない。
次に、図6に示すように、下地金属層7の上面にメッキレジスト膜23をパターン形成する。この場合、柱状電極15a、15b、15c形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜23には開口部24a、24b、24cが形成されている。次に、下地金属層7をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜23の開口部24a、24b、24c内の配線8a、8b、8cの接続パッド部上面に柱状電極15a、15b、15cを形成する。
次に、メッキレジスト膜23を剥離し、次いで、配線8a、8b、8cをマスクとして下地金属層7の不要な部分をエッチングして除去すると、図7に示すように、配線8a、8b、8c下に下地金属層7a、7b、7cが残存される。ここで、薄膜容量素子10の上部電極13が下地金属層7とほぼ同様の構造であっても、下地金属層7の膜厚は数千Åであるのに対し、上部電極13の膜厚は数十μm以上であるので、上部電極13の表面側がややエッチングされるだけであり、別に支障はない。
次に、図8に示すように、薄膜容量素子10の上部電極13の上面と配線8cの上面とを金からなるボンディングワイヤ14を介して接続する。次に、図9に示すように、柱状電極15a、15b、15c、配線8a、8b、8c、薄膜容量素子10およびボンディングワイヤ14を含む保護膜5の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法などにより、エポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる封止膜16をその厚さが柱状電極15a、15b、15cの高さよりも厚くなるように形成する。したがって、この状態では、柱状電極15a、15b、15cの上面は封止膜16によって覆われている。
次に、封止膜16および柱状電極15a、15b、15cの上面側を適宜に研磨し、図10に示すように、柱状電極15a、15b、15cの上面を露出させ、且つ、この露出された柱状電極15a、15b、15cの上面を含む封止膜16の上面を平坦化する。次に、図11に示すように、柱状電極15a、15b、15cの上面に半田ボール17a、17b、17cを形成する。次に、ダイシング工程を経ると、図1に示す半導体装置が複数個得られる。
(第2実施形態)
図12はこの発明の第2実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置は平面方形状のシリコン基板(半導体基板)31を備えている。シリコン基板31の上面には所定の機能の集積回路(図示せず)が設けられ、上面周辺部にはアルミニウムやアルミニウム合金などのアルミニウム系金属からなる複数の接続パッド32a、32bが集積回路に接続されて設けられている。この場合、符号32bで示す接続パッドは、後述する薄膜容量素子40の下部電極41に接続されるものである。
接続パッド32a、32bの中央部を除くシリコン基板31の上面には酸化シリコンなどからなる絶縁膜33が設けられ、接続パッド32a、32bの中央部は絶縁膜33に設けられた開口部34a、34bを介して露出されている。絶縁膜33の上面にはポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる保護膜(絶縁膜)35が設けられている。この場合、絶縁膜33の開口部34a、34bに対応する部分における保護膜35には開口部36a、36bが設けられている。
保護膜35の上面には銅などからなる下地金属層37が設けられている。下地金属層37の上面全体には銅からなる下層配線38が設けられている。下地金属層37を含む下層配線38の一端部は、保護膜35および絶縁膜33の開口部36b、34bを介して接続パッド32bに接続されている。
下層配線38の平面方形状の容量素子形成領域上面には導電性接着剤や導電性ペーストなどからなる導電性接着層39を介して平面方形状の薄膜容量素子40が設けられている。薄膜容量素子40は、下部電極41、該下部電極41上に設けられた強誘電体膜42および該強誘電体膜42上に設けられた上部電極43を有する構造となっており、前述の薄膜容量素子10と同様に、シリコン基板31とは別の基板等を用いた別の工程により予め形成されたものであり、市販されていて一般に入手可能なものである。この場合、強誘電体膜42の材料としては、例えば、STO(SrTiO3)、BST((Ba、Sr)TiO3)、PZT(Pb(Zr、Ti)O3)などが挙げられる。
薄膜容量素子40などを含む保護膜35の上面にはポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁膜44が設けられている。この場合、保護膜35の開口部36aに対応する部分における絶縁膜44には開口部45aが設けられ、薄膜容量素子40の上部電極43の中央部に対応する部分における絶縁膜44には開口部45bが設けられている。
絶縁膜44の上面には銅などからなる下地金属層46a、46bが設けられている。下地金属層46a、46bの上面全体には銅からなる上層配線47a、47bが設けられている。下地金属層46aを含む上層配線47aの一端部は、絶縁膜44、保護膜35および絶縁膜33の開口部45a、36a、34aを介して接続パッド32aに接続されている。下地金属層46bを含む上層配線47bの一端部は、絶縁膜44の開口部45bを介して薄膜容量素子40の上部電極43に接続されている。
