JP4779443B2 - 発光表示板及び加熱調理器 - Google Patents
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Description
また、電子レンジ等の加熱調理器においては、被加熱物を出し入れするための取り出し口に設けられた開閉扉にガラス板が用いられている。使用者は、ガラス板部分から加熱中の被加熱物の状態を確認することができる。
具体的には、LED等の発光手段を内蔵する加熱調理器が開発されている(特許文献1〜4参照)。このような加熱調理器においては、LED等による赤や青色等の発光によって、加熱手段の作動を視覚的に識別することができる。
該発光表示板は、結晶化ガラスよりなるガラス基板と、該ガラス基板の少なくとも一部に形成された発光部とを有し、
上記発光部は、紫外線によって発光する蛍光顔料を含有し、
上記発光表示板は、少なくとも紫外線発生手段を内蔵する加熱調理器の上部に、上記発光部が形成された発光面側を上記紫外線発生手段側に向けて配置して用いられる調理器用トッププレートであることを特徴とする発光表示板にある(請求項1)。
上記発光部は、例えば上記蛍光顔料を含む材料を所望の形状で上記ガラス基板に塗布し焼き付けることにより形成することができる。そのため、複雑な文字や模様からなる上記発光部を簡単に形成することができる。
上記発光表示板としては、上記第1の発明の発光表示板が採用されており、
上記発光表示板は、上記発光部が形成された発光面側を上記紫外線発生手段側に向けて配置されており、
上記紫外線発生手段は、上記加熱手段の加熱動作に関連して上記発光表示板の上記発光部に紫外線を照射するように構成されていることを特徴とする加熱調理器にある(請求項8)。
その他の作用効果は上記第1の発明と同様である。
上記発光表示板は、加熱調理器の加熱状態を表すために用いられる。
上記加熱調理器としては、例えばIH電磁調理器、ガス調理器、ハロゲン調理器、ラジェントヒーター調理器、電子レンジ等がある。上記発光表示板は、例えばIH電磁調理器、ガス調理器、ハロゲン調理器、ラジェントヒーター調理器等のトッププレートや、電子レンジの開閉扉のガラス板等に用いることができる。
上記発光部は上記ガラス基板に、これと直接接触するように形成することもできるが、後述のごとく遮光層や装飾層を間に介して形成することもできる。
該蛍光顔料としては、発光する色の種類によって例えば下記のような無機顔料を用いることができる。
具体的には、青色系としては、例えばY2SiO5にTbとCeとをドーピングした顔料、ZnSにAgをドーピングした顔料、BaMg2Al16O27にEuをドーピングした顔料、Sr5(PO4)3ClにEuをドーピングした顔料、(BaMg)Al8O10にEuドーピングした顔料、ZnSにAgとAlとをドーピングした顔料、BaMgAl10O17にEuをドーピングした顔料、CaWO4を含有する顔料、(SrCaBaMg)5(PO4)3ClにEuをドーピングした顔料等がある。
この場合には、上記発光部は、紫外線によって発光した後、紫外線の照射を停止させても上記発光部の発光をしばらく維持させることができる。
上記蓄光顔料としては、発光する色の種類によって例えば下記のような顔料を用いることができる。
具体的には、青色系としては、CaAl2O3にEuとNdとをドーピングした顔料や、Sr4Al14O25にEuとDyとをドーピングした顔料等がある。また、緑系としては、SrAl2O4にEuとDyとをドーピングした顔料等があり、赤系としては、Y2O2SにEuとMgとTiとをドーピングした顔料等がある。
この場合には、上記発光部を上記ガラス基板に簡単に形成することができると共に、上記発光部を上記ガラス基板に優れた密着力で密着させることができる。
また、上記発光用ペースト材料においては、ガラスフラックスの含有量を0重量部とすることができる。上記ガラス基板に直接接触するように上記発光部を形成する場合には、上記発光用ペースト材料は、ガラスフラックスを含有することが好ましい。この場合には、上記発光部と上記ガラス基板との密着性を向上させることができる。
また、B2O3の含有量が23重量%未満の場合には、耐酸性が劣化するおそれがある。一方30重量%を越える場合には、耐アルカリ性が劣化するおそれがある。
