JP4760979B2 - 情報変換方法、情報変換装置、および、情報変換プログラム - Google Patents

情報変換方法、情報変換装置、および、情報変換プログラム Download PDF

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Description

本発明は、色覚異常者による観察に適した状態で有彩色画像表示を可能にする情報変換方法、情報変換装置、および、情報変換プログラムに関する。
また、本発明は、有彩色画像表示を無彩色画像表示とした場合に、元の有彩色画像表示を推測可能にする情報変換方法、情報変換装置、および、情報変換プログラムに関する。
色覚異常とは、目の疾患の一つであり、色を認識する錐体細胞の欠損・異常により、色の認識・識別に異常があることである。
ここで、色覚異常者は、"色彩工学の基礎"、池田光男著、朝倉書店、表9.1 色覚異常者の分類と簡略記号(p189)にも記載があるように、赤(L錐体)、緑(M錐体)、青(S錐体)の視細胞に関する分類と、それらの感度の程度によって分類される(図10参照)。
ここで、いずれかの視細胞の感度が完全にない者は色盲と呼ばれ、L錐体の場合はP型、M錐体の場合はD型、S錐体の場合はT型と分類される。
いずれかの感度が低い場合は色弱と呼ばれ、それぞれPA、DA、TAと分類される。P、D、T型の色覚特性は、"色彩工学の基礎"、池田光男著、朝倉書店、図9.13 二色型色覚異常者の混同色線(p205)にも記載があるように、ライン上(混同色線)に存在する色が全く同じ色に見え、区別することができない(図11参照)。
これらの色覚異常者は、普段健常者が見ている画像の色を、同じように識別することができず、色覚異常者用の画像表示あるいは画像変換が必要である。
この種の色覚異常に対して、以下の非特許文献、特許文献のような提案がなされている。
なお、色覚異常と同様の現象は、スペクトル成分が限定された光源のもとでは、健常者にも発生しうる。また、この現象は、カメラで撮像を行う場合にも発生しうる。
SmartColor(K. Wakita and K. Shimamura. SmartColor: disambiguation framework for the colorblind. In Assets '05: Proc. of the 7th international ACM SIGACCESS conference on Computers and accessibility, pages 158-165, NY, USA, 2005. 特開2004−178513号公報 特表2007−512915号公報 特開2003−223635号公報 特開2004−266821号公報 特開2005−182432号公報
上記非特許文献1記載の技術は、色覚異常者が識別可能な色に表示を変換することにより、色の変化で識別性を向上させるものである。この場合、色覚異常者用の色の変化量と色覚健常者が認識する色はトレードオフであるため、色覚異常者に識別可能な色に変換した場合、色は大きく変化し、元の表示と印象が大きく変わってしまう。このため、健常者と色覚異常者間の文書共有がしづらい。色変化を最小限にする設定もあるが、その場合は、色覚異常者にとって識別性があまり向上しない。さらに、画像の色の内容に応じて変化させる色を決めるため、元の色が変わってしまうという大きな問題が存在している。
上記特許文献1記載の技術は、表示データのうち、色−形状変換するものしないものに分類するとともに、点や線、面などの形状ごとに更に分類し、予め定められた色に対応した形状のテーブルを持ち、先の分類結果をテーブルを参照して形状変化させるものである。
上記特許文献1では、形状の決め方については任意であり、凡例と見比べながら解釈する仕組みになっている。
色空間内の色を面や線や点ごとに形状で識別させるため、形状の候補が不足する問題がある。そして、形状の識別のしやすさが、元の色の識別のしやすさと相関していないので、健常者とはオブジェクト間の識別のしやすさが大きく異なることになり、健常者と感覚を共有できない。
さらに、1色だったオブジェクトを形状変化すると複数色に増える場合が多く、複数色だからこそ概ね同色のオブジェクトとも識別可能となるのだが、その場合には1色を元の色に維持しても、オブジェクト全体の色は複数色の合成となり、元の色と異なってしまう場合がある。
これに加え、色のパラメータと形状の決め方に明確なルールがないので、表示を見るユーザーにとっては、凡例がなくては色と形状の対応がわからず、色の種類が解釈できない。凡例があったとしても対応づけをしづらい。点・線・面それぞれで形状の決め方に共通部分がないので、更に難しい。
そして、連続性が無く、細かい色の識別ができないなど、細かな色の差を正確に表すこともできないという大きな問題を有している。
上記特許文献2記載の技術は、実被写体を撮像して色覚異常者が識別できるようにディスプレイ上に変換する装置である。実被写体の中で、ユーザーが特定した箇所の色(1つ以上)とおおむね同色の領域を、他の領域と識別させるための手法。テクスチャやブリンキングを使用した識別がある。
上記特許文献2では、形状の決め方については任意であり、記載されている具体例は詳細が示されていない。
まず、形状の識別のしやすさが、元の色の識別のしやすさと相関していないので、健常者とはオブジェクト間の識別のしやすさが大きく異なることになり、健常者と感覚を共有できない。
さらに、元の色を維持できない。1色だったオブジェクトを形状変化すると複数色に増える場合が多く、複数色だからこそ概ね同色のオブジェクトとも識別可能となるのだが、その場合には1色を元の色に維持しても、オブジェクト全体の色は複数色の合成となり、元の色と異なってしまう場合がある。
これに加え、色のパラメータと形状の決め方に明確なルールがないので、表示を見るユーザーにとっては、凡例がなくては色と形状の対応がわからず、色が読み取れない。凡例があったとしても対応づけをしづらい。
そして、連続性が無く、細かい色の識別ができない。細かな色の変化を正確に表すこともできないという大きな問題を有している。
上記特許文献3は、RGBビデオ信号を用いる機械において、色弱者用の場合に、各RGB比率を増加させる手法をとっている。
ここで、上記特許文献3では、ビデオプロセスアンプのRGB信号のゲインを色弱の程度に応じて強くするという手法が挙げられている。この手法は色を強調することで、色覚異常に識別しやすいようにしているが、画像中の色全体に影響がでてしまう。そのため、元の色の維持ができないという問題がある。
また、この手法は、色弱(三色型異常者)に限定された対策手法である。更に、色弱の中の複数種ある色覚特性のうちのどのタイプなのか、調査しなければ使用できない問題がある。
上記特許文献4は、図11において、混同色線上にのらないように色を変換することで、識別可能になるようにしている。
上記特許文献4では、画像中の色を複数個に分類し、それを図11の混同色線上にプロットし、混同色線にのっている場合に、混同色中心を中心に角度を変更して同じ混同色線上にのらないようにするものである。しかしながらこの手法は、非特許文献1と同様に、識別と元の色の維持がトレードオフであるため、元の色を維持した識別が難しい問題がある。
また、メインカラー(主な発生色)にクラスタリング(分類)するため、細かい色の違いはわからなくなる。連続性、階調性が崩れるという問題を有している。
上記特許文献5では、色盲者用として、混色度と色差が小さくなるように色を変換するようにしている。この上記特許文献5は、色覚異常者用に色を変更する手法であり、その手法は、元の色との色差と、変更した色が混同色線上にのっている度合いの和を最小にするものである。しかし、上記非特許文献1と同様に、識別と元の色の維持がトレードオフであるため、元の色を維持した識別が難しい問題を有している。
また、色の変更方法は、数式を最小にすると記述されているだけで、具体的な変更方法が記述されていない。また、この手法も、連続性、階調性が崩れるという問題を有している。
なお、有彩色画像表示を無彩色画像表示とした場合、すなわち、カラー画像データをモノクロプリントする場合にも、以上の場合と同様の問題が発生しうる。すなわち、コンピュータ上のカラー画像データを、カラープリンタではなく、モノクロプリンタでプリントアウトすると、元の色が異なっていてもモノクロの濃淡としてしか再現されない状態になる。また、カラー原稿をモノクロ複写機でコピーした場合にも同じ問題が発生する。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、健常者と色覚異常者による観察に適した状態で、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能な有彩色画像表示を実現する情報変換方法、情報変換装置、および、情報変換プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、カラー画像データをモノクロ出力する際であっても、元の有彩色の状態を識別することが可能な情報変換方法、情報変換装置、および、情報変換プログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決する本発明は、以下に記載するようなものである。
(1)請求項1記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、パターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャ、のいずれかのテクスチャを付加する情報変換方法であって、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法である。
(2)請求項2記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法である。
(3)請求項3記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてコントラストが変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法である。
