JP4768165B2 - スラックスにおける段階的裾上げ構造及びその形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スラックスに関し、更に詳しくは、スラックスにおいて段階的に延長可能な裾上げ構造及びその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からスラックスは、フイット性、着装性等の着心地の良いもの、及びデザイン性から優れたものが求められてきた。
そして、その仕立て技術や素材についての開発がなされ、今日では、デザイン的にも着心地的にも極めて優れたものが、上市されている。
【0003】
しかし、近年、この分野においても、顧客ニーズの多様化、又は個性化が進み、その風潮から、デザイン性、或いは、フイット性、装着性等の着心地性の追求だけでは十分満足のいくものとはならなくなっている。
特にこのところ、従来、あまり意識されなっかた機能性を追求する動きが出ている。
【0004】
ところで、成長期の人を対象とする衣服、特に学生服については、極めて着用期間が限られている。
何故ならば、成長盛りであるために背丈の伸びが速く、スラックスが下肢長に比べてすぐに短くなってしまうからである。
そのために、スラックス地の耐久期限がくる前であっても、より丈の長いスラックスに変更しなければならない。
すなわち、スラックスが十分使える状態にあるにもかかわらず、それを処分して、より大きいサイズの新しいスラックスを購入する必要がある。
これでは、極めて不経済である。
節約のため、相対的に短くなった股下を延長するには、すなわち、スラックスの丈出しを行うには、裾上げ部(特に裾折り代)を延長して出す方法しかない。
【0005】
それには、図8の手順に示すように、ルイス縫い部分を解いた後〔図8(A)→図8(B)〕、すでに縫い込まれている靴擦れ防止布を、一旦、取り外し〔図8(B)→図8(C)〕、再度、付け直さなければならない。〔図8(D)〕
その後、裾の折り返し部分を、再度、縫い合わす必要がある。
ところで、この場合、すくい縫いミシンや、はしミシンを使って、かがって奥まつりにしたり、また、縁どりしたりする作業を行うことになる。
【0006】
このように、スラックス丈の延長作業を行うには、特殊な縫製技術やまた縫製の熟練を必要とする。
しかも、図8(D)でも分かるように、どうしても裾の折り返し部分の長さが短くなり、外形的な面からも必ずしも満足できるものとはならない。
また一方では、靴擦れ防止布を外す時に、鋏や刃により生地を損傷してしまうことも起きる。
【0007】
このようなことから、裾上げ部がダブルのスラックスの裾上げ部を最初から二重に形成しておく方法が開発された。
この方法は、背丈が伸びた場合、その二重に形成した裾上げ部を解いて長くすることができる。
その結果、通常の一重の裾上げ部に変更されて、股下長は、一定長さ延長される。
このように、背丈に合わせて丈を長くすることができるために、成長盛りの子供にとっては極めて有用である。
しかし、この方法においても、やはり裾上げ部を解いた後、靴擦れ防止布を再度付け直ししなければならない。
【0008】
また、そのために、先述したように、熟練した裁縫技術を必要とし、それが出来ない人は、結局、専門家に有料で任せることになる。
更にまた、スラックスの裾上げ部がダブルの場合に適用でき、シングルの裾上げ部における丈出しはできない。
近年では、ダブルよりシングルの裾上げ部が多くなり、シングルの裾上げ部の丈出しが必要になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような技術的な問題点を背景になされたものである。
即ち、本発明の目的は、簡単にスラックスの丈の延長が可能であり、同時に裾上げ部が容易に形成される裾上げ構造を提供するものである。
更には、そのための裾上げ方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
しかして、本発明者等は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、スラックスの裾部において、靴擦れ防止布の配置の仕方及びその折り畳み方を考慮することにより、簡単に段階的に裾上げが行えるようになることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
【0013】
