JP5109625B2 - 照光式レバースイッチ及び遊技機 - Google Patents

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この発明は、例えばスロットマシンに用いられるような照光式レバースイッチに関し、さらに詳しくは遊技開始時の演出に適した照光表示を行う照光式レバースイッチ及び遊技機に関する。
一般に、遊技ホールにはスロットマシン等の遊技機が広く普及されており、該遊技機の遊技操作面には遊技者が操作するレバー操作型のレバースイッチや押しボタン型のストップスイッチ等の各種の操作スイッチが備えられている。
近年、この種の遊技機は、照明灯の点滅、音楽の出力、画像表示等による演出により、ゲームの趣向性が高められている。遊技開始時に傾動操作されるレバー状のスタートスイッチの場合、該スタートスイッチの動きが上下方向などに限定されず、360度の全方位に傾動自由に操作できるように構成して、操作性を高めたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
また、演出の一例として、遊技者がメダルを投入した後に操作スティックの端部に備えられる球形の操作子を照光させて遊技者に遊技開始を報知させるという新たな確認手段としての演出を狙った技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
この照光式操作スティックでは、操作スティックを傾動操作した場合に、操作スティックと一体のスイッチ用突起が傾動し、この傾動したスイッチ用突起がセンサ部を遮光したか否かにより操作スティックが傾動操作されたか否かを検知している。
しかし、傾動方向に動くスイッチ用突起と、その傾動方向に対応して固定設置されたセンサ部との関係から操作スティックの動きは中立位置に対して上下方向などの直線的な動きに限定されてしまうため操作スティックを全方位に傾動させることができなかった。このように、照光通路を確保した状態で操作スティックを全方位に傾動させようとした場合は、全方位に対する検知構造が難しくなる問題を有していた。
特開2006-296548号 特開2001-155590号
そこでこの発明は、操作子を照光させるだけでなく、操作レバーを全方位に傾動させることを実現しても、その全方位の動きを検知することができる照光式レバースイッチ及び遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、中間を支点として傾動するとともに一方端に操作子を有し、他方端に光を導入させる導入光端面を有し、且つ導入された光を軸方向の一方端へと通過させる長尺の操作レバーと、前記操作レバーを傾動方向の中立位置に支持する中立位置支持手段と、前記操作レバーが中立位置にあるとき、該操作レバーの導入光端面に対向する位置に配置される発光素子と、前記操作レバーが傾動されたことを検知する検知手段と、前記操作レバーの中間を支点とする全方位に傾動自由に支持する全方位支持手段と、これらを内部構成するケース本体と、を備え、前記発光素子が発光した光を前記操作レバーの導入光端面から操作子側の端面へと導いて操作子を発光させる照光式レバースイッチであって、前記ケース本体に形成された中空部に前記操作レバーの端部を臨ませて設け、該中空部で前記操作レバーのレバー軸上をスライドする押圧円盤と、前記押圧円盤を前記中空部のケース前後方向の支点側に形成されているケース内端面に向けて付勢する押圧円盤付勢手段と、前記押圧円盤付勢手段により付勢された押圧円盤の端面が前記ケース内端面に押圧されて平面対応したとき、該ケース内端面を基準に前記操作レバーを中立位置に付勢支持し、前記押圧円盤が押圧円盤付勢手段の付勢力に抗してケース前後方向にスライドしたとき、前記操作レバーを傾動許容させる平面支持手段と、前記押圧円盤の反平面対応側に対向してケース前後方向へのスライドが許容されて前記中空部に配設された可動筒と、前記可動筒をケース前後方向の押圧円盤側に付勢する可動筒付勢手段とを備え、前記操作レバーが中立位置より傾動したとき、これと一体に傾動する押圧円盤の傾きにより前記可動筒がケース前後方向に押され、該押圧円盤の傾動量を可動筒のケース前後方向のスライド量に変換させて、該可動筒を前記可動筒付勢手段の付勢力に抗して前記検知手段が検知するケース前後方向の検知位置までスライドさせる構成としたことを特徴とする。
