JP4769046B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納家具や開閉式ベットなどの収納本体に対する蓋体の開閉を補助するためのヒンジ装置に関する。
従来から、この種のヒンジ装置において、リンク機構を用いて蓋体を上昇又は下降方向に回動させることで、収納本体に対して蓋体を開閉し、前記蓋体を上昇方向に回動させるときに付勢し、この蓋体が急激に下降することを防止するダンパ機能を付与するガススプリングを備え、リンクの連結位置や形状を工夫することでガススプリングの破損や大型化を防止するヒンジ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、上述のリンク機構やガススプリングに加え、収納本体に対して前記蓋体を所定角度に上昇させ回動させたときに前記リンク機構に作用して前記蓋体を倒伏不能なロック状態に保持させるストッパ機構を有し、このストッパ機構は、所定の係合部に係止部材を係合することにより前記蓋体に対して回動するのを阻止するヒンジ装置が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2000−355346号公報 特開2004−229897号公報
しかしながら、上述した従来のヒンジ装置において、収納本体に対して蓋体を所定角度に上昇させ回動させたときに、蓋体を倒伏不能な状態に保持する手段として、ガススプリングの付勢力が蓋体の自重に打ち勝つことにより蓋体を倒伏不能な状態に保持する手段があり、この場合、蓋体が開き保持した状態で、不意に閉じる方向へ何らかの負荷が蓋体に掛かったとき、この負荷と蓋体の自重がガススプリングの付勢力に勝り、蓋体が閉じる虞がある。それが、ユーザが収納本体に収納しているときであれば、収納本体と蓋体の間に挟まれる危険がある。また、所定の係合部に係止部材を係合することで蓋体に対して回動するのを阻止するストッパ機構により蓋体を倒伏不能なロック状態に保持する手段があり、この場合、ユーザが蓋体を所定角度に上昇させた状態を保持して、所定の係合部に係止部材を係合しなければならず、その際、不安定な姿勢となるために収納本体と蓋体の間に挟まれる虞がある。
本発明は、上記のような従来の問題を解決するためになされたものであり、蓋体を所定角度に上昇させたとき、蓋体を開閉する動作によりストッパ機構をリンク機構に作用させるので、ユーザは、安定した姿勢で蓋体を支持したまま、蓋体を倒伏不能な状態に保持させる、又は解除することができ、また、ストッパ機構を作用させることで、ユーザが収納本体に収納中に収納本体と蓋体の間に挟まれる危険を回避することができるヒンジ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、収納本体に対して蓋体を開閉可能に支持するためのヒンジ装置において、収納本体に固定された第1の固定リンクと、この第1の固定リンクの一方側に中途部を回転可能に支持された短リンクと、第1の固定リンクの他方側に一端部を回転可能に連結された長リンクと、蓋体に固定され、一方側に短リンクの一端部が回転可能に連結され、他方側に長リンクの他端部を回転可能に連結された第2の固定リンクとで構成されるリンク機構と、短リンクの他方側に、一端部が回転可能に連結され、第1の固定リンクと長リンクとの連結部に他端部が回転可能に連結され、蓋体の一端部を回動支点として他端部を上昇させるときに付勢し、この他端部が急激に下降することを防止するダンパ機能を付与するガススプリングと、前記リンク機構に取り付けられ、収納本体に対して蓋体を所定角度に達したときに、この蓋体の開閉動作によりリンク機構に作用して該蓋体を倒伏不能な状態で保持させる、又は解除するストッパ機構とを備え、前記ストッパ機構は、前記長リンクの前記第2の固定リンク側寄りに取り付けられ、前記長リンクの長手方向と平行に形成された長穴を有し、この長穴より短い帯状のプレート部材が該長穴に沿って前記第2の固定リンク側寄りに取り付けられ、該長穴付近の第2の固定リンクと離間する側に丸棒状のピンを有するストッパガイドと、前記第2の固定リンクの中途部に一端部を回転可能に連