JP4774700B2 - トラクタの変速装置 - Google Patents

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この発明は、トラクタの変速装置に関するものである。
従来からトラクタの動力車両には油圧クラッチを用いた変速装置が用いられている。
一般的には、機体の前後進操作を行なうリバーサ機構に油圧クラッチを使ったり、主変速装置に油圧クラッチを用いることが多い。特に大型のトラクタでは操作性の向上を図る目的とクラッチ接続時のショックを軽減する目的から主変速装置のみならず副変速装置まで油圧クラッチを用いることが多い。例えば、特許文献1には、エンジンの後方に油圧式リバーサ機構を設け、その伝動後位に4段変速が可能な油圧式主変速装置と副変速装置を設けたものが記載されている。
特開平8−338525号公報(図1)
前記の従来装置の場合、油圧クラッチは回転する円筒状のドラムの前後に背中合わせ状に2組のクラッチを設けることしかできず、変速部を構成するためには油圧クラッチを支持する伝動軸とは別のカウンタ軸を設けなければならず、最低2軸が必要となる。リバーサ機構を設ける場合も同様で円筒状ドラムの前後に前進クラッチと後進クラッチを設け、さらに逆転用のアイドル軸を設けなければならず、ミッションケースの軸穴加工が増えたり内部の構造自体が複雑になり機体の前後長さも長くなるという欠点があった。
その上、回転ドラムには2組のクラッチしか収容できないから変速段数を増やすとすれば、このような回転ドラムが前後に複数個並び、全体的に前後方向の長さが長くなる欠点があったのである。
この発明が解決しようとする課題は、機体の全長を長くせずに、ミッションケース内をコンパクトに構成できる変速装置を提供することにある。
このため、請求項1の発明は、次のような構成を採用した。即ち、ミッションケース(6)内に固定される円筒状固定ドラム(50)の中央を壁(55)で仕切り、仕切壁(55)の前後に空間部を形成して前後いずれかの空間部に前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)を設け、壁(55)を挟んだ反対側の空間部には高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)を設けて前側の変速ユニット(83)を構成し、前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)のうち一方を半径方向内側に他方を半径方向外側に配設して両者が側面から見て前後に重なるように設け、更に高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)も一方が半径方向内側で他方が外側となるように配設すると共に、側面から見て両者が前後に重なるように構成し、前記前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)はステアリングハンドル(11)横に設けた前後進操作レバー(10)を前後方向に操作して切換えを行わせ、高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)は変速レバー又は変速ボタン操作で切換えを行う構成とし、前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)の作動圧はクラッチペダル(129)の回動基部に設けたポテンショメータ(128)からの信号を受けて2組の比例制御弁(121,122)により制御が行われる構成とし、さらに、前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)に対し2組の前記比例制御弁(121,122)に加えて2位置4ポート式の1個の切替弁(135)が並列に設けられ、前記クラッチペダル(129)を最大限踏み込んだ踏込終端に設けているスイッチ(130)が入り状態になると、前記切替弁(135)が開口側に移動して前進クラッチ(A)または後進クラッチ(B)室内の作動油が油圧タンク側に戻るように構成し、前記前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)からなる前後進切替装置(8)と該前後進切替装置(8)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