JP4779423B2 - 振動型圧電加速度センサ素子とこれを用いた振動型圧電加速度センサ - Google Patents

振動型圧電加速度センサ素子とこれを用いた振動型圧電加速度センサ Download PDF

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Description

本発明は加速度の測定や、車両等の移動体の姿勢制御および制御システムに用いられる振動型圧電加速度センサ素子とこれを用いた振動型圧電加速度センサに関する。
図6は従来の加速度センサの構成を示した断面図である。ダイヤフラム2が形成されたチップ1の上面の、ダイヤフラム2の部分には複数個の感歪抵抗3が設けられている。チップ1の上面の他の部分には加速度演算用の半導体集積回路と、この半導体集積回路の特性調整用の薄膜抵抗4とが設けられている。そして感歪抵抗3の上を除き少なくとも薄膜抵抗4の上を含む部分に保護膜5が形成されている。加速度が加わると、ガラス製のおもり6に応力が作用して、この応力により感歪抵抗3の抵抗値が変化する。この変化を測定することにより加速度が検出される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
また、図7は従来の他の加速度センサの構成を示したブロック図である。この加速度センサは、加速度に対応する信号を出力する圧電体素子11と、出力された信号のインピーダンスを変換する変換部12と、不要な信号を除去するフィルタ部13と、必要な信号を増幅する増幅部14とを有する。さらに、外部から入力されるタイミング信号の周期に同期した交流信号を出力する交流信号出力部16を有する。交流信号出力部16と圧電体素子11との間には、コンデンサ17が直列接続されている。そしてこの加速度センサから出力された電圧信号は、マイクロコンピュータからなる測定・演算部18及び制御部15に取り込まれるようになっている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献2が知られている。
特開平5−288771号公報 特開平5−80075号公報
しかしながら、上記従来の構成では、感歪抵抗3や圧電体素子11によって加速度を検出している。このような半導体抵抗歪により加速度を検出する方式では、数%の抵抗値の変化しか得られず抵抗値変動も大きい。そのうえ、抵抗値が信号処理回路の温度変化の影響を受けるので、正確な加速度検知ができない。
また、静的な重力加速度等の成分検出は検出構造から困難と思われる。すなわち、半導体抵抗歪により変位速度を検出する構成では、静的な重力等の加速度は検出することができない。
本発明は静および動の加速度検知をノイズ等の耐環境変化を受けずに安定した検出ができ、厳しい温度変化の環境下においても安全に走行制御することができる振動型圧電加速度センサ素子とこれを用いた振動型圧電加速度センサを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
本発明の請求項1に記載の発明は、フレームと、このフレームに一端が支持された振動板と、この振動板の他端を支持する支持体と、この支持体を前記振動板の長手方向に往復運動するように保持してなる第1、第2の保持部と、前記振動板上に形成した下部電極と、この下部電極上に形成した圧電薄膜と、この圧電薄膜上に形成した上部電極とからなり、前記支持体は前記振動板の前記一端と前記他端とを結ぶ軸線方向に往復運動し得るように前記一端が前記第1の保持部を介して上面視右側で前記フレームに保持され、前記他端が前記第2の保持部を介して上面視左側で前記フレームに保持されており、前記第1、第2の保持部は梁状の交互に反対方向に折れ曲がったバネ構成であり、外部より加速度が加わると、前記第1、第2の保持部を介して支持体に伝搬して前記振動板が前記軸線方向に伸縮し、前記振動板の固有振動数の変化に基づいて前記加速度を検出するよう構成した振動型圧電加速度センサ素子であり、加速度により高い共振周波数の変化率を得ることができるため、温度変化の影響を受けず加速度を高精度で検出することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子のフレームを保持して取り付けて静および動の加速度を検出するようにした振動型圧電加速度センサであり、加速度により高い共振周波数の変化率を得ることができるため、温度変化の影響を受けず加速度を高精度で検出することができる。
