JP3973135B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機を内蔵する掃除機本体と、吸引ホースと、延長管と、吸口体とを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機においては、排気される空気の取り扱いが課題となっている。例えば、特開平5ー49561号公報に記載された掃除機は、車輪の内側に設けた吸音材に対して本体からの排気を衝突させて車輪と本体の間から排気する構成である。
【0003】
また、特開平8ー252196号公報に記載された掃除機は、小型軽量化を図るために、本体両側に円筒状の車軸を設け、この車軸に対して回転する環状の車輪を設け、この円筒形状の車軸から排気を行う構成である。
【0004】
更に、近年においては、掃除機本体に清浄力の高いフィルタを設けて、排気空気だけでなく部屋全体の空気清浄を目的とした電気掃除機が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近の電気掃除機は小型軽量化が進み、よりコンパクトな形態のものが求められている。更にまた、環境重視の観点から排気に対する要望が強く、静音効果の高い排気を行うものも求められている。
【0006】
例えば、前記従来例のように、空気清浄能力の高いフィルタを本体内に設けて空気清浄力を高めたものがあるが、清浄力を向上し、かつ静音化をともに図るためには大きな面積を備えたフィルタを設置しなければ、装置の大形化の課題があった。
【0007】
本発明の1つの目的は、排気清浄力の高い小型の電気掃除機を提案することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、排気清浄力が高く且つ静かな小型の電気掃除機を提案することにある。
【0009】
本発明の更に他の目的は、外観が略球状で排気清浄力の高い小型の電気掃除機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、掃除機本体と、吸引ホースと、吸口体とを備えた電気掃除機において、前記掃除機本体は、集塵室と、この集塵室の後部に位置して電動送風機を内蔵する送風室と、この送風室の下部に配置される電源室と、前記送風室と前記電源室の両外側に位置するフィルタ収納室とを備え、このフィルタ収納室に排気浄化フィルタを設置し、前記送風室を形成する内側壁と外郭を構成すると共に前記フィルタ収納室を設ける外側壁を一体的に成型して両壁間に外空間を形成すると共に送風室とフィルタ収納室を連通させる連通路を形成したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、掃除機本体と、吸引ホースと、吸口体とを備えた電気掃除機において、前記掃除機本体は、基台ケースと、その両外側に位置させて設けたフィルタ収納室と、このフィルタ収納室に設置した排気浄化フィルタと、前記フィルタ収納室の周りに突設した円筒形の車輪ベース部と、この車輪ベース部の外周上を摺動するように取り付けた環状の車輪と、車輪ベース部の外側に位置するように取り付けた車輪カバーを備えた略球状の外観形態に構成し、排気浄化フィルタを通過した排気を車輪カバーの内側で反転させて基台ケース内に戻してから機外に放出するように構成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図16を参照して詳細に説明する。
【0013】
先ず、図1を参照して、この実施の形態における電気掃除機の概略構造を説明する。図1は、使用状態の電気掃除機の外観斜視図である。
【0014】
この実施の形態における電気掃除機は、外観が略球状の基本形態の掃除機本体100と、吸引ホース200と、手元ハンドル部300と、延長管400と、吸口体500を備える。
【0015】
この電気掃除機によれば、使用者は、手元ハンドル部300を把持して延長管400を介して吸口体500を移動操作し、この吸口体500によって床面の塵埃を吸い取って、延長管400,吸引ホース200を介して掃除機本体100に吸引させる。吸引ホース200を介して手元ハンドル部300に接続される掃除機本体100は、一対の主車輪101と補助車輪102を備え、使用者が手元ハンドル部300を把持して移動する動きに追随して移動する。
【0016】
掃除機本体100は、底部に平坦部103を形成し、略中央部の両側に環状の大きな前記主車輪101を配置し、前記底部の平坦部103の後端部の中央に小さな前記補助車輪102(図3参照)を配置し、その前側にホース接続部104を前方に張り出させた略球状の基本形態である。これにより、ホース接続の強度を維持しながら実装効率が良好で、且つコンパクトな前記略球体の基本形態を実現している。
【0017】
また、この掃除機本体100の上面には、引き起こし可能なU字状の主ハンドル部105を備え、更に、前記ホース接続部104の下部には補助取っ手106を備える。これにより、前記主ハンドル部105を把持しての通常姿勢での搬送と、前記補助取っ手106による収納姿勢(ホース接続部104の上方位置とする姿勢)での搬送を可能としている。
【0018】
また、掃除機本体100の背面部には、3点で支持する脚部107と一対の脚部108を備える。これにより、略球体の基本形態を維持しながら設置面積が少ないコンパクトな収納姿勢をとることが可能となる。
【0019】
また、この実施の形態では、前記平坦部103を構成する電源室カバー109(図2参照)を着脱可能とし、この電源室カバー109を複数の取り換え可能なユニットで構成することにより、複数種類の電源に対応可能な電気掃除機1を実現している。例えば、この実施の形態では、コードリール装置129を備えた第1の電源部110(図2参照)と、充電ユニットを備えた第2の電源部111(図2参照)に対応可能な構成としている。
【0020】
また、この掃除機本体100の大きな特徴の1つは、HEPA規格に該当する除塵性能をもった高性能で大きな面積の排気浄化フィルタ112を掃除機本体100に内蔵することで、排気する空気の清浄力を向上させた点にある。この実施の形態では、排気浄化フィルタ112は、前記主車輪101を支持する円筒形の部材の内側に広い配置スペースがあることに着目し、この配置スペースに配置することによって、コンパクトな形態の掃除機本体100内に大きな面積のHEPA規格該当の排気浄化フィルタ112の内蔵することを実現している。
【0021】
そして、前記排気浄化フィルタ112を通過した排気は、直ちに掃除機本体100外に放出するのではなく、排気浄化フィルタ112の外側を覆う車輪カバー133の内側で反転させて前記排気浄化フィルタ112の横を通過させて掃除機本体100内に戻し、主車輪101を支持する円筒形部材の周りから主車輪101の裏側に排気して該主車輪101の周囲から放出する。即ち、この実施の形態では、電動送風機117(図2参照)から排出される排気を左右に分けて主車輪101支持用の円筒形部材内の排気浄化フィルタ112を通過させて外側に出した後に内側内に戻してから排気するように構成している。これにより、排気通路を長く形成することができることから、静音化を向上させることができる。また、従来例では掃除機本体の後の排気口から排気したものを、この実施の形態では、掃除機本体と主車輪101の間からソフトに排気することができるために、床の埃を舞い上げることが少なくなる。
