JP4781921B2 - 装飾品貼付パネル - Google Patents

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Description

この発明は、装飾品貼付パネルの改良に関し、特にパネル本体の貼付面に界面活性剤を塗布して可撓性材からなる薄肉状の装飾品の貼り直し作業をし易くする場合の対策に関するものである。
例えば車両用内装品等にデザイン上の要求等から、特許文献1に開示されているような樹脂製モールをその裏面に設けられた粘着材を介して樹脂製パネルのパネル本体の貼付面に貼り付けることが一般に行われている。
この場合、貼り付け位置の目安にするためや見栄え向上等の観点から、図7に示すように、パネル本体aの貼付面bとその外側の非貼付面cとの間に立ち上がり壁dを設けて上記貼付面bを非貼付面cよりも上記立ち上がり壁dを境に下方に位置させることが行われる。
一方、モールを一旦パネル本体の貼付面に貼り付けてしまうと、位置ずれが生じている場合に貼り直し作業がし辛くなるため、上述した図7の構造のパネル本体aの貼付面bに予め界面活性剤eを塗布しておくことでモールの貼り直し作業をし易くすることも行われる。
実開平5−39943号公報(段落0007欄、図2)
しかし、上述の如く立ち上がり壁dを有するパネル本体aの貼付面bに界面活性剤eを塗布した状態で、図8に示すように、モールfを粘着材gが貼付面b側に向くようにして該貼付面bに押し付けると、界面活性剤eがモールfと貼付面bとの間からはみ出して貼付面bの立ち上がり壁dとの交差部に溜まり、モールfから手を離すと押付力が解除されて上記はみ出した余分な界面活性剤eがモールfと貼付面bとの間に逆戻りしてモールfが貼付面bから浮き上がってしまう。この状態で、モールfと貼付面bとの間の界面活性剤eが乾燥蒸発すると、モールfと貼付面bとの間に大きな隙間ができる。この大きな隙間をなくそうとしてモールfを貼付面bに押し付けると、部分的に付かない箇所ができて皺になり、モールfを貼付面bに綺麗に貼り付けることができなくなるという不具合が起こり得る。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モール等のように可撓性材からなる薄肉状の装飾品を皺にならないようにパネル本体の貼付面に綺麗に貼り付けることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、装飾品と貼付面との間からはみ出した余分な界面活性剤が逆戻りしないようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、可撓性材からなる薄肉状の装飾品がその裏面に設けられた接着材又は粘着材を介してパネル本体の貼付面に貼り付けられてなる装飾品貼付パネルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記パネル本体の貼付面とその外側の非貼付面との間に立ち上がり壁が設けられて上記貼付面が非貼付面よりも上記立ち上がり壁を境に下方に位置し、かつ上記貼付面の立ち上がり壁との交差部又はその近傍に溝部が形成され、上記貼付面に界面活性剤を塗布した状態で、上記装飾品を接着材又は粘着材が貼付面側に向くようにして該貼付面に押し付けることにより、装飾品と貼付面との間からはみ出した余分な界面活性剤を上記溝部に収容し、装飾品と貼付面との間の界面活性剤が乾燥蒸発することにより装飾品が接着材又は粘着材を介して貼付面に貼り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、装飾品の端縁部が溝部の開口の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、パネル本体の貼付面に界面活性剤を塗布した状態で、装飾品を接着材又は粘着材が貼付面側に向くようにして該貼付面に押し付けると、界面活性剤が装飾品と貼付面との間からはみ出して貼付面の立ち上がり壁との交差部又はその近傍に形成された溝部に収容されるので、装飾品から手を離して押付力が解除されても、上記はみ出した余分な界面活性剤が装飾品と貼付面との間に逆戻りせず、逆戻りに起因する装飾品の浮き上がり現象が解消される。したがって、その後に装飾品と貼付面との間の界面活性剤が乾燥蒸発しても、装飾品と貼付面との間には大きな隙間ができず、この大きな隙間をなくすために装飾品を貼付面に押し付けずに済むので、この押付けによる部分的な非貼付箇所ができず、装飾品を皺にならないようにパネル本体の貼付面に綺麗に貼り付けることができる。
請求項2に係る発明によれば、装飾品と貼付面との間の余分な界面活性剤が装飾品の端縁部を伝わって確実に溝部に導入され、装飾品への皺発生を確実になくすことができるとともに、溝部の開口が装飾品の端縁部で部分的に覆われて外部から見え難くなるか、あるいは溝部の開口全体が装飾品の端縁部で完全に覆い隠されて外部から見えず、見栄えを良くすることができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図2は自動車の樹脂製インストルメントパネル1を示し、該インストルメントパネル1のセンターパネル3をこの発明の実施形態1に係る装飾品貼付パネルとしている。上記センターパネル3のパネル本体5正面の車幅方向両端寄りには、上下方向に延びる2個の可撓性材からなる薄肉帯状の装飾品としての樹脂製モール7が貼り付けられている。図2ではこれらモール7に斜線を付して明示している。
上記パネル本体5は、図1に拡大して示すように、上記モール7が貼り付けられる貼付面9とその外側の非貼付面11とを備え、上記貼付面9と非貼付面11との間に立ち上がり壁13が形成され、上記貼付面9が非貼付面11よりも上記立ち上がり壁13を境に下方に位置し、かつ上記貼付面9の立ち上がり壁13との交差部に溝部15が形成されている。