以上のように本発明は、フレームと、このフレームに一端が支持された振動板と、この振動板の他端を支持する支持体と、この支持体を前記振動板の長手方向に往復運動するように保持してなる第1、第2の保持部と、前記振動板上に形成した下部電極と、この下部電極上に形成した圧電薄膜と、この圧電薄膜上に形成した上部電極とからなり、前記支持体は前記振動板の前記一端と前記他端とを結ぶ軸線方向に往復運動し得るように前記一端が前記第1の保持部を介して上面視右側で前記フレームに保持され、前記他端が前記第2の保持部を介して上面視左側で前記フレームに保持されており、前記第1、第2の保持部は梁状の交互に反対方向に折れ曲がったバネ構成であり、外部より加速度が加わると、前記第1、第2の保持部を介して支持体に伝搬して前記振動板が前記軸線方向に伸縮し、前記振動板の固有振動数の変化に基づいて前記加速度を検出するよう構成した振動型圧電加速度センサ素子であり、加速度により高い共振周波数の変化率を得ることができるため、温度変化の影響を受けず加速度を高精度で検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態における振動型圧電加速度センサ素子の構成を示す上面図、図2はその加速度センサ素子における振動板の構成を示す斜視図である。
フレーム31の内部には、固有振動周波数を有する振動板23Aが設けられている。支持体33は振動板23Aを保持し、振動板23Aの固有振動周波数を変化させる。保持部32は支持体33を保持している。支持体33、保持部32もまたフレーム31の内部に設けられている。
振動板23Aは梁状で、互いに対向する基部34A,34Bを有し、一方の基部(第1端)34Aがフレーム31に、もう一方の基部(第2端)34Bが支持体33に釣られるように支持されている。図1では支持体33は、右側2箇所、左側1箇所でフレーム31に支持されている。この支持体33は梁状の交互に反対方向に折れ曲がったバネ構造を有する保持部32で支持している。この構成により、矢印Gで示された紙面左右方向に印加される加速度による力によって支持体33が振動板23Aの長手方向に往復運動することにより、振動板23Aは支持体33の往復運動と同方向の伸縮が作用することとなる。つまり、支持体33は紙面左右方向に往復運動可能なように拘束されている。そのため、支持体33は振動板23Aの長手方向に往復運動を行うことにより振動板23Aに支持体33の動きと同方向の伸縮が作用する。したがって、振動板23Aに加速度による力に基づく伸縮が作用すると、振動板23Aが支持体33の動きと直交する方向に伸縮運動することとなる。この構成の振動型圧電加速度センサ素子(以下、素子)35は、加速度により高応答かつ高感度で振動板23Aが伸縮するため、温度変化の影響を受けず加速度を高応答かつ高精度で検出する。
なお、支持体33に質量を付加するおもり33Aを設けて感度(変換効率)を高めることができる。すなわち、加速度による支持体33の変位量が大きくなり、比例して振動板23Aの伸縮も大きくなるため、加速度を高感度で検出することができる。
アーム23Bは振動板23Aの共振先鋭度を大きくするために設けられている。アーム23Bは共振先鋭度を少なくとも2〜3倍程度増加し、この共振先鋭度の増加により検出精度が向上する。アーム23Bは、基部34Aから基部34Bへの方向と平行な平行部23Cと平行部23Cに垂直で、振動板23Aに接続された接続部23Dとを有し、振動板23Aに対し、対称に設けられている。また、図2に示すように、アーム23Bは振動板23Aと直交し二等分する中心軸52に対称になるように設けられていることが好ましい。
また、図2に示すように振動板23Aは二酸化ケイ素(SiO2)層22の上に形成されたシリコン(Si)層23と、Si層23の上に形成された下部電極層24と、下部電極層24の上に形成された圧電薄膜層25とを有する。さらに圧電薄膜層25の上に形成された上部電極層としての駆動電極層26Bと検出電極層26Aから構成されている。そして駆動電極層26Bと検出電極層26Aは図1に示すように、振動板23Aを構成する梁状の中央部に沿ってフレーム31まで形成されている。この構成では、保持部32の中央部は最も振動が小さく、変位による起電力が発生せず振動板23Aの共振周波数への変調信号が重畳されにくいため、振動板23Aのみの共振周波数の信号が検出される。
さらに、駆動電極層26Bと検出電極層26Aには、フレーム31まで伸びた所定部分に取り出し電極51A,51Bが設けられ、制御回路(図示せず)に接続されていることが好ましい。すなわち、上部電極層である駆動電極層26Bと検出電極層26Aとが保持部32の梁状の中央部に沿ってフレーム31の外縁に延出している。このように、振動しないフレーム31に取り出し電極51A,51Bを設けることにより、振動板23Aの振動に影響を与えることがないため、温度変化の影響を受けず加速度が高精度で検出される。
また、保持部32は、図1に示すように支持体33を梁状に、交互に反対方向に折れ曲がったバネ構造で保持していることが好ましい。これにより加速度により高応答かつ高感度で振動板23Aが伸縮する。
さらに、駆動電極層26Bと検出電極層26Aは中心軸52に対称になるように形成されていることが好ましい。これにより等分された振動板23Aの有効面積において、振動板23Aによる駆動と振動板23Aからの検出とが行われる。そのため検出感度が向上する。
次に、素子35の動作について説明する。図3は本発明の実施の形態における振動型圧電加速度センサの構成を示す模式図である。