結され、他端部が前記ストッパガイドの長穴に沿ってスライド自在に係合されたストッパリンクと、このストッパリンクのスライド自在な他端部に回転可能に支持された略長方形の一対の短辺部分が切欠かれた形状であるストッパ片とで構成され、前記ストッパ片は、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を上昇させ回動させると、前記ストッパガイドの長穴に沿って前記ピン側へスライドし、前記ピンに当接して所定角度だけ回転し、該ストッパ片がこの角度姿勢にある状態で、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を下降方向に回動させると、前記ストッパ片の切欠き部に前記ストッパガイドのプレート部材の端部が嵌まり込み、前記ストッパ片が回転不能及びスライド不能となることで、前記蓋体を所定角度で倒伏不能なロック状態に保持させるものである。
請求項の発明は、請求項に記載のヒンジ装置において、蓋体が所定角度で倒伏不能なロック状態にあるとき、蓋体の一端部を回動支点として他端部を上昇させ回動させると、ストッパ片は、ストッパガイドの長穴に沿って、ピン側へスライドし、ピンに当接して所定角度だけ回転し、該ストッパ片がこの角度姿勢にある状態で、蓋体の一端部を回動支点として他端部を下降方向に回動させると、ストッパ片の平行部に前記ストッパガイドのプレート部材の端部が当接して回転し、プレート部材の長手方向とストッパ片の平行部が沿う状態となり、ストッパ片がスライド可能となることで、蓋体を倒伏不能なロック状態から解除するものである。
本発明によれば、蓋体を所定角度に上昇させ回動させたとき、蓋体を開閉する動作によりストッパ機構をリンク機構に作用させるので、ユーザは、蓋体を安定した姿勢で支持したまま、蓋体を倒伏不能な状態に保持させ、又は解除することができ、ストッパ機構を作用させることで、ユーザが収納本体に収納中に収納本体と蓋体の間に挟まれる危険を回避することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態によるヒンジ装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明のヒンジ装置を用いた開閉式ベットの斜視図であり、蓋体3を開いた状態を示す。開閉式ベット1は、上面が開口し、内部を収容部とした矩形箱形状に形成された収納本体2と、この収納本体2と略同じ平面形状の矩形板状を成している蓋体3とを備え、該収納本体2の上面開口は、この蓋体3によって開閉されるようになっている。蓋体3は、収納本体2に対して幅方向一端部の長手方向両端部に備えたヒンジ装置4によって回動可能に連結されている。
図2は、実施形態1によるヒンジ装置4の構成を示す。ヒンジ装置4は、蓋体3の一端部を回動支点として他端部を回動させるためのリンク機構5と、蓋体3を所定角度に上昇させ回動させたとき、倒伏不能なロック状態に保持させるために、このリンク機構5に作用するストッパ機構6と、蓋体3の一端部を回動支点として他端部を上昇させるときに付勢し、この他端部が急激に下降することを防止するダンパ機能を付与するガススプリング7とを備える。
リンク機構5は、収納本体2に固定された第1の固定リンク51と、この第1の固定リンク51の閉じ側に、中途部を回転可能に支持された短リンク52と、該第1の固定リンク51の開き側に一端部を回転可能に連結された長リンク53と、蓋体3に固定され、閉じ側に短リンク52の一端部が回転可能に連結され、開き側に長リンク53の他端部を回転可能に連結された第2の固定リンク54とで構成されている。
ガススプリング7は、短リンク52の他端部に一端部であるロッド7aの先端部が支軸81によって回転可能に連結され、第1の固定リンク51と長リンク53との連結部に他端部であるシリンダ7bの一端部が支軸82によって回転可能に連結して設けられている。
