JP2008283830A - 容量性負荷の駆動回路、圧電ヘッドの駆動装置、及び液滴吐出装置 - Google Patents

容量性負荷の駆動回路、圧電ヘッドの駆動装置、及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電力効率を向上させて、圧電素子を駆動することができることができる。
【解決手段】圧電素子62に帯電された電荷を放電する場合、駆動回路70において、第1スイッチング素子72をオフさせると共に第3スイッチング素子76をオンさせて、帯電された電荷を第2直流電源82に充電し、その後に、第3スイッチング素子76をオフさせると共に、第2スイッチング素子74をオンさせて、圧電素子62に帯電された電荷を放電する。そして、圧電素子62を駆動する場合、駆動回路70において、第3スイッチング素子76をオンさせて、第2直流電源82に充電した電荷を再利用して、第2直流電源82から直流電圧を印加する。
【選択図】図5

Description

この発明は、容量性負荷の駆動回路、圧電ヘッドの駆動装置、及び液滴吐出装置に係り、特に、直流電源により容量性負荷を駆動する容量性負荷の駆動回路、直流電源により圧電素子を駆動する圧電ヘッドの駆動装置、及び液滴吐出装置に関する。
従来より、直流電源を用いて容量性負荷を駆動する方法が知られている。例えば、矩形波の駆動信号によって容量性負荷を駆動する方法が知られている(特許文献1、2)。この矩形波の駆動信号によって駆動する方法では、1対のスイッチ素子で1個の容量性負荷を駆動し、また、駆動信号の波形は、2値又は3値の電圧の矩形波である。
特開平10−114064号 特開平9−156093号
しかしながら、上記の特許文献1、2に記載の技術では、容量性負荷に帯電した電荷の放電時に、スイッチ素子でエネルギーを損失してしまい、また、容量性負荷の充電時に、コンデンサの充電エネルギーと等しいエネルギーをスイッチ素子で損失してしまうため、電力効率がよくない、という問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、電力効率を向上させて、容量性負荷を駆動することができる容量性負荷の駆動回路、圧電ヘッドの駆動装置、及び液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る容量性負荷の駆動回路は、所定電圧の第1の直流電源と、電荷を充電することが可能であって、かつ、前記所定電圧より低い電圧の第2の直流電源と、容量性負荷と並列に接続された第1のスイッチング素子と、前記第1の直流電源と前記容量性負荷との間に接続された第2のスイッチング素子と、前記第2の直流電源と前記容量性負荷との間に接続された第3のスイッチング素子と、前記容量性負荷を駆動する場合、前記第3のスイッチング素子をオンさせた後に、前記第3のスイッチング素子をオフさせると共に前記第2のスイッチング素子をオンさせて、前記容量性負荷を駆動し、前記駆動によって前記容量性負荷に帯電された電荷を放電する場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせると共に前記第3のスイッチング素子をオンさせて、前記帯電された電荷を前記第2の直流電源に充電し、前記第3のスイッチング素子をオフさせると共に前記第1のスイッチング素子をオンさせて、前記帯電された電荷を放電するように制御する制御回路とを含んで構成されている。
本発明に係る容量性負荷の駆動回路によれば、容量性負荷を駆動する場合、制御回路によって、第3のスイッチング素子をオンさせて、第2の直流電源から容量性負荷に所定電圧より低い電圧を印加し、その後に、第3のスイッチング素子をオフさせると共に第2のスイッチング素子をオンさせて、第1の直流電源から容量性負荷に所定電圧を印加して、容量性負荷を駆動する。
そして、駆動によって容量性負荷に帯電された電荷を放電する場合、制御回路によって、第2のスイッチング素子をオフさせると共に第3のスイッチング素子をオンさせて、帯電された電荷を第2の直流電源に充電し、その後に、第3のスイッチング素子をオフさせると共に、容量性負荷と並列に接続された第1のスイッチング素子をオンさせて、容量性負荷に帯電された電荷を放電する。
従って、容量性負荷に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を第2の直流電源に充電し、容量性負荷を駆動するときに、第2の直流電源に充電した電荷が再利用されるため、電力効率を向上させて、容量性負荷を駆動することができる。
本発明に係る第2の直流電源は、一対のスイッチング素子と、一対のスイッチング素子と出力端との間に接続され、かつ、リアクタンス素子を備えたフィルタ回路とを含み、一対のスイッチング素子のオンオフにより、出力端から所定電圧より低い電圧を出力することができる。
また、上記の第2の直流電源は、フィルタ回路の出力電圧と予め定められた所定電圧との誤差を出力する誤差増幅回路と、誤差増幅回路の出力に基づいて、一対のスイッチング素子のオンオフを制御する電圧制御回路とを更に備えることができる。これにより、出力電圧を安定させることができる。