)、及び高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)からなる高低切替装置(29)と該高低切替装置(29)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)をエンジン(5)の出力軸(27)の後方に配置し、前記前側の変速ユニット(83)の動力伝達下手側に後側の変速ユニット(84)を設け、この変速ユニット(84)内の前側空間部に第1クラッチ(E)と第2クラッチ(F)を収納し、後側空間部に第3クラッチ(G)と第4クラッチ(H)を収納する構成とし、前記第1クラッチ(E)と第2クラッチ(F)、該第1クラッチ(E)と第2クラッチ(F)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)、及び第3クラッチ(G)と第4クラッチ(H)、該第3クラッチ(G)と第4クラッチ(H)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)を前記出力軸(27)と同一軸芯上になるように配置したことを特徴とするトラクタの変速装置とした。
これにより以下のごとき効果を奏する。
請求項1の発明では、前後進切替装置8と高低速切替装置29とを1つの固定ドラム50の中に収容することができたので、ミッションケース6の中にこれらの切替装置をコンパクトに収めることができ、半径方向にはやや拡がるが機体の前後長さを長くするようなことがなくなるのである。
また、ステアリングハンドル11横の前後進操作レバー10を前後に動かすと従来の動力車両と同じ感覚で機体を前後進させることができ、また、変速操作にあってもレバー操作若しくはボタン操作によって高低の変速操作ができるので操作に戸惑うことがなく操作性も向上する。
また、クラッチペダル129を終端まで踏み込むとシリンダ室内に流入していた作動油がタンクに戻るために走行系動力は中立状態になって機体が停止する。本来はクラッチペダル129を踏むとポテンショメータ128がその変位を検知し、クラッチをニュートラル状態に復帰させるものであるが、電気的な故障等によりポテンショメータが正常に作動しないような場合が考えられ、このような場合においても、クラッチペダル129を最大踏込んでこのスイッチ130が入り状態になるとクラッチが遮断されるため機体を確実に停止させることができる。
また、従来のように油圧パックを前後に複数個設けて変速装置を構成したものにあっては変速時に油圧クラッチを切った瞬間にその変速部が中立位置に戻るため、再びクラッチを接続する際に大きな変速ショックが生じることがあるが、本願の場合には中立位置を経由して変速されることがなく、1速から8速までの主変速部の変速をスムーズに、且つショックなく行なうことができる。
また、構成を簡潔にすることができ、油路も簡単に構成でき、取り扱いが容易になる。特に1つの変速ユニットを構成するにあたり、1本の軸を固定ドラムの前後一方から組み込み、この軸に対して前後から遊星ギヤ機構を組み付けるように構成したので組付性に優れ、分解組立作業が容易になる。
以下、図面に基づいて実施例を説明する。
図1はトラクタ1の側面図である。このトラクタ1は操舵用の前輪2,2と大径の後輪3,3を有し、ボンネット4内に搭載したエンジン5の回転動力をミッションケース6内の変速装置によって適宜減速し、その回転動力を前輪2,2と後輪3,3に伝達するように構成している。回転動力を後輪3,3のみに伝達するようにしてもよいが、この実施例では前輪2,2と後輪3,3に伝達するようにしている。
なお、動力伝達経路については後述するが、ミッションケース6内には機体の進行方向を切替える前後進切替装置8と車速を変更する変速装置9が設けられている。そして、ステアリングハンドル11の横に設けた前後進切替レバー10を前後方向に動かすことによって機体が前進若しくは後進するようになっている。また、ミッションケース6の後上部には油圧シリンダケース14が設けられ、この油圧シリンダケース14の左右両側にはリフトアーム15,15が回動自在に枢着されている。リフトアーム15,15とロワーリンク16,16との間にはリフトロッド17,17が介装連結され、ロワーリンク16,16の後部には作業機であるロータリ耕耘装置18が連結されている。操縦席12の横に設けた油圧操作レバー20を上昇側に操作して油圧シリンダケース14内に収容されている油圧シリンダ(図示省略)に作動油を供給するとリフトアーム15,15が上昇側に回動され、リフトロッド17、ロワーリンク16等を介してロータリ耕耘装置18が上昇する。反対にこの油圧操作レバー20を下降側に操作すると油圧シリンダ内の作動油は油圧タンクを兼ねるミッションケース6内に排出され、リフトアーム15,15を下降回動させる。
