JP4768177B2 - アナログ表示付き電子クロノグラフ時計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在時刻を表示するための針を駆動する少なくとも第1のモータと、少なくともクロノグラフ針を駆動する少なくとも第2のモータと、現在時刻を調整または設定するためのステムクラウンと、クロノグラフ機能を制御するための2つの押しボタンとを含む電子アナログ・クロノグラフ時計であって、前記時計がクロノグラフの2つの動作モードを含み、これらのモードのうち、第1のモードは、クロノグラフがスタート、ストップ、ゼロ・リセット、および中間時間測定の機能を果たす現在動作モードであり、第2の動作モードは、クロノグラフ針の静止位置を調整するためのモードである時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の時計に関する公知の問題は、クロノグラフ機能を果たす追加の針が、これらが静止位置にある場合に通常示すべきゼロ位置からずれやすいという点にある。この状況は、一般に製造中にバッテリを定位置に設定する前、またはその後バッテリを交換したり単に取り外したりする必要がある場合に生じる。
【0003】
この問題を克服する解決法が、特にクロノグラフ機能を有するアナログ表示付き電子多機能時計を開示した欧州特許第0493613号のように、従来技術で提案されている。変形例では、この時計は現在時刻の時間、分、秒をそれぞれ示す3本の表示針を含んでいる。これらの針の静止位置は、複数の軸位置をもつステムクラウンと押しボタンとを組合せて使用することにより調整される。ステムクラウンはそのステムに接点を含み、クラウンが異なる軸位置に引き出されると、その接点により回路を開閉するスイッチの役割を果たす。端の軸位置では、接点の1つが、針の位置を修正するのに用いられる回路の2部分を電気接続する。その後時計は針静止位置調整モードとなり、第1の押しボタンを加圧することにより、これらの針のうち第1の針の位置を調整することができ、他の2つの針の位置は他の2つの押しボタンを使って調整される。
【0004】
しかし、この解決法には明らかに欠点がある。特に、調整すべき針と同数の押しボタンを時計に備えなければならないことである。
【0005】
スイス特許第685467号は、特に構造を極度に簡略化したクロノグラフ機能を有する電子アナログ表示多機能時計を提案することにより、これらの欠点を克服しようと試みるものである。本文献で開示された時計は、現在時刻を表示することと、ユーザにより選択された動作モードに応じて測定時間を表示することとの両方の役割を果たすことのできる2本の針のみを含んでいる。モードがクロノグラフに対応する表示モードであるときには、2つの制御押しボタンを操作することにより、針静止位置調整機能を含む時計のすべての機能またはモードにアクセスすることができる。この構造は、必要とする部品の数を減らしたことで有利であるが、2つのボタンのみですべての機能に対してアクセスする限り、この構造によって時計の使用が複雑になる。したがって多数の機能を制御することにより、制御ボタンに対する短い加圧、長い加圧、または同時加圧の複数の組合せが生じる。その結果、そのような時計のユーザは、優れた記憶力をもっていない限り、従来の時間設定とは異なる機能を使用したい場合に取扱説明書を参照しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、特に薄型で安価に製造でき、簡単に使用することができる簡単な構成によって前記の欠点を回避するアナログ表示付き電子クロノグラフ時計を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明は、2つの押しボタンが、クロノグラフ針の静止位置を調整するためのモードにアクセスしてその調整を行うための手段に関連付けられていることと、前記手段が、ステムクラウンの位置とは無関係に活動化されることを特徴とする、前述したタイプの時計に関する。
【0008】
特定の実施態様では、時計は、別個のスモール・ダイヤル上に測定時間を表示することができる少なくとも3本のクロノグラフ針を含み、これらのクロノグラフ針は別個のモータにより駆動されることが好ましい。
【0009】
好ましい実施態様では、両方の押しボタンを同時に加圧することにより、時計をクロノグラフ針静止位置調整モードに移行させるための手段が提供される。これらの手段は、この調整モードへの移行が、3本の針が同時に加速された速度で360度回転することにより確認されるように構成してもよい。
【0010】