即ち、本発明は、(1)、スラックス丈を段階的に延長可能な裾上げ構造であって、後身頃地の裾部に靴擦防止布が縫着され、該靴擦防止布が一部を残して袋状に内側に折り畳み状態となっており、袋状の折り畳み状態の部分に複数の縫合部が形成され、後身頃地でその折り畳み状態の部分を覆うように輪状に縫合され、靴擦防止布が裏側で一部が露出し表側には露出されない状態でその裾口が縫合されており、前記複数の縫合部を順次解いて、該縫合部を順次下方に引出すことにより、段階的なスラックス丈の延長が可能で、且つ、靴擦防止布が裏側で一部が露出し表側には露出されない状態が可能となっている裾上げ構造に存する。
【0016】
そしてまた、(2)、折り畳み状態の部分の複数の縫合部が、視認し易い色糸で縫合されている上記(1)記載の裾上げ構造に存する。
【0017】
そしてまた、(3)、上記(1)又は(2)記載の裾上げ構造を有するスラックスに存する。
【0021】
本発明は、この目的に沿ったものであれば、上記1〜3の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構成も採用可能である。
【0022】
【実施の形態】
以下、具体的な図面に基づいて本発明を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、スラックス(ズボン)全体を示す図あり、(A)は丈出し前、(B)は丈出し後を示す。
尚、参考までに、(C)は第2の実施の形態の2段目丈出し後を示す。
スラックスは一枚の後身頃地1と一枚の前身頃地3とが縫合されて、下肢を挿入できる中空状の脚部が形成されている。
【0023】
図2は、本発明のスラックス(ズボン)における裾上げ構造を示す概略図であり、ここでは後身頃の部分の断面を示す。
(A)は丈出し前の裾上げ部、また(B)は丈出し後の裾上げ部を示す。
そして、後身頃地1の裾部にはその下端から一定距離を離れた位置に広幅6〜8cm程度(例えば6cm)の靴擦防止布2が縫着されている〔図4(A)参照〕。
【0024】
因みに、この靴擦れ防止布2は、従来の(通常の)スラックスにおいては、裾部の下端から一定距離離れた位置に2〜3cm程度(例えば2cm)の短幅のもので共布が縫合されている〔図8(B)参照〕。
この靴擦れ防止布2の長さは、通常のように後身頃地1の幅よりはやや短くすることが好ましい。
参考までに、図3は、裏側を表側に出した状態で靴擦れ防止布の長さを示す図である。
【0025】
ところで、図に示すように靴擦れ防止布2が縫い込まれた部分(この部分は後身頃地1と靴擦れ防止布21との二重となっている)は、その一部を残して袋状に内側に折り畳まれて袋状部分Fとなっている。
その場合、靴擦れ防止布2が裾折り代で一部(靴擦れ防止布22)が露出し、表側には露出されない状態となって縫合されている。
また袋状の部分Fのいわゆる裾口F1が縫合され袋部分が閉じられている。
そして、後身頃地は内側(人足側)へ折り曲げられ、その後身頃地1でその折り畳み状態の部分を覆うように輪状(ワナ状)にして縫合されている。
この縫合においては、その裾折り代の上端部Pが、通常、ルイスミシンでかがり縫いされている。
なお、裾口F1の縫合は、この上端部Pを縫合する前にミシン縫いされなければならない。
以上で裾上げ部Aが形成される。
【0026】
(裾上げ構造の形成方法)
図4は、裾上げ構造の形成手順を示す図であり、(A)は、後身頃地の表裾部に靴擦防止布を縫着した状態、(B)は靴擦防止布の一部を残し袋状に内側に折り畳み状態にした状態、(C)は折り畳み状態の部分の裾口を縫合した状態、(D)は、後身頃地でその折り畳み状態の部分を覆うように輪状して縫合した状態を示す。
【0027】
裾上げ部を形成するには、図4に示すような手順で行う。
最初に、後身頃地1の表裾部にその下端から一定距離はなれた位置に広幅の靴擦防止布2を縫着しておく〔図4(A)参照〕。
次に、靴擦防止布2の一部を残し袋状に内側に折り畳み状態にする〔図4(B)参照〕。
そして、袋状に折り畳み状態の部分Fの裾口F1を縫合する〔図4(C)参照〕。
更に、後身頃地1を折り曲げてその折り畳み状態の部分Fを覆うように輪状(ワナ状)にして縫合する(縫合部P)〔図4(D)参照〕。
これで、靴擦防止布2が裏側にて一部が露出し表側には露出しないような裾上げ構造が形成される。
【0028】
(裾上げ部の丈出し操作方法)
今、上述したような裾上げ構造のものを解いてスラックスの丈を丈出し(延長)するには、まず、裾上げ前(延長前)の状態〔図2(A)参照〕から裾上げ部の下端部(すなわち上記裾口F1)の縫合糸(後身頃地を2枚同時にミシン縫いしている)をカットして除去する。
これで袋状の部分(袋状に折り畳み状態の部分)Fは開放されるために、容易に外側に引き出す(裏返す)ことができる。下方に引き出されることにより、袋状の部分Fの上端部F2が現れてスラックスの下端に位置する〔(図2(B)参照)〕。