【0022】
吸口体500は、上下方向に薄く横方向に長い吸口本体501と、この吸口本体501の長手方向の中央で後方の位置に配置され、この吸口本体501と延長管400とを接続する自在連結部502を備える。
【0023】
吸口本体501は、その底面に集塵口503を備え、この底面を床面に接触させた状態で延長管400を介して接続される手元ハンドル部300を水平の目的方向に移動させることにより、この方向に合わせて床面を移動して床面の塵埃を吸い取る。また、この実施の形態では、手元ハンドル部300をひねることにより、このひねり動作に合わせて床面に対して吸口本体501を水平方向に回転させ、前記目的方向の移動方向に対して吸口本体501の長手方向が直交する通常の床面清掃姿勢と、吸口本体501の長手方向が一致する隙間用の清掃姿勢に変化させることができる構成である。
【0024】
また、この実施の形態における延長管400は、手元ハンドル部300を備えた第1管体401と、この第1管体内401に挿入されて、この延長管400の長さを伸縮させることが可能な第2管体402を備える。第2管体402の一端には吸口体500が取り付けられ、第1管体401の一端には吸引ホース200を回転可能に取り付ける。そして、手元ハンドル部300は、延長管400の上端部近傍に、その握り部301を延長管400の軸方向と略平行となるように該延長管400に取り付ける。
【0025】
この構成によれば、手元ハンドル部300を第1管体401と第2管体402の全長の長さの範囲内に設けているので、接続管400を伸ばした通常の清掃姿勢では使用者にあった長さを得ることができ、且つ、延長管400を掃除機本体100に縦姿勢で取り付けて収納した収納姿勢においては、この電気掃除機の全長を低くすることができる。これにより、押入れの高さ(700mm)に収めることができる。
【0026】
以下、図2〜図16を参照して、この実施の形態における掃除機本体100を詳細に説明する。
【0027】
先ず、図2を基にして図3〜図5を参照して、この掃除機本体100の部品構成を説明する。図2は掃除機本体100の部品展開図、図3は中央部位の縦断面図、図4は中央部位の横断面図、図5は最大直径部位の水平断面図である。
【0028】
図2において、掃除機本体100は、一体的に樹脂成型した基台ケース118と、送風室カバー119と、集塵室カバー120と、電源室カバー109によってその骨格を構成する。この実施の形態では、意匠性が求められる送風室カバー119と集塵室カバー120をひけやウエルドが起こりにくいABS樹脂で成型し、意匠性がさほど求められない基台ケース118と電源室カバー109を安価な材料のPP樹脂材料で成型する。これらの骨格をなす部材は、これを組み立てることによって電気掃除機において不可欠な集塵室113,送風室114、電源室115などを構成する。
【0029】
図3に示すように、この実施の形態では、掃除機本体100の前半部に集塵室113を配置し、その後方に電動送風機117を内蔵する送風室114を配置し、この送風室115の下方で且つ前記集塵室113の後方に電源室115を配置している。
【0030】
図2に戻って、前記基台ケース118の上部は、略球形の外郭を構成する外側壁123と、この外側壁123の内側に内空間50を囲むように形成した内側壁124との2重壁構造を成している。内側壁124は周囲を壁面で囲まれ、その中央に形成した仕切壁121によって内空間50を前後に仕切り、その前部を上方に開放した集塵凹部113aとし、後部を上方に開放した送風凹部114aとしている。外側壁123と内側壁124に囲まれる外空間51は、内側壁124で形成される内空間50(集塵凹部113aと送風凹部114a)の前部以外の周囲を囲むように形成し、排気通路や制御基板125の配置スペースとして利用する。
【0031】
また、送風凹部114aの下方には、仕切壁122によって前記送風凹部114aと上下に仕切って下方に開放した電源凹部115a(図3参照)を形成する。また、基台ケース118の両側に形成される前記外側壁123の外側には外向きに張り出させた円筒形の車輪ベース部126を形成し、この車輪ベース部126の内周側には、側方に開放し、且つ前記外空間51からは仕切ったフィルタ収納凹部127aを形成する。
【0032】
送風凹部114aと外空間51は、その上端部を送風室カバー119で覆うことによって、互いに独立するように仕切った前記送風室114と外空間51を区画する。送風室114内には電動送風機117を配置し、この電動送風機117に隣接した外空間51に制御基板125を配置する。
【0033】
集塵凹部113aは、その上方を集塵室カバー120で覆うことによって集塵室113を形成する。この集塵凹部113aは、その前方に形成した外側壁123から立ち上がった前部壁130を形成し、この前部壁130に設けた開口部130aに合わせてホース取付部材131を取り付られる。
【0034】
このように、この実施の形態における掃除機本体100は、集塵室113と送風室114の周囲を2重構造の壁で囲むことによって騒音の低減や堅牢な構造を実現すると共に該2重構造の壁面で囲まれる外空間51を利用して制御基板125を配置し、この外空間51を排気通路として利用し、更には配線スペースとして活用している。
【0035】
図3において、電源凹部115aは、前方が前記集塵室113を縮めるように凹ませて伸び、下方および後方に開放した形状であって、この電源凹部115aの下方および後方側を断面形状がL形の電源室カバー109で覆うことによって独立した電源室115を形成する。この電源室115は、電源室カバー109を含む複数種類の電源ユニットを取り換えることによって、複数種類の電源方式に対応させることができるように構成する。図3〜図5に示した掃除機本体100は、家庭内配線から電源供給を受けるためのコードリール装置129を備えたコードリール式電源装置である第1電源部110を取り付けた構成を示している。この第1電源部110は、前記コードリール装置129を横倒しにした姿勢で配置するものであり、接続プラグは背面側に引き出すように構成している。
【0036】
図2に戻って、この実施の形態では、前記第1の電源部110に代えて、充電池を備えた充電式電源装置である第2の電源部111を取り付けることができる構成である。この第2の電源部111は、前記第1の電源部110の前記電源室カバー109と同様な形態の電源室カバー109aを備え、その背面側に凹状の充電端子部132を備える。これにより、前記収納姿勢で充電台(図示省略)にセットすることで充電を行うことができるように構成する。
【0037】
