JP4725698B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やパチロット等のパチンコ球を使用する遊技機に関し、特に隣接するパチンコ球貸し出し装置等から上受け皿にパチンコ球の供給を受けることのできる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばパチンコ球を使用する遊技機の一種であるパチンコ遊技機においては、その側方の隣接するパチンコ遊技機との間の隙間に配設されたいわゆるサンドと呼称されるパチンコ球貸し出し装置から配球ノズルを介して遊技球を球受け台上に供給させるようにしている。(尚、いわゆるCR機では一般に内部の払い出し機構を利用して遊技球を球受け台上に供給させるようにしているがCR機でもパチンコ球貸し出し装置を使用する場合はある)。
このようなパチンコ球貸し出し装置の規格はいずれのパチンコホールでも決まっており、図48に示すように上受け皿が遊技機本体側に配設されている従来の機種では、配球ノズル151の先端はちょうど払い出し機構(図示しない)からのパチンコ球を上受け皿152に導く払い出し口153の前方位置であって、かつ上受け皿152の上面からさほど離間していない上方に配置されることとなる。この配球ノズル153の先端位置は配球ノズル153から排出されたパチンコ球が上受け皿152の上面との間で詰まったり、上受け皿152の上面に当接して跳ねて飛び出したりしないように、あるいは極力上受け皿152の上面に当接するパチンコ球の音を抑えるように最適な位置に設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パチンコ遊技機においては配球ノズルの先端から落下したパチンコ球が上受け皿の上面に当接して跳ねて飛び出したり、上受け皿の上面に当接するパチンコ球の音が大き等のいくつかの不具合が発生することがある。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、パチンコ球貸し出し装置の配球ノズルからパチンコ球の供給を受ける際にパチンコ球の飛び出しや騒音を防止した遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、支持枠体に支持され遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた遊技台と、遊技台に対して開閉可能に支持され同遊技面の前方に配置される扉枠と、遊技機に隣り合うように配置されたパチンコ球貸し出し装置から延出される配球ノズルを介して供給されるパチンコ球を順次前記遊技台方向へと導くパチンコ球受け皿とを備え、前記遊技台に導入されたパチンコ球に基づいて前記遊技面における所定の遊技動作を実行させるようにした遊技機において、前記扉枠には前記パチンコ球受け皿よりも上方となる位置に前記配球ノズルが収容可能な切り欠き部を形成するとともに、前記扉枠内部にはパチンコ球受け皿にパチンコ球を流下させる流下通路を形成し、前記切り欠き部内であって前記配球ノズルのパチンコ球の供給位置の下方位置に前記流下通路の上方側の開口部を配置するようにしたことをその要旨とする。
また、請求項2に記載の発明では請求項1に記載の発明の構成に加え、パチンコ球を払い出す払出装置と、該払出装置によって払い出されたパチンコ球を前記パチンコ球受け皿へ導く主通路とを備え、前記流下通路は、前記主通路に連通され、前記配給ノズルを介して供給されるパチンコ球は、前記払出装置によって払い出されたパチンコ球と共通のパチンコ球導入口を介して前記パチンコ球受け皿へ導かれるようにしたことをその要旨とする。
【0006】
【発明の効果】
請求項1及び2に記載の発明では、パチンコ球の落下に伴う飛び出しや騒音が防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ遊技機に応用した実施の形態について図面に基づいて説明する。特に本実施の形態では従来に比べて遊技面を大型化したパチンコ遊技機に本発明を化体させて説明する。ここに「従来に比べて大型化した遊技面を備えたパチンコ遊技機」とは上記のように遊技者の興趣をより盛り上げるために遊技面を大型化した機種であり、遊技面が大型化することにより遊技面中央に配置される表示装置の液晶画面を大きくすることが可能となり、迫力ある大画面を遊技者は享受でき遊技者に対するアピール度が増すことができる機種である。更に、同機種では遊技面が大きくなるため左右方向への遊技球(パチンコ球)の拡散度が大きくなり遊技自体の視覚的な刺激が増すこととなり、落下する遊技球の落下距離も長くなるため遊技球が入賞口に入賞するかどうかの期待感も増すこととなるものである。
また、以下の説明においてはまず複数の実施の形態に共通する構成について説明し、その後実施の形態ごとにそれら特徴部分について説明する。
尚、以下の説明においては前面、前方或いは表面側とは遊技者が正対する側をいい、後面、後方或いは背面側とはそれら正対する側の反対側をいう。また、特記なき限り左右とは前面からみた左右方向をいう。
【0008】
図1及び図5に示すように、パチンコ遊技機の支持枠体としての外枠1は上下左右の各枠板1a〜1dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。下部枠板1b上面には幕板2が配設されている。
外枠1には遊技台としての遊技機本体4が装着されている。遊技機本体4はパチンコ遊技機の構造的な中核を形成するパネル状の構成部材であってヒンジ金具6の回動軸6aを中心に回動し外枠1に対して図2に示す開閉用金具4aによって開閉可能にかつ着脱可能に装着されている。
図2に示すように、遊技機本体4を中心としてその他のパネル状の構成部材がその前後方向に積層状に配置されている。まず図2に基づいて各構成部材の概略の配置状態とそれらに付随する主要構成部材について説明し、次いで個々の構成部材について詳述する。
遊技機本体4の上半身に形成された遊技盤取り付けスペース9には遊技盤5が嵌合されている。遊技盤5の前方には扉枠7が配設されている。扉枠7の上方位置にはガラス窓Gが嵌合されており、同ガラス窓Gの下方位置にはパチンコ球受け皿としての上受け皿8が形成されている。
遊技盤5の後方位置には遊技盤5を背面から覆うように機構盤10が配設されている。機構盤10の直下には取り付けベース11が配設されている。遊技盤5の下方位置にはカバープレート13が配設されている。カバープレート13は遊技機本体4に対して固着されている。カバープレート13には前方に突出形成した下受け皿14が形成されている。カバープレート13は従来の機種における下部カバープレートに相当する。単にカバープレート13としたのは本実施の形態では上受け皿8の扉枠7側への移動に伴って本来上受け皿8が配設される上部カバープレートが不要となっているからである。下受け皿14の右側方には操作ハンドル15が取付けられている。
【0009】
まず、遊技機本体4及び遊技盤5について詳しく説明する。
図1、図7及び図8に示すように、遊技機本体4の上半身には横架フレーム18及び左右の縦フレーム19によって額縁状に縁取られた遊技盤取り付けスペース9が形成されている。遊技盤取り付けスペース9の下方は図10に示すようにパチンコ球処理領域21とされ、同パチンコ球処理領域21の下方には更にパチンコ球発射機構23及び音響機構24が配設されている。遊技盤5はパチンコ球処理領域21の設置台としての天板22上に設置された状態で遊技盤取り付けスペース9に嵌合されている。
。図6に示すように、遊技盤5は略正方形のパネル体であって、遊技盤5の前面にほぼ垂直に配置された遊技面20上には内レール25及び外レール26によって包囲された略円形の遊技領域27が形成されている。遊技領域27内には入賞口28及び可変表示装置29等が所定位置に配設されている。内レール25の最下部位置にはアウト球回収口30が形成されている。遊技が終了して入賞口28に入賞しなかったパチンコ球(遊技球)はアウト球としてアウト球回収口30から後方に退場する。尚、釘については図示が省略されている。
図7及び図8に示すように、遊技盤取り付けスペース9前面には前記遊技領域27に応じた形状に縁取られた幕板31が形成されている。幕板31は天板22上に載置された遊技盤5を保持するとともに前方への脱落を防止する機能を有する。
