JP4782585B2 - プラズマエッチング装置及び方法 - Google Patents

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Description

半導体デバイスのプラズマエッチング装置及び方法に関わり、特に、エッチングの欠陥が低減され、処理速度を向上させた連続放電のプラズマエッチング装置及び方法に関する。
半導体デバイスのゲート加工に用いられるプラズマエッチングの推移について説明する。1990年代前半までは、ゲート電極には単層のPoly−Si(ポリシリコン)膜が使われていた。このため、単一のエッチング条件で加工する方法が主流であった(例えば、非特許文献1参照)。
1990年代後半になって、異種材料の積層構造のゲートが導入されると、単一条件による加工は難しくなり、複数の条件をいくつかのステップに分けて処理する方法が用いられるようになった(例えば、非特許文献2参照)。この場合、条件切換え直後にガス流量やガス圧力をなどが十数秒間変動する。変動中の不確定な条件でゲートがエッチングされて再現性が低下することを避けるために、ステップ間でプラズマ放電を中断する方法(放電中断)がとられるようになってきた。
しかしながら、この方法には二つの問題があった。一つは、スループットの低下である。条件切替えには十数秒を要するため、条件切替えの回数が増えると処理時間が増大する問題がある。もう一つは製品欠陥の増加である。通常、エッチングによって処理室内部では、大量のパーティクルが発生する。このパーティクルは、プラズマ放電中にはプラズマとウエーハの界面に存在するイオンシースと呼ばれる部分にトラップされていて、プラズマ放電を中断した瞬間にウエーハに付着する特徴がある。
以前の単一条件の処理の場合、パーティクルは、エッチング中はシースにトラップされていて、エッチングが終了してプラズマ放電が中断された瞬間にウエーハに付着していた。付着したパーティクルは、洗浄により除去され、製品欠陥はほとんど発生しなかった。
一方、放電中断を用いた処理の場合、放電中断によってエッチング途中でパーティクルがウエーハに付着する。この後、エッチングを再開した際には、付着したパーティクルの直下がエッチングされずにそのまま残ることになる。このため、洗浄でパーティクルが除去されても、エッチングされていない部分が残り、製品欠陥を発生させる。
製品欠陥低減のため、一部の半導体デバイスメーカでは、ステップ間で放電中断しない方法(連続放電)が検討されはじめている。
連続放電の多くは、ステップ間に中間ステップを設け、その間を反応性の少ない希ガス等で希釈することによってガス切替え中のエッチングを抑制する方法を用いている。しかしながら、この方法を用いても、ガスの切替え時間は短縮されないため、スループットの低下は避けられない。
スループットを向上させるためには、中間ステップを用いずに連続放電する必要がある。この場合、再現性を向上するために条件を切替えた直後の流量や圧力が変動する時間を極力短くしなければならない。
ガス切換え直後の流量や変動を抑える方法としては、ガスを排気ラインに流してから、バルブ切換えで処理室に導入方法がある(例えば、特許文献1の従来技術参照)。従来技術の具体的な構成を図41に示す。ガス供給源4からMFC(マスフローコントローラ)3、処理室6、排気ポンプ7をつなぐ処理ガスライン8とは、別にMFC3と排気ポンプ5をつなぐ排気ガスライン9を設けて、それぞれのガスラインにバルブ1およびバルブ2を設置する。ガス供給時には、バルブ1を閉じたまま、バルブ2を開き、MFC3の流量Qoを処理時の流量Qと同じ値に設定して、ガスを排気ポンプ5に流す。流量Qoが安定した時点でバルブ2を閉じると同時にバルブ1を開けることで、オーバシュートのないガス供給をする方法が従来方法として開示されている。
また、排気ガスライン9と処理ガスライン8のコンダクタンスの違いによってガス供給開始時の微小なオーバシュートを回避するため、排気ガスラインに流す流量Qoを処理時の流量Qより小さな値にする方法も開示されている(例えば、特許文献1)。
一方、圧力の変動に関しては、排気ポンプ7と処理室6の間に可変バルブを設置し、圧力計の測定値を可変バルブの開度にフィードバック制御することによって、処理室6の圧力を所望の値に保つ方法が一般的に用いられている。
