JP4770321B2 - 遊技機の操作スイッチ - Google Patents

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Description

この発明は、例えばパチンコ機に使用されるような遊技機の押しボタン型操作スイッチに関する。
以下、遊技機の操作スイッチの使用例にパチンコ機を例にとって説明する。
パチンコ機においては、盤面中央の液晶画面に表示される演出に応じた操作を行なうためのチャンスボタン等の操作スイッチが、遊技台の下皿などに付設されて、遊技性をより一層向上させるようにしている。この種の操作スイッチとしては、例えば特許文献1に記載のスイッチがある。
この操作スイッチは円形操作面を有する押しボタンを備え、スイッチ内に内蔵されたLEDの発光により押しボタンが光るように構成されていて、下皿の玉受部の側方などの空いた領域に付設されている。遊技中にチャンスがおとずれるとLEDが点滅して遊技者にスイッチ操作を促すようになっている。
また、この操作スイッチは前記LEDからなる照光部分のほか、押しボタンの摺動を検出するセンサ部及び押しボタンを安定して摺動させる軸承部がそれぞれ軸方向に積層されて構成されている。
近年、この種の操作スイッチは、遊技者が盤面中央の液晶画面に集中している最中にスイッチを操作するため、遊技者が操作しやすいように押しボタンの操作面の面積が大きい操作スイッチが要求されてきている。
しかしながら、例えば下皿上面において、操作スイッチを取付けることが可能な領域は、下皿の外形と球受部の縁で囲まれる異形な形状を形成しており、押しボタンの操作面の面積を大きくするために、前記特許文献1のスイッチのように押しボタンの外形状が円形などの対称形であるスイッチを用いようとすると、上述の空いた領域に、さらに配置領域の限界まで大きくした大きな円形の押しボタンを配置しても、押しボタンの操作面をそれほど大きくすることができず充分な操作性をあげることはできなかった。
また、スイッチの取り付け高さに際しても、スイッチの高さを充分に低くできない問題を有していた。例えば、表示器と押しボタンとを兼ね備えた押しボタンスイッチの場合(例えば特許文献1参照)、該押しボタンスイッチの内方では発光ダイオード(LED)の照射距離、押しボタンの押下有無を検知する光センサの設置高さ、押しボタンの押下ストロークに必要な距離が押下方向に加算され、スイッチ全体の高さが積み上げ式に大きくなっていた。
また、押しボタンの操作面積(押しボタン面)を拡大するのに制約を受けるだけでなく、拡大した押しボタン面を均一に照光させるにはLEDの照射距離を伸ばす必要がある。さらに、押しボタン面のどこを押しても押しボタンが略垂直に動作し、引っ掛かからずに元の位置まで復帰させるためには、該押しボタンの摺動距離を長くとることが必要であった。このためスイッチの高さは、さらに高くなり、スイッチの取り付け場所に制限が生じることになる。
また、押しボタン面を均一に発光させるためには、照射距離を長く要するだけでなく、LEDの数を増やしたり、輝度の高いLEDを使用したり、高価な拡散シートを使用する必要があり、このような部材を備えて照光性能を高めた場合はコスト高になってしまう。
特開2004−81603号公報
この発明は、異形状の球受皿に適した操作性の良い操作スイッチを提供し、さらに操作スイッチの高さを低くした薄型の操作スイッチを得ることを目的とする。
この発明は、遊技機の前面の球受皿に搭載され操作ボタンを発光させる発光手段と、操作ボタンの押下操作に伴うオン・オフを検知する検知手段と、操作ボタンを元の位置に復帰させる復帰手段とを内蔵した遊技機の操作スイッチであって、前記操作ボタンをスイッチケースに摺動自在に取り付け、該スイッチケースに前記発光手段と、前記検知手段と、前記復帰手段とを備え、前記スイッチケースとの摺動部位において前記操作ボタンを環状体に形成し、該操作ボタンの内方を上向きに傾斜させた傾斜壁の内面側を、前記発光手段から発光された光を外方に向けて反射させる反射面に形成し、前記傾斜壁の外面側に形成される傾斜空間に、該操作ボタンを押下方向に摺動ガイドさせる半円筒状の被摺動ガイド部を設け、前記被摺動ガイド部と対応する前記スイッチケースの対向壁面には、前記被摺動ガイド部を押下方向に摺動支持する半円筒状の凹面によって形成される摺動ガイド部を備え、前記復帰手段は、前記操作ボタンが押下された位置から元の押下開始位置に復帰させるコイル状の復帰バネを前記被摺動ガイド部に収納させてなる遊技機の操作スイッチであることを特徴とする。
