JP4766290B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関し、特に機内を流通するパチンコ球が上部位置から下部位置に落下する際にこれを受け止める球受け部を備えたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機における遊技では遊技者が発射操作機構の一部としてのハンドルを操作してパチンコ球(このパチンコ球を遊技球という)を遊技面に打ち出し、その遊技球が遊技面に植設された釘等の障害物に干渉されながら下降し、途中に設けられた入賞孔に入賞することでパチンコ球(このパチンコ球を賞球という)を得ることを主目的としている。パチンコ機の遊技に使用されるパチンコ球は入賞に伴ってあるいはいわゆるCR機では購入したカードに従って貸し出される貸し球としてパチンコ機本体の前面側の上皿あるいは下皿に供給される。そして、供給されたパチンコ球は遊技面上に打ち出されて遊技者において遊技の媒体となる。パチンコ球はあるものは下降しながら入賞孔に入っていわゆるセーフ球となり、あるものは入賞孔に入らずにいわゆるアウト球となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パチンコ球はパチンコ機の内部において様々に挙動するものであり、パチンコ球が転動しにくくなることがある。本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、パチンコ球が転動しにくくなることを少なくすることができるパチンコ機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、持枠体と、支持枠体に組み込まれパチンコ球が障害物に干渉しながら下降する遊技面が形成された遊技台と、遊技者が操作することでパチンコ球を前記遊技面上部に向かって発射させる発射操作機構と、発射操作機構によって発射されたパチンコ球を前記遊技台裏面側の所定の部位へ流下させる通路の一部を形成する球通路とを備えたパチンコ機において、前記球通路としてパチンコ球の下側を支持しつつ遊技機の横方向に移動可能な前記球通路を含む通路を形成する通路形成部品を備え、該通路形成部品は、前下がり方向の通路を形成する第1部材と、該第1部材とは別体で成形され、後下がり方向の通路を形成する第2部材とを有するものであることをその要旨とする
【0005】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明では、通路形成部品は、前下がり方向の通路を形成する第1部材と、第1部材とは別体で成形され、後下がり方向の通路を形成する第2部材とを有するものであるので、パチンコ球が転動しにくくなることを少なくすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ機に応用した各実施の形態について図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいてパチンコ機の概略を説明し、その後各実施の形態それぞれの固有の構成について説明する。尚、以下の説明で前面側或いは表面側とは遊技者が正対する側をいう。左右とは遊技者側から見た左右方向をいう。
図1に示すように、パチンコ遊技機の支持枠体としての外枠1は上下左右の各枠板1a〜1dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。下部枠板1b上面には幕板2が配設されている。外枠1にはパチンコ機本体4が装着されている。パチンコ機本体4はヒンジ金具6の回動軸6aを中心に回動し外枠1に対して開閉可能とされている。パチンコ機本体4の上半身には遊技盤5が装着されている。遊技盤5の前面にはほぼ垂直に配置された遊技面9が形成されている。遊技面9上には内レール10、外レール11、入賞口12及び可変表示装置13等が所定位置に配置された遊技領域14が形成されている。内レール10の最下部位置にはアウト球回収口17が形成されている。尚、釘については図示が省略されている。遊技盤5の周囲は額縁状の扉枠支持フレーム7にて包囲されている。扉枠支持フレーム7はパチンコ機本体4と一体的に形成されている。扉枠支持フレーム7の上部前面には水平方向に3つのランプ8が配設されている。
【0007】
図1に示すように、遊技盤5の前面には前面枠としての扉枠15が配設されている。扉枠15はヒンジ金具6の回動軸6aを中心に回動しパチンコ機本体4に対して開閉可能とされている。扉枠15は閉じられた状態で前記扉枠支持フレーム7に当接する。扉枠15はほぼ正方形の外形を有し、中央にほぼ正方形の大型の窓穴16が形成されている。窓穴16にはガラスGがはめ込まれている。扉枠15上方の上梁19には水平方向に3つの透孔24が形成されている。透孔24は前記扉枠支持フレーム7のランプ8に対応しており、扉枠15を閉じた時に各ランプ8が対応する透孔24内に配置される。上梁19前面には半透明の装飾パネル25が配設され、同透孔24を覆っている。ランプ8の光は同透孔24を通して光透過性の装飾パネル25を明るく照らし出す。左縦枠21には扉枠支持フレーム7に設けられた鍵穴27を(図1参照)露出させるための台形の大きな切り欠き28が形成されている。扉枠15の背面側には同窓穴16の全周囲に渡って同窓穴16を包囲する金属製の補強フレーム29が配設されている。
【0008】
