JP3174894U - 展示用紙製ボードのエッジカバー材および展示用紙製ボード - Google Patents

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Abstract

【課題】使用済みボードの処理が容易となる展示用紙製ボードのエッジカバー材および展示用紙製ボードを提供する。
【解決手段】展示用紙製ボードは、波状に形成された芯材に平板状の面材が積層され、その端面を、少なくとも長手方向に可撓性のあるテープ状の紙製基材11の一方側の面に粘着層12が形成されているエッジカバー材1によって覆われている。エッジカバー材1の紙製基材11の厚みは0.5mm以上に設定されていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本考案は、展示用紙製ボードのエッジカバー材および展示用紙製ボードに関する。
下記特許文献1に記載されるように、写真や絵などの展示物を支持するボード(パネル)として、軽量かつ丈夫である紙製の段ボールを用いることがある。このような紙製の段ボールを展示用のボードとして用いる場合、段ボールの端面(切断面)から芯材が露出していると美感を損ねることから当該端面が被覆されることがある。
特開2001−253000号公報
これまでボード端面を覆うカバー材としては合成樹脂材料が用いられることが一般的であった。しかし、このようなカバー材では、展示が終了し、ボードが不要となった後、紙製の段ボールとカバー材とを分離した上で廃棄(リサイクル)しなければならず、手間がかかるという問題があった。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、使用済みボードの処理が容易となる展示用紙製ボードのエッジカバー材および展示用紙製ボードを提供することにある。
上記課題を解決するために本考案にかかる展示用紙製ボードのエッジカバー材は、波状に形成された紙製の芯材に平板状の紙製の面材が積層されてなる展示用紙製ボードの端面を覆う部材であって、少なくとも長手方向に可撓性のあるテープ状の紙製基材の一方側の面に粘着層が形成されていることを特徴とする。
この場合、前記紙製基材の厚みが0.5mm以上であるとよい。
上記課題を解決するために本考案にかかる展示用紙製ボードは、波状に形成された紙製の芯材に平板状の紙製の面材が積層されてなる展示用紙製ボードであって、その端面がテープ状の紙製基材を有するエッジカバー材によって覆われていることを特徴とする。
この場合、前記紙製基材の厚みが0.5mm以上であるとよい。
またこの場合、前記芯材は、波の山に沿う方向がボードの平面方向に直交するように、複数の波状の材料が平面方向に並べられて構成されているとよい。
本考案にかかるエッジカバー材を用いて展示用紙製ボードの端面を覆ったものは、その全部が紙製の構造物であるから、使用済みとなったものをそのまま紙製の廃棄物として廃棄またはリサイクルすることができる。つまり、使用後にボードとエッジカバー材を分離する手間がかからない。
また、展示用紙製ボードの端面には、波状に形成された芯材の切断部分が露出している。つまり、当該端面には、芯材の切断部分と空洞部分が混在しているため、エッジカバー材を貼付したとき芯材の跡(ボード端面に芯材の切断部分と空洞部分とが混在することによる起伏)がエッジカバー材についてしまうおそれがあるが、紙製基材の厚みが0.5mm以上であればこのような跡が現れてしまうことはなく、美しい仕上がりとなる。
本考案にかかる展示用紙製ボードは、その全部が紙製の構造物であるから、使用済みとなったものをそのまま紙製の廃棄物として廃棄またはリサイクルすることができる。つまり、使用後にボードとエッジカバー材を分離する手間がかからない。
また、紙製基材の厚みが0.5mm以上であるエッジカバー材が端面に貼付された展示用紙製ボードは、エッジカバー材に芯材の跡(ボード端面に芯材の切断部分と空洞部分とが混在することによる起伏)が現れてしまうことはなく、意匠性に優れる。
また、芯材が、波の山に沿う方向がボードの平面方向に直交するように、複数の波状の材料が平面方向に並べられて構成されるものである場合、波の傾斜によってボード端面に存在する芯材の切断部分が荒れた面となってしまう可能性がある。しかし、このような場合であっても、紙製基材の厚みが0.5mm以上であれば、エッジカバー材に芯材の跡が現れてしまうことはない。
