JP5194533B2 - 操作スイッチ及び遊技スイッチ - Google Patents

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Description

この発明は、例えばスロットマシンに使用されるような押しボタン型の操作スイッチに関し、さらに詳しくは操作面が押し易くなる発光構造を持たせた操作スイッチ及び遊技スイッチに関する。
一般に、遊技機に利用される操作スイッチの一例として、入力タイミング別に個別に押下させて入力操作させる3個のストップボタンを備えた遊技機のスイッチ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この種の遊技機のスイッチ装置は、外部に円形操作面を有する押しボタン(ストップボタン)を有し、内部に発光ダイオード(LED)を内蔵し、このLEDの発光によりストップボタンの外面が光るように構成されている。
このストップボタンの内部構造は、LEDの光を内方から外方へと透過させる操作面としての前面部材と、LEDの光を前面部材へと拡散させるシート状の光拡散部材(光拡散フィルム)と、前面部材を保持して進退する操作部材と、この操作部材の動きを検知するフォトセンサとが備えられている。このうち、光拡散部材はシート状を有して前面部材の操作面と反対の裏面側に平面的に配設し、この配設された光拡散部材を前面部材と操作部材とで挟み込む構造をとっている。そして、内方から外方へと発光された光は光拡散部材及び前面部材を透過してストップボタンの前面を均一に光らせている。
ところが、前面部材を保持して摺動される操作部材は、その一部を遮光兼用部材に用い、押下操作時に内方のフォトセンサの光軸を遮光させて押下されたことを検知させる機能を持たせている。このため、操作部材が存在する部分は不透明なため光らず、この操作部材が光拡散部材の周囲を保持している対応部分は光らない。よって、ストップボタンの操作面を外方の操作位置から見た場合、該ストップボタンの淵が光らない状態となる。このストップボタンの淵が光らないと、操作面中央部の認識が不明瞭になりやすく、ストップボタンの端位置が押されやすくなり、不安定な押下操作になってしまう。また、これによりストップボタンの寿命を縮める原因になる問題を有していた。
特開平8−298042号公報
そこでこの発明は、操作ボタンを押下するのに適した中央押しを促進できるように操作面中央部の認識を高めることができる特有の発光構造を備える操作スイッチ及び遊技スイッチを提供することを目的とする。
この発明は、押圧操作される操作子の進退動作に基づいて操作信号を出力するとともに、前記操作子の操作面の背面側に配置された発光体からの光で前記操作面を照光する操作スイッチにおいて、前記操作子は、透光性部材からなる有底筒体に形成され、該有底筒体の底部外面を操作面とする操作ボタンと、該操作ボタンを保持する操作枠体とからなり、前記操作ボタンは、前記発光体から照射された光が前記操作面に向かうように、有底筒体の内周壁面を開口端側に広げて内周傾斜面を形成し、前記操作面の周縁部に、該操作面の操作方向に対して高位となる操作面中央部の周辺より低位となる周縁部にかけて傾斜する周縁部傾斜面を備え、前記操作ボタンの前記操作面とは反対側に、前記発光体からの光を拡散する拡散シートを、前記操作ボタンとシート保持筒体との間で挟んで配設し、該シート保持筒体の外周面は、前記内周傾斜面に対応する外周傾斜面を備えたことを特徴とする。
前記有底筒体の内周壁面を開口端側に広げるのは、操作ボタンの内周面からの光の屈折方向を操作面周縁部の方向に集光させて誘導する機能を持たせるためである。この場合、内周壁面はなだらかな円弧面であってもよく、あるテーパ角度を有する外周テーパ面であってもよい。そして、操作ボタンの内方から光を発光させた際、その光は操作面中央部を重点的に光らせることに加えて、内周壁面を透過した光が操作面の周縁部に対しても十分に行き渡って光らせることができる。よって、操作ボタンの操作面と、操作ボタンの外周面との外表面全体を光らせることができ、操作者が操作ボタンを視認する該操作ボタンの視認領域の全てを光らせることができる。
この場合、内周壁面は、押下方向に対して傾斜角度が大き過ぎると光の屈折方向が操作面の周縁部に向かわなくなり、小さ過ぎると操作面の周縁部方向への十分な光の屈折が得られなくなるので、内方から発光させた光の向きが、周縁部を的確に光らせることができる傾斜角度に設定する。また、操作ボタンは光を内方から外方へと透光させる空間を確保できる逆凹型状の有底筒体に形成し、外周囲は円形体あるいは四角形状等の矩形体であってもよい。
