JP4784024B2 - 建材用印刷物及びそれを配列した配列印刷物 - Google Patents

建材用印刷物及びそれを配列した配列印刷物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、並べて配列する用途に使用され得る印刷物と、その結果得られる配列印刷物に関する。特に、帯状の印刷模様について、配列時の位置ズレが目立ち難くなる建材用印刷物と配列印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
模様、文字、画像等の絵柄を表現した印刷模様を印刷形成した印刷物は、各種用途で使用されている。例えば、建材用途においては、印刷物は化粧シート、化粧紙等として、或いは更にそれを更に板材に貼着したりして化粧板や化粧パネル等として、建築物の内装材、外装材、建具等の表面装飾に使われている。例えば、壁材としては、壁面パネル等として使われている。
また、建材用途以外では、1枚の印刷紙では大きさが足りない様な大型の屋外及び屋内広告等にて、複数の印刷紙に分割して印刷形成した印刷模様(画像)を、該複数の印刷紙を並べて配置することで、目的とする印刷模様(画像)を表現している。
【0003】
ここで図6(A)及び(B)は、上記の如き印刷物及び印刷配列物の一例として、それらが建築物壁材として使われた場合を、概念的に示す平面図(側面図)である。水平方向に平行に配置された2つの印刷物20は、例えば、樹脂シートや紙に所定の模様を印刷した化粧シートを板材等に貼着しパネルとした物等である。概念図である同図では、配列する印刷物の数は、配列時の最小枚数である2としてある。2つの印刷物20を、水平方向に互いにその外縁が接触する様に突合せて隣接配列して、配列印刷物200を構成した例である。該配列印刷物200によって、建築物の壁面が構成される。
【0004】
そして、同図では、2つの印刷物20は、互いに同一の印刷模様2を有する。つまり、同じ模様の印刷物を、2つ水平に配置した状態である。また、同図の場合、該印刷模様2は、印刷物の垂直方向中央部に該印刷物の水平方向に、連続直線を成す帯状の模様を一本有する。また、該印刷模様2は、その両端が印刷物の水平方向の外縁までそれぞれ伸びている模様である。そして、同図では2つの印刷物20を、それら天地が揃う様に配列してあるので、2つの印刷物20のぞれぞれの印刷模様2は、配列印刷物200に於いて、2つの印刷物20間で繋がって、帯の長さ伸びて、水平方向により長い帯状の印刷模様となる。
なお、一例として挙げた建築物壁面に於いては、この様な印刷模様はボーダー柄とも呼ばれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如き水平直線を成す帯状の印刷模様は、建築物壁面に於いては、安定感やアクセント等を与える意匠表現であるが、その模様が帯状でしかも直線的であるが故に、印刷物を隣接配置するときに垂直方向に位置ズレがあると、繋げるべき帯状の印刷模様同士の垂直方向の微妙なズレが、心理的作用の為か、目立ち易いと言う問題があった。図6(B)は、この位置ズレを誇張して描いた説明図である。
この為、印刷物を配列する際は、位置ズレに注意して行う必要があり、作業性に劣った。また、帯状の印刷模様が位置ズレした配列印刷物は、本来の意匠性が十分に得られず、外観品質の低下したものとなった。なお、印刷物同士を完全に精度良く配列できたとしても、印刷物内での印刷模様の位置ズレがあると、配列時に該位置ズレが顕在化する。従って、印刷物内に於ける位置ズレにも注意する必要があった。印刷物内での位置ズレは、印刷そのものの精度の他、一旦印刷物として作製した印刷紙や印刷シート等を、板等に貼着して、より厚みの厚い印刷物とする場合に、貼着時の位置精度等がある。
【0006】
すなわち、本発明の課題は、帯状の印刷模様が繋がり帯が伸びる様に印刷物を配列する場合に、該帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレを目立ち難くできる、建材用印刷物及び配列印刷物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の建材用印刷物では、少なくとも有限の長さに切断した印刷物の端部及び/又は端部近傍に達する帯状の印刷模様を有する建材用印刷物において、前記帯状の印刷模様は、少なくとも前記端部及び/又は端部近傍に対して平行な方向に濃度が増減する変化するグラデーション領域を有する構成とした。
