JP2003103005A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003103005A JP2001299076A JP2001299076A JP2003103005A JP 2003103005 A JP2003103005 A JP 2003103005A JP 2001299076 A JP2001299076 A JP 2001299076A JP 2001299076 A JP2001299076 A JP 2001299076A JP 2003103005 A JP2003103005 A JP 2003103005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ球貸し出し装置の配球ノズルの位置に
束縛されない設計裕度のあるパチンコ球受け皿(上受け
皿)を有する遊技機を提供すること。 【解決手段】 外枠1に支持され遊技者が対面して遊技
を行う遊技面5備えた遊技機本体4と、遊技面5前方に
配置される扉枠7と、上受け皿8とを備えた遊技機にお
いて、扉枠7のパチンコ球受け皿8の上方位置に切り欠
き110を形成し同切り欠き10内にパチンコ球が同パ
チンコ球受け皿に導かれるように流下通路112を設け
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
パチロット等のパチンコ球を使用する遊技機に関し、特
に隣接するパチンコ球貸し出し装置等から上受け皿にパ
チンコ球の供給を受けることのできる遊技機に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】例えばパチンコ球を使用する遊技機の一
種であるパチンコ遊技機においては、その側方の隣接す
るパチンコ遊技機との間の隙間に配設されたいわゆるサ
ンドと呼称されるパチンコ球貸し出し装置から配球ノズ
ルを介して遊技球を球受け台上に供給させるようにして
いる。(尚、いわゆるCR機では一般に内部の払い出し
機構を利用して遊技球を球受け台上に供給させるように
しているがCR機でもパチンコ球貸し出し装置を使用す
る場合はある)。このようなパチンコ球貸し出し装置の
規格はいずれのパチンコホールでも決まっており、図4
8に示すように上受け皿が遊技機本体側に配設されてい
る従来の機種では、配球ノズル151の先端はちょうど
払い出し機構(図示しない)からのパチンコ球を上受け
皿152に導く払い出し口153の前方位置であって、
かつ上受け皿152の上面からさほど離間していない上
方に配置されることとなる。この配球ノズル153の先
端位置は配球ノズル153から排出されたパチンコ球が
上受け皿152の上面との間で詰まったり、上受け皿1
52の上面に当接して跳ねて飛び出したりしないよう
に、あるいは極力上受け皿152の上面に当接するパチ
ンコ球の音を抑えるように最適な位置に設定されてい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機においては遊技者の興趣をより盛り上げるため、従
来より種々の工夫がなされている。その1つとして遊技
面を大型化することが考えられる。遊技面が大型化する
ことにより遊技面中央に配置される表示装置の液晶画面
を大きくすることが可能となり、迫力ある大画面を遊技
者は享受でき遊技者に対するアピール度が増すことが考
えられるからである。しかし、そのためには遊技面の拡
大に伴って上受け皿を従来の機種よりも下方位置に移動
させる必要がある。このように上受け皿を従来の配置位
置よりも下方位置に配設させた場合には相対的に配球ノ
ズルの先端位置は上受け皿から離間した位置に配置され
ることとなる。その結果、なんらの措置も講じないと配
球ノズルの先端から落下したパチンコ球が上受け皿の上
面に当接して跳ねて飛び出したり、落下距離が長くなる
結果上受け皿の上面に当接するパチンコ球の音が大きく
なってしまう等のいくつかの不具合が発生することとな
る。また、払い出し口から上受け皿に流入するパチンコ
球は場合によっては先に流入しているパチンコ球の上に
載ったり球同士が流入時に強く当たったりしてやはり上
受け皿からのパチンコ球の飛び出しの原因となってい
た。この場合に規格化されているパチンコ球貸し出し装
置の配球ノズルの位置を変更することはパチンコホール
のすべてのパチンコ球貸し出し装置を交換することとな
ってしまうため事実上困難である。本発明は、このよう
な従来の技術に存在する問題点に着目してなされたもの
である。その目的とするところは、パチンコ球貸し出し
装置の配球ノズルの位置に束縛されない設計裕度のある
パチンコ球受け皿(上受け皿)を有する遊技機を提供す
ることにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、支持枠体に支持され
遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた遊技台と、
同遊技台に対して開閉可能に支持され同遊技面の前方に
配置される扉枠と、前記遊技台内部あるいは外部から供
給されるパチンコ球を順次同遊技台方向へと導くパチン
コ球受け皿とを備え、前記遊技台に導入されたパチンコ
球に基づいて前記遊技面における所定の遊技動作を実行
させるようにした遊技機において、前記扉枠に外部から
前記パチンコ球受け皿へ供給されるパチンコ球の安定し
た導入を補助するための供給補助手段を設けたことをそ
の要旨とする。 【0005】請求項1の発明のような構成では、供給補
助手段を設けたため配球ノズルから配球されるパチンコ
球をこぼさずに安定してパチンコ球受け皿に供給するこ
とが可能となる。 【0006】 【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、供給補助
手段を設けたため配球ノズルから配球されるパチンコ球
をこぼさずに安定してパチンコ球受け皿に供給すること
が可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機に
応用した実施の形態について図面に基づいて説明する。
特に本実施の形態では従来に比べて遊技面を大型化した
パチンコ遊技機に本発明を化体させて説明する。ここに
「従来に比べて大型化した遊技面を備えたパチンコ遊技
機」とは上記のように遊技者の興趣をより盛り上げるた
めに遊技面を大型化した機種であり、遊技面が大型化す
ることにより遊技面中央に配置される表示装置の液晶画
面を大きくすることが可能となり、迫力ある大画面を遊
技者は享受でき遊技者に対するアピール度が増すことが
できる機種である。更に、同機種では遊技面が大きくな
るため左右方向への遊技球(パチンコ球)の拡散度が大
きくなり遊技自体の視覚的な刺激が増すこととなり、落
下する遊技球の落下距離も長くなるため遊技球が入賞口
に入賞するかどうかの期待感も増すこととなるものであ
る。また、以下の説明においてはまず複数の実施の形態
に共通する構成について説明し、その後実施の形態ごと
にそれら特徴部分について説明する。尚、以下の説明に
おいては前面、前方或いは表面側とは遊技者が正対する
側をいい、後面、後方或いは背面側とはそれら正対する
側の反対側をいう。また、特記なき限り左右とは前面か
らみた左右方向をいう。 【0008】図1及び図5に示すように、パチンコ遊技
機の支持枠体としての外枠1は上下左右の各枠板1a〜
1dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされて
いる。下部枠板1b上面には幕板2が配設されている。
外枠1には遊技台としての遊技機本体4が装着されてい
る。遊技機本体4はパチンコ遊技機の構造的な中核を形
成するパネル状の構成部材であってヒンジ金具6の回動
軸6aを中心に回動し外枠1に対して図2に示す開閉用
金具4aによって開閉可能にかつ着脱可能に装着されて
いる。図2に示すように、遊技機本体4を中心としてそ
の他のパネル状の構成部材がその前後方向に積層状に配
置されている。まず図2に基づいて各構成部材の概略の
配置状態とそれらに付随する主要構成部材について説明
し、次いで個々の構成部材について詳述する。遊技機本
体4の上半身に形成された遊技盤取り付けスペース9に
は遊技盤5が嵌合されている。遊技盤5の前方には扉枠
7が配設されている。扉枠7の上方位置にはガラス窓G
が嵌合されており、同ガラス窓Gの下方位置にはパチン
コ球受け皿としての上受け皿8が形成されている。遊技
盤5の後方位置には遊技盤5を背面から覆うように機構
盤10が配設されている。機構盤10の直下には取り付
けベース11が配設されている。遊技盤5の下方位置に
はカバープレート13が配設されている。カバープレー
ト13は遊技機本体4に対して固着されている。カバー