この発明によると、遊技者は操作ボタンの暗くなりやすい淵までも明確に視認でき、操作ボタンを大きく認識できる。これにより、押下操作すべき位置が視認しやすくなり、遊技者は操作ボタンの中央を押し易くなる。特に、操作ボタンの押下操作が頻繁に繰り返される用途に適用される場合は、端押し等の不具合な押下操作が軽減されるので操作ボタンの耐久性が向上する。
また、前記操作ボタンは、前記操作面の周縁部に、該操作面の操作方向に対して高位となる操作面中央部の周辺より低位となる周縁部にかけて傾斜する周縁部傾斜面を備えて構成することができる。
前記周縁部傾斜面は、前記内周傾斜面から導かれた光をさらに屈折させて操作面の周縁部に透明感などの特有な発光性を持たせて光らせる傾斜面である。この場合も前記内周壁面と同様に、周縁部傾斜面は、なだらかな円弧面であってもよく、あるテーパ角度を有する外周テーパ面であってもよい。この周縁部傾斜面の傾斜角度が、操作面に対して大き過ぎると光の屈折方向が操作面の周縁部に向かわなくなり、小さ過ぎると操作面の周縁部での十分な光量が得られなくなるので、内周傾斜面から導かれた光の向きを、操作面の周縁部に向かわせる傾斜角度に設定する。
そして、前記内周傾斜面と周縁部傾斜面との組み合せによって、操作ボタンの内方から外方に光が透過する場合に、周縁部では光が2段階的に屈折して操作面の周縁部を透過するので、この操作面周縁部では透過光が、操作ボタンの材質内で澄んだ透明感があるように透き通って弱く光る。よって、操作面は発光するだけでなく、操作面中央部が強く均一に光り、周縁部が弱く光って、中央部と、その周囲の周縁部との2種類の異なった発光差を生じさせて光らせることができ、操作面中央部を意識させる発光を実現して、視認性の向上と、操作面中央部を押下操作し易くする操作性の向上とが図れる。この場合、単一の発光源から同一操作面上に発光差を異ならせた2種類の光を効率よく生じさせることができる。
このような操作スイッチの複数を連設してなる遊技スイッチを遊技機に組み込めば、遊技者によって各操作スイッチの操作面中央部を意識させる表示機能付きの遊技スイッチとなり、遊技者が押下操作し易い遊技スイッチとなる。例えば、3個1組に組み込まれて頻繁にスイッチ操作が行われるスロットマシンのストップボタンなどに利用することができる。
この発明によれば、操作ボタンの中央部だけでなく、該操作ボタンの操作面周縁部の暗くなりやすい淵も光らせることができる。これにより、遊技者は操作ボタン中央部の意識が視覚的に高まり、操作ボタンの中央を押し易くなるので端押し等の不具合な押下操作が解消される。この結果、操作ボタンの耐久性が向上し、操作スイッチの寿命を延長できる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面はスロットマシンに備えられるストップボタン用の遊技スイッチを示し、図1は遊技スイッチを示す外観斜視図である。この遊技スイッチ11は、3連リールに対応して押下操作される押しボタン式の3個の同じ操作スイッチ12,13,14を一方向の同一平面上に3個1組に配列して構成される。
図2は遊技スイッチを分解して示す斜視図である。ここで、遊技スイッチ11に組み込まれる前記3個の操作スイッチ12,13,14は、同じスイッチ構造を有しているため、以下1つの操作スイッチ12を例にとって説明する。
前記操作スイッチ12は、操作ボタン15と拡散シート16とシート保持筒体17と操作枠体18との4部材を積層状態に一体化してなる円形の操作子19を設け、該操作子19の下方に復帰バネ20を介在させて上下方向に押下可能にスイッチケース21の上面に組み込み、さらにスイッチケース21の下面に実装基板22を取り付けた状態でスイッチケース21の上下面を上カバー23と下カバー24で覆って一体化している。
図3は操作子の分解斜視図、図4(A)は操作スイッチの押下待機状態を示す縦断側面図、図4(B)は操作スイッチの押下状態を示す縦断側面図、図5は操作スイッチの押下待機状態を示す縦断正面図である。