【0008】
この様な構成とすることで、帯状の印刷模様が繋がり帯が伸びる様に印刷物を配列して配列印刷物とする場合に、該帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレが多少あっても、帯状の印刷模様の少なくとも繋ぎ部分近傍に於いては、該印刷模様の輪郭がグラデーション領域によって視覚的に暈け気味となる為に、該帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレを目立ち難くできる。
【0009】
また、本発明の建材用印刷物は、少なくとも有限の長さに切断した印刷物の端部及び/又は端部近傍に達する帯状の印刷模様を有する建材用印刷物において、前記帯状の印刷模様は、少なくとも前記端部及び/又は端部近傍に対して平行な方向に濃度が増減するグラデーション領域と非グラデーション領域とからなり、前記帯状の印刷模様の長手方向と直交する方向にグラデーション領域、非グラデーション領域、グラデーション領域の順に構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の建材用印刷物は、上記構成に於いて更に、前記帯状の印刷模様として、印刷物の対向する外縁間にわたり連続した直線帯状の模様を有する構成とした。
【0010】
この様な構成の印刷物では、その帯状の印刷模様は、印刷物の対向する外縁間にわたり連続した直線帯状の模様である為に、直線的な広がり感を強く感じさせる。その結果、該印刷物を、その帯状の印刷模様が繋がり帯が伸びる様に配列して配列印刷物とする場合に、帯状の印刷模様の位置ズレが視覚的に特に目立ち易い模様となる。この様な特に目立ち易い模様の場合でも、本発明では、帯状の印刷模様に本発明特有のグラデーション領域を設けてあるので、上記構成に対して述べた作用効果同様に、該帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレを目立ち難くできる。
【0011】
また、本発明の建材用印刷物は、上記いずれかの構成に於いて更に、印刷物が連続帯状のシートである構成とした。
【0012】
この様に、本発明の建材用印刷物は、連続帯状のシートの構成でも良く、この構成では、輪転印刷機等による大量生産、或いは連続帯状の製品として使用等、に適しており、この構成でも、上記した各作用効果が得られる。
【0013】
また、本発明の配列印刷物は、上記いずれかの構成の建材用印刷物を、その外縁まで伸びた帯状の印刷模様が、隣接する印刷物間で繋がって帯が伸びる様に2以上配列した構成とした。
【0014】
この様な構成とすることで、上記各建材用印刷物にて述べた作用効果が得られる。すなわち、配列印刷物を構成する印刷物の繋ぎ部分で、それらの帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレが多少あっても、帯状の印刷模様の少なくとも繋ぎ部分近傍に於いては、該印刷模様の輪郭がグラデーション領域によって視覚的に暈け気味となる為に、該帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレを目立ち難くできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の印刷物及びその配列印刷物について、実施の形態を説明する。
【0016】
〔帯状の印刷模様〕
図1は本発明の印刷物と配列印刷物の各一形態を概念的に例示する平面図である。概念的である同図では、2つの印刷物10を水平方向に平行に配列することで、配列印刷物100を形成してある。配置された2つの印刷物10は、例えば、樹脂シートや紙に所定の模様を印刷した化粧シート等の印刷シートを板材等に貼着しパネルとした物等である。
なお、同図は概念的であるので、印刷物の数は最小配列可能枚数の2であるが、2以上の場合も、もちろん有り得る。また、2つの印刷物10は、互いにその外縁が接触する様に突合せて配列してある様に図示してあるが、配列印刷物100としては、印刷物10間に、例えば壁面とする場合ではシーリング材を充填する等、間隙を設けたものであっても良い。