前記全方位とは、操作レバーの軸方向が例えば水平方向の支持位置を中立位置としたとき、その水平方向を中心とする360度の傾動方向である。
前記ケース本体の中空部に、操作レバーと一体の押圧円盤を介在させるとともに、該押圧円盤の動きに連動してケース前後方向にスライドする可動筒を介在させることで、可動筒の動きを検知することにより全方位の傾動量をケース前後方向のスライド量に変換させて操作レバーが傾動したことを検知することができる。
また、ケース本体に操作レバーの傾動許容空間としての中空部を確保し、ここに中空部を妨げない可動筒のような筒体を効率よく介在させることができる。従って、この中空部によって操作レバーが全方位に傾動することができ、且つ発光素子と操作レバーとを、その対応を妨げずに内部構成できる。それゆえ、発光素子から操作子への光の伝導構造を容易に確保できる。また、操作レバーの傾動をケース前後方向のスライド量に変換して可動筒の動きを検知できるので、操作レバーが全方位に傾動しても、その動きを正確に検知することができる。よって、操作レバーに照光機能と、全方位への傾動機能を持たせることができる。
この発明の態様として、前記可動筒がスライドした位置を、該可動筒の外周部で検知するスライド位置検知手段を備えて構成することができる。
前記可動筒の外周面上に検知用の遮光片等の部材を設け、これを検知するようにすれば、可動筒の内部空間を妨げずに検知することができる。
この発明の態様として、前記押圧円盤と可動筒とが対向する互いの端面周縁部を軸方向に突き合わせて設け、且つ突き合わされる互いの端面周縁部の少なくとも一方を、前記押圧円盤の傾動を円滑にする滑らかな曲面部に設けることができる。
この場合、突き合わされた押圧円盤と可動筒とは環状に接触して押圧付勢されるが、その環状接触部分が曲面部で対応するため滑らかで引っ掛かりがなく、安定した操作レバーの動きが得られる。ことに、互いの環状面上で対向するので、全方位に対して均一な摺接作用が得られる。また、両者を若干異径にして対向させれば、環状対向する一方の外周面と他方の内周面とが周面接触して互いの動きが一層安定する。
このように構成された照光式レバースイッチを搭載する遊技機を用いれば、操作レバーを全方位に傾動させることができるとともに、該操作レバーの操作時に、例えばメダルの投入に連動して操作子を照光させることができるなど明瞭に遊技者に遊技開始案内を感知させることができる演出効果の高い遊技機として運用できる。
この発明によると、操作子を照光させるだけでなく、操作レバーを全方位に傾動させることができ、またその全方位の動きを検知することができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図面は遊技機の一例として遊技ホールに設置されるスロットマシンを示し、図1はスロットマシンを示す外観斜視図である。このスロットマシン11は接客面としての前面上部にパネル12とリール部13を有し、前面中央の幅方向に3個の並列するストップボタン14を有し、その左側に照光式スタートレバー15と掛け数設定ボタン16を、右側に返却ボタン17と図示しない精算ボタンとメダルMを1枚ずつ投入するための投入口18とを有し、これらの前面下部に下皿19を有している。
そして、遊技者がスロットマシン11を遊技利用するときに、前記投入口18にメダルMが1枚ずつ投入される。投入されたメダルMは内部で選別され、有効と選別された適正なメダルMは取込まれ、不適正と選別されたメダル類や所定枚数を越えて投入された余剰メダルは図示しないメダル返却通路を介して下皿19へと返却させている。また、遊技者が遊技を中止するために図示しない精算ボタンを押下操作した場合もメダルMは下皿19へと返却される。