第1の固定リンク51は、帯状部材から成り、収納本体2の幅方向一端部の長手方向両側板に取付け固定され、閉じ側に帯状部材から成る短リンク52の中途部が支軸83によって回転可能に支持され、開き側に帯状部材から成る長リンク53の一端部が支軸82によって回転可能に連結されている。図3に示すように、第1の固定リンク51と短リンク52との連結部は、収納本体2の内面から離間する方向にZ型の折り曲げ形成され、第1の固定リンク51と長リンク53との連結部は、収納本体2の内面から離間する方向に山型の折り曲げ形成されており、第1の固定リンク51と短リンク52及び長リンク53の側面との間にはワッシャが設けられている。
第2の固定リンク54は、アングル材から成り、蓋体3の幅方向一端部の長手方向両端部の内面に一辺が取付け固定され、他辺の閉じ側に短リンク52の一端部が支軸84によって回転可能に連結され、他辺の開き側に長リンク53の他端部が支軸85によって回転可能に連結され、他辺の中途部に後述のストッパリンク62の一端部が支軸86によって回転可能に連結されている。第2の固定リンク54と短リンク52、長リンク53及びストッパリンク62の側面との間にはワッシャが設けられている。
ストッパ機構6は、長リンク53の第2の固定リンク54寄りに取り付けられたストッパガイド61と、ストッパリンク62と、このストッパガイド61の長穴61aに沿ってスライド自在なストッパリンク62の一端部に支軸87によって回転可能に取り付けられたストッパ片63とで構成される。
ストッパガイド61は、帯状部材から成り、長リンク53から離間する方向に山型の折り曲げ形成されており、この山型部に長穴61aが長リンク53の長手方向に略平行に形成され、後述のストッパ片63がスライド中に回転しないようにするために、この長穴61aに平行に矩形状のプレート部材61bが第2の固定リンク54側寄りに取り付けられ、このプレート部材61bの取り付け範囲は、該長穴61aの第2の固定リンク54側寄りの端部からストッパ片63が長穴61aの他端部にあるときに回転可能な範囲までとしており、長穴61aの他端部近傍に丸棒状のピン61cを有する。ストッパリンク62は、帯状部材から成り、第2の固定リンク54と連結されている端部が、第2の固定リンク54へ近接する方向にZ型の折り曲げ形成されている。ストッパ片63は、略長方形の一対の短辺部分が、くの字状に切り欠かれた形状の帯状部材である。
上記のように構成された本実施形態のヒンジ装置4の作用について次に説明する。図4は、蓋体3が略水平に倒伏して収納本体2の上面開口を閉塞した状態を示す。この状態では、ガススプリング7は、ロッド7aが突出方向の付勢力に抗してシリンダ7b内に没入している。このとき、ガススプリング7と蓋体とが成す角度が小さくなっているため、ガススプリング7の付勢力により短リンク52が起立する方向に作用するモーメントが小さく、そのため、蓋体3は倒伏状態で保持されている。
図5に示すように、蓋体3を上昇方向に回動させると、この回動につれて短リンク52と長リンク53が起立してくる。それに伴い、ガススプリング7の付勢力による短リンク52が起立する方向に作用するモーメントが増大するので、ユーザは、蓋体3を軽い力で上昇方向に回動させることができる。また、該回動につれて、ストッパ片63は、ストッパ片63の平行を成す一辺とストッパガイド61のプレート部材61bの長穴61aと平行な一辺が接することにより回転しないまま、長穴61aに沿って第2の固定リンク54から離間する方向にスライドする。
図6に示すように、蓋体3を上昇方向に回動させると、ストッパ片63は、ストッパガイド61の長穴61aのピン61c側の端部近傍で、一方側の切欠き部がピン61cと当接し、この切欠き部の斜辺がピン61cに沿いながら長穴61aの端部までスライドしつつ、他方側の切欠き部にプレート部材61bのピン61c側の端部のコーナ部が嵌まり込める角度まで回転する。
ストッパ片63がこの角度姿勢にある状態で、図7に示すように、蓋体3を下降方向に回動させると、ストッパ片63は、一方側の切欠き部がピン61cから離れつつ、他方側の切欠き部がプレート部材61bのコーナ部に当接する。そして、図8に示すように、ストッパ片63の切欠き部にプレート部材61bのコーナ部が嵌まり込むことで、ストッパ片63は、長穴61aに沿って第2の固定リンク54側にスライド不能となる。つまり、蓋体を下降方向に回動させることができないため、蓋体3は、倒伏不能な状態に保持される。
