JP4762407B2 - 硬貨搬送装置、パチンコ台島装置およびパチンコ台島列装置 - Google Patents

硬貨搬送装置、パチンコ台島装置およびパチンコ台島列装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、硬貨を水平方向の搬送路によって搬送する硬貨搬送装置、並びに、このような硬貨搬送装置を具備するパチンコ台島装置およびパチンコ台島列装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
こうした硬貨搬送装置として、一種の小型のベルトコンベヤを用いた水平方向の搬送路により、硬貨を目的の箇所、例えば、収納箱に搬送する硬貨搬送装置が知られており、図8・図9ような転向部分60を設けた硬貨搬送装置200の構成(以下、第1従来技術という)と、図8の構成から転向部分60を除いて図10のような構成にした硬貨搬送装置200(第2従来という)が周知である。
【0003】
なお、以下の各図において、同一の符号で示す部分は、いずれかの図において説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分である。また、この発明において、水平とは水平から±20°程度の傾斜をもつ範囲を含むものであり、垂直とは垂直から±20°程度の傾斜をもつ範囲を含むものである。さらに、この発明において、部材とは所要の部分を構成する構成材をいうものである。
【0004】
図8において、硬貨搬送装置200は、搬送路20に入れ込まれた硬貨10を目的の箇所、例えば、搬送路20の終端に設けた収納箱50に入れ込むように動作するものである。そして、搬送路20は、図9のように、無端状のベルト12を掛け渡した両端のベルト車、すなわち、プーリ11A・11Bを駆動モータ30、例えば、減速歯車機構30A付きの誘導電動機によって回転することにより、ベルト12の上に入れ込まれた硬貨10を水平方向に搬送している。
【0005】
さらに、搬送する硬貨10がベルト12から外側に落ちないように案内する両側の案内壁13A・13Bと、ベルト12が垂れ下がらないようにベルト12の裏面を案内する案内面13Cとを設けたU字形の案内体13をベルト車11A・11Bの間に配置するとともに、これらのうちの各不動機構部分を適宜の固定部分、例えば、後記のパチンコ台島装置500では、パチンコ台島装置500の内部の壁部などに固定した構成になっている。
【0006】
また、こうした硬貨搬送装置200を利用する装置として、図8の〔片端収納構成〕のようなパチンコ台島装置500の構成(以下、第3従来技術という)と、図8の〔中央収納構成〕のようなパチンコ台島装置500の構成(以下、第4従来技術という)とがある。
【0007】
なお、ここで、パチンコ遊技機またはパチンコ遊技機に跳ね返しゲート機能やスロットマシン機能を設けたパチンコ・スロット遊技機などの遊技機(この発明では、これらの遊技機を総称して、パチンコ台という)100を複数配置して1つのブロック状に構成したものをパチンコ台島装置500と言い、このパチンコ台島装置500は、パチンコ店の内部において、あたかも複数の「島」を配置したように見えるので、通称を「島」とも呼ばれている。
【0008】
図8の〔片端収納構成〕〔中央収納構成〕において、パチンコ台島装置500Aは、多数のパチンコ台100を片側並べ、または、両側並べにして配置するとともに、硬貨搬送装置200を、片側並べのものでは各パチンコ台100の裏側に、また、両側並べのものでは前後のパチンコ台100の裏側に当たる真ん中に配置して構成してあり、各パチンコ台100の脇、例えば、左脇に設けた硬貨入口21から入れ込まれた硬貨10を、導入路22を経て搬送路20に入れ込み、搬送路20によって矢印のように、水平方向に搬送して収納箱50に入れ込む構成になっている。
【0009】
そして、図8の〔中央収納構成〕のものは、図8の〔片端収納構成〕の左側に、図8の〔片端収納構成〕における硬貨搬送装置200の搬送方向に対して、反対方向に硬貨10を搬送する硬貨搬送装置200を設けたパチンコ台島装置500を配置した構成になっている。なお、収納箱50は、図8の〔片端収納構成〕のように、単なる収納箱を設ける場合と、図8の〔中央収納構成〕のように、上方に両替機(図示せず)などを設けるなどの複雑な構成を設ける場合とがある。