図2に示すように、遊技盤5の背面側には開閉可能に開閉盤としての機構盤22がパチンコ機本体4に対して開閉可能に装着されている。機構盤22は上下に配設されたヒンジ部23によってパチンコ機本体4に支持されており、盤面に散点的に配置された開閉ピン26の引き出し及び押し込みによってパチンコ機本体4に着脱される。機構盤22の上部にはタンクTが配設されている。タンクTの図2における右方には入出力基盤30が配設されている。入出力基盤30の下方には上下方向に球払い出し機構Pが配設されている。球払い出し機構Pの下方には同球払い出し機構Pと連動したセーフ球処理機構Qが配設されている。セーフ球処理機構Qの図2における左方には発射操作機構制御装置ユニット31と払い出し制御装置ユニット32が配設されている。発射操作機構制御装置ユニット31は後述する遊技球発射機構Rの制御を行う制御機構とされ、払い出し制御装置ユニット32は賞球の払い出しの制御機構とされている。図1、図3等に示すように本各実施の形態では機構盤22の下部前面側にパチンコ球配送部43が形成されている。パチンコ球配送部43については後述する。
機構盤22の中央付近には大型開口部22aが形成されている。図2に示すように、パチンコ機本体4に対して機構盤22が閉塞された状態で同大型開口部22aから遊技盤5の背面に配設された図柄表示装置ユニット33及び制御装置ユニット34が露出される。図柄表示装置ユニット33は可変表示装置13の制御を行う制御機構とされ、制御装置ユニット34は賞球の排出等のパチンコ機の制御を行う制御機構とされている。
【0009】
扉枠15の下方には上部カバープレート35が装着されている。上部カバープレート35はパチンコ機本体4に対して図示しないヒンジ金具によって片持ち支持され同パチンコ機本体4に対して開閉可能とされている。上部カバープレート35は前方に突出形成され、上面に上受け皿36が載置されている。上部カバープレート35の下方には下部カバープレート37が配設されている。下部カバープレート37はパチンコ機本体4に対して固着されている。下部カバープレート37は前方に突出形成され、上面に下受け皿38が載置されている。下受け皿38は主として上受け皿36に貯留しきれなかった遊技球を貯留するものである。
下部カバープレート37には灰皿40が装着されている。下受け皿38の右側方には発射操作機構としての操作ハンドル39が取付けられている。
パチンコ機本体4下部であって操作ハンドル39の背面側には遊技球発射機構Rが配設されている。図2に示すように、遊技球発射機構Rはパチンコ機本体4に対して機構盤22が閉塞された状態で機構盤22下部寄りに形成された切り欠部22bから背面に向かって露出されている。
【0010】
次にパチンコ球配送部43の周辺の構成について各実施の形態毎に詳述する。
(実施の形態1)
図1及び図3に示すように、機構盤22下部であって遊技盤5の背面側にはパチンコ球配送部43が配設されている。図3及び図4に示すように、パチンコ球配送部43の左方側には前記上部カバープレート35の上受け皿36方向に賞球を導くための上受け皿送出通路45が配設されている。上受け皿送出通路45の下方には上受け皿送出通路45が賞球でいっぱいになった際に前記下部カバープレート37の下受け皿38に賞球を導くバイパス通路46が配設されている。
パチンコ球配送部43の上方には左右方向に渉ってセーフ球及びアウト球を受け止める第1〜第3の球通路48〜50が配設されている。
第1の球通路48は上受け皿送出通路45の上方に配置されている。図3に示すように第1の球通路48は右下がりの傾斜とされ、図9(b)に示すように前後方向には傾斜のない水平面とされている。上受け皿送出通路45の右方には同第1の球通路48に対して大きく一段段違いに低くなった第2の球通路49が配置されている。図3に示すように第2の球通路49は右下がりの傾斜とされ、同時に図9(a)に示すように前下がりの傾斜面とされている。第2の球通路49の右端は排出孔51に接続されている。
図3〜図5及び図8に示すように、第2の球通路49にはちょうどアウト球がアウト球回収口17から集中的に落下する位置に着脱可能な球受け部材としての着脱樋65が配設されている。着脱樋65については後述する。
排出孔51を挟んで右方には第3の球通路50が配置されている。図3に示すように第3の球通路50は左下がりの傾斜とされ、同時に図9(b)に示すように前下がりの傾斜面とされている。排出孔51から下方には蛇行する排出通路52が配設されている。本実施の形態1では第2及び第3の球通路49,50によって球通路の全長の4分の3以上を占める。
【0011】
また、本実施の形態1では第1の球通路48は後方の第1の背面壁60と一体成形され、第3の球通路50は後方の第2の背面壁61と一体成形されている。しかし、第2の球通路49のみは合金製プレートによって構成されている。本実施の形態1では第2及び第3の球通路49,50並びに装着した状態の着脱樋65の前端はパチンコ球配送部43の前面の基準となる前方基準位置Pよりも若干後退した位置とされている。つまり、図10に示すように、パチンコ球配送部43では前方基準位置Pにおいて遊技盤5の背面板63と密着するとともに、第2及び第3の球通路49,50前端部においては隙間Qが形成されることとなる。
【0012】
