JP5887715B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法、印刷物に関する。
従来、商品等を包装する紙(以下、包装媒体と呼ぶ)のほとんどは、グラビア印刷で少品種大量生産されていた。顧客の様々なニーズに対応するために、包装媒体の多品種少量生産の要望があった。
印刷媒体にインクを吐出するインクジェットプリンターでの印刷は、グラビア印刷で必要とされる製版が不要であるため、多品種少量生産が可能である。インクジェットプリンターは、コート層を有する専用紙に印刷することにより、にじみや裏写りがなく、きれいに印刷できる。しかし、グラビア印刷での包装媒体の生産に一般に用いられている包装紙はコート層を有していないので、インクジェットプリンターで包装紙を印刷媒体として使用して印刷すると、インクがあふれてにじみや裏写りを生じさせてしまう場合がある。そのため、インクジェットプリンターでの印刷に、従来の包装紙をそのまま使用することには問題があった。また、にじみや裏写りを防止するため、インクジェットプリンターで、インク吐出量を減らすと、色の濃度が下がり、グラビア印刷の画質と比較して、画質が低下する場合があった。
従来では、画像データ内の明度が高い領域と明度が低い領域とを判定し、その判定結果に基づきインク吐出量を調整することで、印刷画像の不鮮明化を抑制しつつ、印刷紙に吐出されるインク吐出量を少なくする画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−271045号公報 特開2009−71695号公報
上記従来の技術では、インク吐出量を少なくできるが、包装紙を用いた印刷に適用した場合には、グラビア印刷の画質と同等の画質を確保することはできない。なお、インクジェットプリンター対応のコート層を有する専用紙を包装媒体として使用することも考えられるが、専用紙は従来の包装紙よりも厚いために折り曲げが容易でないこと、折り曲げたときにインクの剥がれが発生するおそれがあること、専用紙のコート層は被包装物に影響を及ぼす可能性があること、専用紙は包装紙と比較して価格が高いこと、といった点で必ずしも適切ではない。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、画像をインクジェットプリンターで印刷する場合に、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。本発明の一形態は、画像処理装置であって、背景とオブジェクトとを含む元画像における、少なくとも前記背景に第1テクスチャ成分を付加し、前記オブジェクトに前記第1テクスチャ成分と異なる第2テクスチャ成分を付加する画像処理を行う画像処理部と;画像に基づき、インクジェット方式での印刷用の印刷データを生成する印刷制御部と;を備え;前記印刷制御部は、前記画像処理後の画像に基づき印刷を行う印刷モードでは、前記画像処理を行わずに印刷を行う印刷モードと比較して、単位面積あたりのインク吐出量の少ない印刷データを生成する。このような形態であれば、背景とオブジェクトとのテクスチャ成分が異なる場合、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となるため、オブジェクトは、見た目上、背景と比較して目立って見える。そのため、背景にテクスチャ成分を付加する前の元画像と比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。その他、本発明は、以下のような形態として実現することも可能である。
[適用例1]画像処理装置であって、
背景とオブジェクトとを含む元画像における、少なくとも前記背景に第1テクスチャ成分を付加する画像処理を行う画像処理部を備える、画像処理装置。
この画像処理装置では、元画像の背景にテクスチャ成分を付加する画像処理を行う。背景とオブジェクトとのテクスチャ成分が異なる場合、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となるため、オブジェクトは、見た目上、背景と比較して目立って見える。そのため、背景にテクスチャ成分を付加する前の元画像と比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
[適用例2]適用例1に記載の画像処理装置であって、
画像に基づき、インクジェット方式での印刷用の印刷データを生成する印刷制御部を備え、
前記印刷制御部は、前記画像処理後の画像に基づき印刷を行う印刷モードでは、前記画像処理を行わずに印刷を行う印刷モードと比較して、単位面積あたりのインク吐出量の少ない印刷データを生成する、画像処理装置。