【0010】
また、図10の第2従来技術による硬貨搬送装置200の構成では、硬貨10が導入路22から搬送路20に垂直方向から直接的に落し込むように入れ込まれるが、図9の第1従来技術による構成では、転向部分60を設けて硬貨10をベルト12の移行方向に転向し易くしている。
【0011】
図9において、転向部分60は、例えば、硬貨10の方向を水平方向に転向させるためのもので、その転向を行うための転向面65に相当する傾斜面61Aを設けた板状体61を、搬送面25、すなわち、ベルト12の表面の直上に設けて構成したものである。
【0012】
そして、垂直方向から落下させた硬貨10が傾斜面61A、すなわち、転向面65で傾斜方向に転向させられた後に、搬送路20の搬送面25、すなわち、ベルト12の表面に引きずられて水平方向に転向させられるように動作するものである。
【0013】
一方、パチンコ台100で遊技に使用する遊技球(図示せず)を研磨するための研磨装置(図示せず)の簡便小型化が可能になったなどの理由で、パチンコ台島装置500に配置するパチンコ台100の数を4〜10台程度に少なくして小型のユニット化した図11のようなユニット型のパチンコ台島装置500Aの構成(以下、第5従来技術という)が周知である。
【0014】
図11において、パチンコ台島装置500Aには、パチンコ台100が手前側と後側とに各2台ずつ設けてあり、また、各パチンコ台100の左脇に配置した遊技球を購入するための金銭を扱う金銭機構部分101に、複数種類の硬貨10を入れ込むための硬貨入口21を設けてある。そして、硬貨入口21の奥側に設けた硬貨判別装置21Aによって、入れ込まれた硬貨10が正規の硬貨か否かの判別を行い、正規の硬貨10は導入路22を経て搬送路20に入れ込まれ、正規の硬貨でないものは、別の経路(図示せず)を経て、戻出口、例えば、金銭機構部分101の下方に設けた戻出口21Bに戻し出すようになっている。
【0015】
こうしたユニット型のパチンコ台島装置500Aを、図11に鎖線で示したように、複数台をを直列に並べて配置した構成(この発明において、パチンコ台島列装置という)1000にすることにより、図8の構成と同様の大型の装置にしている。
【0016】
そして、図12のように、ユニット型のパチンコ台島装置500Aごとに区分した分割搬送路20Aと、各分割搬送路20A間を連結するための連動機構23を設けて搬送路20を構成した硬貨搬送装置200(以下、第6従来技術という)と、こうした硬貨搬送装置200を設けたパチンコ台島列装置1000の構成(以下、第7従来技術という)が周知である。
【0017】
また、導入路22を、図13のように、導入路22を密着コイル状の導入路にした構成(以下、第8従来技術という)も周知である。図13において、導入路22は、例えば、直径が1.5mm程度の鋼線22aを線間が密着したコイル状に巻いて、内部に断面が細長い長円形状の通路22bを形成した密着コイル状体であって、長円形状の通路22bの内径寸法で、短径d2が最も大きい硬貨10の厚みの3倍程度、例えば、6.5mm程度にし、長径d1が最も大きい硬貨10の直径の1.2倍程度、例えば、33mm程度にして形成したものである。
【0018】
したがって、外形寸法では、短径D2が9.5mm程度、長径D1が36mm程度になっている。なお、導入路22は、パチンコ台100のメーカによって、長径D1・短径D2の寸法に約1mm程度の差異がある。
【0019】