第2の球通路49の下方には第1の球受け板53が配設されている。第1の球受け板53は図3に示すように第2の球通路49と平行に、つまり右下がりの傾斜とされ、図9(a)に示すように前後方向は傾斜のない水平面とされている。第1の球受け板53は第2の背面壁61と一体成形されている。第1の球受け板53の前端位置は上記前方基準位置Pに配置される。第1の球受け板53には前方に長手方向に沿って補強リブ54が形成されている。第1の球受け板53の下端(右端)は前記排出通路52の中程に形成された第1の開口部55に接続されている。第3の球通路50の下方には第2の球受け板57が配設されている。第2の球受け板57は図3に示すように左下がりの傾斜とされ、図9(b)に示すように前後方向は傾斜のない水平面とされている。第2の球受け板57は第2の背面壁61と一体成形されている。第1の球受け板53の前端位置は上記前方基準位置Pに配置される。第2の球受け板57には前端には長手方向に沿って補強リブ58が形成されている。第2の球受け板57の下端(右端)は前記排出通路52の中程に形成された第2の開口部59に接続されている。両開口部55,59は上下方向に若干ずれた位置に開口している。
【0013】
次に、前記第2の球通路49に配設された着脱樋65について説明する。
図3〜図5及び図8に示すように、第2の球通路49にはアウト球がアウト球回収口17から集中的に落下する位置に対応して切り欠き部66が形成されており、プラスチック製の着脱樋65は同切り欠き部66に橋を架けるように着脱可能に架設されている。より具体的に着脱樋65の構成及び架設構造について説明する。図3〜図8及び図9(c)に示すように、着脱樋65の本体65aは長方形形状の板体であって、着脱樋65の切り欠き部66への装着状態において同本体65aは第2の球通路49の傾斜と同様に右下がりの傾斜とされるとともに前下がりに傾斜した構成とされる。図5〜図8に示すように、本体65aの左右両端には前後方向に延びる取り付け溝67,68が形成されている。本体65a後部には長手方向に沿って取り付けリブ70が形成されている。取り付けリブ70には固定ねじ71用のねじ孔70aが穿設されている。
一方、切り欠き部66にはその左側端部66aに第2の球通路49の表面から一段わずかに下がった位置に断面鉤状に段違いほぞ73が形成されている。右側端部66bは第2の球通路49がそのままカットされた状態で普通ほぞ74が形成されている。
このような構成において着脱樋65を切り欠き部66に架設させる場合の架設方法について説明する。図5に示すように、着脱樋65の取り付け溝67,68をそれぞれ切り欠き部66の段違いほぞ73及び普通ほぞ74に対して手前側から嵌合させるとともに後方に向かってスライド移動させる。そして、取り付けリブ70を第2の背面壁61に密着させた状態で照合された取り付けリブ70のねじ孔70aと第2の背面壁61のねじ孔61aとを固定ねじ71にて裏面側から共締めすることで固定する(図7参照)。
この着脱樋65の取り付け完了状態で図8に示すように着脱樋65の本体65aの表面は上流側の第2の球通路49の表面に対してわずかに下がった段違いが形成される。また、下流側の第2の球通路49の表面に対してはわずかに上がった段違いが形成される。
【0014】
次にこのように構成された実施の形態1の作用について説明する。
遊技者が操作ハンドル39を操作して遊技球を遊技面9上に打ち出す。遊技面9に打ち出された遊技球(パチンコ球)は途中図示しない釘等の障害物に干渉されながら下降し、あるものは入賞口12に入り、あるものは入賞口12に入らずにアウト球回収口17に入る。
ここに、前記入賞口12に入った遊技球はセーフ球とされる。セーフ球は図示しないセンサによってその入賞口12を通過したことが検出され同センサから入出力基盤に出力される。この出力に基づいて賞球排出処理や可変表示装置13の可変表示処理等が行われる。このセーフ球は以後このパチンコ機では不要となるので遊技面9の裏面から第1〜第3の球通路48〜50のいずれかに落下する。一方、アウト球回収口17に入った遊技球はアウト球とされる。アウト球は入賞口12に入らずに遊技が終わってしまった遊技球である。これも以後このパチンコ機では不要となるのでアウト球回収口17から後方に導かれ第2の球通路49の着脱樋65上に落下する。
【0015】
ここに、アウト球はセーフ球よりも絶対的に数が多く、かつアウト球回収口17に集中する。従って、アウト球が実際に落下当接することとなる着脱樋65は経年使用されることにより大きな負荷のかかる部材となる。従って、摩耗やひびや割れが生ずるおそれが大きい。そのような不具合が生じた場合には取り替えが可能である。その場合には上記の架設作業とは逆に固定ねじ71を外し着脱樋65を手前側にスライド移動させて取り外し、新たな着脱樋65を上記と同様の作業で付け替える。
一般に取り替えて新たに装着される部材は必ずしも取り替える前のものと寸分違わない位置に装着されるわけではなく、新たな部材は隣接する従来の部材との接続面に若干の寸法誤差が生じて必ずしも滑らかな接続面が形成されない場合が生じることがある。これが、本技術分野のようなパチンコ機でしかも第2の球通路49のようなパチンコ球が流下する部分であると上流側よりも下流側のほうが高くなるような段差ができパチンコ球が途中で停滞してしまうという不具合が生じるおそれがある。
しかし、本実施の形態1では着脱樋65の取り付け完了状態で図8に示すようにパチンコ球の流下面が着脱樋65の表面と隣接する左右の第2の球通路49の表面とは下流側ほど段違いに低くなるように構成されている。従って、多少の着脱樋65の取り付け時のずれが生じたとしても着脱樋65と第2の球通路49との接続部で下流側が高くなることがなくなり、パチンコ球が下流に流れずに途中で停滞してしまうという不具合が生ずることがない。
【0016】
