JP3038058B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3038058B2
JP3038058B2 JP3253857A JP25385791A JP3038058B2 JP 3038058 B2 JP3038058 B2 JP 3038058B2 JP 3253857 A JP3253857 A JP 3253857A JP 25385791 A JP25385791 A JP 25385791A JP 3038058 B2 JP3038058 B2 JP 3038058B2
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吉平 新山
広司 伊東
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株式会社ソフィア
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の裏面側には、裏機構盤に貯
留タンクからのパチンコ球を整流しながら流下させる緩
やかな下り傾斜の誘導樋と、このパチンコ球を機前面側
(遊技者側)の供給皿及び受け皿へ所定数排出する排出
ユニットが設けられ、賞球などの排出要求の発生時に要
求数に応じたパチンコ球をこの排出ユニットを作動させ
ることで遊技者側に排出している。 このように所定数の
パチンコ球を排出する排出ユニットの排出機構には、駆
動源にソレノイドやモータ等が使用され、また実際にパ
チンコ球の流下を規制あるいは許容する動作機構として
はカムやスプロケット等が使用され、ソレノイド等の駆
動源を電子制御することで所定数の排出を行うようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
排出ユニットでは従前の総てメカニカル構成、すなわち
パチンコ球の入賞に連動するリンクなどを介して可動樋
を揺動(排出動作)させるものに較べて、パチンコ球の
入賞に対する応答性の良い排出処理つまり排出の高速化
が可能となるが、排出ユニットの動作機構のメカニカル
な構造が単純になるため、例えばパチンコ機前面側(遊
技者側)の供給皿または受け皿から針金やピアノ線など
を侵入させて動作機構作動させようとする不正行為に
対する防止機能の面で少なからず不安があった。
【0004】また、排出処理の高速化に伴ってパチンコ
球(排出球)が勢いあまって機前面側の供給皿または受
け皿から飛び出したりするのを防ぐため、排出ユニット
の動作機構からの球の流下速度を適度に減衰させるよう
に流路を蛇行状に形成することが必要となるが、その場
合流路の屈曲部にて球が勢いよく当たる壁面部を早期に
摩耗破損させかねないという問題点があった。
【0005】そこで、この発明はこのような問題点を簡
単な対策手段によって解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、裏機構盤
(3)上方側に設けた貯留タンク(7)側から流下した
パチンコ球を所定数排出する排出ユニット(23)の下
流側に設けられ、排出ユニットから排出されるパチンコ
球を遊技者側に案内する排出流路(例えば、流路切換ユ
ニット24の分流路154)を備えたパチンコ機(1)
において、前記排出流路は、前記排出ユニットから排出
されるパチンコ球の流下勢を適度に減衰させる蛇行状に
形成された流路屈曲部(例えば、蛇行部156)と、排
流路を遮断する閉じ位置からパチンコ球の流下を許容
するように下流側へのみ開閉可能な常閉の異物侵入防止
部材(例えば、侵入防止ゲート176)と、前記流路屈
曲部にて排出ユニットからのパチンコ球が勢いよく当た
る領域を耐摩耗性に優れる部材で形成された壁面部材
(例えば、底壁171)と、前記流路屈曲部のカーブ外
壁に設けられ、下流側から侵入する針金などに対してこ
の先端を捉えて上流側への侵入をくい止める溝部(例え
ば、溝181)とを備えた。また本発明では、前記排出
流路をユニット化し、裏機構盤に着脱可能とした。
【0007】
【作用】本発明では、パチンコ球は排出ユニットから排
出されて落下すると、排出流路の流路屈曲部を蛇行しな
がら異物侵入防止部材を押し開いて、機前面側の供給皿
および受け皿へと排出されるのであり、パチンコ球の勢
いは主に流路の方向を変換する流路屈曲部にて適度に減
衰されることになる。この場合、流路屈曲部にてパチン
球が勢いよく当たる領域を耐摩耗性に優れた壁面部材
で構成したので、排出処理の高速化に対応する流路の良
好な耐久性が確保できる。
【0008】また、常閉の異物侵入防止部材は流路途中
を下流側へのみ開閉可能、言い換えれば上流側へ開閉不
能に遮断するようになっているため、パチンコ球の流下
を妨げることなく、下流側から針金などを侵入させて
出ユニットを開こうとする不正行為を有効に阻止するこ
とができる。更に、侵入した針金などは流路屈曲部に達
するとその先端はカーブ外壁に接触しながら侵入するこ
ととなるが、カーブ外壁には溝部が形成されているの
で、このカーブ外壁に接触しながら侵入する針金などの
先端は溝部に捉えられてその上流側、即ち、排出ユニッ
トヘの侵入がくい止められる。
