JP4770361B2 - 容量性負荷の駆動回路、及び液滴吐出装置 - Google Patents

容量性負荷の駆動回路、及び液滴吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、容量性負荷の駆動回路、及び液滴吐出装置に係り、特に、容量性負荷を安定して動作させる容量性負荷の駆動回路、及び液滴吐出装置に関する。
インクジェットヘッドの駆動回路は、インクジェットヘッドのノズルからインク滴を吐出するための圧電素子にアナログ駆動信号を出力することによって、当該圧電素子に対応して設けられたノズルからインク滴を吐出させている。圧電型アクチュエータは容量性負荷であり、これを駆動させるためには以下の3つの問題がある。
第1に、この駆動回路は、アナログ増幅回路(B級増幅回路)である。このため、多数のノズルを同時に駆動すると多くの熱が発生してしまい、エネルギー効率が悪い(30〜40%)問題がある。第2に、同時に駆動するノズルが多いと、負荷のインピーダンスが下がり、波形がなまり、その結果ヘッド噴射特性に影響を与えてしまう。第3に、実装上、放熱のために大型のヒートシンクが必要である。このため、多数のノズルを使用して高速プリントを実現する際、実装面積が増大してしまいコストが高くなってしまう問題もある。
そこで、駆動波形生成用の波形データ群を予め保存しておき、該波形データ群の中から利用する少なくとも1つの波形データを選択して読み出し、読み出された波形データに対し所定の演算処理を行い、駆動波形を作り出し、この駆動波形の信号をD/A変換した上で増幅して出力するインクジェット式プリントヘッドの駆動波形生成装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、インク滴の径毎の駆動波形信号を発生させるための駆動波形情報を記憶する記憶手段と、インク滴の径毎に設けられ、発生させるべき駆動波形信号の形状に対応した駆動波形情報を記憶手段から読み出して順次出力する複数の波形制御手段と、インク滴の径毎に設けられ、波形制御手段から順次出力される駆動波形情報をアナログ変換した後、積分処理して対応する駆動波形信号を生成する複数の波形発生手段と、複数の波形発生手段から出力される複数の駆動波形信号の中から、1つの駆動波形信号を印字データの値に応じて選択して圧電素子に印加する駆動手段と、を備えたインクジェット記録ヘッドの駆動回路が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
また、ヘッド駆動チャンネルを選択するためのスイッチ回路とこのスイッチ回路へヘッドを駆動する電力を供給する電力増幅器とが配線材により接続された記録装置用ヘッド駆動装置が提案されている(例えば特許文献3及び4参照。)
特許文献3の記録装置用ヘッド駆動装置は、前記電力増幅器は負帰還回路を有し、前記負帰還回路は、前記スイッチ回路の入力端から前記電力増幅器まで負帰還用信号線を導出して、負帰還ループ内に前記配線材の電送系が挿入されている。また、特許文献4の記録装置用ヘッド駆動装置は、前記電力増幅器は帰還回路を有し、前記帰還回路は、前記スイッチ回路の一つのスイッチとヘッドの一つのチャンネルを接続した点及びグランド点から電力増幅器まで帰還用信号線を導出して、帰還ループ内に前記スイッチが挿入されている。
また、駆動波形信号を発生する波形発生回路と、駆動波形信号を一方の入力として、駆動波形信号を増幅して圧電素子に出力する電力増幅回路と、を有し、圧電素子の端子電圧を帰還させた帰還信号と電力増幅回路からの出力信号とを併せて電力増幅回路の他方の入力とすることを特徴とするインクジェットヘッドの駆動回路が提案されている(例えば特許文献5参照。)。
特許第2940542号公報 特許第3223891号公報 特開平11−020151号公報 特開平11−020155号公報 特許第3601450号公報
特許文献1乃至5のいずれの技術であっても、上述した第1及び第2問題を概ね解決することができる。しかし、発熱に起因して実装面積が増大してしまうという第3の問題を解決することはできなかい。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、実装面積を抑制しつつ、安定して容量性負荷を駆動できる容量性負荷の駆動回路、及び液滴吐出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る容量性負荷の駆動回路は、容量性負荷に駆動信号を印加して前記容量性負荷を駆動させる容量性負荷の駆動回路であって、反転入力端子に入力された信号と非反転入力端子に入力されたアナログ駆動信号との差信号を出力し、かつ、ループゲインを決定する演算増幅器と、前記演算増幅器により出力された差信号をパルス幅変調してデジタル信号を出力するパルス幅変調器と、前記デジタル信号の電圧を増幅するデジタル電圧増幅器と、前記デジタル電圧増幅器により出力されたデジタル信号を平滑化し、平滑化した信号を前記駆動信号として前記容量性負荷に供給する第1フィルタと、第1フィルタの出力信号のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路と、前記第1フィルタから出力された駆動信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する第1帰還回路と、を備え、前記デジタル電圧増幅器は、
第1MOSFET及び第1抵抗により構成され、前記第1MOSFETのゲートに前記デジタル信号が入力され、前記第1MOSFETのソースが接地され、前記第1MOSFETドレインが前記第1抵抗を介して低電圧電源に接続され、前記第1MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第1MOSFETのドレインから出力する第1増幅回路と、前記第1抵抗に並列に接続され、前記第1MOSFETがオフの間、オンとなって前記第1抵抗を短絡させる第2MOSFETと、前記第1増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第3MOSFETとを有し、当該第3MOSFETがオンになったときに出力端子からローレベルの電圧を出力する第1スイッチング回路と、
第4MOSFET及び第2抵抗により構成され、前記第4MOSFETのゲートに前記第1増幅回路により増幅された信号が入力され、前記第4MOSFETのソースが接地され、前記第4MOSFETドレインが前記第2抵抗を介して前記低電圧電源に接続され、前記第4MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第4MOSFETのドレインから出力する第2増幅回路と、前記第2抵抗に並列に接続され、前記第4MOSFETがオフの間、オンとなって前記第2抵抗を短絡させる第5MOSFETと、及び前記第増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第6MOSFETとを有し、当該第6MOSFETがオンになったときに出力端子からハイレベルの電圧を出力する第2スイッチング回路と、を含んで構成されている。
デジタル電圧増幅器は、パルス幅変調器によってパルス幅変調されたデジタル信号の電圧を増幅する。このため、熱の発生を抑制できるので、実装面積を抑制できる。そして、デジタル電圧増幅器から出力されたデジタル信号は、第1フィルタを介して容量性負荷に供給されると共に、第1帰還回路、インピーダンス変換回路を介して演算増幅器に帰還される。ここで、インピーダンス変換回路はゲインが1のバッファ回路である。よって、演算増幅器が決定するループゲインには、第1帰還回路の影響は何ら及ばない。
したがって、上記発明は、実装面積を抑制しつつ、安定して容量性負荷を駆動することができる。また、本発明は、容量性負荷の駆動方法にも適用可能である。
本発明に係る液滴吐出装置は、ノズルから吐出する液滴を充填する複数の圧力発生室と、各圧力発生室に対応して設けられた複数の圧電素子と、を含んだ液滴吐出ヘッドを備え、前記圧電素子に駆動信号を印加して圧力発生室の容量を変化させることにより、前記圧力発生室から液滴を吐出させる液滴吐出装置において、反転入力端子に入力された信号と非反転入力端子に入力されたアナログ駆動信号との差信号を出力し、かつ、ループゲインを決定する演算増幅器と、前記演算増幅器により出力された差信号をパルス幅変調してデジタル信号を出力するパルス幅変調器と、前記デジタル信号の電圧を増幅するデジタル電圧増幅器と、前記デジタル電圧増幅器により出力されたデジタル信号を平滑化し、平滑化した信号を前記駆動信号として前記圧電素子に供給する第1フィルタと、入力される信号のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路と、前記第1フィルタから出力された駆動信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する第1帰還回路と、を備え、前記デジタル電圧増幅器は、