これら2つの押しボタンは、すべての所望の動作を実施するのに十分である。すなわち、位置を調整しなければならないクロノグラフ針を選択する機能を押しボタンのうち第1の押しボタンに関連付けるとともに、加速された速度で回転させることにより選択されたクロノグラフ針の位置を調整する機能を第2の押しボタンに関連付ける。選択された針を加速された速度で360度回転させることによってこのような時計の使用が容易となる。したがって、ユーザは、位置を調整したいクロノグラフ針を難なく選択する。
【0011】
最後に、クロノグラフ針位置の調整は、
2つの押しボタンを同時に加圧して、前記クロノグラフ針の静止位置調整モードを開始させるステップと、
第1の押しボタンを少なくとも1回加圧して、調整すべきクロノグラフ針を選択するステップと、
第2の押しボタンを別個にまたは連続的に加圧して、それぞれ所望の調整が得られるまで、選択された針を順次または加速された速度で回転させるステップと、
第2のステップから再び開始し、必要な場合に他のクロノグラフ針の静止位置を調整するステップと、
数秒待つか、または両方の押しボタンを同時に押して、クロノグラフ針静止位置調整モードを非動作とするステップと、
からなるステップに要約することができる。
【0012】
本発明は添付図面を参照してなされる以下の実施形態の説明の助けにより、よりよく理解できるだろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
好ましい実施形態によるクロノグラフ時計1はダイヤル2を含み、このダイヤルは時間および分を表示する2本の針3、4を介して現在時刻を表示するのに使用される。このダイヤル2はさらに3つのスモール・ダイヤル5、6、7を含み、これらは測定時間を表示するのに用いられる3本の針8、9、10に関連している。これらのスモール・ダイヤルはダイヤル2の外周近くの2時、6時、10時の位置にそれぞれ配置されている。これらは、測定した10分の1秒、測定した秒、測定した分をそれぞれ表示する。
【0014】
時計はさらにステムクラウン11および2つの押しボタン12、13を含んでいる。好ましい実施形態では、摺動筒かなを使用した公知の時間設定装置を介して、現在時刻を表示する針3、4の位置をステムクラウン11により調整または設定できる。2つの押しボタン12、13は、欧州特許出願第00202007号に記載されたタイプのものである。これらのボタンにより、記載していない従来の電子手段(特にマイクロコントローラ37を含み、針8、9、10のうちの1つをそれぞれ駆動する3つのステッピング・モータを制御する)を介してすべてのクロノグラフ機能に時計のユーザがアクセスできる。現在動作モードでは、押しボタン12がクロノグラフのスタート、ストップおよび再スタートの機能を果たす。押しボタン13はこのモードで、測定時間のゼロ・リセットおよび中間時間測定の機能を果たす。
【0015】
図2は前述したクロノグラフ時計の電気回路の非常に簡略化した図であり、この図は本発明の理解に必要な要素及び機能のみを示している。
【0016】
例えば32768Hzで振動し、その共振器14のみが図2に示される水晶発振器は、時計のタイム・ベースを分周器15に与える。この分周器15はライン16に時計の電子機能を制御するためのクロック・パルスを発生させる。分周器15は、同様に、ライン17に10分の1秒パルス、ライン18に秒パルスを与える。これらのラインは、タイミング機能を制御するユニット19に接続されている。ライン20は例えば0.05Hzのパルスをドライブ・ユニット21へ送信する。このドライブ・ユニットは歯車列(図示せず)に機械的に結合されて、現在時刻を表示する針3、4を恒久的に駆動する。
【0017】
時計の針の種々の役割を図示するため、図2の右側には、ダイヤル2の複数の模写が、それぞれのダイヤルに示した別個のドライブ・ユニットにより駆動される針と共に示されていることに注目すべきである。ドライブ・ユニットはそれぞれ符号21〜24で示され、各ユニットは、公知の通り、「a」で示される駆動回路と「b」で示されるステッピング・モータとを含んでいる。
【0018】
したがって、歯車列を介して針3、4を駆動するドライブ・ユニット21に加えて、ドライブ・ユニット22は10分の1秒針8、ドライブ・ユニット23は秒針9、ドライブ・ユニット24は分針10を駆動する。
【0019】
ドライブ・ユニット22〜24は各カウンタ25〜27に関連し、これらのカウンタの状態は各瞬間に対応する針の角位置を表す。各カウンタは静止位置にある関連した針の初期設定時にゼロに設定され、タイミング機能制御ユニット19により送信される各駆動パルスをカウントする。したがって、カウンタ25は10まで(10分の1秒)カウントすることができ、カウンタ26、27は60までカウントすることができる。