蓋体を倒伏不能な状態から倒伏状態にする場合、図9に示すように、蓋体3を一旦上昇方向に回動させると、ストッパ片63は、切欠き部がプレート部材61bのコーナ部から離れつつ、ストッパ片63の平行を成す一方側の一辺がピン61cに当接し、図10に示すように、この一辺がピン61cに沿いながら長穴61aのピン61c側の端部までスライドしつつ、切欠き部にプレート部材61bのコーナ部が嵌まり込めない角度まで回転する。
ストッパ片63がこの角度姿勢にある状態で、図11に示すように、蓋体3を下降方向に回動させると、ストッパ片63は、ピン61cから離間する方向にスライドし、ストッパ片63の平行を成す他方側の一辺がプレート部材61bのピン61c側の端部と当接する。さらに、蓋体3を下降方向に回動させると、図12に示すように、ストッパ片63は、ピン61cから離間する方向にスライドしつつ、回転してストッパ片63の平行を成す一辺とストッパガイド61のプレート部材61bの長穴61aと平行な一辺が接して、回転することなく、長穴61aの第2の固定リンク54側の端部までスライドする。そして、図4に示す蓋体3を倒伏した状態に戻る。蓋体3を倒伏させる場合にもガススプリング7の付勢力により短リンク52が起立する方向に作用するモーメントが蓋体3の自重を支えるので、ユーザは、この蓋体3を軽い力で倒伏させることができる。
以上説明したように、実施形態1のヒンジ装置によれば、比較的簡易で且つ堅牢な構成を成し、ガススプリングの付勢力により蓋体が急激に下降することを防止し、ユーザは、軽い力で蓋体を上昇及び下降方向に回動させることができ、この上昇及び下降方向に回動させる動作によりストッパ機構をリンク機構に作用させるので、ユーザは、蓋体を安定に支持した姿勢のまま、蓋体を倒伏不能な状態に保持させる、又は解除することができる。このため、ユーザが蓋体の開閉動作中や収納本体に収納中に、収納本体と蓋体に挟まれるような危険を回避できる。
なお、本発明は、上記実施形態1の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態1において、蓋体3を倒伏不能な状態に保持する角度を2段階にすることも可能である。この変形例を次の実施形態2により説明する。
図13は、実施形態2によるヒンジ装置の構成を示す。ストッパガイド611は、長穴611aの長手方向でプレート部材611bを取り付けていない側の中途部に段部が切欠き形成されている係合孔を有する。この段部は、第2の固定リンク54側が階段状に形成され、ピン61c側が傾斜状に形成されている。ストッパガイド611は、蓋体3を倒伏させるときにストッパ片63の支軸87が段部に係合することを阻止するための規制部材9を、ストッパガイド611と長リンク53の間で長手方向にスライド自在に連結されている。規制部材9は、帯状部材からなり、ストッパガイド611の長穴611aより長手方向に短い長穴状の切欠き部を有し、この長穴状の切欠き部の中途部にストッパガイド611の段部と同じ形状の段部が形成されている。
ストッパリンク62と第2の固定リンク54との連結部に、バネ10をストッパリンクの回転と同時に同角度だけ回転するように設け、バネ10は、ストッパリンク62を介して、このバネ10の反力による負荷をストッパ片63に長穴611aの段部を有する側へ掛ける。そうすることで、ストッパ片63の支軸87が段部に確実に係合し、第2の固定リンク54側に外れ難くなる。
図15に示すように、ストッパ片63は、バネ10の反力による負荷を長穴611aの段部を有する側に受けたまま、長穴611aに沿ってピン611c側へスライドする。
ストッパ片63は、段部に達すると、図16に示すように、ストッパ片63の支軸87が段部に係合し、長穴611aの段部の第2の固定リンク54側が階段状に形成されているため、第2の固定リンク54側へスライド不能となり、蓋体3は、第1段階目の所定角度で倒伏不能な状態に保持される。