前記ロータリ耕耘装置18は耕耘部21と耕耘部21上方を覆う主カバー22と主カバー22後部に枢着されたリヤカバー23等を有する。
次に図2、図3、図4に基づいて動力伝達経路について説明する。エンジン5のフライホイル25と一体の出力軸27後方には遊星ギヤ機構28を介して前後進切替装置8と高低切替装置29が設けられている。
遊星ギヤ機構28はキャリヤ30と複数個のプラネットギヤ32…とサンギヤ34等からなり、プラネットギヤ32…はキャリヤ30に固着された3本のピン35…に夫々回転自在に支持されている。1つのプラネットギヤ32は大小の2段ギヤ32a,32bからなり、前記出力軸27の端部に形成した出力ギヤ27aがプラネットギヤ32の大径ギヤ32aに噛み合い、このプラネットギヤ32の小径ギヤ32bはキャリヤ30にピン37にて支持されたギヤ39に噛み合い、このギヤ39がサンギヤ34に直接噛み合うように構成している。
符号40は軸長手方向に沿うボス部40aを中心部に有する断面形状が椀状の回転体であり、進行方向前側が開口されており、この回転体40は前記キャリヤ30に図示外のボルトによって一体的に固着されている。従ってキャリヤ30が回転するとこの回転体40も一緒に回転する。これらキャリヤ30と回転体40が一体になったものは前後2箇所がベアリング41,42によって支持されている。
サンギヤ34は断面形状がクランク状をなし、サンギヤ34の歯部34aが形成された側と反対側(後端側)は半径方向外側に向けて径が大きく拡がった円筒部34bが形成され、この円筒部34bには前後方向に沿うスリット34cが設けられ、このスリット34cにドーナツ状の摩擦板44…が複数枚、前後に移動はできるが回転はできない状態で嵌合装着されている。通常の状態ではこれらの摩擦板44同士の間隔は開いていて動力を伝達する状態にはなっていない。
回転体40の内側に嵌合されたピストン46がシリンダ室47内に流入した作動油によって前側に移動させられると前記摩擦板44…は圧着されてキャリヤ30とサンギヤ34を一体化する。この状態ではサンギヤ34とスプライン嵌合している伝動軸48が正転方向に回転させられて機体は前進する。
なお、この実施例ではこのピストン46と摩擦板44が前後進切替装置8の前進クラッチを構成するものであり、以下前進用のクラッチを前進クラッチAと呼ぶ。この前進クラッチAの半径方向外側には後述する後進クラッチBが設けられる。
前進クラッチAと後進クラッチBを収容する固定ドラム50は円筒状をなし、中央部には前後の空間部を仕切る仕切壁55が設けられている。固定ドラム50は外周部に突部50bが一体的に設けられ、この突部50bをミッションケース6内の適当箇所に設けた壁に固定して固定ドラム50を支持する。
また、前進クラッチAと後進クラッチBとの間を仕切るように介装された回転体40のスリット部40aと、固定ドラム50の外周縁前端部のスリット部50aとの間にもドーナツ状に形成された複数の摩擦板52…が介装され、この摩擦板52…をシリンダ室58内に収容された後進用のピストン53が押圧するとキャリヤ30が固定されて回転を停止し、サンギヤ34のみが回転させられ、その結果、伝動軸48が逆向きに回転し、機体を後進させるようにしている。上記説明から明らかなように後進クラッチBはピストン53と摩擦板52とで構成されている。
前記固定ドラム50の仕切壁55には油路57が形成されており、この油路57と前進用のシリンダ室47、後進用のシリンダ室58が夫々接続され、作動油が各シリンダ室に流入できるようになっている。