第1〜第3の球通路48〜50のいずれかに落下したセーフ球又はアウト球(以後単にパチンコ球とする)は傾斜に従って左右方向に排出孔51に向かって転動していく。第1の球通路48に落下したパチンコ球は右方向に転動していき第2の球通路49上に一旦落下する。第2の球通路49上に落下したパチンコ球は右方向に転動していき排出孔51内に落下する。第3の球通路50上に落下したパチンコ球は左方向に転動していき排出孔51内に落下する。落下したパチンコ球は排出通路52を下降し機外に排出(回収)される。尚、本実施の形態1の第2及び第3の球通路49,50では前下がりに傾斜されているため、パチンコ球は排出孔51方向に流下しながら遊技盤5の背面板63側に寄ってくることとなる。
【0017】
ここに、第1〜第3の球通路48〜50は汚れたパチンコ球が集中的に通過するため塵埃が溜まりやすい構造となっている。しかし、第2及び第3の球通路49,50では前方に傾斜されており、主としてパチンコ球の球通路48〜50上への落下による振動で塵埃はこの傾斜された前方側に移動していく。そして、第2及び第3の球通路49,50の前方は図9(a)及び図10に示すように隙間Qが形成されており、塵埃はこの隙間Qから第1の球受け板53に落下していくこととなる。
ところで、経年使用によりパチンコ機の構成部材に歪みや弛みが生じ、その影響で上部カバープレート35の背面板63が前方基準位置Pに配置されず一部あるいは全部の隙間Qがパチンコ球よりも大きくなってしまった場合にはパチンコ球はその大きくなった隙間Qから下方に落下してしまう可能性がある。このとき落下したパチンコ球は第1及び第2の球受け板53,57によって受け止められそのまま球受け板53,57の傾斜に沿って転動しそれぞれ開口部55,59から排出通路52に戻されることとなる。
【0018】
このように構成することにより本実施の形態1は次のような効果を奏する。
(1) 大量のアウト球が落下して当接する着脱樋65は経年使用されることにより摩耗やひびや割れが生ずるおそれが大きい。ところが、本実施の形態1では容易に取り替えができるためそのような不具合が生じた場合に第2の球通路49やあるいはパチンコ球配送部43全体を取り替えるという無駄がなくなり経費の節減となるとともに結果として産業廃棄物の排出量の削減に寄与することができる。
(2) また、新たに装着する部材は往々にして当初から装着されている部材と製造誤差等からきれいに収まらず接続部などに段差が生じやすいものである。その結果、下流側のほうが上流側よりも出っ張りその段差部分にパチンコ球が停滞してしまう可能性がある。ところが、実施の形態1では着脱樋65の取り付け完了状態で図8に示すようにパチンコ球の流下面が着脱樋65の表面と隣接する左右の第2の球通路49の表面とは下流側ほど段違いに低くなるように構成されている。従って、多少の着脱樋65の取り付け時のずれが生じたとしても着脱樋65と第2の球通路49との接続部で下流側が高くなることがなくなり、パチンコ球が下流に流れず途中で停滞してしまうという不具合が生ずることがない。
(3)着脱樋65は切り欠き部66と取り付け溝67,68と段違いほぞ73及び普通ほぞ74とによるスライド取着構造によって架設するようにしているため、着脱樋65をスライド移動させるだけで正確に所望位置に配置させることができるともに、段違いほぞ73及び普通ほぞ74を上下から取り付け溝67,68で挟み込むこととなってしっかりと架設されがたつきが生じにくい。また、スライド取着構造によって支持されるため上記のように固定ねじ71は1つでもよく多くは必要とされないため着脱作業が簡素化される。
(4)パチンコ球が落下する振動や遊技中に生ずる振動などで第2及び第3の球通路49,50に溜った塵埃は傾斜にしたがって前方に移動し、最終的に隙間Qから下方に落下して第1及び第2の球受け板53,57上に堆積することとなる。そのため、経年使用しても第2及び第3の球通路49,50に溜ってパチンコ球が転動しにくくなったりパチンコ球が汚れたりすることがなくなる。
(5)上記のように隙間Qがパチンコ球よりも大きくなってしまいパチンコ球はその大きくなった隙間Qから下方に落下してしまった場合でも、落下したパチンコ球は第1及び第2の球受け板53,57によって受け止められそのまま球受け板53,57の傾斜に沿って転動しそれぞれ開口部55,59から排出通路52に戻されることとなるため、回収すべきパチンコ球が取り出せずに機内に残ってしまうというような不具合が生ずることがなくなる。
(6)第2の球通路49は金属製であるため、パチンコ球の落下当接による打音が大きくなってしまいうるさいところ、上記のようにもっとも多くのアウト球が落下する位置に配設された着脱樋65はプラスチック製であるため打音が減衰される。
【0019】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2においては実施の形態1における第2及び第3の球通路49,50の構成のみ異なっているため実施の形態1と同じ部材については図面上で同じ番号を付し、詳しい説明は省略するとともに異なる部分を中心に説明する。
上受け皿送出通路45の右方には同第1の球通路48に対して大きく一段段違いに低くなった第2の球通路81が配置されている。図11及び図12に示すように第2の球通路81は全体として右下がりの傾斜とされると同時に上流側から順に第1の前下がり部81a、後下がり部81b及び第2の前下がり部81cの3つが交互に逆傾斜となるように組み合わされて構成されている。第1及び第2の前下がり部81a,81cは前下がりに傾斜した表面とされるとともに、後下がり部81bは後下がりに傾斜した表面とされている。このうち後下がり部81b及び第2の前下がり部81cは球受け部材としての着脱樋83の一部を構成している。着脱樋83の架設構造については詳しく後述するが、まず着脱樋83が装着された状態における構成を説明する。