環状の主車輪101は、基台ケース118の両側に形成した円筒状の車輪ベース部126の外周を摺動して回転するように取り付ける。この実施の形態では、荷重のかかる前記車輪ベース部126の下半分(約1/2)を滑りが良好な潤滑樹脂材料の成型品で構成している。これにより、コロ等を使わないで主車輪101の円滑な摺動回転を実現する。勿論、コロ等を設けて転動するように構成してもよい。
【0038】
主車輪101は、車輪ベース部126の内周側を通して外側壁123に取り付けて車輪ベース部126の外側に位置させた車輪カバー133によって車輪ベース部126からの抜け止めを行う。この車輪カバー133は、その内側外周に複数の取付リブ134を備え、これを樹脂の弾性を利用して前記基台ケース118の外側壁123の係止穴に弾着する。これにより、主車輪101は、車輪ベース部126の周囲壁面とこの車輪カバー133の内側外周面の間に保持され、車輪ベース部126の外周での円滑な回転を実現する。
【0039】
車輪ベース部126の内周側に形成するフィルタ収納凹部127aは、側面からみて矩形の箱型の空間を形成しており、その4隅の角部が車輪ベース部126に内接するように形成する。この実施の形態では、フィルタ収納凹部127a内には、ペーパ状のフィルタ素材を矩形状に切断したものを蛇腹形状に折り曲げて厚みをもたせるように形成したHEPA規格の排気浄化フィルタ112を装着する。これにより、車輪ベース部126内に矩形状の大きな面積の排気浄化フィルタ112の配置を実現する。
【0040】
また、フィルタ収納凹部127aの四方(上下前後)には、このフィルタ収納凹部127aの4辺の壁と車輪ベース部126の間に4つの弧状の通風路凹部135aをフィルタ収納凹部127aから独立した空間として形成する。即ち、この実施の形態では、車輪ベース部126内の円筒形の空間を利用して、この空間の中央に矩形状のフィルタ収納凹部127aを内接するように設け、通常はデッドスペースとなるフィルタ収納凹部127aの外周側の四方に通風路凹部135aを形成することにより、内部の実装効率を向上させて全体のコンパクト化を図っている。
【0041】
車輪ベース部126内の空間は、その外側を環状の通路カバー136で覆うことによって、通風路凹部135aと通路カバー136とで通風路135を形成し、フィルタ収納凹部127aと通路カバー136とでフィルタ収納室127を構成する。
【0042】
通路カバー136は、フィルタ収納室127に対応する部分に中央開口部137を形成し、通風路127に対応する部分に外側開口部138を形成する。そして、この通風路カバー136は、フィルタ収納凹部127aに装着した排気清浄フィルタ122の外側を押し付けるように外周縁を車輪カバー133によって押え付けて取り付ける。
【0043】
車輪カバー133は、その中程を外側に弧状に張り出して掃除機本体100の略球体の外装の一部を構成する。これにより、車輪カバー133の内側と通路カバー136との間に略半球状の車輪カバー空間133a(図4参照)を形成する。この車輪カバー空間133aは、フィルタ収納室127から中央開口部137を通して排気される清浄な空気を外側開口部138を通して通風路135に導く折り返し風路を形成する。
【0044】
また、この実施の形態では、車輪カバー133を透明な樹脂材料で成型し、中央開口部137を主車輪101に合わせた大きな円形状に形成している。このため、この車輪カバー133を透視して排気清浄フィルタ112を監視することが可能となり、また、外観上、この大きな排気清浄フィルタ112をデザイン的にアピールして意匠性を向上することができるようにする。
【0045】
送風室カバー119は、掃除機本体100の上面後方約半分をカバーすると共に、その両側に前方に伸びる縁体139を備える。この送風室カバー119は、図4に示すように、内側面の内側に内側壁124と合わさって密閉した内空間50を形成する内側リブ壁161と、その外側に外側壁123と合わさって外空間51を形成する外側リブ壁162を備える。これにより、送風室カバー119と送風凹部114aにより密閉した送風室114を形成し、外空間51の上部を縁体139を含む送風室カバー119で覆うことにより、送風室114および集塵室113とは仕切られた外空間51を形成する。
【0046】
また、送風室カバー119の後方には、球面から張り出した形態に脚部107を形成し、この脚部107の上面にコードリール装置129の解除ボタン140を収納する凹部140aを形成する。脚部107内にはリンク棒141を取り付け、解除ボタン140の押下動作をリンク棒141を介してコードリール装置129に伝達して電源コードを巻き込ませるように構成する。
【0047】
更に、送風室カバー119の上面には、主ハンドル部105を収納する凹状のハンドル収納部105aを形成する。この送風室カバー119の最頂部には球体面を残した形態に運転ランプ144を有する隆起部142を形成し、この隆起部142を挟むように主ハンドル部105を取り付け、前記ハンドル収納部105a上に倒して収めるように構成する。主ハンドル部105は、隆起部142の両側に設けた回転軸穴143に起伏可能に取り付ける。そして、この主ハンドル部105は、ハンドル収納部105a上に収納するように倒した状態で前記隆起部142等と連続して略球体の一部を構成する。
【0048】
また、この送風室カバー119は、図示説明は省略するが、前記解除ボタン140を収納する凹部140aと両側の縁体139に設けた3点のねじ穴に通した止めねじによって前記基台ケース117にねじ止めする。このねじ穴は、解除ボタン140および縁体139を覆う集塵室カバー120によって隠蔽されるので、最も目立つ位置での意匠性を損なうことがなく、送風室カバー119を基台ケース117に固定することができる。
【0049】
集塵室カバー120は、略球体の掃除機本体100の上面の前部の約半分を覆うと共に、後方の両側に後向きに伸びる一対の回転支持部145を備え、前部には、前方に張り出したホース接続部104の上部を覆う張り出し部146を形成する。前記回転支持部145は、前記ハンドル収納部105aの両側に設けた回転軸穴147にその前部を開放可能に取り付ける。
【0050】
また、張り出し部146の内側にはロックスイッチ148を設け、集塵室カバー120を閉じた状態にロックすることができるようにすると共に、この張り出し部146を手掛けとして集塵室カバー120を楽に開放することができるように構成する。そして、前述したように、この集塵室カバー120は、閉めた状態では、送風室カバー119の縁体139を覆うことができるので、ねじ穴などを隠蔽して全体の意匠性を向上することができる。
【0051】
また、この実施の形態では、掃除機本体100は、主車輪101と、電源室カバー109に取り付けた補助車輪102による3点支持で安定に走行する。これは、重量のある電動送風機117や第1の電源部110または第2の電源部111を掃除機本体100の後方に集中させて配置したことに起因し、掃除機本体100の前部に取り付けた吸引ホース200によって前方に引っ張って走行させるために、前記3点支持をとることにより安定した走行が可能となる。
【0052】