たこの発明の態様として、前記操作ボタンには、両側より対向する両被摺動ガイド部の対向方向と直交する両側の位置に、前記スイッチケースに係合させて抜け止めする係合爪を設け、前記スイッチケースには前記係合爪の押下方向に平行する側面に接した状態で、前記操作ボタンを押下方向に摺動ガイドする第2の摺動ガイド部を設けることができる。
またこの発明の態様として、前記操作ボタンには前記係合爪の両側に独立して並列配設した被並列摺動ガイド部を設け、前記スイッチケースには前記被並列摺動ガイド部と対応する部位に、前記被並列摺動ガイド部の押下方向に平行する側面に接した状態で前記操作ボタンを押下方向に摺動ガイドする並列摺動ガイド部を設けることができる
この発明によれば、操作ボタン部に反射構造と摺動ガイド構造との双方を形成可能な傾斜空間を設けることにより、高さ方向を低くして操作スイッチの薄型化を図ることができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面はパチンコ機の操作スイッチを示し、まず、図1には遊技ホールに設置されるパチンコ機11の外観斜視図を示す。このパチンコ機11は立姿に設けられた遊技台12の前面上部に、遊技球を下方から上方へ射出させて遊技させる遊技盤13を有し、前面下部に、遊技球を遊技待機用に受け入れる上皿14と、遊技球を一時貯留する下皿15と、遊技球を遊技盤13に向けて発射させる操作ハンドル16を配設している。
前記上皿14は多数の遊技球を受け入れることができる凹状を有し、遊技盤13より下方の位置に遊技台12の前面より該遊技台12の略全幅にかけて横長に突設させている。また、該上皿14の前面には受け入れた遊技球を下皿15へ誘導・排出するための上皿レバー17を配備している。
前記下皿15は同様に多数の遊技球を貯留することができる球受部としての凹形状を有し、前記上皿14の下方の位置に遊技台12の前面より横長に突設させている。また、該下皿15の前面には払い出された遊技球を下方の図示しない持ち運び用のドル箱へ放出するための下皿レバー18を配備している。そして、この下皿15と略同高さの右側の位置に操作ハンドル16を遊技台12の前面より突設させている。
また、下皿15の凹状で形成された球受部を除く上面左部の空き領域には、遊技中に例えば当たりの予告情報といった発光表示を行って、遊技者により遊技球を遊技盤13に向けて射出操作させるだけでなく、遊技者に押下入力操作させるという押しボタンスイッチ型の操作スイッチ19を搭載している。
以上の構成により、遊技者は操作ハンドル16を操作して遊技球が遊技盤13内のスタートチャッカやアタッカなどの入賞口に入賞するように狙って射出させつつ、液晶表示部の演出表示を見て遊技することができる。そして、遊技中に操作スイッチ19の上面が当たり予告情報として発光されると、遊技者はこれを確認して、操作ボタン部(図2参照)23を押下する。
なお、パチンコ機11は、大当たりや小当たりやはずれ等の抽選を行う制御部、演出用に音声出力を行うスピーカ等の音声出力部、演出用に役ものなどを点灯/消灯する照明部、操作ハンドル16の操作に従って遊技球を遊技盤13に向けて射出する遊技球射出部、遊技球の入賞を検出する検出センサ、及びこれらに電力供給を行う電源部等が電気的に接続されて制御回路部が構築されている。
ところで、上述の下皿15は遊技台12の前面より突設させており、その突設した下皿15は、下皿端側では前面への突出量が少なく、下皿中央側では前面へ大きく突出させているが略凹部が占めているため空き領域が充分にとれない。このため、操作スイッチ19の形状も下皿15の下皿端側の特異な異形状の空き領域の形状に対応させた異形状に設けることにより搭載を可能にしている。