この画像処理装置では、インクジェット方式でのインク吐出量の少ない印刷データを生成する。そのため、テクスチャ成分を付加する前の画像と比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の画像処理装置であって、
前記画像処理は、前記元画像における前記第1テクスチャ成分付加後の前記背景の色域を変化させる背景色域調整処理を含む、画像処理装置。
この画像処理装置では、テクスチャ成分付加後の背景の色域を変化させるので、色域効果により、オブジェクトは背景に対して鮮やかに見える。そのため、テクスチャ成分を付加する前の画像と比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
[適用例4]適用例3に記載の画像処理装置であって、
前記背景色域調整処理は、前記元画像における前記第1テクスチャ成分付加後の前記背景の色域を圧縮させる処理である、画像処理装置。
この画像処理装置では、テクスチャ成分付加後の背景の色域を圧縮させる。そのため、色域効果により、オブジェクトは背景に対してより鮮やかに見える。
[適用例5]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画像処理は、前記元画像の前記オブジェクトの色域を変化させるオブジェクト色域調整処理を含む、画像処理装置。
この画像処理装置では、オブジェクトの色域を変化させるので、色域効果により、オブジェクトは背景に対して鮮やかに見える。そのため、テクスチャ成分を付加する前の画像と比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
[適用例6]適用例5に記載の画像処理装置であって、
前記オブジェクト色域調整処理は、前記元画像の前記オブジェクトの色域を伸張させる処理である、画像処理装置。
この画像処理装置では、オブジェクトの色域を変化させる。そのため、色域効果により、オブジェクトは背景に対してより鮮やかに見える。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記画像処理は、前記オブジェクトに第2テクスチャ成分を付加する処理を含む、画像処理装置。
この画像処理装置では、元画像のオブジェクトにテクスチャ成分を付加する画像処理を行う。背景とオブジェクトとのテクスチャ成分が異なる場合、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となる。よって、背景のみにテクスチャ成分を付加する場合と比較して、オブジェクトは、見た目上、背景に対してより目立って見える。そのため、テクスチャ成分を付加する前の画像と比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
[適用例8]適用例7に記載の画像処理装置であって、
前記第1テクスチャ成分は、特定の第1パターンを繰り返すテクスチャ成分であり、
前記第2テクスチャ成分は、前記第1パターンとは異なる特定の第2パターンを繰り返すテクスチャ成分であり、
前記第1テクスチャ成分の周波数と前記第2テクスチャ成分の周波数とは互いに異なる、画像処理装置。
この画像処理装置では、背景に付加されるテクスチャ成分とオブジェクトに付加されるテクスチャ成分とは、特定のパターンを繰り返すテクスチャ成分である。また、背景に付加されるテクスチャ成分の周波数とオブジェクトに付加されるテクスチャ成分の周波数は互いに異なる。そのため、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となるため、オブジェクトは、見た目上、背景と比較して目立って見える。
[適用例9]適用例8に記載の画像処理装置であって、
前記第1テクスチャ成分の周波数は、前記第2テクスチャ成分の周波数よりも大きい、画像処理装置。
この画像処理装置では、背景に付加されるテクスチャ成分の周波数は、オブジェクトに付加されるテクスチャ成分の周波数よりも大きい。そのため、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となり、オブジェクトは、見た目上、背景に対して浮かび上がり、目立って見える。
[適用例10]適用例8または適用例9に記載の画像処理装置であって、
前記第1テクスチャ成分の振幅と前記第2テクスチャ成分の振幅とは互いに異なる、画像処理装置。