さらに、案内体13を、図14のように、H字形の案内体13にした硬貨搬送装置200の構成(以下、第9従来技術という)が周知である。図14において、案内体13を構成する部材13hは、水平方向の部材13h2に対して、垂直方向の部材13h1を下方まで延長させることにより、ベルト12のはずれ止め用の案内壁を形成させたものであり、同図の〔組立型「H字形」部材構成〕のように各部材13h1・13h2を別個の部材で形成したものを、スポット溶接、接着などによって一体に組み立てて構成することもできる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上記の第1従来技術〜第9従来技術において、導入路22の下端を搬送路20に一致させるように位置づけるには、硬貨搬送装置200を固定する対象物、例えば、パチンコ台島装置500・500Aの内側に設けた構造物に、適宜の取付具を用いて導入路22を固定している。また、搬送路20の取付も同様にして行っている。
【0021】
しかし、パチンコ台島装置500・500Aの内側の構成は店内の配置構成によって種々に変化させられ、また、上記の導入路22の寸法の差異もあるので、こうした取付具を現場で加工しながら取付作業を行っているため、現場での装置組立作業が複雑で日数と費用がかかり、装置を安価に提供できないほか、装置替えの際には営業休止期間を長引かせて営業成績を低下させてしまうなどの不都合がある。
このため、こうした不都合のない硬貨搬送装置ならびにその利用装置、例えば、パチンコ台島装置・パチンコ台島列装置の提供が望まれているという課題がある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記のような
垂直方向の複数の導入路から入れ込まれる硬貨を水平方向の搬送路によって搬送する硬貨搬送装置において、
【0023】
上記の搬送路の案内体の外周を横断方向に沿って包囲するとともに、上記の案内体に沿って移動し得るようにした上記の導入路の取付体を設ける移動可能取付手段と、
【0024】
上記の取付体の上方側に対向して配置した弾性をもつ2つの垂直片の上記の対向する側に設けた掛け爪部分に上記の導入路の引っ掛け部分を入れ込んで上記の導入路を上記の取付体に取り付ける導入路取付手段と
を設ける第1の構成と、
【0025】
この第1構成に付加して、上記の2つの垂直片の水平面内における外側の形状と、上記の外側に嵌め込んで上記の2つの垂直片の間隔を規制するため枠体の内側の形状とを非対称形に形成して、上記の各垂直片に対する上記の枠体の嵌め込み方向を変更することにより、上記の間隔を変更する掛爪間隔変更手段を設ける第2の構成とにより、上記の課題を解決したものである。
【0026】
また、パチンコ台島装置において、上記の第1の構成および第2の構成による硬貨搬送装置を設ける第3の構成と、パチンコ台島列装置において、上記の第1の構成および第2の構成による硬貨搬送装置を設ける第4の構成とにより、上記の課題を解決したものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態として、上記の転向部分60を設けていない第2従来技術と、H字形の案内体による第9従来技術とによる硬貨搬送装置200に、この発明を適用した実施例を説明する。
【0028】
第1の構成を備える例
以下、図1〜図7により第1の構成を備える例を説明する。ここで、図2は図1における導入路22の取付部分の拡大図である。また、図3〜図6はほぼ原寸大で画いたものである。さらに、この本例では、図1・図4におけるL字形の張出部分75と取付体77が無い場合の構成(図示せず)を実施例としたものである。そして、この本例の構成が、上記の第1従来技術・第9従来技術の構成と異なる箇所は次の箇所である。
【0029】
第1には、導入路22の取付体70を、搬送路20の案内体13の外周を横断方向Yに沿って包囲した形状に構成するとともに、取付体22を案内体13に沿って移動し得るように構成した箇所である。
【0030】
第2には、導入路22を取付体70に取り付ける部分の構成を、取付体70の上方側、例えば、上面に、弾性をもつ垂直片71A・71Bを対向させて配置するとともに、各垂直片71A・71Bの対向側に掛け爪部分71a・71bに設けて構成した箇所である。
【0031】
第3には、掛け爪部分71a・71bを導入路22の引っ掛け部分、例えば、図13の密着コイル状導入路22の鋼線22aの間の谷間の部分22xを、掛け爪部分71a・71bに入れ込んで、導入路22を取付体70に取り付けるように構成した箇所である。