上記の容量性負荷の駆動回路は、電荷を充電することが可能であって、かつ、第2の直流電源の電圧より低い電圧の第3の直流電源と、第3の直流電源と容量性負荷との間に接続された第4のスイッチング素子とを更に含み、制御回路は、容量性負荷を駆動する場合、第4のスイッチング素子をオンさせ、駆動によって容量性負荷に帯電された電荷を放電する場合、第4のスイッチング素子をオンさせて帯電された電荷を前記第3の直流電源に充電することができる。これによって、容量性負荷に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を、第2の直流電源と第3の直流電源とに充電し、容量性負荷を駆動するときに、第2の直流電源と第3の直流電源とに充電した電荷が再利用されるため、電力効率を向上させて、容量性負荷を駆動することができる。
本発明に係る圧電ヘッドの駆動装置は、液体が充填される圧力室、前記圧力室に前記液体を供給するための液体供給路、前記圧力室から液滴を噴射させるノズル、及び前記圧力室に圧力を加える容量性負荷である圧電素子を有する圧電ヘッドの駆動装置であって、上記の容量性負荷の駆動回路を含み、前記駆動回路によって前記圧電素子を駆動することにより、前記圧力室に圧力を加えて前記ノズルから液滴を噴射させることを特徴としている。
圧電素子は容量性負荷の一形態であり、本発明に係る圧電ヘッドの駆動装置によれば、駆動回路によって、圧電素子に帯電した電荷を再利用して、圧電素子を駆動し、圧力室に圧力を加えて、ノズルから液滴を噴射させる。
このように、圧電素子に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を第2の直流電源に充電し、圧電素子を駆動するときに、第2の直流電源に充電した電荷が再利用されるため、電力効率を向上させて、圧電素子を駆動することができる。
本発明に係る液滴吐出装置は、液体が充填される圧力室、前記圧力室に前記液体を供給するための液体供給路、前記圧力室から液滴を噴射させるノズル、及び前記圧力室に圧力を加える容量性負荷である圧電素子を有する圧電素子と、上記の圧電素子の駆動装置とを含んで構成されている。
本発明に係る液滴吐出装置によれば、駆動装置によって、圧電素子に帯電した電荷を再利用して、圧電素子を駆動し、圧力室に圧力を加えて、ノズルから液滴を噴射させる。
このように、圧電素子に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を第2の直流電源に充電し、圧電素子を駆動するときに、第2の直流電源に充電した電荷が再利用されるため、電力効率を向上させて、圧電素子を駆動することができる。
以上説明したように、本発明の容量性負荷の駆動回路によれば、容量性負荷に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を第2の直流電源に充電し、容量性負荷を駆動するときに、第2の直流電源に充電した電荷が再利用されるため、電力効率を向上させて、容量性負荷を駆動することができる、という効果が得られる。
本発明に係る圧電ヘッドの駆動装置及び液滴吐出装置によれば、圧電素子に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を第2の直流電源に充電し、圧電素子を駆動するときに、第2の直流電源に充電した電荷が再利用されるため、電力効率を向上させて、圧電素子を駆動することができる、という効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、インクジェット記録装置に本発明を適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置12は、筐体14と、筐体14内の底部に設けられ、記録用紙Pを供給する給紙トレイ16と、給紙トレイ16から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部30と、画像記録部30で画像が記録された記録用紙Pが排出される排紙トレイ46とを有する。
画像記録部30と給紙トレイ16との間には、所定の給紙経路22に沿って記録用紙Pを搬送する一群の給紙ローラ対20が設けられ、画像記録部30と排紙トレイ46との間には、所定の排紙経路44に沿って記録用紙Pを搬送する一群の排紙ローラ対42が設けられている。また、最も上流側の給紙ローラ対20と給紙トレイ16との間には、記録用紙Pを1枚ずつ取り出すピックアップローラ18が設けられている。
画像記録部30と給紙トレイ16との間には、また、画像記録部30で上側の面に画像が記録され、排紙経路44に送り出された記録用紙Pを、搬送経路52に沿って画像記録部30の入り口に戻す一群のローラ対50が設けられている。
インクジェット記録装置12は、さらに、画像記録部30、給紙ローラ対20、および排紙ローラ対42などを制御するコントローラ10を有する。コントローラ10は、CPU、ROM、及びRAMから構成され、コントローラ10には、印字処理を実行するための種々のプログラムが記憶されている。
画像記録部30は、図1に示すように、黄色(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色に対応する圧電ヘッドとしての4個の記録ヘッド32と、記録ヘッド32の上流側に配設され、記録用紙Pに処理液を吐出する処理液ヘッド33とからなる記録ヘッドアレイ31と、4個の記録ヘッド32においてインクが吐出される吐出領域SEを通過するように記録用紙Pを搬送する搬送コンベア29とを備える。