素子35において、検出信号ライン(以下、ライン)36Aは検出電極層26Aに、駆動信号ライン(以下、ライン)36Bは駆動電極層26Bにそれぞれ接続されている。増幅回路38は微弱な信号を増幅するとともに、図2に示す素子35の振動板23Aを駆動する。F/V変換器39は入力信号の周波数を電圧に変換する。AGC回路40は増幅回路38の出力信号の電圧レベルを制御する。
素子35は、フレーム31が保持されて振動型圧電加速度センサ(以下、センサ)41内に取り付けられている。そしてセンサ41に電源が入力されると、ノイズ等何らかの信号が増幅回路38に入力され増幅される。そしてこの増幅された信号はライン36Bを通して駆動電極層26Bに入力され振動板23Aを振動させる。その結果、圧電薄膜層25から検出電極層26Aに電荷が励起され、信号が検出電極層26Aからライン36Aを通して増幅回路38に入力される。そしてこの閉ループの動作が繰り返され、素子35は固有振動の共振周波数で安定した定常状態となる。この固有振動の共振周波数信号がF/V変換器39に入力され所定の電圧に変換される。F/V変換器39は加えられた加速度により振動板23Aが伸縮することで変化する振動板23Aの固有振動の共振周波数を検知する検知部として機能する。検知部AGC回路40は、増幅回路38から出力される電圧レベルが大きくなり、信号に歪が生じる場合に動作して誤差なく正確にF/V変換器39が動作するように制御する。
外部より加速度が加わると、支持体33に振動板23Aの長手方向へ往復運動する慣性力が加わり、この往復運動により定常状態で振動する振動板23Aが伸縮する。このため振動板23Aの固有振動の共振周波数が変化し、この固有振動の共振周波数の変化が加速度に対応して検出される。この構成では、加速度が加わると高い共振周波数の変化率が得られるため、温度変化の影響を受けず加速度が高精度で検出される。
次に、素子35の製造方法について説明する。図4(A)〜図4(F)は本発明の実施の形態における振動型圧電加速度センサ素子の製造方法を示す断面図である。なおこれらの図では振動板23Aの詳細な形状は省略して示している。
図4(A)に示すようにSiからなる基板21の上にエッチングをストップさせるためのSiO2からなるエッチングストッパー22を形成し、エッチングストッパー22の上にSi層23を形成する。例えば、基板21の厚みは20μm、エッチングストッパー22の厚みは2μm、Si層23の厚みは300μmである。
そして、図4(B)に示すようにSi層23の上に高周波スパッタリングを用いてチタン(Ti)を厚み5nm形成し、さらに白金を厚み0.2μm形成して下部電極層24を形成する。そしてこの白金の上にチタン酸塩・ジルコン酸鉛(PZT)からなる圧電薄膜層25を厚み25μm形成する。さらに所定パターンになるようにメタルマスクを用いて圧電薄膜層25の上に蒸着によりTi層を厚み10nm形成し、同様にこのTi層の上に蒸着により金を厚み0.3μm形成し、所定のパターンの上部電極層26を形成する。PZTで圧電薄膜層25を形成することにより加速度により高い共振周波数の変化率を得ることができるため、温度変化の影響を受けず加速度を高精度で検出することができる。
そしてエッチング用のマスクとして上部電極層26の金の上など、図4(C)における側溝28以外の部分にレジスト27Aを形成した後、図4(C)に示すようにエッチングにより側溝28を形成する。ここで、振動板23A以外に、支持体33、保持部32を、Si層23を含んで構成することにより、加えた加速度の変化によって振動板23Aに生じる応力に対応する共振周波数の変化の安定性が向上する。
次に、図4(D)に示すように基板21の裏面に所定パターンのレジスト27Bを形成し、基板21の裏面をエッチングすることによりホール29を形成する。そして図4(E)に示すようにレジスト27Aの面から再びエッチングして側孔30を形成する。さらにレジスト27Bを除去し、図4(F)に示すように振動板23Aを薄くかつ梁状に形成する。最後にレジスト27Aを除去する。このようにして振動板23Aを含む素子35を形成する。
次に、本発明の振動型圧電加速度センサを用いた応用例について説明する。図5は本実施の形態による振動型圧電加速度センサを用いたブレーキ制御システムを示す模式図である。車体42には、前輪43A、43B、後輪48A、48B、ブレーキ装置44、ハンドル45、ブレーキ制御回路(以下、制御部)46が取り付けられている。また車体42は進行方向47へ進んでいる。
センサ41は加速度を検知し、制御部46はその加速度の出力信号を処理し、処理した信号をブレーキ装置44に伝送する。制御部46は、前輪43A、43B、後輪48A、48Bがブレーキ装置44によりロックしないように制御し、安全な運転制御を可能としている。例えば進行方向47のようにハンドル45を左に切った場合には車体42が左に方向転換する。このとき制御部46は、回転する進行方向のタイヤの外周側である前輪43B、後輪48Bと内周側である前輪43A、後輪48Aのブレーキの効き具合を変える。これによりタイヤのスリップ事故が未然に防止され、車体42は安全に制御される。