【0020】
図12及び図13に示すように、後下がり部81bの第2の背面壁61寄り基部にはスリット82が形成されている。第2の球通路81の右端は排出孔51に接続されている。排出孔51を挟んで右方には第3の球通路85が配置されている。図11及び図12に示すように第3の球通路85は全体として左下がりの傾斜とされると同時に上流側から順に第1の後下がり部85a、前下がり部85b及び第2の後下がり部85cの3つが交互に逆傾斜となるように組み合わされて構成されている。第1及び第2の後下がり部85a,85cは後下がりに傾斜した表面とされるとともに、前下がり部85bは前下がりに傾斜した表面とされている。
図13に示すように、第1及び第2の後下がり部85a,85cの第2の背面壁61寄り基部にはスリット82が形成されている。排出孔51から下方には蛇行する排出通路52が配設されている。本実施の形態1では第2及び第3の球通路81,85によって球通路の全長の4分の3以上を占める。尚、本実施の形態2では実施の形態1と異なり第2及び第3の球通路81,85は後方の第2の背面壁61と一体形成されている。
本実施の形態2では第2及び第3の球通路81,85の前端はパチンコ球配送部43の前面の基準となる前方基準位置Pよりも若干後退した位置とされている。つまり、図13に示すように、パチンコ球配送部43では前方基準位置Pにおいて遊技盤5の背面板63と密着するとともに、第2及び第3の球通路81,85前端部においては隙間Qが形成されることとなる。
【0021】
次に、前記第2の球通路81に配設された着脱樋83について説明する。
図15に示すように、着脱樋83は後下がり部81b及び第2の前下がり部81cと排出孔51を構成する下垂板89とから構成されている。後下がり部81bの左端には上方に延出される取り付けリブ90が形成されている。取り付けリブ90には固定ねじ91用の長孔90aが穿設されている。下垂板89の奧部寄りには取り付けブラケット92が形成されている。取り付けブラケット92には固定ねじ91用の長孔92aが穿設されている。
一方、第2の背面壁61に一体的に固着された第2の球通路81の第1の後下がり部85a末端(右端)には下方に延出される取り付けリブ93が形成されている。取り付けリブ93には固定ねじ91用の図示しないねじ孔が穿設されている(長孔92aと異なり透孔とはなっていない)。このような構成において着脱樋83を装着する方法について説明する。図14に示すように、着脱樋83の取り付けリブ90と第1の後下がり部85aの取り付けリブ93とを鉤の手状に組み合わせ照合された長孔90aを固定ねじ91にて共締めする。一方、取り付けブラケット92の長孔92a図示しない第2の背面壁61のねじ孔と照合させ同様に固定ねじ91にて共締めする。このとき、若干の寸法誤差がある場合には長孔90a,92aによって上下方向の調整を行って第1の後下がり部85aと前下がり部85bとの接続部にパチンコ球が停滞してしまうような段差が生じないようにする。
【0022】
次にこのように構成された実施の形態2の作用について説明する。
遊技者が操作ハンドル39を操作して遊技球を遊技面9上に打ち出す。遊技面9に打ち出された遊技球(パチンコ球)は途中図示しない釘等の障害物に干渉されながら下降し、あるものは入賞口12に入り、あるものは入賞口12に入らずにアウト球回収口17に入る。
ここに、前記入賞口12に入った遊技球はセーフ球とされる。セーフ球は図示しないセンサによってその入賞口12を通過したことが検出され同センサから入出力基盤に出力される。この出力に基づいて賞球排出処理や可変表示装置13の可変表示処理等が行われる。このセーフ球は以後このパチンコ機では不要となるので遊技面9の裏面から第1〜第3の球通路48,81,85のいずれかに落下する。一方、アウト球回収口17に入った遊技球はアウト球とされる。アウト球は入賞口12に入らずに遊技が終わってしまった遊技球である。これも以後このパチンコ機では不要となるのでアウト球回収口17から後方に導かれ第2の球通路81の着脱樋83上に落下する。
【0023】
ここに、アウト球はセーフ球よりも絶対的に数が多く、かつアウト球回収口17に集中する。従って、アウト球が実際に落下当接することとなる着脱樋83は経年使用されることにより大きな負荷のかかる部材となる。従って、摩耗やひびや割れが生ずるおそれが大きい。そのような不具合が生じた場合には取り替えが可能である。その場合には上記の架設作業とは逆に固定ねじ91を外し着脱樋83を取り外し、新たな着脱樋83を上記と同様の作業で付け替える。
また、本実施の形態2では図12及び図15に示すように、上流側から順に第1の前下がり部81a、後下がり部81b及び第2の前下がり部81cの3つが交互に逆傾斜となるように組み合わされて構成されている。そのため、パチンコ球が第2の球通路81において前後方向に攪乱されながら流下するため一箇所のみに集中的にパチンコ球が接するということがなくなる。更に、下流側の傾斜は隣接する上流側の傾斜の最も低い位置が最も高い位置となるような配置とされている。従って、勿論一体的な後下がり部81b及び第2の前下がり部81c間の段差部分においてパチンコ球が停滞してしまうことはない。