図3及び図5に示すように遊技領域27は出願人の従来の機種(上受け皿が遊技機本体側に配設されているもの)と比較して大径とされるとともに、可変表示装置29の表示画面29aも大型化して遊技領域27内においてかなり大きな面積を占めている。これは上受け皿を遊技盤の下方位置に移動させることで上受け皿に関する機構を分散でき、その結果遊技盤を上下方向により長く構成することができるようになったことが主たる理由である。
【0010】
図11に示すように、遊技盤5の裏面であって可変表示装置29の下方位置には3箇所にセーフ球集合樋32が配設されている。セーフ球集合樋32の下方にはセーフ球集合板34が配設されている。セーフ球集合樋32は入賞したパチンコ球(セーフ球)が遊技領域27から退場後に通過する背面側の通路であって、セーフ球集合樋32に導かれたセーフ球はセーフ球集合板34の内部(遊技盤5との間でなす隙間)を通過して下方に落下する。
図9〜図11に示すように、セーフ球集合樋32及びセーフ球集合板34の背面にはメイン基板33が配設されている。メイン基板33には遊技内容に応じたプログラムやこれを起動させるためのプログラム等が個々の機種に応じて封印されて配設されている。
【0011】
次に遊技盤5のパチンコ球処理領域21の周辺の構造について説明する。
パチンコ球処理領域21には後述する払い出し機構40から供給されるパチンコ球を前面(遊技者側)に導く導入通路45とパチンコ球を外部に導く排出通路46とが配設されている。まず導入通路45について説明する。
導入通路45は上受け皿8にパチンコ球を導く主通路47と上受け皿8が一杯になった場合に下受け皿14方向にオーバーフローしたパチンコ球を導くバイパス通路49とを備えている。図9〜図11に示すように主通路47は遊技機本体4の裏面側に導入口50を備え、図1、図5等に示すように遊技機本体4の表面側の導出口51に連通されている。図13、図14及び図16に示すように、主通路47内には導入口50から導入したパチンコ球を前方に流下させる流下面47aが形成されている。流下面47aには前方に向かって緩やかな傾斜が設けられている。流下面47aはその途中で途切れており、導出口51は空間を隔てた流下面47a前方に配置される。
【0012】
図9〜図11並びに図15及び図16に示すようにバイパス通路49は遊技機本体4の裏面側に導入口52を備え遊技機本体4前面に配設されたオーバーフロー通路としての下受け皿用通路53内に連通されている。バイパス通路49内には導入口52から導入したパチンコ球が前方に流下する流下面49aが形成されている。流下面49aには前方に向かって緩やかな傾斜が設けられている。
図1、図5、図9〜図11及び図16に示すように下受け皿用通路53は遊技機本体4前面左側から右方向に横行して前記下受け皿14の流入口14aに連通されている。下受け皿用通路53はパチンコ球処理領域21の前面左方向においてバイパス通路49の流下面49aから流下するパチンコ球を下方に落下させる第1の通路53aと落下するパチンコ球をスムーズに略90度右方に方向転換させる曲面に形成された案内部53bとパチンコ球を斜め右下方に案内する第2の通路53cから構成される。第2の通路53cは遊技機本体4の左右方向の略中央位置において下受け皿14の流入口14aに接続されている。図16に示すように、第2の通路53cの起点位置の上方は開放空間54とされて前記主通路47の流下面47aの下端部が現れている。
【0013】
図1、図5、図13及び図14に示すように、導出口51にはフラップ55が立設されている。フラップ55は回動軸55aによって回動可能に軸支されるとともに図示しないバネによって付勢されている。図14に示すように、扉枠7を閉鎖させることで後述する差し込み受け皿57が導出口51から開放空間54に差し込まれることとなる。差し込み受け皿57の流下面57aは開放空間54に差し込まれた状態で主通路47の流下面47aよりも若干低い位置に配設され、同流下面47aを流下するパチンコ球をさらにすみやかに下流に流下させるために前方に向かって緩やかな傾斜が設けられている。
差し込み受け皿57の差し込みに伴ってフラップ55は開放空間54側に倒伏させられるとともに、開放空間54によって途切れた流下面49aの下流位置に導出口51方向への橋が架けられることとなる。この状態で主通路47の流下面47aを流下してきたパチンコ球は差し込み受け皿57上に流入し、更に導出口51から上受け皿8に導かれることとなる。
【0014】
一方、扉枠7を開放した際には図13に示すようにフラップ55はバネの付勢力によって起立位置に復帰する。この状態ではパチンコ球は導出口51には導かれない。すなわち、扉枠7と一体的に開放されてしまった上受け皿8にパチンコ球を導くことはできないため上流から流下するパチンコ球を下受け皿14に導く必要がある。すなわち、差し込み受け皿57がなくなるためパチンコ球は開放空間54から下方の第2の通路53c方向に落下し下受け皿14に流入することとなる。このとき、勢いよく流下面49aを流下してきたパチンコ球はフラップ55によって導出口51からの外部への飛び出しが防止される。
図16に示すように、開放空間54と隣接する第1の通路53aとはその途中に隔壁がなく連通状態とされている。そのため、主通路47に導かれるパチンコ球が多すぎて流下できなくなった場合にはそのオーバーフローしたパチンコ球は主通路47から差し込み受け皿57に至る途中で開放空間54から第1の通路53aの方向に移動して下受け皿用通路53に導かれる(つまり下受け皿14に流入する)ようになっている。つまり、バイパス通路49を通らないで主通路47に導かれたパチンコ球は遊技機本体4前面に至った段階でオーバーフロー状態となると、下受け皿14方向に迂回することとなっている。
このように下受け皿用通路53はオーバフローしたパチンコ球を下受け皿に導く機能と扉枠開放に伴う上受け皿への通路遮断によりパチンコ球を下受け皿に導く機能の両方の機能を兼ね備えることとなる。
尚、差し込み受け皿57は扉枠7の閉塞時に開放空間54からパチンコ球が下受け皿14方向に流れてしまわないように設けられているものであって、この機構によって下受け皿用通路53が両方の機能を兼ね備えることが可能となっている。
図1、図5及び図12に示すように、下受け皿用通路53の第2の通路53c下方にはセンサ収納部66が併設されている。センサ収納部66内には図示しないリミットスイッチが配設されており、下受け皿14がパチンコ球で一杯になり第2の通路53c側に溢れた際にこれを検出して後述する払い出し装置96からのパチンコ球(賞球)の放出を休止させる。
【0015】
次に排出通路46について説明する。図9〜図11に示すように、排出通路46はアウト球回収口30から落下してくるアウト球及びセーフ球集合板34から落下してくるセーフ球を受け止めて下流(図11では右方)に流下させる第1の傾斜面58と、第1の傾斜面58を流下するアウト球及びセーフ球を受け止めて流下方向を逆転させて(図11では左方)中央寄りにアウト球及びセーフ球を導く第2の傾斜面59とを備えている。第2の傾斜面59の下端には図示しない外部レールと連通する排出口60が形成されている。
【0016】
次に、パチンコ球発射機構23について説明する。図1、図9〜図12に示すように、遊技機本体4の右下方寄り(裏面から見ると左下方寄り)にはパチンコ球発射機構23が配設されている。パチンコ球発射機構23は前記操作ハンドル15、発射ハンマ63、モータ装置64、図示しない発射カム,図示しないコイルバネ等から構成されている。
モータ装置64は遊技者が操作ハンドル15のハンドルリング15aに触れていることを条件に所定タイミング(本実施の形態では一分間に100回の割合)で回転する。モータ装置64の回転軸には発射カムが固着され、発射カムが回転することによりコイルバネの付勢力に抗して 発射ハンマ63を回動させる。発射ハンマ63は回転した発射カムと非係合となることによってコイルバネの付勢力によって一瞬に元の位置に戻ることとなる。この時の勢いによって遊技球が発射される。操作ハンドル15のハンドルリング15aを回動させることでコイルバネの付勢力を制御し、発射ハンマ63のパチンコ球(遊技球)への当接速度を調節するようになっている。