【0009】
【実施例】図1はパチンコ機1裏側の全体構成を示すも
ので、前面枠2の裏面には裏機構盤3が取り付けられ、
裏機構盤3の右側下部に打球発射装置4の発射レバー、
モータなどが配設される。5は前面枠2を開閉可能に支
持する機枠で、前面枠2のフレーム内には遊技盤(図示
せず)が着脱可能に取り付けられる。なお、パチンコ機
1の片側には図示しない専用のカード式球貸し機が付設
され、そのカードリーダにカードを挿入した状態で球貸
しボタンを押すと、カードの残高度数の範囲でボタンの
1回のオンにつき所定数の貸し球が後述する球排出装置
21を介してパチンコ機前面の供給皿もしくは受け皿に
排出されるようになっている。
【0010】裏機構盤3は図2でも示すように球貯留タ
ンク7からのパチンコ球を前面側の供給皿および受け皿
に導く排出路8の下流部などを備える合成樹脂の一体成
型品で、その背面側に各種ユニット部品などが組み付け
られる。なお、裏機構盤3の中央部には遊技盤裏面の機
構部に対応する形状の窓9が開口され、裏側から窓9を
開閉するカバー(図示せず)が取り付けられる。10は
遊技盤裏面の集合樋からの入賞球を払出ユニット16を
介してパチンコ機1後方の回収樋へと排出する導出樋6
を備える入賞球処理部、11は球貯留タンク7内のパチ
ンコ球の玉不足を検出するための検出器12などのハー
ネスを束ねた信号回線、13は供給皿へのガイド壁を保
護する強度部材、14は排出路8の下流部を覆うカバ
ー、15は電源の配電盤を示す。
【0011】図1において、16は導出樋6内の入賞球
を賞球の排出終了毎に1個ずつ排出させる入賞球払出ユ
ニットで、その内部に入賞球の有無を検出する検出器な
らびに払出機構が収装される。17は入賞球検出器の球
有り検出に基づく賞球の排出および球貸し機からの指令
に基づく貸し球の排出を処理する排出制御回路、18は
打球発射装置4の制御回路、19は遊技状況に対応する
各種遊技音などを出力するスピーカ、20は球貸し機側
との間で信号を授受する中継盤である。
【0012】球排出装置21は球貯留タンク7からのパ
チンコ球を2列に整流しながら流下させる誘導樋ユニッ
ト22と、排出樋の上流部(並行路)を構成する排出ユ
ニット23および流路切換ユニット(排出樋)24を備
え、それぞれ裏機構盤3の所定位置にて取外し可能に組
み付けられる。なお、組付け状態において誘導樋ユニッ
ト22の下流部から排出ユニット23および流路切換ユ
ニット24にかけてこれらを一体に覆うカバー(図示せ
ず)が設けられる。25Aと25Bはカバー取付け用の
係止穴を示す。
【0013】球貯留タンク7は図3,図4のように合成
樹脂で箱型に一体成型したもので、その傾斜底壁26の
最下部に開口27が形成される。傾斜底壁26はタンク
右側から開口27へと収束する中央の傾斜面26Aとそ
の両翼を形成する傾斜面26Bとからなり、中央傾斜面
26Aの中間位置に上下方向へ揺動可能な可動壁28が
設けられる。なお、タンク7の内部にはパチンコ球の荷
重を全体に平均化するため、深さが増す開口付近の一部
を上げ底にする隆起部29が形成される。
【0014】可動壁28はタンク7の傾斜底壁26に開
口した切除口30を塞ぐように嵌め合わせ、傾斜底壁2
6に対する上端側でレバー状の突起31にてタンク下面
の取付片32に軸33を介して回動自由に取り付けられ
る。可動壁28の下端はタンク7の外側へL字状に折り
曲げられ、この折曲部34の軸33を中心とする円弧状
の湾曲面に可動壁28のタンク内側への進入を規制する
小突起35が形成される。可動壁28を小突起35の規
制位置に付勢するのがバネ36で、バネ36は両端を可
動壁28とタンク7の下面にそれぞれ突き当てた状態で
軸33回りに取り付けられる。
【0015】したがって、可動壁28はタンク7内が所
定量以上のパチンコ球で満たされるとその荷重で傾斜底
壁26の一部を形成するように押し下げられ、このとき
上端側のレバー状突起31がタンク下面に係止してそれ
以上の回動を規制する。この状態からタンク7内のパチ
ンコ球が減ってくるとバネ力によって可動壁28は次第
にタンク内側へと押し上げられ、今度は下端側の小突起
35がタンク下面に係止してそれ以上の回動を規制する
のである。
【0016】球貯留タンク7を裏機構盤3に取り付ける
ため、図5のように裏機構盤3の上部にはタンク7の前
面側を受け入れる窪み状の凹部37が形成され、凹部3
7の両側にそれぞれ盤面から垂直に突出するボス部38
が上下に3個ずつ配設される。タンク7の両側には裏機
構盤3のボス部38に対する結合構造40を持つフラン
ジ39が設けられる。
【0017】結合構造40は図6,図7のように上位と
下位のボス部38A,38Cを抱持する略円筒型の係合
部40A,40Cと、中間のボス部38Bに嵌合する座
面部40Bと、上位ボス部38Aの係合穴38aとの固
定部材としてのクリップ40a(フランジ後面側のつま
みを押し引きすると前面側の係止部が拡縮する)と、下
位ボス部38Cの挿入穴38cに対するピン40cとか
らなり、中間ボス部38Bと座面部40Bを結合する補
助固定部材としてのネジ(図示せず)を備える。
【0018】このため、タンク7は前面側を凹部37内