特開平5−198513号公報 S.K.KIM et al., "Investigation of ECR plasma and its Silicon Etchingat LN2 Temperature in SF6" , Proceedings of symposium on Dryprocess1992,P.39-42 H.Ootera et al., "Highly Selective Etching of W/WN/poly-Si Gate onThin Oxide Film with Gaspuff Plasmas", Proceedings of symposium on Dry process1999, P.155-160
プラズマエッチングにおいて中間ステップを用いずに連続放電するためには、互いに相関のあるガス流量とガス圧力をスムーズかつ短時間で切替える必要がある。しかるに、従来技術には、ガス流量の高速制御や圧力の安定制御を実現するものはあるが、ガス流量とガス圧力の互いの相互作用まで考慮した技術はなかった。このため条件切換え直後にガス流量やガス圧力が瞬間的に不安定になる問題がある。この状態で連続放電した場合、条件切換え直後にプラズマが明滅する。プラズマが消滅した瞬間に、パーティクルがウエーハに付着するため、結果的に製品欠陥が低減されない問題がある。
本発明の目的は、プラズマエッチングにおいて連続放電した際に、プラズマの明滅を生じさせないようにガス流量およびガス圧力を制御するプラズマエッチング装置を提供することにある。
本発明のプラズマエッチング装置は、処理室と、前記処理室に処理ガスを供給するガス供給ユニットを備え、前記処理ガスを放電させ、複数のステップを用いて試料のエッチング処理を行うプラズマエッチング装置であって前記処理ガスからプラズマを生成する電力を供給する内側のアンテナコイルと外側のアンテナコイルと、エッチング処理中の試料の残膜厚をモニタする膜厚モニタ部と、前記複数のステップの条件切換えのタイミングを判定する判定部と、前記判定部によって判定されたタイミングに基づいて前記ガス供給ユニットを動作させ、前記ガス供給ユニットから前記導入される処理ガスが、ステップ切換え直後に所定の圧力以下とならないように、前記処理ガスの流量及び圧力を制御する制御部とを備え、前記ガス供給ユニットは、複数のガス供給ライン毎にガス排気ラインを具備し、前記制御部は、さらに、前記膜厚モニタ部によりモニタしたデータに基づいて前記ステップ切換えのタイミングを予測し、次のステップに使用する処理ガスのガス流量が安定するのに要する時間だけ前記予測されたタイミングの前から前記次のステップに使用する処理ガスを前記ガス排気ラインに流しながら、所望のガス流量に安定させ、前記ステップ切換え直後には、前記外側のアンテナコイルのみから電力を供給することを特徴とする。
また、本発明のプラズマエッチング方法は、処理室と、前記処理室に処理ガスを供給するガス供給ユニットと、前記処理ガスからプラズマを生成する電力を供給する内側のアンテナコイルと外側のアンテナコイルと、エッチング処理中の試料の残膜厚をモニタする膜厚モニタ部とを備えたプラズマエッチング装置を用いて、前記処理ガスを放電させ、複数のステップを用いて試料のエッチング処理を行うプラズマエッチング方法であって、前記ガス供給ユニットは、複数のガス供給ライン毎にガス排気ラインを具備し、前記膜厚モニタ部によりモニタしたデータに基づいて前記ステップ切換えのタイミングを予測し、次のステップに使用する処理ガスのガス流量が安定するのに要する時間だけ前記予測されたタイミングの前から前記次のステップに使用する処理ガスを前記ガス排気ラインに流しながら、所望のガス流量に安定させ、前記ステップ切換え直後には、前記外側のアンテナコイルのみから電力を供給することを特徴とする。
本発明によれば、中間ステップ無しで、連続放電で処理できるため、スループットが向上する。また、ステップ切換え時の放電の不安定がないため、パーティクルに起因する製品欠陥を大幅に低減できる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に本発明の実施例1のエッチング装置の構成を示す。この装置では、エッチングガスをガス供給ユニット16からガスノズル19を介して、減圧処理室20に供給するとともに、アルミナ製の誘電体窓26の外部に設置されたアンテナコイル13およびアンテナコイル12にRF(高周波)電源14から13.56MHzのRF電力を印加して、エッチングガスから誘導結合プラズマ17を発生させる。
このアンテナコイル12およびアンテナコイル13とRF電源14との間には電力分配器15があり、アンテナコイル12および13の供給電力の比を調整することによって、プラズマの生成分布を調整できる構造になっている。このプラズマをウエーハステージ18に搭載されたウエーハ21に照射して、エッチング処理を行う。ウエーハステージ18には、RF電源29が接続されており、13.56MHzのRF電力を印加することによって、効率的にウエーハ21をエッチングすることができる。