第1MOSFET及び第1抵抗により構成され、前記第1MOSFETのゲートに前記デジタル信号が入力され、前記第1MOSFETのソースが接地され、前記第1MOSFETドレインが前記第1抵抗を介して低電圧電源に接続され、前記第1MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第1MOSFETのドレインから出力する第1増幅回路と、前記第1抵抗に並列に接続され、前記第1MOSFETがオフの間、オンとなって前記第1抵抗を短絡させる第2MOSFETと、前記第1増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第3MOSFETとを有し、当該第3MOSFETがオンになったときに出力端子からローレベルの電圧を出力する第1スイッチング回路と、
第4MOSFET及び第2抵抗により構成され、前記第4MOSFETのゲートに前記第1増幅回路により増幅された信号が入力され、前記第4MOSFETのソースが接地され、前記第4MOSFETドレインが前記第2抵抗を介して前記低電圧電源に接続され、前記第4MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第4MOSFETのドレインから出力する第2増幅回路と、前記第2抵抗に並列に接続され、前記第4MOSFETがオフの間、オンとなって前記第2抵抗を短絡させる第5MOSFETと、及び前記第増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第6MOSFETとを有し、当該第6MOSFETがオンになったときに出力端子からハイレベルの電圧を出力する第2スイッチング回路と、を含んで構成されている。
上記発明は、実装面積を抑制しつつ、安定して圧電素子を駆動することにより、圧力発生室に充填された液滴を安定して吐出することができる。
本発明は、実装面積を抑制しつつ、安定して容量性負荷を駆動することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。第1乃至第4の実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置を例に挙げて説明する。液滴吐出装置は、図示しないが、ノズルから吐出する液滴を充填する複数の圧力発生室と、各圧力発生室に対応して設けられた複数の圧電アクチュエータと、を含んだヘッドと、を備え、該圧電アクチュエータに駆動信号を印加して圧力発生室の容量を変化させることによりヘッドから液滴を吐出させるものである。なお、液滴吐出装置は、インクジェット装置や半導体パターン形成装置に適用可能である。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成を示す図である。液滴吐出装置は、駆動回路基板1及びヘッド2を有している。駆動回路基板1には、演算増幅器11、比較器12、デジタル電圧増幅器13、第1フィルタ14、第2フィルタ38、平滑回路42、及び平滑回路40が設けられている。
(全体構成1)
ヘッド2は、n(nは自然数)個の伝達ゲート211〜21nと、各伝達ゲート211〜21nにそれぞれ直列接続されたn個の圧電アクチュエータ221〜22nと、を備えている。
演算増幅器11の非反転入力端子には、アナログ駆動信号が入力される。演算増幅器11の出力端子は、パルス幅変調器を構成する比較器12の非反転入力端子に接続されている。また、演算増幅器11の出力端子は、抵抗R2及びコンデンサC1で構成された直列回路を介して、演算増幅器11の反転入力端子に接続されている。抵抗R2及びコンデンサC1で構成された直列回路には、抵抗R1が並列に接続されている。
コンデンサC1及び抵抗R1は、高周波帯域で演算増幅器11のゲインを下げる働きをする。これにより、必要以上に帯域を延ばして不安定にさせないようにする。抵抗R2は、演算増幅器11の出力が比較器12の同相入力範囲を超えないようにゲインを制御する。ただし、抵抗R2の値が小さすぎると開ループゲインが下がりすぎて圧電アクチュエータ22の出力に定常偏差(オフセット)が生じるので、その値の決定は両者のトレ−ドオフによる。
比較器12の反転入力端子には三角波が入力され、非反転入力端子には演算増幅器11の出力信号が入力される。比較器12は、パルス幅変調器であり、非反転入力端子に入力された誤差信号の電圧が、反転入力端子に入力された三角波の電圧より高い時にハイレベルの信号を出力し、低いときにローレベルの信号を出力する。比較器12の出力端子は、デジタル電圧増幅器13の入力端子に接続されている。
(デジタル電圧増幅器13の構成)
図2は、デジタル電圧増幅器13の回路構成を示す図である。デジタル電圧増幅器13は、上側スイッチング回路32及び下側スイッチング回路34を有している。
上側スイッチング回路32は、ダイオードD0、D11、D12、コンデンサC11、C12、抵抗R11、R12、R13、R14、PチャンネルのMOSFETQ11、Q14と、NチャンネルのMOSFETQ12、Q13,Q15を有している。
下側スイッチング回路34は、コンデンサC21、C22、ダイオードD21、D22、抵抗R21、R22、R23、R24、PチャンネルのMOSFETQ21、Q24、NチャンネルのMOSFETQ22、Q23、Q25を有している。
(下側スイッチング回路34の構成)
MOSFETQ22のゲートは、入力信号端子63を介して比較器12の出力端子に接続され、ソースは接地されている。MOSFETQ22のドレインは、抵抗R22を介して、下側スイッチング回路34を駆動するための下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。
MOSFETQ21のドレインは、下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。MOSFETQ21のソースは、MOSFETQ22のドレインに接続されている。
MOSFETQ21のゲートは、ダイオードD21のアノードに接続されている。ダイオードD21のカソードは、下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。また、MOSFETQ21のゲートは、抵抗R21を介して下側ゲート駆動電源端子90に接続され、コンデンサC21を介して入力信号端子63に接続されている。
MOSFETQ23、Q24は、ゲートが互いに接続され、プッシュプル型バッファ回路78を構成している。MOSFETQ23のドレインは下側ゲート駆動電源端子90に接続され、ソースはMOSFETQ24のドレインに接続されている。MOSFETQ24のソースは接地されている。
このため、MOSFETQ23、Q24のゲートは、プッシュプル型バッファ回路78の入力端子となる。また、MOSFETQ23のソース及びMOSFETQ24のドレインは、プッシュプル型バッファ回路78の出力端子となる。プッシュプル型バッファ回路78の入力端子は、抵抗R2を介して、下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。
バッファ回路78の出力端子は、抵抗R23及びダイオードD22で構成された並列回路、コンデンサC22を介して、MOSFETQ25のゲートに接続されている。なお、ダイオードD22のカソードはプッシュプル型バッファ回路78の出力端子に接続され、そのアノードはコンデンサ22に接続されている。MOSFETQ25のソースは接地されており、ドレインは出力端子51に接続されている。MOSFETQ25のゲートは、抵抗R24を介して接地されている。
(上側スイッチング回路32の構成)
上側スイッチング回路32は、下側スイッチング回路34とほぼ同様に構成されている。このため、上側スイッチング回路32の詳細な構成は省略し、下側スイッチング回路34と異なる接続関係を主に説明する。
なお、上側スイッチング回路32のコンデンサC11、C12、ダイオードD11、D12、抵抗R11、R12、R13、R14、MOSFETQ11、Q12、Q13、Q14の各々は、それぞれ下側スイッチング回路34のコンデンサC21、C22、ダイオードD21、D22、抵抗R21、R22、R23、R24、MOSFETQ21、Q22、Q23、Q24の各々に対応する。MOSFETQ13及びMOSFETQ14で構成されるプッシュプル型バッファ回路84は、プッシュプル型バッファ回路78に対応する。