プレート13には前方に突出形成した下受け皿14が形
成されている。カバープレート13は従来の機種におけ
る下部カバープレートに相当する。単にカバープレート
13としたのは本実施の形態では上受け皿8の扉枠7側
への移動に伴って本来上受け皿8が配設される上部カバ
ープレートが不要となっているからである。下受け皿1
4の右側方には操作ハンドル15が取付けられている。 【0009】まず、遊技機本体4及び遊技盤5について
詳しく説明する。図1、図7及び図8に示すように、遊
技機本体4の上半身には横架フレーム18及び左右の縦
フレーム19によって額縁状に縁取られた遊技盤取り付
けスペース9が形成されている。遊技盤取り付けスペー
ス9の下方は図10に示すようにパチンコ球処理領域2
1とされ、同パチンコ球処理領域21の下方には更にパ
チンコ球発射機構23及び音響機構24が配設されてい
る。遊技盤5はパチンコ球処理領域21の設置台として
の天板22上に設置された状態で遊技盤取り付けスペー
ス9に嵌合されている。。図6に示すように、遊技盤5
は略正方形のパネル体であって、遊技盤5の前面にほぼ
垂直に配置された遊技面20上には内レール25及び外
レール26によって包囲された略円形の遊技領域27が
形成されている。遊技領域27内には入賞口28及び可
変表示装置29等が所定位置に配設されている。内レー
ル25の最下部位置にはアウト球回収口30が形成され
ている。遊技が終了して入賞口28に入賞しなかったパ
チンコ球(遊技球)はアウト球としてアウト球回収口3
0から後方に退場する。尚、釘については図示が省略さ
れている。図7及び図8に示すように、遊技盤取り付け
スペース9前面には前記遊技領域27に応じた形状に縁
取られた幕板31が形成されている。幕板31は天板2
2上に載置された遊技盤5を保持するとともに前方への
脱落を防止する機能を有する。図3及び図5に示すよう
に遊技領域27は出願人の従来の機種(上受け皿が遊技
機本体側に配設されているもの)と比較して大径とされ
るとともに、可変表示装置29の表示画面29aも大型
化して遊技領域27内においてかなり大きな面積を占め
ている。これは上受け皿を遊技盤の下方位置に移動させ
ることで上受け皿に関する機構を分散でき、その結果遊
技盤を上下方向により長く構成することができるように
なったことが主たる理由である。 【0010】図11に示すように、遊技盤5の裏面であ
って可変表示装置29の下方位置には3箇所にセーフ球
集合樋32が配設されている。セーフ球集合樋32の下
方にはセーフ球集合板34が配設されている。セーフ球
集合樋32は入賞したパチンコ球(セーフ球)が遊技領
域27から退場後に通過する背面側の通路であって、セ
ーフ球集合樋32に導かれたセーフ球はセーフ球集合板
34の内部(遊技盤5との間でなす隙間)を通過して下
方に落下する。図9〜図11に示すように、セーフ球集
合樋32及びセーフ球集合板34の背面にはメイン基板
33が配設されている。メイン基板33には遊技内容に
応じたプログラムやこれを起動させるためのプログラム
等が個々の機種に応じて封印されて配設されている。 【0011】次に遊技盤5のパチンコ球処理領域21の
周辺の構造について説明する。パチンコ球処理領域21
には後述する払い出し機構40から供給されるパチンコ
球を前面(遊技者側)に導く導入通路45とパチンコ球
を外部に導く排出通路46とが配設されている。まず導
入通路45について説明する。導入通路45は上受け皿
8にパチンコ球を導く主通路47と上受け皿8が一杯に
なった場合に下受け皿14方向にオーバーフローしたパ
チンコ球を導くバイパス通路49とを備えている。図9
〜図11に示すように主通路47は遊技機本体4の裏面
側に導入口50を備え、図1、図5等に示すように遊技
機本体4の表面側の導出口51に連通されている。図1
3、図14及び図16に示すように、主通路47内には
導入口50から導入したパチンコ球を前方に流下させる
流下面47aが形成されている。流下面47aには前方
に向かって緩やかな傾斜が設けられている。流下面47
aはその途中で途切れており、導出口51は空間を隔て
た流下面47a前方に配置される。 【0012】図9〜図11並びに図15及び図16に示
すようにバイパス通路49は遊技機本体4の裏面側に導
入口52を備え遊技機本体4前面に配設されたオーバー
フロー通路としての下受け皿用通路53内に連通されて
いる。バイパス通路49内には導入口52から導入した
パチンコ球が前方に流下する流下面49aが形成されて
いる。流下面49aには前方に向かって緩やかな傾斜が
設けられている。図1、図5、図9〜図11及び図16
に示すように下受け皿用通路53は遊技機本体4前面左
側から右方向に横行して前記下受け皿14の流入口14
aに連通されている。下受け皿用通路53はパチンコ球
処理領域21の前面左方向においてバイパス通路49の
流下面49aから流下するパチンコ球を下方に落下させ
る第1の通路53aと落下するパチンコ球をスムーズに
略90度右方に方向転換させる曲面に形成された案内部
53bとパチンコ球を斜め右下方に案内する第2の通路
53cから構成される。第2の通路53cは遊技機本体
4の左右方向の略中央位置において下受け皿14の流入
口14aに接続されている。図16に示すように、第2
の通路53cの起点位置の上方は開放空間54とされて
前記主通路47の流下面47aの下端部が現れている。 【0013】図1、図5、図13及び図14に示すよう
に、導出口51にはフラップ55が立設されている。フ
ラップ55は回動軸55aによって回動可能に軸支され
るとともに図示しないバネによって付勢されている。図
14に示すように、扉枠7を閉鎖させることで後述する
差し込み受け皿57が導出口51から開放空間54に差
し込まれることとなる。差し込み受け皿57の流下面5
7aは開放空間54に差し込まれた状態で主通路47の
流下面47aよりも若干低い位置に配設され、同流下面
47aを流下するパチンコ球をさらにすみやかに下流に
流下させるために前方に向かって緩やかな傾斜が設けら
れている。差し込み受け皿57の差し込みに伴ってフラ
ップ55は開放空間54側に倒伏させられるとともに、
開放空間54によって途切れた流下面49aの下流位置
に導出口51方向への橋が架けられることとなる。この
状態で主通路47の流下面47aを流下してきたパチン
コ球は差し込み受け皿57上に流入し、更に導出口51
から上受け皿8に導かれることとなる。 【0014】一方、扉枠7を開放した際には図13に示
すようにフラップ55はバネの付勢力によって起立位置
に復帰する。この状態ではパチンコ球は導出口51には
導かれない。すなわち、扉枠7と一体的に開放されてし
まった上受け皿8にパチンコ球を導くことはできないた
め上流から流下するパチンコ球を下受け皿14に導く必
要がある。すなわち、差し込み受け皿57がなくなるた
めパチンコ球は開放空間54から下方の第2の通路53
c方向に落下し下受け皿14に流入することとなる。こ
のとき、勢いよく流下面49aを流下してきたパチンコ
球はフラップ55によって導出口51からの外部への飛
び出しが防止される。図16に示すように、開放空間5
4と隣接する第1の通路53aとはその途中に隔壁がな
く連通状態とされている。そのため、主通路47に導か
れるパチンコ球が多すぎて流下できなくなった場合には
そのオーバーフローしたパチンコ球は主通路47から差
し込み受け皿57に至る途中で開放空間54から第1の
通路53aの方向に移動して下受け皿用通路53に導か
れる(つまり下受け皿14に流入する)ようになってい
る。つまり、バイパス通路49を通らないで主通路47
に導かれたパチンコ球は遊技機本体4前面に至った段階
でオーバーフロー状態となると、下受け皿14方向に迂
回することとなっている。このように下受け皿用通路5
3はオーバフローしたパチンコ球を下受け皿に導く機能
と扉枠開放に伴う上受け皿への通路遮断によりパチンコ
球を下受け皿に導く機能の両方の機能を兼ね備えること
となる。尚、差し込み受け皿57は扉枠7の閉塞時に開
放空間54からパチンコ球が下受け皿14方向に流れて
しまわないように設けられているものであって、この機
構によって下受け皿用通路53が両方の機能を兼ね備え
ることが可能となっている。図1、図5及び図12に示
すように、下受け皿用通路53の第2の通路53c下方
にはセンサ収納部66が併設されている。センサ収納部
66内には図示しないリミットスイッチが配設されてお
り、下受け皿14がパチンコ球で一杯になり第2の通路
53c側に溢れた際にこれを検出して後述する払い出し
装置96からのパチンコ球(賞球)の放出を休止させ
る。 【0015】次に排出通路46について説明する。図9
〜図11に示すように、排出通路46はアウト球回収口
