JP4769262B2 - ハイブリッド直流電源システム及び燃料電池車両 - Google Patents

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Description

この発明は、負荷に対し2つの直流電源装置から電力を供給するハイブリッド直流電源システムに関し、例えば、バッテリと燃料電池とにより負荷であるインバータ駆動のモータに対して電力を供給する燃料電池車両に適用して好適なハイブリッド直流電源システム及び燃料電池車両に関する。
従来から、車両走行用の電動機を、バッテリと燃料電池とを併用して駆動するハイブリッド直流電源車両が提案されている(特許文献1)。
図12に示すように、特許文献1に記載されたハイブリッド直流電源車両では、燃料電池3がインバータを介して電動機Mに接続されるとともに、バッテリ2が双方向昇降圧可能な電圧変換器として機能するDC/DCコンバータ1を介して燃料電池3に接続される。
そして、DC/DCコンバータ1の2次側の電圧、すなわち燃料電池3の電圧(端子間電圧)が制御されるように構成されている。
電動機Mの回生動作時には、前記インバータからDC/DCコンバータ1を介してバッテリ2が充電される。
特開2007−159315号公報
ところで、特許文献1に係るDC/DCコンバータ1は、並列ダイオードD1(D3)が接続された上アームスイッチング素子Tr1(Tr3)と、並列ダイオードD2(D4)が接続された下アームスイッチング素子Tr2(Tr4)の直列回路が、バッテリ2と燃料電池3の各両端に接続され、各直列回路の中点間にリアクトルLが接続された対称的な構成(いわゆるH型の構成)のDC/DCコンバータとされている。
このDC/DCコンバータ1は、対称に構成されているために、1次側、2次側両方向に昇降圧可能であるが、相あたりのスイッチング素子及びダイオードの数が多く、かつ各半導体素子が電力用であることから、コストも高く、形状も大きく配置の自由度が制限されるという問題がある。
これに対して、図13に示すように、1次側の上アームスイッチング素子を短絡し、下アームスイッチング素子を取り除いた構成の、1次側(リアクトルL側)から2次側(スイッチング素子側)への昇圧が可能であり、2次側から1次側への降圧が可能なDC/DCコンバータ4を考えることもできる。
この出願の発明者等は、このDC/DCコンバータ4では、トランジスタTr4をデューティ0%(トランジスタTr4をOFF状態)で駆動したときにバッテリ2からリアクトルL及びダイオードD3を通じて2次側に電力が供給される一方、トランジスタTr3をデューティ100%(トランジスタTr3をON状態)で駆動するとともにトランジスタTr4をデューティ0%で駆動したときに燃料電池3及び(又は)回生電力からトランジスタTr3及びリアクトルLを通じて1次側に電力が供給される、いわゆる直結状態での制御が可能であることを見いだした。なお、厳密には、トランジスタTr4は、最小オン時間以上の時間オン駆動されないと、実際にオンにならないのでトランジスタTr4が最小オン時間より短いオン時間で駆動された場合には、トランジスタTr4のデューティが0%(トランジスタTr3のデューティが100%)になる前に直結状態となるが、理解の容易化のために、以下、直結状態では、トランジスタTr4の駆動デューティが100%及びトランジスタTr4の駆動デューティが0%になっているものとする。
しかしながら、図13例のDC/DCコンバータ4では、この直結状態からデューティが0%又は100%でなくなる通常状態への復帰時に、実電圧(フィードバック制御の出力電圧で図13例の場合には、燃料電池3の両端電圧)が電圧制御目標値に収束するときオーバーシュートを含む減衰振動が現れる。この減衰振動発生期間では、エネルギ使用の高効率化を図ろうとする制御目標値と実電圧がずれるので効率が低下する。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、DC/DCコンバータの直結状態からの復帰時において、実電圧(フィードバック制御の出力電圧)が電圧制御目標値に収束するときのオーバーシュートを含む減衰振動の発生を防止し、実電圧が滑らかかつ直ちに電圧制御目標値に追従できるようにすることを可能とするハイブリッド直流電源システム及び燃料電池車両を提供することを目的とする。
この発明に係るハイブリッド直流電源システムは、第1出力電圧を発生する第1直流電源装置と、前記第1出力電圧より高い第2出力電圧を発生する第2直流電源装置と、前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置との間に配置され、電圧変換するDC/DCコンバータと、外部からの電圧指令値に応じて前記DC/DCコンバータの電圧制御目標値を設定し、前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置との間での前記電圧変換を制御するコンバータ制御部と、を備え、前記コンバータ制御部は、前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置とが、前記DC/DCコンバータで電圧変換をしない直結状態になったときには、前記電圧指令値を無視し、直結電圧を前記電圧制御目標値に設定して制御することを特徴とする。