MOSFETQ12のゲートは、入力信号端子63ではなく、プッシュプル型バッファ回路78の出力端子に接続されている。MOSFETQ12のソースは接地されている。MOSFETQ14、Q15のソースは出力端子51に接続されており、MOSFETQ15のドレインは電流を増幅するための高圧側電源端子91に接続されている。
ダイオードD11のカソード、抵抗R11、R13、MOSFETQ13のドレインの各々は、ダイオードD0を介して、下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。なお、ダイオードD0のアノードは下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。また、下側ゲート駆動電源端子90は、ダイオードD0、コンデンサC0を介して、MOSFETQ15のソースに接続されている。
(全体構成2)
図1に示すように、デジタル電圧増幅器13の出力端子は、第1フィルタ14に接続されている。第1フィルタ14は、デジタル電圧増幅器13の出力端子に接続されたインダクタL1と、インダクタL1の出力側に接続された抵抗R3と、抵抗R3の出力側に一端が接続され他端が接地されたコンデンサC2とを備えている。第1フィルタ14は、インダクタL1に入力された信号を平滑化処理して抵抗R3から出力するローパスフィルタとして機能する。また、第1フィルタ14は、抵抗R3及びコンデンサC2からなる回路と、インダクタL1との、高周波数帯域を減衰させる2つの要素を備え、2次遅れ要素となっている。
第1フィルタ14の出力端子は、ヘッド2の各伝達ゲート211〜21nに接続されている。n個の伝達ゲート211〜21nは、各伝達ゲート21に対応してn個の圧電アクチュエータ221〜22nに接続されている。圧電アクチュエータ221〜22nの他端側は接地されている。
また、第1フィルタ14の出力端子は、第1帰還回路15、演算増幅器17、抵抗R7を介して、演算増幅器11の反転入力端子に接続されている。第1帰還回路15は、並列に接続されたコンデンサC3及び抵抗R4と、抵抗R4の出力側に一端が接続され他端が接地された抵抗R6と、を備えている。抵抗R4及びR6は、第1フィルタ14の出力電圧(圧電アクチュエータ22の端子電圧)を分圧する。また、コンデンサC3及び抵抗R4の並列回路は、第1フィルタ14の出力端子の位相調整を行う。
演算増幅器17の反転入力端子は出力端子に接続されている。演算増幅器17の非反転入力端子は、第1帰還回路15の出力側(抵抗R4の出力側)に接続されている。このため、演算増幅器17は、電圧ゲインが“1”のインピーダンス変換回路として機能する。
ここで、第1帰還回路15のコンデンサC3、抵抗R4、R6の値は、演算増幅器11に接続された抵抗R1、R2コンデンサC1の値の決定方法に影響を及ぼす。したがって、第1帰還回路15の定数如何によっては、十分な開ループゲインの確保が困難な場合がある。
しかし、演算増幅器17は、インピーダンス変換回路であり、第1帰還回路15と演算増幅回路11を緩衝する、いわゆるバッファ回路である。これにより、第1帰還回路15の諸定数と演算増幅回路11の定数C1,R1,R2を独立して設定することができるようになり、十分な開ループゲインを確保できる。結果として、定常偏差のない、追従性のよい回路を構成することが可能となる。
また、第1フィルタ14には圧電アクチュエータ221〜22nが並列に接続されているので、第1フィルタ14の遮断周波数が変化する。しかし、閉ループの中に第1フィルタ14、および圧電アクチュエータ221〜22nが入るので、遮断周波数の変動を抑えることができる。
(液滴吐出装置の動作)
図1に示すように、演算増幅器11は、非反転入力端子に入力されたアナログ駆動信号と、圧電アクチュエータ22の端子電圧が第1帰還回路15、演算増幅器17、抵抗R7を介して帰還された信号との誤差信号を、比較器12の非反転入力端子へ出力する。
比較器12は、非反転入力端子に入力された演算増幅器11の誤差信号と、反転入力端子に入力された三角波とに基づいて、パルス幅変調を行う。そして、比較器12は、非反転入力端子に入力された誤差信号の電圧の変動に応じたデューティ比のデジタル信号をデジタル電圧増幅器13へ出力する。
このため、圧電アクチュエータ22の端子電圧が上がれば、演算増幅器11の誤差信号のレベルが下がる。そして、比較器12から出力されるデジタル信号のデューティ比は下がり、圧電アクチュエータ22の端子電圧も下がる。すなわち、比較器12は、演算増幅器11の誤差信号の電圧が0となるように制御する。
デジタル電圧増幅器13は、比較器12が出力したデジタル信号を、スイッチング動作により圧電アクチュエータ22を駆動可能な電力(例えば、電圧略20Vから40V)となるように、電圧及び電流を増幅する。第1フィルタ14は、デジタル電圧増幅器13からの出力を平滑化して、ヘッド2の伝達ゲート211〜21n各々へ出力する。
各伝達ゲート211〜21nには、電力増幅された駆動信号が入力されると共に画像データに応じた電圧が印加される。これにより、伝達ゲート211〜21nにそれぞれ対応して接続された圧電アクチュエータ221〜22nに、駆動電圧が印加される。
圧電アクチュエータ221〜22n各々は、容量性負荷であるので、画像データに応じた同時に駆動する圧電アクチュエータ221〜22nの数の変動に応じて、第1フィルタ14の遮断周波数が変動するおそれがある。詳細には、第1フィルタ14を構成するコンデンサC2と、容量性負荷である圧電アクチュエータ221〜22nとは、並列となっている。このため、同時に駆動する圧電アクチュエータ221〜22nの数が変動すると、第1フィルタ14の負荷が変動することとなり、遮断周波数が変動する可能性がある。
しかし、第1フィルタ14から出力された信号(圧電アクチュエータ22の端子電圧)は、第1帰還回路15、演算増幅器17を介して、演算増幅器11の反転入力端子に帰還される。従って、第1フィルタ14の遮断周波数の変動を抑制することができる。また、第1フィルタ14の遮断周波数の変動を抑制することによって、圧電アクチュエータ221〜22nの端子電圧を、略一定となるように補償することができる。
(デジタル電圧増幅器13の動作)
圧電アクチュエータ221〜22n各々を駆動するための駆動信号は、100KHzから1MHzの周波数帯域である。このような周波数におけるスイッチング動作をデジタル電圧増幅器13において行うには、略10MHzのサンプリング周波数が必要である。従って、デジタル電圧増幅器13は、10nsecで高速スイッチング動作を行う。
(入力信号がハイレベルの場合)
入力端子63を介して入力されるデジタル信号がハイレベルのときは、下側スイッチング回路34のMOSFETQ22は、ソース電圧に対してゲート電圧が高くなるので、MOSFETQ22はオンする。このとき、MOSFETQ22のドレイン電圧とMOSFETQ25のソース電圧は同一であるため、MOSFETQ25はオフする。
また、入力端子63から入力されたデジタル信号がハイレベルのときには、下側スイッチング回路34のMOSFETQ22がオンするので、上側スイッチング回路32のMOSFETQ12のゲートには、グランドレベル、すなわちローレベルの電圧が入力される。
MOSFETQ12のソースはグランドに接続されているので、MOSFETQ12はオフとなる。MOSFETQ12がオフのときには、MOSFETQ15のソースには、下側ゲート駆動電源端子90から電源電圧が入力される。コンデンサC0に全く電荷が溜まっていない状態では、MOSFETQ15のソース電圧に対してゲート電圧が大きくなるので、MOSFETQ15はオンする。
このため、入力端子63から入力されたデジタル信号がハイレベルのときに、上側スイッチング回路32のMOSFETQ15はオンし、下側スイッチング回路34のMOSFETQ25はオフするので、上側スイッチング回路32は導通状態となる。このとき、下側スイッチング回路34は、MOSFETQ25がオフするので、開放状態となる。
したがって、入力端子63に入力されたデジタル信号がハイレベルのときに、デジタル電圧増幅器13は、全体としては正論理の電力増幅回路となり、上側スイッチング回路32が、圧電アクチュエータ221〜22n各々を充電する。
(入力信号がローレベルの場合)
入力端子63から入力されたデジタル信号がローレベルのときは、反対に、上側スイッチング回路32のMOSFETQ15はオフし、下側スイッチング回路34のMOSFETQ25はオンするので、下側スイッチング回路34は導通状態となる。このとき、上側スイッチング回路32は、開放状態となる。
このため、入力端子63に入力されたデジタル信号がローレベルのときは、下側スイッチング回路34は、圧電アクチュエータ221〜22n各々を放電する。このとき、上側スイッチング回路32は、開放状態となる。