前記操作子19の最上面に位置して押下操作される操作ボタン15は、レンズ面を兼ねた円形状を有し、その外周面は操作枠体18への冠着用として逆凹型状に形成された有底筒体を有している。また、逆凹型状の内部空間を介して内方の発光体25から発光された光を該操作ボタン15の上面へと透過させて、該操作ボタン15の上面を光らせることができる透明の樹脂材で形成している。さらに、操作ボタン15の外周面の両側には冠着用の小さな嵌合突起26を突設している。
この操作ボタン15は、逆凹型状の筒状体であって、この一端が閉鎖されている円形の平面的な上面が押下面15aとなる。そして、この押下面15aの周縁部に対応する筒状体の内周面に、光屈折用に閉鎖端面側より開放端面側にかけて小径から大径に傾斜する内周テーパ面15bを設けている。この内周テーパ面15bは、操作子19の内周面からの光の屈折方向を、押下面15aの周縁部の方向に集光させる機能を持たせるための傾斜面である。
前記内周テーパ面15bは、操作ボタン15の内方から外方の押下面15aへと光を発光させた際、側壁に向かった光が該内周テーパ面15bで屈折されて押下面15aの周縁部へと集光させて光らせることができる。この場合、内周テーパ面15bの傾斜角度は、側壁に向かった光の向きが、押下面15aの周縁部を的確に光らせることができる傾斜角度に設定する。例えば、既存の操作ボタン15aの場合では、内周テーパ面15bの傾斜角度を押下方向に対し、5〜10度程度傾斜させるのが適している。
そして、内方の発光体25から発光した光を外方へと透過させる場合、操作子19の押下面中央部だけでなく、周縁部も光らせることができるので操作子19の押下面15aと外周面との全外表面が光る。よって、遊技者は操作子19の暗くなりやすい淵までも明確に視認でき、操作子19を大きく認識できる。これにより、押下操作すべき押下面15aの位置が視認しやすくなり、遊技者は操作子19の中央を押し易くなる。特に、操作子19の押下操作が頻繁に繰り返される用途に適用される場合は、端押し等の不具合な押下操作が軽減されるので操作子19の耐久性が向上する。
さらに、前記押下面15aの周縁部には、高位となる押下面中央部の周辺より低位となる周縁部にかけて傾斜する周縁部傾斜面15cを設けている。この周縁部傾斜面15cは、内方の内周テーパ面15bから導かれた光をさらに押下面上の周縁部で再び屈折させて、押下面15aの周縁部を明瞭に光らせる役目を持たせた傾斜面である。
この周縁部傾斜面15cは、傾斜角度が押下面に対して大き過ぎると光の屈折方向が押下面15aの周縁部に向かわなくなり、小さ過ぎると押下面15aの周縁部での十分な光量が得られなくなるので、内周テーパ面15cから導かれた光の向きを、押下面15aの周縁部に向かわせる傾斜角度に設定する。例えば、既存の操作ボタンの場合では、周縁部傾斜面15cの傾斜角度を押下面15aに対し、15度程度傾斜させるのが適している。
そして、前記内周テーパ面15bと周縁部傾斜面15cとの組み合せによって、操作子19の内方から外方に光が透過する場合に、周縁部では光が2箇所の屈折部分により2段階的に屈折して押下面15aの周縁部を透過するので、この押下面15aの周縁部では、透過光が操作ボタン15の材質内で澄んだ透明感があるように弱く光る。よって、押下面15aは発光するだけでなく、押下面15aの中央部が強く均一に光り、押下面15aの周縁部が弱く光って、中央部と、その周囲の周縁部とで光る度合いを異ならせ、押下面15aの中央部を意識させる2種類の発光領域を実現して、視認性の向上と、押下面中央部を押下操作し易くする操作性の向上とが図れる。
なお、操作ボタン15の外周面には、軸方向上側より下側を大径にして、外径寸法を異ならせた抜け止め用の外周面段差部15dを有しており、この外周面段差部15dが上面カバー23の内周縁部23cに抜け止め係止されている。
前記拡散シート16は、前記操作ボタン15の内周寸法より僅かに小さい寸法の円形シートに形成している。そして、この拡散シート16が操作ボタン15の押下面15a側とは反対側となる裏面側に平面的に配設され、この配設された拡散シート16を上側の操作ボタン15と下側の後述するシート保持筒体17とで挟み込む構造をとっている。また、下方からの発光体25の光を拡散して均一に光らせることができる乳白色半透明の素材や拡散材を印刷した透明の素材などで形成されている。また、この拡散シート16の表面または裏面に、文字や図柄を印刷して、発光時に所望の情報を表示させてもよい。