一方、仕切壁55の後側空間部には前側と同じように半径方向に2室が設けられ、半径方向の内側の室には皿バネ60が設けられ、外側の室にはシリンダ室62とピストン63が設けられている。符号65は前側空間部に配設された回転体40に相当する第2の回転体であり、固定ドラム50に設けたベアリング66により回転自在に支持されている。回転体65の外周には前後方向に沿うスリット68が複数箇所設けられ、このスリット68…と伝動軸48の大径部48aとの間には軸長手方向には移動できるが回転はできない状態で複数個の摩擦板70…が介装されている。この回転体65のスリット68…と固定ドラム50の後部外周に設けた前後方向に沿うスリット72…との間にも軸長手方向には移動できるが回転はできない状態で複数個の摩擦板74…が介装されている。また、両摩擦板70,74同士の間には1枚のセパレータプレート75が設けられ、このセパレータプレート75を皿バネ60で常時前側に向けて押圧すべく構成している。この皿バネ60によりセパレータプレート75は前記ピストン63を非作動側に押し戻される。即ち、このセパレータプレート75は前後方向に移動可能な状態で摩擦板70と摩擦板74との間に設けられており、常態では半径方向内側の摩擦板70同士を圧着して外側の摩擦板74間には隙間がある状態としている。反対にシリンダ室62内に作動圧油を流入させてピストン63を後方へ移動させると半径方向外側の摩擦板74同士は圧着されるが半径方向内側の摩擦板70同士には隙間が生じるように構成している。
なお、この実施例では内側の皿バネ60と摩擦板70を高速クラッチCと呼び、その外側のピストン63と摩擦板74を低速クラッチDと呼ぶものとする。
更に前記の第2回転体65の後部には前側キャリヤ30と同じようにキャリヤ77が一体的に固着され、このキャリヤ77にもピン78によってプラネットギヤ79が回転自在に支持されている。
プラネットギヤ79は大径ギヤ79aと小径のギヤ79bからなり、大径ギヤ79aは伝動軸48側のギヤ82に噛み合い、小径のギヤ79bは出力軸80のギヤ80aに噛み合っている。
このような構成において、皿バネ60によってセパレータプレート75が摩擦板70…を押圧しているときは伝動軸48と回転体65とが一体となり、従って後キャリヤ77も回転体65と一体となってベアリング66の周りを回転し、出力軸80から高速の回転が取り出されるように構成している。
そして、シリンダ室62に作動油が供給されると皿バネ60に抗してピストン63が後方へ向けて移動し、回転体65及びキャリヤ77を固定ドラム50に押し付け、これらを固定する。このため、伝動軸48の回転は伝動軸48の後方寄り部位に設けられたギヤ82、プラネットギヤ79等を順次介して出力軸80側に取り出される。この場合、先の場合よりも減速された比較的低速の回転が出力軸80から取り出されることになる。言い換えると、第3クラッチCが繋がった状態では高速状態となり、第4クラッチDが接続されると低速状態に切り替るように構成している。
以上の説明からわかるように、固定ドラム50に対して中央の仕切壁55を挟んで前側に前進クラッチAと後進クラッチBが設けられ、仕切壁55の後側には高速クラッチCと低速クラッチDが設けられ、前進クラッチAは後進クラッチBよりも半径方向内側にあり、高速クラッチCは低速クラッチDよりも内側に設けられているのである。しかも、前進クラッチAと後進クラッチBとは前後方向において重なり、高速クラッチCと低速クラッチDも前後方向に一部重なるように構成したので、4つのクラッチA,B,C,Dを有するものでありながら変速装置の前後方向の長さを大幅に短縮することができるのである。
なお、この実施例では高速クラッチを皿バネ60を用いた機械式のクラッチで構成したが、この高速クラッチも他の3つのクラッチのように油圧式のクラッチで構成してもよいのである。この発明では、固定ドラム50の前側において、半径方向内側に前進クラッチAを設け、その外側に後進クラッチBを設け、キャリヤ30とサンギヤ34を一体化して直接伝達する側を前進とし、後進側をプラネットギヤ32を介したギヤ伝達としたので、使用頻度が高い前進側の動力伝達効率が良く馬力の損失なども少なくなるものである。
また、この発明においては前記出力軸80から取り出された回転動力を更に4段に変速できるようになっている。前後進切替装置8と高低切替装置29を収容する前側の変速ユニット83に対して4段変速が可能な後側の変速ユニット84は、前側の変速ユニットのうち、高低速切替装置29の部分だけを取り出してこれを前後対称に設けたような形になっている。前側の変速ユニット83における高低速切替装置29部分で2段の変速が行なえ、後側の変速ユニット84で更に4段の変速が行なえるため、走行変速段数は全部で8段の変速が可能となるが、減速比及び駆動伝達トルクが各変速クラッチ毎に変わるため、摩擦板の枚数が変わる構成となっている。即ち、この実施例では、前側から後側に至るほどその摩擦板の枚数を増やす構成としており、高低切替装置29部分では3枚、その後方の第1クラッチ、第2クラッチ部分では4枚、第3クラッチ、第4クラッチ部分では6枚の摩擦板を備える構成としている。