また、この実施の形態では、基台ケース118の底面の前部に凹部149(図3参照)を形成し、表面に衝撃緩衝材を貼り付けた衝撃緩衝部150を樹脂の弾性を利用して前記凹部149に弾付している。この衝撃緩衝部150は、前記3点支持による走行の際に掃除機本体100の底面の前部が敷居等の障害物に当たってこれら障害物を傷つけるのを軽減する。また、凹部149を形成する集塵室113の前方下部は、実質の集塵スペースとして活用しにくい部分であるので、この活用しにくい部分を有効活用して形成している。しかも、この掃除機本体100の底面前部は、走行の際に障害物にあたる可能性が高いが、この部分に前記凹部149を形成することで、筐体強度を高めることができる。
【0053】
また、図3に示すように、基台ケース118の前部下方には、下方に開放して形成した凹状の補助取っ手106が前方に張り出して形成される。そして、この前方に張り出した前記補助取っ手106と、その上部に設けたホース取付部材131と、その上部に取り付けたロックスイッチ148と、この上部を覆う張り出し部146は、略球体の前部に張り出した形態のホース接続部104を構成する。これにより、略球体の基本形態を崩すことなく、吸引ホース200との接続を堅牢に行うことができる。
【0054】
次に、図3〜図5を参照して、この掃除機本体100の内部構造を更に詳細に説明する。
【0055】
集塵室113は、図3に示すように、後方を前方より広げた空間に形成し、送風室114は、前方を後方より広げた空間に形成し、電源室115は上下の高さが横幅より小さく、横幅より奥行寸法が長い偏平な箱形の空間に形成している。この実施の形態では、前記形状の各室を配置することにより、内部実装効率を向上した略球体の基本形態を実現している。
【0056】
集塵室113の前部には、使い捨て集塵袋152を装着する装着部151を設け、片側(上方)に偏心させて開口部を形成した使い捨て集塵袋152を前記装着部151に取り付ける。この使い捨て集塵袋152は、塵埃を集塵した状態で上方に片寄って膨らむので、集塵室113の形状を有効に活用することができる。なお、この実施に形態では、使い捨て集塵袋152は、約1リットルの最大集塵容量に形成している。
【0057】
また、コードリール装置129を収納することができる電源室115を集塵室113に入り込ませているために、図5に示すように、略円形の張り出しが集塵室113の後方下部に形成される。この実施の形態では、この円形の張り出し部の両側がデッドスペースとならないように、この部分に電源室カバー109のねじ止め受け肉厚部153を形成して、スペースの有効活用を図っている。
【0058】
集塵室113の後方を構成する仕切壁121には通風スリット154を形成し、集塵室113で集塵した空気を電動送風機117に導くように構成している。この通風スリット154の集塵室113側には、着脱可能な一次フィルタ(図示省略)を取り付け、使い捨て集塵袋152で漏れた塵埃が電動送風機117に吸い込まれるのを軽減する。また、仕切壁121は、送風室114側に複数のリブを形成することにより、掃除機本体100の中央に位置する仕切壁121を堅牢な構造部材にすると共に、電動送風機117の取り付けを容易にする。
【0059】
電動送風機117は、その前部に設けた送風装置155と、この送風装置155より一回り小さい駆動モータ156によって構成する。この電動送風装置117は、衝撃緩衝部材を介して送風室114内にねじおよびリブを介して固定するように取り付ける。
【0060】
このように、最も径の大きい前記送風装置155を略球体の頂点部近傍に設け、径の小さい駆動モータ156を後方に設け、この駆動モータ156と送風装置155の段差157を利用して、上部の段差157の近傍に凹状の前記ハンドル収納部105aを形成し、下方の段差157の近傍を送風通路スペース158を形成する。これにより、主ハンドル部105を収納した状態でも略球体の基本形態を維持し、且つ、電動送風機117の排気通路を確保することができる効率的な内部配置を実現する。
【0061】
また、掃除機本体100の後方に形成した脚部107内に形成した140a内に配置した解除ボタン140とリンク棒141は、押圧部材159に連動させる。そして、解除ボタン140を上方より下方に押下することにより、前記各部が連動して押圧部材159の下方に配置したコードリール装置129の解除レバー160を水平方向に回動させてコードリール163によるコード巻取り機構(図示省略)を動作させて電源コードを巻き取らせる。
【0062】
この実施の形態では、略球体の外表面から突出させて形成した脚部107に解除ボタン140を設けているので、周囲に解除ボタン操作の阻害する部分がなく、従って、足などで解除ボタン140を操作しても確実な操作を行うことができる。しかも、通常、デッドスペースとなりがちな脚部107の内部を利用して伝達機構を実装したので、内部実装効率を向上することができる。更に、この脚部107を利用して、安定な状態に設置することが困難な略球体の基本形態の掃除機本体100を安定した収納姿勢で支持することができる。
【0063】
更に加えて、解除ボタン140の真下近傍に補助車輪102を設けたことにより、解除ボタン140を足などで操作するときに作用する下方への荷重を補助車輪102で受けることができるので、解除ボタン140の操作時の安定感を向上することができる。
【0064】
電源室115は、円形のコードリール163をその回転軸が送風装置155の下方に位置させ、このコードリール163の後方に解除レバー160やプラグ収納スペースを位置させる構成としている。これにより、最も広く横幅の取れる略球体の中心位置近傍にコードリール163の回転軸を設けることができるので、略球体の外形状を崩すことなく、最も大きな直径のコードリール163を配置することができる。
【0065】
そして、上方から見て、後方に行くに従って横幅が小さくなる空間を利用して、解除レバー160を脚部107の下方近傍に配置すると共に、これに隣接してプラグ収納空間を形成することができるので、電源プラグが後方に大きく露出するのを防ぐことができる。また、前記配置構成は、最も重量のあるコードリール装置129を球体の中心位置近傍の低い位置に配置することができるので、主ハンドル部105を持って搬送するときに掃除機本体100が傾くのを軽減することができる。
【0066】
また、この実施の形態では、電源室カバー109にコードリール装置129を取り付けている。そして、電源室115の天井面となる仕切壁122にはコードリール163の回転軸を位置合わせする凹部を形成している。従って、電源室カバー109を基台ケース118にねじ止めすることにより、コードリール163の回転軸を固定して安定した巻き取りを可能にする。
【0067】
この実施の形態における掃除機本体100は、図4に示すように、電動送風機117を配置する送風室114の下方に電源室115を配置し、この送風室114と電源室115の両側にフィルタ収納室127を配置し、更にフィルタ収納室127の周囲に環状の主車輪101を回転させる配置である。これにより、略球体の中央横断面において、下方がカットされた略円形に近い断面積内に各室を効率よく配置することができる。更に、送風室114の上方に主ハンドル部105および運転ランプ144を設けた隆起部142を配置することで、各室および重心位置近傍に配置される主ハンドル105を含めた各装置を略円形に近い断面積内に効率よく収めることができる。