上層配線47a、47bの接続パッド部上面には銅からなる柱状電極48a、48bが設けられている。上層配線47a、47bを含む絶縁膜44の上面にはエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる封止膜49がその上面が柱状電極48a、48bの上面と面一となるように設けられている。柱状電極48a、48bの上面には半田ボール50a、50bが設けられている。
なお、図12に示した構成も、本実施形態における半導体装置の構成の一例を示したものに過ぎず、上記と同様に、下層配線上に薄膜容量素子40の下部電極41の下面が設けられて接続され、上部電極43の上面に上層配線が設けられるものであれば、他の構成を有するものであってもよい。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明する。まず、図13に示すように、ウエハ状態のシリコン基板31上にアルミニウム系金属からなる複数の接続パッド32a、32bおよび酸化シリコンなどからなる絶縁膜33が設けられ、接続パッド32a、32bの中央部が絶縁膜33に形成された開口部34a、34bを介して露出されたものを用意する。この場合、ウエハ状態のシリコン基板31には、各半導体装置が形成される領域に所定の機能の集積回路(図示せず)が形成され、接続パッド32a、32bはそれぞれ対応する領域に形成された集積回路に電気的に接続されている。
次に、図14に示すように、絶縁膜33の開口部34a、34bを介して露出された接続パッド32a、32bの上面を含む絶縁膜33の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法などにより、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる保護膜35を形成する。次に、レーザビームを照射するレーザ加工あるいはフォトリソグラフィ法により、絶縁膜33の開口部34bに対応する部分における保護膜35に開口部36bを形成する。
次に、図15に示すように、保護膜35および絶縁膜33の開口部36b、34bを介して露出された接続パッド32bの上面を含む保護膜35の上面全体に下地金属層37を形成する。この場合、下地金属層37は、無電解メッキにより形成された銅層のみであってもよく、またスパッタ法により形成された銅層のみであってもよく、さらにスパッタ法により形成されたチタンなどの薄膜層上にスパッタ法により銅層を形成したものであってもよい。
次に、下地金属層37の上面にメッキレジスト膜51をパターン形成する。この場合、下層配線38形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜51には開口部52が形成されている。次に、下地金属層37をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜51の開口部52内の下地金属層37の上面に下層配線38を形成する。次に、メッキレジスト膜32を剥離し、次いで、下層配線38をマスクとして下地金属層37の不要な部分をエッチングして除去すると、図16に示すように、下層配線38下に下地金属層37が残存される。
次に、図17に示すように、下層配線38の平面方形状の容量素子形成領域上面に、スクリーン印刷法などにより、導電性接着剤や導電性ペーストなどからなる導電性接着層39を形成する。次に、下部電極41、該下部電極41上に設けられた強誘電体膜42および該強誘電体膜42上に設けられた上部電極43を有する、市販されている平面方形状の薄膜容量素子40の下部電極41の下面を、ピックアップマシーン(図示せず)を用いて、導電性接着層39の上面に接着して配置する。この場合、強誘電体膜42は、STO(SrTiO3)、BST((Ba、Sr)TiO3)、PZT(Pb(Zr、Ti)O3)などからなっている。
ここで、本実施形態においても、下層配線38の容量素子形成領域上面に強誘電体膜を有する容量素子を形成する場合に、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる保護膜35の耐熱温度が250℃程度と比較的低くても、下部電極41、該下部電極41上に設けられた強誘電体膜42および該強誘電体膜42上に設けられた上部電極43を有する、予め形成された薄膜容量素子40の下部電極41の下面を導電性接着層39の上面に接着して配置すれだけであるため、保護膜35に熱的ダメージを与えることはない。
次に、図18に示すように、薄膜容量素子40などを含む保護膜35の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法などにより、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁膜44を形成する。次に、レーザビームを照射するレーザ加工あるいはフォトリソグラフィ法により、絶縁膜33の開口部34aに対応する部分における絶縁膜44および保護膜35に開口部45a、36aを連続して形成し、薄膜容量素子40の上部電極43の上面中央部に対応する部分における絶縁膜44に開口部45bを形成する。
次に、図19に示すように、絶縁膜44、保護膜35および絶縁膜33の開口部45a、36a、34aを介して露出された接続パッド32aの上面および絶縁膜44の開口部45bを介して露出された薄膜容量素子40の上部電極43の上面を含む絶縁膜44の上面全体に、銅の無電解メッキなどにより、下地金属層46を形成する。