さらに、蓋体3を上昇方向に回動させると、図17に示すように、ストッパ片63は、ストッパ片63の支軸87が段部の斜辺に沿ってピン611c側へスライドし、この支軸87が規制部材9の端部に当接し、図18に示すように、規制部材9と共にピン611c側へスライドする。実施形態1におけるストッパ機構6と同様の動作を行い、図19に示すように、蓋体3は、第2段階目の所定角度で倒伏不能な状態に保持される。
規制部材9がピン611c側へスライドすることによりストッパガイド611の段部と規制部材9の段部がずれた状態となり、ストッパ片63が第2の固定リンク54側へスライドするときに、ストッパ片63の支軸87は、段部に係合されない。このため、蓋体3を倒伏不能な状態から倒伏状態にする場合も、実施形態1におけるストッパ機構6と同様の動作を行う。そして、蓋体3を下降方向に回動させると、図20に示すように、ストッパ片63の支軸87が規制部材9の第2の固定リンク54側の端部に当接し、ストッパ片63と共に規制部材9も第2の固定リンク54側にスライドする。図14に示すように、蓋体3が倒伏し、ストッパ片63が長穴611aの第2の固定リンク54側の端部に達すると、ストッパガイド611の段部と規制部材9の段部とが合致した状態に戻る。
以上説明したように、実施形態2のヒンジ装置によれば、実施形態1のヒンジ装置におけるストッパ機構の構成部材の形状を工夫し、規制部材を設けることで多段階な角度で蓋体を倒伏不能な状態で保持することができる。そして、実施形態1のヒンジ装置と同様に、比較的簡易で、且つ堅牢な構成を成し、ガススプリングの付勢力により、ユーザは、軽い力で蓋体を上昇及び下降方向に回動させることができ、この上昇及び下降方向に回動させる動作によりストッパ機構をリンク機構に作用させるので、ユーザは、蓋体を安定に支持した姿勢のまま、蓋体を倒伏不能な状態に保持させる、又は解除することができる。このため、ユーザが蓋体の開閉動作中や収納本体に収納中に、収納本体と蓋体に挟まれるような危険を回避できる。
本発明の実施形態に係るヒンジ装置を用いた開閉式ベットの蓋体を上昇方 向に回動させた斜視図。 実施形態1によるヒンジ装置の構成図。 同ヒンジ装置の部品構成図。 同ヒンジ装置の蓋体を完全に倒伏した状態を示す図。 図4において蓋体を上昇方向に回動させて、ストッパ片の切欠き部がピン に当接した状態を示す図。 図5において蓋体を上昇方向に回動させて、ピンに当接したストッパ片が 第1の所定角度だけ回転した状態を示す図。 図6において蓋体を下降方向に回動させて、第1の所定角度だけ回転した ストッパ片の切欠き部がプレート部材のコーナ部に当接した状態を示す図。 図7において蓋体を下降方向に回動させて、ストッパ片の切欠き部にプレ ート部材のコーナ部が嵌まり込み、蓋体を倒伏不能に保持した状態を示す図。 図8において蓋体を上昇方向に回動させて、ストッパ片の切欠き部がプレ ート部材のコーナ部から離れ、ストッパ片の平行部がピンに当接した状態を示す図。 図9において蓋体を上昇方向に回動させて、ピンに当接したストッパ片 が第2の所定角度まで回転した状態を示す図。 図10において蓋体を下降方向に回動させて、第2の所定角度まで回転 したストッパ片の平行部がプレート部材のコーナ部に当接した状態を示す図。 図11において蓋体を下降方向に回動させて、プレート部材のコーナ部 に当接したストッパ片が回転し、ストッパ片の平行部とプレート部材の長手方向の一 辺とが接した状態を示す図。 本発明の実施形態2によるヒンジ装置の部品構成図。 同ヒンジ装置の蓋体を完全に倒伏した状態を示す図。 図14において蓋体を上昇方向に回動させて、ストッパ片が段部に到達 する前の状態を示す図。 図15において蓋体を上昇方向に回動させて、ストッパ片の支軸が段部 に係合し、蓋体を第1段階目の所定角度で倒伏不能に保持した状態を示す図。 図16において蓋体を上昇方向に回動させて、ストッパ片の支軸が段部 から外れ、規制部材の端部と当接した状態を示す図。 図17において蓋体を上昇方向に回動させて、ストッパ片と共に規制部 材がスライドし、ストッパガイドの段部と規制部材の段部がずれている状態を示す図 。 ストッパ片の切欠き部がプレート部材のコーナ部に嵌まり込み、蓋体を 第2段階目の所定角度で倒伏不能に保持した状態を示す図。 図19においてストッパ機構を解除して、蓋体を下降方向に回動させて 、ストッパ片の支軸が規制部材の他端部に当接した状態を示す図。