この画像処理装置では、背景に付加されるテクスチャ成分の振幅とオブジェクトに付加されるテクスチャ成分の振幅は互いに異なる。そのため、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となるため、オブジェクトは、見た目上、背景と比較して目立って見える。
[適用例11]適用例10に記載の画像処理装置であって、
前記第1テクスチャ成分の振幅は、前記第2テクスチャ成分の振幅よりも小さい、画像処理装置。
この画像処理装置では、背景に付加されるテクスチャ成分の振幅は、オブジェクトに付加されるテクスチャ成分の振幅よりも小さい。そのため、背景とオブジェクトとは、奥行き的に不連続となり、オブジェクトは、見た目上、背景に対して浮かび上がり、目立って見える。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、画像処理方法および装置、画像検索方法および装置、印刷方法および装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施例における印刷処理システム10を概略的に示す説明図である。 第1実施例の印刷処理システム10による印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施例の画像処理の流れを示すフローチャートである。 表示部120に表示される画像の一例を示す説明図である。 テクスチャ成分を付加する前の背景BGのRGB成分における成分量の一例を示す説明図である。 第1実施例で背景BGに付加するテクスチャ成分における成分量の一例を示す説明図である。 第1実施例で背景BGにテクスチャ成分を付加した後の図4におけるX部の拡大図である。 第1実施例における色域の圧縮に関する色度図である。 第1実施例で背景BGに付加するテクスチャ成分の色域を圧縮した後の成分量の一例を示す説明図である。 第2実施例の画像処理の流れを示すフローチャートである。 テクスチャ成分を付加する前のオブジェクトOBJのRGB成分における成分量の一例を示す説明図である。 第2実施例でオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分における成分量の一例を示す説明図である。 第2実施例における色域の伸張に関する色度図である。 第2実施例でオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分の色域を伸張した後の成分量の一例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
A.第1実施例:
A−1.印刷処理システム:
A−2.印刷処理:
A−3.画像処理:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
A−1.印刷処理システム
図1は、本発明の第1実施例における印刷処理システム10を概略的に示す説明図である。本実施例の印刷処理システム10は、コンピューター100と、コンピューター100に接続されたインクジェットプリンター300およびスキャナー400と、を備えている。
コンピューター100は、CPU110と、液晶モニター等の表示部120と、キーボードやマウス等の操作部130と、ハードディスクドライブ等の外部記憶装置140と、インターフェース部(I/F部)150と、ROMやRAM等の内部記憶装置200と、を備えている。コンピューター100の各構成要素は、バス160を介して互いに接続されている。
インターフェース部150は、ケーブルを介してインクジェットプリンター300およびスキャナー400等の外部機器と接続され、外部機器との間で情報のやりとりを行う。例えば、インターフェース部150は、インクジェットプリンター300に対し、印刷データを供給する。また、インターフェース部150は、スキャナー400により生成された画像データを取得する。なお、スキャナー400に変えて、デジタルカメラであってもよい。また、画像データは、コンピューターを用いて生成された画像(CG)であってもよい。インターフェース部150は、ネットワークと接続され、ネットワークを介して情報のやりとりを行うとしてもよい。