に納めた状態で両側の結合構造40にて裏機構盤3に固
定することができる。この場合、結合構造40の係合部
などはすべてこれらに対応するボス部38と盤面の垂直
方向に嵌合するので、タンク7内に貯留されるパチンコ
球の荷重を十分に支持できる。また、タンク7を裏機構
盤3の盤面に対して垂直方向から取り付けたり取り外し
たりできるので、これらの作業に対して盤面上のスペー
スを無駄に空ける必要もない。なお、タンク7内の荷重
はタンク7を外す方向へ作用することがないので、クリ
ップ40aの係合力で抜け止めが十分であれば、あえて
補助固定部材としてのネジを使用しなくても良い。
【0019】球貯留タンク7の玉不足検出器12は接点
の開閉でオンーオフするもので、接点の作動子41をタ
ンク7の可動壁28側に向けて裏機構盤3側に配置され
る。この場合、検出器12はタンク内の玉不足を表示す
るランプ(例えばパチンコ機の前面枠上部に設けられ
る)とタンクにパチンコ球を補給する作動機構との制御
系が別のために2個を並べて、裏機構盤3の凹部37下
方に形成した収納部42内に取り付けられる(図5参
照)。
【0020】そして、これらの検出器12はタンク内の
パチンコ球の貯留量が所定値以上で可動壁28がレバー
突起31の規制位置に押し下げられた状態のときにオフ
すると共に、パチンコ球の貯留量が減って可動壁28が
バネ36で押し上げられるとオンするようになってい
る。
【0021】ところで、検出器12と可動壁28の位置
関係であるが、検出器12の作動子41が可動壁28の
下面と直に接触可能な場合、タンク7の取付け時などで
可動壁28が作動子41に触れてこれを損傷する恐れが
あるので、検出器12は図8,図9のように裏機構盤3
の凹部37つまりタンク7の前面側の直下で可動壁28
と重ならない位置関係に設定される。
【0022】この場合、検出器12の収納部42は盤面
からタンク7の凹部37とほぼ同じ深さに窪ませて形成
され、また可動壁28の下面にはタンク7のセット状態
で検出器12の作動子41に懸かるように延びる押圧片
43が付設される。押圧片43の先端は上向きの傾斜部
44に形成され、これによりタンク7の取付け時などで
検出器12の作動子41に無理な力が作用するのを防ぐ
ようになっている。
【0023】図3,図4において、45は前面枠2の開
閉時にタンク7から後方へパチンコ球がこぼれるのを防
止するための側壁に嵌め付ける付設部材で、その上部は
多数の小片を林立したフェンス状に形成される。また、
46は誘導樋ユニット22の平行路内に垂れ下がる玉ナ
ラシで、タンク7下面の取付片32に軸47を介して回
動自由に支持される。
【0024】球貯留タンク7の開口27から落下するパ
チンコ球を排出路8の上流部に導く誘導樋ユニット22
は、図10,図11のようにパチンコ球を2列に整流し
ながら緩やかに流下させる上流部50(誘導樋)と、そ
のパチンコ球を垂直方向への蛇行路に案内する下流部5
1(流路変換部)とからなり、上流部50の樋内には平
行路52を画成する分流壁53が設けられる。なお、分
流壁53は樋下流に向かって段階的に高さが増す(最終
的にはパチンコ球の径以上の高さに立ち上がる)ように
形成される。
【0025】下流部51はケース状の第1と第2の流路
構成部材54、55を基板56を挟んで組み付けること
により作られ、その内部の基板56両側に上流部50の
平行路52とUターン路57を介して接続する垂直方向
の蛇行路58が形成される。下流部51の内部には図1
2,図13のように各Uターン路57の直前で樋の上に
架設した軸58にて上下方向へ揺動自由な可動片59
と、可動片59の揺動から樋内のパチンコ球の玉切れ状
態を検出する検出器60が設けられる。なお、図12は
下流部51内の一方の樋を、図13は他方の樋をそれぞ
れ示す。
【0026】検出器60としては可動片57の進入を許
容するゲート型の光センサが使用され、パチンコ球の連
続により可動片59がゲート型のセンサ60内に押し上
げられるとオフすると共に、パチンコ球の流下が途切れ
て可動片59が樋内に降下するとオンするようになって
いる。検出器60は共通の配線版61(接続コネクタ6
2を備える)に並べて取り付けられ、これを下流部の所
定位置に組み込むため、片側の構成部材55に取付け用
の穴63とその蓋片64が設けられる(図11参照)。
また、可動片59の取付位置であるが、検出器60が可
動片59の降下によってオンするときに可動片59の下
流側(2系統の樋内)に排出待機球として貸し球の1回
分の排出数以上のパチンコ球が残るように設定される。
65は上流部50からのパチンコ球の重なりを押さえる
ガイド板で、下流部51の入口付近にて軸66を介して
上下方向へ揺動自由に支持され、平行路52上にかぶさ
るように幾分か反りぎみに延びる先端側にウエイト67
を備える。
【0027】蛇行路58は基板56を挟んで前後に隣接
するのであり、互いに曲がり具合を変えて左右にオフセ
ットした状態で開口する下端部へとつながるように形成
される。各蛇行路58の下端部には球の脱落防止用のシ
ャッタ68が設けられる。シャッタ68は図14,図1
5のように一枚の平板を両蛇行路58の平面上の位置関
係に対応する段付き形状に形成したもので、下端開口部