30から落下してくるアウト球及びセーフ球集合板34
から落下してくるセーフ球を受け止めて下流(図11で
は右方)に流下させる第1の傾斜面58と、第1の傾斜
面58を流下するアウト球及びセーフ球を受け止めて流
下方向を逆転させて(図11では左方)中央寄りにアウ
ト球及びセーフ球を導く第2の傾斜面59とを備えてい
る。第2の傾斜面59の下端には図示しない外部レール
と連通する排出口60が形成されている。 【0016】次に、パチンコ球発射機構23について説
明する。図1、図9〜図12に示すように、遊技機本体
4の右下方寄り(裏面から見ると左下方寄り)にはパチ
ンコ球発射機構23が配設されている。パチンコ球発射
機構23は前記操作ハンドル15、発射ハンマ63、モ
ータ装置64、図示しない発射カム,図示しないコイル
バネ等から構成されている。モータ装置64は遊技者が
操作ハンドル15のハンドルリング15aに触れている
ことを条件に所定タイミング(本実施の形態では一分間
に100回の割合)で回転する。モータ装置64の回転
軸には発射カムが固着され、発射カムが回転することに
よりコイルバネの付勢力に抗して 発射ハンマ63を回
動させる。発射ハンマ63は回転した発射カムと非係合
となることによってコイルバネの付勢力によって一瞬に
元の位置に戻ることとなる。この時の勢いによって遊技
球が発射される。操作ハンドル15のハンドルリング1
5aを回動させることでコイルバネの付勢力を制御し、
発射ハンマ63のパチンコ球(遊技球)への当接速度を
調節するようになっている。 【0017】図1及び図12に示すように、前記下受け
皿用通路53の右方には発射案内レール65が配設され
ている。発射案内レール65の下端(右端)は前記発射
ハンマ63の側方に配置され、発射ハンマ63の進退方
向と重複して左斜め上方に向かって延出されている。発
射案内レール65上端から先は発射されたパチンコ球
(遊技球)がジャンプして飛び越えるジャンプ領域67
が形成されている。ジャンプ領域67の下方には前記下
受け皿用通路53の第2の通路53cを構成する天板6
8が配置されている。天板68上面は右下方に向かって
下がる傾斜面とされているため、発射されても遊技面2
0に至らず戻ってきてしまった勢いのないパチンコ球が
ジャンプ領域67から天板68上に落下し、そのパチン
コ球は天板68上を右方向に流下して発射案内レール6
5の下方から返却通路69内に導入されるようになって
いる。返却通路69は本実施の形態では前記下受け皿用
通路53上部の開放空間54に連通されている。発射案
内レール65の取り付けリブ65aには発射案内レール
65上にセットされた遊技球を下方から支持するストッ
パ79が固着されている。 【0018】ここに図5に示すように、前方から発射案
内レール65を正視した場合発射案内レール45の下端
寄りはカバープレート13の上端よりも下方位置に配置
される。つまり、前方からでは正視できない隠れた位置
に配置されることとなっている。これは遊技盤5の上下
幅が上記のように拡張され従来の機種に比べて下方位置
まで進出するようになったことに伴い発射案内レール6
5を全体に下方位置にずらしたことによるものである。
本来ならば発射案内レール65が下がると操作ハンドル
15位置も下げることでこのように発射案内レール65
の下部が隠れた状態になることはない。しかし、パチン
コ遊技機において操作ハンドル15の位置は遊技者が操
作しやすい位置に配置されるよう人間工学的に決まって
しまっている。そのため、操作ハンドル15位置を下げ
ることはできない。しかし、遊技球の発射後の助走距離
として所定長さの発射案内レール65は必要である。そ
こで、このように構成したものである。ここに、発射案
内レール65の最下端位置(発射準備位置)には次々と
打ち出される遊技球が流入してくるため遊技球が確実に
保持される必要がある。従来の機種では発射案内レール
65はその前面に配置される上部カバープレートに隣接
していたため上部カバープレートからの遊技球の排出口
をちょうど発射準備位置に面するような設計が可能であ
った。ところが、本実施の形態のようなカバープレート
13の上端から下方に隠れてしまっている発射準備位置
ではこのような設計は困難である。すなわち、発射準備
位置にセットされた遊技球(発射待機球)を前方から支
持する手段がなくなってしまうこととなる。そこで、本
実施の形態では図12及び図17に示すように発射案内
レール65の最下端位置に隣接して遊技球案内プレート
70が配設されている。遊技球案内プレート70は扉枠
7側の上受け皿8から発射案内レール65上に供給され
た遊技球を前方から支持する。すなわち、図12及び図
17に示すように、発射準備位置に隣接した位置(前方
位置)における同プレート70の配置位置はその位置に
おける発射案内レール65よりも若干高い位置に配設さ
れる。これによって、発射案内レール65の発射準備位
置に配置される遊技球は同プレート70よりも一段下が
った位置において遊技球案内プレート70によって前方
から保持されることとなり正確な発射が可能となる。カ
バープレート13の下受け皿14の左方には灰皿72が
配設されている。本実施の形態ではこの灰皿72の裏面
に前記音響機構24の図示しないスピーカが配設されて
いる。図1、図5及び図12に示すように、発射案内レ
ール65の右方には鍵穴73が形成されている。この鍵
穴73は遊技機本体4に対する扉枠7の開閉をつかさど
るものである。 【0019】次に、扉枠7について詳述する。尚、扉枠
7については本発明に関して実施の形態毎により詳しい
説明を後述する。図1〜図4に示すように、遊技盤5の
前面には扉枠7が配設されている。扉枠7はヒンジ金具
6の回動軸6aを中心に回動し(つまり遊技機本体4の
回動軸と同軸で)遊技機本体4に対して開閉可能にかつ
着脱可能に装着されている。扉枠7は略長方形の外形を
有し、中央にほぼ円形の大型の窓穴75が形成されてい
る。窓穴75を円形としたのは遊技盤5の遊技面9の前
記遊技領域27に対応させたものである。窓穴75には
遊技盤5の遊技面9を露出させるためのガラスGがはめ
込まれている。扉枠7の後面側であって窓穴75周縁に
は補強フレーム74が配設されている。扉枠7の前面側
であって窓穴75の周縁には装飾用の装飾パネル76が
所定位置に配設されている。各装飾パネル76内には図
示しないランプが配設されメイン基板33による制御に
基づいて点滅させられる。窓穴75の下方位置には球貸
し用の操作ボタン77とカードの残量を表示する7セグ
表示の表示パネル78が配設されている。 【0020】操作ボタン77及び表示パネル78の下方
には上受け皿8が配設されている。図18及び図19に
示すように、上受け皿8は導入されてきたパチンコ球が
プールされる流下面81と流下面81を包囲する包囲壁
82を備えている。流下面81には図示しないパチンコ
球貸し出し装置の配球ノズルNから放出されたパチンコ
球が落下当接する。流下面81は右側下がりの傾斜に形
成されるとともに、下流側(右側)が徐々に狭くなって
パチンコ球が縦列配置されるような狭窄通路84が形成
されている。上受け皿8には上流側(左側)の扉枠7壁
面に形成されたパチンコ球導入口83から導入されたパ
チンコ球がプールされると同時に徐々に下流側に流下し
て狭窄通路84に至り、更に狭窄通路84最下流に配置
された供給口85から扉枠7の背面側に導かれる。図1
に示すように、供給口85の扉枠7の対応する背面位置
には前記遊技球案内プレート70に遊技球を導く遊技球
案内装置87が配設されている。遊技球案内装置87は
上受け皿8の供給口85から流下するパチンコ球を前記
発射案内レール65上に落下させる装置である。遊技球
案内装置87の側方には上受け皿8に溜まったパチンコ
球を遊技者の操作で自主的に下受け皿14に回避させる
際の迂回通路89が形成されている。図1及び図14に
示すように、パチンコ球導入口83の扉枠7の対応する
背面位置には前記差し込み受け皿57が後方に向かって
突設形成されている。差し込み受け皿57は扉枠7が遊
技機本体4前面に装着された状態で前記導出口51から
開放空間54に差し込まれパチンコ球処理領域21から
供給されたパチンコ球をパチンコ球導入口83から上受
け皿8に導く。前記操作ボタン77及び表示パネル78
の裏面側には球貸し用基板が内蔵された球貸し用基板ボ
ックス88が配設されている。 【0021】次に、機構盤10について説明する。図
2、図4及び図9に示すように、遊技盤5の背面側には
機構盤10が遊技機本体4に対して開閉可能に装着され
ている。機構盤10は上下に配設されたヒンジ部90
(本実施の形態では下側のみ表示)によって遊技機本体
4に支持されており、盤面に散点的に配置された開閉ピ
ン91の引き出し及び押し込みによって遊技機本体4に