内部記憶装置200には、画像処理モジュール210と、画像取得モジュール220と、印刷制御モジュール230と、画像生成モジュール240と、が格納されている。画像処理モジュール210と画像取得モジュール220と印刷制御モジュール230と画像生成モジュール240とは、所定のオペレーティングシステムの下で、後述の印刷処理の少なくとも一部の処理を実行するためのコンピュータープログラムである。具体的には、画像取得モジュール220は、スキャナー400を制御するスキャナードライバーであり、印刷制御モジュール230は、インクジェットプリンター300を制御するプリンタードライバーである。CPU110は、内部記憶装置200から画像処理モジュール210と画像取得モジュール220と印刷制御モジュール230と画像生成モジュール240とを読み出して実行することにより、これら各部の機能を実現する。なお、本実施例における画像処理モジュール210は、本発明における画像処理部に相当し、印刷制御モジュール230は、本発明における印刷制御部に相当する。また、本実施例におけるコンピューター100は、本発明における画像処理装置に相当する。
インクジェットプリンター300は、インク滴を印刷媒体上に吐出してインクドットを形成することにより印刷を行うプリンターである。本実施例のインクジェットプリンター300は、6色のインク(シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンダ(LM))を用いて印刷を行う。
スキャナー400は、対象物を読み取り、読み取った対象物の画像を表すデータを生成するイメージスキャナーである。
A−2.印刷処理
図2は、第1実施例の印刷処理システム10による印刷処理の流れを示すフローチャートである。本実施例の印刷処理は、原画を読み取って画像データを取得し、画像データに所定の画像処理を施した後に、印刷媒体としての包装紙に印刷を行って、商品等を包装する包装媒体を生産する処理である。
最初に画像取得モジュール220は、スキャナー400を制御して原画を読み取り、画像データを取得する。原画は、包装媒体用にデザインされたもの、例えば、絵の具を用いて描画されたものである。画像生成モジュール240は、読み取った画像データを背景とオブジェクトとに識別し、背景の色を濃淡のない特定の一色に変更して、元画像データを生成処理する(ステップS102)。
次に、画像処理モジュール210は、元画像データに対して、所定の画像処理を行う(ステップS110)。画像処理の詳細については、後述する。
次に、印刷制御モジュール230は、画像処理が行われた画像データ(例えばRGBデータ)の解像度を印刷解像度に一致する解像度変換処理を行う(ステップS120)。
次に、印刷制御モジュール230は、解像度変換後の画像データを、インクジェットプリンター300の各インク色のインク吐出量データに変換するインク色分版処理を行う(ステップS130)。本実施例では、操作者は、操作部130を操作することにより、印刷制御モジュール230が有している印刷媒体の種類毎のルックアップテーブル(LUT)から、LUTを選択する。本実施例では、包装紙用のLUTを用いてインク色分版処理を行うと、専用紙用のLUTを用いて処理を行った場合と比較して、インク吐出量が40%程度少なくなるようにLUTが設定されている。なお、本発明における印刷媒体に吐出するときに減らすインク吐出量は40%程度に限定されない。
次に、印刷制御モジュール230は、インク色分版処理で得られたインク吐出量データを2値化(あるいは多値化)し、各画素における各色インクドットのON/OFF(あるいはインクドットの大きさ)を示すドット配置データを生成するハーフトーン処理を行う(ステップS140)。
次に、印刷制御モジュール230は、ドット配置データを、インクジェットプリンター300のノズル配置や印刷媒体の搬送量等に応じて、画像形成動作の順に並び替えるラスタライズ処理を行う(ステップS150)。ラスタライズ処理により、各画造形成動作における各ノズルによるインク吐出態様(インク吐出/非吐出の別やインク吐出量)を特定する印刷データが生成される。なお、印刷データは、インクジェットプリンター300の各部に特定の動作の実行を指示するためのコマンドデータを含んでいる。
次に、印刷制御モジュール230は、印刷データに基づき、インクを吐出する移動機構による画像形成動作と、印刷媒体を搬送させる搬送動作と、を繰り返すことにより、印刷媒体としての包装紙に画像を印刷する記録処理を行う(ステップS160)。これにより、商品等を包装する包装媒体が生産される。
A−3.画像処理
図3は、第1実施例の画像処理の流れを示すフローチャートである。画像処理(図2のステップS110)は、元画像データに対して、背景にテクスチャ成分を付加し、背景の色域を変化させる処理である。
画像処理モジュール210は、表示部120に操作するための操作画面を表示する。画像処理モジュール210の操作画面上で画像データのファイルを開くと、表示部120に画像データに基づいた画像が表示される(ステップS310)。