また、減圧処理室20の圧力はターボ分子ポンプ22および圧力制御用可変バルブ23によって調整することができる。圧力は可変バルブ23の上方に取り付けたキャパンシタンスマノメータ24によって測定される。
圧力を所望の値に保つため、システム全体を制御するコンピュータ25が、0.2s(秒)毎に圧力値をサンプリングし、可変バルブ23の開度にフィードバック制御している。可変バルブの開閉に要する時間は1.0s(秒)である。圧力制御の応答性を上げるため、減圧処理室の容積を60L(リットル)と比較的小さくしている。
処理室側面には石英窓30が設けられており、ここに光ファイバ27を介して分光システム28が接続されており、プラズマ発光を分析して、条件切換えのタイミングを判断することができる。分光システム28からの条件切替え指示に基づき、コンピュータ25が、ガス供給ユニット28を始めとする装置各ユニットに次の条件を指示する構造になっている。
本発明の実施例1では、図1に記載されているガス供給ユニット16の構成として、図2のように標準的にプラズマエッチング装置で用いられる構造を用いる。各ガスラインにはMFC102,112,122とバルブ103,113,123が取り付けられており、バルブの後段で全てのガスラインが結合され、バルブ100を介して、処理室へ導入される構造になっている。図2では3つのガスラインを用いる例を示したが、3つに限らず、複数本のガスラインを用いて複数のガスを条件を変更して切換ることができる。
この構成でガス101からガス112に切換える場合を例にとり、通常のガス切換えシーケンスを説明する。ガス101のステップでは、ガス101のガスラインに取り付けられたMFC102の流量が所望の値に設定されており、MFC102と減圧処理室との間をつなぐ処理ガスライン105に設置されたバルブ103および100が開いている状態である。また、それ以外のバルブは全て閉止されており、他のMFCの流量は0sccm(standard cc/min)に設定されている。条件切換えの信号が入力されたと同時に、MFC102の流量を0sccmにして、バルブ103を閉じ、バルブ113を開く。これと同時にガス111のMFC112の流量を所望の値に設定する。
つぎに、流量変更について、ガス101の流量を変更する場合を例にとり、説明する。前のステップではバルブ103および100が開いている状態で、MFC102の流量設定がQ1に設定されている状態である。条件切換えの指示と同時にMFC102の設定値がQ2に設定される。
この装置を用いて連続放電を行う場合、ステップ間で圧力が変化した場合も安定放電を維持する必要がある。そこで、反射電力をモニタする方法によって、プラズマ安定性に関して、プラズマ圧力変化に対するマージンを調べた。
図3から図5に、図1に記載された内側のアンテナコイル13と外側のアンテナコイル12の電力比率を1:1、1:0、および0:1にした場合の放電安定領域と放電不安定領域を調べた結果を示す。
内側のアンテナコイル13と外側のアンテナコイル12の電力比率が1:1および1:0の場合には、圧力が0.3Pa(パスカル)以下の低圧条件では放電が不安定になり、また、圧力変化率が0.5Pa/s(パスカル/秒)以上の条件で、放電が不安定になることがわかった(図3と図4に対応)。
一方、内側のアンテナコイル13と外側のアンテナコイル12の電力比率が0:1の場合、圧力が0.3Pa以下の領域で反射電力が大きくなりプラズマが消滅していることがわかる(図5に対応)。また、この場合には、圧力が0.3Paよりも大きいときには圧力変化率が変化しても放電安定状態となっている。
以上の実験結果から、いずれの場合においても圧力が所定の圧力値(0.3Pa)以下になると放電不安定領域になり、連続放電を行う場合、ステップ間で条件が変化した場合に安定放電を維持するためには、ステップ切換え直後のガス圧力が所定の圧力値にならないように、ガス流量とガス圧力を制御することが必要である。また、ステップ切換え直後の圧力の変動に対応するには、外側のアンテナコイル12から電力を供給することが適している。
そこで、本発明の実施例1では、ステップ切換え直後のガス圧力が所定の圧力値以下にならないようにガス流量とガス圧力を制御すると共に、ステップ切換え直後の圧力変動の大きな期間に圧力変化率の変化に対するマージンの大きい0:1の電力比率の条件を用いる、即ち、ステップ切換え直後の圧力変動が大きい期間には、内側のアンテナコイル13は0電力として、外側のアンテナコイル12のみから電力を供給することとした。
本発明の実施例1では、ステップ切換え直後のガス圧力が所定圧力値より大きくなるように制御され、かつ、外側のアンテナコイル12から電力を供給することにより、ステップ切換え直後の急激なガス圧力の変動に対しても放電安定状態を維持できるという効果を奏する。