対して着脱可能とされる。機構盤10の中央付近には大
型開口部10aが形成されている。大型開口部10aの
上半分はカバー92によって背面から覆われている。図
9に示すように、遊技機本体4に対して機構盤10が閉
塞された状態で同大型開口部10aから遊技盤5の背面
に配設された可変表示装置29及びメイン基板33が露
出される。可変表示装置29はカバー92によって背面
から覆われるが、メイン基板33は目視確認のために覆
われない。機構盤10の上部にはタンクTが配設されて
いる。タンクTの下方にはタンクレール93が配設され
ている。タンクレール93はタンクTから導入されたパ
チンコ球を図9において左方から右方に移動させる。本
実施の形態では従来の機種に比べて遊技盤5が上方にも
拡張されているためタンクTは従来の機種に比べて若干
浅めに形成されている。タンクレール93の右方には下
方に向かって払い出しユニット95が配設されている。
払い出しユニット95は払い出し装置96と球流路97
を備えセーフ球の発生に基づいて所定量のパチンコ球
(賞球)を払い出すようになっている。払い出しユニッ
ト95の下方には基板取り付けベース11が配設されて
いる。基板取り付けベース11には発射基板が収納され
る発射基板ボックス11aと、電源基板が収納される電
源基板ボックス11bが固着されている。払い出しユニ
ット95から払い出しされたパチンコ球は下方に流下
し、基板取り付けベース11上部の分岐ユニット61に
よって前方に方向転換させられ前記主通路47及びバイ
パス通路49に流下するようになっている。 【0022】次にこのように構成されたパチンコ遊技機
の更に扉枠7周辺について実施の形態ごとにより詳しく
説明する。 (実施の形態1)図2〜図4に示すように球受け部材と
してのサンド用受け皿101が扉枠7の表面に装着され
ている(図2及び図4では仮想線で示す)。サンド用受
け皿101は上受け皿8の上方左寄りのちょうどパチン
コ球貸し出し装置(サンド)から延出される配球ノズル
Nの先端の直下に配置される。このサンド用受け皿10
1の配置位置は従来のパチンコ遊技機ではちょうど上受
け皿が配置される位置に相当する。サンド用受け皿10
1と包囲壁82との間には人の指が入る程度の隙間が空
いており、流下面81の掃除やパチンコ球導入口83か
ら流下してくるパチンコ球が詰まった場合の作業が可能
となっている。図20〜図24に示すようにサンド用受
け皿101は前面壁101a、背面壁101b、天板1
01c、底板101dとによって構成される上部と下部
が開口された変形筒状の部材である。これら構成部材は
透明なプラスチック(例えばポリカーボネート)から形
成されている。前面壁101aは湾曲した断面形状を有
し両端において平板状の背面壁101bと連結されてい
る。天板101cの左寄りには配球ノズルNから落下す
るパチンコ球の受球口103が開口されている。底板1
01dは受球口103の下方に右側下がりの傾斜をもっ
て配設されている。底板101dの下流には流下するパ
チンコ球の落下口104が形成されている。配球ノズル
Nから落下したパチンコ球は受球口103からサンド用
受け皿101内に導入され底板101dに当接し、下流
(右方)に流下して落下口104から流下面81に至
る。サンド用受け皿101の背面壁101b両側寄りに
は後方に向かって突出する挿入片105が形成されてい
る。サンド用受け皿101は図25に示す扉枠7前面に
形成されたスリット106に挿入片105を挿入させ背
面壁101bの裏面を扉枠7表面に密着させた状態で扉
枠7裏面側にて図20に示す固定板107を挿入片10
5と共締めすることで固着されている。また、上記では
説明のし易さからサンド用受け皿101を単純化して図
示したが実際には扉枠7周囲のデザインと統一を図った
形状に構成されるものとする。 【0023】次に実施の形態1の作用について説明す
る。ホール側において本実施の形態1のパチンコ遊技機
を従来の機種と入れ替えた場合に、その島に所定間隔で
配置されているパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルN
の位置を変更することはできない。従って、遊技者が本
実施の形態1のパチンコ遊技機で遊技する場合にも従来
と同様にパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルNを回動
させてその先端を上受け皿8の上方位置に配置させてカ
ードを使用してパチンコ球の放出動作を行う。このと
き、上受け皿8とパチンコ球が放出される配球ノズルN
の先端との間にはサンド用受け皿101が配置されるこ
ととなる。配球ノズルNの先端から落下したパチンコ球
は受球口103からサンド用受け皿101内に導入され
底板101dに当接する。つまり、一旦落下の勢いはこ
こで抑制されることとなる。そして、下流(右方)に流
下して落下口104から流下面81に至ることとなる。
このように構成された実施の形態1の効果について説明
する。 (1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が
長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81
に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲
壁82から外方に飛び出すことがない。 (2)流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチ
ンコ球の落下当接による騒音が防止される。 (3)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定
されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿10
1を取り外してしまうという問題が生じにくい。 (4)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチ
ンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ
遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り
外して使用することが可能となる。 (5)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成さ
れているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとして
も単独で交換可能である。 (6)サンド用受け皿101は透明であるため扉枠7の
表面に施された装飾パネル76の装飾が透視されるた
め、扉枠7表面に施された意匠的効果が損なわれること
がない。 (7)底板101dは前面壁101a、背面壁101b
によって包囲されることとなるため底板101dに当接
したパチンコ球が外に飛び出すことがない。 【0024】(実施の形態2)図2、図4及び図26に
示すように球受け部材としてのサンド用受け皿101が
扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4では仮想
線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿8の上方
左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サンド)か
ら延出される配球ノズルNの先端の直下に配置される。
このサンド用受け皿101の配置位置は従来のパチンコ
遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置に相当す
る。サンド用受け皿101と包囲壁82との間には人の
指が入る程度の隙間が空いており、流下面81の掃除や
パチンコ球導入口83から流下してくるパチンコ球が詰
まった場合の作業が可能となっている。図26に示すよ
うにサンド用受け皿101は前面壁101a及び背面壁
101bとによって構成される上部と下部が開口された
変形筒状の部材である。前面壁101aは湾曲した断面
形状を有し両端において平板状の背面壁101bと連結
されている。図27に示すように、サンド用受け皿10
1内部には鉤の手状に屈曲形成された緩衝通路128が
形成されている。緩衝通路128内部には互いに逆方向
の傾斜面が形成された2つの棚129,130が形成さ
れている。配球ノズルNの先端から落下したパチンコ球
はサンド用受け皿101の緩衝通路128内部の2つの
棚129,130の少なくとも一方に当接して勢いを減
衰させられて下流(右方)に流下して落下口104から
流下面81に至ることとなる。サンド用受け皿101は