符号の説明
1 開閉式ベット
2 収納本体
3 蓋体
4 ヒンジ装置
5 リンク機構
51 第1の固定リンク
52 短リンク
53 長リンク
54 第2の固定リンク
6 ストッパ機構
61、611 ストッパガイド
61a、611a 長穴
61b、611b プレート部材
61c、611c ピン
62 ストッパリンク
63 ストッパ片
7 ガススプリング
87 支軸
9 規制部材
10 バネ

Claims (2)

  1. 収納本体に対して蓋体を開閉可能に支持するためのヒンジ装置において、
    前記収納本体に固定された第1の固定リンクと、
    この第1の固定リンクの一方側に中途部を回転可能に支持された短リンクと、
    前記第1の固定リンクの他方側に一端部を回転可能に連結された長リンクと、
    前記蓋体に固定され、一方側に前記短リンクの一端部が回転可能に連結され、他方側に前記長リンクの他端部を回転可能に連結された第2の固定リンクとで構成されるリンク機構と、
    前記短リンクの他方側に、一端部が回転可能に連結され、前記第1の固定リンクと前記長リンクとの連結部に他端部が回転可能に連結され、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を上昇させるときに付勢し、この他端部が急激に下降することを防止するダンパ機能を付与するガススプリングと、
    前記リンク機構に取り付けられ、前記収納本体に対して前記蓋体を所定角度に達したときに、この蓋体の開閉動作により前記リンク機構に作用して該蓋体を倒伏不能な状態で保持させる、又は解除するストッパ機構とを備え
    前記ストッパ機構は、
    前記長リンクの前記第2の固定リンク側寄りに取り付けられ、前記長リンクの長手方向と平行に形成された長穴を有し、この長穴より短い帯状のプレート部材が該長穴に沿って前記第2の固定リンク側寄りに取り付けられ、該長穴付近の第2の固定リンクと離間する側に丸棒状のピンを有するストッパガイドと、
    前記第2の固定リンクの中途部に一端部を回転可能に連結され、他端部が前記ストッパガイドの長穴に沿ってスライド自在に係合されたストッパリンクと、
    このストッパリンクのスライド自在な他端部に回転可能に支持された略長方形の一対の短辺部分が切欠かれた形状であるストッパ片とで構成され、
    前記ストッパ片は、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を上昇させ回動させると、前記ストッパガイドの長穴に沿って前記ピン側へスライドし、前記ピンに当接して所定角度だけ回転し、該ストッパ片がこの角度姿勢にある状態で、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を下降方向に回動させると、前記ストッパ片の切欠き部に前記ストッパガイドのプレート部材の端部が嵌まり込み、前記ストッパ片が回転不能及びスライド不能となることで、前記蓋体を所定角度で倒伏不能なロック状態に保持させることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記蓋体が所定角度で倒伏不能なロック状態にあるとき、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を上昇させ回動させると、前記ストッパ片は、前記ストッパガイドの長穴に沿って、前記ピン側へスライドし、前記ピンに当接して所定角度だけ回転し、該ストッパ片がこの角度姿勢にある状態で、前記蓋体の一端部を回動支点として他端部を下降方向に回動させると、前記ストッパ片の平行部に前記ストッパガイドのプレート部材の端部が当接して回転し、前記プレート部材の長手方向と前記ストッパ片の平行部が沿う状態となり、前記ストッパ片がスライド可能となることで、前記蓋体を倒伏不能なロック状態から解除することを特徴とする請求項に記載のヒンジ装置。
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