この発明によれば、DC/DCコンバータが直結状態になったときには、電圧指令値を無視し(電圧指令値に拘わらず)、直結電圧を電圧制御目標値に設定して制御するようにしているので、直結状態において電圧制御目標値と実電圧とが乖離しないようになり、直結状態から復帰する際に、実電圧が滑らかかつ直ちに電圧制御目標値に追従する。その結果、復帰時において、実電圧が電圧制御目標値に収束するときのオーバーシュートを含む減衰振動の発生を防止することができる。
電圧制御目標値に設定する直結電圧は、直結時における第1出力電圧の測定値又は第2出力電圧の測定値とすることができる。ただし、測定値に誤差が含まれることが推定される場合、これらの測定値に誤差分を嵩上げした電圧に設定すると、確実に直結状態が保持されることになる。
また、前記コンバータ制御部の処理周期よりも長い周期で前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置の電力配分を決定して前記電圧指令値を演算し、演算した前記電圧指令値を前記制御部に送る上位制御部を有し、前記上位制御部は、前記DC/DCコンバータが直結状態になっても、前記電圧指令値の演算を継続するようにすることで、上位制御部及びコンバータ制御部の負担を軽減することができる。
前記第1直流電源装置を蓄電装置、前記第2直流電源装置を燃料電池とすることも可能であり、その逆に、前記第1直流電源装置が燃料電池とし、前記第2直流電源装置を蓄電装置とすることも可能である。
なお、上記した各発明は、方法発明としても実施することができる。
この発明は、特に、蓄電装置と燃料電池とでインバータ駆動のモータを駆動する燃料電池車両に適用して好適である。
この発明によれば、DC/DCコンバータが直結状態になったときには、電圧指令値を無視し(電圧指令値に拘わらず)、直結電圧を電圧制御目標値に設定して制御するようにしているので、直結状態において電圧制御目標値と実電圧とが乖離しないようになり、直結状態から復帰する際に、実電圧が滑らかかつ直ちに電圧制御目標値に追従する。その結果、復帰時において、実電圧が電圧制御目標値に収束するときのオーバーシュートを含む減衰振動の発生を防止し、実電圧と電圧制御目標値がずれることを原因とする効率の低下を回避することができる。
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るハイブリッド直流電源システム10が適用された一実施形態に係る燃料電池車両20の回路図である。
ハイブリッド直流電源システム10は、基本的には、エネルギストレージでありバッテリ電圧Vbat(第1出力電圧)を発生する蓄電装置(バッテリという。)24(第1直流電源装置)と、このバッテリ電圧Vbatより高い電圧である発電電圧Vf(第2出力電圧)を発生する発電装置としての燃料電池22(第2直流電源装置)と、バッテリ24と燃料電池22との間に配置され電圧変換するDC/DCコンバータ36と、統括制御部56(上位制御部)から供給される電圧指令値に応じてDC/DCコンバータ36の電圧制御目標値を設定し、バッテリ24と燃料電池22との間での前記電圧変換を制御するコンバータ制御部54とから構成される。
ここで、コンバータ制御部54とDC/DCコンバータ36は、バッテリ24が接続される1次側1Sと、燃料電池22とモータ26(インバータ34)とが接続される2次側2Sと、の間で昇降圧の電圧変換を行うDC/DCコンバータ装置{VCU(Voltage Control Unit)という。}23を構成する。
燃料電池車両20は、前記のハイブリッド直流電源システム10と、このハイブリッド直流電源システム10からモータ電流Im(電力)がインバータ34を通じて供給される負荷としての走行用のモータ26(電動機)と、から構成される。
モータ26の回転は、減速機12、シャフト14を通じて車輪16に伝達され、車輪16を回転させる。
燃料電池22は、例えば固体高分子電解質膜をアノード電極とカソード電極とで両側から挟み込んで形成されたセルを積層したスタック構造である。燃料電池22には、水素タンク28とエアコンプレッサ30が配管により接続されている。燃料電池22内で反応ガスである水素(燃料ガス)と空気(酸化剤ガス)の電気化学反応により生成された発電電流Ifは、電流センサ32及びダイオード(ディスコネクトダイオードともいう。)33を介して、インバータ34及び(又は)DC/DCコンバータ36側に供給される。
インバータ34は、直流/交流変換を行い、モータ電流Imをモータ26に供給する一方、回生動作に伴う交流/直流変換後のモータ電流Imを2次側2SからDC/DCコンバータ36を通じて1次側1Sに供給する。
この場合、回生電圧又は発電電圧Vfである2次電圧V2がDC/DCコンバータ36により低電圧に変換された1次電圧V1は、ダウンバータ42により降圧されてさらに低電圧とされ、ライト、パワーウインド、ワイパー用電動機等の補機44に補機電流Iauとして供給されるとともに、余剰電力があればバッテリ電流Ibatとしてバッテリ24に流し込まれバッテリ24を充電する。