次に、スロットマシン11に適用された照光式レバースイッチの一例として、遊技開始用に設けられる照光式スタートレバー15について説明する。
図2(a)は照光式スタートレバー15を前面側から見た外観斜視図、図2(b)は照光式スタートレバー15を背面側から見た外観斜視図、図3は照光式スタートレバー15の分解斜視図、図4は照光式スタートレバー15の側面図、図5は図4のA−A線矢視断面図である。
この照光式スタートレバー15は、操作レバー20と、押圧円盤21と、押圧バネ22と、平座金23と、止め輪24と、可動筒25と、復帰バネ26と、基板27と、センサブロック50と、これらを収納支持するケース28とカバー29とから構成される。
前記操作レバー20は、操作子30と、導光棒31と、操作軸32と、支点球33とを一体に備えて構成される。前記操作軸32は長い1本の円筒軸であり、該操作軸32の一方端に遊技者が操作摘みとして掴むための球形の操作子30が螺着される。この操作子30は光を透過させることができ、さらに絶縁にも適した例えばポリカーボネート等の樹脂材で構成できる。
また、操作軸32の軸孔34に略同長さの導光棒31が中実軸として一体に収納されている。この導光棒31は一方端が操作子30の内部へと臨み、その一方端から光を操作子30へと放射発光させる発光端面31aとして設けられ、他方端が後述する発光素子35に対向する導入光端面31bとして設けられている。よって、導光棒31は導入光端面31bから導入させた光を軸方向端部の発光端面31aまで通過させることができる透明なアクリル系などの透光樹脂材で構成できる。
操作軸32は、外周面の一方端に螺着用の雄ネジ部32aを形成しており、この雄ネジ部32aを対向する操作子30の雌ネジ部30aに螺着して一体に連結している。また、操作軸32は操作子側外周面を大径部32bにし、反操作子側外周面を小径部32cとする段付き外周面に設けている。そして、小径部32c上に、前記支点球33の、貫通して開口されている軸孔33aが挿通されて軸支される。さらに、大径部32bと小径部32cとの段差端面32dに支点球端面33bが当接し、該支点球端面33bと反対側の球面部分が後述するケース28の球面軸支部36に受け止められて操作軸32上の中間部に取り付けられる。小径部32cの端部には周溝32eが形成されており、ここに後述するE型状の止め輪24が装着される。そして、支点球33が後述するケース28に支持されることで、操作レバー20は支点球33を回動支点に360度の全方位にシーソ状に傾動自由に軸支される(図8参照)。
上述のケース28は円筒形状を有し、その軸方向に軸支孔37と中空部38とが連設して形成されている。軸支孔37はケース28の一方の端面から軸方向に穿設され、その内端部に操作レバー20を貫通させた状態で支点球33を回転自由に軸支する球面形状の球面軸支部36が形成されている。これにより、操作レバー20は中間部の支点球33が球面軸支部36に軸支され、操作レバー20は球面軸支部36を基点に360度の全方位に回転自由となる。また、軸支孔37の開口端に操作レバー20が当たることで該操作レバー20は最大傾動角度で傾動規制される。よって、この軸支孔37の孔径の大きさによって操作レバー20が傾動できる傾動量を定めている。支点球33の外表面には摩擦接触の低減及び塵埃回避を兼ねた多数の小さな凹み部33bを形成している。
中空部38は、ケース28の他方の大きく開口した開口端面39から軸心方向に中空形成された円柱形の空間である。この中空部38と前記軸支孔37とは同軸上に有し、軸支孔37側から中空部38に向けて操作レバー20の小径部32cを臨ませて介在させている。また、球面軸支部36と隣接する中空部38のケース内端面40に後述する押圧円盤21が平面対応して配設されている。