記録ヘッド32及び処理液ヘッド33は、記録用紙Pの幅に相当する有効印字領域を有する長尺のヘッドで、記録用紙Pの幅方向に後述するノズルが複数配列されており、記録用紙Pの幅方向の印字領域に一斉にインク滴及び処理液の滴を吐出するようになっている。記録ヘッド32と記録用紙Pとを相対的に移動することで記録用紙Pに画像を記録することができる。
また、各記録ヘッド32のインクは、水性インク、油性インク、又は溶剤系インクであり、公知のインクを用いればよい。また、処理液は、記録ヘッド32から吐出されたインクを不溶化させ、または凝固させる成分を有する反応液である。
搬送コンベア29は、駆動ローラ24、張架ローラ25、および従動ローラ26と、これらのローラに張架される搬送ベルト28とからなる。駆動ローラ24は、用紙搬送方向に沿って下流側に位置する。従動ローラ26は、搬送ベルト28に対して用紙搬送方向に沿って最も上流側に位置して搬送ベルト28を回転駆動する。
また、搬送ベルト28を挟んで駆動ローラ24に相対するように加熱定着ローラ100が設けられている。搬送ベルト28は、シームレスベルトであっても、帯状体を環状に接合したシームドベルトであってもよい。
記録ヘッド32は、数100〜数1000個の噴射素子を集積したものであり、噴射素子は、図2に示すように、圧力室66にインクを供給するためのインク供給路64、インクが充填される圧力室66、圧力室66からインク滴を噴射させるノズル68、及び圧力室66に圧力を加える圧電素子(ピエゾアクチュエータ)62を有し、圧電素子62で圧力室66内を加圧して、ノズル68からインク滴を吐出するようになっている。
また、噴射素子では、インクが充填されたインクタンク54から、インク供給路64を介して圧力室66にインクが充填され、圧力室66に連通したノズル68にインクが供給される。
圧力室66の壁面の一部は振動板66Aからなり、振動板66Aに圧電素子62が設けられており、圧電素子62によって振動板66Aを変形させて振動させることで、圧力室66内に圧力を加える。すなわち、圧電素子62の振動によって加えられる圧力によって、圧力室66内に充填されたインクがインク滴としてノズル68から吐出され、圧力室66にはインク供給路64を介してインクタンク54からインクが補充されるようになっている。
また、圧電素子62には、駆動回路70が接続されており、駆動回路70は、図3に示すように、圧電素子62と直列に接続された第1スイッチング素子72と、圧電素子62と並列に接続された第2スイッチング素子74と、圧電素子62と直列に接続された第3スイッチング素子76とを備えている。なお、駆動回路70は、圧電素子62毎に設けられている。
駆動回路70の各スイッチング素子72、74、76には、コントローラ10から入力された画素データに基づいて、圧電素子62を駆動するように、各スイッチング素子72、74、76のオンオフ制御を行う制御回路としてのスイッチ制御回路78が接続されている。なお、スイッチ制御回路78は、駆動回路70毎に設けられている。
また、駆動回路70の第1スイッチング素子72を介して、第1直流電源80と圧電素子62とが接続されており、第3スイッチング素子76を介して、第2直流電源82と圧電素子62とが接続されている。また、第2スイッチング素子74を介して、圧電素子62が接地されている。
第1直流電源80は一定の電圧V1を出力し、第2直流電源82は、一定の電圧V2を出力する。また、第2直流電源82の電圧V2は、第1直流電源80の電圧V1より低く設定されている(V2<V1)。
駆動回路70は、圧電素子62を駆動する場合に、第2スイッチング素子74をオフとして、まず、第1スイッチング素子72をオフすると共に、第3スイッチング素子76をオンし、次に、第1スイッチング素子72をオンすると共に、第3スイッチング素子76をオフし、圧電素子62を充電して、図4に示すように、0→V2→V1と2段階に分けて圧電素子62の電圧を上昇させる。
また、駆動回路70は、圧電素子62に帯電した電荷を放電する場合に、第1スイッチング素子72をオフとして、まず、第2スイッチング素子74をオフすると共に、第3スイッチング素子76をオンし、次に、第2スイッチング素子74をオンすると共に、第3スイッチング素子76をオフし、圧電素子62に帯電した電荷を放電して、V1→V2→0と2段階に分けて圧電素子62の電圧を低下させる。このように、圧電素子62の電圧の変化は、3値の矩形波で表わされる。
なお、画素データに基づいて圧電素子62を駆動する必要がない場合には、スイッチ制御回路78によって、駆動回路70の第1スイッチング素子72〜第3スイッチング素子76の各々をオフして、インク滴が吐出されないようにする。
第1直流電源80は、圧電素子62に対する充電専用の電源であり、駆動回路70に対して直流電流を流して、充電動作だけ行う構成となっている。
第2直流電源82は、双方向に電流を流すことが可能であり、圧電素子62の電荷を吸収して充電することが可能な直流電源である。図5に示すように、第2直流電源82は、端子V0によって直列に接続されたPMOSとNMOSとである一対のスイッチング素子84A、84Bと、一対のスイッチング素子84A、84Bを接続する端子V0と第2直流電源82の出力端との間に接続されたLCフィルタ回路86と、一対のスイッチング素子84A、84Bの各々にスイッチ信号を入力するゲートドライブ88と、一対のスイッチング素子84A、84Bのオンオフを制御するように、ゲートドライブ88を制御する電圧制御回路としての制御回路90とを備えている。