1次側1Sに電力ケーブル18を通じて接続されるバッテリ24は、例えばリチウムイオン2次電池、ニッケル水素2次電池又はキャパシタを利用することができる。この実施形態ではリチウムイオン2次電池を利用している。
バッテリ24は、ダウンバータ42を通じて補機44に補機電流Iauを供給するとともに、DC/DCコンバータ36を通じてインバータ34にモータ電流Imを供給するためのバッテリ電流Ibatを流し出す。
なお、インバータ34に供給されるモータ電流Imは、バッテリ電流IbatがVCU23により変換された2次電流I2と発電電流Ifの合成電流である。
ダウンバータ42は、出力側に絶縁トランスを有し、補機44の正極側には前記絶縁トランスの2次コイル側の整流電圧が供給され、負極側はシャーシに接地されている。
1次側1S及び2次側2Sには、それぞれ平滑用のコンデンサ38、39が設けられている。
燃料電池22を含むシステムはFC制御部50により制御され、インバータ34とモータ26を含むシステムはインバータ駆動部を含むモータ制御部52により制御され、DC/DCコンバータ36を含むシステムはコンバータ駆動部を含むコンバータ制御部54により、それぞれ基本的に制御される。
そして、これらFC制御部50、モータ制御部52、及びコンバータ制御部54は、燃料電池22の総負荷量Lt等を決定する上位制御部としての統括制御部56により制御される。
統括制御部56、FC制御部50、モータ制御部52、及びコンバータ制御部54は、それぞれCPU、ROM、RAM、タイマの他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力インタフェース、並びに、必要に応じてDSP(Digital Signal Processor)等を有している。
統括制御部56、FC制御部50、モータ制御部52、及びコンバータ制御部54は、車内LANであるCAN(Controller Area Network)等の通信線70を通じて相互に接続され、各種スイッチ及び各種センサからの入出力情報を共有し、これら各種スイッチ及び各種センサからの入出力情報を入力として各CPUが各ROMに格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。
ここで、車両状態を検出する各種スイッチ及び各種センサとしては、発電電流Ifを検出する電流センサ32の他、1次電圧V1(バッテリ電圧Vbatに等しい。)を検出する電圧センサ61、1次電流I1を検出する電流センサ62、2次電圧V2(ディスコネクトダイオード33が導通しているとき、略燃料電池22の発電電圧Vfに等しい。)を検出する電圧センサ63、2次電流I2を検出する電流センサ64、通信線70に接続されるイグニッションスイッチ(IGSW)65、アクセルセンサ66、ブレーキセンサ67、車速センサ68、及び上記したライト、パワーウインド、ワイパー用電動機等の補機44の操作部55等がある。
統括制御部56は、燃料電池22の状態、バッテリ24の状態、モータ26の状態、及び補機44の状態の他、各種スイッチ及び各種センサからの入力(負荷要求)に基づき決定した燃料電池車両20の総負荷要求量Ltから、燃料電池22が負担すべき燃料電池分担負荷量(要求出力)Lfと、バッテリ24が負担すべきバッテリ分担負荷量(要求出力)Lbと、回生電源が負担すべき回生電源分担負荷量Lrの配分(分担)を調停しながら決定し、FC制御部50、モータ制御部52及びコンバータ制御部54に指令を送出する。
ここで、統括制御部56による処理周期は、例えば、燃料電池車両20が、ユーザのアクセル操作等に対して違和感のない程度に円滑に応答すればよいことを考慮し、コンバータ制御部54の処理周期(この実施形態では、スイッチング周期≒50[μS])より遅い周期でよく、例えば、1〜1000[ms](この実施形態では、スイッチング周期の200倍の10[ms])の間に設定される。コンバータ制御部54の処理周期は、例えば1〜1000[μS]の間に設定される。
DC/DCコンバータ36は、バッテリ24と、燃料電池22又は回生電源(インバータ34とモータ26)}と、の間に接続される、上アーム素子(上アームスイッチング素子81と並列ダイオード83)と下アーム素子(下アームスイッチング素子82と並列ダイオード84)とからなる相アーム(単相アーム)UAと、リアクトル90とから構成される。
上アームスイッチング素子81と下アームスイッチング素子82は、それぞれ例えば、MOSFET又はIGBT等で構成される。
リアクトル90は、DC/DCコンバータ36により1次電圧V1と2次電圧V2との間で電圧を変換する際に、エネルギを放出及び蓄積するために、前記上アーム素子と前記下アーム素子の接続点とバッテリ24との間に挿入されている。
上アームスイッチング素子81は、コンバータ制御部54から出力される駆動信号(駆動電圧)UHによりオン/オフされ、下アームスイッチング素子82は、駆動信号(駆動電圧)ULによりオン/オフされる。
1次電圧V1、代表的には、負荷が接続されていないときのバッテリ24の開放電圧OCV(Open Circuit Voltage)は、図2の燃料電池出力特性(電流電圧特性)91上に示すように、この燃料電池22の発電電圧Vfの最低電圧Vfminより高い電圧に設定されている。なお、図2において、バッテリ24の開放電圧OCVをOCV≒V1と描いている。