したがって、入力端子63に入力されたデジタル信号がローレベルのときに、デジタル電圧増幅器13は、全体としては負論理の電力増幅回路となり、下側スイッチング回路34が、圧電アクチュエータ221〜22n各々を放電する。
このように、デジタル電圧増幅器13は、スイッチング動作というデジタル的な手法を用いて、電圧増幅及び電流増幅を行う。このため、アナログ信号を電圧増幅及び電流増幅する従来の電力増幅器に比べて、電力増幅時の発熱を抑制することができる。
(発熱抑制と高速動作)
上側スイッチング回路32のMOSFETQ12及び抵抗R12から構成される直列回路は、デジタル信号の電圧を増幅するための回路であり、入力端子63から入力されたデジタル信号に応じて電圧増幅を行う。
入力端子63から入力されたデジタル信号がハイレベルのとき、MOSFETQ12はオフする。MOSFETQ12がオフのときには、下側ゲート駆動電源端子90からの電源電圧が抵抗R12を介して入力され、抵抗R12及びMOSFETQ12から構成される直列回路によって電圧増幅がなされた後に、バッファ回路84に出力される。
ここで、入力端子63から入力されたデジタル信号が、ローレベルからハイレベルに変化すると、MOSFETQ12は、オンからオフに遷移する。MOSFETQ12がオンからオフへ遷移する遷移状態では、下側ゲート駆動電源端子90から、抵抗R12を介してMOSFETQ12のゲート/ドレイン間の帰還容量に電力が印加される。このときMOSFETQ12のゲート/ドレイン間の帰還容量は、略数pFのオーダであるが、MOSFETQ12を高速に動作させるには、抵抗R12の値を小さい値、例えば1KΩに定めなければならない。しかし、MOSFETQ12がオンからオフに遷移する遷移状態に、下側ゲート駆動電源端子90から抵抗R12を介してMOSFETQ12のゲート/ドレイン間の帰還容量に電流が流れると、1Wオーダーの大きな熱が発生するおそれがある。
このような発熱を抑制するためには、抵抗R12の値を大きくする必要があるが、抵抗R12の値を大きくすると、MOSFETQ12を高速動作することが困難となる。
そこで、本実施の形態では、入力端子63から入力されたデジタル信号がローレベルからハイレベルに変化するとオンするとともに、オンのときに下側ゲート駆動電源端子90からMOSFETQ12のドレインに至る経路においてR12を短絡するようにMOSFETQ11が接続されている。また、抵抗R12の値を大きく定める。本実施の形態では、例えば、10KΩ以上の値を定めている。入力端子63から入力されたデジタル信号がローレベルからハイレベルに変化するとMOSFETQ11がオンすることで抵抗R12が短絡され、下側ゲート駆動電源端子90から抵抗R11を介して、MOSFETQ12のドレインに電流が流れる。
このように、抵抗R12の値を大きく定め、入力端子63を介して入力されたデジタル信号がローレベルからハイレベルに変化するとオンするMOSFETQ11が抵抗R12を短絡させるように設けられているので、デジタル信号がローレベルからハイレベルに変化したときに抵抗R12を経由しない別の迂回路を設けることができるので、発熱を抑制することができるとともに、高速にMOSFETQ12を動作させることができる。
なお、抵抗R12の抵抗を大きくし、MOSFETQ13及びMOSFETQ14をバイポーラで構成すると、MOSFETQ13及びMOSFETQ14への電流供給が困難となるので、本実施の形態では、MOSFETQ13及びMOSFETQ14は、PチャネルMOSFETで構成されている。
(下側ゲート駆動電源端子90への逆バイアス防止)
入力端子63から入力されるデジタル信号がハイレベルのときは、コンデンサC11には、下側ゲート駆動電源端子90から供給された電力と略等しいピンチオフ電圧がかかっている。入力端子63から入力されるデジタル信号がローレベルになると、MOSFETQ12がオンするので、MOSFETQ11のゲート電圧は短時間で減少する。MOSFETQ11のゲート電圧が短時間で減少すると、コンデンサC11の下側端子電圧も下がるので、MOSFETQ12のゲート/ソース間の入力容量も高速で放電される。このため、MOSFETQ11を、PチャネルMOSFETで構成しても、MOSFETQ11を速い速度で動作させることができる。
また、コンデンサC11には、ダイオードD11のアノードが接続されており、ダイオードD11のカソードは、下側ゲート駆動電源端子90に接続されている。このようにダイオードD11が接続されているので、MOSFETQ12のゲート電圧が上がって下側ゲート駆動電源端子90へ逆バイアスがかかることを防ぐことができる。
このように、上側電圧増幅回路として機能する上記コンデンサC11、ダイオードD11、抵抗R11、MOSFETQ11、抵抗R12、及びMOSFETQ12について、入力端子63を介して入力されたデジタル信号がローレベルのときにオンするMOSFETQ12と抵抗R12とを直列接続した電圧増幅回路として機能する直列回路を構成し、抵抗R12の抵抗を大きい値となるように定めるとともに、デジタル信号がローレベルからハイレベルに変化するとオンすることによって抵抗R12を短絡させるようにMOSFETQ11を接続したので、直列回路の発熱を回避することができるとともに、高速にMOSFETQ12を動作させることができる。
また、コンデンサC11によって、MOSFETQ11のゲート/ソース容量を高速で放電することができるので、MOSFETQ11を速いスピードで動作させることができる。また、ダイオードD11によって、下側ゲート駆動電源端子90へ逆バイアスがかかることを防ぐことができる。
(上側スイッチング回路32の各素子の作用)
次に、上側スイッチング回路32のMOSFETQ13、MOSFETQ14、抵抗R13、ダイオードD12、コンデンサC12、及び抵抗R14各々の作用、及び上側スイッチング素子として機能するMOSFETQ15の作用について説明する。
上述のように、入力端子63から入力されたデジタル信号がハイレベルのとき、MOSFETQ12はオフし、抵抗R12及びMOSFETQ12から構成される直列回路によって電圧増幅がなされる。電圧増幅された信号は、バッファ回路84に出力される。
バッファ回路84は、MOSFETQ13及びMOSFETQ14からなるプッシュプル型のバッファ回路であって、電圧増幅された信号を電流増幅する。電圧増幅及び電流増幅された信号は、抵抗R13及びコンデンサC12を介してMOSFETQ15のゲートに出力される。入力端子63から入力されるデジタル信号がハイレベルのときには、MOSFETQ15はオンするので、電圧増幅及び電流増幅された信号が、出力端子51から出力される。このため、上側スイッチング回路32は圧電アクチュエータ221〜22n各々を充電する。
ここで、圧電アクチュエータ221〜22n各々を駆動するための駆動信号は、数100KHzから1MHzの周波数帯域であることが知られている。このため、デジタル電圧増幅器13は、10nsecオーダーの高速スイッチングを実現する必要がある。
本実施の形態では、MOSFETQ15には、PチャネルMOSFETに比べて数倍動作が速いNチャネルMOSFETを用いるので、高速なスイッチング動作を行うことができる。
また、MOSFETは、ゲート/ソース間に入力容量がある。このため、MOSFETQ15を高速で動作させるには、このMOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量についても、高速に充電及び放電を行う必要がある。
本実施の形態では、電流増幅回路として機能するMOSFETQ13及びMOSFETQ14は、プッシュプル型のバッファ回路で構成されている。この回路はソースフォロアを構成しており出力インピーダンスが低いため、MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量について、高速に充電及び放電を行うことができ、MOSFETQ15の高速動作を実現することができる。
また、本実施の形態では、MOSFETQ13及びMOSFETQ14から構成されるプッシュプル型のバッファ回路とMOSFETQ15との間に、更に抵抗R13が接続されている。MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量の充電及び放電を高速化しすぎると、瞬間的に大きな電流が流れるため、ノイズが発生する恐れがあるが、抵抗R13によって、バッファ回路84とMOSFETQ15との間を流れる電流の速度を抑制することができるので、MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量の充電速度を抑えることができ、ノイズの発生を抑制することができる。