スイッチング素子84Aを介して端子V0と直流電源Vとが接続され、スイッチング素子84Bを介して端子V0が接地されている。スイッチング素子84A、84Bは、入力されるスイッチ信号のレベルに従って、オンオフ動作を行い、端子V0から電圧振幅Vのパルスを出力する。
また、LCフィルタ回路86は、リアクタンス素子としてのコイルL0及びコンデンサC0を備え、コイルL0とコンデンサC0とによって、低域通過フィルタを構成し、端子V0から出力されるパルスから、スイッチ動作による高周波分を除去する。その結果、パルスのデューティ比をD(0<D<1)とすると、第2直流電源82の出力電圧V2はD*Vとなる。また、D及びVを一定とすれば(負荷が変動しなければ)、出力電圧V2は一定となる。
ゲートドライブ88は、一対のスイッチング素子84A、84Bの各々にハイレベル又はローレベルのスイッチ信号を入力する。例えば、スイッチ信号がハイレベルの場合には、PMOSであるスイッチング素子84Aがオン、NMOSであるスイッチング素子84Bがオフとなり、スイッチ信号がローレベルの場合には、スイッチング素子84Aがオフ、スイッチング素子84Bがオンとなる。
制御回路90は、コントローラ10からスイッチ制御信号が入力され、入力されたスイッチ制御信号に応じて、ゲートドライブ88を介して、スイッチング素子84A、84Bのオンオフ動作を制御し、所定のデューティ比のパルスを出力させて、一定の出力電圧V2を出力させる。
記録ヘッドアレイ31の両側には、図1に示すように、記録ヘッド32のメンテナンス操作を行うメンテナンスユニット34が、各記録ヘッド32に対応するように4個配設されている。メンテナンス時には、記録ヘッドアレイ31が上方に移動し、搬送コンベア29との間に形成された隙間にメンテナンスユニット34が移動して入り込む。そして、ノズル面に対向した状態で所定のメンテナンス動作(吸引、ダミージェット、ワイピング、キャッピングなど)を行う。
記録ヘッドアレイ31の上流側には、電源が接続された帯電ローラ36が配置されている。帯電ローラ36は、従動ローラ26との間で搬送ベルト28と記録用紙Pとを挟みつつ従動し、記録用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置とのいずれかをとる。押圧位置においては、帯電ローラ36と従動ローラ26との間に所定の電位差が生じさせることにより、記録用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28上に静電吸着させることができる。
次に、第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置12の作用について説明する。まず、クライアントPC(図示省略)において、ユーザによって画像データが生成、編集され、印字指示と共に、画像データがインクジェット記録装置12に入力されると、コントローラ10において、第2直流電源82の制御回路90にスイッチ制御信号を出力すると共に、画像データに応じて、各スイッチ制御回路78に、該当する画素データを出力して、各スイッチング素子72、74、76のオンオフを制御し、上記図4に示す3値矩形波の電圧によって、圧電素子62を駆動し、記録ヘッド32の各々からY、M、C、Kのインク滴を吐出させて、記録用紙Pの片面又は両面を印字する。
このとき、第1直流電源80、第2直流電源82、及び駆動回路70は以下のように動作する。まず、駆動回路70によって圧電素子62を駆動するために充電するとき、圧電素子62の電圧の初期値は0であり、V2より低い。従って、駆動回路70の第3スイッチング素子76がオンされ、また、第2直流電源の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がハイレベルとなり、スイッチング素子84Aがオンされると、直流電源V→スイッチング素子84A→コイルL0→圧電素子62のルートで電流が流れる。
一方、一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がローレベルとなり、スイッチング素子84Bがオンされると、GND→スイッチング素子84B→コイルL0→圧電素子62のルートで電流が流れる。そして、第3スイッチング素子76がオフされると共に、第1スイッチング素子72がオンされ、第1直流電源80から圧電素子62に電流が流れる。
また、駆動回路70によって圧電素子62に帯電された電荷を放電するとき、圧電素子62の電圧の初期値は、第1直流電源80の出力電圧V1に等しいため、V2より高い。従って、駆動回路70の第3スイッチング素子76がオンのとき、第2直流電源82の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がハイレベルとなり、スイッチング素子84Aがオンされると、圧電素子62→コイルL0→スイッチング素子84A→直流電源Vのルートで電流が流れる。
