JP4772103B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
また、ホイール部に、電動送風機の排気気流が衝突することにより気流方向を変更する気流変更手段を設け、また、気流変更手段に衝突し、気流方向を変更した排気を排出する排気口を設けたので、電動送風機からの排気風速を低減し、排気音を低く抑えることができる。
図1から図10は、本発明の実施の形態1の電気掃除機を示す図であり、図1は、使用状態にある電気掃除機の外観を示す斜視図である。
図1において、本電気掃除機は、電気掃除機本体1、電気掃除機本体1に接続するホース6、ホース6に接続する延長パイプ9及び延長パイプ9の先端部に取付ける吸込具10等を有する。
また、ケース内部には、集塵部17(後述の図5に示す)、電動送風機(図示せず)を設けた排気部等を有する。
電気掃除機本体1に接続するホース6は、ジャバラ状の管で、一端にホース差込部7及び他端にホース手元部8を有し、一端のホース差込部7を電気掃除機本体1の前側の吸込口14に差込み固定する。また、他端のホース手元部8には、延長パイプ9の一端部を挿入し、接続する。
延長パイプ9の先端部には、吸込部10を取付ける。
図2は、電気掃除機本体とその吸込口に差込部を挿入するホースとを示す斜視図であり、図3は、電気掃除機本体にホースの差込部を接続した接続状態を示す断面図であり、図4は、ホースを接続した電気掃除機の使用状態を説明する図である。
電気掃除機本体1とホース6とは、ホース6のホース差込部7を電気掃除機本体1の吸込口14に差込み、固定・接続することにより、電動送風機の吸込み風路を形成するとともに、電気掃除機本体1側と電気的接続も図る。
即ち、ホース差込部7には、電気掃除機本体1と嵌合固定用のラッチ部11、接続により、電気掃除機本体1と電気的に接続するための信号伝達用のピン12、及び同じく吸込具10内のブラシ回転動力への電力伝達用のピン12が設けられている。そして、接続時に、図2に示すように、ラッチ部11をホース差込部7の上部になるように設置し、両ピン12をそれぞれホース差込部7の左右になるように分けて設置した。
また、着脱時に、ラッチ部11が、上部にあるため視認し易く、使い勝手がよい。
また、上記のトライアングル構造としながら、電気掃除機本体1の接続部近傍の高さを低くしたので、図3に示すように、接続部下方に電気掃除機本体1の持上げ用の手かけ13を形成することが可能となる。
さらに、図4に示すように、ラッチ部11が、上部にあるため電気掃除機を使用中に、椅子の足等の家具に電気掃除機本体1が接触しても、ラッチ部11が側部にある場合のように、誤ってラッチ部11が押され、電気掃除機本体1とホース差込部7との嵌合が解除されることがない。
内部の集塵部17を覆う上蓋4の中央部は、透明プラスチック等で透明窓16を形成している。この透明窓16により、上蓋4を開けずに内部の集塵部17を観察できる。
また、集塵部17の後側に、説明表示部20及び表示ランプ部21からなる運転状態を表示する運転表示部を設ける。説明表示部20は、例えば、「フィルタ」、「パワー」、「イオン」の表示をシルク印刷等で形成する。また、説明表示部20のそれぞれの表示に対応して、ランプを設けた表示ランプ部21を形成する。説明表示部20の「フィルタ」は、集塵部と排気部間に設けたフィルターの目づまり状態を示すもので、フィルターが目づまり状態となり、清掃要の場合、表示ランプ部21の対応ランプを点灯して表示する。同様に、「パワー」は、使用時のパワーレベルを強、中、弱のアナログ表示をする。また、「イオン」は、付属のマイナスイオン発生装置のオン、オフを示し、オンにより対応ランプを点灯する。
説明表示部20及び表示ランプ部21も同様に、上蓋4を開けずに観察でき便利であるとともに、説明表示部20の表示は、外部に露出する機会が少なくなり、こすれて読めなくなる等の恐れがなくなる。
電源プラグ24は、使用者が任意に引き出すことができ、また、コードボタン25を押すことにより、引き出した電源プラグ24を巻き取ることができる。
また、ハンドル22により、電気掃除機本体1を持上げて運ぶことができる。
これらの図に示すように、上蓋4は、回動部29により開閉するが、上蓋4が閉じた状態で、上蓋4の後端部近傍の上ケース2に、上蓋4の後端部と上ケース2との隙間を塞ぐ遮蔽リブ27を突出させる。遮蔽リブ27は、上蓋4の後端部に沿い上ケース2の上面との間に形成される隙間を塞ぐように、上蓋4の後端部に沿い高さの低い突出部の形で形成されている。
遮蔽リブ27を設けることにより、上蓋4の後端部近傍での上蓋4とハンドル22との対向間隙への指等の挟み込みを防止する。
また、上蓋4の回動部29を形成するために、電気掃除機本体1の上ケース2に金型の関係で開口31が形成されるが、遮蔽リブ27を設けることにより、開口31からの排気や騒音を遮蔽することができる。
後部車輪5は、外周部に一体に形成された車輪部37を有する略円板状のホイール部36、ホイール部36の板面に設けた、電動送風機からの排気を外部に排出する排気口38、ホイール部36の内面側に形成した気流変更板38a及びホイール部36の中心部に設けた円筒状の軸部35等からなる。そして、この円筒状の軸部35を、電気掃除機本体1のケースの側部に設けた軸受けに嵌め込み、ホイール部36及び車輪部37が一体に回転する。また、ケースの側部のホイール部36に対向する部分に、電気掃除機本体1の内部の排気部に連通する開口を設けて、排気部に設置した電動送風機からの排気気流がホイール部36の内面側に流れる。