【0017】
図1及び図12に示すように、前記下受け皿用通路53の右方には発射案内レール65が配設されている。発射案内レール65の下端(右端)は前記発射ハンマ63の側方に配置され、発射ハンマ63の進退方向と重複して左斜め上方に向かって延出されている。発射案内レール65上端から先は発射されたパチンコ球(遊技球)がジャンプして飛び越えるジャンプ領域67が形成されている。ジャンプ領域67の下方には前記下受け皿用通路53の第2の通路53cを構成する天板68が配置されている。天板68上面は右下方に向かって下がる傾斜面とされているため、発射されても遊技面20に至らず戻ってきてしまった勢いのないパチンコ球がジャンプ領域67から天板68上に落下し、そのパチンコ球は天板68上を右方向に流下して発射案内レール65の下方から返却通路69内に導入されるようになっている。返却通路69は本実施の形態では前記下受け皿用通路53上部の開放空間54に連通されている。発射案内レール65の取り付けリブ65aには発射案内レール65上にセットされた遊技球を下方から支持するストッパ79が固着されている。
【0018】
ここに図5に示すように、前方から発射案内レール65を正視した場合発射案内レール45の下端寄りはカバープレート13の上端よりも下方位置に配置される。つまり、前方からでは正視できない隠れた位置に配置されることとなっている。これは遊技盤5の上下幅が上記のように拡張され従来の機種に比べて下方位置まで進出するようになったことに伴い発射案内レール65を全体に下方位置にずらしたことによるものである。本来ならば発射案内レール65が下がると操作ハンドル15位置も下げることでこのように発射案内レール65の下部が隠れた状態になることはない。しかし、パチンコ遊技機において操作ハンドル15の位置は遊技者が操作しやすい位置に配置されるよう人間工学的に決まってしまっている。そのため、操作ハンドル15位置を下げることはできない。しかし、遊技球の発射後の助走距離として所定長さの発射案内レール65は必要である。そこで、このように構成したものである。
ここに、発射案内レール65の最下端位置(発射準備位置)には次々と打ち出される遊技球が流入してくるため遊技球が確実に保持される必要がある。従来の機種では発射案内レール65はその前面に配置される上部カバープレートに隣接していたため上部カバープレートからの遊技球の排出口をちょうど発射準備位置に面するような設計が可能であった。ところが、本実施の形態のようなカバープレート13の上端から下方に隠れてしまっている発射準備位置ではこのような設計は困難である。すなわち、発射準備位置にセットされた遊技球(発射待機球)を前方から支持する手段がなくなってしまうこととなる。そこで、本実施の形態では図12及び図17に示すように発射案内レール65の最下端位置に隣接して遊技球案内プレート70が配設されている。
遊技球案内プレート70は扉枠7側の上受け皿8から発射案内レール65上に供給された遊技球を前方から支持する。すなわち、図12及び図17に示すように、発射準備位置に隣接した位置(前方位置)における同プレート70の配置位置はその位置における発射案内レール65よりも若干高い位置に配設される。これによって、発射案内レール65の発射準備位置に配置される遊技球は同プレート70よりも一段下がった位置において遊技球案内プレート70によって前方から保持されることとなり正確な発射が可能となる。
カバープレート13の下受け皿14の左方には灰皿72が配設されている。本実施の形態ではこの灰皿72の裏面に前記音響機構24の図示しないスピーカが配設されている。図1、図5及び図12に示すように、発射案内レール65の右方には鍵穴73が形成されている。この鍵穴73は遊技機本体4に対する扉枠7の開閉をつかさどるものである。
【0019】
次に、扉枠7について詳述する。尚、扉枠7については本発明に関して実施の形態毎により詳しい説明を後述する。
図1〜図4に示すように、遊技盤5の前面には扉枠7が配設されている。扉枠7はヒンジ金具6の回動軸6aを中心に回動し(つまり遊技機本体4の回動軸と同軸で)遊技機本体4に対して開閉可能にかつ着脱可能に装着されている。扉枠7は略長方形の外形を有し、中央にほぼ円形の大型の窓穴75が形成されている。窓穴75を円形としたのは遊技盤5の遊技面9の前記遊技領域27に対応させたものである。窓穴75には遊技盤5の遊技面9を露出させるためのガラスGがはめ込まれている。扉枠7の後面側であって窓穴75周縁には補強フレーム74が配設されている。扉枠7の前面側であって窓穴75の周縁には装飾用の装飾パネル76が所定位置に配設されている。各装飾パネル76内には図示しないランプが配設されメイン基板33による制御に基づいて点滅させられる。
窓穴75の下方位置には球貸し用の操作ボタン77とカードの残量を表示する7セグ表示の表示パネル78が配設されている。
【0020】
操作ボタン77及び表示パネル78の下方には上受け皿8が配設されている。図18及び図19に示すように、上受け皿8は導入されてきたパチンコ球がプールされる流下面81と流下面81を包囲する包囲壁82を備えている。流下面81には図示しないパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルNから放出されたパチンコ球が落下当接する。流下面81は右側下がりの傾斜に形成されるとともに、下流側(右側)が徐々に狭くなってパチンコ球が縦列配置されるような狭窄通路84が形成されている。
上受け皿8には上流側(左側)の扉枠7壁面に形成されたパチンコ球導入口83から導入されたパチンコ球がプールされると同時に徐々に下流側に流下して狭窄通路84に至り、更に狭窄通路84最下流に配置された供給口85から扉枠7の背面側に導かれる。図1に示すように、供給口85の扉枠7の対応する背面位置には前記遊技球案内プレート70に遊技球を導く遊技球案内装置87が配設されている。遊技球案内装置87は上受け皿8の供給口85から流下するパチンコ球を前記発射案内レール65上に落下させる装置である。遊技球案内装置87の側方には上受け皿8に溜まったパチンコ球を遊技者の操作で自主的に下受け皿14に回避させる際の迂回通路89が形成されている。
図1及び図14に示すように、パチンコ球導入口83の扉枠7の対応する背面位置には前記差し込み受け皿57が後方に向かって突設形成されている。差し込み受け皿57は扉枠7が遊技機本体4前面に装着された状態で前記導出口51から開放空間54に差し込まれパチンコ球処理領域21から供給されたパチンコ球をパチンコ球導入口83から上受け皿8に導く。前記操作ボタン77及び表示パネル78の裏面側には球貸し用基板が内蔵された球貸し用基板ボックス88が配設されている。
【0021】
次に、機構盤10について説明する。
図2、図4及び図9に示すように、遊技盤5の背面側には機構盤10が遊技機本体4に対して開閉可能に装着されている。機構盤10は上下に配設されたヒンジ部90(本実施の形態では下側のみ表示)によって遊技機本体4に支持されており、盤面に散点的に配置された開閉ピン91の引き出し及び押し込みによって遊技機本体4に対して着脱可能とされる。機構盤10の中央付近には大型開口部10aが形成されている。大型開口部10aの上半分はカバー92によって背面から覆われている。
図9に示すように、遊技機本体4に対して機構盤10が閉塞された状態で同大型開口部10aから遊技盤5の背面に配設された可変表示装置29及びメイン基板33が露出される。可変表示装置29はカバー92によって背面から覆われるが、メイン基板33は目視確認のために覆われない。
機構盤10の上部にはタンクTが配設されている。タンクTの下方にはタンクレール93が配設されている。タンクレール93はタンクTから導入されたパチンコ球を図9において左方から右方に移動させる。本実施の形態では従来の機種に比べて遊技盤5が上方にも拡張されているためタンクTは従来の機種に比べて若干浅めに形成されている。タンクレール93の右方には下方に向かって払い出しユニット95が配設されている。払い出しユニット95は払い出し装置96と球流路97を備えセーフ球の発生に基づいて所定量のパチンコ球(賞球)を払い出すようになっている。払い出しユニット95の下方には基板取り付けベース11が配設されている。基板取り付けベース11には発射基板が収納される発射基板ボックス11aと、電源基板が収納される電源基板ボックス11bが固着されている。払い出しユニット95から払い出しされたパチンコ球は下方に流下し、基板取り付けベース11上部の分岐ユニット61によって前方に方向転換させられ前記主通路47及びバイパス通路49に流下するようになっている。