次に、下地金属層46の上面にメッキレジスト膜53をパターン形成する。この場合、上層配線47a、47b形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜53には開口部54a、54bが形成されている。次に、下地金属層46をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜53の開口部54a、54b内の下地金属層46の上面に上層配線47a、47bを形成する。次に、メッキレジスト膜53を剥離する。
次に、図20に示すように、上層配線47a、47bを含む下地金属層46の上面にメッキレジスト膜55をパターン形成する。この場合、柱状電極48a、48b形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜55には開口部56a、56bが形成されている。次に、下地金属層46をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜55の開口部56a、56b内の上層配線47a、47bの接続パッド部上面に柱状電極48a、48bを形成する。次に、メッキレジスト膜55を剥離し、次いで、上層配線47a、47bをマスクとして下地金属層46の不要な部分をエッチングして除去すると、図21に示すように、上層配線47a、47b下に下地金属層46a、46bが残存される。
次に、図22に示すように、柱状電極48a、48bおよび上層配線47a、47bを含む絶縁膜44の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法などにより、エポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる封止膜49をその厚さが柱状電極48a、48bの高さよりも厚くなるように形成する。したがって、この状態では、柱状電極48a、48bの上面は封止膜49によって覆われている。
次に、封止膜49および柱状電極48a、48bの上面側を適宜に研磨し、図23に示すように、柱状電極48a、48bの上面を露出させ、且つ、この露出された柱状電極48a、48bの上面を含む封止膜49の上面を平坦化する。次に、図24に示すように、柱状電極48a、48bの上面に半田ボール50a、50bを形成する。次に、ダイシング工程を経ると、図12に示す半導体装置が複数個得られる。
(第3実施形態)
図25はこの発明の第3実施形態としての半導体装置の断面図を示す。この半導体装置において、図12に示す半導体装置と異なる点は、絶縁膜44に設けられた開口部45b内の下層配線38の平面方形状の容量素子形成領域上面に導電性接着層39を介して薄膜容量素子40を設けた点である。
この半導体装置を製造する場合には、一例として、図16に示す工程後に、図26に示すように、下層配線39を含む保護膜35の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法などにより、ポリイミド系樹脂などの熱硬化性樹脂からなる絶縁膜44を形成する。次に、レーザビームを照射するレーザ加工あるいはフォトリソグラフィ法により、絶縁膜33の開口部34aに対応する部分における絶縁膜44および保護膜35に開口部45a、36aを連続して形成し、下層配線39の平面方形状の接続パッド部の中央部に対応する部分における絶縁膜44に開口部45bを形成する。
次に、図27に示すように、絶縁膜44の開口部45b内の下層配線38の平面方形状の容量素子形成領域上面に、スクリーン印刷法などにより、導電性接着剤や導電性ペーストなどからなる導電性接着層39を形成する。次に、絶縁膜44の開口部45b内の導電性接着層39の上面に、市販されている平面方形状の薄膜容量素子40の下部電極41の下面を接着して配置する。
次に、図28に示すように、薄膜容量素子40の上部電極43の上面および開口部34a、36a、45aを介して露出された接続パッド32aの上面を含む絶縁膜44の上面全体に、銅などの無電解メッキなどにより、下地金属層46を形成する。ここで、薄膜容量素子40の上部電極43の上面は、絶縁膜44の上面とほぼ同じ高さ位置であることが望ましいが、絶縁膜44の上面よりもやや低くてもやや高くても、その段差の部分において下地金属層46に断線が生じない限りは、別に支障はない。なお、以下の工程は上記第2実施形態の場合と同じであるので、省略する。
(その他の実施形態)
例えば、図12において、下地金属層37を省略し、下層配線38をアルミニウム系金属によって形成するようにしてもよい。この場合、図16に示すような工程において、保護膜35の上面に成膜されたアルミニウム系金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングして下層配線38を形成するとき、アルミニウム系金属からなる接続パッド32aは保護膜35によって覆われているのでエッチングされることはない。
また、図1において、薄膜容量素子10の上部電極13と配線8cとを接続するためのボンディングワイヤ14の代わりに、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術により、ブリッジ形状の立体的な配線を形成するようにしてもよい。