また、Na2Oの含有量が1重量%未満の場合には、ガラスフラックスの粘性流動が高くなるため、上記発光部の表面が粗くなり、汚れが付着し易くなるおそれがある。一方、5重量%を越える場合には、ガラスフラックスの熱膨張係数が著しく増加するおそれがあるとともに、耐アルカリ性が劣化するおそれがある。
この場合には、耐アルカリ性を向上させることができる。
上記ガラスフラックス中のK2Oの含有量が4重量%を越える場合、又はTiO2の含有量が5重量%を越える場合、又はZrO2の含有量が5重量%を越える場合には、ガラスフラックスの粘性流動が高くなるため、上記発光部の表面が粗くなり、汚れが付着し易くなるおそれがある。
さらに、上記ガラス基板としては、熱膨張係数が−5×10-7/K〜60×10-7/Kのものが好ましい。このようなガラス基板としては、例えば低膨張結晶化ガラス及び石英ガラス等よりなるものを用いることができる。この場合には、上記発光表示板は、耐熱性及び耐熱衝撃性に優れるものとなる。
また、上記ガラス基板には、着色が施されていてもよい。このようなガラス基板としては、ガラス基板における例えば上記発光部が形成されてある発光面に着色が施されているものや、また、ガラス基板自体が着色されているもの等がある。
上記ガラス基板の日射透過率が0.5%未満の場合には、上記発光部の発光を上記発光面と対向する面である使用面側から視認することが困難になるおそれがある。
日射透過率は、JISR3106に規定の方法により測定することができる。
この場合には、上記ガラス基板は、高温にしても膨張し難い低膨張なものとなるなため、上記発光表示板の耐熱性を向上させることができる。また、この場合には、上記ガラス基板の日射透過率を0.5%以上にすることができると共に、上記ガラス基板は340nm以上の波長の光を透過して340nm未満の波長の光を遮断するという透過特性を示すことができる。そのためこの場合には、上記ガラス基板自体が人体に有害であるといわれる300nm以下の波長の光を遮断することができ、特に別途紫外線カット用の被膜等を形成する必要がなくなる。
特にこの場合には、上記発光表示板を、加熱手段と紫外線発生手段を内蔵する加熱調理器の上部に配置するための調理器用トッププレートとして用いることにより、上述の特定波長の光を遮断できるという作用効果を顕著に発揮することができる。
この場合には、上記発光表示板は隠蔽性を発揮することができる。そのため、上記発光表示板を用いて加熱調理器の加熱装置等の内部構造を隠蔽することができる。
より具体的には、上記発光表示板を調理器用トッププレート等として用いると、加熱調理器に内蔵された加熱手段や紫外線発生手段等の内部構造を上記発光表示板によって隠蔽することができる。
上記遮光層の日射透過率が0.5%未満の場合には、上記発光部の発光を、上記発光表示板における上記発光面と対向する面である使用面側から視認することが困難になるおそれがある。一方、5%を越える場合には、遮光層による隠蔽効果が充分に発揮できなくなるおそれがある。
上記隠蔽剤としては、例えば酸化チタン、酸化ジルコニウム、ケイ酸ジルコニウム等がある。また、上記遮光用ペースト材料に用いる有機バインダーとしては、上記発光部を形成するための上記発光用ペースト材料と同様の有機バインダーを用いることができる。また、上記遮光用ペースト材料としては、上記遮光剤及び上記有機バインダーの他にガラスフラックスを含有するものを用いることができる。この場合には、上記遮光層と上記ガラス基板や上記発光部との密着性を向上させることができる。上記遮光用ペースト材料に用いるガラスフラックスとしては、上記発光用ペースト材料に用いるガラスフラックスと同様のものを用いることができる。
また、上記遮光用ペースト材料として例えば特開平3−65532号公報に記載のラスターを用いて上記遮光層を形成することもできる。
上記ラスターは、有機金属化合物の希釈溶液であり、金、銀、白金、パラジウム等の貴金属元素と、ビスマス、鉄、コバルト、チタン、錫、クロム、ニッケル、シリカ、マグネシウム、カルシウム、鉛等の卑金属元素とを組み合わせたもので、ガラス基板に焼き付けることにより無機質被膜の遮光層を形成することができる。
この場合には、上記発光部を紫外線によって発光させ、その発光を上記発光部が形成された発光面とは反対側の面(使用面)から観察する場合において、上記発光部の発光が上記遮光層によって妨げられることがない。そのため、上記発光部を鮮明に発光させることができる。