後側の変速ユニット84の構成について概略説明すると、固定ドラム250の前後中央部には仕切壁255が設けられ、この仕切壁255を挟んで前側の空間部に第1クラッチEと第2クラッチFが収容され、後側の空間部に第3クラッチGと第4クラッチHが収容されている。第1クラッチEは皿バネ260と摩擦板270で構成され、第2クラッチFはピストン263と摩擦板274で構成され、この第2クラッチFは第1クラッチEに対して半径方向外側に設けられ、両クラッチE,Fは前後方向において一部重なるように設けられている。仕切壁255の後側には第3クラッチGと第4クラッチHが収容され、第3クラッチGは皿バネ261と摩擦板271で構成され、第4クラッチHはピストン264と摩擦板262で構成されている。第4クラッチHは第3クラッチGに対して半径方向外側に設けられ、前後方向においては一部クラッチ同士が重なるように配置される。
2組の摩擦板を前後方向に移動自在に嵌合支持している前側の回転体300はベアリング302によって固定ドラム250に回転自在に支持され、この回転体300の前端部はプラネットギヤ304を支持するキャリヤ306と一体的に構成されている。プラネットギヤ306は2段ギヤで構成され、大径のギヤ304aは出力軸80後端のギヤ310に噛み合い、小径ギヤ304bは第2伝動軸320にスプライン嵌合されたサンギヤ316に噛み合う。皿バネ260によってセパレータプレータ275は常時後側へ向けて押圧され、第1クラッチEの入り状態を保つ。即ち、サンギヤ316とキャリヤ306は一体となって高速で回転する。
一方、ピストン263が前側へ移動され、セパレータプレータ275を介して皿バネ260を前側へ移動させると、外側の摩擦板274同士が圧着されて第2クラッチFが入りとなりキャリヤ306及び回転体300を固定ドラム250に押し付ける。
この結果、前側の変速ユニット83側の出力軸80の回転は遊星ギヤ機構のプラネットギヤ304を経由してサンギヤ316及びこれにスプライン嵌合された第2伝動軸320に動力が伝達される。この場合、第1クラッチEが接続されているときよりも減速比が大きく、回転速度はやや遅くなるようにギヤ比が設定される。仕切壁255を挟んだ後側空間部においても同様であり、常態においては皿バネ261によりセパレータプレート322を介して小径ドーナツ状の摩擦板271が押圧され、第3クラッチGが入り状態となる。
一方、ピストン264が後方へ向けて押圧されると半径方向外側の摩擦板262同士が圧着され、第4クラッチHが入り状態となる。第3クラッチGが入り状態となるか、第4クラッチHが入り状態となるかによって第3出力軸350の回転速度が変わる。即ち、第3クラッチGが入りになると第2伝動軸320後端のサンギヤ330とキャリヤ328は一体となって回転し、第4クラッチHが入り状態になると回転体324とキャリヤ328は停止され、第2伝動軸320の回転はサンギヤ330、プラネットギヤ332を順次介して第3出力軸350に伝達される。
以上の説明から明らかなように、走行用の変速装置は高低切替装置による2段の変速と第1クラッチEと第2クラッチFのいずれか一方による変速2段、第3クラッチGと第4クラッチHのいずれかによる変速2段の併せて8段の変速が可能になるものである。
各変速用のクラッチの作動状態によって図7の表に示す8速の変速が可能になる。前進側と後進側の作動状況を示す表の中で○印はそのクラッチを作動させる制御弁のソレノイドがONの場合を示し、×印はOFF状態にあることを示している。
例えば、前進1速は前進クラッチAが入りで、低速クラッチDと第2クラッチFと第4クラッチHが入りの場合に得られる最低速度の変速段であり、前進8速は前進クラッチAが入り状態で残りの3つの走行用変速クラッチ、即ち、低速クラッチD、第2クラッチF、第4クラッチHのいずれもOFFの場合に得られる変速段である。さらに詳述すると、前側の変速ユニット83側も後側変速ユニット84側も皿バネによる押し付け力によって遊星ギヤ機構による減速が働かない状態に保持されており、第2出力軸320まで高速の回転が伝達されるようにしている。