【0020】
入力制御ユニット28は、押しボタン12、13とそれぞれ関連したスイッチ29、30によりそれぞれ供給される制御信号の形状および分布を確実なものにする。これらのスイッチ29、30により実行されるコマンドによって、公知の方法で、時計1に組み込まれたバッテリ等の電源(図示せず)の端子(ここではVdd)の1つの電位が入力制御ユニット28に与えられる。
【0021】
押しボタン12、13に対する操作に応じて、入力制御ユニット28は、ライン31にスタート/ストップ・タイミング制御信号または動作モード変化信号を、ライン32にゼロ・リセット信号を発生する。これらのライン31、32はタイミング機能制御ユニット19に接続されている。
【0022】
このタイミング機能制御ユニット19は、カウンタ25〜27に向けた制御パルスをライン33〜35にそれぞれ発生させる。カウンタ25〜27は入力制御ユニット28により制御ライン36を介して直接配置することもできる。
【0023】
前記の時計により果たされるすべての機能は、前述した説明および時計の操作に関する以下の説明の助けによって当業者がプログラムの仕方を理解できるであろうマイクロコントローラにより行われることが好ましい。このマイクロコントローラは、図2中、全体を符号37により示されている。
【0024】
現在時刻モードの動作中、時計は針3、4を、ライン20で送信される0.05Hzのパルスにより制御されるドライブ・ユニット21を介して回転させる。
【0025】
押しボタン12を加圧することにより時計をタイミング機能に設定する場合、タイミング制御ユニット19が適宜の制御信号をライン34、35に与えるので、カウンタ26、27およびドライブ・ユニット23、24をそれぞれ介して、針9、10が測定した秒と時間をそれぞれ表示する。
【0026】
この間、タイミング制御ユニット19の内部カウンタ(図示せず)が10分の1秒パルスを受けるが、それらをすぐにはカウンタ25に送らない。したがって、ドライブ・ユニット22は非動作のままとなり、針8は固定される。
【0027】
押しボタン12をもう一度加圧することによってこのタイミングは停止する。針9、10が停止する一方、ドライブ・ユニット22がタイミング制御ユニット19により内部カウンタおよびカウンタ25を介して動作され、停止したタイミングの瞬間にカウントされた10分の1秒の数に対応する角位置に針8が進む。
【0028】
押しボタン13がゼロ・リセットに操作されると、針8〜10は静止位置に戻る。
【0029】
押しボタン12、13を同時に加圧することにより、クロノグラフのスモール・ダイヤルを調整するモード、すなわち針8、9、10の静止位置を調整するモードが動作状態となる。
【0030】
好ましい実施形態では、クロノグラフ・ダイヤル調整モードは、クロノグラフが停止して静止位置にあり、カウンタ25〜27がゼロの時にのみ動作させることができる。このモードへの移行が、カウンタ25〜27に向けた入力制御ユニット28により、ライン31およびタイミング機能制御ユニット19を介して制御パルスを発生させることによって確認される。これらの制御パルスがドライブ・ユニット22〜24を動作させることにより、針8〜10の各々が同時に加速された速度で360度回転する。その後、押しボタン12、13は新しい機能を果たす。実際には、押しボタン13の第1の加圧により、入力制御ユニット28による制御信号の発生によって針8を選択して、ライン31およびタイミング機能制御ユニット19を介してドライブ・ユニット22を動作させて、その針を加速された速度で完全に1回転させる。その後の押しボタン13の各加圧は、次の針を選択し、前に選択された針に対応する駆動モータを非動作するのと同時に、入力制御ユニット28、ライン31、およびタイミング機能制御ユニット19を介して、対応するドライブ・ユニットを動作させる。これにより発生したパルスは、新しく選択された針を加速された速度で完全に1回転させる。押しボタン12の機能は、選択された針を駆動するモータを制御することである。実際には、押しボタン12の各加圧により、パルスを入力制御ユニット28によって発生させ、選択された針に対応するカウンタに制御ライン36を介してそのパルスを送り、これにより対応するドライブ・ユニットを動作させる。公知の方法で、押しボタン12の各短い加圧により対応する針が1ステップ回転し、長い加圧によりパルス列が発生して針が、加速された速度で回転することが好ましい。時計がスモール・ダイヤル調整モードにあるときに、押しボタン12、13をもう一度同時に加圧することにより、このモードおよびカウンタ25〜27が非動作とされ、したがって時計は、針8〜10が同時に加速された速度で360度回転して現在動作モードに移行する。