2次電圧V2は、燃料電池22が発電動作しているときには燃料電池22の発電電圧Vfに等しい電圧にされる。
ただし、燃料電池22の発電電圧Vfがバッテリ24の電圧Vbat(=V1)に等しくなったときには、図2に一点鎖線の太線で示す直結状態とされる。
直結状態では、上アームスイッチング素子81に供給される駆動信号UHのデューティが、例えば100[%]にされ、下アームスイッチング素子82の駆動信号ULのデューティは、例えば0[%]にされる。直結状態において、2次側2Sから1次側1Sへ電流が流れる充電方向(回生方向)の場合には上アームスイッチング素子81を通じて電流が流れ、1次側1Sから2次側2Sへ電流が流れる力行方向の場合にはダイオード83を通じて電流が流れる。
したがって、この直結状態では、DC/DCコンバータ36では電圧変換がなされない。なお、上述したように、厳密には、下アームスイッチング素子82が最小オン時間以上の時間オン駆動されないと、実際に下アームスイッチング素子82がオンにならないので、下アームスイッチング素子82が最小オン時間より短いオン時間で駆動された場合には駆動信号ULのデューティが0%(駆動信号UHのデューティが100%)になる前に直結状態となるが、理解の容易化のために、以下、直結状態では、上アームスイッチング素子81の駆動信号UHのデューティは100%、下アームスイッチング素子82の駆動信号ULのデューティは0%になっているものとする。
ここで、VCU23による燃料電池22の出力制御について説明する。
水素タンク28からの燃料ガス及びエアコンプレッサ30からの圧縮空気が供給されている発電時に、燃料電池22の発電電流Ifは、図2に示した特性91{関数F(Vf)という。}上で2次電圧V2、すなわち発電電圧Vfをコンバータ制御部54によりDC/DCコンバータ36を通じて設定することにより決定される。つまり、発電電流Ifは、発電電圧Vfの関数F(Vf)値として決定される。If=F(Vf)であり、例えば発電電圧VfをVf=Vfa=V2と設定すれば、その発電電圧Vfa(V2)の関数値としての発電電流Ifaが決定される。{Ifa=F(Vfa)=F(V2)}。
具体的に、燃料電池22は、第2出力電圧である発電電圧Vfの減少に応じて流し出される電流である発電電流Ifが増加し、発電電圧Vfの増加に応じて流し出される発電電流Ifが減少する。
このように燃料電池22は2次電圧V2(発電電圧Vf)を決定することにより発電電流Ifが決定されるので、燃料電池車両20等、燃料電池22を含むシステムでは、通常時には、DC/DCコンバータ36の2次側2Sの2次電圧V2(発電電圧Vf)が、コンバータ制御部54を含むVCU23のフィードバック制御の電圧制御目標値V2tarに設定される。すなわち、VCU23により燃料電池22の出力(発電電流If)が制御される。以上が、VCU23による燃料電池22の出力制御の説明である。
図3は、コンバータ制御部54による2次電圧制御モード時(電圧制御目標値V2tar)の機能ブロック図である。
この2次電圧制御モードでは、統括制御部56で演算された2次電圧指令値V2comがポート101を通じてセレクタ102の一方の接点110に供給される。
電圧センサ63で検出された2次電圧V2(測定値、実測値)がポート116及びA/D変換器122を通じて演算点131(減算器)に加算信号(被減数信号)として供給されるとともに演算点132(減算器)に減算信号(減数信号)として供給される。
電圧センサ61で検出された1次電圧V1(測定値、実測値)がポート114及びA/D変換器121を通じて演算点133(比作成器)に乗算信号(乗数信号)として供給される。
また、1次電圧V1と2次電圧指令値V2comが判定器137に供給され、判定結果信号Sjによってセレクタ102の可動接点113が切り替えられる。2次電圧指令値V2comが1次電圧V1より高い値であるときには(V2com>V1)、可動接点113が接点110側に切り替えられ(図示の位置)、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1より低い値となったときには(V2com≦V1)、可動接点113が接点111側に切り替えられる。
直結時における2次電圧V2である直結電圧V2(測定値、実測値)に対して、該測定値である直結電圧V2に含まれる電圧センサ63のオフセット誤差(推定値)分を嵩上げした微小な余裕電圧ΔV2が、演算点131に減算信号として供給される。余裕電圧V2はゼロ値でもよく、つまり演算点131を省略し、2次電圧V2のみを接点111に供給する構成とすることもできるが、測定値の2次電圧V2よりも2次電圧指令値V2comが低くかつ差が相当ある場合には、直結状態を確実に維持するために、余裕電圧ΔV2を設定することが好ましい。
このため、この実施形態では、セレクタ102の他方の接点111には、余裕電圧ΔV2(誤差相当分、誤差補償分)を嵩上げした信号(V2−ΔV2)が供給される。
セレクタ102の可動接点113に現れる信号は、2次電圧制御目標値V2tarとされ、演算点132に加算信号(被減数信号)として供給される。