一方、上記モール7の裏面には粘着材17が所定の厚みに設けられ、該モール7が上記粘着材17を介してパネル本体5の貼付面9に貼り付けられている。なお、粘着材17の代わりに接着材を用いてもよい。
この貼付けに際しては、図3に拡大して示すように、モール7の貼り直し作業をし易くするためにパネル本体5の貼付面9に予め界面活性剤19を塗布しておく。
そして、上記貼付面9に界面活性剤19を塗布した状態で、図4に拡大して示すように、上記モール7を粘着材17が貼付面9側に向くようにして該貼付面9に押し付ける。これにより、モール7と貼付面9との間から余分な界面活性剤19がはみ出し、このはみ出した余分な界面活性剤19が上記溝部15に収容される。
その後、上記モール7と貼付面9との間の界面活性剤19が乾燥蒸発することによりモール7が粘着材17を介して貼付面9に貼り付けられる(図1参照)。
このように、モール7をパネル本体5の貼付面9に押し付けた際にその間からはみ出した界面活性剤19を溝部15に収容するようにしているので、モールから手を離して押付力を解除しても、上記はみ出した余分な界面活性剤19がモール7と貼付面9との間に逆戻りすることがなく、逆戻りに起因するモール7の浮き上がり現象を解消することができる。したがって、その後にモール7と貼付面9との間の界面活性剤19が乾燥蒸発しても、モール7と貼付面9との間には大きな隙間ができず、この大きな隙間をなくすためにモール7を貼付面9に押し付けずに済むので、この押付けによる部分的な非貼付箇所ができず、モール7を皺にならないようにパネル本体5の貼付面9に綺麗に貼り付けることができる。
(実施形態2)
図5はこの発明の実施形態2に係る装飾品貼付パネルとしてのセンターパネル3を示す。この実施形態2では、装飾品としての樹脂製モール7の端縁部が溝部15の開口の略半分を覆っている点が実施形態1と異なっている。そのほかは実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、この実施形態2では、実施形態1と同様の効果を奏することができることに加え、モール7と貼付面9との間の余分な界面活性剤19をモール7の端縁部を伝わらせて確実に溝部15に導入することができ、モール7への皺発生を確実になくすことができるとともに、溝部15の開口をモール7の端縁部で部分的に覆って外部から見え難くして見栄えを良くすることができる。
(実施形態3)
図6はこの発明の実施形態3に係る装飾品貼付パネルとしてのセンターパネル3を示す。この実施形態3では、貼付面9の立ち上がり壁13との交差部近傍に溝部15が形成され、かつ装飾品としての樹脂製モール7の端縁部が溝部15の開口全体を覆い隠している点が実施形態1,2と異なっている。そのほかは実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、この実施形態3では、実施形態1と同様の効果を奏することができることに加え、実施形態2と同様に、モール7と貼付面9との間の余分な界面活性剤19をモール7の端縁部を伝わらせて確実に溝部15に導入することができ、モール7への皺発生を確実になくすことができるとともに、溝部15の開口全体をモール7の端縁部で完全に覆い隠して外部から見えないようにし、見栄えをさらに良くすることができる。
なお、上記の各実施形態では、装飾品貼付パネルが自動車のインストルメントパネル1のセンターパネル3であり、かつ可撓性材からなる薄肉帯状の装飾品が樹脂製モール7である場合を例示したが、シールやテープ等の装飾品であってもよく、またこれらに限らない。
この発明は、パネル本体の貼付面に界面活性剤を塗布してモール等のように可撓性材からなる薄肉状の装飾品の貼り直し作業をし易くした装飾品貼付パネルについて有用である。
図1のA−A線における断面図である。 実施形態1に係る装飾品貼付パネルとしてのセンターパネルが適用されたインストルメントパネルの正面図である。 実施形態1においてパネル本体の貼付面に界面活性剤を塗布した状態を示す要部拡大断面図である。 実施形態1においてモールと貼付面との間からはみ出した余分な界面活性剤が溝部に収容された状態を示す要部拡大断面図である。 実施形態2の図1相当図である。 実施形態3の図1相当図である。 従来例の図3相当図である。 従来例の図4相当図である。
符号の説明
3 センターパネル(モール貼付パネル)
5 パネル本体
7 モール(装飾品)
9 貼付面
11 非貼付面
13 立ち上がり壁
15 溝部
17 粘着材
19 界面活性剤

Claims (2)

  1. 可撓性材からなる薄肉状の装飾品がその裏面に設けられた接着材又は粘着材を介してパネル本体の貼付面に貼り付けられてなる装飾品貼付パネルであって、
    上記パネル本体の貼付面とその外側の非貼付面との間に立ち上がり壁が設けられて上記貼付面が非貼付面よりも上記立ち上がり壁を境に下方に位置し、かつ上記貼付面の立ち上がり壁との交差部又はその近傍に溝部が形成され、
    上記貼付面に界面活性剤を塗布した状態で、上記装飾品を接着材又は粘着材が貼付面側に向くようにして該貼付面に押し付けることにより、装飾品と貼付面との間からはみ出した余分な界面活性剤を上記溝部に収容し、装飾品と貼付面との間の界面活性剤が乾燥蒸発することにより装飾品が接着材又は粘着材を介して貼付面に貼り付けられていることを特徴とする装飾品貼付パネル。
  2. 請求項1に記載の装飾品貼付パネルにおいて、
    装飾品の端縁部が溝部の開口の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする装飾品貼付パネル。
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