ここで、基本的には、上側スイッチング回路32のMOSFETQ15と、下側スイッチング回路34のMOSFETQ25とが同時にオンとなることはない。しかし、MOSFETQ15の高速動作が実現されるとともに、同様に構成された下側スイッチング回路34の下側電流増幅回路のMOSFETQ25の高速動作が実現されると、MOSFETQ15とMOSFETQ25のターンオン時間とターンオフ時間が重なる恐れがある。MOSFETQ15及びMOSFETQ25のターンオン時間とターンオフ時間とが重なる期間では、上側スイッチング回路32と下側スイッチング回路34が同時に導通状態となるため、誤動作を引き起こすだけでなく素子を破壊する可能性がある。
本実施の形態では、更に、MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量の放電時に抵抗R13を短絡するように、ダイオードD12が接続されている。このため、MOSFETQ15の入力容量を高速に放電することができるので、MOSFETQ15のターンオン時間を遅く、且つターンオフ時間を速くすることができる。また、更に、抵抗R13とMOSFETQ15との間に、コンデンサC12が接続されている。抵抗R13とMOSFETQ15との間にコンデンサC12が接続されているので、MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量とコンデンサC12とは、直列回路を構成することとなり、MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量はより速く放電され、MOSFETQ15のターンオフ時間を速くすることができる。
このように、上側電流増幅回路のMOSFETQ15はNチャネルMOSFETで構成されているので、高速にMOSFETQ15を動作することができる。また、上側電流増幅回路に、MOSFETQ13及びMOSFETQ14からなるプッシュプル型のバッファ回路84を設けたので、MOSFETQ15のゲート/ソース間の入力容量を高速に充電及び放電することができる。また、MOSFETQ13及びMOSFETQ14から構成される電流増幅回路として機能するプッシュプル型のバッファ回路84を、抵抗R13及びコンデンサC12を介してMOSFETQ15に直列接続するとともに、MOSFETQ15の入力容量の放電時に抵抗R13を短絡するようにダイオードD12を設けたので、MOSFETQ15の入力容量の充電速度を抑制するとともに、MOSFETQ15のターンオン時間を遅く且つターンオフ時間を速くすることができる。
また、MOSFETQ15及びMOSFETQ25のターンオン時間を遅く且つターンオフ時間を速くすることができるので、上側スイッチング回路32と下側スイッチング回路34が同時に導通状態となることを防ぐことができる。
なお、下側スイッチング回路34においても、上側スイッチング回路32と同様の構成であるので、上側スイッチング回路32と同様の効果を得ることができる。
また、プッシュプル型のバッファ回路84を構成するMOSFETQ13及びMOSFETQ14各々を、MOSFETで構成したので、電圧増幅回路として機能する抵抗R12とMOSFETQ12から構成される直列回路の、抵抗R12に対して入力インピーダンスを上げることができるので、増幅率の低下を抑制することができる。
(ブートストラップ回路)
次に、下側ゲート駆動電源端子90からダイオードD0及びコンデンサC0によって構成されるブートストラップ回路について説明する。
上側スイッチング回路32の上側電流増幅回路に設けたMOSFETQ15は、NチャネルMOSFETで構成されている。このため、MOSFETQ15のゲート駆動電源には、ソース電圧より高い電圧の電源が必要となる。MOSFETQ15のドレインには、高圧側電源端子91が接続されている。
本実施の形態では、入力端子63から入力されるデジタル信号電圧は5Vであり、下側ゲート駆動電源端子90の電圧は5Vであり、電圧増幅及び電流増幅した40Vのデジタル信号が出力端子51から出力されるものとし、高圧側電源端子91の電圧は40Vであるものとする。
上側電流増幅回路74のMOSFETQ15を駆動するためには、MOSFETQ15のソース電圧より高い電圧の駆動電源を、上側電流増幅回路74のMOSFETQ15を駆動するための電源として用意する必要がある。本実施の形態では、約45V程度の駆動電源が別途必要となる。このような高い電圧の駆動電源を、上側スイッチング回路32のゲート駆動電源として、下側ゲート駆動電源とは別に用意することについて、技術的な困難は全くないが、コスト的にはデメリットとなる。
そこで、本実施の形態では、下側ゲート駆動電源端子90が、ダイオードD0及びコンデンサC0を介して、MOSFETQ15のソースに接続され、ブートストラップ回路を構成している。入力端子63から入力されたデジタル信号がローレベルのときには、下側スイッチング回路34のMOSFETQ25はオンし、上側スイッチング回路32のMOSFETQ15はオフする。このように、下側スイッチング回路34が導通状態であるときには、下側ゲート駆動電源端子90からダイオードD0を介してコンデンサC0に至るループが形成されるので、コンデンサC0は、下側ゲート駆動電源端子90からの電圧によって充電される。
入力端子63から入力されたデジタル信号がローレベルからハイレベルに遷移すると、下側スイッチング回路34のMOSFETQ25はオンからオフとなり、上側スイッチング回路32のMOSFETQ15はオフからオンに遷移する。MOSFETQ15がオンに遷移し始めると、MOSFETQ15のソース電圧が上昇し、MOSFETQ15には、コンデンサC0に充電された電荷が印加され、MOSFETQ15は駆動可能な状態となる。MOSFETQ15が完全にオンに遷移したときに、コンデンサC0は充電された状態にあるので、コンデンサC0の下側端子電圧は、約45Vに跳ね上がる。これに連動して、上側スイッチング回路32の駆動中の回路の電圧は全て、約45Vに跳ね上がる。上側電流増幅回路74のMOSFETQ15が完全にオンに遷移すると、下側ゲート駆動電源端子90からダイオードD0を介してコンデンサC0に至るコンデンサC0の充電ループが無くなり、出力端子51から電圧増幅及び電流増幅された、ハイレベル(40V)の信号が出力される。
ここで、MOSFETQ11に、PNPバイポーラトランジスタを用いると、コンデンサC11の電荷がベース/エミッタ間の順方向にダイオードD11を介して逃げるため、電圧降下を起こし、上側スイッチング回路32を動作させる事ができなくなる恐れがあるが、本実施の形態では、MOSFETQ11をMOSFETで構成しているので、この問題を解決することができる。
上記説明したように、ダイオードD0及びコンデンサC0がブートストラップ回路として機能するので、上側スイッチング回路32の専用ゲート駆動電源を別途設けることなく、下側スイッチング回路34の下側ゲート駆動電源により、上側スイッチング回路32を駆動することができる。
なお、本実施例では下側スイッチング回路34の下側ゲート駆動電源を使用する場合を説明したが、使用するトランジスタ(MOSFET)を更に低い電圧で動作するものを使用すれば、より低い電圧、例えば論理回路の電源電圧を使用しても良い。
(効果)
図3は、1個の圧電アクチュエータを駆動したときに相当する無負荷駆動時の第1フィルタ14の出力端子における駆動波形を示す図である。図4は、約1000個の圧電アクチュエータを同時駆動した場合に相当する0.7[uF]負荷駆動時の第1フィルタ14の出力端子における駆動波形を示す図である。図3及び図4に示すように、液滴吐出装置は、駆動する圧電アクチュエータの数に影響を受けることなく、略一定の駆動波形を得た。したがって、液滴吐出装置は、圧電アクチュエータの数によらず、安定した動作を実現することができる。
以上説明したように、第1実施形態の液滴吐出装置は、抵抗R1、コンデンサC1、抵抗R2によってゲインが調整された演算増幅器11の誤差信号を、パルス幅変調し、デジタル増幅し、フィルタ処理を行った後に圧電アクチュエータ221〜22nに供給することにより、ヘッド2に液滴を吐出させることができる。そして、液滴吐出装置は、フィルタ処理後の信号を、第1帰還回路15、インピーダンス変換回路である演算増幅器17を介して演算増幅器11に帰還する。これにより、液滴吐出装置は、第1帰還回路15を構成する素子の影響を受けることなく、演算増幅器11のゲインを決定することができ、その結果、安定して動作することができる。
また、容量性負荷である圧電アクチュエータ221〜22nによって第1フィルタ14の遮断周波数が変動する恐れがあるが、第1フィルタ14の出力を演算増幅器11の反転入力端子に帰還するので、第1フィルタ14の遮断周波数の変動を抑制することができる。