上述の押圧円盤21は、操作軸32の小径部32c上に軸方向に沿ってスライド自由に軸支される筒状のスライド軸部41と、該スライド軸部41の一端に平面対応部42とフランジ部43とを有して構成される。平面対応部42は該押圧円盤21の軸心部の端面であり、この平面対応部42が前記ケース内端面40と平面対応して当接される。そして、ケース内端面40に平面対応部42が平面対応することで、該押圧円盤21及びこれと一体の操作レバー20の向きが軸方向に定められる。フランジ部43は、平面対応部42の外周部を平面対応側より退避する方向にずらして段差形成した環状部分であり、このフランジ部43が後述する可動筒25と互いに突き合わせて対向される。また、このフランジ部43には端面周縁部に曲面部44が形成されている。この曲面部44は後述する可動筒25と対向する側に形成され、曲面部44が可動筒25と接触した際に該押圧円盤21が傾動した時の接触を円滑にする役目を有している。さらに、スライド軸部41の外周面とフランジ部43の付け根部分とで囲まれる部位には後述する押圧バネ22用のバネ座としての端面環状溝45が形成されている。
前記押圧バネ22は、コイル状を有して前記スライド軸部41の外周面上に嵌挿されており、一端が端面環状溝45に受け止められ、他端が止め輪24に係止された平座金23に受け止められて伸縮自在に、且つ圧縮された状態に介在されている。このため、押圧円盤21は平座金23を基点とする押圧バネ22の付勢力により平面対応部42がケース内端面40に押圧されて平面対接している。これにより、操作レバー20は押圧円盤21を介してケース内端面40を基準に中立位置に支持された状態となる。
前記中空部38の開口端となるケース外端面側には後述するカバー29が連結されて該中空部38は開口端が閉鎖される。そして、この閉鎖された中空部38内に前記操作レバー20の小径部32cと、押圧円盤21を傾動自由に収納させるとともに、後述する可動筒25を軸方向にスライド自由に収納させて内部構成する。
上述の可動筒25は、中空部38に収納され、該中空部38を形成するケース28とカバー29の内周面に沿う大径の筒体を有して軸方向にスライド自由に支持される。可動筒25をケース28の内周面に沿わせて収納することにより、該可動筒25が中空部38の空間を妨げないようにしている。よって、操作レバー20の小径部32cと、押圧円盤21との傾動許容空間が確保される。さらに、この可動筒25には端面周縁部に曲面部46が形成されている。この曲面部46は押圧円盤21と対向する側に形成され、曲面部46が押圧円盤21と接触した際に、該可動筒25と押圧円盤21との接触を円滑にする役目を有している。この場合、押圧円盤21と可動筒25とが環状同士で突き合わされるが、押圧円盤21側を可動筒25側より若干小径にして、互いの曲面部44,46での接触安定性を図っている。これにより、押圧円盤21の滑らかな傾動と可動筒25の滑らかなスライド動作を図っている。また、曲面部44,46は一方の曲面部だけにしてもよい。
復帰バネ26は、コイル状を有して前記可動筒25の内周面に沿って嵌挿されている。そして、一端が可動筒25の曲面部46の背面側に形成されているバネ座端面47に受け止められ、他端が後述するカバー29に受け止められて伸縮自在に、且つ圧縮された状態に介在されている。このため、可動筒25は、カバー29を基点とする復帰バネ26の付勢力を受け、該可動筒25は押圧円盤21側に押されてスライドし、該可動筒25の曲面部46が押圧円盤21の曲面部44を押圧している。
従って、操作レバー20が中立位置のときは、復帰バネ26に付勢された可動筒25を押圧円盤21側にスライドさせている。これに対し、操作レバーが中立位置より傾動したときは、これと一体に傾動する押圧円盤21の傾きにより前記可動筒25が軸方向に押され、該押圧円盤21の傾動量を可動筒25の軸方向のスライド量に変換させて、該可動筒25を前記復帰バネ26の付勢力に抗して後述するセンサブロック50の検知センサSが検知する軸方向の検知位置までスライドさせる構成としている。