【0017】
そして、図1の印刷物10が有する帯状の印刷模様1の形状は、横方向(図面左右方向)の全幅にわたり連続した直線を成す帯状パターンである。そして、同図の場合では、該連続直線状の帯状パターンを、印刷物10の天地方向(図面上下方向)の中央部に1本有する。
そして、同図に例示の本発明による印刷模様1では、その輪郭のうち天地方向の輪郭部分にグラデーション領域1gを天地それぞれ有する。天地の各グラデーション領域1g間を、つまりグラデーション領域1g以外の部分を非グラデーション領域1nと呼称すれば、帯状の印刷模様1は、グラデーション領域1gと非グラデーション領域1nとから成る。そして、本発明では、グラデーション領域1gのグラデーションの変化方向Dg(図面の両矢印方向)は、帯状の印刷模様の端が伸びた印刷物の外縁Eに平行な方向、つまり図面の場合では天地方向(図面の両矢印方向としてある。この結果、帯状の印刷模様の境界部分は暈け気味の感じとなる。
【0018】
なお、本発明で言う「非」グラデーション領域1nとは、上記のグラデーション領域1g以外の部分と言う意味であるので、いわゆるグラデーションが全く無い部分との意味では無い。例えば、グラデーション領域1gでは、印刷模様外側に向かって濃度小となるグラデーションがあるのに対して、二つのグラデーション領域1gで挟まれる非グラデーション領域では、逆に帯中央(図面天地方向中央)に向かって濃度小となるグラデーション等があっても良いという事である。
【0019】
また、もちろんだが、グラデーション領域1gに於ける濃度(色相、明度、彩度等)の増減は、印刷模様1(より正確には非グラデーション領域1n)の濃度から、印刷模様1では無い領域である非印刷模様領域Nの濃度に連続的に変化する方向での増減である。印刷模様1と非印刷模様領域N(より正確にはその印刷模様1に接する部分近傍)との濃度の大小関係は、大小どちらも有り得る(印刷模様1が非印刷模様領域よりも濃度大の場合と、印刷模様1が非印刷模様Nよりも濃度小の場合)ので、グラデーション領域1gでは、印刷模様1から非印刷模様領域に接近するに従って、濃度が増加する場合と、減少する場合の両方が有り得る。
【0020】
ここで、具体例として、住宅内壁に使用する化粧板としての印刷物の一例を挙げれば、帯状の印刷模様1は、その帯の幅が120mm、そのうち(図1の場合で)印刷模様の天地の輪郭部分に設けるグラデーション領域1gの(グラデーション)幅がそれぞれ10mm等である。もちろん、これはほんの一例であり、当該用途も含めて、この数値に限定されるものでは無い。
位置ズレを目立ち難くする為に好ましいグラデーション領域の幅は、印刷物及び配列印刷物の用途により、それが見られる距離、注目度等が異なるので、それら応じた、適宜な幅とすれば良い。
【0021】
以上の様な、外縁に平行方向に変化する所定のグラデーション領域1gを設けることによって、図1の様に、帯状の印刷模様1が繋がり帯が伸びる様に、印刷物10を配列して配列印刷物100とする場合に、帯状の印刷模様1の繋ぎ部分に、隣接する印刷物同士でその帯状の印刷模様1間に位置ズレが多少あっても、該印刷模様1の輪郭がグラデーション領域1gによって視覚的に暈け気味となる為に、帯状の印刷模様1の繋ぎ部分の位置ズレを目立ち難くできる事になる。
【0022】
なお、グラデーション領域を設ける部分は、帯状の印刷模様に於いて、帯全長とするのが、意匠表現上、帯状の印刷模様の全体的均一感が得られる点では好ましい。但し、印刷物配列時の位置ズレは、印刷物同士が隣接する部分が最も目立ち易いので、最低限、該隣接部分に関与する部分にグラデーション領域が有れば良い。つまり、グラデーション領域は、印刷物の外縁の近傍のみでも良い。
【0023】
また、帯状の印刷模様は、図1で例示の如く、その帯の両端が印刷物10の外縁Eに伸びた形状、すなわち、印刷物の対向する2辺を成す外縁E、E間を途切れなく連ねる連続した帯、でも良いが、図2(A)で例示の印刷模様1の如く、帯びの片端のみが印刷物の外縁Eに伸びた形状でも良い。
【0024】