図25に示す扉枠7前面に形成されたスリット106に
挿入片105を挿入させ背面壁101bの裏面を扉枠7
表面に密着させた状態で扉枠7裏面側にて図26に示す
固定板107を挿入片105と共締めすることで固着さ
れている。また、上記では説明のし易さからサンド用受
け皿101を単純化して図示したが実際には扉枠7周囲
のデザインと統一を図った形状に構成されるものとす
る。 【0025】このように構成された実施の形態2の効果
について説明する。 (1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が
長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81
に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲
壁82から外方に飛び出すことがない。 (2)緩衝通路128内部の2つの棚129,130に
よって流下面81に当接する勢いが減殺されるためパチ
ンコ球の落下当接による騒音が防止される。 (3)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定
されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿10
1を取り外してしまうという問題が生じにくい。 (4)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチ
ンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ
遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り
外して使用することが可能となる。 (5)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成さ
れているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとして
も単独で交換可能である。 (6)2つの棚129,130は前面壁101a、背面
壁101bによって包囲されることとなるため棚12
9,130に当接したパチンコ球が外に飛び出すことが
ない。 【0026】(実施の形態3)実施の形態2と同様に落
下するパチンコ球の勢いを減衰する手段として図2、図
4及び図28に示すような構成に変更して実施すること
も可能である。本実施の形態3では構成部材は透明なプ
ラスチック(例えばポリカーボネート)から形成されて
いる。図28及び図29に示すようにサンド用受け皿1
01の内部には実施の形態2の緩衝通路128の代わり
にストレートに形成された縦通路131が形成され、そ
の中間位置に大型の風車132が形成されている。風車
132は上方からのパチンコ球の落下を受けて回転しパ
チンコ球を周囲に散乱させるとともに落下するパチンコ
球の勢いを減衰させる役割を果たす。このように構成す
ると (1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が
長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81
に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲
壁82から外方に飛び出すことがない。 (2)縦通路131内部の風車132によって流下面8
1に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当
接による騒音が防止される。 (3)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定
されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿10
1を取り外してしまうという問題が生じにくい。 (4)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチ
ンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ
遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り
外して使用することが可能となる。 (5)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成さ
れているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとして
も単独で交換可能である。等の効果が奏される。 (6)風車132は前面壁101a、背面壁101bに
よって包囲されることとなるため風車132に弾かれた
パチンコ球が外に飛び出すことがない。 (7)風車132は透明な前面壁101aから目視でき
るため、パチンコ遊技機の風車と同様パチンコ球によっ
て回転する動きを楽しむことができる。 【0027】(実施の形態4)図2、図4及び図30に
示すように球受け部材としてのサンド用受け皿101が
扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4では仮想
線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿8の上方
左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サンド)か
ら延出される配球ノズルNの先端の直下に配置される。
このサンド用受け皿101の配置位置は従来のパチンコ
遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置に相当す
る。サンド用受け皿101と包囲壁82との間には人の
指が入る程度の隙間が空いており、流下面81の掃除や
パチンコ球導入口83から流下してくるパチンコ球が詰
まった場合の作業が可能となっている。サンド用受け皿
101は前面壁101a及び背面壁101bとによって
構成される上部と下部が開口された変形筒状の部材であ
る。前面壁101aは湾曲した断面形状を有し両端にお
いて平板状の背面壁101bと連結されている。図31
に示すように、サンド用受け皿101内部には緩衝通路
135が形成されている。緩衝通路135の左寄りには
配球ノズルNの先端から落下したパチンコ球が落下当接
する前方(右方)に下がって傾斜する棚136が形成さ
れている。緩衝通路135内部は下方において分岐し左
右にパチンコ球を振り分ける分岐通路137,138が
形成されている。棚136の上面には緩衝部材としての
ウレタンゴム139が貼着されている。サンド用受け皿
101は図25に示す扉枠7前面に形成されたスリット
106に挿入片105を挿入させ背面壁101bの裏面
を扉枠7表面に密着させた状態で扉枠7裏面側にて図2
9に示す固定板107を挿入片105と共締めすること
で固着されている。また、上記では説明のし易さからサ
ンド用受け皿101を単純化して図示したが実際には扉
枠7周囲のデザインと統一を図った形状に構成されるも
のとする。 【0028】このように構成された実施の形態4の効果
について説明する。 (1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が
長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81
に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲
壁82から外方に飛び出すことがない。 (2)緩衝通路135内部の棚136によって流下面8
1に当接する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当
接による騒音が防止される。 (3)分岐通路137,138によってパチンコ球が上
流側と下流側に分散されるため流下面81に導入された
パチンコ球が詰まったり流れにくくなったりする不具合
が生じにくい。特に左側の分岐通路136はパチンコ球
を上流方向に向かって放出させるようになるため流下面
81に広くパチンコ球が行き渡る結果となり球詰まりが
生じにくい。 (4)サンド用受け皿101は扉枠7の裏面側から固定
されるため遊技者がいたずらをしてサンド用受け皿10
1を取り外してしまうという問題が生じにくい。 (5)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチ
ンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ
遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り
外して使用することが可能となる。 (6)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成さ
れているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとして
も単独で交換可能である。 (7)棚136は前面壁101a、背面壁101bによ
って包囲されることとなるため棚136に当接したパチ
ンコ球が外に飛び出すことがない。 (8)棚136にはウレタンゴム139が配設されてい
るため落下するパチンコ球の衝撃が緩和されるとともに
棚136に直接当たる場合に比べて当接音が抑制され
る。 【0029】(実施の形態5)図2、図4、図44及び
図45に示すように球受け部材としてのサンド用受け皿
101が扉枠7の表面に装着されている(図2及び図4
では仮想線で示す)。サンド用受け皿101は上受け皿
8の上方左寄りのちょうどパチンコ球貸し出し装置(サ
ンド)から延出される配球ノズルNの先端の直下に配置
される。このサンド用受け皿101の配置位置は従来の
パチンコ遊技機ではちょうど上受け皿が配置される位置
に相当する。図44及び図45に示すようにサンド用受
け皿101は鉤状に屈曲した短壁146aと長壁146
bとからなる本体146を備えている。短壁146aと
長壁146bによって囲まれた角部には平面三角形形状
の棚147が形成されている。棚147は短壁146a
寄りから長壁146bの長手方向に沿って下がるととも
に後方に向かって下がるように傾斜が設けられている。
短壁146aの外面には取り付け軸148が形成されて
いる。取り付け軸148は図46及び図47に示すよう
に扉枠7に形成された軸受け149に挿入されてサンド
用受け皿101を回動可能に支持する。図47に示すよ
うにサンド用受け皿101は配球ノズルNからの配球可
能位置において若干扉枠7前面から離間した位置に配置
される。これは一般に配球ノズルN自体が若干扉枠7前
面から離間して配置されることによるものである。棚1
47と扉枠7との間にはサンド用受け皿101の先端を
当接させた状態で若干に隙間Oが形成されることとな
る。遊技者は所望の位置で(もっとも配球ノズルNから
の配球を受けられなければならないが)サンド用受け皿
101を停止させ配球ノズルNからの配球を受けるよう
にする。配球ノズルNから落下したパチンコ球が棚14
7に当接してその傾斜に従って転動し、傾斜の下流方向
に散らばっていき流下面81上に落下することとなる。
このようなサンド用受け皿101は不要なとき、例えば
大当たり状態となってパチンコ球導入口83から次々と
パチンコ球が流下面81上に流れ込んでくるような場合
には遊技者は回動させて流下面81上から退避させるよ
うにする。そして、球貸し機から新規にパチンコ球を借
りる場合に配球ノズルNとともに流下面81上方に配置
させるようにする。 【0030】このように構成された実施の形態5の効果
について説明する。 (1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が
長くなってもサンド用受け皿101によって流下面81
に安定してパチンコ球が導かれるためパチンコ球が包囲
壁82から外方に飛び出すことがない。 (2)棚147によってパチンコ球の流下面81に当接
する勢いが減殺されるためパチンコ球の落下当接による
騒音が防止される。 (3)サンド用受け皿101は着脱可能であるためパチ
ンコ球貸し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ
遊技機をセットする際にはサンド用受け皿101を取り
外して使用することが可能となる。 (4)サンド用受け皿101は扉枠7とは別体に構成さ
れているため、摩耗やひびなどの不具合が生じたとして
も単独で交換可能である。 (5)サンド用受け皿101は不要時に回動させて退避
できるため遊技の妨げになることがない。 (6)棚147は短壁146a及び長壁146bによっ
て包囲されることとなるため棚147に当接したパチン
コ球が外に飛び出すことがない。 (7)棚147は短壁146a及び長壁146bによっ
て外寄りの2方向のみ包囲されている。つまり遊技機本
体4方向は開放状態にある。従って、棚147上に落下
したパチンコ球は棚147の下流側から広く流下面81
に拡散することとなって球詰まり等の不具合が生じにく
くなっている。 (8)棚147は短壁146a寄りから長壁146bの
長手方向に沿って下がるとともに後方に向かって下がる
ように傾斜が設けられている。つまり三次元的に傾斜が
設けられているためパチンコ球が一方向に偏って流下す
ることがなくまんべんなく流下面81に拡散させること
ができる。 【0031】(実施の形態6)実施の形態1において図
42及び図43に示すように、サンド用受け皿101の
下方位置の流下面81に供給口85方向に下がる傾斜と
は逆方向の傾斜(つまり左側に下がる)を有するパチン
コ球逆流手段としての逆傾斜部分145を設け、サンド
用受け皿101から落下するパチンコ球を一旦上流に導
くような構成にしてもよい。逆傾斜部分145は流下面
81において落下口104の直下に配置されスキーのジ
ャンプ台のような形状に隆起されている。図18の代わ
りにこのような逆傾斜部分145を設けた図42及び図
43に示すような上受け皿8としてもよい。図42の矢
印に示すように落下したパチンコ球は流れていく。実施
の形態1ではサンド用受け皿101内に導入されたパチ
ンコ球は落下口104から流下面81に落下するもの
の、若干右寄りに落とされることとなっている。パチン
コ球は可能な限り流下面81の上流側から放出されるほ
うが広範囲に散らばって球詰まりも生じにくくなる。そ
のため、このように一旦落下したパチンコ球を上流側に
導く逆傾斜部分145を配球ノズルNの口の下方位置に
設けるものである。 【0032】(実施の形態7)図32〜図34に示すよ
うに扉枠7にはパチンコ球貸し出し装置(サンド)から
延出される配球ノズルNが収容される切り欠き110が
形成されている。図33に示すように切り欠き110は
配球ノズルNの軌跡(進行方向)と対応する位置に形成
されている。切り欠き110は扉枠7の左隅に形成され
た空間であって、背面壁110a、側壁110b、天板
110c及び底板110dによって区画されている。底
板110dには連通口111が形成されている。図33
に示すように連通口111は切り欠き110内に配球ノ
ズルNが収容された状態においてパチンコ球が放出され
る同ノズルN先端の直下に配置されている。連通口11
1からは流下通路113が前記差し込み受け皿57から
パチンコ球導入口83に至る主通路112に連通されて
いる。背面壁110aの前面には緩衝部材としてのウレ
タンゴム114が貼着されている。一方、実施の形態7
のパチンコ遊技機は切り欠き110を封塞する蓋部材1
15を備えている。図35〜図37(a)及び(b)に
示すように蓋部材115は前面壁115a、側壁115
b及び固定脚115cとから構成されている。図38に
示すように前面壁115aは扉枠7表面の隣接する装飾
パネル76の立体的な装飾と連続するような表面形状と
されている。すなわち、蓋部材115を切り欠き110
に装着した状態において前面壁115aは隣接する扉枠
7表面の装飾と連続した意匠を形成する。蓋部材115
を装着した状態において扉枠7前面の装飾パネル76に
よって構成される意匠は左右対称とされる。蓋部材11
5は背面壁110aに対してビス116によって扉枠7
に固定されるようになっている。尚、図2及び図4に関
しては仮想線で示される実施の形態1のサンド用受け皿
101がない状態が実施の形態2の図面となる。また、
上記では説明のし易さから切り欠き110の形状を単純
化して図示したが実際には扉枠7周囲のデザインと統一
を図った形状に構成されるものとする。 【0033】次に実施の形態7の作用について説明す
る。ホール側において本実施の形態1のパチンコ遊技機
を従来の機種と入れ替えた場合に、その島に所定間隔で
配置されているパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルの
位置を変更することはできない。従って、遊技者が本実
施の形態2のパチンコ遊技機で遊技する場合にも従来と
同様にパチンコ球貸し出し装置の配球ノズルNを回動さ
せる。但し従来と異なり遊技者は配球ノズルN先端を上
受け皿8の上方位置に配置させるのではなくそのまま回
動させて切り欠き110内に収容させ背面壁110a
(のウレタンゴム114)に当接させるようにする。そ