展示用紙製ボードのエッジカバー材の断面を模式的に示した図である。 端面がエッジカバー材で覆われていない状態の展示用紙製ボード(ボード本体部)の外観斜視図である。 図1に示したエッジカバー材を用いた展示用紙製ボードの使用例である。
本考案を図1〜図3を参照して詳細に説明する。図1(a)に断面を模式的に示した本考案の一実施形態にかかる展示用紙製ボードのエッジカバー材(以下単にエッジカバー材1と称する)は、紙で形成されたベースとなる基材(以下紙製基材11と称する)および粘着層12を有する。
紙製基材11は、紙がテープ状に成形されたものであって、その長手方向に可撓性を有する。なお、本考案における「紙」という概念は、ポリビニルアルコール等、紙の特性を向上させるため物質(一般的な製紙用薬品)を含有するものを含む。紙製基材11の幅は、後述するボード本体部20の端面の幅と略同一に設定される。また、紙製基材11の厚みは、0.5mm以上に設定される(その理由は後述する)。
この紙製基材11の一方側の面には粘着層12が形成される。粘着層12を構成する粘着材は特定のものに限定されない。図示しないが、この粘着層12を覆うカバー部材が用いられていてもよい。カバー部材は、粘着層12を保護するものであり、エッジカバー材1の使用時に容易に粘着層12から引きはがすことのできるものであればよい。
図1(a)に示したエッジカバー材1は、紙製基材11の一方側の面に直接粘着層12が形成されている例であるが、図1(b)に示すような構成としてもよい。つまり、紙製の第一ベース11aの一方側の面に、紙製の第二ベース11bの両面に粘着層11c,12aが形成されたものを貼付することによりエッジカバー材1を得てもよい。この場合、一方の粘着層11cを介して一体となった第一ベース11aと第二ベース11b(第一ベース11a、一方の粘着層11c、および第二ベース11bから構成される構造物)が本考案における「紙製基材」(11)となり、他方の粘着層12aが本考案における「粘着層」(12)となる。
このようなエッジカバー材1は、展示用紙製ボード2に適用される(当該エッジカバー材1が適用されたものが本考案にかかる展示用紙製ボード2となる)。図2は、エッジカバー材1が適用されていない状態の展示用紙製ボード2(以下、ボード本体部20と称することもある)を示したものであり、図3は展示物Dを展示するための台として用いられた展示用紙製ボード2を示したものである。展示用紙製ボード2は、上記エッジカバー材1、芯材21、および面材22(「ライナ」などとも称される)を有する。
芯材21は、波状に形成された紙製の部材が複数並べられて構成されるものである。本実施形態では、波の山(谷)に沿う方向がボードの平面方向に直交するように、複数の波状の材料が平面方向に並べられてなる。このように波の山に沿う方向がボードの平面方向に直交するようにすれば、ボードの平面方向に直交する方向からの荷重に対する抗力が大きくなる。つまり、平面方向が水平となるようにボードが設置された場合には、垂直抗力が大きいため、展示物を支持する部材として好ましいものとなる。また、波状の材料同士の間にボードの平面方向に直交する平板状の材料(図2において21aで示す)が介在されたものとすればさらに好適である。
面材22は、平板状の紙製の部材である。上記芯材21は、二枚の面材22の間に挟まれている。なお、この面材22および上記芯材21を構成する紙の材質は特定のものに限定されない。
このように二枚の面材22の間に芯材21が挟まれてなるボード本体部20は、図2に示すようにその端面(厚み方向に沿う面のこと。ボード本体部20が任意の形状に切断された場合、切断面が当該端面となる)から芯材21が露出した構造物である。このように端面から芯材21が露出した状態であると、例えば図3に示すような展示物Dを展示するための台として用いられる場合、支持台としての見栄えがよくないことから、ボード本体部20の端面が上記エッジカバー材1に覆われる(図3の拡大部分参照)。つまり、ボード本体部20の端面に対し、粘着層12を介してエッジカバー材1の紙製基材11が貼付されたものとなる。これにより、意匠性に優れる展示用紙製ボード2となる。なお、エッジカバー材1の紙製基材11は、少なくとも面材22と同じ色彩となるように構成されているとよい。本実施形態にかかるエッジカバー材1が適用された展示用紙製ボード2においては、面材22およびエッジカバー材1が外観として現れる部分となることから、当該部材の色彩を統一すれば展示用のボードとしての意匠性をさらに向上させることができる。