前記シート保持筒体17は、内方からの光を遮らない透明の樹脂材で形成され、前記操作ボタン15の内周寸法より僅かに小さい外径寸法を有する筒体に形成している。そして、シート保持筒体17の上端面環状部が前記拡散シート16の周縁部と対応し、下端面環状部が後述する操作枠体18と対応して両端面が保持されている。従って、このシート保持筒体17と操作ボタン15との間に、前記拡散シート16が挟み込まれた状態に保持されている。また、該シート保持筒体17の外周面は、前記内周テーパ面15bのテーパ角度に対応する外周テーパ面17aとし、外周面両側に操作ボタン15の下端を受け止めて支持する受止突起17bを突設している。
前記操作枠体18は透明な樹脂材で形成され、平面視が前記操作ボタン15と相似する外形状を有し、その内周寸法より僅かに小さい外径寸法の円形状を有している。この操作枠体18の上面は開放され、内周面は上方への光の反射に適した逆円錐形状の反射面27を有しており、この反射面27で囲まれる逆円錐形状の内方空間部28を介して、その上方の操作ボタン15に光を照射させる。
さらに、内方空間部28としての反射面27の表面に対しては、光の拡散効果を高めることができる細かな凹凸模様のシボ加工を施している。このシボ加工を施すことにより、反射面27からの光の拡散効果が向上し、操作ボタン15での安定した発光が得られる。
さらに、操作枠体18は、図5にも示すように、スイッチケース21に摺動支持される摺動筒体29を下端に有し、この摺動筒体29の両側に操作子抜止用の抜止片30を有している。該抜止片30は下端の係止爪31がスイッチケース21の下端係止部21aに係止されて抜け止めされる。
また、摺動筒体29の外周面の一部に遮光片32を突設している。この遮光片32は操作子19が押下操作されたことを検知させるための部材であり、該操作子19の押下操作に連動して遮光片32が下動したとき、該遮光片32が実装基板22に搭載されている検知センサSのスリット部間の光路を遮光することで検知させる。従って、この遮光片32は光を遮光できる不透明な樹脂材で構成している。
また、操作枠体18の上面には、前記操作ボタン15の嵌合突起26と対応する両側の位置に嵌合孔33aを開口した嵌合枠体33を起立しており、操作枠体18の上面に操作ボタン15を冠着させるときに、該嵌合枠体33の嵌合孔33a内に操作ボタン15の嵌合突起26を嵌合させて固定する。このとき、シート保持筒体17の下面環状段部17cが操作枠体18の上面環状段部34に係合して操作枠体18の同心円上にシート保持筒体17が組み付けられる。よって、拡散シート16及び操作ボタン15も操作枠体18の同心円上に組み付けられる。このように操作子19は、操作ボタン15と拡散シート16とシート保持筒体17と操作枠体18とを一体化して構成される。
ところで、前記操作枠体18に一体に保持される操作ボタン15の保持構造は、操作ボタン15の外周面側から操作枠体18が覆って保持するので、操作枠体18の嵌合枠体33は、操作ボタン15の内周面より外側に位置することになる。このため、操作枠体18は光が内方から外方へと透過する際の光路障害にならず、該操作枠体18が不透明材であっても、操作ボタン15の内方から側壁方向へと至った光を確実に押下面15aの周縁部へと導いて光らせることができる。
また、押下面15aへの光の拡散効果を高めるために、操作ボタン15の内面側に拡散シート16を組み込ませる構成でもよく、操作ボタン15の内面をシボ加工してもよい。
また、操作枠体18の上部外周面に復帰バネ20の上バネ座35を形成し、前記スイッチケース21の下端係止部21aの上面を下バネ座36に設けて、これら上下のバネ座35,36間にコイル状の復帰バネ20を圧縮状態に介在させている。そして、この復帰バネ20が伸張しようとする付勢力に抗して操作子19は押下操作され、押下開放後は該復帰バネ20の復帰力によって操作子19は押し戻されて元の押下待機位置へと復帰される。前記復帰バネ20は操作枠体18の外周を巻くようにコイル状に設けられ、また両端部の外径より中間部の外径を若干小さくした鼓形状に設けている。この鼓形状に設けることにより、操作子19を押下した時のバネ自体の共振が緩和され、遊技者に不快感や疲労感を与えない構成を有している。