前記センサブロック50は、凹型状に設けられたスリット間を光電検知する検知センサSを有している。通常、操作レバー20が中立位置(図においては水平状態)を保っている待機状態のときは、図5に示すように、可動筒25の外周面に検知用の部材として突設されている遮光片48が退避位置にあって、検知センサSのスリット間の検知光を投光許容している。これに対し、操作レバー20が傾動したときは、図6(b)に示すように、遮光片48がスライドして検知センサSの光電検知領域を遮光する。検知センサSが検知した出力はセンサブロック50に備えられたコネクタ部51より制御部(図外)へと送信される。
この場合、操作レバー20の傾動に連動して可動筒25が軸方向にスライドするため、可動筒25がスライドしたか否かを検知すれば、操作レバー20の傾動の有無を検知することができる。従って、可動筒25と一体の遮光片48をケース28に取り付けられたセンサブロック50の検知センサSで検知するようにすれば、ケース内部において容易に検知構成がとれる。このため、ケース28には、中空部38と連通する一部に遮光片スライド用の検知空間49を形成しておくとよい。ことに、検知構造として可動筒25の外周面上に遮光片48を設け、これを検知するようにすれば、略中空部38の空間に相当する可動筒25の内部空間を妨げずに検知することが可能になる。よって、操作レバー20の動きや、光の通路を妨げなくなる。
基板27は、中央内面に発光素子35を搭載し、この発光素子35が中空部38の軸心と対向した位置でカバー29の内面側に搭載される。これにより、操作レバー20が中立位置のときは発光素子35が導光棒31の導入光端面31bと対応し、発光素子35から発光した光は導入光端面31bより導入された後、導光棒31内を通って他方の発光端面31aより発光し、操作子30が発光される。発光素子35は1つ、または複数の発光色の発光素子が備えられており、制御部からの信号に応じて切換えられる。また、基板27には発光素子コネクタ27aがカバー29の外面に露出して備えられている。
カバー29は、内面側中央部に前記基板27を取り付けて有し、内面側の前記可動筒25と対応する環状対応部位には環状ガイド溝52を有している。この環状ガイド溝52は前記可動筒25の開口端を軸方向に挿通させてスライド支持し、可動筒25がスライドして検知されるときの検知長さに対応するスライド長さを有している。
そして、ケース28とカバー29との連結に際して、互いに平面対向して接続されるケースフランジ53と、カバーフランジ54には、四隅にビス止め孔28a,29aを有しており、ここに各ビス(図面省略)が挿通されてスロットマシン11に螺着させることで、ケース28とカバー29はスロットマシン11に取り付けられる。さらに、ケース28とカバー29の連結時に、ケース28の径方向両側に配設された係止片53aが、カバー29の径方向両側に形成されている係止部54aに係止することで連結している。さらに、センサブロック50の両側のベース55がケース28とカバー29の取付孔56に挿通またはビス止めして取り付けられることで、該センサブロック50はケース28とカバー29との間に保持されている。
前記押圧円盤21と可動筒25は、例えばポリアセタール等の絶縁性の樹脂材により構成するのが適している。その理由は、遊技者が掴んで操作する操作子30からの静電気が操作軸32を伝わって、内部の検知センサSに放電して該検知センサSが破壊されないようにするためである。
図6は照光式スタートレバー15の操作レバー20が傾動操作された状態を示す側面図とそのA−A線矢視断面図、図7は照光式スタートレバー15の操作レバー20が傾動操作された状態を示す平面図とそのA−A線矢視断面図、図8は押圧円盤21の傾動状態及び可動筒25のスライド状態を示す要部縦断斜視図である。
次に、このように構成された照光式スタートレバー15を遊技者が操作する場合の作用について説明する。
この照光式スタートレバー15は、制御部から演出制御信号が出力されていない場合、図4及び図5に示すように、押圧バネ22の付勢力を受けている押圧円盤21の平面対応部42がケース内端面40に平面的に当接する。この場合、押圧円盤21に対しては、該押圧円盤21のスライド軸41に沿う小径の押圧バネ22が付勢する軸心近くでの付勢作用だけでなく、大径の復帰バネ26の付勢力が可動筒25を介して押圧円盤21の外周部を付勢する。このため、押圧円盤21に対する安定した付勢力で付勢されることになる。また、押圧円盤21と可動筒25とは互いに突き合わされた状態にあり、その互いの端面周縁部の全周が均一に接触した対応状態にある。このため、操作軸32を中心とする周方向に均等な押圧付勢力が働き、操作レバー20は傾くことなく、ケース28とカバー29の同心軸上の中立位置に維持されている。