演算点132の出力である偏差e(e=V2tar−V2)が、PID処理部135に供給される。PID処理部135は、比例(P)、積分(I)、微分(D)動作部であり、偏差eをデューティの補正値である補正デューティΔDに変換し、演算点134(加算器)の一方の入力に加算信号として供給する。補正デューティΔDは、P項成分による補正デューティΔDpとI項成分による補正デューティΔDiとD項成分による補正デューティΔDdの合成値である。すなわち、補正デューティΔDは、ΔD=ΔDp+ΔDi+ΔDdになる。
演算点134の他方の入力には、演算点133から基準デューティDs(Ds=V1/V2tar)が供給される。基準デューティDsは、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1より高い値であるときにはDs=V1/V2com<1とされるが、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1より低い値となる直結状態を保持しようとするときにはDs=V1/(V2−ΔV2)>1とされる。
PWM(パルス幅変調)処理部136には、この基準データDsに補正デューティΔDを加えた駆動デューティD(D=Ds+ΔD=V1/V2tar+ΔDが供給される。
PWM処理部136は、駆動デューティDに基づき、上アームスイッチング素子81にポート138を通じて駆動デューティDH{(DH=V1/V2tar+ΔD)…(1)}の駆動信号UHを供給するとともに、下アームスイッチング素子82に駆動デューティDL[{DL=1−(V1/V2tar+ΔD)}…(2)]の駆動信号ULを供給する。
PWM処理部136は、駆動デューティDが1未満の値である場合には、駆動デューティDH、DLを上記(1)、(2)式の値に応じて変化させるが、駆動デューティDが1以上の値となった場合には、直結状態とするために駆動デューティDHを100%、駆動デューティDLを0%に設定して駆動信号UH、ULを出力する。
このように、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1より低い値となる直結状態を保持しようとするときには、余裕電圧ΔV2の設定により基準デューティDsがDs=V1/(V2−ΔV2)>1とされるので、駆動デューティDは確実にD>1の状態とされ、電圧センサ63の測定値に誤差があっても確実に直結状態が保持されることになる。
この直結時に、2次側2Sから1次側1Sに向かって電流が流れる場合には、上アームスイッチング素子81を通じて流れ、1次側1Sから2次側に向かって電流が流れる場合には、ダイオード83を通じて流れる。
この実施形態に係る燃料電池車両20は、基本的には以上のように構成されかつ動作するものであり、次に、コンバータ制御部54によりDC/DCコンバータ36を2次電圧制御モードで制御している時に直結が必要な状態、すなわち2次電圧指令値V2comが測定値の1次電圧V1より低い値となる直結状態となったときの2次電圧制御目標値V2tarの設定手順について図4、図6のフローチャート及び図5の波形図を用いてより詳しく説明する。
2次電圧制御モードにおいては、上述したように、統括制御部56は、燃料電池22の状態、バッテリ24の状態、モータ26の状態、及び補機44の状態の他、各種スイッチ及び各種センサからの入力(負荷要求)に基づき決定した燃料電池車両20の総負荷要求量Ltから、燃料電池22が負担すべき燃料電池分担負荷量(要求出力)Lfと、バッテリ24が負担すべきバッテリ分担負荷量(要求出力)Lbと、回生電源が負担すべき回生電源分担負荷量Lrの配分(分担)を調停しながら決定し、FC制御部50、モータ制御部52及びコンバータ制御部54に処理周期10[ms]毎に指令を送出する。この場合、コンバータ制御部54のポート101には、2次電圧指令値V2comが送出される。
すなわち、図4のステップS11において、統括制御部56により、それぞれが負荷要求であるモータ26の電力要求と補機44の電力要求とエアコンプレッサ30の電力要求から総負荷要求量Ltが決定(算出)されると、ステップS12において、統括制御部56は、決定した総負荷要求量Ltを出力するための燃料電池分担負荷量Lfと、バッテリ分担負荷量Lbと、回生電源分担負荷量Lrの配分を決定し、FC制御部50、コンバータ制御部54及びモータ制御部52に指令を与える。ここで、燃料電池分担負荷量Lfを決定する場合、燃料電池22の効率ηが考慮される。
次いで、ステップS13において、統括制御部56により決定された燃料電池分担負荷量(実質的に、コンバータ制御部54に対する発電電圧Vfの2次電圧指令値V2comが含まれる。)Lfが通信線70を通じてコンバータ制御部54に指令として送信される。
例えば、図5の時点t1において、燃料電池分担負荷量Lfの指令(2次電圧指令値V2com)を受信したコンバータ制御部54は、ステップS14において、基本的に、2次電圧V2、換言すれば、燃料電池22の発電電圧Vfが、統括制御部56から指令された指令電圧V2comとなるようにDC/DCコンバータ36のスイッチング素子(81、82)の駆動デューティ(駆動信号UH、ULのオンデューティ)を制御する(2次電圧制御モード)。
ステップS14のコンバータ制御部54の動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