【0068】
更にまた、電源室115の上方で且つ送風室114の両側に外空間51を形成することで、この外空間51を利用して制御基板125を設けたり、あるいはこの外空間51に排気を通過させて排気通路とすることで、内部空間を効率よく活用したコンパクトな略球体の基本形態の掃除機本体100を実現している。
【0069】
この実施の形態では、電動送風機117を片側に偏心させ配置し、この他の片側の外空間51を広く形成し、この広くした外空間51に制御基板125を配置している。
【0070】
また、電源室115の上部を構成する仕切壁122と断面形状が円筒形の電動送風機117の下部領域の間に形成される送風通路スペース158の両側には、この送風通路スペース158とフィルタ収納室127とを連通する連通路164を形成し、電動送風機117からの排気をフィルタ収納室127に導くように構成する。
【0071】
また、この実施の形態では、横向きに突出したフィルタ収納室127の周囲を利用して環状の主車輪101を配置する。この主車輪101の断面形状は、接地面が細くなる略三角形状を成しており、この三角形状の斜面と車輪カバー133の円弧面が連続的な略球体の外周面を呈するように構成する。
【0072】
主車輪101の内周側には円筒状の車輪ベース部126と接触する円筒状の摺動面を形成し、その外側部に内側中心に向けて張り出した細い抜け止めリブ101aを形成する。この抜け止めリブ101aは、車輪ベース部126の外端部と車輪カバー133の外周の端部で挟んで保持することで、少ない振れで良好に回転するように主車輪101を保持する。
【0073】
この実施の形態において、掃除機本体100の周縁部は、図5に示すように、2重構造となっている。即ち、前部には内部壁124と仕切壁121とで周囲を囲んだ集塵室133を形成し、後部には内部壁124と仕切壁121で周囲を囲んだ送風室114を形成し、そして、この内部壁124で囲んだ集塵室113と送風室114の両側および後方をぐるりと連続して囲む外空間51を形成している。
【0074】
ここで、図5において、外空間51を連通路164によって分断するように図示しているが、通風路164と外空間51は、図4に示すように、上下2段となって通風路164の上側で外側空間51が連通している。
【0075】
外空間51の両外側には通風路164で連通させたフィルタ収納部127を配置する。このフィルタ収納部127には、図15に示すように、外観が偏平な箱形に折りたたんだ排気浄化フィルタ112を位置決めリブ165によって外側に位置させるように収納する。これによって、通風路164に導かれた排気は、位置決めリブ165によって形成される空間によってこの排気浄化フィルタ112の全域に広がって該排気浄化フィルタ112の全域を効率良く活用することができる。
【0076】
フィルタ収納室127から外側に排出された排気は、車輪カバー空間133aにおいて反転して、前記フィルタ収納室127の周囲に形成した通通路135を通して隣接する外空間51に導く。そして、この外空間51に導いた排気は、車輪ベース部126の周囲の外側壁123に形成した排気口166から掃除機本体100の外に放出する。
【0077】
一方、この実施の形態では、図4に示したように、外空間51を制御基板125の収納スペースとして活用すると共に、各電装品を結ぶ結線スペースとして活用している。
【0078】
この実施の形態では、電源室115から供給される電源を制御基板125を介して電動送風機117や吸引ホース200と延長管400を介して吸口体500に供給する。従って、吸引ホース200を連結するホース接続部104と電源室115は、前記外空間51を介して結線する。同様に、電動送風機117は背面側の外空間51を介して結線する。
【0079】
基台ケース118の背面の両側には一対の脚部108を張り出すように形成する。この脚部108の一方は、コードリール装置129のプラグ収納部の上部に配置し、使用者の視線からプラグの端部を隠蔽するようにしてプラグ収納時の意匠性を向上させると共に、例えば、掃除機本体100を収納姿勢にするときにプラグ端部が床面などに接触して互いに損傷するのを軽減することができるように構成する。
【0080】
次に、図6を参照して、第2の電源部111について説明する。この第2の電源部111は、複数のセルから構成した充電パック168と、これを底面から保持する電源室カバー109aを備える。充電パック168は各種の充電池を使用することができるが、この実施の形態では、円柱状の16個のセルを組み合わせて19.2ボルト、重量870グラムのものを採用した。そして、この実施の形態では、円柱状のセルを、その長手方向を掃除機本体100の前後方向と一致させて、前後に2個配列し、これを左右方向に4列、上下方向に2段とする略直方体の形状の充電パック168としている。
【0081】
この実施の形態では、コードリール装置129に採用する電源コードを細く(0.75平方ミリ)することで、コードリール163を小さくしている(直径を150mm、高さが45mm)。充電パック168は、前記コードリール装置129を収納する電源室115に大きなデッドスペースを取ることなく配置される大きさに設定している。
【0082】
電源室カバー109aは、充電端子部132を形成する充電端子室169と、この充電端子室169に開閉可能に取り付けた充電室蓋170を備える。充電端子室169は、電源室カバー109aを掃除機本体100に取り付けたときに、背面側に位置するもので、この背面側に一対の凹状の前記充電端子部132を形成する。
【0083】
一方、充電室蓋170は、基台ケース118の電源凹部115aに前記充電端子室169を取り付けることによって充電端子室169と電源凹部115aとで形成される充電室171を開閉可能に覆うものである。この充電室蓋170は、ねじなどで固定するように取り付け、メンテナンス時には、ねじを外して充電室蓋170を開放し、コードを介して充電端子室169に接続される充電パック168を引き出してメンテナンスするように構成する。
【0084】
この実施の形態の充電パック168は、連続使用可能な時間の目安を約40分としている。これによると、1畳を15秒で清掃するように使用したとして、1回の充電で約160畳の清掃が可能である。通常、電気掃除機を使っての1回の清掃は、約5分から8分程度であるので、通常の清掃作業であれば十分な電力を供給することができる。
【0085】
このように、この実施の形態では、電源室115を構成する第1の電源部110と第2の電源部111を取り替えることで、コードレスの電気掃除機と、家庭内配線使用の電気掃除機に対応することができるので、部品の共用化が図れてコストを低くすることができる。
【0086】
しかも、第1の電源部110を構成する電源室カバー109と、第2の電源部111を構成する電源室カバー109aとは、その基本形状を共通にするものであり、また、掃除機本体100の背面部に対応する部分にプラグ引出部や充電端子部132を配置し、一般的な電気掃除機とその使い方を大幅に変えることなく、対応することができる。