一方、第2直流電源82の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がローレベルとなり、スイッチング素子84Bがオンされると、圧電素子62→コイルL0→スイッチング素子84B→GNDのルートで電流が流れる。これによって、第2直流電源82のコイルL0及びコンデンサC0に、圧電素子62に帯電された静電エネルギーが回収される。
そして、再び、圧電素子62を駆動するために充電するときには、第2直流電源82のコイルL0及びコンデンサC0に回収されたエネルギーを再利用して、コイルL0及びコンデンサC0から圧電素子62に電流が流れる。
ここで、上記のエネルギー回収動作において、第2直流電源82の一対のスイッチング素子84A、84Bは、スイッチング動作に伴って電力を損失し、この損失はスイッチングの周波数に比例する。また、スイッチングの周波数を、この回路が扱う信号の周波数帯域幅に比例して高くする必要がある。しかし、スイッチング動作で扱う信号は基本的に直流であり、スイッチング周波数をあまり高くする必要が無いため、KHzオーダでよい。
また、LCフィルタ回路86は、コイルL0とコンデンサC0とで構成されており、誘電損失や巻線抵抗による損失は無視すると、LCフィルタ回路86での損失は0である。
従って、圧電素子62から第2直流電源82に戻ってくる電荷エネルギーは、LCフィルタ回路86でも、一対のスイッチング素子84A、84Bでも、ほとんど消費されることはないため、静電エネルギーは、コイルL0とコンデンサC0とで無効電力として充電される。
次に、エネルギー収支について説明する。まず、放電動作のエネルギー収支について、本実施の形態の3値矩形波駆動の場合と、従来の2値矩形波駆動の場合とを比較した結果を図6に示す。なお、従来の2値矩形波駆動では、図7(A)に示すような一対のスイッチング素子Q1、Q2と直流電源とを備えた駆動回路によって、図7(B)に示すような2値矩形波の駆動電圧を圧電素子に印加して、圧電素子を駆動する。
V2=(1/2)*V1の場合(この条件が、回収エネルギーを最大にする条件である)、2値矩形波駆動では、圧電素子に帯電された静電エネルギーは、スイッチング素子Q2で全て消費される。一方、3値矩形波駆動では、圧電素子に帯電された静電エネルギーの1/2が、第2直流電源に回収され、残りの1/2が、第1スイッチング素子72及び第2スイッチング素子72(図6の第1スイッチング素子Q1及び第2スイッチング素子Q2に相当)で消費される。
従って、3値矩形波駆動の回路損失、つまり第1スイッチング素子Q1及び第2スイッチング素子Q2の発熱は、2値矩形波駆動の1/2となる。
次に、充電動作のエネルギー収支について、本実施の形態の3値矩形波駆動の場合と、従来の2値矩形波駆動の場合とを比較した結果を図8に示す。3値矩形波駆動における第1スイッチング素子Q1及び第2スイッチング素子Q2の損失は、2値矩形波駆動の1/2である。また、3値矩形波駆動では第2直流電源で回収した静電エネルギーを再利用するため、3値矩形波駆動における第1直流電源及び第2直流電源からの供給エネルギーは、2値矩形波駆動における供給エネルギーの3/4である。
以上説明したように、第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置によれば、圧電素子に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を第2直流電源に充電し、圧電素子を駆動するときに、第2直流電源に充電した電荷を再利用して、圧電素子に直流電圧を印加するため、電力効率を向上させて、圧電素子を駆動することができる。
また、駆動するための電圧は、スイッチング素子に供給する直流電圧のみで済むため、直流電源を用いた簡易な構成とすることができる。
また、スイッチング動作による十分小さい電力損失を実現し、また、放電動作に伴って圧電素子から放電された静電エネルギーを第2直流電源で回収して、熱として損失しないで、再利用することにより、各スイッチング素子の回路損失を低減すると共に、省エネルギーな圧電素子の駆動が可能となる。
なお、上記の実施の形態では、第1直流電源は、直流電源を出力するだけの構成となっている場合を例に説明したが、第2直流電源と同様に、第1直流電源を、双方向に電流を流すことが可能であって、圧電素子から放電された電荷を充電することができる構成としてもよい。
次に第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成の部分については、同一符号を付して構成に関する説明を省略する。
第2の実施の形態では、第2直流電源の出力電圧を、帰還回路を介して誤差増幅器に入力して、第2直流電源の出力電圧を安定させている点が第1の実施の形態と異なっている。
第2直流電源は、双方向に電流を流すことが可能であるため、第2直流電源の出力電圧が変動する。具体的には、圧電素子62を充電する場合、圧電素子62の電圧Vの初期値は0であり、第2直流電源の出力電圧V2が、圧電素子62の電圧Vより高いため、第2直流電源から圧電素子62に電流が流出し、第2直流電源の出力電圧が低下するように変動する。また、圧電素子62に帯電した電荷を放電しようとする場合、圧電素子62の電圧の初期値は、第1直流電源の出力電圧V1と等しく、第2直流電源の出力電圧V2より高いため、圧電素子62から第2直流電源に電流が流入し、出力電圧V2が上昇するように変動する。