【0029】
この丈出しした(延長状態)では、靴擦れ防止布2は表側には全く露出していなく、裏側にその全部が露出することになる。
そして、裏側に露出した領域は、スラックス下端から一定幅部分〔靴擦れ防止布2(21+22)の全部〕である。
最終的に丈出しされた裾上げ部Aは、袋状の部分Fの靴擦れ防止布2が裏側に全部露出して裾上げ部の折り代が幅Lだけ延長される。
すなわちスラックスの丈が長さLだけ延長されたことになる。
このように、スラックスの丈を延ばすには、裾口F1の縫合を解くこと、具体的には、ただ裾口F1を縫合した縫合糸をカットして除去するだけの作業でよく、極めて簡単であり、素人にも容易に行うことができる。
【0030】
(第2の実施の形態)
この実施の形態は、スラックス丈の丈出しが2段的に行える例である。
図5は、スラックにおける2段延長可能な裾上げ構造を示す概略図であり、(A)は丈出し前の裾上げ部、(B)は第1段目の丈出し後の裾上げ部、また(C)は第2段目の丈出し後の裾上げ部を示す。
裾上げ部Aの構造は、第1の実施の形態と殆ど同じである。
【0031】
すなわち、後身頃地1の表裾部には靴擦防止布2が縫着されており、裾部の端から一定距離おいて広幅のものが後身頃地1に縫合されている。
そして、後身頃地1は内側(人足側)へ折り曲げられ、その裾折り代の上端部Pが縫合(例えば、ルイスミシンでかがり縫いしている)されている。
【0032】
更に、靴擦れ防止布2が縫合された部分(なお、この部分は後身頃地1と靴擦れ防止布21との二重となっている)が一部を残して袋状に内側に折り畳まれて袋状の部分Fとなっている。
その場合、靴擦れ防止布2が裾折り代で一部(靴擦れ防止布23)が裏側で露出し、表側には全く露出されない状態となって縫合されている。
この袋状の部分Fの裾口F1は縫合されているが、この縫合は上述の上端部Pの縫合より先に行われる。
【0033】
ここでは、更に、この袋状の部分Fの中ほどの位置(中間縫合部X1)が敢えて縫合されている。
中間縫合部X1の縫合は、丈出し作業の際、例えば、糸をカットするのに視認し易いように、色糸を使い、荒い糸目でミシン縫いすることが好ましい。
このように本実施の形態は、裾口F1の他にもう一つ縫合部が、袋状の部分Fに形成されていることが第1の実施の形態と異なる。
【0034】
この実施の形態の場合の裾上げ構造の形成方法は、上記第1の実施の形態における裾上げ構造の形成方法を参考に行えばよい。
ただ、段階的なために、袋状の部分(折り畳み状態の部分)Fの縫合部に 形成する縫合部の数が増えるだけであり、当然、この縫合部の縫合は、裾口の縫合に合い前後して行えばよい。
【0035】
(裾上げ部の第2段の延長操作方法)
(第1段目の延長)
まず、丈出し前の状態(図5A参照)から裾上げ部の下端部(すなわち上記裾口F1に相当)の縫合糸をカットして除去する。
これで袋状の部分Fは開放されるために、容易に裏返して外側に引き出すことができる。
下方に引き出すと、縫合部X1が現れてスラックスの下端に位置決めされる〔図5(B)参照〕。
【0036】
丈出し状態(延びた状態)では、図でも明かなように、靴擦れ防止布2(22、23)は裏側にのみ露出し表側には全く露出していないことになる。
そして、裏側に露出した新たな領域は、スラックス下端から一定幅の部分(靴擦れ防止布の一部22)である。
すなわち、スラックス丈が長さL1だけ延びたことになる。
このように延長された裾上げ部Aは、袋状の部分Fの中間縫合部X1の位置がスラックスの下端(裾口)となり、靴擦れ防止布22が裏側に更に多く露出して裾上げ部が幅L1だけ延長されるのである。
【0037】
(第2段目の延長)
次に、スラックスの裾口F1の縫合部、すなわち中間縫合部X1の縫合糸をカットして除去する。
これで袋状の部分Fは開放されるために、容易に裏返して外側に引き出すことができる。
外側に引き出すと、袋状の部分Fの上端部F2が現れて、スラックスの下端に位置する〔図5(C)、図1(C)参照〕。
この延びた状態では、靴擦れ防止布2(21,22,23)は裏側にのみ露出し表側には全く露出していないことになる。
この状態は、第1の実施の形態における延長状態と同じである。
【0038】
このように延長された裾上げ部Aは袋状の部分Fの上端部F2の位置がスラックスの下端となり、もともと袋状の部分にあった靴擦れ防止布2(21,22)が裏側に全部露出して、結果的に、裾上げ部Aが幅L1+L2だけ延長される。すなわちスラックスの丈が長さL1+L2だけ延びたことになる。