内に前後方向へ摺動(開閉)自由に支持される。シャッ
タ68を閉じ位置に付勢するのがバネ69で、後述する
排出ユニット23との接続時にその挿入壁によりバネ6
9の付勢力に抗してシャッタ68を開き位置に押し込め
るように蛇行路58間に位置してスリット状の嵌合孔7
0が設けられる。なお、シャッタ68はバネ69と共
に、片側の構成部材54に形成した取付け用の穴から組
み付けられるのであり、バネ69は穴の蓋部材71とシ
ャッタ68のバネ受け72の間でこれら中央にピン73
a,73bを介して支持される(図11参照)。
【0028】そして、シャッタ68は排出ユニット23
との分離時に蛇行路58内を連続するパチンコ球があれ
ばこれを押し分けるように閉じ作動するが、その際パチ
ンコ球の間へスムーズに挿入しやすくするため、段付き
形状の先端に刃のような傾斜面が形成される。また、両
蛇行路58の下端部には排出ユニット23を分離する際
にシャッタ68下方で排出ユニット23との間に位置す
るパチンコ球が障害とならないように半円状の切欠部7
4が形成される。
【0029】誘導樋ユニット22を裏機構盤3に取り付
けるため、図16〜図18のように上流部50の下面中
央には樋に沿ってその荷重を水平に支持するためのリブ
75が立設され、リブ75上にクリップ76aおよびネ
ジの取付穴77aが設けられる。また、平行路52の上
流側には裏機構盤3に面する一方の樋壁側に盤面と当接
するフランジ78が、下流側には他方の樋壁にパチンコ
球の重みで樋の奥行き方向に作用する曲げモーメントを
支持するためのフランジ79がそれぞれ形成される。な
お、フランジ78上にはクリップ76bおよびネジの取
付穴77bが、フランジ79上にはクリップ76cが設
けられる。76dはユニット下流部51のクリップ、7
7dは同じくネジの取付穴である。
【0030】裏機構盤3には誘導樋ユニット22の取付
位置にリブ75を載置する水平の支持壁80が突設され
る。また、リブ75およびフランジ79などとの対向面
にボス部81,82が配設され、これらのボス部81,
82にそれぞれクリップ76a,76c,76dに対す
る係合穴81a,81c,81dまたはネジに対するネ
ジ穴82a,82c,82dが形成される。なお、盤面
上にはフランジ78との接触面にクリップ76bとの係
合穴81bならびにネジ穴82bが設けられる。
【0031】そして、誘導樋ユニット22は裏機構盤3
の支持壁80上に載せてリブ75およびフランジ78,
79などを介してクリップ76a〜76dやネジで結合
することにより取り付けられるのであり、この場合樋内
の荷重に対して支持壁80上のリブ75がこれを上流側
から下流側にかけて樋の中央にてバランス良くしっかり
と支持するため、ユニット上流部50を所定の傾斜角度
に保持つまり経時的な傾斜角度の変化をほぼ完全に防止
でき、樋の奥行き方向の傾き防止にも有効となる。ま
た、平行路52の上流側と下流側で裏機構盤3に面する
一方の樋壁側のフランジ78と他方の樋壁のフランジ7
9にてクリップ76b,76cなどにより奥行き方向の
前後でも支持するようにしたので、パチンコ球の重みに
よる曲げモーメントに対してさらに良好な支持剛性が得
られることになる。なお、クリップ76a〜76dは球
貯留タンク7のクリップ40aと同一構成のものが使用
され、これらの係合力で抜け止めが十分であれば、あえ
て補助固定手段としてのネジを使用しなくても良い。
【0032】図11において、ユニット上流部50の平
行路52にはそれぞれ球貯留タンク7の開口27に臨む
位置から下流側にかけて路面の補強を兼ねる導電性の金
属板90が取り付けられる。金属板90はパチンコ球の
おびる静電気などを接地するためのもので、路面とほぼ
同一幅の帯状に作られ、その両側に複数の折曲片91と
片側にアース用の接続端子92が一体形成される。そし
て、金属板90は図19のように路面両側のスリット9
3に折曲片91を差し込むと共に、樋下面側で折曲片9
1を内側に折り曲げることにより固定されるのであり、
その際リブ75が曲げ加工の邪魔となるため、この例で
はリブ75の付け根に小さな開口94を設け、この開口
94を利用して反対側から工具を挿入することで容易に
曲げ加工が行えるようになっている。なお、図20,図
21のように折曲片91の差込み時に内側への曲げを促
す傾斜状態にスリット93を形成したり、リブ75の両
面に同じく傾斜突起95を形成したりしても良く、これ
により折曲片91の先端側がリブ75から離間するの
で、後の曲げ加工が容易となる。なお、両金属板90の
接続端子92は互いにリブ75側のスリットに挿入さ
れ、誘導樋ユニット22の取付け状態でリブ75の切欠
き96に臨ませて盤面に立設した接続用の支柱97に重
ね合わせて結合される(図17参照)。
【0033】排出ユニット23は図22〜図25のよう
にケース状の第1と第2の流路構成部材100と101
ならびにカバー部材102を重ね合わせることにより作
られ、その内部に誘導樋ユニット22側の蛇行路58に
接続する調整路103が形成される。調整路103は主
に上流側の垂直部104と下流側の傾斜部105とから
なり、傾斜部105の下端付近でパチンコ球の流下を規
