JP4779174B2 - インクジェット用インクとそれを用いた印字方法 - Google Patents
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Description
前記カチオン重合性を有する樹脂前駆体を2種以上、含有しているとともに、そのうち最も粘度の高い樹脂前駆体の、25℃における粘度は220〜450mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は20〜40重量%で、かつ
前記ラジカル重合性を有する樹脂前駆体Rとカチオン重合性を有する樹脂前駆体Cとの重量比R/C=10/90〜20/80の範囲内である
ことを特徴とするインクジェット用インクである。
請求項3記載の発明は、着色剤が、表面をアルミニウムの酸化物で被覆した酸化チタン微粒子である請求項1または2に記載のインクジェット用インクである。
請求項4記載の発明は、インクジェットプリンタを使用して、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用インクにより、被印字体の表面に所定のパターンを印字し、次いで光照射してインク中の樹脂前駆体の重合反応を開始させた後、加熱することを特徴とする印字方法である。
すなわち、請求項1記載の発明のインクジェット用インクは、ラジカル重合性を有する樹脂前駆体の機能によって、カチオン重合性を有するもののみを含む場合に比べて、粘度が低く硬化時間が短いため、インクジェット用として好適である。また、上記インクジェット用インクは、ラジカル重合性を有する樹脂前駆体の機能によって、重合後の樹脂が硬いため、耐擦過性に優れた印字を形成することもできる。
また請求項1記載の発明によれば、ラジカル重合性を有する樹脂前駆体Rと、カチオン重合性を有する樹脂前駆体Cとを、重量比R/C=10/90〜20/80の割合で併用することによって、上に述べた、両樹脂前駆体がそれぞれ持っている機能を良好にバランスさせて、インクジェット用インクを、さらにインクジェット用として適したものとすると共に、当該インクジェット用インクを用いることによって、より一層、耐水性、耐溶剤性、摩擦耐性等に優れた印字を形成することが可能となる。
さらに請求項1記載の発明によれば、2種以上を併用するカチオン重合性の樹脂前駆体のうち、最も粘度の高い、すなわち分子量が大きく、かつカチオン重合する官能基数の多い樹脂前駆体の、25℃における粘度を220〜450mPa・sに規定すると共に、インクジェット用インクの総量に対する含有割合を20〜40重量%に規定することによって、樹脂前駆体の粘度が過剰に上昇するのを抑制しながら、インクの硬化時間を短くすることができる。また、重合後の樹脂を硬くして、耐擦過性に優れた印字を形成することもできる。
《インクジェット用インク》
本発明のインクジェット用インクは、前記のように、ラジカル重合性を有する樹脂前駆体と、当該樹脂前駆体を光照射によってラジカル重合反応させるためのラジカル光重合開始剤と、カチオン重合性を有する樹脂前駆体と、当該樹脂前駆体を光照射によってカチオン重合反応させるためのカチオン光重合開始剤と、着色剤とを含む、25℃における表面張力が25〜40mN/mのインクジェットインクであって、
前記カチオン重合性を有する樹脂前駆体を2種以上、含有していると共に、そのうち最も粘度の高い樹脂前駆体の、25℃における粘度は220〜450mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は20〜40重量%で、かつ
前記ラジカル重合性を有する樹脂前駆体Rとカチオン重合性を有する樹脂前駆体Cとの重量比R/C=10/90〜20/80の範囲内である
ことを特徴とするものである。
〈ラジカル重合性の樹脂前駆体〉
ラジカル重合性を有する樹脂前駆体としては、ラジカル重合反応によって重合して樹脂化する種々のモノマー、オリゴマー、およびプレポリマーがいずれも使用可能である。このうち、ラジカル重合性を有するモノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸やそれらの塩もしくはエステル;ウレタン;アミドやその無水物;アクリロニトリル;スチレン;種々の不飽和ポリエステル;不飽和ポリエーテル;不飽和ポリアミド;不飽和ウレタン等が挙げられる。また、ラジカル重合性を有するオリゴマーとしては、例えば直鎖アクリルオリゴマー等の、上記各種のモノマーから形成されるオリゴマーや、エポキシアクリレート、脂肪族ウレタンアクリレート、芳香族ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート等が挙げられる。
イソアミルアクリレート、ステアリルアクリレート、ラウリルアクリレート、オクチルアクリレート、デシルアクリレート、イソミルスチルアクリレート、イソステアリルアクリレート、2−エチルヘキシル−ジグリコールアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ブトキシエチルアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、メトキシプロピレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソボルニルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−アクリロイロキシエチルコハク酸、2−アクリロイロキシエチルフタル酸、2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチル−フタル酸、ラクトン変性可とう性アクリレート、t−ブチルシクロヘキシルアクリレート等の単官能モノマー類。
