JPH06268237A - 半導体加速度センサ - Google Patents

半導体加速度センサ

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JPH06268237A
JPH06268237A JP4896693A JP4896693A JPH06268237A JP H06268237 A JPH06268237 A JP H06268237A JP 4896693 A JP4896693 A JP 4896693A JP 4896693 A JP4896693 A JP 4896693A JP H06268237 A JPH06268237 A JP H06268237A
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JP
Japan
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self
overlap
electrode
sensor
weight portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4896693A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Hanamura
昭宏 花村
Hideo Muro
英夫 室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 Si<100>面をECEによって重り部3
とそれを支持する梁部2を形成し、それらを囲む支持部
1を持つ半導体加速度センサ基板であり、梁2の上部に
はピエゾ抵抗6が形成されている。支持部1と重り部3
の下部にはSi台座5が接着されており、Si台座5に
はエッチングによって同じ深さの凹部8,14が形成さ
れている。凹部8,14の内には蒸着・パターニングに
よって金属電極13,15が形成されている。 【効果】 半導体加速度センサ個々のギャップ長のばら
つきに影響されず、自己励振力を正確に印加でき、かつ
自動的に励振力を決定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電駆動形の自己診
断機能を有する半導体加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体加速度センサを、図4を用
いて説明する。同図に示す半導体加速度センサは、静電
駆動形の自己診断機能を有する両持ち梁式半導体加速度
センサの断面図であり、Stephen C.Terry,Diederik W.d
e Bruin,Henry V.Allen,"Self-testable Accelerometer
Microsystem",Micro System Technologies '90,Berli
n,Germany,pp.611-616(1990) に詳細に述べられてい
る。
【0003】図4において、1はセンサチップのシリコ
ン基板であり、裏面からの異方性エッチングにより肉薄
の梁2が形成されており、これが中央の重り部3を両側
から指示するいわゆる両持ち梁構造となっている。この
シリコン基板1の上面には、凹部7を有するシリコンの
キャップ4が、下面には凹部8を有するシリコンの台座
5が合金接合などで接着されており、加速度に応じて重
り部3が上下に変位でき、かつその変位が凹部7,8中
の突起部9,10によって制限され、過大加速度印加時
の梁の破損を防止する構造となっている。
【0004】梁2の表面にはピエゾ抵抗6が形成されて
おり、加速度印加によって重り部3が変位し、梁の表面
に応力が生じるとその抵抗値が変化して加速度を検出で
きるようになっている。ここでは、ピエゾ抵抗6が梁の
指示部側と重り部側に形成されており、応力が逆極性と
なることを利用してフルブリッジ(図示せず)を構成し
ている。
【0005】キャップ4および台座5によって形成され
た狭いギャップは、重り部3のストッパとして機能する
ばかりでなく、梁の共振を抑制するエアダンピングを可
能としている。
【0006】重り部3の上には自己診断用の金属電極1
1が形成されており、上側のキャップ4と狭いギャップ
を挟んで対向している。キャップ4の凹部にも金属電極
(図示せず)が形成されており、この電極は接着部にお
いて、シリコン基板1上の金属電極(図示せず)と電気
接続されてボンディングパッド12に引き出されてい
る。
【0007】この上側キャップ4の電極と重り部3上の
電極11の間に電圧を印加すると静電力によって重り部
3は上側に変位し、加速度を印加した時と同様な応力を
梁に発生させることができる。この時の出力をチェック
することにより、センサの検出機能を確認する、いわゆ
る自己診断が可能となる。
【0008】ここで、静電駆動による励振力Fは、次式
のようになる。 F=εS(V/d)2 /2 ε:誘電率、S:面積、d:ギャップ長 このため、励振力Fを得るために電極間に印加する電圧
は、以下のようになる。 V=d(2F/εS)1/2 …(1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体加速度センサにおける静電駆動形の自