以上説明した本実施形態にかかるエッジカバー材1によれば次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかるエッジカバー材1を適用した展示用紙製ボード2は、ボード本体部20だけでなくエッジカバー材1も紙製であることから、展示等が終了した後はそのまま全部を使用済みの紙製部材として処理すること(リサイクルすること)ができる。つまり、使用後にボード本体部20とエッジカバー材1を分離するなどの手間がかからない点で優れる。また、紙製基材11は長手方向に可撓性を有するものであるから、ボードのエッジが曲線状であってもボードの端面にエッジカバー材11を密着させることができる。
また、ボード本体部20の端面は、露出した芯材21(本実施形態では平板状の材料(21a)を含む)の端部(図2および図3においてFで示す)と空洞部分(図2および図3においてCで示す)とが交互に存在する。エッジカバー材1は、このような端面に貼付されるものであるため、エッジカバー材1が薄すぎると、芯材21の端部と空洞部分によって貼付されたエッジカバー材1が波打ったような起伏のある状態となったり、芯材21が透けて見えてしまうことがある。このような問題に対し、エッジカバー材1の紙製基材11の厚みを種々変化させてボード本体部20の端面の被覆材として適用してみたところ、エッジカバー材1の紙製基材11の厚みを0.5mm以上に設定すれば上記のような問題が発生しないことが分かった。つまり、エッジカバー材1の紙製基材11の厚みを0.5mm以上に設定すれば、エッジカバー材1で構成される端面部分が美しい展示用紙製ボード2となる。
また、上記ボード本体部20における芯材21は、波の山に沿う方向がボードの平面方向に直交するように複数の波状の材料が平面方向に並べられて構成されるものであるため、波の傾斜によってボード本体部20の端面に存在する芯材21の切断部分が荒れた面となってしまう可能性がある(芯材21を構成する紙材の厚み方向に対して直交する方向に切断されないため、芯材21の切断面が斜めになって当該面が荒れてしまう可能性がある)。しかし、このような場合であっても、紙製基材11の厚みが0.5mm以上であれば、エッジカバー材1に芯材21の跡が現れてしまうことはないことが確認された。
以上、本考案の実施形態について詳細に説明したが、本考案は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記展示用紙製ボード2の芯材21は、波の山(谷)に沿う方向がボードの平面方向に直交するように、複数の波状の材料が平面方向に並べられて構成されるものであることを説明したが、波の山(谷)に沿う方向がボードの平面方向であるもの(一般的な段ボールと同様の構造のもの)にも上記エッジカバー材1は適用可能である。また、上述した平板状の材料(21a)が用いられていない構成としてもよい。
1 エッジカバー材
11 紙製基材
12 粘着層
2 展示用紙製ボード
20 ボード本体部
21 芯材
22 面材

Claims (5)

  1. 波状に形成された紙製の芯材に平板状の紙製の面材が積層されてなる展示用紙製ボードの端面を覆う部材であって、
    少なくとも長手方向に可撓性のあるテープ状の紙製基材の一方側の面に粘着層が形成されていることを特徴とする展示用紙製ボードのエッジカバー材。
  2. 前記紙製基材の厚みが0.5mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の展示用紙製ボードのエッジカバー材。
  3. 波状に形成された紙製の芯材に平板状の紙製の面材が積層されてなる展示用紙製ボードであって、その端面がテープ状の紙製基材を有するエッジカバー材によって覆われていることを特徴とする展示用紙製ボード。
  4. 前記紙製基材の厚みが0.5mm以上であることを特徴とする請求項3に記載の展示用紙製ボード。
  5. 前記芯材は、波の山に沿う方向がボードの平面方向に直交するように、複数の波状の材料が平面方向に並べられて構成されていることを特徴とする請求項4に記載の展示用紙製ボード。
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