ステップS13において、コンバータ制御部54は、統括制御部56から2次電圧指令値V2comをポート101を通じて受信したとき、ステップS14aにおいて、受信した2次電圧指令値V2comと電圧センサ61からポート114及びA/D変換器121を通じて供給される1次電圧V1(測定値)との大小を判定器137により比較し、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1より大きいときには(時点t1、時点t4等)、判定結果信号Sjによりセレクタ102は、可動接点113と接点110が接続される通常状態(デフォルト状態)となり、ステップS14bにおいて、2次電圧指令値V2comが、そのまま2次電圧制御目標値V2tarに設定される(V2tar=V2com)。
{(DH=V1/V2tar+ΔD)…(1)}の駆動信号UHを供給するとともに、下アームスイッチング素子82に駆動デューティDL[{DL=1−(V1/V2tar+ΔD)}…(2)]の駆動信号ULを供給する。
このとき、ステップS14dにおいて、PWM処理部136では、上述したように、上アームスイッチング素子81の駆動デューティDHをDH=V1/V2tar+ΔDとして計算するとともに、下アームスイッチング素子82の駆動デューティDLをDL={(1−V1/V2tar)+ΔD}として計算する。次いで、ステップS14eにおいて、1スイッチング周期(上記処理周期50[μS])の中で、デューティDHの駆動信号UHとデューティDLの駆動信号ULとを交互に、実際には、上下アームスイッチング素子81、82が同時オンして短絡しないことを保証する時間であるデッドタイムを介してそれぞれ上アームスイッチング素子81及び下アームスイッチング素子82に出力する。
このようにして、時点t1、t4等、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1(測定値)より高い場合には、2次電圧指令値V2comがそのまま2次電圧制御目標値V2tarに設定され、この2次電圧制御目標値V2tarと2次電圧V2(測定値)との偏差eがゼロ値になるようにPID処理部135により補正デューティΔDが演算され、この補正デューティΔDが基準デューティDsに加算されたデューティDに基づき、PWM処理部136が、駆動デューティDH、DLを計算して駆動信号UH、ULを出力することで、2次電圧V2が2次電圧制御目標値V2tar(この場合、2次電圧指令値V2comに等しい。)に制御される。つまり、時点t1〜t2等では、V2=V2tar=V2comと2次電圧V2が2次電圧指令値V2comに追従している。
その一方、ステップS13において、コンバータ制御部54は、統括制御部56から2次電圧指令値V2comをポート101を通じて受信したとき、ステップS14aにおいて、受信した2次電圧指令値V2comと電圧センサ61からポート114及びA/D変換器121を通じて得た1次電圧V1(測定値)との大小を判定器137で比較し、2次電圧指令値V2comが1次電圧V1以下の値(V2com≦V1)となったときには(時点t2参照)、セレクタ102の可動接点113を接点110から111側に切り替える。その結果、ステップS14cでは、2次電圧制御目標値V2tarとして、2次電圧指令値V2comを無視し(拘わらず)、2次電圧V2(測定値)から予め定めてある余裕電圧ΔV2を引いた値のV2tar=V2−ΔV2に設定する。
このとき、基準デューティDsは、Ds=V1/(V2−ΔV2)<1であり、補正デューティΔDは、ΔD≒0となる結果、デューティDがD<1となるので、PWM処理部136は、1スイッチング周期の中で駆動デューティDHをDH=1(100[%])に設定する一方、駆動デューティDLをDL=0(0[%])に設定する。
このようにすれば、直結状態において、DC/DCコンバータ36を流れる電流は、1次側1Sから2次側2Sへ流れる場合には、ダイオード83を通じて流れ、2次側2Sから1次側1Sへ流れる場合には、上アームスイッチング素子81を通じて流れる。
なお、実際上、この直結状態において(時点t2〜t3間)は、図5に示すように、補正デューティΔDを生成するための偏差eを、e=Vtar−V2=(V2−ΔV2)−V2=−ΔV2とし、基準デューティDsを、Ds=V1/V2tar=V1/(V2−ΔV2)<1としているので、電圧センサ63による測定値である2次電圧V2にオフセット誤差が存在していても、直結状態が保持され、かつ余裕電圧ΔV2は微小電圧であるので、直結状態の期間に、例えPID処理部135で積分(I)項成分が溜まったとしても(累積されたとしても)、時点t3において、ステップS14aが再び成立(V2com>V1)し、直結状態から2次電圧制御モードに移行したとき、すなわち、直結状態から2次電圧制御モードに復帰する際に、時点t3以降に示すように、2次電圧V2(実電圧)が滑らかかつ直ちに(オーバーシュートを含む振動成分を伴うことなく)2次電圧制御目標値V2tar(この場合、2次電圧指令値Vcomに等しい。)に追従する。