前記スイッチケース21は、黒色等の不透明な樹脂材で横長の楕円形状を有し、上面に、前記操作子19の上面を露出させた状態に収納して取り付けるために開口した3個の円形開口部37を等間隔に有し、この円形開口部37の内方が操作子19を収納するボタン収納空間となる。そして、このボタン収納空間に操作子19が嵌め込まれて取り付けられる。この操作子19の取り付けに際しては、該操作子19の下部の摺動筒体29が、スイッチケース21の円形開口部37のボタン収納空間に形成された筒状の摺動支持部38(図2参照)に摺動支持されて取り付けられる。このため、操作子19は押下方向に安定して摺動される。仮に、操作子19が端押しされても、摺動筒体29の外周面やスイッチケース21の内周面の部分で端押しの傾きが抑えられる。
前記スイッチケース21の円形開口部37の底面中央に対応する位置には、後述する発光体25が対応されて配設される。さらに、円形開口部37の上部内周面には水平な環状の押下規制面37aを設けている。この押下規制面37aは、操作子19が押下されたときに、該操作子19と一体の操作枠体18の下面外周に形成された水平な係止下面18aが該押下規制面37aの上面に当接して、該操作子19の押下限界位置で押下規制する役目を有している。
前記実装基板22は長尺の平板状を有し、その上面の平面的な搭載面22aにフォトセンサで構成される検知センサSと、2個1組に搭載された発光体(LED)25(25a,25b)と、コネクタ39などの部品が搭載されている。そして、この実装基板22がスイッチケース21と下カバー24との間に介在された状態で一体に組み込まれる。
前記上カバー23は、スイッチケース21の上面を覆う横長の平面的な形状を有し、その長手方向に前記スイッチケース21の各円形開口部37と対応する円形の3個のボタン挿通孔23aを等間隔に開口し、ここに前記操作子19をそれぞれ押下操作可能に挿通させた状態に該スイッチケース21の上面に取り付けられる。
前記下カバー24は、スイッチケース21と略同じ外形状を有する横長の楕円形状を有し、この外周囲に段付き形成された周縁係合部24aをスイッチケース21側で対応する周縁係合部21bに係合させて、スイッチケース21の下面を覆った状態に取り付けられる。また、下方から下カバー24の下ビス穴24bとスイッチケース21のビス挿通孔21cと上カバー23の上ビス穴23bにビス40を通して上カバー23側で螺着することにより、これらを一体化している(図5参照)。
前記検知センサSは、凹形のスリット部間の光路を遮光片32が遮光したか否かを検知する透過型の光センサで構成しており、操作子19が押下された際に、遮光片32の一端部がスリット部間に入り、検知光が遮光されたことを検出することによって操作子19が押下(オン操作)されたこと、あるいは押下が開放(オフ操作)されたことを検知する。なお、検知センサSは透過型の光センサに限らず、反射型の光センサや接点型スイッチなどで構成してもよい。また、発光体25はLEDで構成されるものに限らず、他の発光体で構成してもよい。さらに、実装基板22に搭載されているコネクタ39を介して操作スイッチ12と遊技機の制御部との間を電気的に接続している。
このように構成された操作スイッチ12は、通常、図4(A)及び図5に示すように、操作子19が上面に少し突出して押下可能な押下待機状態にある。この押下待機状態では、2個1組に並列配設されている発光体25(25a,25b)のうち、待機表示色を表す例えば青色発光する一方の発光体25aが発光している。
この押下待機状態から、操作者が操作子19を押下操作すると、操作子19は操作者による押下力を受けて軽く沈み込み、図4(B)に示すように、操作子19の係止下面18aがスイッチケース21の押下規制面37aに当接するまで押下操作される。この操作子19が一定量押下されると、遮光片32が検知センサSのスリット部を遮光して押下されたことを検知する。この検知信号に基づいて一方の発光体25aは消灯し、他方の発光体25bが例えば赤色発光する。
ところで、操作スイッチ12の内部の発光体25aから発光した光を外方の押下面15aへと透過させる場合、操作ボタン15の押下面中央部を強く光らせるだけでなく、側壁に向かった光が図4(A)に矢印で示すように、シート保持筒体17を透過した後、操作ボタン15の内周テーパ面15bを透過する。このとき、内周テーパ面15bから透過した光は、その内周テーパ面15bの傾きによって光の屈折する方向が押下面15aの方向へ集光され、さらにその押下面15aと対応する方向に傾斜形成されている周縁部傾斜面15cへと至り、ここで引続き光は屈折して周縁部傾斜面15cを透過する。この場合に、光が押下面15cの方向へと導かれることで、操作ボタン15の周縁部を、内周テーパ面15bと周縁部傾斜面15cとの両傾斜面で2段階的に屈折させて光らせることができる。