上記ガラスフラックス及び上記有機バインダーとしては、上記発光部を形成するための上記発光用ペースト材料と同様のものを用いることができる。
また、上記着色顔料としては、色の種類によって例えば下記のような材料を用いることができる。
この場合には、上記発光表示板に所望の色や模様を形成することができ、上記発光表示板の意匠性を向上させることができる。
上記ベース装飾層の日射透過率が0.5%未満の場合には、上記発光部の発光を、上記発光表示板における上記発光面と対向する面である使用面側から視認することが困難になるおそれがある。
パール調材料としては、例えば酸化チタン、酸化ジルコニウム、又は酸化鉄により、カオリン、タルク、セリサイト、ピロフェライト、天然雲母、合成雲母、酸化アルミニウム等の無機顔料を被覆してなる材料等を用いることができる。また、上記ベース装飾用ペースト材料の有機バインダーとしては、上記発光用ペースト材料と同様のものを用いることができる。
この場合には、上記加熱調理器において、上記発光表示板(トッププレート)は、上記加熱調理器の加熱状態等を上記発光部の発光により、使用者に表示することができる。そして、使用者は、加熱調理器の使用面であるトッププレートの表面を見ることにより、加熱調理器の加熱状態等を容易に認識することができる。
この場合には、例えば紫外線発生手段等を上記加熱調理器に内蔵させて、上記発光面側から上記発光部を発光させることができると共に、上記加熱調理器の使用者は、上記使用面側から発光部の発光を容易に視認することができる。また、この場合には、上記のごとく、ガラス基板の材質として、Li2O−Al2O3−SiO2系ガラス等を用いることより、上記加熱調理器に内蔵された紫外線発生装置からの紫外線のうち、人体に有害な波長を遮断することができる。
このような加熱調理器としては、加熱手段として電磁気を利用したIH電磁調理器、火炎バーナを利用したガス調理器、ハロゲンヒーターを利用したハロゲン調理器、ラジェントヒーターを利用したラジェントヒーター調理器、マイクロ波発生装置を利用した電子レンジ等がある。
上記紫外線発生手段は、スペクトル分布のうち紫外線領域(波長100〜400nm)の波長の光を発生する装置である。
また、例えばピーク波長185.254nm用の低圧水銀ランプ等のように、紫外線発生手段として、特定のピーク波長の光を発生する低圧水銀ランプ等を用いることもできる。
この場合には、消費電力を小さくすることができと共に、環境負荷を低減することができる。
次に、本発明の発光表示板及び加熱調理器の実施例について、図1〜図4を用いて説明する。
図1〜図3に示すごとく、本例の発光表示板1は、加熱調理器の加熱状態を表すために用いられるものである。発光表示板1は、結晶化ガラスよりなるガラス基板10と、その少なくとも一部に形成された発光部4とを有する。発光部4は、紫外線によって発光する蛍光顔料を含有している。本例の発光表示板1は、電磁調理器の上部に配置するための調理器用トッププレートである。
また、同図に示すごとく、発光表示板1においては、部分的に遮光層3が形成されていないスリット部35が設けられている。スリット部35は、上記使用面11側に形成された装飾層5が形成する円形状の位置決めマークよりも若干大きな直径の円形状で形成されている。また、発光表示板1においては、円形状のスリット35部以外にも、「注意」という文字を形成するスリット部35が形成されている。
そして、発光部4はこのスリット部35に形成されており、発光部4は円形状及び「注意」という文字で形成されている(図1及び図2参照)。
本例において、加熱調理器6は、加熱手段62、63として、誘導電流を利用した加熱装置62とラジェントヒータ63とを備える。
まず、Li2O−Al2O3−SiO2系ガラスからなるガラス基板10を準備した。このガラス基板10は、熱膨張係数が−0.2×10-7/Kで、日射透過率が94%の低膨張結晶化ガラス基板である。
次いで、ガラスフラックス85重量部と、着色顔料15重量部と、有機バインダー100重量部とを混合して、装飾層5を形成するための装飾用ペースト材料を作製した。ガラスフラックスとしては、SiO2を65重量部、Al2O3を4重量部、B2O3を24重量部、Li2Oを1重量部、及びNa2Oを2重量部、K2Oを2重量部、TiO2を1重量部、ZrO2を1重量部含有するものを用いた。また、有機バインダーとしてはアクリル樹脂を用い、着色顔料としては黒顔料を用いた。