また、デジタル電圧増幅器13は、デジタル的な手法でスイッチング動作して電圧増幅及び電流増幅を行う。このため液滴吐出装置の発熱を抑制することができると共に、高周波数帯域であっても圧電アクチュエータ221〜22nに対して一定の波形の駆動信号を出力することができる。
[第2実施形態]
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の回路には同一の符号を付し、重複する回路の詳細な説明は省略する。
図5は、第2実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成を示す図である。第2実施形態に係る液滴吐出装置は、図1に示す構成に第2帰還回路16を追加したものである。
第2帰還回路16は、コンデンサC4及び抵抗R5の並列回路である。抵抗R5の一端は、第1フィルタ14のインダクタL1の出力側(インダクタL1と抵抗R3の接続箇所)に接続されている。抵抗R5の他端は、演算増幅器17の非反転入力端子に接続されている。
ここで、デジタル電圧増幅器13の出力電圧をVin、インダクタL1の出力電圧をVB、抵抗R3の出力電圧をVAとする。さらに、第1帰還回路15を経由する帰還ループを第1帰還ループL1、第2帰還回路16を経由する帰還ループを第2帰還ループL2とする。電圧VBは第2帰還ループL2によって演算増幅器11に帰還される電圧であり、電圧VAは圧電アクチュエータ22の端子電圧であると共に第1帰還ループL1によって演算増幅器11に帰還される電圧である。このとき、電圧Vinに対する電圧VAの利得は式(1)で表され、電圧Vinに対する電圧VBの利得は式(2)で表される。
Figure 0004770361
二次遅れ要素を表す式(1)から一次遅れ要素を表す式(2)をみると、式(2)は式(1)に対して一次進み要素となる。すなわち、電圧VBは、電圧VAより位相が進んでいる。したがって、第2帰還ループL2は、電圧VBを、第1帰還ループL1によって帰還される電圧VAに加算することによって、第1帰還ループL1によって生じる高周波帯域の位相遅れを補償して、高周波帯域での第1フィルタ14の動作を安定させることができる。
また、第1及び第2帰還ループL1、L2は、インピーダンス変換回路である演算増幅器17を介して、電圧VA及びVBを演算増幅器11に帰還する。これにより、液滴吐出装置は、第1及び第2第1帰還回路15、16を構成する素子の影響を受けることなく、演算増幅器11のゲインを調整することができ、その結果安定して動作することができる。
以上のように、第2実施形態に係る液滴吐出装置は、第1及び第2帰還ループL1、L2にインピーダンス変換回路である演算増幅器17を設けることにより、第1及び第2第1帰還回路15、16を構成する素子の影響を受けることなく演算増幅器11のゲインを調整することができ、その結果安定して動作することができる。
また、液滴吐出装置は、第1帰還ループL1の電圧VAよりも位相の進んでいる電圧VBを第1フィルタ14から取り出して、その電圧VBを電圧VAに加算することによって、高周波帯域での第1フィルタ14の位相遅れを補償して、動作を安定させることができる。
[第3の実施形態]
つぎに、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と同一の回路には同一の符号を付し、重複する回路の詳細な説明は省略する。
図6は、第3の実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成を示す図である。第3の実施形態に係る液滴吐出装置は、図1に示す構成に第2帰還回路16及び第2フィルタ18を追加したものである。
第2帰還回路16は、第2実施形態(図5)と同様に構成されている。但し、抵抗R5の一端は、第2フィルタ18を介してデジタル電圧増幅器13の出力端子に接続されている。抵抗R5の他端は、演算増幅器17の非反転入力端子に接続されている。
第2フィルタ18は、抵抗R9及びコンデンサC6で構成されている。抵抗R9の一端はデジタル電圧増幅器13の出力端子に接続され、その他端はコンデンサC6及び第2帰還回路16の抵抗R5に接続されている。コンデンサC6の他端(抵抗R9に接続されてない側)は接地されている。このため、第2フィルタ18は、抵抗R9の一端に入力された信号を平滑化して、抵抗Rの他端から平滑済みの信号を出力する。
ここで、第2フィルタ18は1次遅れ要素であるのに対して、第1フィルタ14は2次遅れ要素である。つまり、第2フィルタ18は、第1フィルタ14に対して1次進んでいるので、第1フィルタ14からみると高周波帯域の位相を進ませるように作用する。
したがって、第3の実施形態に係る液滴吐出装置は、2次遅れ要素の第1フィルタ14から出力された電圧を、第1帰還ループL1を介して演算増幅器11に帰還すると共に、1次遅れ要素の第2フィルタ18から出力された電圧を、第2帰還ループL2を介して演算増幅器11に帰還する。これにより、第1フィルタ14によって生じる高周波帯域の位相遅れを補償することができるので、動作の安定化を図ることができる。
また、液滴吐出装置は、第1及び第2帰還ループL1、L2にインピーダンス変換回路である演算増幅器17を設けることにより、第1及び第2第1帰還回路15、16を構成する素子の影響を受けることなく演算増幅器11のゲインを決定することができ、その結果安定して動作することができる。
[第4の実施形態]
つぎに、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と同一の回路には同一の符号を付し、重複する回路の詳細な説明は省略する。
図7は、第4の実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成図である。第4の実施形態に係る液滴吐出装置は、駆動回路基板1とヘッド2が物理的に遠く離れ、両者を接続するケーブル4の抵抗R0(以下「配線抵抗R0」という。)が圧電アクチュエータ221〜22nの静電容量に対して無視できない大きさの場合に適用される。なお、ヘッド2は、中継基板3、ケーブル4を介して、駆動回路基板1に接続されている。
容量性負荷である圧電アクチュエータ221〜22nと配線抵抗R0によってローパスフィルタが構成される。第1帰還ループL1は、第1フィルタ14による2次遅れ要素と、配線4及び圧電アクチュエータ221〜22nによる1次遅れ要素とにより、3次遅れ要素を含むことになる。このため、第1フィルタ14から出力された電圧が第1帰還ループL1を介して演算増幅器11の反転入力端子に帰還されると、圧電アクチュエータ221〜22nの駆動動作が不安定になる可能性がある。
そこで、本実施形態に係る液滴吐出装置は、図5に示す構成に加えて、第3帰還回路19を備えている。第3帰還回路19は、コンデンサC5及び抵抗R8の並列回路である。抵抗R8の一端は中継基板3(配線抵抗R0のヘッド2側)に接続され、その他端は演算増幅器17の非反転入力端子に接続されている。
第3帰還回路45を経由する第3帰還ループL3には、第1フィルタ14による2次遅れ要素と、配線抵抗R9及び圧電アクチュエータ22による1次遅れ要素とからなる3次遅れ要素が含まれる。また、第1帰還ループL1には第1フィルタ14による2次遅れ要素が含まれ、第2帰還ループL2には1次遅れ要素が含まれる。
したがって、液滴吐出装置は、第3帰還ループL3の内側に2次遅れ要素を含む第1帰還ループL1を設け、第1帰還ループL1の内側に1次遅れ要素を含む第2帰還ループL2を設けている。
以上のように、第4の実施形態に係る液滴吐出装置は、外側の帰還ループより時定数の小さい位相調整回路を含む帰還ループを2重に構成しているので、外側の帰還ループの位相遅れを補償して、圧電アクチュエータ221〜22nの動作を安定させることができる。
また、第1乃至第3帰還ループL1、L2、L3は、インピーダンス変換回路である演算増幅器17を介して、演算増幅器11に帰還している。これにより、液滴吐出装置は、第1乃至第3第1帰還回路15、16、19を構成する素子の影響を受けることなく、演算増幅器11のゲインを調整することができ、その結果安定して動作することができる。なお、液滴吐出装置は次のような構成であってもよい。
図8は、第4の実施形態に係る液滴吐出装置の他の回路構成を示す図である。この液滴吐出装置は、図6に示す液滴吐出装置の駆動回路基板1とヘッド2の間の配線抵抗R0が無視できない大きさの場合に適用できる。
第2フィルタ18は図6と同様の構成である。よって、第2フィルタ18は1次遅れ要素であるのに対して、第1フィルタ14は2次遅れ要素である。つまり、第2フィルタ18は、第1フィルタ14に対して1次進んでいるので、第1フィルタ14からみると高周波帯域の位相を進ませるように作用する。したがって、図8に示す液滴吐出装置は、図7に示す液滴吐出装置と同様に、圧電アクチュエータ221〜22nの動作を安定させることができる。