【0022】
次にこのように構成されたパチンコ遊技機の更に扉枠7周辺について実施の形態ごとにより詳しく説明する。
(実施の形態1)
図2〜図4に示すように球受け部材としてのサンド用受け皿101が扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4では仮想線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿8の上方左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サンド)から延出される配球ノズルNの先端の直下に配置される。このサンド用受け皿101の配置位置は従来のパチンコ遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置に相当する。サンド用受け皿101と包囲壁82との間には人の指が入る程度の隙間が空いており、流下面81の掃除やパチンコ球導入口83から流下してくるパチンコ球が詰まった場合の作業が可能となっている。
図20〜図24に示すようにサンド用受け皿101は前面壁101a、背面壁101b、天板101c、底板101dとによって構成される上部と下部が開口された変形筒状の部材である。これら構成部材は透明なプラスチック(例えばポリカーボネート)から形成されている。前面壁101aは湾曲した断面形状を有し両端において平板状の背面壁101bと連結されている。天板101cの左寄りには配球ノズルNから落下するパチンコ球の受球口103が開口されている。底板101dは受球口103の下方に右側下がりの傾斜をもって配設されている。底板101dの下流には流下するパチンコ球の落下口104が形成されている。配球ノズルNから落下したパチンコ球は受球口103からサンド用受け皿101内に導入され底板101dに当接し、下流(右方)に流下して落下口104から流下面81に至る。
サンド用受け皿101の背面壁101b両側寄りには後方に向かって突出する挿入片105が形成されている。サンド用受け皿101は図25に示す扉枠7前面に形成されたスリット106に挿入片105を挿入させ背面壁101bの裏面を扉枠7表面に密着させた状態で扉枠7裏面側にて図20に示す固定板107を挿入片105と共締めすることで固着されている。また、上記では説明のし易さからサンド用受け皿101を単純化して図示したが実際には扉枠7周囲のデザインと統一を図った形状に構成されるものとする。
【0023】
次に実施の形態1の作用について説明する。
ホール側において本実施の形態1のパチンコ遊技機を従来の機種と入れ替えた場合に、その島に所定間隔で配置されているパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルNの位置を変更することはできない。従って、遊技者が本実施の形態1のパチンコ遊技機で遊技する場合にも従来と同様にパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルNを回動させてその先端を上受け皿8の上方位置に配置させてカードを使用してパチンコ球の放出動作を行う。このとき、上受け皿8とパチンコ球が放出される配球ノズルNの先端との間にはサンド用受け皿101が配置されることとなる。配球ノズルNの先端から落下したパチンコ球は受球口103からサンド用受け皿101内に導入され底板101dに当接する。つまり、一旦落下の勢いはここで抑制されることとなる。そして、下流(右方)に流下して落下口104から流下面81に至ることとなる。
このように構成された実施の形態1の効果について説明する。
(1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。
(2)流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当接による騒音が防止される。
(3)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿101を取り外してしまうという問題が生じにくい。
(4)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り外して使用することが可能となる。
(5)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成されているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとしても単独で交換可能である。
(6)サンド用受け皿101は透明であるため扉枠7の表面に施された装飾パネル76の装飾が透視されるため、扉枠7表面に施された意匠的効果が損なわれることがない。
(7)底板101dは前面壁101a、背面壁101bによって包囲されることとなるため底板101dに当接したパチンコ球が外に飛び出すことがない。
【0024】
(実施の形態2)
図2、図4及び図26に示すように球受け部材としてのサンド用受け皿101が扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4では仮想線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿8の上方左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サンド)から延出される配球ノズルNの先端の直下に配置される。このサンド用受け皿101の配置位置は従来のパチンコ遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置に相当する。サンド用受け皿101と包囲壁82との間には人の指が入る程度の隙間が空いており、流下面81の掃除やパチンコ球導入口83から流下してくるパチンコ球が詰まった場合の作業が可能となっている。
図26に示すようにサンド用受け皿101は前面壁101a及び背面壁101bとによって構成される上部と下部が開口された変形筒状の部材である。前面壁101aは湾曲した断面形状を有し両端において平板状の背面壁101bと連結されている。
図27に示すように、サンド用受け皿101内部には鉤の手状に屈曲形成された緩衝通路128が形成されている。緩衝通路128内部には互いに逆方向の傾斜面が形成された2つの棚129,130が形成されている。配球ノズルNの先端から落下したパチンコ球はサンド用受け皿101の緩衝通路128内部の2つの棚129,130の少なくとも一方に当接して勢いを減衰させられて下流(右方)に流下して落下口104から流下面81に至ることとなる。
サンド用受け皿101は図25に示す扉枠7前面に形成されたスリット106に挿入片105を挿入させ背面壁101bの裏面を扉枠7表面に密着させた状態で扉枠7裏面側にて図26に示す固定板107を挿入片105と共締めすることで固着されている。また、上記では説明のし易さからサンド用受け皿101を単純化して図示したが実際には扉枠7周囲のデザインと統一を図った形状に構成されるものとする。
【0025】
このように構成された実施の形態2の効果について説明する。
(1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。
(2)緩衝通路128内部の2つの棚129,130によって流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当接による騒音が防止される。
(3)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿101を取り外してしまうという問題が生じにくい。