この中立位置で操作レバー20が待機されているときに、遊技者が遊技を開始すべくメダルを投入すると、制御部から遊技が許可された信号が送信される。これに基づいて操作子30への発光による演出を開始させる。または、待機中の間特定の色を発光させておくようにしてもよい。このほか、点滅、あるいは発光色を変えるなどして遊技開始許可を遊技者に知らせるようにしてもよい。例えば、特定の発光色が選定されて発光素子35が発光されると、その発光した光は導入光端面31bから導入され、導光棒31を軸方向に通って他方の発光端面31aから特定の発光色が操作子30から明瞭に発光される。これを見て、遊技者は遊技開始できることを視認して遊技開始する。
遊技開始に伴って、遊技者が操作子30を掴んで操作レバー20を任意の傾動方向に傾動操作すると、操作レバー20は、押圧バネ22の付勢力に抗して傾動操作される(図6及び図7参照)。このとき、押圧円盤21は操作レバー20の傾動に伴って押圧バネ22を圧縮しながらスライドすることで操作レバー20の傾動を可能にしている。
そして、操作レバー20が中立位置より傾動したときは、これと一体に押圧円盤21が傾動し、この押圧円盤21の傾きにより可動筒25が軸方向に押され、該押圧円盤21の傾動量が可動筒25の軸方向のスライド量に変換される。そして、可動筒25は前記復帰バネ26の付勢力に抗して検知センサSが検知する軸方向の検知位置までスライドされる。これにより、操作レバー20が傾動操作されたことを検知センサS及び制御部が検知する。
この場合、押圧円盤21は傾動した際に、平面対応部42の傾いた一点がケース内端面40に当接するが、図8(b)及び図8(c)に示すように、該押圧円盤21のフランジ部43の曲面部44が可動筒25の曲面部46に環状対応し、何れの傾動方向及び傾動角度であっても、環状支持されるので安定した動きが確保される。
このとき、押圧バネ22が強く圧縮されて反発力が高まり、操作レバー20による傾動時の操作感触が十分に得られる。そして、操作軸32が最大傾動位置で軸支孔27の開口端部に当接して傾動規制される。また、操作レバー20が傾動した場合は、導光棒31の軸心が大きく傾き、該導光棒31の導入光端面31bは発光素子35と非対向となり、導入光端面31bより光が導入されなくなる。このため、操作レバー20が傾動すると、操作子30は消灯し、操作レバー20が中立位置に戻るまで操作子30は発光しなくなる。
その後、操作レバー20に対する負荷が開放された時点で、押圧バネ22及び復帰バネ26の反発力を解消すべく両バネ22,26の復帰作用が働いて、図5に示すように、押圧円盤21は傾いた状態から平面対応状態に戻り、また可動筒25も元の位置にスライドして復帰する。これに連動して操作レバー20は直ちに元の中立位置に復帰する。
上述のように、ケースの中空部に操作レバーを中立位置に支持する押圧円盤や、検知手段としての可動筒を収納させることができるので、全方位への傾動機能と照明機能とを同時に達成することができ、演出効果の高い遊技利用が図れる。
この発明の構成と、上述の一実施例の構成との対応において、
この発明の照光式レバースイッチは、実施例の照光式スタートレバー15に対応し、
以下同様に、
中立位置支持手段は、軸支孔37に対応し、
全方位支持手段は、支点球33及び球面軸支部36に対応し、
検知手段は、検知センサSに対応し、
ケース本体は、ケース28とカバー29とに対応し、
押圧円盤付勢手段は、押圧バネ22に対応し、
平面支持手段は、ケース内端面40と平面対応部42とに対応し、
可動筒付勢手段は、復帰バネ26に対応し、
スライド位置検知手段は、遮光片48とスライドブロック50及び検知センサSとに対応し、