(4)請求項4記載の発明は、前記相対的な位置は、前記混同色線上の前記第1及び第2の位置間の距離に対して、以下の(1)式で表される比率で表される位置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報変換方法である。
P_b=BD/CD…(1),ここで、P_b:相対的な位置,BD:テクスチャが付加される所定位置と前記第1及び第2の位置の一方との前記混同色線上の距離,CD:前記第1の位置と前記第2の位置との前記混同色線上の距離。
請求項5記載の発明は、前記付加されるテクスチャは概連続して異なる状態のテクスチャを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の情報変換方法である。
請求項6記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、パターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置である。
請求項7記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置である。
請求項8記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置である。
請求項9記載の発明は、前記相対的な位置は、前記混同色線上の前記第1及び第2の位置間の距離に対して、以下の(1)式で表される比率で表される位置であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の情報変換装置である。
P_b=BD/CD…(1),ここで、P_b:相対的な位置,BD:前記第1の位置と前記第2の位置との前記混同色線上の距離,CD:テクスチャが付加される所定位置と前記第1及び第2の位置の他方との前記混同色線上の距離。
10請求項10記載の発明は、前記テクスチャ生成部で生成されるテクスチャには、概連続して異なる状態のテクスチャを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の情報変換装置である。
11請求項11記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、パターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するように前記テクスチャを生成するようコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
(12)請求項12記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
(13)請求項13記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
14請求項14記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャ、のいずれかのテクスチャを付加する情報変換方法であって、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法である。
(15)請求項15記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法である。
16請求項16記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にコントラストが変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法である。
17請求項17記載の発明は、前記エリアは、画像を格子状に分割して生成されたものである、ことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の情報変換方法である。
18請求項18記載の発明は、前記エリア内で色の違いにより複数のセグメントに分割し、該セグメント毎に異なる角度のテクスチャを付加する、ことを特徴とする請求項14乃至15のいずれか一項に記載の情報変換方法である。
19請求項19記載の発明は、前記エリア内においてノイズあるいはディザの有無を判定し、ノイズあるいはディザであると判定された部分ではセグメントの分割を行わない、ことを特徴とする請求項18記載の情報変換方法である。
20請求項20記載の発明は、同一エリア内での隣接画素との色の違いが所定値未満の場合は、セグメントの分割を実行しない、ことを特徴とする請求項19記載の情報変換方法である。
21請求項21記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置である。
(22)請求項22記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置である。
23請求項23記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置である。
24請求項24記載の発明は、前記テクスチャ生成部は、画像を格子状に分割して生成したエリア毎に、異なる角度のテクスチャを生成する、ことを特徴とする請求項21乃至22のいずれか一項に記載の情報変換装置である。
25請求項25記載の発明は、前記テクスチャ生成部は、前記エリア内で色の違いにより複数のセグメントに分割し、該セグメント毎に異なる角度のパターンあるいはハッチングを含むテクスチャを生成する、ことを特徴とする請求項21乃至22のいずれか一項に記載の情報変換装置である。
26請求項26記載の発明は、前記テクスチャ生成部は、前記エリア内においてノイズあるいはディザの有無を判定し、ノイズあるいはディザであると判定された部分ではセグメントの分割を行わない、ことを特徴とする請求項25記載の情報変換装置である。
27請求項27記載の発明は、前記テクスチャ生成部は、同一エリア内での隣接画素との色の違いが所定値未満の場合は、セグメントの分割を実行しない、ことを特徴とする請求項25記載の情報変換装置である。
28請求項28記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するように前記テクスチャを生成するようコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
(29)請求項29記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
(30)請求項30記載の発明は、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
31請求項31記載の発明は、請求項1乃至5、または、請求項14乃至20のいずれかにより、入力されるカラー画像データをモノクロでプリントする、ことを特徴とする情報変換方法である。
32請求項32記載の発明は、請求項6乃至10、または、請求項21乃至27のいずれかにより、入力されるカラー画像データをモノクロでプリントする、ことを特徴とする情報変換装置である。
33請求項33記載の発明は、請求項11乃至13、または、請求項28乃至30のいずれかにより、入力されるカラー画像データをモノクロでプリントするようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラムである。
(36)なお、以上の各発明において、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域、すなわち色覚特性について、あるいは、テクスチャの種類について、制御部からの指示に基づいて、テクスチャを生成することが望ましい。
本発明の情報変換方法、情報変換装置、情報変換プログラムによると以下のような効果が得られる。
本発明では、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似することで、類似し区別が付きにくい画像上の領域について、元の色の違いに応じて、該類似する色の領域に異なる状態のテクスチャを付加することにより、色覚異常者による観察に適した状態で、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能な有彩色画像表示を実現できる。
ここで、以上の受光結果が類似する画像上の領域とは、同一の混同色線上に存在する色である。
また、前記テクスチャは、元の色の違いに応じた異なる角度のパターンあるいはハッチングを含ませることで、更に識別性が向上する。また、角度をあらかじめ定義することで、記憶可能になり、凡例を見ることなしに連続的に色の違いを認識できる。
また、前記テクスチャは、元の色の違いに応じた異なるコントラストを有することで、更に識別性が向上する。
また、前記テクスチャは、元の色の違いに応じた時間で変化させることで、更に識別性が向上する。
また、前記テクスチャは、元の色の違いに応じた異なる方向に移動させることでも、更に識別性と記憶が向上する。
また、前記テクスチャは、元の色の違いに応じた異なる角度のパターンあるいはハッチング、元の色の違いに応じた異なるコントラスト、元の色の違いに応じた時間で変化あるいは異なる速度で移動、元の色の違いに応じた異なる方向や異なる速度で移動、のいずれか少なくとも二つの組み合わせであることでも、更に識別性が向上する。
また、前記テクスチャは、元の色の違いに応じて、概連続して異なる状態とすることで、元の色に近い細かな識別が可能になる。
また、以上のテクスチャの付加により、該付加された領域における平均の色は、元の色から変化させない、あるいは元の色と近似することが、健常者による観察にも影響を与えず、本来の見え方も確保されて望ましい。
なお、以上の本発明の混同色線の手法は、色盲に特に効果が大きい手法である。混同色線を持つのは色盲であるため、色弱であるPA、DA、TAの混同は、色盲であるP、D、Tの混同にそれぞれ類似しており、本発明手法で、色盲と色弱の両方に対する表示の解決が可能になる。