この場合、操作スイッチ19の外形状が中央を基準とする対称形に設けられた円形や矩形では、下皿15の下皿端側の上面が特異な形状の狭い空き領域であるため、配設寸法に制約されて搭載することはできないが、操作スイッチ19の外形を下皿15の特異な異形状に沿わせることにより、空き領域の狭い領域から広い領域へと対応させることができるため、該操作スイッチ19を可能な限り大きく設けることができる。このため、操作スイッチ19は遊技者により押下操作される上面の操作面積を大きくとることができ、遊技者が押下操作し易く、また見易くなる。
このように、下皿15の下皿端側の上面の形状が特異な形状の空き領域を有していても、その特異な形状の空き領域に沿わせて操作スイッチを形成すれば、比較的大きな操作スイッチ19を設けることができ、該操作スイッチ19の配設に無駄がなくなり、異形状を有する下皿15への搭載に適した操作スイッチ19が得られる。また、操作スイッチ19の搭載位置は下皿15の上面に限らず、下皿15の前面などにも搭載することができる。さらに、操作スイッチ19は下皿15だけでなく上皿14に対しても同様に搭載することができる。
図2は操作スイッチ19の外観斜視図を示し、この操作スイッチ19は下皿15の下皿端側(上面が狭い空き領域)となる一方を小さく、下皿15の下皿中央側(上面がやや広い空き領域)となる他方を大きくして三角柱状に近い異形状に設けている。このため、操作スイッチ19の下皿端側と対応する一方の外形状は流線形の小さい曲面部19aとなり、下皿中央側の他方の外形状は制約を受けないためシンプルな垂直側面部19bとなる。また、操作スイッチ19の背面側は遊技台12の垂直な前面と平行して配設するため垂直背面部19cに設け、正面側は下皿15の前面のなだらかな円弧形状と対応する傾斜正面部19dに設けている。さらに、下皿15の形状や配設する位置によっては様々な形状の操作スイッチ19を設けることができる。
次に、操作スイッチ19の構成について説明する。
図3は操作スイッチ19を斜め上方から見た分解斜視図を示し、図4は操作スイッチ19を斜め下方から見た分解斜視図を示す。操作スイッチ19は、上部側に透明カバー20と拡散シート21と操作部材22とを一体化してなる操作ボタン部23と、下部側にスイッチケース24と実装基板25とを一体化してなる下部側のケース部26との上下部側を組合せて構成する。
上部側の操作ボタン部23は、操作部材22の上面に平面的な拡散シート21を重ね合せ、さらにその上からレンズを兼ねた平面的な透明カバー20を被せて、これらを一体化して構成している。
前記透明カバー20は、後述する発光ダイオード36等の発光体から発する光を透過させて該透明カバー20の上面を光らせることができる透明の樹脂材で形成され、上面が略三角形状の平面部に形成された上面カバー部27の周縁部に、垂直な外周カバー部28を垂設して構成している。このうち、外周カバー部28の各長辺側には、後述する操作部材22に固定するための嵌合孔29を開口している。
前記拡散シート21は、前記外周カバー部28の内周寸法より僅かに小さい寸法の略三角形状のシートで形成されており、後述する発光ダイオード36の光を拡散して均一に光らせることができる乳白色半透明の素材で形成されている。また、この拡散シート21の表面または裏面に文字や図柄を印刷して、発光時に所望の遊技情報を遊技者に視認させる。
前記操作部材22は、図5にも示すように、不透明な樹脂材で形成され、平面視が前記外周カバー部28の内周寸法より僅かに小さい寸法の略三角形状の環状体に形成され、中央は略三角形状に大きく開口している。そして、操作部材22の正面及び背面の対向する各長手方向中央部には、上下方向(押下方向)に軸方向を設定した半円筒状の摺動ガイド片30を垂設している。また、操作部材22の各長辺側中央部には嵌合突起31を設け、該操作部材22の外周囲には凸部32を周設している。そして、この操作部材22の上面に透明カバー20が取付けられるとき、該透明カバー20の嵌合孔29が嵌合突起31と嵌合して固定される。このとき、透明カバー20の外周カバー部28の内面は、操作部材22の外周面の上部に殆ど隙間無く当接する。