カチオン重合性を有する樹脂前駆体としては、カチオン重合反応によって重合して樹脂化する種々のモノマー、オリゴマー、およびプレポリマーがいずれも使用可能である。特に、エポキシタイプの硬化性のプレポリマーを挙げることができ、より詳しくは、1分子内にエポキシ基を2個以上、有するプレポリマーが好ましい。そのようなエポキシタイプのプレポリマーとしては、例えば下記の各種化合物が挙げられる。
脂肪族多価アルコールまたはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル類〔具体的化合物としては、エチレングリコールのジグリシジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエーテルや、グリセリンまたはそのアルキレンオキサイド付加体のジまたはトリグリシジルエーテル等の多価アルコールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールまたはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールまたはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテルなど〕。
また、上記最も粘度の高い樹脂前駆体の、インクジェット用インクの総量に対する含有割合が20重量%未満では、インクの硬化時間が長くなるおそれがある。また、重合後の樹脂における架橋密度が低下するため、当該樹脂を硬くして、耐擦過性に優れた印字を形成する効果が得られないおそれがある。一方、含有割合が40重量%を超える場合には、インクジェット用インクの全体における粘度が高くなりすぎて、上で説明した所定の加温温度における適正な粘度の範囲を超えてしまい、インクの吐出性能が悪化するおそれがある。したがって、カチオン重合性を有する樹脂前駆体のうち最も粘度の高い樹脂前駆体の、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は20〜40重量%であるのが好ましい。
ラジカル重合性の樹脂前駆体を、光照射によってラジカル重合反応させるためのラジカル光重合開始剤としては、例えばアリールアルキルケトン、オキシムケトン、チオ安息香酸S−フェニル、チタノセン、芳香族ケトン、チオキサントン、ベンジルとキノン誘導体、ケトクマリン類などの従来公知の開始剤が挙げられる。開始剤については「UV・EB硬化技術の応用と市場」(シーエムシー出版、田畑米穂監修/ラドテック研究会編集)に詳しい。中でもアシルフォスフィンオキシドやアシルフォスフォナートは、感度が高く、開始剤の光開裂により吸収が減少するため、インクジェットインクのように1色当たり5〜15μmの厚みを持つ印字内での内部硬化に特に有効である。具体的には、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイドなどが好ましい。
〈カチオン光重合開始剤〉
カチオン重合性の樹脂前駆体を、光照射によってカチオン重合反応させるためのカチオン光重合開始剤としては、従来公知の種々の、カチオン光重合開始剤を用いることができる。カチオン光重合開始剤の具体的化合物としては、例えばジアゾニウム塩、ヨードニウム塩(ジアリールヨードニウム塩等)、スルホニウム塩(トリアリールスルホニウム塩等)、鉄アレン錯体、有機ポリハロゲン化合物等が挙げられる。このうち、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩及びスルホニウム塩としては、特公昭54−14277号、特公昭54−14278号、特開昭51−56885号、米国特許第3,708,296号、同第3,853,002号等に記載された化合物が挙げられる。
〈着色剤〉
着色剤としては顔料、染料などの従来公知の種々の着色剤を使用することができ、特に印字の隠蔽性を向上することや、印字の耐候性を向上することなどを考慮すると顔料が好ましい。
また、酸化チタンの微粒子としては、ルチル型、アナタース型等の種々の結晶形を有するものがいずれも使用可能であるが、印字の堅牢性を向上してチョーキングを防止することなどを考慮すると、特にルチル型の結晶形を有する酸化チタンの微粒子が好ましい。
着色剤の含有割合は、インクジェット用インクの総量に対して20〜40重量%であるのが好ましい。20重量%未満では印字の隠蔽性が低下するおそれがあり、逆に40重量%を超える場合にはインクの粘度が過剰に上昇して、ノズルでの目詰まりなどを生じるおそれがある。
本発明のインクジェット用インクには、上記各成分に加えてさらに表面張力調整剤、分散剤、増感剤などを含有させることもできる。
このうち表面張力調整剤としては、有機変性シリコンアクリレートが好ましい。有機変性シリコンアクリレートとは、直鎖型ジメチルポリシロキサンの主鎖に、アクリレート官能基を含む側鎖を導入した化合物であって、主鎖としてのポリシロキサン鎖の長さと、有機変性、つまりアクリレート官能基を含む側鎖の種類と、その導入の程度とを調整することによって、インクジェット用インクに、インクジェット用として適切な表面張力と、被印字体の種類に応じた、当該被印字体に対する良好な密着性とを付与することができる。しかも、有機変性シリコンアクリレートは、側鎖に導入したアクリレート官能基が、樹脂前駆体の重合反応に伴って、有機変性シリコンアクリレート同士、および樹脂前駆体と硬化反応するため、重合後の樹脂を硬くして、耐擦過性に優れた印字を形成することもできる。