このように、押下面15aの周縁部では光が2段階的に屈折して押下面15aの周縁部を光らせるので、この押下面周縁部では透過光が、操作ボタン15の材質内で澄んだ透明感があるように透き通って弱く光る。よって、押下面15aは発光するだけでなく、押下面中央部が強く均一に光り、その周縁部が弱く光って、中央部と、その周囲の周縁部との2種類の異なった発光差を付けて光らせ、押下面中央部を意識させる発光を実現して、視認性の向上と、押下面中央部を押下操作し易くする操作性の向上とが図れる。またこの場合、単一の発光体25aでありながら同じ押下面上に発光差が異なる2種類の光を効率よく生じさせることができる。
その後、操作子19の押下力が開放されると、該操作子19は復帰バネ20の弾性復帰力を受けて、復帰バネ20と共に、図4(A)に示す元の押下待機状態に復帰する。このとき、操作子19は係止爪31が下端係止部21aに係止されて抜け止めされるので、初期の押下待機位置に位置決めされる。また、遮光片32も復帰バネ20の付勢力を受けて上動復帰するので、初期の押下待機位置に戻る。この遮光片32が上動復帰する時に、検知センサSは再び検知光を検知して操作子19が復帰動作したことを確認し、この検知信号に基づいて他方の発光体25aを消灯させ、一方の発光体25bを発光させる。
上述のように、操作ボタンが押下操作される上面は、その周縁部も光るので透明カバーの押下面と外周面との全外表面が光る。よって、遊技者は操作ボタンの暗くなりやすい淵までも明確に視認でき、操作ボタンを大きく認識できる。これにより、押下操作すべき位置が視認しやすくなり、遊技者は操作ボタンの中央を押し易くなる。特に、操作ボタンの押下操作が頻繁に繰り返されるスロットマシンのストップボタンのような用途に適用される場合は、端押し等の不具合な押下操作が軽減されるので操作ボタンの耐久性が向上し、スイッチを寿命延長できる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の操作面は、実施例の押下面15aに対応し、
以下同様に、
内周壁面及び内周傾斜面は、内周テーパ面15bに対応し、
外周傾斜面は、外周テーパ面17aに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて多くの実施の形態を得ることができる。例えば、上述の実施例では3個の操作スイッチ12,13,14を組合せた遊技スイッチ11を示したが、さらに多くの操作スイッチを組合せてもよく、また1つの操作スイッチ12だけの独立したスイッチとして構成することもできる。
遊技スイッチの外観斜視図。 遊技スイッチの分解斜視図。 操作子の分解斜視図。 遊技スイッチの押下待機状態と押下状態を示す縦断側面図。 遊技スイッチの押下待機状態を示す縦断正面図。
11…遊技スイッチ
12,13,14…操作スイッチ
15…操作ボタン
15a…押下面
15b…内周テーパ面
15c…周縁部傾斜面
18…操作枠体
19…操作子
25,25a,25b…発光体

Claims (2)

  1. 押圧操作される操作子の進退動作に基づいて操作信号を出力するとともに、前記操作子の操作面の背面側に配置された発光体からの光で前記操作面を照光する操作スイッチにおいて、
    前記操作子は、
    透光性部材からなる有底筒体に形成され、該有底筒体の底部外面を操作面とする操作ボタンと、
    該操作ボタンを保持する操作枠体と、
    からなり、
    前記操作ボタンは、
    前記発光体から照射された光が前記操作面に向かうように、有底筒体の内周壁面を開口端側に広げて内周傾斜面を形成し
    前記操作面の周縁部に、該操作面の操作方向に対して高位となる操作面中央部の周辺より低位となる周縁部にかけて傾斜する周縁部傾斜面を備え、
    前記操作ボタンの前記操作面とは反対側に、前記発光体からの光を拡散する拡散シートを、前記操作ボタンとシート保持筒体との間で挟んで配設し、
    該シート保持筒体の外周面は、前記内周傾斜面に対応する外周傾斜面を備えた
    操作スイッチ。
  2. 請求項に記載の操作スイッチの複数を連設してなる遊技スイッチ。
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