制するストッパ機構106(排出機構)ならびにその直
ぐ上流で排出球を検出する検出器107が設けられる。
【0034】ここで、調整路103は蛇行路58下端の
平面上の位置関係にそれぞれ対応する導入部109から
前後方向の同一位置に並んで開口する導出部110へ
と、互いに裏機構盤3に対する取付方向の左右に隣接し
ながら前後に流路が曲がるように形成される。
【0035】ストッパ機構106は傾斜部105内に対
してそれぞれ進退可能な一対の係止部材111と、これ
らをおのおの進退させるソレノイド112などから構成
される。係止部材111は先端側が鈎型状に形成され、
傾斜部105の側方にてその基部を介して軸113によ
り揺動自由に支持される。係止部材111の先端は揺動
軌跡と一致する円弧状の球阻止面に形成され、基部の近
傍(軸113に対してオフセットする位置)にはリンク
114を介してソレノイド112がピン結合される。
【0036】傾斜部105の樋壁には係止部材111の
先端側に対応するスリット115が形成される。なお、
係止部材111およびスリット115の傾斜部105に
対する位置関係であるが、係止部材111の進入状態に
おいて傾斜部105内に2個のパチンコ球が並ぶように
設定される。
【0037】ソレノイド112の非通電状態では係止部
材111が傾斜部105内に進入してその球阻止面によ
ってパチンコ球の流下を規制する。この状態からソレノ
イド112に通電されると、リンク114を介して係止
部材111が傾斜部105内から後退し、パチンコ球の
流下を許容する。そして、ソレノイド112の通電が断
たれると、リターンスプリング116の付勢力により係
止部材111が初期状態に戻り、傾斜部105内に進入
して再びパチンコ球の流下を規制するのである(図2
4,図25参照)。
【0038】排出球の検出器107はパチンコ球の1個
ずつの通過を許容するゲート型で、係止部材111の進
入状態において先頭に続く2番目のパチンコ球のほぼ中
央を囲う位置にて傾斜部105内に設置され、パチンコ
球の排出に伴ってオンーオフ信号を出力する。なお、検
出器107は傾斜部105内でゲート型の両側がそれぞ
れ樋壁内側に幾分か突出するので、パチンコ球の検出器
107へのスムーズな通過を確保するため、調整路10
3の両側樋壁には流路の中心に沿って検出器107の突
出部と同じ高さに連なるガイド突起120が形成され
る。
【0039】ところで、調整路103は上流側の垂直部
104および下流側の傾斜部105などによってパチン
コ球の流下時の速度や間隔を適正に保つもので、とくに
垂直部104から傾斜部105に至る屈曲部121にて
垂直部104の底壁122からのパチンコ球を所定角度
で傾斜壁123に当てることで一定の速度と間隔をもっ
て傾斜部105へと落下させるようになっている。垂直
部104の底壁122はパチンコ球の流下圧が大きく作
用するので、耐摩耗性および緩衝性に優れる別部材の構
成部品を用いて交換可能に設けられる。
【0040】なお、130はソレノイド112と検出器
107の配電盤で、排出制御回路17側との接続コネク
タ131と後述する流路切換ユニット24側との接続コ
ネクタ132を備える。そして、配電盤130はユニッ
ト23後面側の収納部134内にセットされるのであ
り、片側の構成部材100に収納部134の蓋部材13
5が設けられる。
【0041】排出ユニット23を裏機構盤3に取り付け
るため、図26のように裏機構盤3の窓9右側には嵌合
凹部135が設けられる。嵌合凹部135は流路切換ユ
ニット24の取付スペースも一体に形成したもので、凹
部135の縁には両ユニット23,24を上下に位置決
めするためのフランジ片136が、また凹部135の片
側には排出ユニット23下部を支持する係止部137
と、流路切換ユニット24下部を係止する抜止め部13
8が配設される。また、排出ユニット23の取付位置側
方には凹部135にセットされるユニット23背面を係
止する爪139付きの側壁140が盤面上に立設され
る。
【0042】排出ユニット23はセット方向の前面側が
嵌合凹部135との段付き係合部141に、また下部が
流路切換ユニット24上部との段付き係合部142に形
成され、ユニット23上面には誘導樋ユニット22との
接続に際して下流部51のスリット状の嵌合孔70に進
入してシャッタ68を押し開く挿入壁143が突設され
る。
【0043】そして、排出ユニット23は裏機構盤3の
後方から前面側の段付き係合部141を嵌合凹部135
にセットすると共に、背面側から側壁140の爪139
で係止することによって取り付けられる。この場合、ユ
ニット23は調整路103を裏機構盤3に対して左右に
隣接しながら前後に流路が曲がるように形成することで
奥行き寸法(側面幅)は大きくなるが、裏機構盤3に面
する横幅は左右の調整路103分の流路幅とほぼ同じ寸
法で縦方向にストレートに収まるし、またストッパ機構
106についてもこれを流路の前後位置つまり盤面上で
調整路103と重なる位置関係に配設できるのであり、
したがって樋側方への迫り出しが完全になくなるため、
設置スペースの大幅な縮小が可能となる。
【0044】ところで、排出制御回路17(図1参照)