してカードを使用してパチンコ球の放出動作を行う。す
ると放出されたパチンコ球は連通口111から流下通路
113を流下し主通路112に至り、更にパチンコ球導
入口83から流下面81に至ることとなる。このように
構成された実施の形態7の効果について説明する。 (1)配球ノズルNの先端から流下面81までの距離が
長くなっても切り欠き110内から主通路112を通っ
て流下面81に安定してパチンコ球が導かれるためパチ
ンコ球が包囲壁82から外方に飛び出すことがない。 (2)パチンコ球は扉枠7内部の主通路112を通過す
るため音が外に漏れにくくパチンコ球の貸し出しに伴う
騒音が防止される。 (3)実施の形態1のサンド用受け皿101のように扉
枠7から前方に飛び出した別体の供給補助手段を設ける
のは遊技者にとって邪魔と感じる場合がある可能性があ
る。また、サンド用受け皿101は通常容易には取り外
しができないはずであるが、なかには無理矢理サンド用
受け皿101を外してしまう遊技者がいないとも限らな
い。切り欠き110であればこのような問題は全くなく
なる。 (4)蓋部材115は着脱可能であるためパチンコ球貸
し出し装置を使用しないCR機にこのパチンコ遊技機を
セットする際には蓋部材115を装着して使用すること
が可能となる。 (5)蓋部材115の前面壁115aに形成された表面
形状は周囲の扉枠7表面の形状と意匠として統一される
ため遊技者に蓋部材115が装着されていることの違和
感を与えることがない。 (6)蓋部材115は背面壁110aの裏面側からビス
116で固定されるため遊技者がいたずらをして蓋部材
115を取り外してしまうという問題が生じにくい。 (7)背面壁110aの前面にはウレタンゴム114が
配設されている。そのため配球ノズルNが背面壁110
aに当接する際の衝撃が緩和されることとなる。 (8)流下通路113は主通路112に連通されている
ため、配球ノズルNから配球されるパチンコ球用の新た
な開口部を流下面81に面して設ける必要がない。 【0034】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・サンド用受け皿101の形状や配置位置は上記に限定
されない。また、上記では実施の形態1、3及び5にお
いて透明に構成したがもちろん透明でなくとも構わな
い。逆に実施の形態2、4及び6を透明に構成するよう
にしてもよい。 ・上記実施の形態ではサンド用受け皿101と包囲壁8
2の間に指が入る隙間が確保され流下面81の掃除やパ
チンコ球詰まりの解消作業ができるようになっていた。
しかし、サンド用受け皿101と包囲壁82の間の隙間
を設けなくとも、あるいはサンド用受け皿101を一部
包囲壁82上に載置させるようにしてもよい。その場合
に流下面81の掃除やパチンコ球詰まりの解消作業をす
るために図39に示すようにサンド用受け皿101を扉
枠7に対してヒンジ141によって片持ちに支持させ回
動可能として流下面81を完全に上方に露出させるよう
にしてもよい。このように構成すれば流下面81の掃除
やパチンコ球詰まりの解消作業が確実に可能となる。 ・切り欠き110の形状や大きさは上記実施の形態に限
定されない。 ・図40に示すように、本発明はいわゆるパチロットと
呼称されるパチンコ球を使ってのスロットマシンに応用
するようにしてもよい。本実施の形態のパチロット12
1ではパチンコ球受け皿122が従来のパチンコ遊技機
に比べて下方位置にある。そのため、図示しないパチン
コ球貸し出し装置の配球ノズルから放出されて落下する
パチンコ球がパチンコ球受け皿122上で大きく跳ねて
飛び出さないように上記実施の形態と同様にサンド用受
け皿123が形成されている。サンド用受け皿123は
上記実施の形態1と同様配球ノズルから放出されるパチ
ンコ球を受け止めてパチンコ球受け皿122上に導くよ
うになっている。 ・図41に示すように、本発明はいわゆるパチロットと
呼称されるパチンコ球を使ってのスロットマシンに応用
するようにしてもよい。本実施の形態のパチロット12
1ではパチンコ球受け皿122が従来のパチンコ遊技機
に比べて下方位置にある。そのため、図示しないパチン
コ球貸し出し装置の配球ノズルから放出されて落下する
パチンコ球がパチンコ球受け皿122上で大きく跳ねて
飛び出さないように上記実施の形態と同様に切り欠き1
24が扉枠125に形成されている。扉枠125にはパ
チンコ球受け皿122にパチンコ球を導入するためのパ
チンコ球導入口127の途中に連通する通路126が形
成されている。切り欠き124内には同通路126に連
通する連通口124が開口されている。パチンコ球は切
り欠き124内に収容された配球ノズルから放出され通
路126を通ってパチンコ球導入口127からパチンコ
球受け皿122に至る。 ・上記実施の形態5では緩衝通路135内において通路
を分岐させ、分岐通路137を流下面81の上流側に向
けてパチンコ球を流下させるようにしていた。しかし、
分岐させずに流下面81の上流側に向けてパチンコ球を
流下させるようにしても構わない。 ・上記サンド用受け皿101はいずれも扉枠7前面に常
時露出するように配置されていたが、これを扉枠7内部
に収納可能にして所望に応じて出し入れできるようにし
てもよい。 ・配球ノズルNの先端にパチンコ球の案内キャップを取
り付けパチンコ球が落下する際の補助としてもよい。 ・本実施の形態はいわゆる現金機以外のCR機にも応用
可能である。 ・その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施するこ
とは自由である。 【0035】本発明の目的を達成するために上記実施の
形態から把握できるその他の技術的思想について下記に
付記として説明する。 (1) 請求項1の遊技機のおいて書き以前を支持枠体
に支持された遊技機本体と、同遊技機本体に装着されて
遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた遊技盤と、
同遊技機本体に対して開閉可能に支持され同遊技盤の前
方に配置される扉枠と、遊技者が操作することでパチン
コ球を発射させる前記遊技機本体に配設された発射機構
と、前記発射機構から発射されたパチンコ球を前記遊技
面に誘導するとともにパチンコ球が落下する遊技領域を
区画する円弧状の誘導レールとを備えたパチンコ遊技機
において、とする。 (2) 請求項1の遊技機のおいて書き以前を支持枠体
に支持され遊技者が対面して遊技を行う遊技面を備えた
遊技台と、同遊技台に対して開閉可能に支持され同遊技
面の前方に配置される扉枠と、同扉枠の下方に配置さ
れ、同扉枠と一体化してあるいは単独で前記遊技台に対
して開閉可能に支持され遊技台内部あるいは外部から供
給されるパチンコ球を順次同遊技台方向へと導くパチン
コ球を貯留する上受け皿とを備え、前記遊技台に導入さ
れたパチンコ球に基づいて前記遊技面における所定の遊
技動作を実行させるようにした遊技機において、とす
る。 (3) 前記供給補助手段とは前記パチンコ球受け皿上
方であって前記扉枠に装着された球受け部材であって、
同球受け部材を介してパチンコ球が同パチンコ球受け皿
に導かれるようにしたことを特徴とする遊技機。これに
よって配球ノズルから配球されるパチンコ球をこぼさず
に安定してパチンコ球受け皿に供給することが可能とな
るとともに扉枠とは別体の球受け部材であるため単独で
交換可能となる。 (4)前記球受け部材は着脱可能であることを特徴とす
る付記3に記載の遊技機。このように構成することで球
受け部材の交換が容易になると同時にパチンコ球貸し出
し装置を使用しないCR機のようなパチンコ遊技機に応
用する場合には球受け部材を取り外して使用することが
可能となり汎用性が増す。 (5)前記球受け部材は筒状に構成され配球ノズルから
配球されるパチンコ球は同筒内において緩衝機構によっ
て落下速度を減衰させられることを特徴とする付記3又
は4に記載の遊技機。このように構成すると勢いが減衰
され流下面でパチンコ球が飛び跳ねることがなくなると
ともに筒状の球受け部材によって緩衝機構が包囲される
こととなるため緩衝機構と接触したパチンコ球が外に飛
び出すことがない。ここに緩衝機構とは上記実施の形態
では緩衝通路128,135や縦通路131内部の風車
132が相当する。 (6)前記球受け部材は筒状に構成され配球ノズルから
配球されるパチンコ球は同筒内における分岐機構によっ
て分岐してパチンコ球受け皿上に誘導されることを特徴
とする付記3〜5のいずれかに記載の遊技機。 (7)前記球受け部材は遊技者側に立設された壁面を有
するとともに前記遊技台方向が開放された棚部材によっ
て構成されたことを特徴とする付記3〜5のいずれかに
記載の遊技機。このように構成すれば壁面によって遊技
者側へのパチンコ球の脱落が防止される。一方で遊技台