そこで、図9に示すように、第2の実施の形態に係る第2直流電源282は、一対のスイッチング素子84A、84Bと、LCフィルタ回路86と、第2直流電源282の出力電圧が帰還回路292を介して負端子に入力され、かつ、予め定められた電圧設定値が正端子に入力される誤差増幅回路294と、誤差増幅回路294から出力されるアナログ信号である誤差信号をスイッチ制御信号に変換する変換回路290と、変換回路290から出力されるスイッチ制御信号が入力されるゲートドライブ288とを備えている。
第2直流電源282では、出力電圧V2が上がれば、誤差増幅回路294からの誤差信号のレベルが低下し、スイッチ制御信号に応じて一対のスイッチング素子84A、84Bの端子V0から出力されるパルスのデューティ比が低下する。従って、第2直流電源282の出力電圧V2は低下し、出力電圧V2の上昇変動が抑えられる。
一方、出力電圧V2が下がれば、誤差増幅回路294からの誤差信号のレベルが上昇し、スイッチ制御信号に応じて一対のスイッチング素子84A、84Bの端子V0から出力されるパルスのデューティ比が上昇する。従って、第2直流電源282の出力電圧V2は上昇し、出力電圧V2の低下変動が抑えられる。このように、第2直流電源の出力電圧の変動が抑えられるため、出力電圧を安定させることができる。
次に、第2の実施の形態に係る第2直流電源282の具体的な構成について、図10を用いて説明する。
帰還回路292では、例えば20〜30V程度の出力電圧V2を抵抗R21、R22によって分圧し、演算増幅器Z2の入力電圧を適した電圧にする。また、帰還回路292のコンデンサC22は、抵抗R21、R22と合わせて位相進み動作を行い、電源全体の動作を安定させる作用を有する。帰還回路292の演算増幅器Z2は、後続する誤差増幅回路294との干渉をさけるバッファ動作を行う。
誤差増幅回路294は、帰還回路292の出力電圧と予め定められた電圧設定値との誤差を求め、誤差を増幅させる。なお、交流増幅率は(抵抗R12の抵抗値/抵抗R11の抵抗値)である。また、誤差増幅回路294のコンデンサC12は抵抗R11、R12と合わせて、比例積分動作を行う。これにより定常状態での電圧設定値と出力電圧V2との誤差を理論上0にすることが可能となる。
変換回路290は、図11に示すような予め定められた振幅及び周波数の三角波と、誤差増幅回路294から出力される誤差信号とを比較器Z3によって比較し、スイッチ制御信号に変換する。誤差増幅回路294からの誤差信号のレベルが上がれば、デューティ比が上がるようにスイッチ制御信号を変換する。
ゲートドライブ288は、電圧レベルの変換を行うと共に、一対のスイッチング素子84A、84Bを駆動するための論理(本実施の形態では、スイッチング素子84AはPMOS、スイッチング素子84BはNMOSを使用)を合わせるインタフェース回路である。スイッチ制御信号の振幅は、例えば3〜5V程度であり、出力電圧V2として数10Vを出力する場合、スイッチ制御信号と同程度の振幅のスイッチ信号では、一対のスイッチング素子84A、84Bを駆動することができないため、ゲートドライブ288では、電圧レベルの変換を行い、一対のスイッチング素子84A、84Bを駆動可能なスイッチ信号を出力するようにしている。
なお、第2の実施の形態に係るインクジェット記録装置の他の構成については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。また、第2の実施の形態に係るインクジェット記録装置の作用については、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、第2直流電源の出力電圧を、帰還回路を介して誤差増幅器に入力し、誤差信号に応じて一対のスイッチング素子のオンオフ動作を制御することにより、第2直流電源の出力電圧を安定させることができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、4値矩形波の駆動電圧を圧電素子に印加して、圧電素子を駆動している点が第1の実施の形態と異なっている。
図12に示すように、第3の実施の形態に係る駆動回路370は、第1スイッチング素子72と、第2スイッチング素子74と、第3スイッチング素子76と、圧電素子62と直列に接続された第4スイッチング素子376とを備えている。第4スイッチング素子376は、第1スイッチング素子72〜第3スイッチング素子76と同様に、コントローラ10から入力された画素データに基づいて、圧電素子62を駆動させるように第4スイッチング素子376を制御するスイッチ制御回路78が接続されている。
また、駆動回路370の第4スイッチング素子376を介して、第3直流電源382と圧電素子62とが接続されている。なお、第3直流電源382は、第2直流電源と同様の構成となっているため、同一符号を付して説明を省略する。