なお、図1等では、帯状の印刷模様1は、帯の先端(一端)が印刷物10の外縁Eまで完全に伸び、帯先端と外縁Eとが一致した形状として描いてあるが、帯先端と外縁E間に隙間があっても良い。隙間は、例えば、建築物の壁面用途での目地部となる。隙間は大きくなる程、本発明による効果は低減するが、該効果の度合いは、印刷物の用途、印刷物の大きさ、印刷物を見る距離、注目度等によっても異なる。従って、許容できる隙間の最大サイズは一義的に決められるものでは無いが、この様な隙間を有する印刷物を、配列して配列印刷物としたときに、その帯状の印刷模様が隣接する印刷物間で繋がって帯が伸びている様に視覚的に感じさせる事ができる程度の隙間ならば、本発明による効果が得られる。ここで、隙間の大きさの一具体例を挙げれば、印刷物が壁面用途でその大きさが縦2m横1m程度の場合に対して、1cm程度等である。
以上の如く、本発明にて、帯状の印刷模様の帯の一端が印刷物の外縁まで伸びているとは、帯の先端(一端)と外縁Eとの間に隙間がある場合も包含する。
【0025】
また、上記図2(A)の如き形状の変形として、図2(B)の如く、全体としては、印刷物10の対向する2辺を成す外縁E、E間に伸びる帯であるが不連続の帯であり、一部の印刷模様1A及び1Cは外縁Eにかかるが、一部(同図左右方向中央部)の印刷模様1Bは、外縁Eにかからない模様でも良い。この場合、各印刷模様1A、1B及び1Cの全てにグラデーション領域を設けるのが、意匠表現上の全体的均一感の点では好ましいが、図2(B)の如く、外縁間にわたる全帯に設けず、外縁に関与する帯1A及び1Cのみとして、中央の帯状の印刷模様1Bはグラデーション領域無しとしても、効果は得られる。この様な態様とするのは、目的とする意匠表現等を勘案して適宜選択すれば良い。
【0026】
以上、図1及び図2に於いては、帯状の印刷模様の帯形状は全て直線であったが、本発明に於いて帯形状は直線以外の、折線、曲線、或いは直線と曲線の組合わせ等でも良い。図3は、その一例を示す。図3(A)に示す帯状の印刷模様1は波状の曲線である。また、図3(B)に示す帯状の印刷模様1は、直線分からなる折れ線である。また、図3(C)に示す帯状の印刷模様1は、分離した複数の直線分からなる千鳥調の模様である。
また、図4に示す帯状の印刷模様1の如く、帯の幅不均一でも良い。図4は帯の片方の輪郭線が直線で他方の輪郭線が折れ線の場合である。
以上、帯形状としては各種可能であるが、帯形状が連続した直線(帯中心線が成す線が直線で且つ帯幅が均一の帯)の場合、すなわち、連続した直線帯状の場合、最も位置ズレが目立ち易く、また、この直線の帯状の印刷模様に於いて、本発明による効果は最も大きい。
【0027】
また、もろちんだか、一つの印刷物内に於いて、帯状の印刷模様を構成する帯状パターンは、図5に例示の印刷物10が3本有する如く、複数本でも良い。同図の場合では、帯状の印刷模様1として、対向する外縁間で水平方向(図面左右方向)に連続した直線状の帯状パターンを、印刷物10の天地方向(図面上下方向)での上端、下端、及び中央部に、合計で3本有する。また、上端の帯状パターン、すなわち、上端の帯状の印刷模様は、その帯を縦に切る方向(図面左右方向)で印刷物10の上端と接している。同様に、下端の帯状パターンでも、上下を逆にして印刷物の下端と接している形態である。
また、複数本の本発明固有の帯状パターンを1つの印刷物内に有する場合、帯状パターン同士は非平行の模様や交差する模様であっても良い。また、複数本の帯状パターンを有する場合、それらは異なる形状(例えば、直線、曲線、折れ線、全幅、部分長)の組合わせでも良い。
【0028】
なお、図5に例示の場合、印刷物10に於ける上端或いは下端は、印刷物の外縁ではあるが、帯状の印刷模様の帯の一端が伸びて接した部分では無く、帯が縦割されて接した部分であるので、本発明固有のグラデーション領域1gを設ける部分ではない。これは、仮にこの印刷物10を図面縦方向に配列した場合も同様である。該上端及び下端で、隣接する印刷物間でそれらの帯状の印刷模様同士が、繋がって連続した外形形状の模様を成したとしても、それは帯が太る様な配列であり、帯が伸びる様な配列では無いからである。
【0029】
〔他の印刷模様〕