次に図4の動力伝達線図に基づいて伝動系の概略の構成を説明する。この図は、トラクタ1のミッションケース6内に組み込まれた動力伝達機構を模式的に表したものであり、図2で述べた主変速部の構成と共に、その伝動下手には3段の変速が可能な副変速装置86が設けられている。
副伝動軸87上に設けられた前側のシフタ88を前方に移動させると副変速の「高速」が得られ、このシフタ88を後側に移動させると副変速の「中速」が得られ、後側のシフタ89を後方へ移動させると副変速の「低速」が得られ、これらの変速された回転動力がドライブピニオン軸91に伝達される。ドライブピニオン軸91の動力は更に後輪デフ装置92、後輪最終減速機構93を介して後車軸94に伝達される。
一方、ドライブピニオン軸91から分岐した前輪駆動用の動力は、等速四駆クラッチ95と増速クラッチ96からなる前輪増速装置97に伝達され、等速四駆クラッチ95が接続されると後輪3と前輪2の周速度が略等しい状態で前後輪2,3が駆動され、増速クラッチ96が接続されると前輪駆動軸98は増速回転され、前輪2は後輪3よりもその周速度が倍になって回転するように構成されている。なお、図4において符号99は前輪デフ装置、100は前輪ファイナルケース部の減速機構、101は前輪最終減速機構である。
次に同図に基づいてPTO系の動力伝達機構を説明する。エンジン5の回転動力はギヤ機構104を介して PTO駆動軸105に伝達され、このPTO駆動軸105の後部にはPTOクラッチ106が設けられ、更にその後方に軸の回転方向を正逆に切り替える正逆転切替装置108が設けられている。正逆転切替装置108の後方には高低2段の切替が可能な変速装置109が設けられ、ここで変速された回転がPTO軸110から取り出される。従って、この実施例では正転、逆転とも2段の回転がとれるようになっている。
次に図4に示す油圧回路について説明する。油圧ポンプ115から送り出された作動圧油は比例減圧弁120に入って一定の圧力に保持され、前進クラッチAと後進クラッチBと高低切替用のクラッチC,Dと、第1及び第2クラッチE,Fと、第3及び第4クラッチG,Hを夫々制御する比例制御弁121,122,123,124,125に送られる。これらの比例制御弁はCPUを有するコントローラ127からの指令によって弁の開口量が制御されるが、この中でも前進クラッチAと後進クラッチBは、クラッチペダル129の回動基部に設けられたポテンショメータ128からの信号を受けて比例制御がなされる。したがって、従来の機械式クラッチを有するトラクタや自動車のようにクラッチペダル129の踏込量に応じて半クラッチ状態が作り出せるものである。前後進切替装置8以外の比例制御弁122,123,124、125については、変速のタイミングや車速、負荷の状態等に応じてコントローラ127から指令が出され、クラッチ接続のタイミングが適宜コントロールされる。
更に前進クラッチAと後進クラッチBに対しては2組の比例制御弁121,122だけでなく2位置4ポート式の1個の切替弁135が並列に設けられており、この切替弁135は、通常は両クラッチと油圧タンクを兼ねるミッションケース6との間を遮断するが、クラッチペダル129を最大限踏み込んで踏込終端に設けたスイッチ130がONするとこの切替弁135が開口側に移動して前進クラッチあるいは後進クラッチ室内の作動油が油圧タンク側に戻るようにしているのである。
即ち、クラッチペダル129を終端まで踏み込むとシリンダ室内に流入していた作動油がタンクに戻るために走行系動力は中立状態になって機体が停止するのである。本来はクラッチペダル129を踏むとポテンショメータ128がその変位を検知し、クラッチをニュートラル状態に復帰させるものであるが、電気的な故障等によりポテンショメータが正常に作動しないような場合が考えられ、このような場合においても、クラッチペダル129を最大踏込んでこのスイッチ130がONになるとクラッチが遮断されるため機体を確実に停止させることができるのである。
次に作用について説明する。
操縦席12の近傍に設けた変速レバー13に設けた変速ボタンスイッチを押して変速段を指定し、この状態で前後進レバー10を前進側に移動させ、踏んでいたクラッチペダル129から徐々に足を離すと油圧ポンプ115から送り出された作動圧油は比例減圧弁12を通って比例制御弁121に至り、圧力制御された作動油が前進側のシリンダ室47内に流入する。ピストン46が前方に移動して摩擦板44を圧着し、遊星ギヤ機構28のキャリヤ30とサンギヤ34とを一体化し、出力軸27と同じ方向の回転を伝動軸48に与える。この場合において、オペレータによって変速段が指定されているので、前側の変速ユニット83か後側の変速ユニット84の中の選択されたクラッチが接続され、主変速1段から8段までの中の指定された変速段が接続される。同時に副変速装置86は高速、中速、低速の中の3段の中から1段が選択され、オペレータが指定した変速段で機体を走行させることができる。