上記実施例1の方式を用いて、図6の3ステップエッチングで、ガスの種類、ガスの流量及びガスの圧力を切換えて連続放電を行って、2枚のウエーハを連続処理した場合には、1枚目と2枚目のウエーハで仕上がり寸法が大きく異なる現象が見られることがあった。
図7は1枚目のウエーハ処理中の総ガス流量の時間変化を示し、図8は2枚目の総ガス流量の時間変化を示す。図7に示す1枚目のウエーハ処理では、2番目のガス111の流れ始めの3秒間と3番目のガス121の流れ始めの3秒間にガス流量が大きく変動し不安定になっている。これに対して図8に示す2枚目のウエーハ処理では、ガス111の流れ始めやガス121の流れ始めに、このようなガス流量の不安定は見られない。このため1枚目と2枚目のウエーハの仕上がり寸法が異なったものと考えられる。
実施例1の方式でも2枚目以降のウエーハの仕上がり寸法は一定であるが、本発明の実施例2では、再現性を更に向上するため、特許文献1の従来技術に記載のガス流量制御方法を用いることとした。この場合のガス供給ユニットの構成を図9に示す。実施例1の図2に示されたガス供給ユニット16との違いは、MFC102とバルブ103との間,MFC112とバルブ113との間およびMFC122とバルブ123との間に排気ポンプ107に繋がる排気ガスライン106を追加し、それぞれにバルブ104,114および124を設置している点である。
このガス供給ユニットを用いてガス101からガス121に切替える場合を例にとって説明する。
ガス101のステップでは、ガス101のガスラインに取り付けられたMFC102の流量が所望の値に設定されており、MFC102と減圧処理室との間をつなぐ処理ガスライン105に設置されたバルブ103および100が開いている状態である。また、それ以外のバルブは全て閉止されており、他のMFCの流量は0sccmに設定されている。条件切換えの信号が入力されたと同時に、MFC102の流量を0sccmにして、バルブ103を閉じる。同時に、バルブ114を開き、ガス111のMFC112の流量を所望の値に設定する。MFC112の流量が安定したところで、処理ガスラインのバルブ113を開くと同時に、バルブ114を閉止する。また、ガス流量の変更のみの場合は、従来方法と同じシーケンスをとるものとする。
実際の連続放電処理に、この方式のガス切換えを図6の3ステップエッチングに適用した場合の総ガス流量の変化の1枚目の結果を図10に2枚目の結果を図11にそれぞれ示す。1枚目、2枚目ともガス流量の不安定は見られず、再現性が向上した。また、加工寸法についても再現性の向上が見られた。
本発明の実施例2では、ガス供給ユニット16として、図9に示されるガス供給ユニット、すなわち、各ガス供給ラインに、排気ポンプにつながる排気ガスラインをそれぞれ追加したガス供給ユニットを用いて、条件切換え時には、前段のMFCの流量を0にしてバルブを閉じると共に、次段の排気バルブを開き、次段のガスのMFCの流量を所望の値に設定して、MFCの流量が安定したところで、処理ガスラインのバルブを開くと同時に、排気バルブを閉止するように制御することにより、切換え時の不安定は見られず、再現性を向上させるという効果を奏する。
上記実施例2の方式では、1枚目、2枚目のウエーハを含めて切換え時の不安定は見られず再現性を向上させた連続放電を行うことができたが、実施例2の方式においても製品に欠陥が生じる場合があった。
次に、このウエーハの製品欠陥を詳細に調べてみると、実施例2の方式を用いて連続放電を行った場合のパーティクル起因の製品欠陥率は、放電中断の場合と同程度の70%に達する場合があった。
上記の問題点を改善するために、図10の場合について、反射電力の時間変化を調べた結果を図12に示す。図12においてStep1からStep2に移行し、ガス101からガス111に切替えた直後と、Step2からStep3に移行し、ガス111からガス121に切替えた直後に、反射電力が瞬間的に増大しており、これは、ガス切換え直後にプラズマが一瞬消滅する場合があることを示している。プラズマが消滅した瞬間には、パーティクルがウエーハに付着するため、このプラズマの消滅により製品欠陥合が発生していると思われる。
ガス切換え直後にプラズマ放電が消滅する原因を検討するため、処理室の圧力の変化を調べてみた。図13は、エッチング中の処理室圧力の変化である。処理室圧力はステップ切換え直後に0.3Pa以下に低下している。図5の結果から、処理室圧力が0.3Pa以下に低下するとプラズマ放電を維持できないことがわかっている。したがって、ステップ切換え直後の圧力低下がプラズマ消滅の原因であると推測される。調査の結果、この圧力低下は、ガス切換え直後に流量が0sccmになることに起因することがわかった。本装置では圧力制御用可変バルブ23によって自動的に圧力調整するシステムになっているが、流量0sccmの状態では、所望の圧力が維持できず、処理室圧力が大幅に低下したと考えられる。