また、異なる色でありながら受光側において受光結果が類似することで、類似し区別が付きにくい画像上の領域について、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎に、元の色の違いに応じて異なる角度のテクスチャを付加することにより、該エリアの一定面積毎にテクスチャの角度が定まるため、該角度の視認性が向上する。
すなわち、画像にグラデーションやノイズがある場合に、その元画像の色ノイズに応じてテクスチャーの角度が変わってしまうモアレに似た現象が発生しやすくなるが、所定の画素数のエリア毎にテクスチャの角度を付与しているので、そのような問題は回避される。
また、以上のように、予め設定した所定の画素数のエリア毎にテクスチャの角度を定めるため、ハッチング等のテクスチャを画像に重畳するために大きなメモリを必要としなくなる。たとえば、画像を所定の画素幅を含むように帯状に分割したメモリ量のみで処理ができるようになる。
また、エリア内で色の違いにより複数のセグメントに分割し、該セグメント毎に前記異なる角度を付加することで、グラフなどではきれいに色分けごとにハッチングされ、グラデーションでは格子内(正方ブロック内の)平均の形でハッチングされる。
また、ディザなどで市松模様になっている、または、単純な縦/横模様の場合、目視では平均色に見えるため、ディザやノイズの存在を判定した上で、セグメントとはみなされないようにしており、目視に近い状態でハッチング等のテクスチャが付される。
また、カラー画像データをモノクロ出力する際に、以上のハッチング等のテクスチャの付加を行うことで、モノクロ画像や全色盲の場合において元の有彩色の状態を識別することが可能になる。
本発明の第一実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態のテクスチャの一例を示す説明図である。 本発明の第一実施形態の色度図とテクスチャの適用の例を示す説明図である。 本発明の第一実施形態の色度図上の位置の説明図である。 本発明の第一実施形態のパラメータの変化の説明図である。 本発明の第一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態のハッチングのデューティ比の例を示す説明図である。 本発明の第一実施形態のハッチングの角度の例を示す説明図である。 色覚異常の様子を説明する説明図である。 色覚異常の様子を説明する説明図である。 本発明の第二実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。 本発明の第二実施形態の説明を行う説明図である。
符号の説明
100 情報変換装置
101 制御部
103 記憶部
105 操作部
110 テクスチャ生成部
120 画像処理部
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔A〕第一の実施形態:
(A1)情報変換装置の構成:
図2は本発明の第一の実施形態の情報変換装置100内の詳細構成を示すブロック図である。
なお、この情報変換装置100のブロック図は、情報変換方法の処理手順、情報変換プログラムの各ルーチンをも表している。
また、この図2では、本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の情報変換装置100として既知の電源スイッチ、電源回路などの各種の部分については省略してある。
本実施形態の情報変換装置100は、色覚特性に応じたテクスチャを生成するための制御を実行する制御部101と、色覚特性と対応するテクスチャに関する情報などを記憶する記憶部103と、色覚特性情報とテクスチャ情報とに関する指定がオペレータにより入力される操作部105と、画像データと色覚特性情報とテクスチャ情報とに応じて有彩色の画像における異なる色であるものの受光側において受光結果が類似して区別の付きにくい混同色線上の領域について元の色の違いに応じて異なる状態のテクスチャを生成するテクスチャ生成部110と、テクスチャ生成部110で生成されたテクスチャと元の画像データとを合成して出力する画像処理部120と、を備えて構成されている。
(A2)情報変換方法の手順、情報変換装置の動作、情報変換プログラムの処理:
以下、図1のフローチャート、図3以降の特性図を参照して、本実施形態の動作説明を行う。
ここで、図1は、本実施形態の基本処理ステップを示している。
(A2−1)色覚特性決定:
カラー画像について本実施形態により情報変換を行う際の対象となる色覚特性を決定する(図1中のステップS11)。なお、後述するように設定することで、色覚特性決定のステップは行わず、固定的に設定することも可能である。
この色覚特性は、オペレータによって操作部105から入力されるか、あるいは、外部機器から色覚特性情報として与えられる。
この色覚特性情報としては、色覚異常者の場合であれば図10のいずれの型に属するか、あるいは、何れの色の区別がつきにくいか、といった情報になる。
すなわち、色覚特性情報とは、有彩色の画像における異なる色であるものの受光側において受光結果が類似する(類似し区別が付きにくい)領域についての情報になる。
(A2−2)画像データ入力:
つぎに、有彩色の画像データを情報変換装置100に入力する(図1中のステップS12)。なお、情報変換装置100に、図示されない画像メモリを設けておいて、画像データを一時的に記憶してもよい。
(A2−3)テクスチャ決定:
そして、制御部101は、カラー画像について本実施形態により情報変換を行うことで付加するテクスチャの種類を決定する(図3中のステップS13)。
このテクスチャの種類はテクスチャ情報により定められ、該テクスチャ情報は、オペレータによって操作部105から入力されるか、あるいは、外部機器からテクスチャ情報として与えられる。または、画像データに応じて、制御部101がテクスチャ情報を決定してもよい。
ここで、テクスチャとは、画像における模様を意味する。
たとえば、図3(a)のような色や濃度の空間変化を意味する。なお、ここでは、特許出願図面の仕様によりモノクロで表現しているが、実際には色や濃度の空間変化を意味しているものとする。
また、図3(b)のような幾何模様のパターンを意味する。なお、ここでは、特許出願図面の仕様によりモノクロで表現しているが、実際には色による幾何模様をも意味しているものとする。
また、図3(c)のような網線模様のハッチングを意味する。なお、ここでは、特許出願図面の仕様によりモノクロで表現しているが、実際には色による網線模様をも意味しているものとする。また、ハッチングの構成は2値の矩形波だけでなく、サイン波などの滑らかな波でもよい。
(A2−4)テクスチャ生成:
そして、制御部101の指示に基づいて、テクスチャ生成部110は、有彩色の画像における異なる色であるものの受光側において受光結果が類似し区別が付きにくい領域について、元の色の違いに応じたテクスチャを生成する(図3中のステップS14)。
ここで、後述するように、混同色線上のように、受光側において受光結果が類似し区別が付きにくい領域について、元の色の違いに応じて、異なる角度のパターンあるいはハッチングを含むテクスチャ、異なるコントラストのパターンやハッチングを有するテクスチャ、異なる周期で点滅などのように変化するテクスチャ、異なる時間周期で、あるいは速度あるいは方向に移動するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャ、とすることが望ましい。
なお、模様が無地であって、輝度変化により点滅する場合も、この実施形態では、テクスチャとして扱う。
なお、入力される画像データが無地である場合には、上述したいずれのテクスチャを用いてもよい。
この場合、操作部105や外部からの指示が有れば、該指示に応じたテクスチャが選択される。また、操作部105や外部からの指示がなければ、制御部101が決定したテクスチャが選択される。
また、入力される画像データにハッチングや模様が存在している場合には、存在しているハッチングや模様と区別がつくような、異なる種類あるいは異なる角度あるいは異なるコントラストあるいは異なる周期変化のテクスチャを、制御部101の指示によりテクスチャ生成部110が生成する。
ここで、受光側において受光結果が類似し区別が付きにくい領域が図4(a)に示されるu’v’色度図上の混同式線であり、緑〜赤の区別が付きにくい状況であるとする。
この場合、情報変換前の赤(図4(b))と情報変換前の緑(図4(c))とは、色覚異常者による観察で区別が付きにくい状況にある。
そこで、たとえば、テクスチャとしてハッチングを採用した場合には、混同色線上の赤側の端部については、テクスチャとして45度の角度のハッチングを生成する(図4(d))。そして、混同色線上の緑側の端部については、テクスチャとして、135度の角度のハッチングを生成する(図4(e))。また、両端部の中間の位置では、その位置に応じて連続的に角度が変化するハッチングを生成する。
これにより、色覚異常者による観察に適した状態であり、かつ、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能になる。
なお、テクスチャは、元の色の違いに応じて、テクスチャの模様やパターンやハッチングについて異なるコントラストを有することも好ましい。この場合、混同色線上のいずれか一端をコントラスト強、他端を弱として、連続的に変化させることが可能である。また、中央をコントラスト弱、両端をコントラスト強とすることでも良い。
なお、パターンやハッチングの角度やコントラスト以外に、ハッチングの密度(空間周波数)として、混同色線上のいずれか一端を密、他端を粗として、連続的に変化させることも可能である。これも同様に周波数の粗密の設定はさまざまな方法が考えられる。
また、パターンやハッチングの角度の代わりに、パターンやハッチングのデューティー比として、ハッチングの線の太さを混同色線上の位置に応じて連続的に変化させることも可能である。また、表現したい色の明るさに応じてデューティー比を変えることも可能である。