で表される化合物が挙げられ、その具体例としては、デグサ(degussa)社製のテゴ(TEGO、登録商標) Radシリーズのうち、例えば品番2100、2500、2600、2700等が挙げられる。有機変性シリコンアクリレートの含有割合は、インクジェット用インクの総量に対して0.1〜1.0重量%であるのが好ましく、0.2〜0.6重量%であるのがさらに好ましい。
増感剤としては、例えばトリメチルアミン、メチルジメタノールアミン、トリエタノールアミン、p−ジエチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、N,N−ジメチルベンジルアミン、4,4'−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等のアミン類を挙げることができる。
本発明の印字方法は、インクジェットプリンタを使用して、上記インクジェット用インクにより、被印字体の表面に所定のパターンを印字し、次いで光照射してインク中の樹脂前駆体の重合反応を開始させた後、加熱することを特徴とするものである。
光照射して樹脂前駆体の重合反応を開始させた後、加熱すると、重合反応を活性化させることができるため、重合後の樹脂の、被印字体に対する密着性を向上して、密着性に優れた印字を形成することができる。また、加熱により重合反応を促進して樹脂の重合度を高めることができるため、重合後の樹脂を硬くして、耐擦過性に優れた印字を形成することもできる。
本発明の印字方法のその他の工程は、従来同様に実施することができる。例えばインクジェットプリンタによる印字の工程は、インクジェットヘッド内で、インクを、加熱によって重合反応が開始されない所定の温度(45℃程度)に加温した状態で、ノズルの先端から吐出させて行うことができる。また、印字後の光照射の工程では、例えば紫外線、可視光線、赤外線等の光のうち、ラジカル光重合開始剤、カチオン光重合開始剤が感度を有する所定波長の光が印字に照射される。
実施例1:
顔料としての、表面をアルミニウムの酸化物で被覆した、ルチル型の結晶形を有する酸化チタンの微粒子〔石原産業(株)製のR−630、平均粒径0.24μm〕12重量部と、分散剤〔アビシア(株)製の商品名ソルスパース36000〕0.4重量部と、ラジカル重合性の樹脂前駆体としての1,6−ヘキサンジオールジアクリレート〔化薬サートマー(株)製のKS−HDDA、分子量226〕10重量部とを、ジルコニアビーズと共にガラス製の密閉容器に入れてペイントシェーカーで2時間、分散処理した後、密閉容器から取り出して分散処理液を得た。
また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力を、KRUSS社製のデジタルテンションメータを用いて測定したところ34.2mN/mであった。また、インクジェット用インクの、45℃における粘度を、東機産業(株)製のR型粘度計を用いて測定したところ10.2mPa・sであった。
分散剤の配合割合を0.26重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの配合量を7.5重量部、式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を23重量部、リモネンジオキシドの配合量を46.84重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
分散剤の配合割合を0.52重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの配合量を15.5重量部、式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を23重量部、リモネンジオキシドの配合量を38.58重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
分散剤の配合割合を0.13重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの配合量を3.7重量部、式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を23重量部、リモネンジオキシドの配合量を50.77重量部、ラジカル光重合開始剤の配合量を3.3重量部、カチオン光重合開始剤の配合量を6.7重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
分散剤の配合割合を0.26重量部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの配合量を21重量部、式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を23重量部、リモネンジオキシドの配合量を33.34重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
有機変性シリコンアクリレートの配合量を0.3重量部、リモネンジオキシドの配合量を39.1重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は28.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は39.8mN/m、45℃における粘度は10.5mPa・sであった。
有機変性シリコンアクリレートの配合量を0.2重量部、リモネンジオキシドの配合量を39.2重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は28.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は44.4mN/m、45℃における粘度は10.4mPa・sであった。