このように、スラックスの丈を2段階で延ばすには、単に裾口Fの縫合糸を2回カットして除去するだけでよく、作業が極めて簡単であり、素人にも行うことができる。
しかも、このL1、L2の長さを適宜選択することによりスラックス丈の各段階における延長度合いを自由に変更できる。この実施の形態においては、学生等のように成長期盛りの子供に2回のスラックススラ丈の長さを調整できるために、スラックスの耐用年数が長くなる。
【0039】
(その他の実施の形態)
上記実施の形態は、袋状の部分Fの中間縫合部を一か所としたが、2か所以上の複数Nの箇所でも可能である。
この場合も糸をカットするのに視認し易いように、色糸を使い、荒い糸目でミシ縫いすることが好ましい。
【0040】
図6は、スラックスにおける幾つかの段階的な裾上げ構造を示す概略図であり、(A)は丈出し前の裾上げ部、(B)は丈出し後の裾上げ部、(C)は幾つか段階的に丈出しをした後の裾上げ部を示す。
この場合、スラックス丈は段階的に延長でき、その延長する段数はN−1となる。そして、中間縫合部の各間隔を変更設定することにより、スラックス丈の延長度合いが変えられる。
【0041】
以上、本発明を説明してきたが、本発明は実施例にのみ限定されるものではなく、その本質から逸脱しない範囲で、他の種々な変形例が可能であることは言うまでもない。
スラックス(ズボン)として説明したが、スカート(図7参照)、ジャケット、コート等の裾の丈出し及び袖口の丈出しにも、当然、適用可能である。
【0042】
【発明の効果】
スラックス等の丈が裾上げを再度作り直さなくても簡単な作業で延長でき、極めて便利である。
また、幾つか段階的にスラックス丈の延長が簡単に行える。
成長に合わせたスラックス丈の丈出しが可能なため耐用年数が増加する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、スラックス全体を示す図あり、第1の実施の形態における(A)は丈出し前、(B)は丈出し後、(C)は第2の実施の形態における2段目丈出し後を示す。
【図2】図2は、スラックスにおける裾上げ構造を示す概略図であり、(A)は丈出し前の裾上げ部、また(B)は丈出し後の裾上げ部を示す。
【図3】図3は、裏側を表側に出した状態で靴擦れ防止布の長さを示す図である。
【図4】図4は、裾上げ構造の形成手順を示す図であり、(A)は、後身頃地の表裾部に靴擦防止布を縫着した状態、(B)は靴擦防止布の一部を残し袋状に内側に折り畳み状態にした状態、(C)は折り畳み状態の部分の裾口を縫合した状態、(D)は、後身頃地でその折り畳み状態の部分を覆うように輪状して縫合した状態を示す。
【図5】図5は、スラックスにおける2段延長可能な裾上げ構造を示す概略図であり、(A)は丈出し前の裾上げ部、(B)は第1段目丈出し後の裾上げ部、また(C)は第2段目の丈出し後の裾上げ部を示す。
【図6】図6は、スラックスにおける幾つかの裾上げ構造を示す概略図であり、(A)は丈出し前の裾上げ部、(B)は丈出し後の裾上げ部、(C)は幾つか段階的に丈出しをした後の裾上げ部を示す。
【図7】図7は、スカートにおける延長可能な裾上げ部を示す説明図である。
【図8】図8は、従来の裾上げ構造を示す概略図であり、(A)は丈出し前の裾上げ部を、(B)は裾上げ部を解いた状態を、(C)は靴擦れ防止布を取り除いた状態を、(D)は丈出した後の裾上げ部を示す。
【符号の説明】
1…後身頃地
12…折り曲げられた後身頃地
2…靴擦れ防止布
21…靴擦れ防止布
22…靴擦れ防止布
23…靴擦れ防止布
3…前身頃地
A…裾上げ部
F…袋状の部分
F1…裾口
F2…袋状の部分の上端部
P…上端部(裾折り代の上端部)
X…縫合部
X1…中間縫合部
X2…中間縫合部
Claims (3)
- スラックス丈を段階的に延長可能な裾上げ構造であって、後身頃地の裾部に靴擦防止布が縫着され、該靴擦防止布が一部を残して袋状に内側に折り畳み状態となっており、袋状の折り畳み状態の部分に複数の縫合部が形成され、後身頃地でその折り畳み状態の部分を覆うように輪状に縫合され、靴擦防止布が裏側で一部が露出し表側には露出されない状態でその裾口が縫合されており、前記複数の縫合部を順次解いて、該縫合部を順次下方に引出すことにより、段階的なスラックス丈の延長が可能で、且つ、靴擦防止布が裏側で一部が露出し表側には露出されない状態が可能となっていることを特徴とする裾上げ構造。
- 折り畳み状態の部分の複数の縫合部が、視認し易い色糸で縫合されていることを特徴とする、請求項1記載の裾上げ構造。
- 請求項1又は2記載の裾上げ構造を有するスラックス。
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