【0087】
次に、図7〜図11を参照して、この実施の形態における掃除機本体100の外観構造を詳細に説明する。図7は掃除機本体の外観斜視図である。図8は掃除機本体100の外観図で、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図である。図9は底面図である。図10は、主ハンドル部105を引き起こした状態の右側面図、図11は集塵室の上部を覆う集塵蓋120を開いた状態の右側面図である。なお、この図7〜図11に示す掃除機本体100は、第1の電源部110を取り付けた構成である。
【0088】
図7および図8において、この掃除機本体100の特徴の1つは、略球体の基本形態を呈する点にある。この実施の形態の基本的な考え方は、球体の両側に、この球体の中心軸と回転軸心が略一致する大きな主車輪101を配置し、この主車輪101の外周を床面に転動させて掃除機本体100を移動可能とするように、主車輪101の内周側に位置して該主車輪101を支持する基台ケース118の底部をカットして平坦部103を形成している。そして、平坦部103の後方に補助車輪102を配置することにより、3点支持による安定走行を可能にしている。
【0089】
具体的には、この実施の形態における掃除機本体100は、直径Wが250mmの球体を基本形状とする。この球体の中心軸を略回転中心とする主車輪101を球体の両側内空間内に設ける。ここで、車輪101は、この掃除機本体100の走行を支援するものであるので、この主車輪101の外周面は、当然に、床面と接触することになるので、この主車輪101の大きさ(直径)により、この球体下部の平坦部103を形成するためのカットの大きさが設定される。この実施の形態では、主車輪101の直径を大きくすると車輪幅間隔W1が小さくなって安定性が低下し、且つ、この主車輪101間の装置配置空間が狭くなり、逆に、主車輪101の直径Wを小さくすると、球体下部のカットの大きさが大きくなって、この掃除機本体100の内部容積が小さくなることに着目し、前記主車輪101の直径h1を160mmに設定している。即ち、この実施の形態では、主車輪101の直径h1が球体の直径Wに対して約65パーセントの大きさとなるように設定しているが、同様な効果は、60パーセント〜70パーセントの比率、例えば、直径Wが250mmの場合、主車輪h1の大きさを150mm〜175mmの大きさであればこの実施の形態と同様な作用効果を得ることができる。
【0090】
また、主車輪101が床面を転動して良好に走行できるようにするためには、車高が低いと敷居が平坦部103に当たって該敷居を傷める可能性がある。そこで、この実施の形態では、車高h3を15mmに設定している。この高さによれば、車幅W1の主車輪101が敷居を跨いで斜めになっても平坦部103が敷居に当たることが少ない。更には、この球体の両側中央に配置され、車高h3と直径h2の大きさの主車輪101であれば、方向転換をスームーズに行うことができるので転倒しにくくなる。更に、敷居やコードなどを乗り越えることが容易になる。
【0091】
また、この実施の形態では、車輪カバー133が略球体の両側の最も張り出した部分を構成する。このために、この張り出した部分が障害物にあたって損傷することが考えられる。しかし、この実施の形態では、この車輪カバー133は、球体の一部を構成するようにわん曲しているので強い強度が得られ、損傷防止に好都合である。
【0092】
また、この実施の形態では、車輪カバー133を透明な樹脂材料で形成しているために、これが障害物に当たって擦り傷が付いてしまうことも考えられる。特に、この車輪カバー133は透明であることから、擦り傷が目立つことも考慮する必要がある。そこで、この実施の形態では、車輪カバー133の中心位置近傍に水平方向の帯状の張り出し部172を形成し、この表面に予めしぼ模様などを施すようにしている。
【0093】
更に、この帯状の張り出し部172は、表面から僅かに張り出していれば良いので、この帯び部に代えて僅かに隆起させた文字列で表現するように構成しても良い。例えば、商品名をこの張り出し部172に合わせて成型することにより、商品性を高めつつ、擦り傷などの対策を図ることができる。
【0094】
また、この実施の形態では、掃除機本体100の背面部に3点支持のための脚部107,108を設けている。そして、下部両側に形成した脚部108の一方は、プラグを上方から見えにくくするように配置しているので、意匠性を高めつつ、下方は、開放されているので、このプラグの引き出し動作が容易である。
【0095】
また、図8(d)および図9に示すように、この実施の形態では、一対の脚部108の下方に、一対の補助脚部108aを設けている。この実施の形態のように走行車輪が3点支持の場合、後方の補助車輪102を支点にして、縦姿勢の収納姿勢をとろうとした場合には、後方両側部分が角のとれた形状(平面形状が円形)であるために、形態の変化時に斜め後方に倒れて脚部107,108による3点支持の姿勢をとれないで横倒しに倒れてしまう可能性がある。これらの、課題は、脚部108を下方に位置に設ければ対策することができるが、この一対の脚部108を下方に張り出させると、走行時や回転時に邪魔になる。
【0096】
また、この実施の形態は、電動送風機117を上方に配置しているために、重心位置が球体の中心位置より高くなっていることから、脚部108を下方に下げると荷重が脚部107側にかかりすぎて安定した収納姿勢を維持しづらくなる。
【0097】
そこで、この実施の形態では、前記一対の脚部108の下方に該脚部108よりも張り出し量が小さい一対の補助脚部108aを設けることで、縦姿勢に変化させるときに補助脚部108aが斜め後方に倒れるのを防ぐガイドとなって、縦収納姿勢への変化を良好にするように機能する。
【0098】
また、この実施の形態では、掃除機本体100の前部にホース取付部104を球体から張り出して設けることで、集塵室113と送風室114および電源室115(図3参照)を内蔵する略球体の造形を維持しながら前記吸引ホース200による引っ張り走行に絶える強固な形態を実現している。即ち、吸引ホース200による引っ張り走行に対応するためには、ホース取付部104にある程度前後の長さのある取り付け部が必要である。この長さのあるホース取付部104を略球体に内在させようとすると、このホース取付部104の周囲にデッドスペースが多くなって、球体全体が大きくなる。また、球体の印象を崩してしまうことにもなる。そこで、この実施の形態では、このホース取付部104を敢えて球体から張り出させて設けることで、内部実装効率が良好なコンパクトな掃除機本体100を実現している。
【0099】
そして、前方に張り出したホース取付部104にロックスイッチ148や集塵室カバー120や開閉の取っ手、更には補助取っ手部106を設けることにより、強度的に好ましい状態にすると共に、略球体の形態にワンポイントのアクセントをつけて意匠性を良好なものとしている。
【0100】