また、このテクスチャは、元の色の違いに応じた異なる角度のパターンあるいはハッチング、元の色の違いに応じた異なるコントラスト、元の色の違いに応じた時間で変化あるいは異なる速度で移動、元の色の違いに応じた異なる方向と異なる速度で移動、のいずれか少なくとも二つの組み合わせとすることも可能である。また、この場合も、元の色の違いに応じて概連続して異なる状態とすることが可能である。この場合、複数の組み合わせを変えることにより、混同色線上の位置を自由に表すことができる。
また、印刷物ではなく、ディスプレイ等に表示する場合に、ハッチングの角度の代わりに、ハッチングの移動速度や移動方向として、混同色線上の中央位置では停止、一端に近づくにつれて移動速度を大きくし、他端に近づくにつれて反対方向への移動速度を大きくすることで、混同色線上の位置に応じて連続的に変化させることも可能である。また、他のテクスチャを用いた場合でも、そのテクスチャの角度、デューティー比、移動速度、点滅周期などで、混同色線上の位置を表現することが可能である。
(A2−5)テクスチャ合成:
そして、画像処理部120では、以上のようにしてテクスチャ生成部110で生成されたテクスチャと元の画像とを合成する(図1中のステップS15)。なお、この際に、テクスチャ付加前後で、画像の平均色あるいは平均濃度などに変化が生じないようにすることが望ましい。たとえば、テクスチャを付加した状態では、元の画像の色より薄い色のベース部分に、濃色のハッチングを付加する。このように、テクスチャの付加された領域における平均の色は、元の色から変化させない、あるいは元の色と近似することで、健常者による観察にも影響を与えず、本来の見え方も確保されて望ましい。
(A2−6)変換画像出力:
このようにして画像処理部120で元画像に対してテクスチャが付加された変換後の画像が、表示装置や画像形成装置などの外部機器に対して出力される(図1中のステップS16)。
なお、本実施形態の情報変換装置100は、単体で存在していてもよいが、既存の画像処理装置や画像表示装置や画像出力装置などに内蔵されていてもよい。また、他の機器に内蔵される場合には、他の機器の画像処理部や制御部と兼用で構成されていてもよい。
(A3)情報変換の詳細:
以上、一連の流れとして、本実施形態の情報変換方法、装置、プログラムの処理について説明してきたが、以下、その際のパラメータ決定などの詳細を説明する。
以上説明した実施形態において、混同色線上のように受光側において受光結果が類似し区別が付きにくい領域について、元の色の違いに応じて、異なる角度のパターンあるいはハッチングを含むテクスチャ、異なるコントラストのパターンやハッチングを有するテクスチャ、異なる周期で点滅などのように変化するテクスチャ、異なる周期あるいは速度あるいは方向に移動するテクスチャ、異なる速度と異なる方向に移動するテクスチャ、これら複数の組み合わせによるテクスチャ、とすることで、色覚異常者による観察に適した状態で、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能になる。
ここで、どのような模様やパターンやハッチングや角度やコントラストのテクスチャとするかがテクスチャの種類のパラメータである。
また、テクスチャの点滅の周期、点滅のデューティ、移動の速度や方向などは、テクスチャの時間パラメータを構成している。これらのパラメータについては、以下のように決定することができる。
(A3−1)相対的な位置:
画像のテクスチャを変化させる際の時間パラメータ(周期、速度など)又は/及びテクスチャの種類のパラメータは、オブジェクトの色の、混同色線上での相対的な位置に対応させて決める。
位置は、RGBやXYZなど、座標系によってもちろん異なるが、例えばu’v’色度図での位置でもよい。相対的な位置とは、線の長さ全体に対しての比率で表される位置である。
変換するオブジェクトの色をu’v’色度図上で点Bとし、点Bを通る混同色線と色域境界との交点2点のうち左端を点C、右端を点Dとしたとき、点Bの相対的な位置P_bは例えば、以下の式(3−1−1)で表すことができる。例えば図に描くと、それらは図5のようなu’v’色度図における位置関係になる。
P_b=BD/CD …(3−1−1)
実際に位置を表す手法としては、点C、Dの他にさらに基準点を増やして位置を表しても良い。例えば、無彩色の点や黒体軌跡との交点、色覚異常シミュレートされる点、などを新たな基準点、点Eとして追加し、線分CEもしくは線分ED上での点Bの相対的な位置を見ても良い。
(A3−2)位置に応じたパラメータ変化:
位置に応じて画像のテクスチャを変化させる際の時間パラメータ(周期、速度など)又は/及びテクスチャの種類のパラメータを変更させるとは、変換関数や変換テーブルなどを用いて、式(3−1−1)の値などの位置情報から、画像のテクスチャを変化させる際の時間情報(周期、速度など)又は/及びテクスチャの種類のパラメータの一部を求める、ということである。パラメータは2つ以上変化させてもよく、見た目の変化を大きくすることで、識別効果が向上しうる。
(A3−3)連続性:
以上のパラメータは、連続的でも非連続でも構わないが、連続的なほうが望ましい。連続的な変化であれば、色覚異常者による観察に適した状態で、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能になり、色を正確に把握でき、細かい色の違いもわかる。ただし、デジタル処理の場合、完全な連続にはならない。
(A3−4)識別のしやすさを健常者に近づける:
パラメータ変化した結果の色覚異常者の識別のしやすさの効果を、健常者の元の色による識別のしやすさの効果と対応付けることが望ましい。識別のしやすさが似ることで、表示の読み取りが健常者に近づく。位置に対応するパラメータ変化を連続的に変化させれば、閲覧者は色の細かな変化もパラメータ変化として観察することができ、識別のしやすさが健常者に近づく。健常者の元の色による識別のしやすさには、色差を基準とすることが考えられる。例えば、図5は均等色空間を用いているので、図5の混同色線上での相対的な位置に応じて、色覚異常者の識別のしやすさが変化するよう、パラメータを変更すればよい。
(A3−5)テクスチャのコントラスト:
ここで、テクスチャのコントラストについて、パラメータ変化の具体例を述べる。具体的な画像のテクスチャを変化させる際の時間情報(周期、速度など)又は/及びテクスチャの種類のパラメータ変化として、ハッチングのコントラストを変化させる手法がある。この場合、例えば、点Bの色のコントラストCont_bは色(3−5−1)のように求める。これは、点CのコントラストCont_cと点DのコントラストCont_dを基準として線分CD間のコントラストを補完し、点Bの位置に応じたコントラストCont_bを決定する手法である。この手法は、連続的なパラメータを割り振ることができている。
このコントラストの単位には、色の強度差を使うことが好ましい。色の強度とは、原点である黒からターゲットの色までの長さであり、図6のようになる。例えばRGB=(1.0, 0.0, 0.0)の色とRGB=(0.5, 0.0, 0.0)の色は、共に色度が等しい赤色だが、片方の強度はもう一方の強度の2倍ある。
強度は、色度によって最大値が異なる単位系でも構わない。例えばRGB=(1.0, 0.0, 0.0)の色とRGB=(0.0, 1.0, 0.0)の色とRGB=(0.0, 0.0, 1.0)の3つの色は、各々輝度が最大だが値は異なるように、強度の値は異なって構わない。逆にすべての色度に対して、最大輝度の状態の強度を1.0として正規化しても構わない。無彩色のときに強度と輝度は一致させることが好ましい。
具体的には、強度Pは式(3−5−2)や色(3−5−3)などで表現できる。
ここで、式(3−5−2)は、係数a,b,cの比率を変えることで、RGBそれぞれの最大強度を変更できる、強度の式である。式(3−5−3)は輝度最大の状態を強度1.0として正規化した、強度の式である。
(A3−6)時間パラメータの変化:
ここで、時間パラメータについて、パラメータ変化の具体例を述べる。
画像のテクスチャを変化させる際の時間(周期、速度など)のパラメータ変化の具体例としては、点滅の周期の変化があるが、これは識別のしやすさに貢献しにくい。
時間パラメータの変化はテクスチャの変化と組み合わせることが望ましい。電光掲示板のような文字の時間変化や更に模様の時間変化などをすることで、識別のしやすさに効果のあるパラメータとなる。模様の流れる方向をパラメータとすれば、更に識別しやすい。後述するパラメータ“領域分割の角度”と同様の効果も得られる。
(A3−7)平均色の維持:
既に説明したように、画像のテクスチャを変化させる際の時間(周期、速度など)パラメータ又は/及びテクスチャの種類が変化したときに表示されるすべての色を平均すると、変換前の画像の色とおおむね一致するようにする。平均するとは、単純にすべての色を足し合わせて色数で割る方法が簡単だが、面積を考慮した平均、表示時間を考慮した平均、などにすることが望ましい。
足し合わせるとは、本実施形態をディスプレイや電光表示板などに適用して発光表示を行う場合、紙面、看板などの印刷物に適用する場合のいずれも、光の合成である加法混色とする。
おおむね一致するとは、JIS(JISZ8729− (1980))で同じ色系統とする基準値の色差12以内とするか、新編色彩科学ハンドブック第2版p.290記載の色名レベルの管理である基準値の色差20以内でもよい。
例えば2色のハッチングの手法の場合、2色の面積が等しければ単純に2色の平均をとればよい。オブジェクトの色が紫の場合、赤と青のハッチングであれば平均が紫色となる。
(A3−8)色度の維持:
既に説明したように、画像のテクスチャを変化させる際の時間情報(周期、速度など)又は/及びテクスチャの種類が変化したときに表示されるすべての色の色度が、変換前のオブジェクトの色度とおおむね一致するようにする。テキスチャパターンの色度を変えることも可能であるが、この場合、人間の視覚特性のため、ハッチングであることが分かりにくくなる。これは、人間の視覚特性では、明暗さの変化の方が色度の変化よりも知覚しやすい特性があるためである。色度を統一することで、同じオブジェクトを構成する一部分であることが見てとれ、違和感も少ない。色名判断につながる色度を間違いなく伝えることができる。