であるが、玉切れ検出器60のオフを条件に入賞球払出
ユニット16内の検出器の球有り検出時に賞球の排出
を、また球貸し機からの排出要求に対して貸し球の排出
を制御するもので、賞球の排出時には球排出機構106
のソレノイド112を駆動すると共に検出器107から
の信号をもとに排出数をカウントし、これが所定の賞球
数に達するとソレノイド112の駆動を停止する。ま
た、この賞球の排出終了時に払出ユニット16内の検出
器からの信号に基づいて入賞球を1個排出するように払
出機構を制御する。
【0045】貸し球の排出時には同じく要求数に応じて
球排出機構106のソレノイド112の駆動を制御する
と共に、この排出終了時に球貸し機にカード残高度数の
減算処理などを指令する排出終了信号を出力するのであ
る。
【0046】なお、排出制御回路17は球排出機構10
6のソレノイド112に対して排出要求数の多少に応じ
て片側の係止部材のみからの交互排出と両側の係止部材
からの同時排出の制御を選択的に行うようになってい
る。
【0047】流路切換ユニット24は図27〜図31の
ように側面部材150,151と基板152,153を
一組みずつ並べて重ね合わすことにより構成され、これ
らの側面部材150,151と基板152,153の間
におのおの排出ユニット23の調整路103に接続する
2系統の分流路154が形成される。なお、一方の分流
路154は側面部材151の基板153との対向面に一
体成型した樋壁により、他方の分流路154は基板15
2の側面部材150との対向面に一体成型した樋壁によ
りそれぞれ作られる。
【0048】各分流路154は上流側の垂直部155と
下流側の蛇行部156ならびに分岐部157とからな
り、分岐部157の入口に開閉扉158が配設される。
各開閉扉158は下端基部で2枚の基板152,153
を貫通する軸159の両側にて回動自由に支持され、同
じく基板152,153のガイド孔160を貫通するロ
ッド161で互いに連結される。軸159の中間にはレ
バー部材162がくの字状の中央部にて回動自由に取り
付けられ、その一端は長孔163を介して開閉扉158
間の連結ロッド161に係合され、他端は流路切換え用
のソレノイド164にリンク165を介してピン結合さ
れる。
【0049】つまり、両側の開閉扉158は1個のソレ
ノイド164により一体的に駆動され、閉じ状態(ソレ
ノイド164の非通電時)で図31(A)のように分岐
部157を遮断する一方、開き時(ソレノイド164の
通電状態)には図31(B)のように分岐部157を垂
直部155に接続すると共に蛇行部156側を遮断す
る。なお、開閉扉158を閉じ位置と開き位置で係止す
る凹状のシート部166が垂直部155両側の樋壁にそ
れぞれ形成される。167はソレノイド164のリター
ンスプリングを示す。
【0050】そして、流路切換ユニット24は前面側が
裏機構盤3の嵌合凹部135との段付き係合部168に
形成され、排出ユニット23と同じく裏機構盤3の後方
から段付き係合部168を嵌合凹部135にセットする
と共に抜止め部138で係止することによって取り付け
られのであり、この状態で蛇行部156は裏機構盤3側
排出路8に接続される(図26参照)。また、流路切
換ユニット24の上部には排出ユニット23下部の段付
き係合部142を受け入れる接続凹部169が左右の側
面部材150と151間に形成される。
【0051】係合部168の内側にはそれぞれ側面部材
150,151と基板152,153の間で分岐部15
7から下方へ延びる断面コの字型の溝170が設けら
れ、嵌合凹部135内に分岐部157を裏機構盤3の前
面側に一体成型した球抜き樋(図示せず)へとつなげる
連絡路を形成するようになっている。なお、嵌合凹部1
35の下端には連絡路を球抜き樋に開口する穴(図示せ
ず)が設けられる。
【0052】ところで、垂直部155の底壁171は排
出ユニット23側から落下するパチンコ球が勢いよく当
たるので、耐摩耗性および緩衝性に優れる別部材の構成
部品を用いて交換可能に取り付けられる。この構成部品
171は蛇行部156のガイド壁を形成するデルタ形状
部172と、分岐部157入口の下壁を構成するブロッ
ク形状部173とからなり、各分流路154毎に1個ず
つそれぞれデルタ形状部172およびブロック形状部1
73に嵌合する係合突起174A,174Bを介して基
板152,153と側面部材150,151の間に固定
される。構成部品171は開閉扉158との位置関係か
らブロック形状部173の上面に扉158の基部を囲う
ような円弧状の凹部175が、またデルタ形状部172
とブロック形状部173の間に後述する針金など異物の
侵入防止ゲート176を取り付けるための切欠部177
が形成される。178はブロック形状部173に形成し
た緩衝用の空隙である。
【0053】蛇行部156はパチンコ球の流下速度を適
度に減衰させるもので、またパチンコ機1前面側の供給
皿または受け皿から針金などを侵入させて排出ユニット
23のストッパ機構106を開こうとする不正行為に対
する防止機能も備えるが、この場合さらに完全な不正防
止を図るため、蛇行部156の下流側の屈曲部分を上方
から遮断する異物の侵入防止ゲート176が設けられ