第3直流電源382の電圧V3は、第1直流電源80の電圧V2より低く設定されている(V3<V2<V1)。また、駆動回路370は、圧電素子62を駆動する場合に、第2スイッチング素子74をオフとして、まず、第1スイッチング素子72をオフすると共に、第3スイッチング素子76をオフし、第4スイッチング素子376をオンし、次に、第1スイッチング素子72をオフすると共に、第3スイッチング素子76をオンし、第4スイッチング素子376をオフし、次に、第1スイッチング素子72をオンすると共に、第3スイッチング素子76をオフし、第4スイッチング素子376をオフし、圧電素子62を充電して、0→V3→V2→V1と3段階に分けて圧電素子62の電圧を上昇させる。
また、駆動回路370は、圧電素子62に帯電した電荷を放電する場合に、第1スイッチング素子72をオフとして、まず、第2スイッチング素子74をオフすると共に、第3スイッチング素子76をオンし、第4スイッチング素子376をオフし、次に、第2スイッチング素子74をオフすると共に、第3スイッチング素子76をオフし、第4スイッチング素子376をオンし、次に、第2スイッチング素子74をオンすると共に、第3スイッチング素子76をオフし、第4スイッチング素子376をオフし、圧電素子62に帯電した電荷を放電して、V1→V2→V3→0と3段階に分けて圧電素子62の電圧を低下させる。このように、圧電素子62の電圧の変化は、4値の矩形波で表わされる。
次に、第1直流電源80、第2直流電源82、第3直流電源382、及び駆動回路370の動作について説明する。まず、駆動回路370において、圧電素子62を駆動するために充電するとき、圧電素子62の電圧の初期値は0であり、V3より低い。従って、駆動回路370の第4スイッチング素子376がオンされ、また、第3直流電源382の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がローレベルとなり、スイッチング素子84Aがオンされると、直流電源V→スイッチング素子84A→コイルL0→圧電素子62のルートで、第3直流電源382から圧電素子62に電流が流れる。
一方、第3直流電源382の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がローレベルとなり、スイッチング素子84Bがオンされると、GND→スイッチング素子84B→コイルL0→圧電素子62のルートで、第3直流電源382から圧電素子62に電流が流れる。
そして、第4スイッチング素子376がオフされると共に、第3スイッチング素子76がオンされると、第2直流電源82から圧電素子62に電流が流れる。そして、第3スイッチング素子76がオフされると共に、第1スイッチング素子72がオンされると、第1直流電源80から圧電素子62に電流が流れる。
また、駆動回路370によって圧電素子62に帯電された電荷を放電するとき、圧電素子62の電圧の初期値は第1直流電源80の出力電圧V1と等しいため、V2より高い。従って、駆動回路370の第3スイッチング素子76がオンのとき、圧電素子62から第2直流電源82に電流が流れ、第2直流電源82のコイルL0及びコンデンサC0に、圧電素子62に帯電された電荷が充電され、圧電素子62に帯電された静電エネルギーが回収される。
そして、圧電素子62の電圧は第2直流電源82の出力電圧V2と等しくなるため、V3より高い。従って、駆動回路370の第4スイッチング素子376がオンのとき、第3直流電源382の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がハイレベルとなり、スイッチング素子84Aがオンされると、圧電素子62→コイルL0→スイッチング素子84A→直流電源Vのルートで、圧電素子62から第3直流電源382に電流が流れる。一方、第3直流電源382の一対のスイッチング素子84A、84Bに入力されるスイッチ信号がローレベルとなり、スイッチング素子84Bがオンされると、圧電素子62→コイルL0→スイッチング素子84B→GNDのルートで、圧電素子62から第3直流電源382に電流が流れる。
これによって、第3直流電源382のコイルL0及びコンデンサC0に、圧電素子62に帯電された電荷が充電され、圧電素子62に帯電された静電エネルギーが回収される。
そして、再び、圧電素子62を駆動するために充電するときには、第3直流電源382のコイルL0及びコンデンサC0に回収されたエネルギーを再利用して、第3直流電源382のコイルL0及びコンデンサC0から圧電素子62に電流が流れ、また、第2直流電源82のコイルL0及びコンデンサC0に回収されたエネルギーを再利用して、第2直流電源82のコイルL0及びコンデンサC0から圧電素子62に電流が流れる。
このように、圧電素子に帯電された電荷を放電するときに、帯電された電荷を、第2直流電源と第3直流電源とに充電し、圧電素子を駆動するときに、第2直流電源と第3直流電源とに充電した電荷を再利用して、直流電圧を印加するため、電力効率を向上させて、圧電素子を駆動することができる。
なお、上記の実施の形態では、4値矩形波の駆動電圧によって圧電素子を駆動する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、5値以上の矩形波の駆動電圧によって圧電素子を駆動するようにしてもよい。5値矩形波駆動の場合には、双方向電流を流すことが可能な第4直流電源と駆動回路の第5スイッチング素子とを更に設けるように構成すればよい。