【0032】
つまり、本例の構成は、概括的には、垂直方向の複数の導入路22から入れ込まれる硬貨10を水平方向の搬送路20によって搬送する硬貨搬送装置200において、
【0033】
上記の搬送路20の案内体13の外周を横断方向に沿って包囲するとともに、上記の案内体13に沿って移動し得るようにした上記の導入路22の取付体70を設ける移動可能取付手段と、
【0034】
上記の取付体70の上方側(例えば、上面)に対向して配置した弾性をもつ2つの垂直片71A・71Bの上記の対向する側に設けた掛け爪部分71a・71bに上記の導入路22の引っ掛け部分(例えば、密着コイル状導入路22の鋼線22aの間の谷間の部分)22xを入れ込んで上記の導入路22を上記の取付体70に取り付ける導入路取付手段と
を設けた上記の第1の構成を構成しているものである。
【0035】
そして、具体的には、次のように構成してある。搬送路20の案内体13の横断方向Yの断面を、図3のように、H字形に形成するとともに、縦方向の部材13h1の下端側に内側に曲がった補強部分13h3を設けることにより、搬送路20の捩れ方向に対する対抗力を増強させている。
【0036】
取付体70は、図4のように、側面側、すなわち、案内体13の横断方向Yの面でみた側が、U字形に形成された部材72aを主体とする下枠体72と、図5のように、同様の側面側が、逆U字形に形成された部材71xを主体とする上枠体71とを、図1のように、案内体13の外周を横断方向に沿って包囲するように組み付けながら、下枠体72の逆止爪72yを上枠体71の逆止爪用穴72xに入れ込むことにより、一体化して、案内体13の外周に沿って包囲した四角筒状に形成するものである。なお、取り外すときは、逆止爪7yを押し外して分解すればよい。
【0037】
案内体13・上枠体71・下枠体72は、弾性材、例えば、合成樹脂材をモールド成形などにり成形して構成することにより、相互に弾力で接触しなら、取付体70が案内体13に沿って移動できるようになっている。
【0038】
取付体70の上方側、例えば、上枠体71の上面には、硬貨10を入れ込むための硬貨用穴10xを設けるとともに、垂直片71A・71Bを硬貨用穴10xの長径方向Wの縁部分に上方に張り出して対向させた状態で配置してあり、その対向側の面に掛け爪部分71a・71bを設けてある。
【0039】
硬貨用穴10xの短径方向Bには、下半分程度を僅かに張り出させた受止部分10yを設けて、導入路22の下端を受け止めることにより、導入路22が下方に落ち込まないようにしてある。
【0040】
したがって、図1・図2のように、垂直片71A・71Bの間に、上側から導入路22を差し込むと、図7のように、導入路22の下端22eが受止部分10yで受け止める箇所付近で停止するとともに、導入路22の引っ掛け部分、例えば、例えば、密着コイル状導入路の鋼線22aの間の谷間の部分22xに、垂直片71A・71Bの掛け爪部分71a・71bを入れ込んだ状態になり、導入路22が取付体70に取り付けられた状態になる。
【0041】
この状態でも、取付体70を案内体13に沿って希望する位置まで移動させると、導入路22の下端側を取付体70とともに、その位置まで移動することができるが、取付を、より強固にするために、図6のような固定用の枠体73を垂直片71A・71Bの外側に嵌め込むようにしている。
【0042】
さらに、硬貨用穴10xの短径側Bの縁部分にも、上方に張り出した2つの垂直片71C・71Dを配置してあり、これらの垂直片71C・71Dによって導入路22の短径の外径D2の部分を挟むとともに、その一方の垂直片71Cに設けた逆止爪71zに、枠体73の内周側73Aを引っ掛けて、抜け止めしている。
【0043】
したがって、本例の構成によれば、パチンコ店内の構成によって搬送路200に対する導入路22の位置が種々に異なっても、取付体70を案内体13に沿って移動するだけのごく簡単な操作で済ませることができるという特長がある。
【0044】
なお、下枠体72の背面側に、大きなL字形に張り出した張出部分72zは、装置の各電気・電子的的な構成部分に、電源や信号などを与えるためのワイヤーハーネスとケーブルなどを受け止めるとともに、所要の締結を行うための部分である。