る。この防止ゲート176は構成部品171の切欠部1
77内に位置する一端で軸179を介して回動自由に支
持され、自重によって垂れ下がる閉じ位置から切欠部1
77内の範囲で下流側への回動、つまりパチンコ球の流
下方向にのみ樋を開くようになっている。なお、防止ゲ
ート176の閉じ位置から上流側への回動は切欠部17
7の内面と樋壁の係止段部180により規制される。
【0054】また、蛇行部156の上流側の屈曲部分に
はカーブ外壁の上部にて接線方向に深く窪む溝181が
形成され、下流側からの侵入する針金などに対してその
先端を溝181で捉えて上流側への侵入をくい止めるよ
うになっている。
【0055】なお、排出ユニット23ならびに流路切換
ユニット24はそれぞれソレノイド111,112およ
び164を内蔵するので、これらの設置部に放熱孔19
0が形成される(図22,図28参照)。また、流路切
換ユニット24には保守点検時などで蛇行部156に溜
まる埃を除去するための掃除孔191が設けられる。
【0056】ところで、流路切換ユニット24の分流路
154は裏機構盤3に対する前後方向に分岐され、裏機
構盤3の球抜き樋につながる連絡路を構成する溝170
が蛇行路156に重なるように形成することで、奥行き
方向のスペースの有効利用が図れ、分岐部157の開閉
扉158を駆動するソレノイド164も流路の前後位置
に配置できるのであり、また蛇行路156を裏機構盤3
に対して左右に隣接しながら前後に流路が曲がるように
形成したので、排出ユニット23の場合と同じく盤面上
での設置スペースの大幅な縮小が可能となる。
【0057】裏機構盤3側の排出樋は図32のように流
路切換ユニット24下流側の左右に並ぶ蛇行部156に
開口する合流路182に形成され、合流路182の上流
側にパチンコ機1前面の供給皿につながる導出口183
が設けられる。合流路182の下流側は緩やかな傾斜部
184を介して同じく受け皿に接続される。
【0058】導出口183へのガイド壁には強度部材1
3によりパチンコ球を受け入れる皿状の導入部185が
設けられ、導入部185の斜め上方から蛇行部156と
の開口部186直下へと延びる球受け187が樋壁に一
体形成される。
【0059】したがって、流路切換ユニット24からの
パチンコ球は球受け187に沿って導入部185に落下
し、まず導出口183から供給皿へと排出されるのであ
り、供給皿がパチンコ球で一杯になると導入部185か
らこぼれ落ちて傾斜部184を介して受け皿へと排出さ
れるようになっている。
【0060】裏機構盤3には前面側の凹部空間を利用し
て嵌合凹部135の下端に接続する球抜き樋が形成さ
れ、流路切換ユニット24の分岐部157からのパチン
コ球を遊技盤のアウト球ならびに払出ユニット16から
の入賞球と同じくパチンコ機1後方の回収樋へと排出す
る。
【0061】なお、パチンコ機1の裏機構全体の排出動
作であるが、球貯留タンク7からのパチンコ球は誘導樋
ユニット22から排出ユニット23へと導かれ、通常状
態において樋内に進入する係止部材111により流下が
規制される。
【0062】そして、遊技盤の入賞口に遊技球が入賞す
ると、入賞球はすべて遊技盤裏側の集合樋に入り、その
下方の払出ユニット16に導かれ、いったん流下が阻止
される。入賞球検出器が球有り検出により賞球の排出要
求が発生すると、排出ユニット23のソレノイド112
が駆動され係止部材111を所定の作動時間だけ開き状
態に変換する。
【0063】これにより、パチンコ球は排出ユニット2
3から流路切換ユニット24の蛇行部156および排出
8の下流部を通してパチンコ機1前面の供給皿もしく
は受け皿へと排出されるのであり、排出球検出器107
にて検出されるパチンコ球のカウント値が要求数にも達
すると、ソレノイド112の停止により係止部材111
が閉じ状態に戻される。
【0064】その場合、係止部材111は調整路103
によりこれを流下するパチンコ球の速度と間隔が適正に
保たれるので、閉じ作動(樋内への進入)もパチンコ球
を噛んだりすることがなく容易に行え、したがって排出
エラーの発生は極めて少なくなる。
【0065】賞球の排出が完了すると、払出機構の作動
により1個の入賞球が排出されるのであり、検出器が次
の入賞球により球有りを検出すると、再び賞球の排出要
求が発生することになる。
【0066】また、球貸し機に基づく貸し球の排出要求
の発生時には排出ユニット23のソレノイド112がそ
の要求数に応じて前記と同様に制御され、係止部材11
1を介して貸し球を排出させる。なお、貸し球はパチン
コ機1前面の球貸しボタンを押すことで、カードの残高
度数の範囲で繰り返し排出可能となる。
【0067】そして、球貯留タンク7内のパチンコ球は
賞球および貸し球の排出に伴って次第に減ってくるが、
玉不足検出器12が可動壁28の揺動によってオンする
と、一定量のパチンコ球がタンク7内に補給されるので
ある。
【0068】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、裏機構盤
上方側に設けた貯留タンク側から流下したパチンコ球を
所定数排出する排出ユニットの下流側に設けられ、排出