走行中にクラッチペダル129を踏み込むと半クラッチ状態となり機体の車速を一時的に低下させることができる。前後進レバー10を後進側に引くと前進クラッチAはOFFとなり、後進クラッチBが作動する。
即ち、前進クラッチ側のシリンダ室47内の作動油はタンク側に戻され、その半径方向外側に設けられた後進クラッチ用のシリンダ室58内に作動油が流入する。すると、ピストン53が前側に移動して摩擦板52同士を圧着し、キャリヤ30を固定ドラム50側に固定する。この場合には出力軸27の回転は出力ギヤ27a、遊星ギヤ機構28のプラネットギヤ32a、32b,ギヤ39、サンギヤ34を順次経て伝動軸48に逆向きの回転を与える。機体は前進速度と略同速で後方に動き出し、機体を後退させる。
前進走行中、あるいは後進走行中にクラッチペダル129を踏み込むとその踏込み量をポテンショメータ128が検知し、半クラッチ状態にしたり、機体を停止させたりする。クラッチペダル129を最大踏込み位置まで踏むとスイッチ130がONとなり、切替弁135を油路遮断側から油路開放側に切り替えて、前進側のシリンダ室47あるいは後進側のシリンダ室58とタンクとを油圧回路的に接続してシリンダ室に流入していた作動油をタンク内に回収させ、機体を確実に停止させることができるものである。
以上のような構成において、前進クラッチAも後進クラッチBも比例制御弁121,122で制御する構成としたので、クラッチ接続のショックを軽減させることができる。また、この実施例では前後進切替装置8を構成するにあたり、遊星ギヤ機構28のキャリヤ30を回転させるか固定するかによって前進側と後進側の選択を行わせるようにしたが、ブレーキを掛けてキャリヤ30を固定する場合は大きい力が必要である。この例では前進側のクラッチを半径方向内側とし、キャリヤ30を固定する際に大きな制動力が要る後進側のクラッチを半径方向外側としたので、前進走行時あるいは後進走行時の動力伝達効率もよく、エンジン馬力を損失するようなことがない。また、前進側の油圧クラッチと後進側の油圧クラッチは夫々独立して構成されているので、前進側のクラッチを接続した状態で後進側のクラッチを僅かに接続して伝動軸の回転を微妙に制御することもでき、作業負荷に応じたクラッチの圧力制御も簡単に行える。
最後にこの実施例の特徴的構成に基づく作用について簡単に説明する。
この実施例では前後進切替装置8の伝動後位に、高速クラッチCと低速クラッチDからなる1組のクラッチ機構を設け、これに遊星ギヤ機構28を連係させ、さらにその伝動後位にも2組のクラッチ機構と遊星ギヤ機構を組み合わせたものを設けて、図7に示す組合せの中から1つの変速段を選択するように構成したが、このような構成にすれば、変速時に動力伝達が途切れることがない。言い換えると、従来のように油圧パックを前後に複数個設けて変速装置を構成したものにあっては変速時に油圧クラッチを切った瞬間にその変速部が中立位置に戻るため、再びクラッチを接続する際に大きな変速ショックが生じることがあるが、この実施例の場合には中立位置を経由して変速されることがなく、1速から8速までの主変速部の変速をスムーズに、且つショックなく行なうことができる。
また、この実施例においては、固定ドラム50の中央仕切壁55に油路57を設け、この仕切壁55を挟んで前後に各1組のクラッチを設けて変速ユニットを構成するものであるから、構成を簡潔にすることができ、油路も簡単に構成でき、取り扱いが容易になるものである。特に1つの変速ユニット83(あるいは84)を構成するにあたり、1本の伝動軸48を固定ドラム50の前後一方から組み込み、この伝動軸48に対して前後から遊星ギヤ機構28,28を組み付けるように構成したので組付性に優れ、分解組立作業が容易になる特徴を有する。
トラクタの全体側面図である。 変速装置の要部の断面図である。 変速装置の要部の断面図である。 動力伝達線図である。 油圧回路図である。 ブロック図である。 変速段数とクラッチの作動の関係を説明した図である。