有機変性シリコンアクリレートの配合量を0.5重量部、リモネンジオキシドの配合量を38.9重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は28.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は25.2mN/m、45℃における粘度は10.2mPa・sであった。
有機変性シリコンアクリレートの配合量を0.6重量部、リモネンジオキシドの配合量を38.8重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は28.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は21.0mN/m、45℃における粘度は10.0mPa・sであった。
表面張力調整剤として、有機変性シリコンアクリレートに代えて、アセチレンジオール系界面活性剤〔エアー・プロダクツ・アンド・ケミカルス社製のサーフィノール(登録商標)140〕0.4重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
カチオン重合性の樹脂前駆体のうち、前記式(1)で表されるプレポリマーとして、ダウ・ケミカル社製のシラキュアー UVR−6110(25℃における粘度450mPa・s)28.2重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
カチオン重合性の樹脂前駆体のうち、前記式(1)で表されるプレポリマーとして、ダウ・ケミカル社製のシラキュアー UVR−6105のうちロット違いで、25℃における粘度が220mPa・sであるもの28.2重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
カチオン重合性の樹脂前駆体のうち、前記式(1)で表されるプレポリマーに代えて、式(3):
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(2)のプレポリマーの、25℃における粘度は180mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は28.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は32.8mN/m、45℃における粘度は6.8mPa・sであった。
カチオン重合性の樹脂前駆体のうち、前記式(1)で表されるプレポリマーに代えて、式(4):
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(3)のプレポリマーの、25℃における粘度は550mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は28.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は33.5mN/m、45℃における粘度は12.2mPa・sであった。
式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を20.2重量部、リモネンジオキシドの配合量を47重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は20.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は31.8mN/m、45℃における粘度は7.3mPa・sであった。
式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を39.2重量部、リモネンジオキシドの配合量を28重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は39.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は32.4mN/m、45℃における粘度は11.8mPa・sであった。
式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を17.2重量部、リモネンジオキシドの配合量を50重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は17.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は33.6mN/m、45℃における粘度は6.8mPa・sであった。
式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を43.2重量部、リモネンジオキシドの配合量を24重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
ラジカル重合性の樹脂前駆体Rと、カチオン重合性の樹脂前駆体Cとの重量比R/C=13/87、カチオン重合性の樹脂前駆体のうち最も粘度の高い式(1)のプレポリマーの、25℃における粘度は240mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は43.2重量%であった。また、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は32.0mN/m、45℃における粘度は12.4mPa・sであった。