ユニットから排出されるパチンコ球を遊技者側に案内す
る排出流路を備えたパチンコ機において、前記排出流路
は、前記排出ユニットから排出されるパチンコ球の流下
勢を適度に減衰させる蛇行状に形成された流路屈曲部
と、排出流路を遮断する閉じ位置からパチンコ球の流下
を許容するように下流側へのみ開閉可能な常閉の異物侵
入防止部材と、前記流路屈曲部にて排出ユニットからの
パチンコ球が勢いよく当たる領域を耐摩耗性に優れる部
材で形成された壁面部材と、前記流路屈曲部のカーブ外
壁に設けられ、下流側から侵入する針金などに対してこ
の先端を捉えて上流側への侵入をくい止める溝部とを備
えたので、排出処理の高速化に対応する排出流路の良好
な耐久性が確保できる。
【0069】また、常閉の異物侵入防止部材は流路途中
を下流側へのみ開閉可能、言い換えれば上流側へ開閉不
能に遮断するようになっているため、パチンコ球の流下
を妨げることなく、下流側から針金などを侵入させて排
出ユニットを開こうとする不正行為に対してこれを有効
に阻止することができる。更に、侵入した針金などは流
路屈曲部に達するとその先端はカーブ外壁に接触しなが
ら侵入することとなるが、カーブ外壁には溝部が形成さ
れているので、このカーブ外壁に接触しながら侵入する
針金などの先端は溝部に捉えられてその上流側、即ち、
排出ユニットヘの侵入がくい止められる。したがって、
異物侵入防止部材と溝部の両方により排出ユニットに対
する不正行為が防止されるので、不正行為防止を確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機裏面の全体構成図である。
【図2】裏機構盤の分解斜視図である。
【図3】球貯留タンクの斜視図である。
【図4】球貯留タンクの分解斜視図である。
【図5】球貯留タンクの取付説明図である。
【図6】タンク結合部分の斜視図である。
【図7】タンク結合部分の断面図である。
【図8】タンク可動壁と玉不足検出器の位置関係を示す
説明図である。
【図9】タンク可動壁と玉不足検出器の位置関係を示す
説明図である。
【図10】誘導樋ユニットの斜視図である。
【図11】誘導樋ユニットの分解斜視図である。
【図12】誘導樋ユニット下流部の一方の樋形状図であ
る。
【図13】誘導樋ユニット下流部の他方の樋形状図であ
る。
【図14】誘導樋ユニット下流部の一部斜視図である。
【図15】誘導樋ユニット下流部のシャッタの作動説明
図である。
【図16】誘導樋ユニットの取付説明図である。
【図17】誘導樋ユニット取付状態の一部斜視図であ
る。
【図18】誘導樋ユニット取付状態の側面図である。
【図19】導電性金属板の取付状態の一例を示す説明図
である。
【図20】導電性金属板の取付状態の一例を示す説明図
である。
【図21】導電性金属板の取付状態の一例を示す説明図
である。
【図22】排出ユニットの斜視図である。
【図23】排出ユニットの分解斜視図である。
【図24】排出ユニットの一方の樋形状図である。
【図25】排出ユニットの他方の樋形状図である。
【図26】排出ユニットならびに流路切換ユニットの取
付説明図である。
【図27】流路切換ユニットの後面側の斜視図である。
【図28】流路切換ユニットの前面側の斜視図である。
【図29】流路切換ユニットの一方の樋形状部の分解斜
視図である。
【図30】流路切換ユニットの他方の樋形状部の分解斜
視図である。
【図31】開閉扉の作動説明図である。
【図32】排出路下流部の樋形状図である。
【符号の説明】
3 裏機構盤 7 球貯留タンク 8 排出路 22 誘導樋ユニット 23 排出ユニット 24 流路切換ユニット(排出樋) 50 誘導樋ユニットの上流部 51 誘導樋ユニットの下流部 103 排出ユニットの調整路 106 ストッパ機構 154 流路切換ユニットの分流路 182 排出樋の合流部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏機構盤上方側に設けた貯留タンク側から
    流下したパチンコ球を所定数排出する排出ユニットの下
    流側に設けられ、排出ユニットから排出されるパチンコ
    球を遊技者側に案内する排出流路を備えたパチンコ機に
    おいて、 前記排出流路は、 前記排出ユニットから排出されるパチンコ球の流下勢を
    適度に減衰させる蛇行状に形成された流路屈曲部と、 排出流路を遮断する閉じ位置からパチンコ球の流下を許
    容するように下流側へのみ開閉可能な常閉の異物侵入防
    止部材と、 前記流路屈曲部にて排出ユニットからのパチンコ球が勢
    いよく当たる領域を耐摩耗性に優れる部材で形成された
    壁面部材と、前記流路屈曲部のカーブ外壁に設けられ、下流側から侵
    入する針金などに対してこの先端を捉えて上流側への侵
    入をくい止める溝部と、 を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】前記排出流路をユニット化し、裏機構盤に
    着脱可能としたことを特徴とする請求項1に記載のパチ
    ンコ機。
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