【0045】
第1実施例
以下、図1〜図7により第1の構成および第2の構成を備える本発明の第1実施例を説明する。本例の構成が、上記の第1の構成を備える例の構成と異なる箇所は次の箇所である。
【0046】
第1には、図5のように、垂直片71A・71Bの水平面内における外側の各形状を異ならせて、一方の垂直片71Aは単なる平板部分71pの外形とし、他方の垂直片71Bは凹部分71rを設けた外形とすることにより、非対称形に形成した箇所である。
【0047】
第2には、図6のように、垂直片71A・71Bに嵌め込んで垂直片71A・71Bの間隔を規制するための枠体73の内側の形状を、一方の内側を直線状部分71sの形状とし、他方の内側を中央に突起部分71tを設けた形状とすることにより、非対称形に形成した箇所である。
【0048】
なお、突起部分71tは垂直片71Bの凹部分71rに完全に入れ込める程度の大きさにしてある。また、傾斜面73x・73yは枠体73を垂直片71A・71Bに対する嵌め込みを容易にするめのものである。
【0049】
第3には、各垂直片71A・71Bに対する枠体73の嵌め込み方向を、図7の〔大長径取付状態〕のように、突起部分71tが垂直片71Bの凹部分71rに張り込める状態にして嵌め込んだときは、垂直片71A・71Bの間隔を大きい間隔Daにして導入路22の長径D1が大きい場合に適合するように構成した箇所である。
【0050】
第4には、各垂直片71A・71Bに対する枠体73の嵌め込み方向を、図7の〔小長径取付状態〕のように、突起部分71tが垂直片71B側に配置された状態にして突起部分71tが入れ込めないように嵌め込んだときは、垂直片71A・71Bの間隔を小さい間隔Dbにして導入路22の長径D1が小さい場合に適合するように構成した箇所である。したがって、枠体73の嵌め込み方向を変更することによって、間隔Daにしたり、間隔Dbにしたりするように変更できる。
【0051】
つまり、本例の構成は、概括的には、上記の第1の構成に付加して、上記の2つの垂直片71A・71Bの水平面内における外側の形状(例えば、平板部分71p・凹部分71rの形状)と、上記の外側に嵌め込んで上記の2つの垂直片71A・71Bの間隔Da・Dbを規制するための枠体73の内側の形状(例えば、直線状部分71s・突起部分71t)とを非対称形に形成して、上記の各垂直片71A・71Bに対する上記の枠体73の嵌め込み方向を変更することにより、上記の間隔Da・Dbを変更する掛爪間隔変更手段を設けた上記の第2の構成を構成しているものである。
【0052】
したがって、本例の構成によれば、パチンコ台100のメーカが異なるなどの理由で導入路22の長径方向の外径D1が異なるときでも、枠体73の嵌め込み方向を変更するだけで済ませることができるという特長がある。
【0053】
参考例
以下、図1・図4により参考例を説明する。この参考例の構成が、上記の第1の構成を備える例第1実施例の構成と異なる箇所は、次の箇所である。第1には、図1・図4におけるL字形の張り出し部分75と取付体77を付加して構成した箇所である。
【0054】
第2には、取付体70の底面から下方側にL字形に張り出した張出部分75を設けるとともに、張出部分75の上面側に突起部分76を設けた箇所である。なお、張出部分75は取付体70の下枠体72と一体にモールド成形などで構成してあるので、下枠体72の各部と同様の弾性をもっている。
【0055】
第3には、搬送路200を所定の取付箇所、例えば、パチンコ台100の背面側の構築部分などに取り付けるための取付体77、例えば、厚さT1が2mm程度の鋼板をL字形に折り曲げ加工して水平部分77Aと垂直部分77Cを形成して設けた箇所である。
【0056】
なお、垂直部分77Cを上記の構築物に取り付けるには、例えば、垂直部分77Cに設けた突起部分77xとねじ穴77yを用いて取り付けるよううにしてある。また、水平部分77Aから下方に曲げて張り出した張出部分77zは水平部分77Aを補強するためのリブ部分である。
【0057】