また、操作部材22の長手方向両端部には係合爪(スナップフィット)33が垂設されている。該スナップフィット33は、下方へ伸びるアームの下端に外側へ係止用に突出させたフック部33aを設けて構成されている。このフック部33aは、上面が水平で外側面を下方内側へ傾斜させた形状に形成している。これにより、操作部材22を上方から下方のスイッチケース24に押し込んで嵌め込む際に、スナップフィット33が長手方向へ撓んでフック部33aがスイッチケース24の係合垂片34(図7参照)の内側を通過して係合することにより下方位置へ嵌め込める構成となっている。
ところで、この操作部材22の下部側には略三角形状の全周に沿って内向きに傾斜させた傾斜壁35を設け、該傾斜壁35の内面側を、後述する下方の発光ダイオード36から発光された光を上方に向けて反射させる反射面37に設けている。この反射面37の傾斜角度は上方への反射効率の良い角度に傾斜して設け、また表面は白色塗装して反射面37としての反射性能を高めている。
また、該傾斜壁35を内向きに傾斜させることにより、該傾斜壁35の外面側には傾斜空間38が形成される。該傾斜空間38に、操作部材22を押下方向に摺動ガイドさせる前記摺動ガイド片30を設けている。このため、傾斜空間38を有効利用して、該傾斜空間38に摺動ガイド片30を介在させることができる。この結果、反射面37を形成する高さ位置と、摺動ガイド片30を形成する高さ位置とを同高さ位置に共通して形成できるので、摺動ガイド長さを短縮して操作スイッチ19の高さを低くした薄型のスイッチ構造が得られる。
さらに、摺動ガイド片30は半円筒状の凸面側を操作部材22の外側に向けて設け、この半円筒状の凸面側を後述するスイッチケース24側に摺動支持される摺動ガイド凸面30aとしている。また、半円筒状の凹面側を、コイル状の復帰バネ39を立姿に収納ガイドするバネガイド部30bとしている。
また、前記傾斜壁35の一側の下部には遮光板40を形成しており、該遮光板40が操作ボタン部23と一体に下動したとき、後述する下方のケース部26側のフォトセンサSを遮光して、該操作ボタン部23が押下されたことを検知する検知構造を有している。
一方、前述したケース部26は、スイッチケース24と、該スイッチケース24の裏面側に装着される実装基板25とを一体化して構成している。
前記スイッチケース24は不透明な樹脂材で形成され、前記操作部材22と同じ略三角形状を有する環状体で、内方を上下方向に開口した胴部41の外側面には、長手方向両端部に、下皿15に装着するための下皿用スナップフィット42を外側へ突出させて設けている。そして、胴部41の内側が前記操作ボタン部23を収納するためのボタン収納空間となる。
前記胴部41の内面における中間高さ位置には、該胴部41の内周に沿って内向きに突出する押下規制段部43を設けている。この押下規制段部43は、図6にも示すように、スイッチケース24の内側のボタン収納空間に押下可能に取り付けられた操作ボタン部23が押下されたときに、該操作ボタン部23と一体の
操作部材22の凸部32の下面32a(図7参照)が該押下規制段部43の上面に当接して、該操作ボタン部23の押下限界位置で押下規制する役目を有している。
この押下規制段部43より下側の胴部41の内面に、第1摺動ガイド部44と、下バネ座45と、第2摺動ガイド部46と、基板係合爪47とをそれぞれ形成している。
前記第1摺動ガイド部44は、胴部41の内面における長手方向中央部の対向する位置に設けられ、その長手方向中央部に、前記摺動ガイド片30の半円筒状を包み込む外径を有する半円筒状の凹面に設けている。
この第1摺動ガイド部44の凹面に、前記摺動ガイド片30の摺動ガイド凸面30aを半円筒状同士で周面対接させている(図8参照)。これにより、前後左右全ての面が接触できるように筒体をガイドする如く摺動ガイドすることになり、摺動距離が短くても傾きを規制することができる摺動ガイド作用が得られ、傾き規制性能が高い接触作用を確保して操作スイッチ19の薄型化を促進することができる。この結果、操作ボタン部23の上下方向の安定した摺動を可能にし、また操作ボタン23の前後に対向する位置でそれぞれ周面接触させてガイドするため、位置決め精度が高く摺動ガイド部での平行移動を確実にすることができる。