1 トラクタ
2 前輪
3 後輪
4 ボンネット
5 エンジン
6 ミッションケース
8 前後進切替装置
9 変速装置
10 前後進レバー
11 ステアリングハンドル
27 出力軸
28 遊星ギヤ機構
29 高低切替装置
30 キャリヤ
32 プラネットギヤ
34 サンギヤ
40 回転体
50 固定ドラム
55 仕切壁
84 変速ユニット
121 比例制御弁
122 比例制御弁
128 ポテンショメータ
129 クラッチペダル
130 スイッチ
135 切替弁
A 前進クラッチ
B 後進クラッチ
C 高速クラッチ
D 低速クラッチ
E 第1クラッチ
F 第2クラッチ
G 第3クラッチ
H 第4クラッチ

Claims (1)

  1. ミッションケース(6)内に固定される円筒状固定ドラム(50)の中央を壁(55)で仕切り、仕切壁(55)の前後に空間部を形成して前後いずれかの空間部に前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)を設け、壁(55)を挟んだ反対側の空間部には高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)を設けて前側の変速ユニット(83)を構成し、前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)のうち一方を半径方向内側に他方を半径方向外側に配設して両者が側面から見て前後に重なるように設け、更に高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)も一方が半径方向内側で他方が外側となるように配設すると共に、側面から見て両者が前後に重なるように構成し、前記前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)はステアリングハンドル(11)横に設けた前後進操作レバー(10)を前後方向に操作して切換えを行わせ、高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)は変速レバー又は変速ボタン操作で切換えを行う構成とし、前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)の作動圧はクラッチペダル(129)の回動基部に設けたポテンショメータ(128)からの信号を受けて2組の比例制御弁(121,122)により制御が行われる構成とし、さらに、前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)に対し2組の前記比例制御弁(121,122)に加えて2位置4ポート式の1個の切替弁(135)が並列に設けられ、前記クラッチペダル(129)を最大限踏み込んだ踏込終端に設けているスイッチ(130)が入り状態になると、前記切替弁(135)が開口側に移動して前進クラッチ(A)または後進クラッチ(B)室内の作動油が油圧タンク側に戻るように構成し、前記前進クラッチ(A)と後進クラッチ(B)からなる前後進切替装置(8)と該前後進切替装置(8)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)、及び高速クラッチ(C)と低速クラッチ(D)からなる高低切替装置(29)と該高低切替装置(29)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)をエンジン(5)の出力軸(27)の後方に配置し、前記前側の変速ユニット(83)の動力伝達下手側に後側の変速ユニット(84)を設け、この変速ユニット(84)内の前側空間部に第1クラッチ(E)と第2クラッチ(F)を収納し、後側空間部に第3クラッチ(G)と第4クラッチ(H)を収納する構成とし、前記第1クラッチ(E)と第2クラッチ(F)、該第1クラッチ(E)と第2クラッチ(F)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)、及び第3クラッチ(G)と第4クラッチ(H)、該第3クラッチ(G)と第4クラッチ(H)に変速動力を伝達する遊星ギヤ機構(28)を前記出力軸(27)と同一軸芯上になるように配置したことを特徴とするトラクタの変速装置。
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