【0031】
したがって、針8、9、10の静止位置を調整する方法は、前述した通り、押しボタン12、13の機能のみに依拠している。その結果、このような構造により、ステムクラウン11と協働する電気接触を省くことができる。これにより、小型化した時計を製造するための重要な利点を示す時計ケースの空間の節約と、時計を大量に製造するための重要な利点を示す使用部品の数に関する節約との両方が提供される。
【0032】
これらの針の静止位置を調整する順序の標準的な展開が図3、4のフローチャートに図式化されており、以下の表記が用いられている。
P12は、ユーザが押しボタン12の短い加圧を行うことを意味する。
P13は、ユーザが押しボタン13の短い加圧を行うことを意味する。
PP12は、ユーザが押しボタン12の長い加圧を行うことを意味する。
Δt1は10分の1秒台の時間間隔を表す。
Δt2は数秒台の時間間隔を表す。
【0033】
時計はまず現在動作モード38にあり、すなわち針3、4およびダイヤル2により現在時刻のみを表示している。さらに、クロノグラフ針8〜10は静止位置に固定されている。これらの針8〜10の少なくとも1つが、対応するスモール・ダイヤルのゼロ位置ではない静止位置を有するために、その静止位置の調整が必要となることを確認されたい。これは前に見たように、バッテリが製造中に定位置に設定される場合、またはその後交換される場合に生じ得る。これが、ユーザがこの調整をそれ自体で行うことができて、特に時計を分解する必要がない手段を提供することが有用である理由である。したがって、追加のダイヤルをもつどのようなタイプの電子クロノグラフ時計にも有用なこのシステムは、ひとたび構成が完成したら分解することができない時計には一層有用であることが理解できよう。図3の39、40、41で、ユーザがどのボタンも押さない場合には、時計は当然現在動作モードのままであることが分かる。
【0034】
ユーザが押しボタン12を加圧すると、42で示すようにクロノグラフが始動し、次いで2つのオプションが生じる。符号43では、ユーザが好ましくは10分の1秒台の時間間隔Δt1(この間隔は製造中に決められ、おそらくはその後修理者により修正することができる)で押しボタン13を押さない場合には、符号42aで表すようにクロノグラフは動き続ける。この場合、2つの押しボタン12、13は図示しない従来の機能、すなわち押しボタン12をもう一度加圧することによりクロノグラフが停止して、測定した時間が表示され、押しボタン13を加圧することにより測定した中間時間が表示される。したがって、クロノグラフは押しボタン12が再び押されるまで動きつづける。ひとたびクロノグラフが停止すると、押しボタン13の加圧は3本の針8、9、10を加速された速度で静止位置に戻す効果をもち、これにより時計は現在動作モード38に戻る。押しボタン12の第1の加圧後に、ユーザが43の時間間隔Δt1 内で押しボタン13を押した場合、スモール・ダイヤルを調整するモード45が動作され、これは3本の針8、9、10が急速に360度回転することにより確認される。この場合、および好ましい実施形態により、クロノグラフは調整モードの動作前の初期設定に再び戻る。
【0035】
ユーザが41で示す押しボタン13を押して開始すると、44で示す時間間隔Δt1 内でユーザが押しボタン12を押した場合には調整モード45が動作し、そうでない場合には何も起こらず(40)、時計は現在動作モード38のままとなる。
【0036】
図4のフローチャートは、本発明の好ましい実施形態による針8、9、10の静止位置を調整するために行われる操作の順序を詳細に説明している。したがって図4の第1ステップ45は図3の最後のステップに相当する。Δt2 よりも長い時間、すなわち本実施形態では約5秒間、ユーザの操作がない場合、スモール・ダイヤル調整モードが自然に非動作とされ、時計が現在動作モードに戻ることに注目することができる。この非動作は調整順序のいかなるステップでも生じ得るもので、針8、9、10が急速に全回転することによりユーザに対して表示されることにも注目すべきである。
【0037】