第4には、取付体77の水平方向部分77Aの厚さT1の部分を、取付体70の底面70Aと張出部分75の上面75Aとの間の間隙G1、すなわち、図4の下枠体72の底面70Aと張出部分75の上面75Aのと間の間隙G1に差し込むとともに、水平方向部分77Aに設けた穴部分、例えば、適宜の間隔を設けて配置した取付穴77Bに突起部分76を入れ込んで、取付体77に取付体70を取り付けることにより、搬送路20が取付体77に取り付けられるように構成した箇所である。取り外すときは、上記と逆の操作をすればよい。なお、張出部分75の先端から下方に立ち下げた張出箇所75Bは上記の操作を行う際のつまみ部分になっている。
【0058】
間隙G1は厚さT1と同一または僅かに大きくしておき、また、突起部分76の直径を取付穴77Bの直径と同一程度または僅かに大きくしておくことにより、突起部分76・取付穴77Bを緩み無く嵌合させている。また、突起部分76の先端の丸み部分が途中まで入るようにして、水平方向部分77Aを上記の弾性により底面70Aに押し付けるように作用させることもできる。
【0059】
この第3実施例の構成によれば、張出部分75の弾性によって水平方向部分77Aが挟まれるとともに、突起部分76と取付穴77Bによって水平方向部分77Aが位置が保持されるので、取付穴77Bの配置間隔Pxを予め想定される取付位置の変化量、例えば、取付穴77Bの直径を3mmとして、配置間隔をPxを5〜8mm程度の間隔にしておくことにより、突起部分76を入れ込む取付穴77Aを選択するだけの操作で前後方向に位置決めができ、また、取付体70を案内体13に沿って移動するだけで、左右方向の位置決めができる。
【0060】
したがって、この第3実施例の構成によれば、パチンコ店内の構成によってパチンコ台100のパチンコ台100の背面側の構築部分の取付箇所など位置が種々に異なっても、取付体70に対する案内体13の移動と、突起部分取付体77の取付穴77Bの選択するだけのごく簡単な操作で済ませることができるという特長がある。
【0061】
第2実施例
この第2実施例の構成は、上記の第1実施例と参考例を組み合わせて硬貨搬送装置200を構成したものである。したがって、上記の第1実施例と参考例の特長を得ることができることになる。
【0062】
第3実施例
この第3実施例の構成は、上記の第1従来技術〜第9従来技術で述べたパチンコ台島装置500・500A、または、パチンコ台島列装置1000に上記の第1実施例、第2実施例の構成による硬貨搬送装置200を設けて構成したものである。
【0063】
つまり、この第3実施例の構成は、概括的には、パチンコ台島装置500において、上記の第1の構成および第2の構成による硬貨搬送装置200を設けた上記の第3の構成と、パチンコ台島列装置1000において、上記の第1の構成および第2の構成による硬貨搬送装置200を設けた上記の第の構成とを構成しているものである。
【0064】
したがって、これらの第3の構成・第4の構成においても、上記の第1実施例および第2実施例の特長のうちの選択したものに相当する分の特長をもつパチンコ台島装置500・500Aまたはパチンコ台島列装置1000を提供できることになる。
【0065】
〔変形実施〕
この発明は次のように変形して実施することを含むものである。
(1)案内体13を金属材による構成、例えば、耐食アルミニウム合金鋳物または板金加工に変更して構成する。
【0066】
(2)取付体70を金属材による構成、例えば、耐食アルミニウム合金鋳物または板金加工に変更して構成する。
(3)導入路22を金属管による構成、例えば、蛇腹状管、板金加工管などに変更するとともに、その下端側に引っ掛け部分22xに相当する部分を設けて構成する。
【0067】
(4)導入路22の短径側の外径D2の部分に対して引っ掛け部分22xと掛け爪部分71a・71bを設けるように変更して構成する。
(5)案内体13を図14のH字形の案内体に変更して構成する。
【0068】
(6)案内体13をU字形の案内体に変更して構成する。
(7)転向部分60を設けて構成する。
(8)取付体70を上下に分割する箇所を、例えば、案内体13の高さの途中位置程度の箇所に変更し、または、分割方向を縦方向に変更して構成する。