この発明の第1実施形態としての半導体装置の断面図。 図1に示す半導体装置の製造方法の一例において、当初の工程の断面図。 図2に続く工程の断面図。 図3に続く工程の断面図。 図4に続く工程の断面図。 図5に続く工程の断面図。 図6に続く工程の断面図。 図7に続く工程の断面図。 図8に続く工程の断面図。 図9に続く工程の断面図。 図10に続く工程の断面図。 この発明の第2実施形態としての半導体装置の断面図。 図12に示す半導体装置の製造方法の一例において、当初の工程の断面図。 図13に続く工程の断面図。 図14に続く工程の断面図。 図15に続く工程の断面図。 図16に続く工程の断面図。 図17に続く工程の断面図。 図18に続く工程の断面図。 図19に続く工程の断面図。 図20に続く工程の断面図。 図21に続く工程の断面図。 図22に続く工程の断面図。 図23に続く工程の断面図。 この発明の第3実施形態としての半導体装置の断面図。 図25に示す半導体装置の製造方法の一例において、所定の工程の断面図。 図26に続く工程の断面図。 図27に続く工程の断面図。
符号の説明
1 シリコン基板
2a、2b 接続パッド
3 絶縁膜
5 保護膜
8a、8b、8c 下層配線
9 導電性接着層
10 薄膜容量素子
11 下部電極
12 強誘電体膜
13 上部電極
14 ボンディングワイヤ
15a、15b、15c 柱状電極
16 封止膜
17a、17b、17c 半田ボール

Claims (14)

  1. 上面に複数の接続パッドを有する半導体基板と、
    前記半導体基板上に設けられた樹脂からなる絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に前記接続パッドに接続されて設けられた配線と、
    前記配線上に設けられ、且つ、下部電極、該下部電極上に設けられた強誘電体膜および該強誘電体膜上に設けられた上部電極を有する予め形成された薄膜容量素子と、
    を具備し、
    前記薄膜容量素子の下部電極は前記配線上に導電性接着層を介して接着されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記薄膜容量素子の上部電極は、前記絶縁膜上に設けられた別の配線にボンディングワイヤを介して接続されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項に記載の発明において、前記配線および前記別の配線の接続パッド部上に柱状電極が設けられ、前記柱状電極の周囲を覆う封止膜を有することを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の発明において、前記薄膜容量素子の少なくとも周囲を覆う別の絶縁膜を有し、前記別の絶縁膜上に上層配線が前記薄膜容量素子の上部電極に接続されて設けられていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項に記載の発明において、前記上層配線の接続パッド部上に柱状電極が設けられ、前記柱状電極の周囲を覆う封止膜を有することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  8. 上面に複数の接続パッドを有する半導体基板上に樹脂からなる絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に配線を前記接続パッドに接続させて形成する工程と、
    下部電極、該下部電極上に設けられた強誘電体膜および該強誘電体膜上に設けられた上部電極を有する薄膜容量素子を用意する工程と、
    前記配線上に前記薄膜容量素子を配置する工程と、
    を有し、
    前記薄膜容量素子を配置する工程は、前記下部電極を前記配線上に導電性接着層を介して接着する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項に記載の発明において、前記薄膜容量素子の上部電極と前記絶縁膜上に設けられた別の配線とをボンディングワイヤを介して接続する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項に記載の発明において、前記配線および前記別の配線の接続パッド部上に柱状電極を形成し、前記柱状電極の周囲を覆う封止膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項1に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールを形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項8乃至11の何れか一項に記載の発明において、前記薄膜容量素子の少なくとも周囲を覆う別の絶縁膜を形成し、前記別の絶縁膜上に上層配線を前記薄膜容量素子の上部電極に接続させて形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項1に記載の発明において、前記上層配線の接続パッド部上に柱状電極を形成し、前記柱状電極の周囲を覆う封止膜を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項1に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールを形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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