ひとたびスモール・ダイヤル調整モードが動作されたときに、ユーザは48のスモール・ダイヤル5および針8を選択するためには、46で示すように時間間隔Δt2 内で押しボタン13を押さなければならず、これは針の急速な全回転により確認できる。次に針8が49、50で図式化した押しボタン12により調整される。このモードで、針8はモータを介して押しボタン12により制御されるので、短い加圧によって針8がスモール・ダイヤル5の1ユニットを回転し、長い加圧によって針が、加速された速度で連続的に回転する。ひとたび針8が調整されると(51)、ユーザは、時間Δt2 の終了前に押しボタン13を押して別の針を選択するか、さらなる調整を行わないで、調整モードが自然に非動作とされるのを待つかのいずれかとなる。押しボタン13を新しく加圧する度に、次のスモール・ダイヤルが時計方向に送られる。選択されたスモール・ダイヤルは対応する針の急速な全回転により各時間表示され、これはフローチャートで符号51〜54により図式化されている。静止位置が各針について調整されると(55)、ユーザは時間Δt2を待つか、Δt1よりも短い時間間隔内で押しボタン12、13を押して47で小さい針を調整するモードを非動作にするかのいずれかとなって、現在動作モード38に戻ることができる。
【0038】
勿論、前述の説明は本発明の好ましい実施形態に対応したものであり、その範囲を限定するものとして考慮することはできない。実際に、種々のプログラム順序をマイクロコントローラに関して容易に想像することができるので、追加の針の静止位置の調整方法が異なっていてもよい。クロノグラフのスモール・ダイヤルの数や、ステムクラウンで調整される日付の日の表示を従来の方法で異ならせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時計の好ましい実施形態の正面図である。
【図2】本発明による時計の電気回路の簡略化した図である。
【図3】好ましい実施形態による、スモール・ダイヤル調整モード、すなわちクロノグラフ針の静止位置の調整を動作させるために従うべきステップを示すフローチャートである。
【図4】本発明の好ましい実施形態による、ひとたびスモール・ダイヤル調整モードを動作させた後に、クロノグラフ針の静止位置を調整するために従うべきステップを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 時計
2 ダイヤル
3、4、8、9、10 針
5、6、7 スモール・ダイヤル
11 ステムクラウン
12、13 押しボタン

Claims (14)

  1. 現在時刻を表示するための針(3、4)を駆動する少なくとも1つの第1のモータと、少なくともクロノグラフ針(8、9、10)を駆動する少なくとも1つの第2のモータと、現在時刻を調整するためのステムクラウン(11)と、
    クロノグラフ機能を制御するための2つの押しボタン(12、13)とを含む電子アナログ・クロノグラフ時計(1)であって、前記時計がクロノグラフの2つの動作モードを含み、これらのモードのうち、第1のモードは、クロノグラフが少なくともスタート、ストップ、ゼロ・リセットの機能を果たす現在動作モード(38)であり、第2の動作モードは、クロノグラフ針(8、9、10)静止位置調整モード(45)であり、前記2つの押しボタン(12、13)が、前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)移行させて前記調整を行うための手段(25〜30、36)に関連付けられ、その手段(25〜30、36)が、ステムクラウン(11)の位置とは無関係に活動化されることを特徴とする電子アナログ・クロノグラフ時計。
  2. 別個のスモール・ダイヤル(5、6、7)上に測定時間を表示することができる少なくとも3本のクロノグラフ針(8、9、10)を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  3. 前記3本のクロノグラフ針(8、9、10)の各々が、それ自体のモータにより駆動されることを特徴とする請求項2に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  4. 前記手段(25〜30、36)が、2つの押しボタン(12、13)を同時に加圧することにより、時計が前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)に移行させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  5. 前記手段(25〜30、36)が、2つの押しボタン(12、13)を同時に加圧することにより、時計を前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)に移行させるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  6. 