第1〜第3の球通路48,81,85では実施の形態1と同様汚れたパチンコ球が集中的に通過するため塵埃が溜まりやすい構造となっている。しかし、第2の球通路81では第1及び第2の前下がり部81a,81cでは前下がりに、後下がり部81bでは後下がりに傾斜されており、第3の球通路85では第1及び第2の後下がり部85a,85cでは後下がりに、前下がり部85bでは前下がりに傾斜されている。従って、主としてパチンコ球の球通路48,81,85上への落下による振動で塵埃はこれら傾斜に従って前方あるいは後方側に移動していく。そして、前下がり部81a,81c,85bを移動する塵埃は隙間Qから、また後下がり部81b,85a,85cを移動する塵埃はスリット82から第1及び第2の球受け板53,57上に落下することとなる。
【0024】
このように構成することにより本実施の形態2は次のような効果を奏する。
(1)大量のアウト球が落下して当接する着脱樋83は経年使用されることにより摩耗やひびや割れが生ずるおそれが大きい。ところが、本実施の形態2では容易に取り替えができるためそのような不具合が生じた場合に第2の球通路81やあるいはパチンコ球配送部43全体を取り替えるという無駄がなくなり経費の節減となるとともに結果として産業廃棄物の排出量の削減に寄与することができる。
(2)新たに装着する部材は往々にして当初から装着されている部材と製造誤差等からきれいに収まらず接続部などに段差が生じやすいものである。その結果、下流側のほうが上流側よりも出っ張りその段差部分にパチンコ球が停滞してしまう可能性がある。ところが、実施の形態2では長孔90a,92aによって着脱樋83を上下方向に若干ずらすことが可能となっているため第2の球通路81において着脱樋83と上流側の第1の前下がり部81aのとの接続部で下流側が高くなることがなくなり、パチンコ球が下流に流れず途中で停滞してしまうという不具合が生ずることがない。
(3)本実施の形態2では図12及び図15に示すように、上流側から順に第1の前下がり部81a、後下がり部81b及び第2の前下がり部81cの3つが交互に逆傾斜となるように組み合わされて構成されている。更に、下流側の傾斜は隣接する上流側の傾斜の最も低い位置が最も高い位置となるような配置とされている。従って、勿論一体的な後下がり部81b及び第2の前下がり部81c間の段差部分においてパチンコ球が停滞してしまうことはなく、また、パチンコ球が第2の球通路81において前後方向に攪乱されながら流下するため一箇所のみに集中的にパチンコ球が接するということがなくなる。その結果、部分的な摩耗が軽減され着脱樋83の交換時期を遅くすることができる。
(4)パチンコ球が落下する振動や遊技中に生ずる振動などで第2及び第3の球通路81,85に溜った塵埃は傾斜にしたがって前方あるいは後方に移動し、最終的にスリット69や隙間Qから下方に落下して第1及び第2の球受け板53,57上に堆積することとなる。そのため、経年使用しても第2及び第3の球通路81,85に溜ってパチンコ球が転動しにくくなったりパチンコ球が汚れたりするようなことがなくなる。
【0025】
(実施の形態3)
本発明を図17及び図18に示すような内部構造のパチンコ機に応用するようにしてもよい。この機種では実施の形態1及び2の機構盤22とは異なる機構盤95を備えている。機構盤95は上記実施の形態1及び2と同様タンクT、球払い出し機構P及び可変表示装置13置等を覆うカバー96等が取着されているものの、制御基盤は機構盤95とは別体として基盤ボックスに収納して取り付けベース97に配設したものである。取り付けベース97は単独で開閉ピン97aを操作して片持ち開きで(図17において右手前方向に回動して開く)開閉可能とされている。取り付けベース97の裏面(表側からでは表面)側には実施の形態1の各球通路48〜50に相当する球通路98が配設され、図18に示すように取り付けベース97を開放した状態で球通路98が露出するようになっている。球通路98のちょうどアウト球回収口99後方の下部位置であってアウト球が落下位置には着脱樋100が配設されている。この着脱樋100は取り付けベース97を開放した状態で交換可能とされている。
このような構成であれば、裏面側から取り付けベース97を開放するだけで球通路98を露出させ着脱樋100を点検することができるとともに、不具合を発見した場合の交換作業を容易に行え、上記実施の形態1のようにわざわざ機構盤22を開放する必要がないので作業の効率化を図ることができる。
【0026】
(実施の形態4)
図19に示すように、パチンコ球配送部43を前面側から露出させるようにしてもよい。本実施の形態4では上部カバープレート35の裏面に配設されていパチンコ機本体4の一部が別体の着脱プレート101として着脱可能に構成されている。着脱可能とされており、これによって前面側に露出されたパチンコ球配送部43の着脱樋65を点検することができるとともに、不具合を発見した場合の交換作業を容易に行える。尚、実施の形態1と同じ部材は同じ番号を付して説明は省略する。
【0027】
本発明は以下のような態様に変更して実施することが可能である。
・上記実施の形態1では各球通路48〜50は前下がりの傾斜とされてたが、逆に後下がりの傾斜のタイプに応用しても構わない。
・上記実施の形態2では各球通路48,81,85は不連続的に前後の傾斜が逆転するように構成されていたが、たとえばねじれるように連続的に傾斜角度が変わるようなタイプに応用しても構わない。
・本実施の形態のパチンコ機は遊技が完了したパチンコ球を機外に一旦排出・回収するタイプであったが、外部に排出せず機内で循環させるようなタイプに応用することも可能である。
・上記着脱樋65,83の形状、材質や配置の仕方は適宜変更可能である。
・上記各実施の形態の各球通路48〜50,81,85の形状や数や配置の仕方は適宜変更可能である。