具体的に、ハッチングの手法の場合であれば2本の直線(または異なる色のエリア)によって構成されるテクスチャの種類変化なので、2本のそれぞれの色度をおおむね一致させ、強度のみを変更すればよい。これにより、健常者と文書共有でき、色度を間違えることがなく、違和感が少なく、高周波時に識別効果の低下が少ないという効果が得られる。
(A3−9)空間周波数の調整:
ここで、空間周波数の調整について、パラメータ変化の具体例を述べる。
画像の形状サイズに応じて、使用するテクスチャの模様の空間周波数を変える。すなわち、テクスチャを適用する画像の大きさ、画像に含まれる文字サイズに応じて、周波数を設定する。
例えば、もし、模様の空間周波数が低く、画像の中に周期性が見てとれない場合、閲覧者は模様を模様と認識できず、1つの別画像と誤認してしまうことがある。逆に、閲覧者から見た模様の空間周波数が高い場合、模様の有無を認識できないことがある。特に、閲覧者から表示までの距離が遠くなればなるほど、閲覧者から見た周波数は高くなり、模様の有無を認識しづらくなる。
よって、具体的には、オブジェクト全体のサイズに応じて周波数の下限を設定し、全体の文字サイズに応じて周波数の上限を設定し、その上限と下限の範囲の周波数を使用するようにする。
これにより、周波数が下限より高いことで、オブジェクト上で模様の周期が見て取れ、模様が模様であることが明確になるため、模様をオブジェクトと誤認しない。また、閲覧者は文字を読み取れる距離から表示を見る場合が多いので、文字サイズと同程度の高周波数までであれば、模様の有無を読み取れる、という効果がある。
この場合、図7に示すように、オブジェクト特性検出部107が、画像に含まれる模様の空間周波数,文字サイズ,図形オブジェクトのサイズなどを、オブジェクト特性情報として抽出し、制御部101に通知する。そして、制御部101が、オブジェクト特性に応じたテクスチャの空間周波数を決定する。
(A3−9−1)空間周波数の決め方:
なお、空間周波数の決め方としては、以下のように行う。
(A3−9−1−1)基本的な考え方:
オブジェクトの周波数は避け、その周波数より、高周波か低周波にする。オブジェクトとハッチングの混同を防ぎ、ハッチングの有無を視認させるためである。
なお、高周波過ぎるとハッチングの有無を視認できず、低周波過ぎると、 オブジェクトとハッチングを混同するおそれがある。
(A3−9−1−2)文字の場合:
人が文字を読む場合、文字のサイズに応じて、人は距離を調節する。実験によれば文字のサイズを0.2度程度になるような距離で見ることが多いことが判明した。目の空間分解能および、文字自身の構造の空間周波数を考慮して、文字サイズの周波数の3倍以下の周波数が望ましいことがわかった。これより周波数が高い場合には文字と干渉して見づらくなったり、視覚的にハッチングと認識できなくなるためである。
(A3−9−1−3) 図形オブジェクトの場合:
円や四角形オブジェクトに対し、倍以上、または、半分以下の周波数が望ましい。図形オブジェクトとハッチングとの混同を防ぐためである。
(A3−9−1−4)変形例:
なお、変形例として、さまざまなサイズの文字やオブジェクトがある場合には、近傍の文字サイズや、オブジェクトに応じて、上記の基準に従い、適応的にその近傍の周波数を決めることも好ましい。
(A3−10)ハッチングやパターンのデューティ比:
ここで、ハッチングやパターンのデューティ比について、パラメータ変化の具体例を述べる。
平均色が色域境界付近の色では、コントラストを大きくとれないという問題の解決のため、ハッチングやパターンのデューティ比を適宜変える。
ハッチングにおけるデューティ比は通常一定値を使用するが、色が色域境界付近であるオブジェクトにハッチングをするとき、平均色を変えずに色の強度差をある値以上とると、一部の色が色域境界を越えてしまう場合がある。そのため、前記パラメータを持ったハッチングを実現できないことがある。
上記の場合、色域境界を越えないようにコントラストをとりつつ、色域境界に近い側の色の表示を適切に増やせばよい。ハッチングの場合は、図8(a)(b)(c)のように、適宜デューティ比を調整すればよい。広く空間変化の場合は、面積比で表示を増やせばよく、時間変化であれば表示時間を増やせばよい。これにより、平均色を変えずに色の強度差を確保できる。
たとえば、白黒でハッチングを生成する場合、黒付近では、黒>白の面積比率になるように設定することである。
(A3−11)輪郭線:
ハッチングの使用箇所には輪郭線をつける。これにより、ハッチングとオブジェクトが混同されてしまうのを防ぐ。ハッチングだけでなく、他のテクスチャにも使える。
ハッチングをかけるとき、隣接した画像の色とハッチングの一部の色が概一致する場合、隣接した画像の形状に因っては、2つの画像を混同してしまうことがある。具体的には、ハッチングを構成する斜線と、隣接した同色の線とを混同する。
上記の場合、テクスチャとしてハッチングをかける画像に、輪郭線を付与する。輪郭線はテクスチャの平均色が好ましい。
これにより、輪郭線により画像の形状が明確化され、また、平均色とすればハッチングを構成する斜線と輪郭線の2色が異なるため、ハッチングをかける画像と隣接する画像とを混同しにくくなる。
(A3−12)テクスチャの角度:
ここで、テクスチャの角度について、パラメータ変化の具体例を述べる。
パラメータの1つは領域分割の角度とする。これにより、識別もしやすくなるが、更に、角度の場合は、観察者が絶対的な判断基準を持っているため、色度をより正しく判断できる。予め角度と色度との対応を定めておけば、凡例を記憶しやすい。
一般的な画像のテクスチャを変化させる際の時間(周期、速度など)パラメータ又は/及びテクスチャの種類の変化では、絶対的に判断する基準がないため、前記パラメータを読み取りにくい。記憶にも残りにくいため、凡例を参照せずに、前記パラメータと色との対応をつけることが難しい。形状変化として目に見やすく、絶対的な判断基準を持つような手法で前記パラメータを表現するのがよい。
そのため、パラメータとして領域分割の角度を用いる。領域分割の手法の場合、角度というパラメータは、形状変化が目に見やすい形で見え、絶対的に判断できる。具体的にハッチングの場合、図5の状況の点Bの角度Angを以下の式(3−12−1)で決定する。点Bが線CDの中点とすると、点BCDの角度Angは図9(a)(b)(c)のいずれかのようになる。
Ang=90×(BD/CD)+45 …(3−12−1)
また、この角度変化を色度図上で行うことで、角度と色度をある程度対応づけることができる。角度に対して人は絶対的判断基準を持っているため、記憶の頼りになりやすく、凡例を使わずに前記パラメータと色との対応づけを行いやすい。
具体的に第一色覚異常の場合、赤黄緑を混同することが多いが、角度によって、赤は45度付近、黄は90度付近、緑は135度付近、と、およその角度で色度を予想できる。対応付けを覚えてしまえば、凡例を見ずにある程度の色度の判断がつくようになる。そのため、色の読み取りもたやすくなる。
この効果を実験したところ、健常な4人の被検者に対し、凡例を見せた後、1日経過してから、角度で判断できるようにすると、角度で判断できない場合に比べ、誤差が約6割程度になった。
(A4)その他:
以上の実施形態では、受光側において受光結果が類似し区別が付きにくい領域として、混同色線を具体例にしてきたが、これに限定されるものではない。たとえば、線状ではなく、色度図上で一定の面積を有する帯や領域であっても、同様に適用することが可能である。
このように、一定の面積を有する領域の場合には、該領域内の2次元的位置に応じて、ハッチングの角度とデューティーのように、複数のパラメータを割り当てることで、対処することができる。
また、以上の実施形態では、テクスチャとして、元の色の違いに応じて、異なる角度のパターンあるいはハッチングを含むテクスチャ、パターンやハッチングのコントラストを変えたテクスチャ、異なる周期で点滅などのように変化するテクスチャ、異なる周期あるいは速度あるいは方向に移動するテクスチャ、異なる方向と異なる速度で移動するテクスチャ、とすることで、色覚異常者による観察に適した状態で、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能になる。
なお、このような効果は、特殊なスペクトルをもつ光源下で健常者またはカメラが観察または撮像する場合においても利用することができる。具体的には、二種類の単色光を持つ光源が存在した場合、色度図でその色度点を結ぶ色しか観察できない。それ以外の方向に対して、本発明で示したテキスチャを付与することで、色の区別が可能になる。
以上説明した実施形態において、テクスチャとは、模様、パターン、ハッチング、模様やパターンやハッチングのコントラストや角度、点滅などだけでなく、印刷物などの場合には、凹凸を実現した触感を含めることが可能である。これにより、元の色の違いに応じて、色覚異常者による観察に適した状態で、健常者による観察と同等の本来の見え方に近い識別が可能になる。この場合、表示装置であれば多数のピンの突出具合により凹凸を形成あるいは変化させたり、印刷物の場合には塗料により滑らかさやざらつきを表現したりすることで実現できる。
なお、以上の説明では有彩色の画像における区別の付きにくい色域についてテクスチャを付加して区別を容易にする具体例であったが、無彩色(グレースケール)において区別の付きにくい色、あるいは、単一の有彩色における濃淡の色などにおいて区別の付きにくい色、などに以上の実施形態を適用しても、区別がつきやすくなり良好な結果を得ることができる。
〔B〕第二の実施形態:
(B1)情報変換装置の構成:
図12は本発明の第二の実施形態の情報変換装置100の動作(情報変換方法の実行手順)を示すフローチャートであり、図13は本発明の第二の実施形態の情報変換装置100内の詳細構成を示すブロック図である。
この第二の実施形態では、ハッチング等の角度を視認するためには、少なくとも斜線一サイクル程度の面積を必要とすることに鑑み、画像を所定のエリアにわけ、そのエリアの画素値(色)の代表値毎にハッチング角度を決めるようにする。それにより、面積を持つため、その中でのハッチング角度の視認性が良くなることを特徴とするものである。