前記手段(25〜30、36)が、前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)が選択されたときに、前記クロノグラフ針を加速された速度で360度回転させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  7. 前記手段(25〜30、36)が、前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)が選択されたときに、前記クロノグラフ針を加速された速度で360度回転させるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  8. 前記手段(28、29、30)が、前記クロノグラフ(8、9、10)の静止位置調整モード(45)にあるときに、調整すべき針(8、9、10)の選択が前記押しボタンのうち第1の押しボタン(13)に関連付けられ、かつ前記選択された針の静止位置を調整する機能が他方の押しボタン(12)に関連付けられるように構成されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  9. 前記手段(28、29、30)が、前記クロノグラフ(8、9、10)の静止位置調整モード(45)にあるときに、調整すべき針(8、9、10)の選択が前記押しボタンのうち第1の押しボタン(13)に関連付けられ、かつ前記選択された針の静止位置を調整する機能が他方の押しボタン(12)に関連付けられるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  10. 前記手段(25〜29、36)は、選択された針(8、9、10)が前記第1の押しボタン(13)の操作に応答して加速された速度で360度回転するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の電子アナログ・クロノグラフ時計。
  11. 現在時刻を表示するための針(3、4)と、少なくとも2本のクロノグラフ針(8、9、10)と、時針および分針を調整するためのステムクラウン(11)と、クロノグラフ機能を制御するための2つの押しボタン(12、13)とを含む電子アナログ・クロノグラフ時計(1)のクロノグラフ針(8、9、10)の静止位置を調整する方法であって、前記時計が、クロノグラフの2つの動作モード(38、45)を含み、これらのモードのうち、第1のモード(38)は、クロノグラフがスタート、ストップ、ゼロ・リセット、および中間時間測定の機能を果たす現在動作モードであり、第2の動作モード(45)は、前記ステムクラウン(11)の位置とは無関係にクロノグラフ針(8、9、10)の静止位置を調整するモードであり、
    前記2つの押しボタン(12、13)を同時に加圧して、前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)を開始させる第1のステップと、
    第1の押しボタン(13)を少なくとも1回加圧して、静止位置を調整すべきクロノグラフ針を選択する第2のステップと、
    他方の押しボタン(12)を別個にまたは連続的に加圧して、所望の調整が得られるまで、選択された針を加速された速度で回転させる第3のステップと、
    前記第2のステップから再び開始し、必要な場合に他のクロノグラフ針の静止位置を調整する第4のステップと、
    数秒待つか、または両方の押しボタン(12、13)を同時に押して、クロノグラフ針静止位置調整モードを非動作とする第5のステップとを含む方法。
  12. 前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)が動作させられたときに、前記針が加速された速度で360度回転して、モードの変更を確認することを特徴とする請求項11に記載のクロノグラフ針の静止位置を調整する方法。
  13. 前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)において、前記第1の押しボタン(13)の各加圧により前記針の1本が選択されたことは、選択された針が加速された速度で360度回転することにより確認されることを特徴とする請求項11または12に記載のクロノグラフ針の静止位置を調整する方法。
  14. 前記クロノグラフ針(8、9、10)の静止位置調整モード(45)からの変更は、前記針が加速された速度で360度回転することにより確認されることを特徴とする請求項11ないし13のいずれか一項に記載のクロノグラフ針の静止位置を調整する方法。
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