前記下バネ座45は前記第1摺動ガイド部44の底面に、胴部41より内向きに突出させて設け、この下バネ座45の中央上面には、コイル状の復帰バネ39の下部のバネ穴を挿入させて、該復帰バネ39の起立状態を維持するためのバネガイド突起45aを起立させている。
前記第2摺動ガイド部46は、胴部41の内面における長手方向両端部の下方位置に設けられ、前記スナップフィット33の両側面を挟むように左右一対の垂直な壁面が接した状態で前記操作ボタン23を上下方向に摺動ガイドする側面ガイド部46aを設けている。前記側面ガイド部46aはスナップフィット33の下方に伸びるアーム部分を両側より平面的に接触対応してスナップフィット33を上下方向に摺動ガイドする役目を有している。
さらに、胴部41の長手方向両端部で第2摺動ガイド部46がそれぞれ操作ボタン23の左右の位置を摺動ガイドする。これにより、操作ボタン部23を押下操作した際に、第1摺動ガイド部44だけでなく第2摺動ガイド部46でも操作ボタン部23の摺動ガイド作用が得られるので押下操作される操作ボタン部23を、より一層安定して摺動ガイドできる。
ことに、第1摺動ガイド部44と第2摺動ガイド部46との摺動ガイド位置は、胴部41の長手方向中央部で前後方向に対向する両側の配設位置と、短手方向中央部で左右方向に対向する両側の配設位置との前後左右の4方向の位置で操作ボタン部23を上下方向に摺動ガイドするため、操作ボタン部23は傾かず、上下方向にのみ摺動させることができる。それゆえ、遊技者が操作スイッチ19を押す位置が該操作ボタン部23の端部であっても傾かず、どこを押しても安定したスイッチ操作ができる。
さらに、スナップフィット33と対向するスイッチケース24の対向位置に相当する左右一対の側面ガイド部46a間には、ここに摺動ガイドされるスナップフィット33のフック部33aと係合して操作ボタン部23を抜け止めする係合垂片34を形成している。また、胴部41の長手方向内面の底部には、後述する実装基板25を取り付けるために内向きに突出する基板係合爪47を部分的に数個形成している。
上述の実装基板25はT字形の基板に形成され、このT字形の基板の各端部に形成された係合凹部25aが前記スイッチケース24の基板係合爪47に係合してスイッチケース24に一体に取り付けられる。そして、この実装基板25の上面には、複数の発光ダイオード(LED)36と、フォトセンサSと、コネクタ48とが搭載されている。
前記発光ダイオード36は、例えば発光する色合いが異なるように波長を異ならせて構成された赤色LEDや青色LEDなどの複数の発光ダイオード36を少し間隔を空けて投光方向を下方から上方の透明カバー20側に向けて配設されている。なお、発光ダイオード36はLEDで構成されるものに限らず、他の発光体で構成してもよい。
前記フォトセンサSは、凹形部間を遮光したか否かを検知する透過型の光センサで構成しており、操作ボタン部23が押下された際に、操作部材22の底面側に設けられた遮光板40が該フォトセンサSの凹部内に挿入し、光が遮光されたことを検出することによって操作ボタン部23が押下(オン操作)されたこと(図7(B)参照)、あるいは押下が開放(オフ操作)されたこと(図7(A)参照)を検出する。なお、フォトセンサSは透過型の光センサに限らず、反射型の光センサや、スイッチ型のセンサなど他のセンサで構成してもよい。
前記コネクタ48は、実装基板25に搭載されており、このコネクタ48によりフォトセンサSとパチンコ機11とを電気的に接続している。
以上の構成により、透明カバー20と操作部材22との間に拡散シート21を介在させた状態で嵌合孔29と嵌合突起31とを嵌合し、操作ボタン部23として一体化させることができる。
そして、この操作ボタン部23をスイッチケース24内に上から下へ押し込み、フック部33aを係合垂片34の下方に係止させることにより取り付けることができる。このとき、スイッチケース24の下バネ座45上に予め復帰バネ39の下端を載置しておき、操作部材22を上方から被せるだけで、復帰バネ39は、図8に示すように、バネガイド部30bにガイドされる。なお、復帰バネ39の上部は操作部材22の下面に形成される上バネ座(図6参照)22aに当接している。このため、復帰バネ39は上下のバネ座45,22a間に圧縮状態に保持されている。通常は、復帰バネ39の上方への付勢力によって、操作ボタン部23が上動して押下可能な待機位置にある(図6参照)。そして、操作ボタン部23を押すときは両側の復帰バネ39の付勢力に抗して押下することになる。