本発明の実施例3では、上記の問題を解決するためガス切換え方式を改善した。ステップの開始時にガス流量が0sccmになることを防止するためには、ガス切換えに要する時間を考慮して、終点判定の数秒前にバルブ切換えを行って、次ステップのガスをガス排気ラインに流しておいてく必要がある。しかし、通常の発光分光を用いた終点判定法では終点判定のタイミングは事前に終点を予測することが難しい。
そこで、本発明の実施例3では、終点判定用の発光分光システムに加えて干渉膜厚計を搭載して、干渉膜厚計を用いて被エッチング膜の残膜の時間変化から終点判定のタイミングを予測した。このときのエッチング装置の構造を図14に示す。この装置では、ウエーハ21に対面するアルミナ製の誘電体窓26の一部が石英窓31になっている。また、ウエーハ21に照射する光の光源33とウエーハ21からの反射光を解析するために分光システム32を具備している。また、光源33からの光を処理室内に導入するため光源33と石英窓31が光ファイバ34で接続され、また、反射光を分光器システム32に導入するために、石英窓31と分光システム32が光ファイバ35で接続されている。この方式では、ウエーハ21のエッチング皮膜の膜厚が変化した場合、干渉による反射光強度の変化によって残膜厚を検知することができる。
メモリディバイスのゲートエッチングに関して、波長365nmと427nmの反射光強度の時間変化をモニタした結果を図15に示す。427nmの反射光は7.3秒後にピークとなり、その後、徐々に減少する。一方365nmの反射光は13.3秒後にピークとなり、その後、徐々に減少する。また、終点は17.3sである。実際の量産では、この反射光強度やエッチングの終点にはばらつきがでるが、波形は相似形となる。したがって、365nmがピークになるエッチング時間t1と427nmがピークになるエッチング時間t2から、終点時間t3が数式1を使って予測できる。
Figure 0004782585
例えば、ガス排気ラインにガスを流しはじめてから、ガス流量が安定なるまでに2s(秒)要する場合は、数式1からジャストエッチ時刻t3を予測し、その2s(秒)以前より次ステップで使うガスを排気ラインに流し始める。その後、終点に達した時点でバルブの切替えにより処理ガスを切り替える。この方式を、図6の3ステップエッチングに適用した場合の流量の時間変化を図16に示す。
これによってステップ切換え後、スムーズに所望のガス流量に達するようになった。この時の圧力の時間変化を図17に示す。ステップ切換え時の、大幅な圧力の下落が改善されている。ステップ1直後にアンダーシュートで圧力が下がっていることを除けば、圧力はスムーズに変化するようになった。
この時の反射電力の変化を図18に示す。プラズマが消滅して反射電力が大幅に増加するのは、ステップ1直後の一瞬のみで、ステップ2直後の反射電力増加はみられなくなった。本方式を用いて連続放電を行った場合のパーティクル起因の製品欠陥率は、放電中断の場合の70%から40%に低減された。
以上のように、本発明の実施例3では、図9のガス切換えシステムを用いて、かつ、図14の光源33と分光システム32を具備した干渉膜厚計等による終点時刻の予測に基づいて、次ステップのガスを事前に排気ラインに流しておくことによって、ステップ切換え時の圧力の落ち込みを低減できる。このため、連続放電した場合に、放電の不安定を生じることなく、パーティクル起因の製品欠陥を減らすことができるという効果を奏する。
実施例3では、ステップ1の直後に瞬間的ではあるが圧力が0.2Paまで低下して、プラズマが消滅している。このため、連続放電による製品欠陥低減の効果が十分ではない。そこで、ステップ1の直後の圧力低下を低減する方法を検討した。
ステップ1とステップ2では、圧力はほぼ同じであるが、流量が1/2に減少している。圧力制御の応答性が遅く、ステップ切替時の急激な流量減少に追従できないため、圧力のアンダーシュートが起きていることがわかった。このアンダーシュートの問題を解決するため、本発明の実施例4では、ガス流量を段階的に変化させる方法を導入した。
図19に示すように、ステップ2の直後の1.0s間だけMFC112の流量を150sccmに設定し、それ以降を100sccmに減らした。このときの圧力の変化を図20に示す。ガス流量を段階的に引き下げることによって圧力のアンダーシュートが小さくなっており、圧力が0.3Pa以下になることはない。この時の反射電力の変化を図21に示す。プラズマ消滅によって反射電力が増える現象は発生しなくなった。この時の、パーティクル起因の製品欠陥率は4%と大幅に低減された。