なお、以下の第二の実施形態は、テクスチャとしてハッチングを具体例にして、所定のエリア毎にハッチング角度を決定するものを具体例にするが、上述した第一の実施形態に対して適用することが可能なものである。従って、上述した第一の実施形態と共通する部分などについては、重複した説明は省略し、第一の実施形態と異なる部分を中心に説明を行う。
なお、この情報変換装置100のブロック図では、本実施形態の動作説明に必要な部分の周囲を中心に記載してあり、その他の情報変換装置100として既知の電源スイッチ、電源回路などの各種の部分については省略してある。
本実施形態の情報変換装置100は、色覚特性に応じたテクスチャを生成するための制御を実行する制御部101と、色覚特性と対応するテクスチャに関する情報などを記憶する記憶部103と、色覚特性情報とテクスチャ情報とに関する指定がオペレータにより入力される操作部105と、画像データと色覚特性情報とテクスチャ情報とに応じて有彩色の画像における異なる色であるものの受光側において受光結果が類似して区別の付きにくい混同色線上の領域について元の色の違いに応じて異なる状態のテクスチャを生成するテクスチャ生成部110’と、テクスチャ生成部110’で生成されたテクスチャと元の画像データとを合成して出力する画像処理部としてのハッチング重畳部120’と、を備えて構成されている。
また、ここで、テクスチャ生成部110’は、Nラインバッファ111と、色位置/ハッチング量生成部112と、角度計算部113と、角度データ保持部114とを備えて構成されている。
(B2)情報変換方法の手順、情報変換装置の動作、情報変換プログラムの処理:
以下、図12のフローチャート、図13のブロック図、図14以降の各種図面を参照して、第二の実施形態の動作説明を行う。
(B2−1)画像エリア分割:
まず、Nラインバッファ111を準備し(図12中のステップS1201)、該Nラインバッファに外部からのRGB画像データをNラインずつ格納する(図12中のステップS1202)。
ここで、元の色の違いに応じて異なる角度のテクスチャを付加する際の、予め設定した複数画素から構成されるエリアに、画像データを分割する。
このエリアの分け方は解像度に異存するが、8×8〜128×128画素ずつが望ましい。このサイズは、標準的な観察条件で2サイクル/度程度になり、また、デジタル処理を効率化するには、2のべき乗が望ましい。
これにより、画像が徐々に変化する場合、グラデーションはディスクリートに示されるが、同一エリア内ではハッチングとして同じ角度が保たれるため、正確に角度が視認でき、結果として色度判断視認性向上につながる。
(B2−2)エリア内代表値計算:
以上のようにエリアの分割を行い、角度計算部113にて、N画素×N画素を切り出して(図12中のステップS1203)、該エリア毎に代表値を計算する。
この代表値計算として、簡単に実行するには、エリア内の各画素の信号値で平均を取ればよい。また、中央値や他の値であってもよい。
なお、N×N画素の該エリアは、更に色分布で、セグメントに分解してもよい。この場合には、複数のエリア(セグメント)に分解し、そのセグメント毎に代表値を求める。これにより、画像の境界(色の変化の縁の部分)が予め決められたエリア内に存在してしまう場合に、アーテイファクトのない、美しいハッチングにすることができる。エリアの分解には、セグメンテーションの一般的な方法が用いられる。
(B2−3)ハッチングパラメータ計算:
そして、以上の代表値に対応するハッチングパラメータ(角度/コントラスト)を求める。ここでは、図14を参照する。
図14に示される均等な色度図(例えばu’v’色度図)上で、混同色線にほぼ垂直な線(直線、折れ線、曲線でも可)で、かつ、色域の端を通る補助線を引く。例えば、赤と青を通る補助線B上では角度とコントラストを最大にし、緑を通る補助線A上では角度とコントラストを最小にする。
そして、この第二の実施形態の角度計算部113では、ハッチングパラメータ角度を、以上の補助線Aと補助線Bとに基づいて決定する。たとえば、赤と青を通る補助線Bではハッチング角度=45度、緑を通る補助線Aではハッチング角度=135度とする。上述した第一の実施形態では、色域境界線から決定していたため、一部、急激に変わる場所があった。なお、図中で示した三角形はsRGBの色域であり、緑は、およそAdobeRGB(アドビシステムズ社の米国および他の国における登録商標または商標である。なお、以下同様である。)の原色の緑を通過している。
(B2−4)コントラスト強度を決定:
ここで、色位置/ハッチング量生成部112は、コントラスト強度を決定する。ここでは、図15を参照して説明する(図12中のステップS1212)。なお、ここでは、上述したN×N画素のエリアではなく、1画素毎に計算を行う。
原則的には角度と比例関係にするが、強度方向に余裕のない色域境界では、コントラスト強度を弱めるか、元色の明るさを調整する。
さもないと、元色にコントラストを付加したとき、画素値が飽和してしまうためである。
図15の横軸C*=0の白付近、黒付近では、ハッチング無しでも誤認する可能性が低いため、コントラストを弱めて0にする。すなわち、R’G’B’=RGB、Cont→0、とする。
また、C*=0を除く明度L*が高い部分では、目標色を色域内に入るように強度を調整して、かつ、コントラストを弱めてもよい。すなわち、R’G’B’=RGB/α、Cont→Cont/β、とする。
(B2−5)画像処理(ハッチング重畳):
以上のようにして決められたパラメータにしたがって、ハッチング重畳部120’にて、ハッチングを重畳する。ここでは、図16を用いて説明する。
ここでは、ハッチング画像を構成する要素を予め一行で持っておく。このハッチング要素は、サブピクセルの情報も記録しておく。これをハッチング要素データと呼ぶ。
ハッチングを重畳したい、X軸の値と、Y軸の値に基づき、ハッチング要素データから適切な箇所のデータを呼び出す。すなわち、サインカーブから所定のサンプリングを行ってハッチングを生成する。これには、X座標、Y座標、角度に依存する。図16内にも示した以下の計算式を用いればよい。変形例として、三角関数部分は予め計算してテーブル化しておくと高速に計算できる。
X軸:COS(Angle×π/180)×N_SUB
Y軸:TAN(Angle×π/180)×COS(Angle×π/180)×N_SUB
ハッチングの1周期:CYCLE(〜8)
サブピクセル数:N_SUB(〜64)
角度:Angle(−45〜45)
ただし、上記はY軸負の方向(上方向)を角度0度として角度が右回転すると角度増大としたものであり、他の実施例に合わせてX軸正の方向(右方向)を角度0度として角度が左回転すると角度増大とするならば、X軸とY軸の式が反対になり、つまり以下となる。
X軸:TAN(Angle×π/180)×COS(Angle×π/180)×N_SUB
Y軸:COS(Angle×π/180)×N_SUB
ハッチングの1周期:CYCLE(〜8)
サブピクセル数:N_SUB(〜64)
角度:Angle(45〜135)
上記式をもとに、ハッチング要素データ配列の中から何番目のデータをサンプリングするか、つまり配列番号を以下の式で決定し、ハッチングの重畳を行う。
配列番号:(P_X×X軸+P_Y×Y軸)%(CYCLE×N_SUB)
画像中のX座標:P_X
画像中のY座標:P_Y
ハッチング要素データ配列長:(CYCLE×N_SUB)
すなわち、ハッチング重畳部120’では、以上のように読み出したハッチング情報を、コントラスト強度に応じて画像の値を重畳させて、新しい画像データにする(図12中のステップS1207)。
(B−6)変形例:
以上の処理において、ノイズ対策として、クロマ成分にはローパスフィルタをかけてコントラスト強度を決定することが好ましい。
また、元色の強度だけを変えて少しでも差異が分かるようにしておき、その上で本手法を適用すると、色度を保つが、色覚異常者に強度の違いで認識できるようにすることができる。
(B−7)実施形態の効果:
(B−7−1)色度と角度の設定:
この第二の実施形態としては、たとえば、赤と青=45度のハッチング、グレー(無彩色)=90度のハッチング、緑=135度のハッチングと定める。
このようにすることで、グレーは角度真上(90度)となるため、色との対応を覚えやすくなる利点がある。
ここで、図17のように、混同色線の収束点から色域の範囲をカバーする角度を、第一色覚異常者、第二色覚異常者、第三色覚異常者が混同してしまうそれぞれの混同色線の角度を避けるように設定した。すなわち、いずれの色覚異常者の混同色線上では、ハッチング角度の変化が観察されるようにしておく。これにより、各色覚異常者にとって必ず判別できるようになる。
また、この例では、グレーを中間点に設定しているため、緑については、AdobeRGB の緑を想定すると都合がよい。これにより、同時に、より色域の広い色まで対応できることにもなる。
また、後述するように、明るさのみ認識できる全色盲を対象にして、副ハッチングを−45度から45度の範囲でさらに重畳させることもできる。これにより、すべての色覚異常者に対応できるようになる。
(B−7−2)階調/ノイズ/ディザ画像への対応「セグメンテーションの設定」:
同一格子エリア内で、色が変わっている場合には、以下のように複数の色として判断する。
このアルゴリズムは以下の通りである。
同一エリア内で似た色(たとえば、デジタル値で5の違いまで)が上下左右にあり、その接続数がエリアを構成する画素数以上の場合に、セグメントと判断し、それを構成する画素全てから平均色を与えた。これを満たせない画素は、例外扱いして、正方ブロック内全ての例外点を集め、一括して平均色を与えるようにする。
また、図18のように、ディザなどで市松模様になっている、または、単純な縦/横模様の場合、目視では平均色に見えるため、セグメントとはみなされないようにした。
また、このようなセグメントの扱いにより、棒グラフなどではきれいに色分けごとにハッチングされ、図19のようなグラデーションでは格子内(正方ブロック内の)平均の形でハッチングされる。
(B−7−9)効果の検証:
以上の第二実施形態による、所定の画素数のエリア毎にハッチング角度を決定した具体例を図示しながら説明する。