(9)取付体70を逆勝手に形成して構成する。
(10)取付体77を逆勝手に形成して構成する。
【0069】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、搬送路と導入路との間または搬送路とパチンコ台の背面側との間の左右の位置関係を案内体に付加した取付体を案内体に沿って移動するだけで変更することができ、また、導入路の外径の異なりに対しては枠体の嵌め込み方向を変更するだけで対応することができる。
【0070】
したがって、硬貨搬送装置や、硬貨搬送装置付きパチンコ台島装置・パチンコ台島列装置の組み付け作業を簡便にして、装置全体を安価に提供できるほか、装置替えの際に休業期間を短くして営業効率を向上し得るなど特長が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面中、図1〜図8はこの発明の実施例を、また、図9〜図14は従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
【図1】要部構成斜視・取付部分縦断面図
【図2】要部構成拡大斜視図
【図3】要部構成体側面図
【図4】要部構成体四面図
【図5】要部構成体四面図
【図6】要部構成体平面・縦断面図
【図7】要部取付構成平面・縦断面図
【図8】全体構成正面図
【図9】要部構成斜視図
【図10】要部構成斜視図
【図11】全体構成斜視図
【図12】全体構成正面図
【図13】要部構成斜視図
【図14】要部構成側面図
【符号の説明】
10 硬貨
10x 硬貨用穴
10y 受止部分
11・11B プーリ
12 ベルト
13 案内体
13A・13B 案内壁
13C 案内面
13h 部材
13h1 部材
13h2 部材
13h3 補強部分
20 搬送路
20A 分割搬送路
21 硬貨入口
21A 硬貨判別装置
21B 戻出口
22 導入路
22a 鋼線
22e 下端
22x 引っ掛け部分
23 連動機構
25 搬送面
30 駆動モータ
30A 減速歯車機構
50 収納箱
60 転向部分
61 板状体
61A 傾斜面
65 転向面
70 取付体
71 下枠体
71A〜71D 垂直片
71a・71b 掛け爪部分
71p 平板状部分
71r 凹部分
71s 直線状部分
71t 突起部分
71x 部材
71z 逆止爪
72 下枠体
72a 部材
72x 逆止爪用穴
72y 逆止爪
73 枠体
73A 内周側
75 張出部分
75B 張出箇所(つまみ部分)
76 突起部分
77 取付体
77A 水平部分
77B 垂直部分
77x 突起
77y ねじ穴
77z 張出部分
100 パチンコ台
101 金銭機構部分
200 硬貨搬送装置
500 パチンコ台島装置
500A パチンコ台島装置
B 短径方向
D1 長径
D2 短径
Da 間隔
Db 間隔
W 長径方向

Claims (3)

  1. 垂直方向の複数の導入路から入れ込まれる硬貨を水平方向の搬送路によって搬送する硬貨搬送装置であって、
    前記搬送路の案内体の外周を横断方向に沿って包囲するとともに、前記案内体に沿って移動し得るようにした前記導入路の取付体を設ける移動可能取付手段と、
    前記取付体の上方側に対向して配置した弾性をもつ2つの垂直片の前記対向する側に設けた掛け爪部分に前記導入路の引っ掛け部分を入れ込んで前記導入路を前記取付体に取り付ける導入路取付手段とを具備し、
    前記2つの垂直片の水平面内における外側の形状と、前記外側に嵌め込んで前記2つの垂直片の間隔を規制するため枠体の内側の形状とを非対称形に形成して、前記各垂直片に対する前記枠体の嵌め込み方向を変更することにより、前記間隔を変更する掛爪間隔変更手段を付加したことを特徴とする硬貨搬送装置。
  2. 請求項1に記載の硬貨搬送装置を具備することを特徴とするパチンコ台島装置。
  3. 請求項1に記載の硬貨搬送装置を具備することを特徴とするパチンコ台島列装置。
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