(4)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り外して使用することが可能となる。
(5)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成されているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとしても単独で交換可能である。
(6)2つの棚129,130は前面壁101a、背面壁101bによって包囲されることとなるため棚129,130に当接したパチンコ球が外に飛び出すことがない。
【0026】
(実施の形態3)
実施の形態2と同様に落下するパチンコ球の勢いを減衰する手段として図2、図4及び図28に示すような構成に変更して実施することも可能である。本実施の形態3では構成部材は透明なプラスチック(例えばポリカーボネート)から形成されている。図28及び図29に示すようにサンド用受け皿101の内部には実施の形態2の緩衝通路128の代わりにストレートに形成された縦通路131が形成され、その中間位置に大型の風車132が形成されている。風車132は上方からのパチンコ球の落下を受けて回転しパチンコ球を周囲に散乱させるとともに落下するパチンコ球の勢いを減衰させる役割を果たす。このように構成すると
(1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。
(2)縦通路131内部の風車132によって流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当接による騒音が防止される。
(3)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿101を取り外してしまうという問題が生じにくい。
(4)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り外して使用することが可能となる。
(5)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成されているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとしても単独で交換可能である。
等の効果が奏される。
(6)風車132は前面壁101a、背面壁101bによって包囲されることとなるため風車132に弾かれたパチンコ球が外に飛び出すことがない。
(7)風車132は透明な前面壁101aから目視できるため、パチンコ遊技機の風車と同様パチンコ球によって回転する動きを楽しむことができる。
【0027】
(実施の形態4)
図2、図4及び図30に示すように球受け部材としてのサンド用受け皿101が扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4では仮想線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿8の上方左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サンド)から延出される配球ノズルNの先端の直下に配置される。このサンド用受け皿101の配置位置は従来のパチンコ遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置に相当する。サンド用受け皿101と包囲壁82との間には人の指が入る程度の隙間が空いており、流下面81の掃除やパチンコ球導入口83から流下してくるパチンコ球が詰まった場合の作業が可能となっている。サンド用受け皿101は前面壁101a及び背面壁101bとによって構成される上部と下部が開口された変形筒状の部材である。前面壁101aは湾曲した断面形状を有し両端において平板状の背面壁101bと連結されている。
図31に示すように、サンド用受け皿101内部には緩衝通路135が形成されている。緩衝通路135の左寄りには配球ノズルNの先端から落下したパチンコ球が落下当接する前方(右方)に下がって傾斜する棚136が形成されている。緩衝通路135内部は下方において分岐し左右にパチンコ球を振り分ける分岐通路137,138が形成されている。棚136の上面には緩衝部材としてのウレタンゴム139が貼着されている。
サンド用受け皿101は図25に示す扉枠7前面に形成されたスリット106に挿入片105を挿入させ背面壁101bの裏面を扉枠7表面に密着させた状態で扉枠7裏面側にて図29に示す固定板107を挿入片105と共締めすることで固着されている。また、上記では説明のし易さからサンド用受け皿101を単純化して図示したが実際には扉枠7周囲のデザインと統一を図った形状に構成されるものとする。
【0028】
このように構成された実施の形態4の効果について説明する。
(1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。
(2)緩衝通路135内部の棚136によって流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当接による騒音が防止される。
(3)分岐通路137,138によってパチンコ球が上流側と下流側に分散されるため流下面81に導入されたパチンコ球が詰まったり流れにくくなったりする不具合が生じにくい。特に左側の分岐通路136はパチンコ球を上流方向に向かって放出させるようになるため流下面81に広くパチンコ球が行き渡る結果となり球詰まりが生じにくい。
(4)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿101を取り外してしまうという問題が生じにくい。
(5)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り外して使用することが可能となる。
(6)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成されているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとしても単独で交換可能である。
(7)棚136は前面壁101a、背面壁101bによって包囲されることとなるため棚136に当接したパチンコ球が外に飛び出すことがない。
(8)棚136にはウレタンゴム139が配設されているため落下するパチンコ球の衝撃が緩和されるとともに棚136に直接当たる場合に比べて当接音が抑制される。
【0029】
(実施の形態5)
図2、図4、図44及び図45に示すように球受け部材としてのサンド用受け皿101が扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4では仮想線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿8の上方左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サンド)から延出される配球ノズルNの先端の直下に配置される。このサンド用受け皿101の配置位置は従来のパチンコ遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置に相当する。図44及び図45に示すようにサンド用受け皿101は鉤状に屈曲した短壁146aと長壁146bとからなる本体146を備えている。短壁146aと長壁146bによって囲まれた角部には平面三角形形状の棚147が形成されている。棚147は短壁146a寄りから長壁146bの長手方向に沿って下がるとともに後方に向かって下がるように傾斜が設けられている。短壁146aの外面には取り付け軸148が形成されている。取り付け軸148は図46及び図47に示すように扉枠7に形成された軸受け149に挿入されてサンド用受け皿101を回動可能に支持する。図47に示すようにサンド用受け皿101は配球ノズルNからの配球可能位置において若干扉枠7前面から離間した位置に配置される。これは一般に配球ノズルN自体が若干扉枠7前面から離間して配置されることによるものである。棚147と扉枠7との間にはサンド用受け皿101の先端を当接させた状態で若干に隙間Oが形成されることとなる。遊技者は所望の位置で(もっとも配球ノズルNからの配球を受けられなければならないが)サンド用受け皿101を停止させ配球ノズルNからの配球を受けるようにする。配球ノズルNから落下したパチンコ球が棚147に当接してその傾斜に従って転動し、傾斜の下流方向に散らばっていき流下面81上に落下することとなる。このようなサンド用受け皿101は不要なとき、例えば大当たり状態となってパチンコ球導入口83から次々とパチンコ球が流下面81上に流れ込んでくるような場合には遊技者は回動させて流下面81上から退避させるようにする。そして、球貸し機から新規にパチンコ球を借りる場合に配球ノズルNとともに流下面81上方に配置させるようにする。