さらに、実装基板25をスイッチケース24に取り付ける場合は、実装基板25をスイッチケース24の内側へ、下から上へと押し込み、基板係合爪47をスイッチケース24の係合凹部25aに係合させることにより、ケース部26として一体化させることができる。
このようにして組み立てた操作スイッチ19は、図7(A)の縦断正面図に示す通常の押下待機状態から、遊技者による操作ボタン部23の押下操作によって、図7(B)の縦断正面図に示す押下状態に移行させることができる。このとき、操作スイッチ19の前後位置では摺動ガイド片30が第1摺動ガイド部44にそれぞれ摺動ガイドされるので操作ボタン部23は前後に傾斜することなく前後が同高さに平行して下方へ移動する。また、操作スイッチ19の左右位置ではスナップフィット33が第2摺動ガイド部46にそれぞれ摺動ガイドされるので操作ボタン部23は左右に傾斜することなく左右が同じ高さに平行して下方へ移動する。このため、押下操作時に操作ボタン部23の一端側が押下されたとしても、該操作ボタン部23は前後左右に傾くことが防止されて安定して摺動させることができる。
この結果、操作ボタン部23は上面のどこを押しても該操作ボタン部23は前後左右の四方が摺動ガイドされて略垂直に動作し、押下操作時に引っ掛からずに円滑に摺動させることができる。また、押下操作時に操作ボタン部23が傾かないことで良好な操作感触が得られる。さらに、該操作ボタン部23の操作面積を拡大しても傾かないため、均一な発光を維持できる。このため、操作スイッチ19は安定した押下操作が得られ、信頼性の高いオン・オフ操作を確保できる。また、スイッチの高さを低くして薄型の操作スイッチ19にできるだけでなく、薄型に伴い上下方向の照射距離を短くできるので輝度を高くしなくても良好な照光性能が得られる。
その後、遊技者の指先が押下面より離れて操作ボタン部23が押下力より開放されると、復帰バネ39の弾性復帰力により復帰バネ39は図7(A)の通常状態に復帰する。このとき、操作ボタン部23はスナップフィット33のフック部33aと係合垂片34とが係合して抜け止めされるので、常に初期の押下待機位置に位置決めされる。
図9は復帰バネ91の配設数を必要最低限に設定した一例を示し、この操作スイッチ92では、該操作スイッチ92の中央部に復帰バネ91を1個配設した構成例である。この場合は、スイッチケース93の底面に下バネ座93aを形成するため底板93bを配し、操作部材94の底面に上バネ座94aを形成するため底板94bを配することになる。その他の構成は上述の実施例と同様なスイッチ構造を有して上述した実施例と同様に操作される。この場合は、復帰バネ数が1個で済む利点がある。
図10は第2摺動ガイド部101の他の一例を示し、摺動ガイド機能を兼ねたスナップフィット(係合爪)102を摺動時の押下力(外力)から保護して摺動ガイド構造を強化し、信頼性を高めた構成である。
まず、操作部材103の長手方向両端部に設けられている前記スナップフィット102の両側に独立して並列垂設した被並列摺動ガイド片104を設ける。一方、スイッチケース105には、前記被並列摺動ガイド片104と対応する部位に、前記操作部材103の押下時に、前記被並列摺動ガイド片104の押下方向に平行する側面に接した状態で前記操作部材103を押下方向に摺動ガイドする並列摺動ガイド片106を突出させて形成している。なお、その他の構成は上述の実施例と同様なスイッチ構造を有して、上述した実施例と同様に押下されてオン・オフ操作される。
この場合は、操作部材103が押下された時に、スナップフィット102には摺動時の押下力が加わらないためスナップフィット102は折れる心配がなく、このスナップフィット102の保護構造により耐久性が向上して操作スイッチ107の寿命延長が図れる。