・上記各実施の形態ではパチンコ球配送部43は機構盤22に形成されていた。しかし、パチンコ球配送部43の配設位置はこれに限定されるわけではなく、例えばパチンコ球配送部43がパチンコ機本体4側にある機種に応用することも自由である。
・上記実施の形態ではアウト球を受ける着脱樋65,83の応用したが、これら以外の上部位置から下部位置にパチンコ球が落下する位置、例えばたタンクから払い出し装置に至る途中等に配設するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【0028】
上記実施の形態から把握できる本発明のその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1)少なくとも支持枠体と、同支持枠体に組み込まれ遊技者が対面して遊技を行うほぼ垂直な遊技面が形成された遊技台と、同遊技台の上方位置に配置されたタンクから所定条件の成立によってパチンコ球を遊技者に供給する払い出し装置と、遊技者の操作によって同供給されたパチンコ球を同遊技面上部に向かって発射させる発射操作機構と、同発射操作機構によって打ち出されたパチンコ球の前記遊技面上での遊技が完了した後遊技面から退場する遊技後のパチンコ球を導く排出機構とを備えたパチンコ機において、
前記タンクから供給された前記パチンコ球が最終的に前記排出機構から排出される間に同パチンコ球が上部位置から下部位置に落下して集中的に当接する位置に着脱可能な球受け部材を配設したことを特徴とするパチンコ機。
(2)前記球受け部材は上流側のパチンコ球の流下面に対して段違いに低い位置に流下面を有することを特徴とする請求項1又は付記1に記載のパチンコ機。
このように構成すると、交換した球受け部材の収まりが悪く、若干流下面が当初位置よりも高く設置されたとしても上流側のパチンコ球の流下面を高くしてあるため下流側の球受け部材の方が高くなることがなく、パチンコ球が停滞してしまうことがなくなる。
(3)前記球受け部材は下流側のパチンコ球の流下面に対して段違いに高い位置に流下面を有することを特徴とする請求項1又は付記1に記載のパチンコ機。
このように構成すると、交換した球受け部材の収まりが悪く、若干流下面が当初位置よりも低く設置されたとしても下流側のパチンコ球の流下面を低くしてあるため上流側の球受け部材の方が低くなることがなく、パチンコ球が停滞してしまうことがなくなる。
(4)前記球受け部材は前記流下面の途中に形成された切り欠き部に架設されることを特徴とする付記1〜2若しくは付記1のいずれかに記載のパチンコ機。
このように構成すると、球受け部材の裏面は空間部とできるためパチンコ機全体として重量軽減に寄与する。
(5)前記球受け部材は前記切り欠き部との間に形成される溝とほぞとのスライド取着構造によって支持されることを特徴とする付記4に記載のパチンコ機。
このように構成すると、ほぞとを溝で挟み込むこととなってしっかりと架設されがたつきが生じにくくなる。更に、スライド取着構造によって支持されるため上記のように固定ねじは多くは必要とされないため着脱作業が簡素化される。
(6)少なくとも支持枠体と、同支持枠体に組み込まれ遊技者が対面して遊技を行うほぼ垂直な遊技面が形成された遊技台と、遊技者が操作することでパチンコ球を同遊技面上部に向かって発射させる発射操作機構とを備え、同遊技台裏面側には同遊技面上での遊技が完了したパチンコ球を受け止めるために球通路を設け、同球通路を同球通路上に至った前記遊技完了後のパチンコ球を所定の部位に流下させるために傾斜させるようにしたパチンコ機において、同球通路を流下方向に対して直行する方向に傾斜させるようにするとともに、前記パチンコ球が上部位置から下部位置に落下して集中的に当接する同球通路の所定位置には着脱可能な球受け部材を配設したことしたことを特徴とするパチンコ機。
このように構成すると、落下するパチンコ球の負荷を多く受ける部分に応用することによって最も効果的に請求項1の効果を奏することができる。
(7)前記所定位置とはアウト球の落下する位置であることを特徴とする付記6に記載のパチンコ機。
このように構成すると、落下するパチンコ球として最も多いアウト球の負荷を受ける部分に応用することによって更に効果的に請求項1の効果を奏することができる。
(8)前記球受け部材は上流側の球通路の流下面に対して段違いに低い位置に流下面を有することを特徴とする付記6又は7に記載のパチンコ機。
このように構成すると、交換した球受け部材の収まりが悪く、若干流下面が当初位置よりも高く設置されたとしても上流側のパチンコ球の流下面を高くしてあるため下流側の球受け部材の方が高くなることがなく、パチンコ球が停滞してしまうことがなくなる。
(9)前記球受け部材は下流側の球通路の流下面に対して段違いに高い位置に流下面を有することを特徴とする付記6又は7に記載のパチンコ機。
このように構成すると、交換した球受け部材の収まりが悪く、若干流下面が当初位置よりも低く設置されたとしても下流側のパチンコ球の流下面を低くしてあるため上流側の球受け部材の方が低くなることがなく、パチンコ球が停滞してしまうことがなくなる。
(10)前記球受け部材は前記球通路途中に形成された切り欠き部に架設されることを特徴とする付記7〜9のいずれかに記載のパチンコ機。
このように構成すると、球受け部材の裏面は空間部とできるためパチンコ機全体として重量軽減に寄与する。
(11)前記球受け部材は前記切り欠き部との間に形成される溝とほぞとのスライド取着構造によって支持されることを特徴とする付記10に記載のパチンコ機。