【0030】
このように構成された実施の形態5の効果について説明する。
(1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。
(2)棚147によってパチンコ球の流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当接による騒音が防止される。
(3)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り外して使用することが可能となる。
(4)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成されているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとしても単独で交換可能である。
(5)サンド用受け皿101は不要時に回動させて退避できるため遊技の妨げになることがない。
(6)棚147は短壁146a及び長壁146bによって包囲されることとなるため棚147に当接したパチンコ球が外に飛び出すことがない。
(7)棚147は短壁146a及び長壁146bによって外寄りの2方向のみ包囲されている。つまり遊技機本体4方向は開放状態にある。従って、棚147上に落下したパチンコ球は棚147の下流側から広く流下面81に拡散することとなって球詰まり等の不具合が生じにくくなっている。
(8)棚147は短壁146a寄りから長壁146bの長手方向に沿って下がるとともに後方に向かって下がるように傾斜が設けられている。つまり三次元的に傾斜が設けられているためパチンコ球が一方向に偏って流下することがなくまんべんなく流下面81に拡散させることができる。
【0031】
(実施の形態6)
実施の形態1において図42及び図43に示すように、サンド用受け皿101の下方位置の流下面81に供給口85方向に下がる傾斜とは逆方向の傾斜(つまり左側に下がる)を有するパチンコ球逆流手段としての逆傾斜部分145を設け、サンド用受け皿101から落下するパチンコ球を一旦上流に導くような構成にしてもよい。逆傾斜部分145は流下面81において落下口104の直下に配置されスキーのジャンプ台のような形状に隆起されている。図18の代わりにこのような逆傾斜部分145を設けた図42及び図43に示すような上受け皿8としてもよい。図42の矢印に示すように落下したパチンコ球は流れていく。
実施の形態1ではサンド用受け皿101内に導入されたパチンコ球は落下口104から流下面81に落下するものの、若干右寄りに落とされることとなっている。パチンコ球は可能な限り流下面81の上流側から放出されるほうが広範囲に散らばって球詰まりも生じにくくなる。そのため、このように一旦落下したパチンコ球を上流側に導く逆傾斜部分145を配球ノズルNの口の下方位置に設けるものである。
【0032】
(実施の形態7)
図32〜図34に示すように扉枠7にはパチンコ球貸し出し装置(サンド)から延出される配球ノズルNが収容される切り欠き110が形成されている。図33に示すように切り欠き110は配球ノズルNの軌跡(進行方向)と対応する位置に形成されている。切り欠き110は扉枠7の左隅に形成された空間であって、背面壁110a、側壁110b、天板110c及び底板110dによって区画されている。底板110dには連通口111が形成されている。図33に示すように連通口111は切り欠き110内に配球ノズルNが収容された状態においてパチンコ球が放出される同ノズルN先端の直下に配置されている。連通口111からは流下通路113が前記差し込み受け皿57からパチンコ球導入口83に至る主通路112に連通されている。背面壁110aの前面には緩衝部材としてのウレタンゴム114が貼着されている。
一方、実施の形態7のパチンコ遊技機は切り欠き110を封塞する蓋部材115を備えている。図35〜図37(a)及び(b)に示すように蓋部材115は前面壁115a、側壁115b及び固定脚115cとから構成されている。図38に示すように前面壁115aは扉枠7表面の隣接する装飾パネル76の立体的な装飾と連続するような表面形状とされている。すなわち、蓋部材115を切り欠き110に装着した状態において前面壁115aは隣接する扉枠7表面の装飾と連続した意匠を形成する。蓋部材115を装着した状態において扉枠7前面の装飾パネル76によって構成される意匠は左右対称とされる。蓋部材115は背面壁110aに対してビス116によって扉枠7に固定されるようになっている。尚、図2及び図4に関しては仮想線で示される実施の形態1のサンド用受け皿101がない状態が実施の形態2の図面となる。また、上記では説明のし易さから切り欠き110の形状を単純化して図示したが実際には扉枠7周囲のデザインと統一を図った形状に構成されるものとする。
【0033】
次に実施の形態7の作用について説明する。
ホール側において本実施の形態1のパチンコ遊技機を従来の機種と入れ替えた場合に、その島に所定間隔で配置されているパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルの位置を変更することはできない。従って、遊技者が本実施の形態2のパチンコ遊技機で遊技する場合にも従来と同様にパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルNを回動させる。但し従来と異なり遊技者は配球ノズルN先端を上受け皿8の上方位置に配置させるのではなくそのまま回動させて切り欠き110内に収容させ背面壁110a(のウレタンゴム114)に当接させるようにする。そしてカードを使用してパチンコ球の放出動作を行う。すると放出されたパチンコ球は連通口111から流下通路113を流下し主通路112に至り、更にパチンコ球導入口83から流下面81に至ることとなる。
このように構成された実施の形態7の効果について説明する。
(1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が長くなっても切り欠き110内から主通路112を通って流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。
(2)パチンコ球は扉枠7内部の主通路112を通過するため音が外に漏れにくくパチンコ球の貸し出しに伴う騒音が防止される。
(3)実施の形態1のサンド用受け皿101のように扉枠7から前方に飛び出した別体の供給補助手段を設けるのは遊技者にとって邪魔と感じる場合がある可能性がある。また、サンド用受け皿101は通常容易には取り外しができないはずであるが、なかには無理矢理サンド用受け皿101を外してしまう遊技者がいないとも限らない。切り欠き110であればこのような問題は全くなくなる。
(4)蓋部材115は着脱可能であるためパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機をセットする際には蓋部材115を装着して使用することが可能となる。
(5)蓋部材115の前面壁115aに形成された表面形状は周囲の扉枠7表面の形状と意匠として統一されるため遊技者に蓋部材115が装着されていることの違和感を与えることがない。
(6)蓋部材115は背面壁110aの裏面側からビス116で固定されるため遊技者がいたずらをして蓋部材115を取り外してしまうという問題が生じにくい。
(7)背面壁110aの前面にはウレタンゴム114が配設されている。そのため配球ノズルNが背面壁110aに当接する際の衝撃が緩和されることとなる。