顔料として、表面をアルミニウムの酸化物で被覆した、ルチル型の結晶形を有する酸化チタンの微粒子に代えて、表面をアルミニウムの酸化物で被覆していない、アナタース型の結晶形を有する酸化チタンの微粒子〔石原産業(株)製のA−100、平均粒径0.15μm〕12重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの配合量を82.2重量部とし、式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーと、リモネンジオキシドと、カチオン光重合開始剤とを配合しなかったこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
1,6−ヘキサンジオールジアクリレートと、ラジカル光重合開始剤とを配合せず、式(1)で表される高粘度のエポキシタイプのプレポリマーの配合量を23重量部、リモネンジオキシドの配合量を59.2重量部としたこと以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを製造した。
上記各実施例、比較例で製造したインクジェット用インクを、インクジェットプリンタ〔セイコーエプソン社製のMC−2000〕に使用して、被印字体としてのポリプロピレン製フィルムの表面に、ベタ印字および8.0ポイントの文字パターンを印字し、次いで、出力を100%、コンベアスピードを10m/分に設定した紫外線照射装置〔Fusion UVSystem社製のLH−6〕内を通過させて、紫外線照射により重合反応を開始させ、さらに150℃の恒温槽中で60分間静置して加熱したのち、取り出して、下記の各試験を行い、その特性を評価した。
日本工業規格JIS D0202−1988「自動車部品の塗膜通則」所載のXカットテープピール法によってベタ印字の密着性をテストし、下記の基準で評価した。
◎:10点、剥がれは全く見られなかった。密着性極めて良好。
○:6〜8点、Xカット部に僅かに剥がれがあったが、交点には剥がれは見られなかった。密着性良好。
連続吐出性:
30分間、連続してベタ印字を行って、その間にノズル抜けおよび飛行曲がりが発生したか否かを観察し、下記の基準で評価した。
◎:ノズル抜けおよび飛行曲がりは全く見られなかった。連続吐出性極めて良好。
×:ノズル抜けおよび飛行曲がりが3箇所以上で発生した。連続吐出性不良。
耐擦過性:
ベタ印字について、日本工業規格JIS K5400−1990「塗料一般試験方法」に規定した鉛筆硬度を測定して、下記の基準で印字の耐擦過性を評価した。
○:5H、耐擦過性良好。
×:4H以下、耐擦過性不良。
隠蔽性:
ベタ印字の隠蔽性を、日本電飾(株)製のNF999を用いて、日本工業規格JIS P8148−2001「紙,板紙及びパルプ−ISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法」に則って測定し、下記の基準で評価した。
○:40.0以上、55.0未満、隠蔽性良好。
×:40.0未満、隠蔽性不良。
硬化時間評価:
硬化時間は、紫外線照射のみで評価した。すなわち、上記実機試験と同様にして、被印字体としてのポリプロピレン製フィルムの表面に印字したベタ印字がタックフリーになるまで、繰り返し、紫外線照射装置〔Fusion UVSystem社製のLH−6〕内を通過させて、その通過回数を記録し、下記の基準で硬化時間の長短を評価した。
○:2回でタックフリーになった。硬化時間短い。
×:3回以上でタックフリーになった。硬化時間長い。
結果を表1〜表6に示す。なお実施例1については、実機試験において、150℃の恒温槽中で60分間静置して加熱する工程を省略し、かつ紫外線照射装置内を2回通過させて硬化させたのち、各試験を行った結果も合わせて表中に記載している。
表面張力調整剤としての有機変性シリコンアクリレートの量を調整して、25℃における表面張力を変化させた実施例1、4、5、比較例3、4の結果より、インクジェット用インクの、25℃における表面張力は、25〜40mN/mである必要があることが確認された。それと共に、実施例1と、表面張力調整剤として有機変性シリコンアクリレート以外の化合物を使用した実施例6の結果より、表面張力調整剤としては、有機変性シリコンアクリレートを用いるのが好ましいことが確認された。
紫外線照射後の印字を加熱した実施例1と、加熱しなかった実施例1(加熱ナシ)の結果より、紫外線照射後の印字を加熱するのが好ましいことが確認された。
Claims (4)
- ラジカル重合性を有する樹脂前駆体と、当該樹脂前駆体を光照射によってラジカル重合反応させるためのラジカル光重合開始剤と、カチオン重合性を有する樹脂前駆体と、当該樹脂前駆体を光照射によってカチオン重合反応させるためのカチオン光重合開始剤と、着色剤とを含む、25℃における表面張力が25〜40mN/mのインクジェットインクであって、
前記カチオン重合性を有する樹脂前駆体を2種以上、含有していると共に、そのうち最も粘度の高い樹脂前駆体の、25℃における粘度は220〜450mPa・s、インクジェット用インクの総量に対する含有割合は20〜40重量%で、かつ
前記ラジカル重合性を有する樹脂前駆体Rとカチオン重合性を有する樹脂前駆体Cとの重量比R/C=10/90〜20/80の範囲内である
ことを特徴とするインクジェット用インク。 - 表面張力調整剤としての有機変性シリコンアクリレートを含む請求項1に記載のインクジェット用インク。
- 着色剤が、表面をアルミニウムの酸化物で被覆した酸化チタン微粒子である請求項1または2に記載のインクジェット用インク。
- インクジェットプリンタを使用して、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット用インクにより、被印字体の表面に所定のパターンを印字し、次いで光照射してインク中の樹脂前駆体の重合反応を開始させた後、加熱することを特徴とする印字方法。
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