以上のように、本発明の実施例4では、実施例3のガス流量切換え方式を用いても解決できない、ステップ1とステップ2の流量の違いによる圧力のアンダーシュートについて、ステップ2の開始時の流量を、ステップ1とステップ2の中間的な流量にすることによって、圧力のアンダーシュートを低減できることができた。この方式を用いれば、連続放電した場合でも、ステップ切換え時のプラズマ消滅がなくなり、パーティクル起因の製品欠陥を大幅に軽減できる。
本発明の実施例5では、上記実施例3のアンダーシュートを圧力制御の性能アップで改善する方法を導入した。圧力制御用可変バルブ23の応答速度を改善して、開閉に要する時間を1s(秒)から0.5s(秒)に向上させた。このときの結果を図22に示す。圧力制御用可変バルブ23の開閉速度をのみ向上させても、アンダーシュートの低減には全く効果がないことがわかった。
そこで次に、制御周期の影響を調べた。実施例1〜4の構成では、コンピュータ25が圧力制御用可変バルブ23だけでなく、エッチングシステム全体を制御している。このため多数のユニットからコンピュータ25にI/O割り込みがあり、制御周期を0.2s(秒)以下にすることは困難である。そこで、本発明の実施例5では、図23に示すように、圧力制御専用のマイコン36を搭載し、コンピュータ25からは圧力の設定値のみが、マイコン36に指示されるような構成に変更して、制御周期を短くした。
制御周期を0.2s(秒)から0.01s(秒)まで変えていった場合の圧力の極小値を調べた結果を図24に示す。制御周期0.2s以上の領域では、圧力制御用可変バルブ23の開閉速度を改善しても、圧力の極小値には変化がない。一方、制御周期0.2s未満の場合は、圧力制御用可変バルブ23の開閉速度を向上させることで、圧力の極小値が大きくなる。
したがって、アンダーシュートを低減するには、制御周期を0.2s未満にして、かつ、圧力制御用可変バルブ23の開閉速度を向上させればよいことが分かった。制御周期を0.01sに設定し、圧力制御用可変バルブ23の開閉時間を0.5sにした場合の、圧力の変化を図25に示す。ステップ1直後のアンダーシュートは軽減され、処理圧力が0.3Pa以下になることはなくなった。この時の反射電力の変化を図26に示す。プラズマ消滅によって反射電力が増える現象は発生しなくなった。この時の、パーティクル起因の製品欠陥率は4%と大幅に低減された。
以上のように、本発明の実施例5では、実施例3のガス流量切換え方式を用いても解決できない、ステップ1とステップ2の流量の違いによる圧力のアンダーシュートについて、圧力制御専用のマイコン36を用いて、圧力の制御周期を0.2s以下にして、バルブの開閉速度を向上させることによって、圧力のアンダーシュートを低減できることができた。本発明の実施例5によれば、連続放電した場合でも、ステップ切換え時のプラズマ消滅がなくなり、パーティクル起因の製品欠陥を大幅に軽減できる。
本発明の実施例6では、実施例5のガス切替え方式および圧力制御方式をマイクロ波エッチング装置に適用した。この場合の構成を図27に示す。この装置では、エッチングガスは、ガス供給ユニット16から、石英製の誘電体窓50の内部に作られたガス溜り51を経て、誘電体窓50の減圧処理室側に設けられた複数の穴から、減圧処理室内に導入される。また、マグネトロン53で生成されたマイクロ波が導波管54、空洞共振部55、誘電体窓50を経て、減圧処理室内に供給される構造になっており、このマイクロ波と、コイル56の作る磁場の相互作用によってプラズマ17を生成する構造になっている。また、この装置は、圧力制御の安定性を上げるため、減圧処理室の容積を150L(リットル)と比較的大きくなっている。その他の構成は実施例5と同様である。
この装置を用いて、図29の構造の試料を図28の3ステップエッチングで処理した。このエッチングではレジストパターンのマスク60に沿って、ポリシリコン61、シリコン酸化膜62、ポリシリコン63をエッチングし、シリコン酸化膜64と基板シリコン65を残す必要がある。まず、第1ステップでは、ポリシリコン61、シリコン酸化膜62をエッチングする。第2ステップでは、シリコン酸化膜64が露出するまで、ポリシリコン63をエッチングする。
このときの加工形状は、図30のように、ポリシリコン63がテーパ形状になる。第3ステップでは、このテーパ形状の裾部をエッチング除去する。このとき、シリコン酸化膜64がエッチングされないようにするため、シリコン酸化膜のエッチング速度の遅い高圧力条件を用いている。