このように、この実施の形態における掃除機本体100は、強度的に優れた略球体を基本形態としているために衝撃が分散されて変形しにくい構造となる。また、この強度的に優れた球体構造をとることにより、樹脂成形部の厚みを薄くしたり、あるいは内部の補強リブを削減することができるので軽量化をはかることができる。更には、略球形の基本形態を採用したことにより、内部から発生する音が反響しにくく、更に、2重構造を含む密閉構造によって音漏れが少なく、低騒音化に大きく貢献できる構造となる。
【0101】
この実施の形態では、図10に示すように、主ハンドル部105を取り付ける回転軸穴143を略球体の中心位置の略上方に設け、図11に示すように、前記集塵室カバー120を取り付ける回転軸穴147を回転軸穴143より低い位置で、しかも後方に設けている。これにより、大きめの主ハンドル部105を持ってバランス良く掃除機本体100を持ち上げることができ、更に、集塵室カバー120を開放して集塵室113を大きく露出させて使い捨て集塵袋152の取り替えを容易にすることができる。
【0102】
この実施の形態では、主ハンドル部105を後方から引き上げて起立させ、集塵室カバー120を前方から引き上げて開放する形態である。そして、主ハンドル部105は、球体の中心位置近傍に設けなければならず、集塵室カバー120は、極力大きな開口を得るように開閉角度を大きくしなければならない。ここで問題となるのが、球体中心位置上面が球面形状である点である。
【0103】
例えば、主ハンドル部105と集塵室カバー120の回転軸穴143、147を同一の回転軸とすると球体の形状を崩さなければならない。そこで、一方の回転軸を他方の回転軸より球面に合わせて低くする必要がある。また、主ハンドル部105の内側に集塵室カバー120の回転軸穴147を設けようとすると、集塵室カバー120の主ハンドル部105によって制約を受けて大きな開閉角度を得ることができない。更には、主ハンドル部105が大きくなり過ぎてしまう。
【0104】
そこで、この実施の形態では、2つの回転軸穴143,147間に高低差と前後差を付けて設け、即ち、両回転軸穴143,147に嵌合する回転軸の位置を上下方向に段差をつけて設け、更に、大きな開放を得るために集塵室カバー120の回転軸穴147を回転軸穴143よりも後方にずらして設けている。これによって、球体の最頂部近傍に配置される主ハンドル部105と集塵室カバー120の使い勝手を向上することができる。
【0105】
次に、図3〜図5および図12〜図16を参照して、この実施の形態における掃除機本体100の空気の流れを説明する。図12は、通風カバー136を取り外した状態の分解斜視図、図13は排気口166の拡大図、図14は、排気浄化フィルタを通過した空気の反転経路を示す斜視図、図15は、主車輪101の近傍の排気通路を示す部分拡大図、図16は使用状態を示す図である。
【0106】
図3において、ホース接続部104に接続した吸引ホース200を介して吸引した含塵空気は、このホース接続部104から集塵室113に入るときに該集塵室113内に位置させて装着部151に取り付けた使い捨て集塵袋152内に取り込まれる。この使い捨て集塵袋152で除塵されて清浄になった空気は、仕切壁121に設けた通風スリット154および一次フィルタ(図示省略)を通して送風室114内に設けた電動送風機117に取り込む。電動送風機117に取り込んだ空気は、駆動モータ156を冷却した後に送風通路スペース158に排出する。
【0107】
図4および図5において、送風通路スペース158に排出した空気は、連通路164を通してフィルタ収納室127に送り込み、このフィルタ収納室127内の排気浄化フィルタ112を通過させることによって微細な埃を取り除いて清浄度の高い排気とする。
【0108】
ここで、この実施の形態で採用する排気浄化フィルタ112は、抗菌防臭を含む3段階のフィルタからなるものである。即ち、ダニや花粉、カビの胞子はもちろんダニの糞などの微細な塵もとれる超極細帯電層(例えばメトルブロー不織布を採用)を抗菌防臭繊維層と特殊強化層で挟んで積層したHEPA規格のクリーンフィルタを採用している。このようなフィルタ素材を使用した排気浄化フィルタ112は、空気清浄機などで採用されるものと同種類のもので、この排気浄化フィルタ112を通過させることで、室内の空気清浄も行うことができる。例えば、この実施の形態の排気浄化フィルタ112によれば、0.3マイクロメートル以上の微細な埃を99.9パーセント取り除いて清浄な空気を排出することができる。
【0109】
また、この実施の形態では、排気浄化フィルタ112は、積層したフィルタ素材を蛇腹状に折りたたんで略直方体形状を成すように構成する。これを円形の主車輪101内に設けるのであれば、円形に形成することによって最も大きな浄化面積を得ることができるが、このような形態は、素材使用の歩留まりが悪くなってコスト高となる。そこで、この実施の形態では、略直方体形状に形成することで、素材使用の歩留まりを高めている。
【0110】
この排気浄化フィルタ112を通過した空気は、反転させて、再度、外空間51に取り込でから放出することで排気通路を長くして騒音を軽減するように構成している。これを図12〜図16を参照して説明する。
【0111】
図12〜図15において、排気浄化フィルタ112を通過した空気は、通路カバー136の中央に設けた中央開口部137を通して車輪カバー133内の車輪カバー空間133aに至り、この車輪カバー空間133a内で反転して通路カバー136の外側開口部138と通風路135を通過して外空間51に至る。そして、外空間51に設けた制御基板125を冷却した後に車輪ベース部126の周囲に形成した排気口166を通して主車輪101と基台ケース118の間から機外に放出する。
【0112】
この実施の形態において、連通路164は、図12に示すように、フィルタ収納室127に対して片寄って配置しているが、図15に示すように、位置決めリブ165によって排気浄化フィルタ112の前(上流側)に空間を設けているので、連通路164から入る空気を排気浄化フィルタ112の全面に広げて通過させて浄化することができる。また、外側開口部138は、断面をL形状に形成することによって、透明な車輪カバー133を通して連通路164内を透視することができないようにしている。ここを通過する空気は、複数回屈折して排気されるので、騒音低減のために、各屈折個所をアール形状としている。
【0113】
更に、図12および図13において、浄化した排気を主車輪101と基台ケース118の間(隙間)から機外に放出する構成では、この隙間から外空間51内が見えたり、あるいは、この隙間から異物が混入する可能性がある。そこで、この実施の形態では、車輪ベース部126の周囲に形成する排気口166をスリット形状にしている。即ち、この排気口166は、車輪ベース部126の周囲に複数の環状のスリット状開口として形成し、このスリット状開口が外周に行くに従って細くなるように形成する。これにより、外側から見えにくい車輪ベース部126側から多くの排気を放出し、外周については細くすることで外側から見えにくく、且つ異物が入りにくくしている。更にまた、この車輪ベース部126の周囲は、主車輪101を支持するために強度が必要な部分でもあるので、排気口166を円周方向に分断した開口とすること強度の低下を抑制すると共に、異物の侵入を阻止する効果をいっそう高めている。