なお、直結状態になったときに、2次電圧制御目標値V2tarをV2tar=V2−ΔV2ではなく、V2tar=V2(測定値)としても、図7に示す比較例の波形に比べて滑らかに制御され、一定の効果を達成することができる。
図7に示す比較例の波形では、図5に示した実施例とは異なり、時点t2において、直結状態になっても、2次電圧制御目標値V2tarを、2次電圧指令値V2comのまま変更しなかった場合(V2tar=V2com)の波形を示しており(図3において、セレクタ102の可動接点113と接点110とが固定的に接続された状態)、この場合には、時点t3において直結状態から2次電圧制御モードに復帰する際に、直結状態時に溜まった(蓄積された)補正デューティD(主にI項成分)や、ずれている基準デューティDsの影響により2次電圧V2(実電圧)が乱れ、オーバーシュートを含む減衰振動が発生する。
なお、上述した実施形態では、2次電圧指令値V2comに基づき2次電圧V2を制御するいわゆる2次電圧制御モードについて説明しているが、これに限らず、1次電圧指令値V1comに基づき1次電圧V1を制御する1次電圧制御モードでも同様に制御することができる。
図8は、この1次電圧制御モード時のコンバータ制御部54の機能ブロック図を示し、図9は、その動作を説明する実施例の波形図である。また、図10は、その比較例としての波形図である。
図10の比較例の時点t32に示すように、1次電圧指令値V1comが2次電圧V2より高い値となった直結状態において、1次電圧制御目標値V1tarを1次電圧指令値V1com通りに上げていくと、直結状態から1次電圧制御モードへ復帰する時点t33において、補正デューティΔDの累積値や、ずれている基準デューティDs=V1tar/V2の影響により時点t33以降に示すように、直結解除直後に2次電圧V2に負側でのオーバーシュートが発生しかつ減衰振動が発生してしまう。
そこで、図8、図9に示すように、時点t22で1次電圧指令値Vcomが2次電圧V2より高い値となったときに、1次電圧指令値V1comを無視し、1次電圧V1に電圧センサ61のオフセット誤差を補償する余裕電圧ΔV1を加えた電圧を1次電圧制御目標値V1tar=V1+ΔV1とすることで、直結解除直後の1次電圧V1の変動を抑制することができる。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、DC/DCコンバータ36が直結状態になったときには、電圧指令値V2com(V1com)を無視し(電圧指令値に拘わらず)、直結電圧V2(V1)を電圧制御目標値V2tar(V1tar)に設定して制御するようにしているので、直結状態において電圧制御目標値V2tar(V1tar)と実電圧V2(V1)とが乖離しない(ずれない)ようになり、直結状態から復帰する際に、実電圧V2(V1)が滑らかにかつ直ちに電圧制御目標値V2tar(V1tar)に追従する。その結果、復帰時において、実電圧V2(V1)が電圧制御目標値V2tar(V1tar)に収束するときのオーバーシュートを含む減衰振動の発生を防止することができ、DC/DCコンバータ36が直結状態から復帰したときの制御電圧が安定する。
この作用効果を換言して説明すれば、電圧指令値V2com(V1com)に追従させて2次電圧V2(1次電圧V1)を制御中、電圧指令が、制御不可能領域(2次電圧V2制御中は、1次電圧V1以下、1次電圧V1制御中は、2次電圧V2以上の領域)に入った場合、制御目標電圧を制限することにより電圧指令が制御不可能領域から制御可能領域に復帰した際の制御性を向上させることができる。
その結果、エネルギ使用の高効率化を図ろうとする制御目標値と実電圧がずれる減衰振動発生期間が最小限となるので、エネルギマネジメント目標(燃料電池電力とバッテリ電力との比率)に近づき効率が向上する。実際上、オーバーシュートを含む減衰振動の発生は、燃費や効率を低減させるので、この実施形態によれば、燃費(水素ガスの消費量)や効率の向上が期待される。また、燃料電池22、22Aの電圧制御目標値V2tar、V1tarを燃料電池22、22Aの仕様外の値に設定しないように制御するので、燃料電池22、22Aの劣化を防止することができる。
上述した実施形態において、電圧制御目標値Vtarに設定する直結電圧は、直結時における電圧センサ61の測定値である1次電圧V1又は電圧センサ63の測定値である2次電圧V2とすることができるが、上述したように、電圧センサ61、63の測定値にオフセット誤差が含まれることが推定される場合、これらの測定値に誤差分を補償する余裕電圧ΔVを嵩上げした電圧に設定すると、確実に直結状態を保持することができる。