遊技機は、スロットマシン11に対応するも、この発明は請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
スロットマシンを示す外観斜視図。 (a)は照光式スタートレバーを正面側から見た外観斜視図、(b)は照光式スタートレバーを背面側から見た外観斜視図。 照光式スタートレバーの分解斜視図。 照光式スタートレバーの側面図。 図4のA−A線矢視断面図。 (a)は照光式スタートレバーの操作レバーが傾動操作された状態を示す側面図、(b)は図6(a)のA−A線矢視断面図。 (a)は照光式スタートレバーの操作レバーが傾動操作された状態を示す平面図、(b)は図7(a)のA−A線矢視断面図。 (a)は操作レバーが傾動待機されている中立位置の場合の要部縦断斜視図、(b)は押圧円盤の中間傾動状態及び可動筒のスライド状態を示す要部縦断斜視図、(c)は押圧円盤の傾動限界状態及び可動筒のスライド限界状態を示す要部縦断斜視図。
符号の説明
11…スロットマシン
15…照光式スタートレバー
20…操作レバー
21…押圧円盤
22…押圧バネ
25…可動筒
26…復帰バネ
33…支点球
35…発光素子
36…球面軸支部
40…ケース内端面
42…平面対応部
44,46…曲面部
S…検知センサ

Claims (4)

  1. 中間を支点として傾動するとともに一方端に操作子を有し、他方端に光を導入させる導入光端面を有し、且つ導入された光を軸方向の一方端へと通過させる長尺の操作レバーと、
    前記操作レバーを傾動方向の中立位置に支持する中立位置支持手段と、
    前記操作レバーが中立位置にあるとき、該操作レバーの導入光端面に対向する位置に配置される発光素子と、
    前記操作レバーが傾動されたことを検知する検知手段と、
    前記操作レバーの中間を支点とする全方位に傾動自由に支持する全方位支持手段と、
    これらを内部構成するケース本体と、
    を備え、前記発光素子が発光した光を前記操作レバーの導入光端面から操作子側の端面へと導いて操作子を発光させる照光式レバースイッチであって、
    前記ケース本体に形成された中空部に前記操作レバーの端部を臨ませて設け、該中空部で前記操作レバーのレバー軸上をスライドする押圧円盤と、
    前記押圧円盤を前記中空部のケース前後方向の支点側に形成されているケース内端面に向けて付勢する押圧円盤付勢手段と、
    前記押圧円盤付勢手段により付勢された押圧円盤の端面が前記ケース内端面に押圧されて平面対応したとき、該ケース内端面を基準に前記操作レバーを中立位置に付勢支持し、前記押圧円盤が押圧円盤付勢手段の付勢力に抗してケース前後方向にスライドしたとき、前記操作レバーを傾動許容させる平面支持手段と、
    前記押圧円盤の反平面対応側に対向してケース前後方向へのスライドが許容されて前記中空部に配設された可動筒と、
    前記可動筒をケース前後方向の押圧円盤側に付勢する可動筒付勢手段と、
    を備え、前記操作レバーが中立位置より傾動したとき、これと一体に傾動する押圧円盤の傾きにより前記可動筒がケース前後方向に押され、該押圧円盤の傾動量を可動筒のケース前後方向のスライド量に変換させて、該可動筒を前記可動筒付勢手段の付勢力に抗して前記検知手段が検知するケース前後方向の検知位置までスライドさせる構成とした
    照光式レバースイッチ。
  2. 前記可動筒がスライドした位置を、該可動筒の外周部で検知するスライド位置検知手段を備えた
    請求項1記載の照光式レバースイッチ。
  3. 前記押圧円盤と可動筒とが対向する互いの端面周縁部を軸方向に突き合わせて設け、且つ突き合わされる互いの端面周縁部の少なくとも一方を、前記押圧円盤の傾動を円滑にする滑らかな曲面部に設けた
    請求項1または2記載の照光式レバースイッチ。
  4. 請求項1、2または3記載の照光式レバースイッチを搭載してなる遊技機。
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