本発明の第1の実施の形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係る記録ヘッドの噴射素子の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る駆動回路の構成を示す回路図である。 3値矩形波の電圧変化を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る第2直流電源の構成を示す概略図である。 放電動作のエネルギー収支について、本発明の第1の実施の形態の3値矩形波駆動の場合と従来の2値矩形波駆動の場合とを比較した結果を示す図である。 (A)従来の2値矩形波駆動の駆動回路の構成を示す回路図、及び(B)2値矩形波の電圧変化を示すグラフである。 充電動作のエネルギー収支について、本発明の第1の実施の形態の3値矩形波駆動の場合と従来の2値矩形波駆動の場合とを比較した結果を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第2直流電源の構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る第2直流電源の具体的な構成を示す回路図である。 変換回路における三角波と誤差増幅器から出力される誤差信号との時間変化を示すグラフである。 本発明の第3の実施の形態に係る駆動回路、第1直流電源、第2直流電源、及び第3直流電源の構成を示す概略図である。
符号の説明
10 コントローラ
12 インクジェット記録装置
30 画像記録部
31 記録ヘッドアレイ
32 記録ヘッド
62 圧電素子
64 インク供給路
66 圧力室
68 ノズル
70、370 駆動回路
72 第1スイッチング素子
74 第2スイッチング素子
76 第3スイッチング素子
78 スイッチ制御回路
80 第1直流電源
82、282 第2直流電源
84A、84B スイッチング素子
86 LCフィルタ回路
90 制御回路
292 帰還回路
294 誤差増幅回路
376 第4スイッチング素子
382 第3直流電源
P 記録用紙

Claims (6)

  1. 所定電圧の第1の直流電源と、
    電荷を充電することが可能であって、かつ、前記所定電圧より低い電圧の第2の直流電源と、
    容量性負荷と並列に接続された第1のスイッチング素子と、
    前記第1の直流電源と前記容量性負荷との間に接続された第2のスイッチング素子と、
    前記第2の直流電源と前記容量性負荷との間に接続された第3のスイッチング素子と、
    前記容量性負荷を駆動する場合、前記第3のスイッチング素子をオンさせた後に、前記第3のスイッチング素子をオフさせると共に前記第2のスイッチング素子をオンさせて、前記容量性負荷を駆動し、前記駆動によって前記容量性負荷に帯電された電荷を放電する場合、前記第2のスイッチング素子をオフさせると共に前記第3のスイッチング素子をオンさせて、前記帯電された電荷を前記第2の直流電源に充電し、前記第3のスイッチング素子をオフさせると共に前記第1のスイッチング素子をオンさせて、前記帯電された電荷を放電するように制御する制御回路と、
    を含む容量性負荷の駆動回路。
  2. 前記第2の直流電源は、一対のスイッチング素子と、前記一対のスイッチング素子と出力端との間に接続され、かつ、リアクタンス素子を備えたフィルタ回路とを含み、前記一対のスイッチング素子のオンオフにより、前記出力端から前記所定電圧より低い電圧を出力する請求項1記載の容量性負荷の駆動回路。
  3. 前記第2の直流電源は、前記フィルタ回路の出力電圧と予め定められた所定電圧との誤差を出力する誤差増幅回路と、前記誤差増幅回路の出力に基づいて、前記一対のスイッチング素子のオンオフを制御する電圧制御回路とを更に備えた請求項2記載の容量性負荷の駆動回路。
  4. 電荷を充電することが可能であって、かつ、前記第2の直流電源の電圧より低い電圧の第3の直流電源と、
    前記第3の直流電源と前記容量性負荷との間に接続された第4のスイッチング素子とを更に含み、
    前記制御回路は、前記容量性負荷を駆動する場合、前記第4のスイッチング素子をオンさせ、前記駆動によって前記容量性負荷に帯電された電荷を放電する場合、前記第4のスイッチング素子をオンさせて前記帯電された電荷を前記第3の直流電源に充電する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の容量性負荷の駆動回路。
  5. 液体が充填される圧力室、前記圧力室に前記液体を供給するための液体供給路、前記圧力室から液滴を噴射させるノズル、及び前記圧力室に圧力を加える容量性負荷である圧電素子を有する圧電ヘッドの駆動装置であって、
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の容量性負荷の駆動回路を含み、
    前記駆動回路によって前記圧電素子を駆動することにより、前記圧力室に圧力を加えて前記ノズルから液滴を噴射させる圧電ヘッドの駆動装置。
  6. 液体が充填される圧力室、前記圧力室に前記液体を供給するための液体供給路、前記圧力室から液滴を噴射させるノズル、及び前記圧力室に圧力を加える容量性負荷である圧電素子を有する圧電ヘッドと、
    請求項5記載の圧電ヘッドの駆動装置と、
    を含む液滴吐出装置。
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