このように構成すると、ほぞとを溝で挟み込むこととなってしっかりと架設されがたつきが生じにくくなる。更に、スライド取着構造によって支持されるため上記のように固定ねじは多くは必要とされないため着脱作業が簡素化される。
(12)前記球受け部材は球通路の一部をなすことを特徴とする付記7〜9のいずれかに記載のパチンコ機。
このように構成すると、別部材として球受け部材を配置する必要はなくパチンコ機全体として重量軽減に寄与する。
(13)前記球受け部材は上下方向に移動させて装着可能であることを特徴とする付記12に記載のパチンコ機。
このように構成すると、若干の上下方向の調整が可能となる。これは例えば上記実施の形態2における長孔90a,92a等で実現される。
(14)前記球通路及び球受け部材を流下方向に対して直行する方向に傾斜させるようにしたことを特徴とする付記6〜12のいずれかに記載のパチンコ機。
このように構成すれば、球通路が傾斜しているために塵埃は傾斜面の下方側に移動することとなって遊技完了後のパチンコ球(セーフ球やアウト球)が汚れたり転がりにくくなるといった不具合が生じにくくなる。
(15)前記球通路の流下方向に対して直行する方向に設定した傾斜角度は流下方向に沿って変化するようにしたことを特徴とする付記14に記載のパチンコ機。
(16)少なくとも前記球受け部材の前記変化は連続的あるいは断続的であることを特徴とする付記14に記載のパチンコ機。
付記(15)又は(16)のように構成すれば上記効果に加え、パチンコ球が流下するに際して同じ箇所ばかりと接することを防止することができる。さらに、同じところばかりをパチンコ球が通過することがなくなるため球受け部材の交換時期が長くなる。
(17)前記球通路は背面に配設された機構盤とは別体で構成された他の機構部によって覆われており、同他の機構部を開放することで背面側に同球通路が露出するようにしたことを特徴とする付記6〜16のいずれかに記載のパチンコ機。このように構成すると、わざわざ機構盤を開放しなくとも球通路を露出させることができ、球受け部材の交換作業が容易に行える。他の機構部とは例えば上記実施の形態3の取り付けベース97等である。
(18)前記球通路はパチンコ機本体側にあることを特徴とする付記6〜17のいずれかに記載のパチンコ機。
(19)前記球通路は同球通路前面に配設された部材を開放することで露出するようにしたことを特徴とする付記6〜18のいずれかに記載のパチンコ機。このように構成すると、わざわざ背面側を露出させなくとも前面側から作業を行うことができ作業効率が向上する。前面に配設された部材とは例えば上記実施の形態4の上部カバープレート35等である。
(20)前記球受け部材はプラスチックにて構成されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜19のいずれかに記載のパチンコ機。
金属製の球受け部材に比べて落下当接するパチンコ球の音が減衰される。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ機の扉枠及びパチンコ機本体を開放した状態の斜視図。
【図2】 同じパチンコ機の背面図。
【図3】 実施の形態1の機構盤下部の正面図。
【図4】 実施の形態1の機構盤下部の斜視図。
【図5】 実施の形態1の着脱樋及び周辺構造の斜視図。
【図6】 実施の形態1の着脱樋の斜視図。
【図7】 図10のE−E線における断面位置での側面図。
【図8】 実施の形態1の着脱樋の装着状態を説明する部分拡大正面図。
【図9】 (a)は図3のA−A線における断面図、(b)は図3のB−B線における断面位置での側面図、(c)は図3のC−C線における断面位置での側面図。
【図10】 図3のD−D線における断面位置での平面図。
【図11】 実施の形態2の機構盤下部の正面図。
【図12】 実施の形態2の機構盤下部の斜視図。
【図13】 図11のF−F線における断面位置での平面図。
【図14】 実施の形態2の着脱樋の装着状態を説明する部分拡大正面図。
【図15】 実施の形態2の着脱樋の斜視図。
【図16】 実施の形態2の着脱樋の側面図。
【図17】 実施の形態3のパチンコ機の背面図。
【図18】 図17における取り付けベースを開放した状態の背面図。
【図19】 実施の形態4において扉枠、パチンコ機本体、上部カバープレートを開放し、更に着脱プレートを外した状態の斜視図。
【符号の説明】
1…支持枠体としての外枠、4…遊技台としてのパチンコ機本体、5…遊技盤、9…遊技面、22…機構盤、39…発射操作機構としてのハンドル、48〜50,81,85…球通路、65…球受け部材としての着脱樋、83…球受け部材としての着脱樋、タンクT。

Claims (1)

  1. 持枠体と、支持枠体に組み込まれパチンコ球が障害物に干渉しながら下降する遊技面が形成された遊技台と、遊技者が操作することでパチンコ球を前記遊技面上部に向かって発射させる発射操作機構と、発射操作機構によって発射されたパチンコ球を前記遊技台裏面側の所定の部位へ流下させる通路の一部を形成する球通路とを備えたパチンコ機において、
    前記球通路としてパチンコ球の下側を支持しつつ遊技機の横方向に移動可能な前記球通路を含む通路を形成する通路形成部品を備え、該通路形成部品は、前下がり方向の通路を形成する第1部材と、該第1部材とは別体で成形され、後下がり方向の通路を形成する第2部材とを有するものであることを特徴とするパチンコ機。
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