[第5の実施形態]
つぎに、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、上述した実施形態と同一の回路には同一の符号を付し、重複する回路の詳細な説明は省略する。
図9は、圧電スピーカ駆動装置の回路構成を示す図である。ここで圧電スピーカは、容量性負荷であり、図9の圧電素子30に対応する。
(全体構成)
圧電スピーカ駆動装置は、演算増幅器11、比較器12A、12B、デジタル電圧増幅器13A、13B、第1フィルタ14A、14B、第1帰還回路15A、15B、第2帰還回路16A、16B、圧電素子30、演算増幅器17を備えている。ここで用いた符号AとBは、同じ構成であるが、逆相の関係であることを示している。以下では“A”が付された回路を主に説明するものとする。
演算増幅器11、抵抗R1、R2、コンデンサC1の接続関係は、図1と同様である。したがって、演算増幅器11のゲインは、抵抗R1、R2、コンデンサC1によって調整される。また、演算増幅器11の非反転入力端子には駆動信号が入力され、その反転入力端子には帰還ループを経由した信号が入力される。
比較器12A、12Bは、図1の比較器12と同一である。比較器12Aの反転入力端子と比較器12Bの非反転入力端子には、三角波が入力される。比較器12Aの非反転入力端子と比較器12Bの反転入力端子は、演算増幅器11の出力端子に接続されている。したがって、比較器12Aと比較器12Bは、互いに180度位相がずれた信号を出力する。
デジタル電圧増幅器13Aは、上側スイッチング回路32A及び下側スイッチング回路34Aを備えている。上側スイッチング回路32Aは、比較器12Bの出力電圧がハイレベルのときにオンになり、ローレベルのときにオフになる。上側スイッチング回路34Aは、比較器12Aの出力電圧がハイレベルのときにオンになり、ローレベルのときにオフになる。デジタル電圧増幅器13Bは、上側スイッチング回路32B及び下側スイッチング回路34Bを備えている。上側スイッチング回路32Bは、比較器12Aの出力電圧がハイレベルのときにオンになり、ローレベルのときにオフになる。上側スイッチング回路34Bは、比較器12Bの出力電圧がハイレベルのときにオンになり、ローレベルのときにオフになる。
第1フィルタ14A、14Bは、図1に示す第1フィルタ14と同様に構成されている。第1フィルタ14Aは、インダクタL1A、抵抗R3A、コンデンサC2Aを備えている。インダクタL1Aの一端は、デジタル電圧増幅器13に接続され、その他端は抵抗R3Aに接続されている。抵抗R3Aの他端(インダクタL1Aに接続されていない側)は、コンデンサC2A及び圧電素子30に接続されている。コンデンサC2Aの他端(抵抗R3Aに接続されていない側)は接地されている。また、第1フィルタ14Bとデジタル電圧増幅器13Bとの接続関係は、第1フィルタ14Aとデジタル電圧増幅器13Aとの接続関係と同様である。
したがって、上側スイッチング回路32Aがオンになると第1フィルタ14Aには高圧側電源からのハイレベルの電圧が印加され、下側スイッチング回路34Aがオンになると第1フィルタ14Aにはローレベル(ゼロ)の電圧が印加される。一方、上側スイッチング回路32Bがオンになると第1フィルタ14Bには高圧側電源からのハイレベルの電圧が印加され、下側スイッチング回路34Bがオンになると第1フィルタ14Bにはローレベル(ゼロ)の電圧が印加される。
第1フィルタ14Aの出力端子(抵抗R3Aと圧電素子30との接続箇所である点P1A)は、第1帰還回路15A、演算増幅器17、抵抗R7を介して、演算増幅器11の反転入力端子に接続されている。この帰還ループを第1帰還ループL1Aという。第1帰還回路15Aは、コンデンサC3A及び抵抗R4Aの並列回路である。
第1フィルタ14A内のインダクタL1Aと抵抗R3Aとの接続箇所である点P2Aは、第2帰還回路16A、演算増幅器17、抵抗R7を介して、演算増幅器11の反転入力端子に接続されている。第2帰還回路16Aは、コンデンサC4A及び抵抗R5Aの並列回路である。この帰還ループを第2帰還ループL2Aという。
なお、第1帰還ループL1Bは第1帰還ループL1Aと同様に、第2帰還ループL2Bは第2帰還ループL2Aと同様に構成されている。
演算増幅器17の反転入力端子は、第1帰還回路15Aを介して点P1Aに接続されていると共に、第2帰還回路16Aを介して点P2Aに接続されている。演算増幅器17の反転入力端子は、第1帰還回路15Bを介して点P1Bに接続されていると共に、第2帰還回路16Bを介して点P2Bに接続され、更に、抵抗R6を介して接地されている。また、演算増幅器17の出力端子は、抵抗R10を介して反転入力端子に接続されている。
演算増幅器17は、反転入力端子及び非反転入力端子にそれぞれ入力された信号の差動増幅信号を出力し、抵抗R7を介して、その信号を演算増幅器11の反転入力端子に供給する。その際、演算増幅器17は、インピーダンス変換回路、換言するとバッファ回路としても機能する。
(圧電スピーカ駆動装置の動作)
図10は、圧電スピーカ駆動装置の要部回路構成図である。ここでは、4つのスイッチング回路を模式的にトランジスタで表している。以下では、上側スイッチング回路32AをトランジスタQ4_G、下側スイッチング回路34AをトランジスタQ2_G、上側スイッチング回路32BをトランジスタQ1_G、下側スイッチング回路34BをトランジスタQ3_Gで表す。各トランジスタは、ゲート信号がハイレベルの時にオンになる。また、圧電素子30の極性については、第1フィルタ14Bに接続されている側を正とする。
図11は、演算増幅器11に入力される駆動信号及びトランジスタQ1〜4_Gのゲート信号を示す図である。
比較器12Aは、演算増幅器11から出力された誤差信号が正の最大値で100%、0Vで50%、負の最大値で0%のデューティ比となるパルス信号を出力し、このパルス信号を上側スイッチング回路32B(トランジスタQ1_G)及び下側スイッチング回路34A(トランジスタQ2_G)に供給する。
逆に、比較器12Bは、演算増幅器11から出力された誤差信号が正の最大値で0%、0Vで50%、負の最大値で100%のデューティ比となるパルス信号を出力し、このパルス信号を上側スイッチング回路32A(トランジスタQ4_G)及び下側スイッチング回路34B(トランジスタQ3_G)に供給する。
したがって、図11に示すように、トランジスタQ1_G、Q2_GがオンのときはトランジスタQ3_G、Q4_Gがオフになり、図10に示すように、X方向に沿って電流が流れる。また、トランジスタQ1_G、Q2_GがオフのときはトランジスタQ3_G、Q4_Gがオンになり、Y方向に沿って電流が流れる。
ここで、駆動電圧が正の場合、図11に示すように、トランジスタQ1_G、Q2_Gのパルス信号のデューティ比は、トランジスタQ3_G、Q4_Gのパルス信号のデューティ比より大きい。したがって、Y方向よりもX方向に流れる電流の方が多くなるので、圧電素子30の端子間電圧は正となる。
駆動電圧がゼロの場合、トランジスタQ1_G、Q2_Gのパルス信号のデューティ比は、トランジスタQ3_G、Q4_Gのパルス信号のデューティ比と等しくなる。Y方向とX方向に流れる電流の方が等しくなるので、圧電素子30の端子間電圧はゼロとなる。
駆動電圧が負の場合、X方向よりもY方向に流れる電流の方が多くなるので、圧電素子30の端子間電圧は負となる。このように、駆動信号の電圧が正/負反転する毎に、圧電素子30の極性も反転する。
演算増幅器17は、第1帰還ループL1A、L1Bを介して、圧電素子30の両端の端子電圧の差動増幅信号を出力し、この信号を演算増幅器11の反転入力端子に帰還させる。したがって、圧電素子30の極性状態を考慮して、第1フィルタ14の遮断周波数の変動を抑制することができる。
また、演算増幅器17は、第2帰還ループL2A、L2Bを介して、第1フィルタ14Aの点P2Aにおける電圧、第1フィルタ14ABの点P2Bにおける電圧の差動増幅信号を出力し、この信号を演算増幅器11の反転入力端子に帰還させる。
したがって、演算増幅器17は、第1帰還ループL1A、L1Bの差動増幅信号にその信号よりも位相の進んでいる第2帰還ループL2A、L2Bの差動増幅信号を加算することにより、圧電素子30の極性状態を考慮しながら、高周波帯域での第1フィルタ14A、14Bの位相遅れを補償して、動作を安定させることができる。また、演算増幅器17は、バッファ回路としても機能する。よって、第1帰還回路15A、15B、第2帰還回路16A、16Bをそれぞれ構成する素子の影響を受けることなく、演算増幅器11のゲインを調整することができ、その結果安定して動作することができる。