本発明の印刷物10は、概念図の図1〜図5を参照して説明して来た如く、帯状の印刷模様1を少なくとも有する印刷物であるが、その他の印刷模様等の表現があって良い。例えば、壁材等の建材用途を想定すれば石目、砂目、木目等、或いは、文字、図形、画像等のその他の模様を表現する印刷模様があっても良い。この様な印刷模様は、帯状の印刷模様1が形成されていない非印刷模様領域Nに設けたり、或いは帯状の印刷模様自体に設けたり、或いはこれら両方の領域に設けたりすることができる。なお、帯状の印刷模様自体(内部)に設ける場合には、非グラデーション領域、或いは更にグラデーション領域も含めて設けることができる。グラデーション領域に設ける場合は、非グラデーション領域と共に該領域と同じ(柄)模様として設けるのが、不連続感が無い点では好ましい。すなわち、本発明で言うグラデーション領域とは、ベタ柄としての濃度変化だけでは無く、柄等の模様を伴いながらの濃度変化も含むものである。
【0030】
なお、本発明固有の帯状の印刷模様も含めて、印刷模様の形成は公知の方法、材料から用途に応じた適宜なものを選んで行えば良い。例えば、印刷法は、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、転写印刷、インキジェット印刷等である。
【0031】
〔印刷物の形態〕
ところで、本発明の印刷物の形態は、本発明固有の帯状の印刷模様が形成可能な物であれば、特に制限は無く、材質、形状等は任意である。
【0032】
例えば、形状は、シート、板、三次元立体物等である。シートでは、枚葉の他、連続帯状(ウェブ)でも良い。
シートの材質の具体例としては、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の樹脂シート(フィルム)、紙、不織布、金属箔、或いはこれらの積層体や複合体等である。また、板の材質の具体例としては、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の樹脂板、無機非金属板(セメント板等)、金属板、木質板等である。また、板は、平板の他、断面L字型等に屈曲板、曲面板等でも良い。なお、三次元立体物の材質としては、樹脂、金属、木質材料、無機非金属材料等が挙げられる。
印刷物が板や三次元立体物の場合、それに直線印刷できない場合、或いは直線印刷しない場合には、樹脂シートや紙等のシートの形態で一旦作製した印刷物を接着材等の公知の積層手段で、板や三次元立体物の表面に積層することで、これらを印刷物とする事ができる。
【0033】
また、印刷物の外形形状は、シートや板の場合でも、正方形、長方形の他、菱形、三角形、多角形等任意である。また、円弧を含んでいても良い。配列印刷物とてしては少なくとも2つの印刷物を隣接配置可能な形状であれば良いから、外形形状の自由度は大きい。
【0034】
なお、連続帯状のシートは、例えば、ロール物の壁紙等として流通する物もあるが、配列印刷物とするときには、有限の長さに切断した枚葉のシートが配列された物として使用される。従って、通常は、印刷物が連続帯状のシートである場合にそのシート上に於いては、帯状の印刷模様が印刷物の対向する外縁間にわたり連続した直線帯状の模様を有するとは、連続帯状のシートのいわゆる幅方向全幅にわたる帯模様の事となる。但し、連続帯状のシートは、前記の如く配列時には枚葉(有限長)のシートに切断した枚葉の印刷物とする事になる。この為、連続帯状のシート上に於いてその流れ方向に伸びた帯状の印刷模様があれば、それは、枚葉シートに切断時に生成する(流れ方向上下の)切断辺を外縁として他の印刷物と隣接配列すれば、隣接する印刷物間で帯が繋がって帯が伸びる様に配列する事ができる模様である。従って、この様な連続帯状の印刷物に於ける流れ方向に帯状の印刷模様では、グラデーション領域は、幅方向に変化するものとすれば良い。
【0035】
〔配列印刷物〕
本発明の配列印刷物は、上述した概念図の図1〜図5の場合では、印刷物10を図面横方向に2つのみ配置した物として例示して来たが、もちろんの事、配列する印刷物の数は2以上であっても良い。その場合の配列方法は、任意であるが、縦横両方向の2方向に配列する場合には、正方配列、千鳥配列、煉瓦積配列、その他の配列等がある。また、配列には、例えば縦又は横方向等の1方向のみに、2又は2超過の印刷物を配列する形態もある。
【0036】