(8)流下通路113は主通路112に連通されているため、配球ノズルNから配球されるパチンコ球用の新たな開口部を流下面81に面して設ける必要がない。
【0034】
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・サンド用受け皿101の形状や配置位置は上記に限定されない。また、上記では実施の形態1、3及び5において透明に構成したがもちろん透明でなくとも構わない。逆に実施の形態2、4及び6を透明に構成するようにしてもよい。
・上記実施の形態ではサンド用受け皿101と包囲壁82の間に指が入る隙間が確保され流下面81の掃除やパチンコ球詰まりの解消作業ができるようになっていた。しかし、サンド用受け皿101と包囲壁82の間の隙間を設けなくとも、あるいはサンド用受け皿101を一部包囲壁82上に載置させるようにしてもよい。その場合に流下面81の掃除やパチンコ球詰まりの解消作業をするために図39に示すようにサンド用受け皿101を扉枠7に対してヒンジ141によって片持ちに支持させ回動可能として流下面81を完全に上方に露出させるようにしてもよい。このように構成すれば流下面81の掃除やパチンコ球詰まりの解消作業が確実に可能となる。
・切り欠き110の形状や大きさは上記実施の形態に限定されない。
・図40に示すように、本発明はいわゆるパチロットと呼称されるパチンコ球を使ってのスロットマシンに応用するようにしてもよい。本実施の形態のパチロット121ではパチンコ球受け皿122が従来のパチンコ遊技機に比べて下方位置にある。そのため、図示しないパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルから放出されて落下するパチンコ球がパチンコ球受け皿122上で大きく跳ねて飛び出さないように上記実施の形態と同様にサンド用受け皿123が形成されている。サンド用受け皿123は上記実施の形態1と同様配球ノズルから放出されるパチンコ球を受け止めてパチンコ球受け皿122上に導くようになっている。
・図41に示すように、本発明はいわゆるパチロットと呼称されるパチンコ球を使ってのスロットマシンに応用するようにしてもよい。本実施の形態のパチロット121ではパチンコ球受け皿122が従来のパチンコ遊技機に比べて下方位置にある。そのため、図示しないパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルから放出されて落下するパチンコ球がパチンコ球受け皿122上で大きく跳ねて飛び出さないように上記実施の形態と同様に切り欠き124が扉枠125に形成されている。扉枠125にはパチンコ球受け皿122にパチンコ球を導入するためのパチンコ球導入口127の途中に連通する通路126が形成されている。切り欠き124内には同通路126に連通する連通口124が開口されている。パチンコ球は切り欠き124内に収容された配球ノズルから放出され通路126を通ってパチンコ球導入口127からパチンコ球受け皿122に至る。
・上記実施の形態5では緩衝通路135内において通路を分岐させ、分岐通路137を流下面81の上流側に向けてパチンコ球を流下させるようにしていた。しかし、分岐させずに流下面81の上流側に向けてパチンコ球を流下させるようにしても構わない。
・上記サンド用受け皿101はいずれも扉枠7前面に常時露出するように配置されていたが、これを扉枠7内部に収納可能にして所望に応じて出し入れできるようにしてもよい。
・配球ノズルNの先端にパチンコ球の案内キャップを取り付けパチンコ球が落下する際の補助としてもよい。
・本実施の形態はいわゆる現金機以外のCR機にも応用可能である。
・その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【0035】
本発明の目的を達成するために上記実施の形態から把握できるその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1) 請求項1の遊技機のおいて書き以前を
支持枠体に支持された遊技機本体と、同遊技機本体に装着されて遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた遊技盤と、同遊技機本体に対して開閉可能に支持され同遊技盤の前方に配置される扉枠と、遊技者が操作することでパチンコ球を発射させる前記遊技機本体に配設された発射機構と、前記発射機構から発射されたパチンコ球を前記遊技面に誘導するとともにパチンコ球が落下する遊技領域を区画する円弧状の誘導レールとを備えたパチンコ遊技機において、
とする。
(2) 請求項1の遊技機のおいて書き以前を
支持枠体に支持され遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた遊技台と、同遊技台に対して開閉可能に支持され同遊技面の前方に配置される扉枠と、同扉枠の下方に配置され、同扉枠と一体化してあるいは単独で前記遊技台に対して開閉可能に支持され遊技台内部あるいは外部から供給されるパチンコ球を順次同遊技台方向へと導くパチンコ球を貯留する上受け皿とを備え、前記遊技台に導入されたパチンコ球に基づいて前記遊技面における所定の遊技動作を実行させるようにした遊技機において、
とする。
(3) 前記供給補助手段とは前記パチンコ球受け皿上方であって前記扉枠に装着された球受け部材であって、同球受け部材を介してパチンコ球が同パチンコ球受け皿に導かれるようにしたことを特徴とする遊技機。
これによって配球ノズルから配球されるパチンコ球をこぼさずに安定してパチンコ球受け皿に供給することが可能となるとともに扉枠とは別体の球受け部材であるため単独で交換可能となる。
(4)前記球受け部材は着脱可能であることを特徴とする付記3に記載の遊技機。
このように構成することで球受け部材の交換が容易になると同時にパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機のようなパチンコ遊技機に応用する場合には球受け部材を取り外して使用することが可能となり汎用性が増す。
(5)前記球受け部材は筒状に構成され配球ノズルから配球されるパチンコ球は同筒内において緩衝機構によって落下速度を減衰させられることを特徴とする付記3又は4に記載の遊技機。
このように構成すると勢いが減衰され流下面でパチンコ球が飛び跳ねることがなくなるとともに筒状の球受け部材によって緩衝機構が包囲されることとなるため緩衝機構と接触したパチンコ球が外に飛び出すことがない。ここに緩衝機構とは上記実施の形態では緩衝通路128,135や縦通路131内部の風車132が相当する。
(6)前記球受け部材は筒状に構成され配球ノズルから配球されるパチンコ球は同筒内における分岐機構によって分岐してパチンコ球受け皿上に誘導されることを特徴とする付記3〜5のいずれかに記載の遊技機。
(7)前記球受け部材は遊技者側に立設された壁面を有するとともに前記遊技台方向が開放された棚部材によって構成されたことを特徴とする付記3〜5のいずれかに記載の遊技機。
このように構成すれば壁面によって遊技者側へのパチンコ球の脱落が防止される。一方で遊技台方向は開放されていても遊技台と球受け部材の下方にはパチンコ球受け皿が配置されているためパチンコ球はパチンコ球受け皿上に落下する。
ここに壁面はパチンコ球受け皿を略包囲するように湾曲、あるいは屈曲させて形成することが好ましい。
(8)前記棚部材は配球ノズルから配球されたパチンコ球を前記遊技台方向に流下させるようにしたことを特徴とする付記7に記載の遊技機。
このように構成すればパチンコ球は速やかにパチンコ球受け皿上に落下することとなる。
(9)前記棚部材は配球ノズルから配球されたパチンコ球を前記遊技台方向であって左右方向に拡散させるように三次元的な傾斜が設けられていることを特徴とする付記8に記載の遊技機。
このように構成すればパチンコ球は広く拡散しながら速やかにパチンコ球受け皿上に落下することとなる。
(10)前記配球ノズルから配球されるパチンコ球はパチンコ球受け皿上の上流側に向かって放出されることを特徴とする付記3〜9のいずれかに記載の遊技機。 このような構成であれば配球ノズルから放出されたパチンコ球はパチンコ球受け皿上により広範囲に拡がって流下することができ球詰まりが生じにくくなる。