上述のように、操作スイッチの外形を下皿上面の配設位置の形状に合せて異形状に設けることにより、異形状の空き領域に対応させた操作スイッチとなり、操作スイッチを可能な限り大きく設けることができる。このため、押下操作面積が大きくできるので操作スイッチの上面が見易くなり、遊技者が押下操作し易くなる。また、操作ボタン部の下方に反射構造と摺動ガイド構造との双方を形成可能な傾斜空間を設けることにより、高さ方向を短縮して操作スイッチの薄型化を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の遊技機は、実施例のパチンコ機11に対応し、
以下同様に、
操作ボタンは、操作ボタン部23に対応し、
発光手段は、発光ダイオード36に対応し、
検知手段は、フォトセンサSに対応し、
復帰手段及び復帰部材は、復帰バネ39に対応し、
球受皿は、下皿15に対応し、
被摺動ガイド部は、摺動ガイド片30に対応し、
摺動ガイド部は、第1摺動ガイド部44に対応し、
係合爪は、スナップフィット33に対応し、
被並列摺動ガイド部は、被並列摺動ガイド片104に対応し、
並列摺動ガイド部は、並列摺動ガイド片106に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて多くの実施の形態を得ることができる。例えば、上述の実施例では操作スイッチ19の上面を平面的に設けたが、該上面を円弧形に突出させるなど立体的に設けることもできる。
パチンコ機の外観斜視図。 操作スイッチの外観斜視図。 操作スイッチを斜め上から見た分解斜視図。 操作スイッチを斜め下から見た分解斜視図。 操作部材の斜視図。 操作スイッチの短辺側の縦断面図。 操作スイッチの長辺側の縦断面図。 操作スイッチの横断面図。 復帰バネの配置位置を変えた一例を示す操作スイッチの短辺側の縦断面図。 摺動構造を変えた一例を示す操作スイッチの分解斜視図。
11…パチンコ機
15…下皿
19,92,107…操作スイッチ
22,94,103…操作部材
23…操作ボタン部
24,93,105…スイッチケース
30…摺動ガイド片
33,102…スナップフィット
36…発光ダイオード
37…反射面
38…傾斜空間
39,91…復帰バネ
44…第1摺動ガイド部
46,101…第2摺動ガイド部
104…被並列摺動ガイド片
106…並列摺動ガイド片

Claims (3)

  1. 遊技機の前面の球受皿に搭載され操作ボタンを発光させる発光手段と、操作ボタンの押下操作に伴うオン・オフを検知する検知手段と、操作ボタンを元の位置に復帰させる復帰手段とを内蔵した遊技機の操作スイッチであって、
    前記操作ボタンをスイッチケースに摺動自在に取り付け、該スイッチケースに前記発光手段と、前記検知手段と、前記復帰手段とを備え、
    前記スイッチケースとの摺動部位において前記操作ボタンを環状体に形成し、
    該操作ボタンの内方を上向きに傾斜させた傾斜壁の内面側を、前記発光手段から発光された光を外方に向けて反射させる反射面に形成し、前記傾斜壁の外面側に形成される傾斜空間に、該操作ボタンを押下方向に摺動ガイドさせる半円筒状の被摺動ガイド部を設け、
    前記被摺動ガイド部と対応する前記スイッチケースの対向壁面には、前記被摺動ガイド部を押下方向に摺動支持する半円筒状の凹面によって形成される摺動ガイド部を備え、
    前記復帰手段は、前記操作ボタンが押下された位置から元の押下開始位置に復帰させるコイル状の復帰バネを前記被摺動ガイド部に収納させてなる
    遊技機の操作スイッチ。
  2. 前記操作ボタンには、両側より対向する両被摺動ガイド部の対向方向と直交する両側の位置に、前記スイッチケースに係合させて抜け止めする係合爪を設け、前記スイッチケースには前記係合爪の押下方向に平行する側面に接した状態で、前記操作ボタンを押下方向に摺動ガイドする第2の摺動ガイド部を設けた
    請求項に記載の遊技機の操作スイッチ。
  3. 前記操作ボタンには前記係合爪の両側に独立して並列配設した被並列摺動ガイド部を設け、
    前記スイッチケースには前記被並列摺動ガイド部と対応する部位に、前記被並列摺動ガイド部の押下方向に平行する側面に接した状態で前記操作ボタンを押下方向に摺動ガイドする並列摺動ガイド部を設けた
    請求項に記載の遊技機の操作スイッチ。
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