また、コンバータ制御部54の処理周期50[μS]よりも長い処理周期10[ms]でバッテリ24(24A)と、燃料電池22(22A)の電力配分を決定して電圧指令値Vcomを演算し、演算した電圧指令値Vcomをコンバータ制御部54に送る統括制御部56が、DC/DCコンバータ36が時点t2(t22)で直結状態になっても、電圧指令値Vcomの演算を継続するようにしているので、統括制御部56及びコンバータ制御部54の負担を軽減することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、例えば、図11の他の実施形態(ハイブリッド直流電源システム10A、燃料電池車両20A)に示すように、燃料電池22Aの発電電圧Vf(1次電圧V1)がバッテリ24Aのバッテリ電圧Vbat(2次電圧V2)より低い電圧を発生する場合(Vf<Vbat)の燃料電池車両20Aでも同様に適用することができる。また、単相アームUAのDC/DCコンバータ36ではなく、3相アームのDC/DCコンバータを有するハイブリッド直流電源を備える燃料電池車両に適用する等、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態(2次電圧制御)に係る燃料電池車両の回路図である。 燃料電池の電流電圧特性の説明図である。 2次電圧制御モードにおけるコンバータ制御部の機能ブロック図である。 コンバータ制御部により駆動制御されるDC/DCコンバータの基本動作及び実施例の動作の説明に供されるフローチャートである。 実施例の2次電圧制御モードの動作説明に供される波形図である。 実施例の2次電圧制御モードの動作説明に供されるフローチャートである。 比較例の2次電圧制御モードの動作説明に供される波形図である。 実施例の1次電圧制御モードの動作説明に供される波形図である。 実施例の1次電圧制御モードの動作説明に供される波形図である。 比較例の1次電圧制御モードの動作説明に供される波形図である。 この発明の他の実施形態(1次電圧制御)に係る燃料電池車両の回路図である。 従来技術に係るハイブリッド直流電源車両の回路図である。 この発明の前提となるDC/DCコンバータを有するハイブリッド直流電源車両の回路想像図である。
符号の説明
10、10A…ハイブリッド直流電源システム
20、20A…燃料電池車両 22、22A…燃料電池
23…DC/DCコンバータ装置(VCU)
24、24A…蓄電装置(バッテリ) 26…モータ
34…インバータ 36…DC/DCコンバータ
54…コンバータ制御部 56…統括制御部

Claims (8)

  1. 第1出力電圧を発生する第1直流電源装置と、
    前記第1出力電圧より高い第2出力電圧を発生する第2直流電源装置と、
    前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置との間に配置され、電圧変換するDC/DCコンバータと、
    外部からの電圧指令値を、前記DC/DCコンバータの電圧制御目標値設定し、前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置との間での前記電圧変換を制御するコンバータ制御部と、を備え、
    前記コンバータ制御部は、
    前記電圧指令値が、前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置とを直結状態にする指令値の場合は、前記電圧指令値を無視し、直結電圧を前記電圧制御目標値に設定して制御する
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  2. 請求項1記載のハイブリッド直流電源システムにおいて、
    前記コンバータ制御部は、
    前記直結電圧を前記直結状態における前記第1出力電圧の測定値とする
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  3. 請求項1記載のハイブリッド直流電源システムにおいて、
    前記コンバータ制御部は、
    前記直結電圧を前記直結状態における前記第2出力電圧の測定値とする
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  4. 請求項2又は3に記載のハイブリッド直流電源システムにおいて、
    前記コンバータ制御部は、
    前記電圧制御目標値に設定する前記直結電圧を、前記測定値に該測定値に含まれる誤差分を減算した値とする
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド直流電源システムにおいて、
    さらに、前記コンバータ制御部の処理周期よりも長い周期で前記第1直流電源装置と前記第2直流電源装置の電力配分を決定して前記電圧指令値を演算し、演算した前記電圧指令値を前記制御部に送る上位制御部を有し、
    前記上位制御部は、前記DC/DCコンバータが直結状態になっても、前記電圧指令値の演算を継続する
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のハイブリッド直流電源システムにおいて、
    前記第1直流電源装置が蓄電装置とされ、前記第2直流電源装置が燃料電池とされた
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のハイブリッド直流電源システムにおいて、
    前記第1直流電源装置が燃料電池とされ、前記第2直流電源装置が蓄電装置とされた
    ことを特徴とするハイブリッド直流電源システム。
  8. 請求項6又は7記載のハイブリッド直流電源システムにより、インバータ駆動のモータが駆動される
    ことを特徴とする燃料電池車両。
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