なお、原本はカラープリントしたものであるが、特許出願時点において、本願明細書に添付された時点ではモノクロで読み取られている。そこで、各図における色について、文章により説明を加えることにする。
図20(a)は左から右に、緑から赤に色が徐々に変化する19の色票を示している。図20(b)は左から右に、緑から赤に色が徐々に変化する19の色票に、本実施形態によるハッチングを付加した状態を示している。
図21(a)は左上がマゼンタであり右下が緑になるように徐々に色(有彩色)が変化しており、かつ、右上が黒で左下が白になるようにグレー(無彩色の濃度)が徐々に変化している画像である。
図21(b)は図21(a)に対して1画素単位で角度を計算して、1画素単位でハッチングを付加した画像であり、モアレ状の現象が発生し、グレー(本来であればハッチング90度)や緑(本来であればハッチング約120度)において予定していた角度と異なったハッチング角度の状態に視認される。また、緑の領域内で意図していない急激なハッチング角度の変化が生じている領域が存在している。
図22(a)は左上が赤であり右下がシアンになるように徐々に色(有彩色)が変化しており、右上が黒で左下が白になるようにグレー(無彩色の濃度)が徐々に変化している画像である。
図22(b)は図21(a)に対して1画素単位で角度を計算したハッチングを付加した画像であり、モアレ状の現象が発生し、赤(本来であればハッチング45度〜60度程度)において予定していた角度とは大きく異なったハッチング角度の状態に視認される(図示矢印位置)。
図23(a)は図21(a)と同じく、左上がマゼンタであり右下が緑になるように徐々に色(有彩色)が変化しており、右上が黒で左下が白になるようにグレー(無彩色の濃度)が徐々に変化している画像である。
図23(b)は図23(a)に対して16画素単位のエリア毎で角度を計算したハッチングを付加した画像であり、グレーでは90度のハッチングになっており、緑では約120度のハッチングになっており、マゼンタでは約60度のハッチングになっており、所望の角度のハッチングとして視認される。また、急激なハッチング角度の変化も生じていない。
図24(a)は図22(a)と同じく、左上が赤であり右下がシアンになるように徐々に色(有彩色)が変化しており、右上が黒で左下が白になるようにグレー(無彩色の濃度)が徐々に変化している画像である。
図24(b)は図24(a)に対して16画素単位のエリア毎で角度を計算したハッチングを付加した画像であり、グレーでは90度のハッチングになっており、赤では約45度のハッチングになっており、シアンでは約120度のハッチングになっており、所望の角度のハッチングとして視認される。また、急激なハッチング角度の変化も生じていない。
また、ここに図示されない各種の画像を用いて実験してみたところ、図20に示した色票のハッチングの角度と同様なハッチングが画像に付加された状態で視認されることが明らかになった。
なお、上述したセグメントの処理によれば、図25(a)のように所定のエリア内にハッチングの継ぎ目が生じる場合を、図25(b)のように継ぎ目のない状態のハッチングとすることができる。これにより、ハッチング角度の視認性がより一層向上することが確認された。
〔C〕第三の実施形態:
以上の第一の実施形態や第二の実施形態では、カラー画像にハッチングなどのテクスチャを付加し、健常者と色覚異常者とで共に色の違いを認識できるようにしていた。
これに対し、この第三の実施形態では、カラー原稿あるいはカラー画像データをモノクロプリントする際に、以上の第一の実施形態と第二の実施形態とを適用することを特徴とする。
すなわち、色の違いに応じて異なる角度のハッチングを付し、最終的にモノクロ画像として画像形成する。これにより、モノクロプリント時に色の区別が付かなくなる問題が解消される。この場合、以上の実施形態を実施する回路やプログラムをコンピュータやプリンタや複写機に内蔵することにより実現可能である。
これにより、モノクロプリンタで有効活用できる、あるいは、カラープリンタにおける高価なカラーインクやカラートナーの使用が削減できるといったことにより、省資源に寄与することが可能になる。
また、近年使われつつあるモノクロの電子ペーパー、たとえば、イーインクを用いた記憶機能を持つディスプレイなどにも、この第三の実施形態を適用することが可能である。
また、カラープリンタにおいて、カラーインクが切れたものの、黒インクあるいは黒トナーのみが残った場合にも、プリントを続行できるという利点がある。
また、カラープリンタで、いずれかの色のインクやトナーが切れた場合にも、ハッチングの角度により色の識別をさせることで、その色を使用しない状態でも、プリントを続行できるという利点がある。
なお、このモノクロプリントを実行する際には、以上の実施形態の一方向だけのハッチング(主ハッチング)に加え、これと略直交する方向でハッチング角度を計算し(図26参照)、ハッチング(副ハッチング)を付加することが望ましい。
この副ハッチングは、主ハッチングと重畳して画像上でハッチングを形成する。これにより、モノクロプリント、または、全色盲の人にも、各色を区別できるようになる。
このとき、副ハッチングを主ハッチングと区別するため、周波数や角度を主ハッチングと副ハッチングとで変えておく。
望ましくは、
主ハッチング:45〜135度、
副ハッチング:−45〜45度、(または、重なりを防ぐため、−30〜30度)、
とする。
かつ、副ハッチングでは、主ハッチングより周波数を高め、細かくしておくことが望ましい。望ましくは、主ハッチングの倍の周波数が良い。これにより、ハッチング種類が区別できるようにできる。
なお、グレーの場合、主ハッチングは垂直に、副ハッチングは水平になるようにすることが、色を判別しやすくするため望ましい。
また、ハッチング強度については、いくつかのパターンがあり、
・主ハッチング:(1) 緑を強く、赤を弱くする。(2) その逆にする。
・副ハッチング:(A) 青を強く、赤を弱くする。(B) その逆にする。
の4通りの組み合わせが考えられる、(2)・(B)または、(1)と(A)か(B)、が望ましい。健常者は赤色を注目色として利用することが多いため、このような選択をすることで、色覚異常者にもハッチング強度の高い部分、すなわち、注目された色として示すことができる。この選択は、角度が固定されていれば、画像種類、文書の意図などで適宜切り替えておけば、実用上色の判別の間違いはなく、かつ、注目色を健常者と色覚異常者で共有できる。
また、ハッチング強度として、グレー付近をゼロとして、たとえばu’v’色度図でのグレーからの距離に応じて、ハッチング強度を増加させてもよい。
図27はこの種の主ハッチングと副ハッチングとを併用した状態を示す一例であり、左下のものが水平/垂直であり、グレーの場合を表していることがわかる。
〔D〕その他の実施形態、変形例:
(D1)原文書に細かい線や文字が存在する場合、ハッチングは視認性が悪いため、細線を含む背景数画素に対して上記で説明したハッチングを示すことで、視認させるようにしてもよい。これにより、細い線(たとえば、赤色の文字)に対して、周囲にその情報が淡くハッチングとして表示されるために識別できるようになる。
(D2)文書が電子的に生成されている場合、一様なエリアについての判定は、あらかじめ分割されたエリアごとに画像処理で判別するのではなく、文書のオブジェクト情報を利用するのでもよい。この場合、網掛けなどの情報が含まれているので誤判断がなくなる。
(D3)以上の各実施形態における技術は、文書や画像だけでなく、タッチパネルなどの操作用画面等にも利用可能である。この場合において、使用者に、ハッチング付与の方法(コントラストや、方向性)などを選択させる仕組みにしてもよい。
(D4)プリンタでハーフトーニング処理(たとえば、ディザ処理や誤差拡散処理など)をする場合は、ハーフトーニング処理前に、以上説明してきたハッチング処理を入れておくのが望ましく、または、ハーフトーニング自身で直接角度を設定してもよい。

Claims (33)

  1. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、パターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャ、のいずれかのテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法。
  2. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法。
  3. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてコントラストが変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法。
  4. 前記相対的な位置は、前記混同色線上の前記第1及び第2の位置間の距離に対して、以下の(1)式で表される比率で表される位置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報変換方法。
    P_b=BD/CD …(1)
    ここで、
    P_b:相対的な位置,
    BD:テクスチャが付加される所定位置と前記第1及び第2の位置の一方との前記混同色線上の距離,
    CD:前記第1の位置と前記第2の位置との前記混同色線上の距離
  5. 前記付加されるテクスチャは、概連続して異なる状態のテクスチャを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の情報変換方法。
  6. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、パターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、
    前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、
    前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置。