己診断では、自己励振力Fを得るために面積S、ギャッ
プ長dの空隙にV=d(2F/εS)1/2 なる電圧Vを
印加する構成であったため、ギャップ長dの管理が難し
く、センサ個々にdのばらつきが起こることにより、自
己励振力Fを正確に印加することが困難であるという問
題があった。
【0010】そこでこの発明は、このような従来の事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、センサ個々にギャップ長のばらつきがあっても、自
己励振力を正確に印加することができる半導体加速度セ
ンサを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、この発明は、半導体基板から形成された重り部と、
該重り部を取り囲む支持部と、前記重り部を前記支持部
に接続する単数もしくは複数の肉薄な梁部と、前記支持
部下面に接着され、前記重り部下方及び前記支持部下方
に等深の溝を有する台座と、前記支持部下方の溝は静電
容量モニタ用の溝であり、該静電容量モニタ用の溝の静
電容量を測定する検出手段と、該検出手段の出力から静
電駆動電圧を求める演算手段と、該演算手段で求められ
た電圧値を発生して静電駆動を行う駆動手段とからな
り、前記重り部の表面に対して垂直方向の加速度に対し
て前記梁部がたわみ、該梁部上に形成されたピエゾ抵抗
の抵抗値変化によって加速度を検出可能であり、前記重
り部と重り部下方の溝上に形成された電極間に電圧を印
加することによって自己診断を行うことを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】上記構成において、この発明は、静電容量モニ
タをセンサに設けて静電容量を検出し、演算処理によっ
てドライバを駆動するようにしたので、センサ個々のギ
ャップ長のばらつきに影響されず、自己励振力を正確に
印加することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照にしながらこの発明の実施
例を説明する。図1は、この発明のに係わる一実施例の
構成を示す断面図である。
【0014】図1において、この半導体加速度センサ
は、Si<100>面をECE(エレクトロ ケミカル
エッチング)によって重り部3とそれを支持する梁部
2を形成し、それらを囲むような形状の支持部1を持つ
半導体加速度センサ基板であり、梁2の上部にはピエゾ
抵抗6が形成されている。
【0015】この支持部1及び重り部3の下部にはSi
台座5が接着されており、このSi台座5にはエッチン
グによって同じ深さの凹部8,14が形成されている。
この凹部8,14の内には蒸着・パターニングによって
金属電極13,15が形成されている。
【0016】図2は、静電駆動回路の構成図である。凹
部14はセンサP形基板の下面と電極15によってコン
デンサを形成しており、これが静電容量モニタ16であ
る。この容量モニタ16には、容量検出回路17が接続
され、その出力は演算回路18に接続されている。演算
回路18の出力はドライバ19に接続され、そのドライ
バ19の出力は電極13と重り部3に接続されている。
【0017】次に、このように構成された半導体加速度
センサの作用を説明する。加速度センサ基板は基板面に
垂直方向の加速度が加わると、これに応じて重り部3が
変位し、梁部2がたわむ。この時、梁部2の表面には応
力が生じ、梁部2上に形成されたピエゾ抵抗6は、この
応力に応じてその抵抗値が変化する。
【0018】梁部2上のピエゾ抵抗6によってフルブリ
ッジを構成し、このブリッジの抵抗値変化を測定するこ
とにより、加速度を検出することができる。センサ基板
はP形基板の表面にnエピ層があり、nエピ層のP+
介してP形基板と電極13の間に電圧を印加すると、重
り部3の下部と電極13の間に静電力が発生し、重り部
3は下側に変位し、加速度を印加した時と同様の応力を
梁に発生させることができる。この時の出力をチェック
することにより、センサの検出機能の自己診断が可能で
ある。
【0019】台座には静電容量モニタ用の凹部14が形
成されており、電極15と支持部1の下面とのギャップ
長は電極13と重り部3の下面とのギャップ長に等しく
形成されている。また、重り部3の下部面積をS、電極
15の面積をS´とし、S=nS´の関係が成り立つと
すると、静電容量モニタの静電容量Cは次式となる。
【0020】 C=εS´/d=εS/nd …(2) この式(2)を前述した式(1)に代入すると次式が求
まる。
【0021】 V=(2εSF)1/2 /nC …(3) 従って、センサ基板のP形基板と電極15間の静電容量
Cを測ることにより、式(3)から静電駆動電圧Vが決
定でき、ギャップ長のばらつきに影響されない。
【0022】また、式(3)は、 V=k/C (k=(2εSF)1/2 /n …(4) として、kを定数とみなすことができるため、Cを検出
することによって静電駆動電圧を自動的に求めることが
可能である。
【0023】図2の構成において、容量検出回路17に
よって容量モニタ16の容量を検出し、演算回路18に