また、配列印刷物に於いて、配列する印刷物の形状は、全て同一形状同一寸法とする事は必ずしも必要では無い。また、配列する印刷物が同一形状同一寸法であっても、それが有する帯状の印刷模様は、全て同一形状(及び同一グラデーション)とする事は必ずしも必要ではない。また、該印刷模様が全て同一形状であっても、その他の模様、地色等の点で同一外観とする事は必ずしも必要ではない。これらは、目的する配列印刷物の用途、表現する画像・情報、意匠等による。
【0037】
なお、配列印刷物において、隣接すべき印刷物同士は、間に間隙を空けずに接触させて突合せで配列しても良いが、間に多少の間隙があっても良い。例えば、壁材等に於いて、シーリング材で間を埋め合わせて付設する場合等である。但し、本発明によれば、位置ズレが目立ち難いので、間隙をより小さくしたり或いは間隙を空けずに突合せで配列しても、意匠表現等の外観を損ない難い。
【0038】
なお、印刷物を配列して配列印刷物とする際に印刷物同士を所定の位置関係に固定する方法は、特に制限は無く、用途に応じた公知の手段によれば良い。例えば、シートや板の印刷物であれば、より大きなシートや板、或いは、三次元立体物や、車両、建築物等の構造物に対して、接着剤、釘、接着テープ、鋲等の公知の固定手段を適宜使用して固着すれば良い。なお、シート、板、三次元立体物の材質は、前述した印刷物の材質で列記したもの等が挙げられる。
【0039】
〔印刷物或いは配列印刷物の用途〕
本発明の印刷物或いは配列印刷物の用途は、特に制限は無い。但し、配列時に帯状の印刷模様の位置ズレが目立ち難いという本発明の特徴が、活かせる用途が好適である。この様な用途としては、例えば、建築物の内壁、外壁、扉内外面等の建築物の内外装材、或いは車両内外装材である。具体的には、印刷物として、例えば、壁紙、壁面パネル、間仕切り等であり、配列印刷物はこれらが配列された構造物等である。或いはまた、屋外や屋内等の大型の広告等の用途にも適する。
【0040】
【実施例】
次に、実施例により本発明を更に詳述する。
【0041】
〔実施例1〕
連続帯状で透明なポリエステル樹脂シートに対して、その幅方向の全幅にわたり、帯幅120mmでそのうち流れ方向上下の輪郭部分に、それぞれ幅10mmで、外側(天地方向)に行くに従って濃度が薄くなる様にグラデーションが変化するグラデーション領域を有する、濃茶系色で帯状の砂目柄の印刷模様をグラビア印刷で形成した後、更に、該樹脂シートの全面に、ベージュ色の砂目柄の模様をグラビア印刷で形成して、連続帯状の印刷物を得た。なお、帯状の印刷模様の帯(の中心)は、流れ方向で101cm間隔である。更に、この印刷物の裏面側に、ドライラミネート用接着剤を用いて白色ポリオレフィン系樹脂シートをドライラミネーション法で貼り合わせ、化粧シートとして連続帯状の印刷物(印刷シート)を得た。
【0042】
次に、この連続帯状の印刷物(印刷シート)を、縦200cm、横80cmのFRP(繊維強化プラスチック)板にポリウレタン系接着剤で貼り付けて、枚葉の板状で、図5に示す如き3本の帯状パターンを、帯状の印刷模様1として有する印刷物10を作製した。連続帯状印刷物に於ける一本の帯は板の長手方向中央に、次の帯はその略中央で分割して板の上端及び下端に来る様に、貼り付けた。従って、帯状の印刷模様は、板状の印刷物10に於いては、天地方向(長手方向)中央の帯は、その天地の輪郭にグラデーション領域を有し、上端の帯びはその下側輪郭にグラデーション領域を有し、下端の帯はその上側輪郭にグラデーション領域を有する事になる。
なお、FRP板の天地サイズ200cmに対して、帯状の印刷模様の天地間隔が101cmと割り切れない数値関係で印刷形成してあるのは、枚葉の板材へ連続帯状の印刷シートを貼着時に、該シートの切断代の分を、この場合2cm確保したからである。貼着に切断代が必要な場合は、もちろんのこと、切断代は加工し易いサイズ、例えば1〜20cm等と適宜なサイズとすれば良い。
【0043】
そして、建築物の内壁構造物として、図5に示す様にして、上記板状の印刷物10を水平方向に平行に必要数、互いに突合せで隣接して配列して、配列印刷物100とした。
【0044】
〔実施例2〕
実施例1とは逆に、下側のポリオレフィン系樹脂シートに模様を印刷したものの表面側に透明なポリエステル樹脂シートを貼り合わせて、実施例1類似の連続帯状の印刷物を作製し、これを配列して配列印刷物とした。
【0045】