  7. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、
    前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、
    前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置。
  8. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、
    前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、
    前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置。
  9. 前記相対的な位置は、前記混同色線上の前記第1及び第2の位置間の距離に対して、以下の(1)式で表される比率で表される位置であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の情報変換装置。
    P_b=BD/CD …(1)
    ここで、
    P_b:相対的な位置,
    BD:テクスチャが付加される所定位置と前記第1及び第2の位置の一方との前記混同色線上の距離,
    CD:前記第1の位置と前記第2の位置との前記混同色線上の距離
  10. 前記テクスチャ生成部で生成されるテクスチャには、概連続して異なる状態のテクスチャを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の情報変換装置。
  11. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、パターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、
    前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するように前記テクスチャを生成するようコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
  12. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、
    前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
  13. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じてコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、
    前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
  14. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャ、のいずれかのテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法。
  15. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法。
  16. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にコントラストが変化するテクスチャを付加する情報変換方法であって、
    前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにすることを特徴とする情報変換方法。
  17. 前記エリアは、画像を格子状に分割して生成されたものである、ことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一項に記載の情報変換方法。
  18. 前記エリア内で色の違いにより複数のセグメントに分割し、該セグメント毎に異なる角度のテクスチャを付加する、ことを特徴とする請求項14乃至15のいずれか一項に記載の情報変換方法。
  19. 前記エリア内においてノイズあるいはディザの有無を判定し、ノイズあるいはディザであると判定された部分ではセグメントの分割を行わない、ことを特徴とする請求項18記載の情報変換方法。
  20. 同一エリア内での隣接画素との色の違いが所定値未満の場合は、セグメントの分割を実行しない、ことを特徴とする請求項19記載の情報変換方法。
  21. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、
    前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、
    前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置。
  22. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、
    前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、
    前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置。
  23. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加する情報変換装置であって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、
    前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を備え、
    前記テクスチャ生成部は、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するよう前記テクスチャを生成することを特徴とする情報変換装置。
  24. 前記テクスチャ生成部は、画像を格子状に分割して生成したエリア毎に、異なる角度のテクスチャを生成する、ことを特徴とする請求項21乃至22のいずれか一項に記載の情報変換装置。
  25. 前記テクスチャ生成部は、前記エリア内で色の違いにより複数のセグメントに分割し、該セグメント毎に異なる角度のパターンあるいはハッチングを含むテクスチャを生成する、ことを特徴とする請求項21乃至22のいずれか一項に記載の情報変換装置。
  26. 前記テクスチャ生成部は、前記エリア内においてノイズあるいはディザの有無を判定し、ノイズあるいはディザであると判定された部分ではセグメントの分割を行わない、ことを特徴とする請求項25記載の情報変換装置。
  27. 前記テクスチャ生成部は、同一エリア内での隣接画素との色の違いが所定値未満の場合は、セグメントの分割を実行しない、ことを特徴とする請求項25記載の情報変換装置。
  28. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を上限とし、他方を下限として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンの角度が変化するテクスチャ、ハッチングの角度が変化するテクスチャ、コントラストが変化するテクスチャ、異なる周期もしくは速度で変化するテクスチャ、異なる方向に移動するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、
    前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するように前記テクスチャを生成するようコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
  29. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にパターンもしくはハッチングの角度が変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、
    前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
  30. 異なる色でありながら受光側において受光結果が類似する画像上の領域にテクスチャを付加するようにコンピュータを機能させる情報変換プログラムであって、
    該類似する色の領域に対し、混同色線上の第1の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第1補助線とし、前記第1の位置とは異なる前記混同色線上の第2の位置を通り前記混同色線とほぼ垂直な線を第2補助線としたとき、前記第1及び第2補助線のいずれか一方を最大値とし、他方を最小値として、前記第1及び第2補助線間の前記混同色線上の相対的な位置に応じて、予め設定した複数画素から構成されるエリア毎にコントラストが変化するテクスチャを生成するテクスチャ生成部と、前記テクスチャ生成部で生成された前記テクスチャと元の画像とを合成して出力する画像処理部と、を有し、
    前記テクスチャ生成部が、前記類似する色の領域について、前記テクスチャを付加する前の色と、前記テクスチャが付加された全ての色の平均とが概ね一致するようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
  31. 請求項1乃至5、または、請求項14乃至20のいずれかにより、入力されるカラー画像データをモノクロでプリントする、ことを特徴とする情報変換方法。
  32. 請求項6乃至10、または、請求項21乃至27のいずれかにより、入力されるカラー画像データをモノクロでプリントする、ことを特徴とする情報変換装置。
  33. 請求項11乃至13、または、請求項28乃至30のいずれかにより、入力されるカラー画像データをモノクロでプリントするようにコンピュータを機能させることを特徴とする情報変換プログラム。
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