この装飾用ペースト材料をスクリーン印刷によってガラス基板10に円形状に塗布し、乾燥させた後、温度800℃で10分間焼成した。これにより装飾用ペースト材料がガラス基板10の使用面11に焼き付けられて、装飾層5を形成した。スクリーン印刷は、350メッシュのスクリーンを用いて行った。
このベース装飾用ペースト材料を、ガラス基板10の発光面12のほぼ全面に250メッシュのスクリーンを用いたスクリーン印刷によって塗布し、乾燥させた後、温度800℃で10分間焼成した。これによりベース装飾用ペースト材料がガラス基板10の発光面12に焼き付けられて、ベース装飾層2を形成した。発光面12は、ガラス基板における上記装飾用ペースト材料を塗布した面(使用面11)とは反対側の面である。
スリット部35は、円形状であり、上記装飾層5(円形状)と略同位置に円の中心を有する。そして、スリット部35は、装飾層5よりも大きな直径で形成されている。また、スクリーン印刷の際には、円形状のスリット部35とは別に、「注意」という文字を示すスリット部35を形成した(図1及び図2参照)。
上記スクリーン印刷後、印刷された遮光用ペースト材料を乾燥させ、その後温度800℃で5分間焼成した。これにより、遮光用ペースト材料が焼き付けられて遮光層3を形成した。
この発光用ペースト材料を、上記スリット部35に塗布し、乾燥させた。発光用ペースト材料の塗布は、250メッシュのスクリーンを用いたスクリーン印刷によって行った。
本例の発光表示板1において、遮光層3及びベース装飾層2の日射透過率をJISR3106に規定の方法にしたがって測定したところ、遮光層3とベース装飾層2とを合わせた透過率(遮光層とベース装飾層の積層体の透過率)は0.4%であり、ベース装飾層2の透過率は3%であった。
具体的には、まず、調理器ケース61内に、加熱手段として、IH加熱装置62と、ラジエントヒータ63とを配置した。本例においては、2つのIH加熱装置62と、1つのラジエントヒータ63とを配置した。
次いで、加熱手段62、63の周囲に、紫外線発生手段64としての紫外線発光ダイオードを配置した。この紫外線発生手段64は、加熱手段62、63の通電に連動して作動し、紫外線を発生する。
図1〜図4に示すごとく、本例の発光表示板1においては、ガラス基板10の使用面11とは反対側の発光面12側に、蛍光顔料を含有する発光部4が形成されている。そのため、加熱調理器6において、発光表示板1の発光部4に、紫外線発生手段64から紫外線が照射されると、発光部4が発光する。
また、本例の加熱調理器6において、紫外線発生手段64は、加熱手段62、63の加熱動作に合わせて紫外線を照射するように構成されている。そのため、加熱調理器6の使用者は、発光表示板1の発光部の発光により、加熱手段の加熱動作を容易に認識することができる。
なお、本例においては、赤系の蛍光顔料及び蓄光顔料を用いて上記発光部を形成したが、青系やその他の色を用いても同様の結果が得られることを確認している。
本例は、実施例1とは異なる構造の発光表示板を作製する例である。
図5及び図6に示すごとく、本例の発光表示板7は、結晶化ガラスよりなるガラス基板70と、その少なくとも一部に形成された発光部73とを有する。発光部73は、紫外線によって発光する蛍光顔料を含有する。本例の発光表示板7は、実施例1と同様に、電磁調理器の上部に配置するための調理器用トッププレートである。
発光部73は、実施例1と同様に、上記使用面701側に形成された装飾層71が形成する円形状の位置決めマークよりも若干大きな直径の円形状を形成している。また、発光表示板7においては、円形状の発光部73以外にも、実施例1と同様に「注意」という文字を形成する発光部73が形成されている(図5参照)。
次に、遮光用ペースト材料としてラスターを準備し、このラスターをガラス基板70の発光面702側のほぼ全面に、350メッシュのスクリーンを用いたスクリーン印刷によって塗布し、乾燥させ、その後温度800℃で5分間焼成した。これにより遮光用ペースト材料(ラスター)が焼き付けられて遮光層72を形成した。
本例の発光表示板7において、遮光層の日射透過率をJISR3106に規定の方法にしたがって測定したところ、遮光層の透過率は5%であった。