放電中断と連続放電の二つの方法で処理して加工形状を比較した。放電中断処理の場合は、十分な膜厚のシリコン酸化膜64が残っていたのに対して、連続放電の場合は、図31のように、シリコン酸化膜64が消失して、基板シリコン65の一部が深くエッチングされていた。
この違いの発生する理由を調べた。放電中断処理の場合のガス圧力の変化を図32に示し、放電中断処理の場合のマイクロ波の投入電力・反射電力の変化を図33に示す。
放電中断処理では、各ステップの始め5s間に、マイクロ波電力を投入しない時間帯を設けることによって、圧力の安定な時間帯のみにエッチング処理を行っている。
一方、連続放電の場合のガス圧力の変化を図34に示し、連続放電の場合のマイクロ波の投入電力・反射電力の変化を図35に示す。この場合は、最初の5s(秒)間を除き、エッチング終了までマイクロ波電力を投入している。このため、圧力の変化している最中もエッチング処理していることになる。特にステップ3の開始時は圧力が0.5Paから3Paに徐々に上昇する時間帯が2.5s(秒)程あり、この間のエッチングを考慮する必要がある。
ステップ3のガス条件にて、圧力を0.4Paから3Paまで変えた場合のポリシリコンおよびシリコン酸化膜のエッチング速度を図36に示す。3Paの圧力では、シリコン酸化膜のエッチング速度がほとんど0nm/minであるのに対して、圧力を下げた場合はシリコン酸化膜のエッチング速度が増加しており、0.5Paの圧力の近傍では、エッチング速度が40nm/min程度の高い値となり、シリコンとの選択比が大幅に低下していることがわかる。このため、シリコン酸化膜64の膜厚が薄い場合は、ステップ3開始後、3Paに達するまでの2.5s(秒)間にシリコン酸化膜64がエッチング除去されたと考えられる。
そこで、圧力の立上がりの時間を短縮する方法を考えた。圧力の立ち上がり時間は、ほぼ処理室容積に比例し、ガス流量に反比例する。そこで、本発明の実施例6では、ステップ3の開始時の総ガス流量を通常よりも増加し、その後、通常の流量に戻す方法を導入した。通常の総ガス流量は図37に示すように各ステップともほぼ同量の100sccmであるが、本発明の実施例6では、図38に示すように、ステップ3の開始1秒間のHBr(臭化水素)およびO2(酸素)のガス流量を通常の4倍の400sccmと8sccmに増やし、その後、通常の流量に戻すようにした。
この時の圧力の変化を図39に示す。3Paの圧力に達するために要する時間は0.5s(秒)に短縮され、ガス流量を4倍の値から標準値に戻す際の圧力変動も極めて小さく抑えることができた。この方法を用いて、図29の試料をエッチングした結果、シリコン酸化膜の残膜厚や加工形状が、図40のように放電中断処理の場合とほぼ同じになった。
以上のように、本発明の実施例6では、ステップ1からステップ2に移行する際に圧力増加が必要な場合、ステップ2開始時の流量を、ガス流量比を一定のまま、ガス流量を所望の値より大きくすることによって、より短時間で目的の圧力値にすることができる。この方法を用いれば、連続放電処理を行った場合でも、放電中断処理と差異のない加工特性が得られる。
本発明の実施例1のエッチング装置の構成図である。 実施例1のエッチング装置のガス供給ユニットの構成である。 実施例1の電力比1:1の場合のプラズマ放電安定域である。 実施例1の電力比1:0の場合のプラズマ放電安定域である。 実施例1の電力比0:1の場合のプラズマ放電安定域である。 本発明の実施例2のエッチング条件表である。 実施例1の1枚目の総ガス流量の時間変化である。 実施例1の2枚目の総ガス流量の時間変化である。 実施例2のエッチング装置のガス供給ユニットの構成である。 実施例2の1枚目の総ガス流量の時間変化である。 実施例2の2枚目の総ガス流量の時間変化である。 実施例2の反射電力の時間変化である。 実施例2の減圧処理室圧力の時間変化である。 本発明の実施例3のエッチング装置の構成図である。 実施例3の干渉膜厚モニタで得られた反射強度の時間変化である。 実施例3の総ガス流量の時間変化である。 実施例3の減圧処理室圧力の時間変化である。 本発明の場合の反射電力の時間変化である。 本発明の実施例3の総ガス流量の時間変化である。 実施例3の減圧処理室圧力の時間変化である。 実施例3の反射電力の時間変化である。 実施例3の減圧処理室圧力の時間変化である。 本発明の実施例4のエッチング装置の構成図である。 実施例4のバルブ開度制御周期と圧力極小値の関係である。 実施例4の減圧処理室圧力の時間変化である。 実施例4の反射電力の時間変化である。 本発明の実施例5のエッチング装置の構成図である。 