すなわち、連続帯状の白色のポリオレフィン系樹脂シートに対して、薄茶系色の砂目柄の模様をグラビア印刷で形成した後、更に、該樹脂シートの幅方向の全幅にわたり、帯幅120mmでそのうち流れ方向上下の輪郭部分に、それぞれ幅10mmで、外側(天地方向)に行くに従って濃度が薄くなる様にグラデーションが変化するグラデーション領域を有する、濃茶系色で帯状の砂目柄の印刷模様をグラビア印刷で形成して、連続帯状の印刷物を得た。なお、帯状の印刷模様の帯(の中心)は、実施例1同様に、流れ方向で101cm間隔である。更に、この印刷物の印刷面側に、ドライラミネート用接着剤を用いて透明ポリエステル樹脂シートをドライラミネーション法で貼り合わせ、化粧シートとして連続帯状の印刷物(印刷シート)を得た。
【0046】
次に、この連続帯状の印刷物(印刷シート)を、実施例1同様にFRP板にポリウレタン系接着剤で貼り付けて、図5に示す如き3本の帯状パターンを帯状の印刷模様1として有する、枚葉板状の印刷物10を作製した。
そして、実施例1同様に、建築物の内壁構造物として、上記板状の印刷物10を水平方向に平行に必要数、互いに突合せで隣接して配列して、配列印刷物100とした。
【0047】
【発明の効果】
(1)本発明の印刷物によれば、帯状の印刷模様が繋がり帯が伸びる様に、印刷物を配列して配列印刷物とする場合に、該帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレが多少有ったしても、目立ち難く出来る。
(2)特に、従来、上記帯状の印刷模様が、印刷物の対向する外縁間にわたり連続した直線帯状の模様である場合は、位置ズレが目立ち易かったが、この場合に、より効果的に位置ズレを目立ち難くできる。
(3)また、印刷物が連続帯状のシートである場合では、輪転印刷機等による大量生産、或いは連続帯状の製品として使用形態等に好適な印刷物となる。
(4)本発明の印刷物配列物によれば、帯状の印刷模様の繋ぎ部分の位置ズレが多少有ったしても、目立ち難く出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷物及び配列印刷物に於ける帯状の印刷模様を、その一形態で概念的に説明する平面図。
【図2】帯状の印刷模様の別の幾つかを例示する平面図。
【図3】帯状の印刷模様の別の幾つかを例示する平面図。
【図4】帯状の印刷模様の別の幾つかを例示する平面図。
【図5】帯状の印刷模様の別の幾つかを例示する平面図。
【図6】従来の印刷物及び配列印刷物に於ける印刷模様の位置ズレを説明する平面図。
【符号の説明】
1 帯状の印刷模様
1A 帯状の印刷模様
1B 帯状の印刷模様(グラデーションの無い帯部分)
1C 帯状の印刷模様
1g グラデーション領域
1n 非グラデーション領域
2 帯状の印刷模様
10 印刷物
20 (従来の)印刷物
100 配列印刷物
200 (従来の)配列印刷物
Dg グラデーションの変化方向
E 印刷物の外縁
N 非印刷模様領域

Claims (5)

  1. 少なくとも有限の長さに切断した印刷物の端部及び/又は端部近傍に達する帯状の印刷模様を有する建材用印刷物において、
    前記帯状の印刷模様は、少なくとも前記端部及び/又は端部近傍に対して平行な方向に濃度が増減するグラデーション領域を有する、建材用印刷物。
  2. 少なくとも有限の長さに切断した印刷物の端部及び/又は端部近傍に達する帯状の印刷模様を有する建材用印刷物において、
    前記帯状の印刷模様は、少なくとも前記端部及び/又は端部近傍に対して平行な方向に濃度が増減するグラデーション領域と非グラデーション領域とからなり、前記帯状の印刷模様の長手方向と直交する方向にグラデーション領域、非グラデーション領域、グラデーション領域の順に構成されていることを特徴とする建材用印刷物。
  3. 前記帯状の印刷模様として、印刷物の対向する外縁間にわたり連続した直線帯状の模様を有する、請求項1又は2記載の建材用印刷物。
  4. 建材用印刷物が連続帯状のシートである、請求項1〜3のいずれかに記載の建材用印刷物
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の建材用印刷物を、その外縁まで伸びた帯状の印刷模様が、隣接する印刷物間で繋がって帯が伸びる様に2以上配列した、配列印刷物。
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