また、本例の発光表示板7は、実施例1とは異なり、ベース装飾層を有していない。そのため、使用面701側から見ると遮光層(黒色)72が透けて見える。また、この発光表示板7を電磁調理器等の上に配置してトッププレートとして用いると、遮光層72が電磁調理器の内部装置を隠蔽することができる。
本例は、ガラス基板に直接接触するように発光部を形成した発光表示板の例である。
図7及び図8に示すごとく、本例の発光表示板8は、結晶化ガラスよりなるガラス基板80と、紫外線によって発光する蛍光顔料を含有する発光部83とを有する。発光部83は、ガラス基板80の一方の面(発光面)802を覆うように形成されている。また、発光面802とは反対側の使用面801には、装飾層81が形成されている。本例において、装飾層81は、白色の「注意」という文字を形成している。
この装飾用ペースト材料を、300メッシュのスクリーンを用いたスクリーン印刷によってガラス基板80に塗布して「注意」という文字を形成し、乾燥させた。
この発光用ペースト材料をガラス基板80において装飾用ペースト材料を塗布した使用面801とは反対側の発光面802側に、塗布し乾燥させた。塗布は250メッシュのスクリーンを用いたスクリーン印刷によって行い、ガラス基板80の発光面802側のほぼ全面を覆うように発光用ペースト材料を塗布した。
発光部83に紫外線が照射されると、発光部83は赤色に発光する。その結果、使用面801側に形成されたグレー色の「注意」という文字(装飾層81)が発光部83の赤色を背景にして強調される。
10 ガラス基板
2 ベース装飾層
3 遮光層
4 発光部
5 装飾層
6 加熱調理器
62 加熱手段
63 加熱手段
64 紫外線発生手段
Claims (9)
- 加熱調理器の加熱状態を表すために用いられる発光表示板であって、
該発光表示板は、結晶化ガラスよりなるガラス基板と、該ガラス基板の少なくとも一部に形成された発光部とを有し、
上記発光部は、紫外線によって発光する蛍光顔料を含有し、
上記発光表示板は、少なくとも紫外線発生手段を内蔵する加熱調理器の上部に、上記発光部が形成された発光面側を上記紫外線発生手段側に向けて配置して用いられる調理器用トッププレートであることを特徴とする発光表示板。 - 請求項1において、上記発光部は、上記蛍光顔料と、さらに蓄光顔料を含有することを特徴とする発光表示板。
- 請求項2において、上記発光部は、上記蛍光顔料及び上記蓄光顔料の合計量20〜100重量部と、ガラスフラックス0〜80重量部との合計量100重量部に対して、有機バインダー50〜300重量部を混合してなる発光用ペースト材料を上記ガラス基板に塗布し焼成してなることを特徴とする発光表示板。
- 請求項1〜3のいずれか一項において、上記ガラス基板は、日射透過率が0.5%以上であることを特徴とする発光表示板。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、上記結晶化ガラスは、Li2O−Al2O3−SiO2系ガラスからなることを特徴とする発光表示板
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記ガラス基板と上記発光部との間には、隠蔽剤を含有する遮光層が形成されていることを特徴とする発光表示板。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記ガラス基板には、隠蔽剤を含有する遮光層が形成されており、上記発光表示板は、部分的に上記遮光層が形成されていないスリット部を有し、上記発光部は上記スリット部に形成されていることを特徴とする発光表示板。
- 加熱手段と、紫外線発生手段と、発光表示板とを有する加熱調理器であって、
上記発光表示板としては、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発光表示板が採用されており、
上記発光表示板は、上記発光部が形成された発光面側を上記紫外線発生手段側に向けて配置されており、
上記紫外線発生手段は、上記加熱手段の加熱動作に関連して上記発光表示板の上記発光部に紫外線を照射するように構成されていることを特徴とする加熱調理器。 - 請求項8において、上記紫外線発生手段は、紫外線発光ダイオードであることを特徴とする加熱調理器。
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