このような気流変更板38a付の排気口38を複数設けたホイール部36は、ホイール部36を外側から見たとき、開口を有するが、直接内部が見えない鎧戸構造の外観形状を呈している。
このような排気口38及び気流変更板38aを設けることにより、電動送風機から排気される排気空気は、ホイール部36に向かって流れるが、直接排気口38から排気されることはなく、一旦気流の流路中にある気流変更板38aに衝突し、気流方向を変更し、即ち、この気流変更板38aを回り込み、排気口38から外部に排気される。
実施の形態2の電気掃除機は、実施の形態1の電気掃除機において、後部車輪5のホイール部36に設けた排気口38に、実施の形態1と同様に、ホイール部36を外側から見たとき、開口を有するが、直接内部が見えない別の鎧戸構造を適用したものであり、その他の構造及びその作用効果については、実施の形態1の電気掃除機と同様である。以下、主として、相違点を説明する。
図11は、本電気掃除機本体1の後部車輪を示す斜視図であり、図12は、図11の後部車輪の断面図である。
本後部車輪が、軸部35、ホイール部36及び車輪部37から構成されることは、実施の形態1の後部車輪5と同様であるが、ホイール部36の排気口39及び気流変更手段の構造が相違する。
また、斜めリブ39aの板面は、短手方向の旋回方向側の端部(図11の右側の端部)が、旋回方向で隣接する斜めリブ39aの旋回方向と反対側の端部(図11の左側の端部)より衝突前の排気気流方向に所定の間隔を開けて、外側となる(図11で外側になる)ように短手方向に傾斜する傾斜面を形成して、配置されている。
ホイール部36は、中心部を除いて、このような複数の斜めリブ39aで全面形成される。
そこで、斜めリブ39aの短手方向の両端部側に長手方向にわたって形成される開口が排気口39となり、この排気口39は、中心部から外周側に向かって、斜めリブ39aの長手方向にわたって右旋回して放射状に形成される。
また、斜めリブ39aを、短手方向に図11の右側の端部が右側で隣接する斜めリブ39aの左側の端部より外側になるように傾斜させ、この内面に衝突後の排気空気が、右側の排気口39aから、即ち、後部車輪5の回転方向を図11で矢印に示す左回転が電気掃除機本体1の走行方向とすることにより、後部車輪5の回転方向と反対方向の排気口39から外部に排気するようにすることで、後部車輪5は、走行方向の回転力が付加され、使用中の電気掃除機本体1の引き回しを軽くする効果がある。
さらに、排気口39を後部車輪5の回転方向と反対方向に、旋回して放射状に形成したことにより、電気掃除機使用中の後部車輪5の走行方向の回転力の付加が均一化する。
実施の形態1の鎧戸構造に関しては、気流変更板38aは、排気口38を形成する開口と同形状の板状体である必要はなく、開口より大きな板状体としてもよく、例えば、図10で並列する3個の開口を合せた大きさ、またはこれより一回り大きい大きさの板状体としてもよい。即ち、図10の後部車輪の平面図で、外側から見て直接内部が見えないものであればよい。
また、排気音の低下を図るには、長形状体を放射状に配列させずに、長手方向を揃えて配列するだけでもよい。
また、隣接する端部は、重なりが生じてもよい。
さらに、気流変更手段を形成する斜めリブ39aや長形状体は、ホイール部36の板面のうち、適宜、一部に設けてもよい。
なお、ホイール部36の鎧戸構造は、後部車輪5の両ホイール部36のうち、少なくとも一方のホイール部に設ける。
Claims (2)
- 集塵部、及び電動送風機を内蔵する電気掃除機本体と、
透明窓を持ち、前記電気掃除機本体の集塵部を覆う開閉可能な上蓋と、
前記電気掃除機本体の両側に設けられ、ホイール部に設けた排気口から前記電動送風機の排気を排出する走行車輪と、
を有し、
前記ホイール部に、前記電動送風機の排気気流が衝突することにより気流方向を変更する気流変更手段、及び前記気流変更手段に衝突後の気流方向を変更した排気を排出する排気口を備え、
前記気流変更手段は、複数の長形状体により構成され、
前記複数の長形状体は、前記ホイール部の板面を正面から見た方向において互いの長手方向が揃うように並列配置されて、前記ホイール部の板面を形成し、
前記複数の長形状体が前記ホイール部の板面を形成した状態において、隣接する前記長形状体のそれぞれは、隣接する短手方向の端部が衝突前の排気気流方向に所定の間隔を開けて前記排気口を形成するように配置され、
前記上蓋の後端部近傍の前記電気掃除機本体の上部に、前記上蓋の後端部と前記電気掃除機本体との隙間を塞ぐ遮蔽リブを設け、
前記遮蔽リブの後方に、前記電動送風機本体を持ち運ぶハンドルを接触させて配置させたことを特徴とする電気掃除機。 - 前記ハンドルは、
その上面が前記遮蔽リブの高さより高くなるように形成され、
かつ前記遮蔽リブの上端縁を上方から覆うような凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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