以上のように、本実施形態に係る圧電スピーカ駆動装置は、第1帰還ループL1A、L1Bの差動増幅信号にその信号よりも位相の進んでいる第2帰還ループL2A、L2Bの差動増幅信号を加算する。これにより、圧電素子30の極性状態を考慮しながら、高周波帯域での第1フィルタ14A、14Bの位相遅れを補償して、動作を安定させることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で設計上の変更をされたものにも適用可能であるのは勿論である。
第1実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成を示す図である。 デジタル電圧増幅器の回路構成を示す図である。 1個の圧電アクチュエータを駆動したときに相当する無負荷駆動時の第1フィルタ14の出力端子における駆動波形を示す図である。 約1000個の圧電アクチュエータを同時駆動した場合に相当する0.7[uF]負荷駆動時の第1フィルタの出力端子における駆動波形を示す図である。 第2実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成を示す図である。 第3の実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成を示す図である。 第4の実施形態に係る液滴吐出装置の回路構成図である。 第4の実施形態に係る液滴吐出装置の他の回路構成を示す図である。 圧電スピーカ駆動装置の回路構成を示す図である。 圧電スピーカ駆動装置の要部回路構成図である。 演算増幅器に入力される駆動信号及びトランジスタQ1〜4_Gのゲート信号を示す図である。
符号の説明
11 演算増幅器
12 比較器
13 デジタル電圧増幅器
14,14A,14B 第1フィルタ
15,15A,15B 第1帰還回路
16,16A,16B 第2帰還回路
17 演算増幅器
18 第2フィルタ
19 第3帰還回路
211〜21n 伝達ゲート
221〜22n 圧電アクチュエータ

Claims (5)

  1. 容量性負荷に駆動信号を印加して前記容量性負荷を駆動させる容量性負荷の駆動回路であって、
    反転入力端子に入力された信号と非反転入力端子に入力されたアナログ駆動信号との差信号を出力し、かつ、ループゲインを決定する演算増幅器と、
    前記演算増幅器により出力された差信号をパルス幅変調してデジタル信号を出力するパルス幅変調器と、
    前記デジタル信号の電圧を増幅するデジタル電圧増幅器と、
    前記デジタル電圧増幅器により出力されたデジタル信号を平滑化し、平滑化した信号を前記駆動信号として前記容量性負荷に供給する第1フィルタと、
    第1フィルタの出力信号のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路と、
    前記第1フィルタから出力された駆動信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する第1帰還回路と、
    を備え、
    前記デジタル電圧増幅器は、
    第1MOSFET及び第1抵抗により構成され、前記第1MOSFETのゲートに前記デジタル信号が入力され、前記第1MOSFETのソースが接地され、前記第1MOSFETドレインが前記第1抵抗を介して低電圧電源に接続され、前記第1MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第1MOSFETのドレインから出力する第1増幅回路と、前記第1抵抗に並列に接続され、前記第1MOSFETがオフの間、オンとなって前記第1抵抗を短絡させる第2MOSFETと、前記第1増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第3MOSFETとを有し、当該第3MOSFETがオンになったときに出力端子からローレベルの電圧を出力する第1スイッチング回路と、
    第4MOSFET及び第2抵抗により構成され、前記第4MOSFETのゲートに前記第1増幅回路により増幅された信号が入力され、前記第4MOSFETのソースが接地され、前記第4MOSFETドレインが前記第2抵抗を介して前記低電圧電源に接続され、前記第4MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第4MOSFETのドレインから出力する第2増幅回路と、前記第2抵抗に並列に接続され、前記第4MOSFETがオフの間、オンとなって前記第2抵抗を短絡させる第5MOSFETと、及び前記第増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第6MOSFETとを有し、当該第6MOSFETがオンになったときに出力端子からハイレベルの電圧を出力する第2スイッチング回路と、を含んで構成された
    容量性負荷の駆動回路。
  2. 前記デジタル電圧増幅器から出力された信号であって前記駆動信号よりも位相の進んだ信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する第2帰還回路を更に備えた
    請求項1に記載の容量性負荷の駆動回路。
  3. 前記第2帰還回路は、前記デジタル増幅器の出力を平滑化する第2フィルタを備え、該第2フィルタで平滑化された信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する
    請求項2に記載の容量性負荷の駆動回路。
  4. 前記第1フィルタから出力され、前記第1フィルタと前記容量性負荷との間の配線抵抗を伝搬した前記駆動信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する第3帰還回路を更に備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の容量性負荷の駆動回路。
  5. ノズルから吐出する液滴を充填する複数の圧力発生室と、各圧力発生室に対応して設けられた複数の圧電素子と、を含んだ液滴吐出ヘッドを備え、前記圧電素子に駆動信号を印加して圧力発生室の容量を変化させることにより、前記圧力発生室から液滴を吐出させる液滴吐出装置において、
    反転入力端子に入力された信号と非反転入力端子に入力されたアナログ駆動信号との差信号を出力し、かつ、ループゲインを決定する演算増幅器と、
    前記演算増幅器により出力された差信号をパルス幅変調してデジタル信号を出力するパルス幅変調器と、
    前記デジタル信号の電圧を増幅するデジタル電圧増幅器と、
    前記デジタル電圧増幅器により出力されたデジタル信号を平滑化し、平滑化した信号を前記駆動信号として前記圧電素子に供給する第1フィルタと、
    入力される信号のインピーダンスを変換するインピーダンス変換回路と、
    前記第1フィルタから出力された駆動信号を、前記インピーダンス変換回路を介して、前記演算増幅器の反転入力端子に帰還する第1帰還回路と、を備え、
    前記デジタル電圧増幅器は、
    第1MOSFET及び第1抵抗により構成され、前記第1MOSFETのゲートに前記デジタル信号が入力され、前記第1MOSFETのソースが接地され、前記第1MOSFETドレインが前記第1抵抗を介して低電圧電源に接続され、前記第1MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第1MOSFETのドレインから出力する第1増幅回路と、前記第1抵抗に並列に接続され、前記第1MOSFETがオフの間、オンとなって前記第1抵抗を短絡させる第2MOSFETと、前記第1増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第3MOSFETとを有し、当該第3MOSFETがオンになったときに出力端子からローレベルの電圧を出力する第1スイッチング回路と、
    第4MOSFET及び第2抵抗により構成され、前記第4MOSFETのゲートに前記第1増幅回路により増幅された信号が入力され、前記第4MOSFETのソースが接地され、前記第4MOSFETドレインが前記第2抵抗を介して前記低電圧電源に接続され、前記第4MOSFETのゲートに入力された信号を反転させつつ電圧増幅して前記第4MOSFETのドレインから出力する第2増幅回路と、前記第2抵抗に並列に接続され、前記第4MOSFETがオフの間、オンとなって前記第2抵抗を短絡させる第5MOSFETと、及び前記第増幅回路により増幅された信号に応じてオン、オフする第6MOSFETとを有し、当該第6MOSFETがオンになったときに出力端子からハイレベルの電圧を出力する第2スイッチング回路と、を含んで構成された
    液滴吐出装置。
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