よって静電駆動電圧の値を求める。この値により、ドラ
イバ19に静電駆動電圧を発生させ、電極13と重り部
3のP形基板にこの電圧を供給する。
【0024】この電圧が電極13と重り部3の下面間に
印加され、自己励振が精度良く行える。また、自己診断
時の感度出力を元に、経時変化などの感度ずれを校正す
ることが可能である。
【0025】図3に、静電駆動回路の具体例を示す。こ
の図のように、静電駆動回路は、まず容量モニタ16、
抵抗20、及びシュミットトリガ21から成る発振回路
を構成し、この先にワンショット回路22、積分回路2
3、増幅回路24を接続し、静電駆動電圧Vinを出力す
る。
【0026】容量モニタ16、抵抗20、及びシュミッ
トトリガ21から成る発振回路は、CR結合によってf
=a/(2πCR)、(但し、aは定数)なる発振を
し、シュミットトリガ21によってステップパルス状の
クロック電圧を出力する。この出力をワンショット回路
22に通した後、積分回路23で積分することにより、
周波数fに比例する電圧Vd を得る。この電圧Vd はC
に逆比例するため、Vdを増幅することにより、静電駆
動電圧Vin=k/Cを得ることができる。
【0027】
【発明の効果】このように、この発明によれば、静電駆
動自己診断機能として、センサに静電容量モニタを設け
て静電容量を検出し、その静電容量から演算処理によっ
てドライバの駆動電圧を決定するようにしたので、セン
サ個々のギャップ長のばらつきに影響されず、自己励振
力を正確に印加することができ、かつ自動的に励振力を
決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体加速度センサに係わる一実施
例の構成を示す断面図である。
【図2】この発明の半導体加速度センサに係わる一実施
例の静電駆動回路の構成図である。
【図3】図2で示した静電駆動回路の具体例である。
【図4】従来の半導体加速度センサの構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 支持部 2 梁部 3 重り部 4 シリコンキャップ 5 シリコン台座 6 ピエゾ抵抗 7,8 凹部 9,10 突起部 11,13 金属電極 12 ボンディングパット 14 静電容量モニタ(凹部) 15 静電容量モニタ(金属電極) 16 静電容量モニタ 17 容量検出回路 18 演算回路 19 ドライバ回路 20 抵抗 21 シュミットトリガ 22 ワンショット回路 23 積分回路 24 増幅回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板から形成された重り部と、 該重り部を取り囲む支持部と、 前記重り部を前記支持部に接続する単数もしくは複数の
    肉薄な梁部と、 前記支持部下面に接着され、前記重り部下方及び前記支
    持部下方に等深の溝を有する台座と、 前記支持部下方の溝は静電容量モニタ用の溝であり、 該静電容量モニタ用の溝の静電容量を測定する検出手段
    と、 該検出手段の出力から静電駆動電圧を求める演算手段
    と、 該演算手段で求められた電圧値を発生して静電駆動を行
    う駆動手段とからなり、 前記重り部の表面に対して垂直方向の加速度に対して前
    記梁部がたわみ、該梁部上に形成されたピエゾ抵抗の抵
    抗値変化によって加速度を検出可能であり、前記重り部
    と重り部下方の溝上に形成された電極間に電圧を印加す
    ることによって自己診断を行うことを特徴とする半導体
    加速度センサ。
JP4896693A 1993-03-10 1993-03-10 半導体加速度センサ Pending JPH06268237A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004030B2 (en) 2002-09-27 2006-02-28 Oki Electric Industry Co., Ltd. Acceleration sensor
JP2009008438A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Dainippon Printing Co Ltd 角速度センサおよびその製造方法
JP2009236877A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Oki Semiconductor Co Ltd 加速度センサ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009008438A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Dainippon Printing Co Ltd 角速度センサおよびその製造方法
JP2009236877A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Oki Semiconductor Co Ltd 加速度センサ装置

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