(11)前記緩衝機構の落下するパチンコ球の当接する当接面には緩衝部材を配設したことを特徴とする付記3〜10のいずれかに記載の遊技機。
このように構成するとパチンコ球の跳ねる音が抑制されることとなる。
(12)前記球受け部材は前記扉枠に対して片持ちに回動可能に装着されパチンコ球受け皿上から退避した退避位置と配球ノズルからの配球を受けうる使用位置との両位置を取りうることを特徴とする付記3〜11のいずれかに記載の遊技機。
(13)前記扉枠には所望の前記球受け部材を装着可能とする係止手段を設けたことを特徴とする付記3〜12のいずれかに記載の遊技機。
係止手段とは例えば挿入片105や軸受け149が挙げられる。
(14)前記パチンコ球受け皿上には前記球受け部材から落下するパチンコ球を上流に導くパチンコ球逆流手段が設けられていることを特徴とする付記3〜13のいずれかに記載の遊技機。
【0036】
(15) 前記供給補助手段とは前記パチンコ球受け皿上方であって前記扉枠に形成された通路であって、同通路を介してパチンコ球が同パチンコ球受け皿に導かれるようにしたことを特徴とする付記3に記載の遊技機。
これによって配球ノズルから配球されるパチンコ球をこぼさずに安定してパチンコ球受け皿に供給することが可能となるとともに扉枠に別体で供給補助手段を設ける必要がなくなる。
(16) 前記供給補助手段とは前記パチンコ球受け皿上方であって前記扉枠に形成された切り欠き部と同切り欠き部内に形成された流下通路であって、同流下通路を介してパチンコ球が同パチンコ球受け皿に導かれるようにしたことを特徴とする付記3に記載の遊技機。
実施の形態1のサンド用受け皿101のように扉枠7から前方に飛び出した別体の供給補助手段を設けるのは遊技者にとって邪魔と感じる場合がある可能性がある。また、サンド用受け皿101は通常容易には取り外しができないはずであるが、なかには無理矢理サンド用受け皿101を外してしまう遊技者がいないとも限らない。切り欠き110であれば少なくとも前方に突出することはなのでこのような問題は全くなくなる。
(17)前記切り欠き部前面は着脱可能な蓋部材によって封塞可能とされていることを特徴とする付記15又は16に記載の遊技機。
これによってパチンコ球貸し出し装置を使用しないCR機のようなパチンコ遊技機に応用する場合には球受け部材を取り外して使用することが可能となり汎用性が増す。
(18)前記流下通路は遊技機本体方向からパチンコ球受け皿にパチンコ球を誘導する主通路に連通されていることを特徴とする付記16に記載の遊技機。
このように流下通路は主通路に連通されるため、配球ノズルから配球されるパチンコ球用の新たな開口部をパチンコ球受け皿近傍に設ける必要がない。
(19)前記切り欠き部内には回動して当接する配球ノズルの衝撃を抑制する緩衝部材を配設したことを特徴とする付記15〜18のいずれかに記載の遊技機。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ遊技機の開放した状態を示す概略斜視図。
【図2】 同じパチンコ遊技機の分解側面図。
【図3】 同じパチンコ遊技機の正面図。
【図4】 同じパチンコ遊技機の側面図。
【図5】 同じパチンコ遊技機の扉枠を外した状態の正面図。
【図6】 同じパチンコ遊技機の遊技盤の正面図。
【図7】 同じパチンコ遊技機の遊技機本体の上半身の正面図。
【図8】 同じパチンコ遊技機の遊技機本体の上半身の側断面図。
【図9】 同じパチンコ遊技機の背面図。
【図10】 同じパチンコ遊技機の機構盤を外した状態の背面図。
【図11】 図10においてメイン基板周辺を取り外した状態の背面図。
【図12】 同じパチンコ遊技機のパチンコ球処理領域付近の斜め上方からの斜視図。
【図13】 図5におけるA−A線での断面図。
【図14】 図5におけるA−A線での断面図。
【図15】 図5におけるB−B線での断面図。
【図16】 同じパチンコ遊技機の主通路、バイパス通路及び導出口の断面図。
【図17】 図5におけるC−C線での断面図。
【図18】 同じパチンコ遊技機の上受け皿の平面図。
【図19】 同じパチンコ遊技機の上受け皿の断面図。
【図20】 サンド用受け皿の斜視図。
【図21】 サンド用受け皿の縦断面図。
【図22】 サンド用受け皿の横断面図。
【図23】 サンド用受け皿の平面図。
【図24】 サンド用受け皿を装着するパチンコ遊技機の扉枠及び上受け皿付近の拡大平断面図。
【図25】 サンド用受け皿を装着するパチンコ遊技機の扉枠付近の拡大正面図。
【図26】 実施の形態2のサンド用受け皿の斜視図。
【図27】 実施の形態2のサンド用受け皿の内部構造を説明する説明図。
【図28】 実施の形態3のサンド用受け皿の斜視図。
【図29】 実施の形態3のサンド用受け皿の内部構造を説明する説明図。
【図30】 実施の形態4のサンド用受け皿の斜視図。
【図31】 実施の形態4のサンド用受け皿の内部構造を説明する説明図。
【図32】 切り欠きが形成された実施の形態5のパチンコ遊技機の正面図。
【図33】 実施の形態6の切り欠き周辺の部分斜視図。
【図34】 図32のD−D線で切断した扉枠周辺の説明図。
【図35】 蓋部材の平面図。
【図36】 蓋部材の断面図。
【図37】 蓋部材の斜視図であって(a)は表面側(b)は裏面側からの図。
【図38】 実施の形態6の切り欠きに蓋部材を装着した状態のパチンコ遊技機の扉枠付近の拡大正面図。
【図39】 他の実施の形態のサンド用受け皿を装着するパチンコ遊技機の扉枠及び上受け皿付近の拡大平断面図。
【図40】 他の実施の形態であるパチロットの正面図。
【図41】 他の実施の形態であるパチロットの正面図。
【図42】 実施の形態7のパチンコ遊技機の上受け皿の平面図。
【図43】 図42のE−E線で切断した上受け皿周辺の説明図。
【図44】 実施の形態5のサンド用受け皿の斜視図。
【図45】 実施の形態5のサンド用受け皿の斜視図。
【図46】 実施の形態5のパチンコ遊技機の上受け皿周辺の平面図。
【図47】 実施の形態5のサンド用受け皿を所定位置に配置した状態のパチンコ遊技機の上受け皿周辺の平面図。
【図48】 従来のパチンコ遊技機のパチンコ球貸し出し装置から上受け皿へのパチンコ球の配球状態を説明する説明図。
【符号の説明】
1…支持枠体としての外枠、4…遊技台としての遊技機本体、5…遊技盤、7…扉枠、8…パチンコ球受け皿としての上受け皿、20…遊技面、101…供給補助手段としてのサンド用受け皿、110…供給補助手段の一部をなす切り欠き、111…供給補助手段の一部をなす連通口、112…供給補助手段の一部をなす通路。

Claims (2)

  1. 支持枠体に支持され遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた遊技台と、
    遊技台に対して開閉可能に支持され同遊技面の前方に配置される扉枠と、
    遊技機に隣り合うように配置されたパチンコ球貸し出し装置から延出される配球ノズルを介して供給されるパチンコ球を順次前記遊技台方向へと導くパチンコ球受け皿とを備え、
    前記遊技台に導入されたパチンコ球に基づいて前記遊技面における所定の遊技動作を実行させるようにした遊技機において、
    前記扉枠には前記パチンコ球受け皿よりも上方となる位置に前記配球ノズルが収容可能な切り欠き部を形成するとともに、前記扉枠内部にはパチンコ球受け皿にパチンコ球を流下させる流下通路を形成し、前記切り欠き部内であって前記配球ノズルのパチンコ球の供給位置の下方位置に前記流下通路の上方側の開口部を配置するようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. パチンコ球を払い出す払出装置と、該払出装置によって払い出されたパチンコ球を前記パチンコ球受け皿へ導く主通路とを備え、
    前記流下通路は、前記主通路に連通され、前記配給ノズルを介して供給されるパチンコ球は、前記払出装置によって払い出されたパチンコ球と共通のパチンコ球導入口を介して前記パチンコ球受け皿へ導かれることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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