方向は開放されていても遊技台と球受け部材の下方には
パチンコ球受け皿が配置されているためパチンコ球はパ
チンコ球受け皿上に落下する。ここに壁面はパチンコ球
受け皿を略包囲するように湾曲、あるいは屈曲させて形
成することが好ましい。 (8)前記棚部材は配球ノズルから配球されたパチンコ
球を前記遊技台方向に流下させるようにしたことを特徴
とする付記7に記載の遊技機。このように構成すればパ
チンコ球は速やかにパチンコ球受け皿上に落下すること
となる。 (9)前記棚部材は配球ノズルから配球されたパチンコ
球を前記遊技台方向であって左右方向に拡散させるよう
に三次元的な傾斜が設けられていることを特徴とする付
記8に記載の遊技機。このように構成すればパチンコ球
は広く拡散しながら速やかにパチンコ球受け皿上に落下
することとなる。 (10)前記配球ノズルから配球されるパチンコ球はパ
チンコ球受け皿上の上流側に向かって放出されることを
特徴とする付記3〜9のいずれかに記載の遊技機。 こ
のような構成であれば配球ノズルから放出されたパチン
コ球はパチンコ球受け皿上により広範囲に拡がって流下
することができ球詰まりが生じにくくなる。 (11)前記緩衝機構の落下するパチンコ球の当接する
当接面には緩衝部材を配設したことを特徴とする付記3
〜10のいずれかに記載の遊技機。このように構成する
とパチンコ球の跳ねる音が抑制されることとなる。 (12)前記球受け部材は前記扉枠に対して片持ちに回
動可能に装着されパチンコ球受け皿上から退避した退避
位置と配球ノズルからの配球を受けうる使用位置との両
位置を取りうることを特徴とする付記3〜11のいずれ
かに記載の遊技機。 (13)前記扉枠には所望の前記球受け部材を装着可能
とする係止手段を設けたことを特徴とする付記3〜12
のいずれかに記載の遊技機。係止手段とは例えば挿入片
105や軸受け149が挙げられる。 (14)前記パチンコ球受け皿上には前記球受け部材か
ら落下するパチンコ球を上流に導くパチンコ球逆流手段
が設けられていることを特徴とする付記3〜13のいず
れかに記載の遊技機。 【0036】(15) 前記供給補助手段とは前記パチ
ンコ球受け皿上方であって前記扉枠に形成された通路で
あって、同通路を介してパチンコ球が同パチンコ球受け
皿に導かれるようにしたことを特徴とする付記3に記載
の遊技機。これによって配球ノズルから配球されるパチ
ンコ球をこぼさずに安定してパチンコ球受け皿に供給す
ることが可能となるとともに扉枠に別体で供給補助手段
を設ける必要がなくなる。 (16) 前記供給補助手段とは前記パチンコ球受け皿
上方であって前記扉枠に形成された切り欠き部と同切り
欠き部内に形成された流下通路であって、同流下通路を
介してパチンコ球が同パチンコ球受け皿に導かれるよう
にしたことを特徴とする付記3に記載の遊技機。実施の
形態1のサンド用受け皿101のように扉枠7から前方
に飛び出した別体の供給補助手段を設けるのは遊技者に
とって邪魔と感じる場合がある可能性がある。また、サ
ンド用受け皿101は通常容易には取り外しができない
はずであるが、なかには無理矢理サンド用受け皿101
を外してしまう遊技者がいないとも限らない。切り欠き
110であれば少なくとも前方に突出することはなので
このような問題は全くなくなる。 (17)前記切り欠き部前面は着脱可能な蓋部材によっ
て封塞可能とされていることを特徴とする付記15又は
16に記載の遊技機。これによってパチンコ球貸し出し
装置を使用しないCR機のようなパチンコ遊技機に応用
する場合には球受け部材を取り外して使用することが可
能となり汎用性が増す。 (18)前記流下通路は遊技機本体方向からパチンコ球
受け皿にパチンコ球を誘導する主通路に連通されている
ことを特徴とする付記16に記載の遊技機。このように
流下通路は主通路に連通されるため、配球ノズルから配
球されるパチンコ球用の新たな開口部をパチンコ球受け
皿近傍に設ける必要がない。 (19)前記切り欠き部内には回動して当接する配球ノ
ズルの衝撃を抑制する緩衝部材を配設したことを特徴と
する付記15〜18のいずれかに記載の遊技機。 【0037】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ遊技機の開放
した状態を示す概略斜視図。 【図2】 同じパチンコ遊技機の分解側面図。 【図3】 同じパチンコ遊技機の正面図。 【図4】 同じパチンコ遊技機の側面図。 【図5】 同じパチンコ遊技機の扉枠を外した状態の正
面図。 【図6】 同じパチンコ遊技機の遊技盤の正面図。 【図7】 同じパチンコ遊技機の遊技機本体の上半身の
正面図。 【図8】 同じパチンコ遊技機の遊技機本体の上半身の
側断面図。 【図9】 同じパチンコ遊技機の背面図。 【図10】 同じパチンコ遊技機の機構盤を外した状態
の背面図。 【図11】 図10においてメイン基板周辺を取り外し
た状態の背面図。 【図12】 同じパチンコ遊技機のパチンコ球処理領域
付近の斜め上方からの斜視図。 【図13】 図5におけるA−A線での断面図。 【図14】 図5におけるA−A線での断面図。 【図15】 図5におけるB−B線での断面図。 【図16】 同じパチンコ遊技機の主通路、バイパス通
路及び導出口の断面図。 【図17】 図5におけるC−C線での断面図。 【図18】 同じパチンコ遊技機の上受け皿の平面図。 【図19】 同じパチンコ遊技機の上受け皿の断面図。 【図20】 サンド用受け皿の斜視図。 【図21】 サンド用受け皿の縦断面図。 【図22】 サンド用受け皿の横断面図。 【図23】 サンド用受け皿の平面図。 【図24】 サンド用受け皿を装着するパチンコ遊技機
の扉枠及び上受け皿付近の拡大平断面図。 【図25】 サンド用受け皿を装着するパチンコ遊技機
の扉枠付近の拡大正面図。 【図26】 実施の形態2のサンド用受け皿の斜視図。 【図27】 実施の形態2のサンド用受け皿の内部構造
を説明する説明図。 【図28】 実施の形態3のサンド用受け皿の斜視図。 【図29】 実施の形態3のサンド用受け皿の内部構造
を説明する説明図。 【図30】 実施の形態4のサンド用受け皿の斜視図。 【図31】 実施の形態4のサンド用受け皿の内部構造
を説明する説明図。 【図32】 切り欠きが形成された実施の形態5のパチ
ンコ遊技機の正面図。 【図33】 実施の形態6の切り欠き周辺の部分斜視
図。 【図34】 図32のD−D線で切断した扉枠周辺の説
明図。 【図35】 蓋部材の平面図。 【図36】 蓋部材の断面図。 【図37】 蓋部材の斜視図であって(a)は表面側
(b)は裏面側からの図。 【図38】 実施の形態6の切り欠きに蓋部材を装着し
た状態のパチンコ遊技機の扉枠付近の拡大正面図。 【図39】 他の実施の形態のサンド用受け皿を装着す
るパチンコ遊技機の扉枠及び上受け皿付近の拡大平断面
図。 【図40】 他の実施の形態であるパチロットの正面
図。 【図41】 他の実施の形態であるパチロットの正面
図。 【図42】 実施の形態7のパチンコ遊技機の上受け皿
の平面図。 【図43】 図42のE−E線で切断した上受け皿周辺
の説明図。 【図44】 実施の形態5のサンド用受け皿の斜視図。 【図45】 実施の形態5のサンド用受け皿の斜視図。 【図46】 実施の形態5のパチンコ遊技機の上受け皿
周辺の平面図。 【図47】 実施の形態5のサンド用受け皿を所定位置
に配置した状態のパチンコ遊技機の上受け皿周辺の平面
図。 【図48】 従来のパチンコ遊技機のパチンコ球貸し出
し装置から上受け皿へのパチンコ球の配球状態を説明す
る説明図。 【符号の説明】 1…支持枠体としての外枠、4…遊技台としての遊技機
本体、5…遊技盤、7…扉枠、8…パチンコ球受け皿と
しての上受け皿、20…遊技面、101…供給補助手段
としてのサンド用受け皿、110…供給補助手段の一部
をなす切り欠き、111…供給補助手段の一部をなす連
通口、112…供給補助手段の一部をなす通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】支持枠体に支持され遊技者が対面して遊技
    を行う遊技面を備えた遊技台と、 同遊技台に対して開閉可能に支持され同遊技面の前方に
    配置される扉枠と、 前記遊技台内部あるいは外部から供給されるパチンコ球
    を順次同遊技台方向へと導くパチンコ球受け皿とを備
    え、 前記遊技台に導入されたパチンコ球に基づいて前記遊技
    面における所定の遊技動作を実行させるようにした遊技
    機において、 前記扉枠に外部から前記パチンコ球受け皿へ供給される
    パチンコ球の安定した導入を補助するための供給補助手
    段を設けたことを特徴とする遊技機。
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