実施例5のエッチング条件表である。 実施例5の処理前の被エッチング試料の断面構造である。 実施例5のステップ2直後の被エッチング試料の断面構造である。 実施例5のステップ3直後の被エッチング試料の断面構造である。 放電中断の場合の減圧処理室圧力の時間変化である。 放電中断の場合のマイクロ波の入反射電力の時間変化である。 連続放電の場合の減圧処理室圧力の時間変化である。 連続放電の場合のマイクロ波の入反射電力の時間変化である。 ステップ3の条件の場合の減圧処理室圧力とシリコンおよびシリコン酸化膜エッチング速度の関係である。 本発明の実施例6の総ガス流量の時間変化である。 実施例6の総ガス流量の時間変化である。 実施例6の減圧処理室圧力の時間変化である。 実施例6のステップ3直後の被エッチング試料の断面構造である。 特許文献1の従来例のガス供給ユニットの構成である。
符号の説明
1 バルブ
2 バルブ
3 MFC
4 ガス供給源
5 排気ポンプ
6 処理室
7 排気ポンプ
8 処理ガスライン
9 排気ガスライン
12 アンテナコイル
13 アンテナコイル
14 RF電源
15 電力分配器
16 ガス供給ユニット
17 プラズマ
18 ウエーハステージ
19 ガスノズル
20 減圧処理室
21 ウエーハ
22 ターボ分子ポンプ
23 圧力制御用可変バルブ
24 キャパンシタンスマノメータ
25 コンピュータ
26 誘電体窓
27 光ファイバ
28 分光システム
29 RF電源
30 石英窓
31 石英窓
32 分光器システム
33 光源
34 光ファイバ
35 光ファイバ
37 圧力制御専用のマイコン
50 石英製の誘電体窓
51 ガス溜り
53 マグネトロン
54 導波管
55 空洞共振部
56 コイル
60 レジストパターンのマスク
61 ポリシリコン
62 シリコン酸化膜
63 ポリシリコン
64 シリコン酸化膜
65 基板シリコン
100 バルブ
101 ガス
102 MFC
103 バルブ
104 バルブ
105 処理ガスライン
106 排気ガスライン
107 排気ポンプ
111 ガス
112 ガス
112 MFC
113 バルブ
121 ガス
122 MFC
123 バルブ
124 バルブ

Claims (2)

  1. 処理室と、前記処理室に処理ガスを供給するガス供給ユニットを備え、前記処理ガスを放電させ、複数のステップを用いて試料のエッチング処理を行うプラズマエッチング装置において、
    前記処理ガスからプラズマを生成する電力を供給する内側のアンテナコイルと外側のアンテナコイルと、
    エッチング処理中の試料の残膜厚をモニタする膜厚モニタ部と、
    前記複数のステップの条件切換えのタイミングを判定する判定部と、前記判定部によって判定されたタイミングに基づいて前記ガス供給ユニットを動作させ、前記ガス供給ユニットから前記導入される処理ガスが、ステップ切換え直後に所定の圧力以下とならないように、前記処理ガスの流量及び圧力を制御する制御部とを備え
    前記ガス供給ユニットは、複数のガス供給ライン毎にガス排気ラインを具備し、
    前記制御部は、さらに、前記膜厚モニタ部によりモニタしたデータに基づいて前記ステップ切換えのタイミングを予測し、次のステップに使用する処理ガスのガス流量が安定するのに要する時間だけ前記予測されたタイミングの前から前記次のステップに使用する処理ガスを前記ガス排気ラインに流しながら、所望のガス流量に安定させ、前記ステップ切換え直後には、前記外側のアンテナコイルのみから電力を供給することを特徴とするプラズマエッチング装置。
  2. 処理室と、前記処理室に処理ガスを供給するガス供給ユニットと、前記処理ガスからプラズマを生成する電力を供給する内側のアンテナコイルと外側のアンテナコイルと、エッチング処理中の試料の残膜厚をモニタする膜厚モニタ部とを備えたプラズマエッチング装置を用いて、前記処理ガスを放電させ、複数のステップを用いて試料のエッチング処理を行うプラズマエッチング方法において、
    前記ガス供給ユニットは、複数のガス供給ライン毎にガス排気ラインを具備し、
    前記膜厚モニタ部によりモニタしたデータに基づいて前記ステップ切換えのタイミングを予測し、
    次のステップに使用する処理ガスのガス流量が安定するのに要する時間だけ前記予測されたタイミングの前から前記次のステップに使用する処理ガスを前記ガス排気ラインに流しながら、所望のガス流量に安定させ、前記ステップ切換え直後には、前記外側のアンテナコイルのみから電力を供給することを特徴とするプラズマエッチング方法
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