なお、センサ41が受ける加速度は、車体42に対する設置位置によって若干異なる。そのため、センサ41の配置は平均的な加速度の検知を行うという観点から車体42の中央に設けるのが望ましい。
本発明の振動型圧電加速度センサ素子および振動型圧電加速度センサは、安全ブレーキシステムその他、地球上における重力を静止の加速度検知として利用することができると共に静止の加速度検知は傾斜角として検知するセンサとして用いることができ、傾斜角検知は高度を含めた3次元立体型ナビゲーション装置を実用化させることも可能である。
本発明の実施の形態における振動型圧電加速度センサ素子の構成を示す上面図 本発明の実施の形態における振動板の構成を示す斜視図 本発明の実施の形態における振動型圧電加速度センサ素子の構成を示す模式図 (A)〜(F)は本発明の実施の形態における振動型圧電加速度センサの製造方法を示す断面図 本発明の振動型圧電加速度センサを用いたブレーキ制御システムを示す模式図 従来の加速度センサの構成を示す断面図 従来の他の加速度センサの構成を示すブロック図
符号の説明
1 チップ
2 ダイヤフラム
3 感歪抵抗
4 薄膜抵抗
5 保護膜
6 おもり
11 圧電体素子
12 変換部
13 フィルタ部
14 増幅部
15 制御部
16 交流信号出力部
17 コンデンサ
18 測定・演算部
21 基板
22 二酸化ケイ素層(エッチングストッパー)
23 シリコン層
23A 振動板
23B アーム
23C 平行部
23D 接続部
24 下部電極層
25 圧電薄膜層
26A 検出電極層
26B 駆動電極層
27A,27B レジスト
28 側溝
29 ホール
30 側孔
31 フレーム
32 保持部
33 支持体
33A おもり
34A,34B 基部
35 振動型圧電加速度センサ素子
36A 検出信号ライン
36B 駆動信号ライン
38 増幅回路
39 F/V変換器
40 AGC回路
41 振動型圧電加速度センサ
42 車体
43A,43B 前輪
44 ブレーキ装置
45 ハンドル
46 ブレーキ制御回路(制御部)
47 進行方向
48A,48B 後輪
51A,51B 取り出し電極
52 中心軸

Claims (10)

  1. フレームと、このフレームに一端が支持された振動板と、この振動板の他端を支持する支持体と、この支持体を前記振動板の長手方向に往復運動するように保持してなる第1、第2の保持部と、前記振動板上に形成した下部電極と、この下部電極上に形成した圧電薄膜と、この圧電薄膜上に形成した上部電極とからなり、前記支持体は前記振動板の前記一端と前記他端とを結ぶ軸線方向に往復運動し得るように前記一端が前記第1の保持部を介して上面視右側で前記フレームに保持され、前記他端が前記第2の保持部を介して上面視左側で前記フレームに保持されており、前記第1、第2の保持部は梁状の交互に反対方向に折れ曲がったバネ構成であり、外部より加速度が加わると、前記第1、第2の保持部を介して支持体に伝搬して前記振動板が前記軸線方向に伸縮し、前記振動板の固有振動数の変化に基づいて前記加速度を検出する構成とした振動型圧電加速度センサ素子。
  2. 振動板、支持体、第1、第2の保持部をシリコンとした請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  3. 圧電薄膜をチタン酸鉛・ジルコン酸鉛(PZT)とした請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  4. 梁状の振動板の一端をフレーム、もう一端を支持体に釣られるように保持した請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  5. 振動板上に形成する上部電極を第1、第2の保持部の梁状の中央部に沿わせて取り出した請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  6. 振動板を支持する支持体に質量を付加するおもりを設けた請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  7. 梁状からなる振動板上に形成する上部電極をこの振動板と直交し二等分する中心軸と対称に検出用と駆動用とした請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  8. 駆動用および検出用の電極の取り出し電極をフレーム上に設けた請求項8に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  9. 振動板として、幅方向をほぼ3等分するように、長手方向にスリットを設け、前記振動体の側部の中央部を解放し、振動板の共振先鋭度を高めたことを特徴とする請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子。
  10. 請求項1に記載の振動型圧電加速度センサ素子のフレームを保持して取り付けて静および動の加速度を検出するようにした振動型圧電加速度センサ。
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