【0114】
このような実施の形態によれば、図16に示すように、排気は主車輪101の周囲から放出されるために、例えば、主ハンドル部105を持つ使用者に対して、車輪から直接放出する構造に比べて、排気が使用者に当たる量が減るので、使用者に不快感を与えるのを軽減することができる。また、排気が主車輪101から直接放出されるものに比べて、長い排気通路を経て放出されるために内部で発生した騒音を低減することができる。特に、この実施の形態のように、送風室115と主車輪101を近い位置に配置する構成では、車輪カバー133に排気口を設けて排気を放出するように構成すると、送風室115内で発生した騒音が最短距離の排気口を通して放出されてしまうために、使用者に不快感を与えることになる。しかし、この実施の形態では、車輪カバー133を封鎖して折り返し風路としているので騒音の放出を軽減することができる。しかも、これに伴って、排気通路が長くなるので、一層の騒音軽減を実現することができる。
【0115】
また、排気口166は、主車輪101の上半部分領域の裏側に限った位置に分布させているので、床面に向かう排気流が減少して該床面の埃を舞い上げることもない。
【0116】
【発明の効果】
本発明は、環状の車輪を取り付ける車輪ベース部の内周側にフィルタ収納室を形成して高性能排気浄化フィルタを設置したことにより、排気清浄力の高い小型の電気掃除機を実現することができる。
また、排気浄化フィルタを通過させた排気をケース内に戻してから放出するようにしたので、排気流路を長くして静音化を実現することができる。
また、掃除機本体中央部の両側に設けた車輪ベース部の内周側に排気浄化フィルタを設置したことにしたことにより、掃除機本体を略球状の外観形態に構成して排気清浄力の高い小型の電気掃除機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の外観斜視図である。
【図2】図1に示した掃除機本体の部品展開図である。
【図3】図1に示した掃除機本体の中央縦断面図である。
【図4】図1に示した掃除機本体の中央横断面図である。
【図5】図1に示した掃除機本体の最大直径の水平断面図である。
【図6】図1に示し掃除機本体の第2の電源部の外観図である。
【図7】図1に示した掃除機本体の外観斜視図である。
【図8】図1に示した掃除機本体の外観図である。
【図9】図1に示した掃除機本体の底面図である。
【図10】図1に示した掃除機本体の主ハンドルを引き起こした状態の右側面図である。
【図11】図1に示した掃除機本体の集塵室の上部を覆う集塵蓋を開いた状態の右側面図である。
【図12】図1に示した掃除機本体の通風カバーを取り外した状態の分解斜視図である。
【図13】図1に示した掃除機本体の排気口の拡大図である。
【図14】図1に示した掃除機本体の排気清浄フィルタを通過した空気の反転経路を示す斜視図である。
【図15】図1に示した掃除機本体の主車輪近傍の排気通路を示す部分拡大図である。
【図16】図1に示した電気掃除機の使用状態の図である。
【符号の説明】
50…内空間、51…外空間、100…掃除機本体、101…主車輪、102…補助車輪、103…平坦部、104…ホース接続部、105…主ハンドル部、110…第1の電源部、111…第2の電源部、112…排気浄化フィルタ、113…集塵室、114…送風室、115…電源室、117…電動送風機、118…基台ケース、119…送風室カバー、120…集塵室カバー、123…外側壁、124…内側壁、126…車輪ベース部、127…フィルタ収納室、133…車輪カバー、133a…車輪カバー空間、135…通風路、136…通路カバー、164…連通路、166…排気口、200…吸込ホース、300…手元ハンドル部、400…延長管、401…第1の管体401、402…第2の管体、500…吸口体、501…吸口本体、502…自在連結部。
Claims (8)
- 掃除機本体と、吸引ホースと、吸口体とを備えた電気掃除機において、
前記掃除機本体は、集塵室と、この集塵室の後部に位置して電動送風機を内蔵する送風室と、この送風室の下部に配置される電源室と、前記送風室と前記電源室の両外側に位置するフィルタ収納室とを備え、このフィルタ収納室に排気浄化フィルタを設置し、前記送風室を形成する内側壁と外郭を構成すると共に前記フィルタ収納室を設ける外側壁を一体的に成型して両壁間に外空間を形成すると共に送風室とフィルタ収納室を連通させる連通路を形成したことを特徴とする電気掃除機。 - 掃除機本体と、吸引ホースと、吸口体とを備えた電気掃除機において、
前記掃除機本体は、集塵室と、この集塵室の後部に位置して電動送風機を内蔵する送風室と、この送風室の下部に配置される電源室と、前記送風室と前記電源室の両外側に位置するフィルタ収納室とを備え、このフィルタ収納室に排気浄化フィルタを設置し、前記フィルタ収納室の周りに円筒形の車輪ベース部を突設し、この車輪ベース部の外周上を摺動する環状の車輪を設け、前記送風室を形成する内側壁と外郭を構成すると共に前記フィルタ収納室を設ける外側壁を一体的に成型して両壁間に外空間を形成すると共に送風室とフィルタ収納室を連通させる連通路を形成したことを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1または2において、前記フィルタ収納室と車輪ベース部の間の外側壁に通風路を設け、排気浄化フィルタを通過して外側に出た排気を外空間に戻した後に車輪ベース部の周りの外側壁に形成した排気口から機外に放出するように構成したことを特徴とする電気掃除機。
- 請求項3において、前記排気口は、車輪ベース部の上半部分領域に限った位置に分布させて設けたことを特徴とする電気掃除機。
- 請求項3または4において、前記排気口は、車輪の裏側に位置するように設けたことを特徴とする電気掃除機。
- 請求項1〜5の1項において、前記電源室は、コードリール式電源装置と充電式電源装置を選択的に設置可能に構成したことを特徴とする電気掃除機。
- 請求項1〜6の1項において、前記掃除機本体は、外観を略球状の形態に構成したことを特徴とする電気掃除機。
- 掃除機本体と、吸引ホースと、吸口体とを備えた電気掃除機において、
前記掃除機本体は、基台ケースと、その両外側に位置させて設けたフィルタ収納室と、このフィルタ収納室に設置した排気浄化フィルタと、前記フィルタ収納室の周りに突設した円筒形の車輪ベース部と、この車輪ベース部の外周上を摺動するように取り付けた環状の車輪と、車輪ベース部の外側に位置するように取り付けた車輪カバーを備えた略球状の外観形態に構成し、排気浄化フィルタを通過した排気を車輪カバーの内側で反転させて基台ケース内に戻してから機外に放出するように構成したことを特徴とする電気掃除機。
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