図4は、表示部120に表示される画像の一例を示す説明図である。画像IMGは、元画像生成処理で生成された画像である。画像IMGは、背景BGと複数のオブジェクトOBJとから構成されている。オブジェクトOBJは、背景BG上に分散配置された模様を意味する。なお、各オブジェクトOBJが独立していてもよいし、一部がつながったり、重なったりしていてもよい。操作者が、操作部130を操作して、あらかじめ設定登録されているテクスチャ成分の1つを選択すると、画像処理モジュール210は、表示部120に表示された画像IMGの背景BGに、選択されたテクスチャ成分を付加する(ステップS320)。本実施例で選択され、付加されたテクスチャ成分については、後述する。
図5は、テクスチャ成分を付加する前の背景BGのRGB成分における成分量の一例を示す説明図である。横軸は階調値である。本実施例では、階調値は、最小である左端が0であり、最大である右端が255で、256階調となっている。縦軸は成分量(%)である。図5(a)は、RED(R)成分とGREEN(G)成分とBLUE(B)成分とを合わせた成分量を示している。図5(b)はR成分の成分量を示し、図5(c)はG成分の成分量を示し、図5(d)はB成分との成分量を示している。本実施例におけるR成分は、階調値が232の成分量100%の成分である。G成分は、階調値が229の成分量100%の成分である。B成分は、階調値が218の成分量100%の成分である。また、RGB各成分は、特定の階調値の成分量が100%であるため、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGの背景BGの色は濃淡のない混合色一色となる。
図6は、第1実施例で背景BGに付加するテクスチャ成分における成分量の一例を示す説明図である。図6は、図5と同様、横軸が階調値で、縦軸が成分量(%)である。図6(a)は、R成分とG成分とB成分とを合わせた成分量を示している。図6(b)はR成分の成分量を示し、図6(c)はG成分の成分量を示し、図6(d)はB成分との成分量を示している。図6(a)の成分量を示すヒストグラムは、階調値が50と206との成分量が最も多く、階調値128を中心とした対照的な成分分布となっている。このように、各色成分において、所定の2つの階調値でピークを有する分布となっている。また、各色成分において、2つのピークの間の階調において、極小値を持っている。本実施例で背景BGに付加するテクスチャ成分では、図6(b)に示すR成分と図6(c)に示すG成分と図6(d)に示すB成分との成分量は同じヒストグラムである。なお、背景BGに付加するテクスチャ成分のRGBの成分量は異なっていてもよい。また、ヒストグラムの成分分布は本実施例のものに限られない。図6に示すテクスチャ成分は、本発明における第1テクスチャ成分に相当する。
図7は、第1実施例で背景BGにテクスチャ成分を付加した後の図4におけるX部の拡大図である。本実施例で背景BGに付加するテクスチャ成分は、濃淡を有する粒状パターンGRを繰り返した模様であり、後述する色域の圧縮と合わせることで、背景BGに和紙のような質感を与えている。本実施例における背景BGの粒状パターンGRの周波数は、3個/mm(3パターン/mm)である。ここで、背景BGの粒状パターンGRの周波数は、単位距離当たりに含まれる粒状パターンGRの数である。なお、背景BGの粒状パターンGRは、本発明における特定の第1パターンに相当する。
画像IMGの背景BGにテクスチャ成分が付加されると、テクスチャ成分が付加された後の画像IMGは、表示部120に表示される(ステップS330)。本実施例における背景BGに付加されるテクスチャ成分は、画像IMGに近づいて意識して注視しないと、テクスチャ成分の有無を確認できないぐらいのものである。なお、背景BGに付加されるテクスチャ成分は本実施例のものに限られず、遠くから観察して、テクスチャ成分の有無を確認できるものであってもよい。
操作者は、画像IMGの背景BGに付加されたテクスチャ成分を選びなおしたいとき(ステップS340:NO)、再び背景BGに付加するテクスチャ成分を選択し、背景BGにテクスチャ成分を付加する(ステップS320)。
操作者は、画像IMGの背景BGに付加されたテクスチャ成分でよければ(ステップS340:YES)、操作部130を操作することにより、表示部120に表示された画像IMGの背景BGの色域を圧縮する(ステップS350)。
図8は、第1実施例における色域の圧縮に関する色度図である。色域を圧縮する前の背景BGの色域は、馬蹄形のC1の内部で表される領域である。点WHは、図8で無彩色の白色を示す点である。本実施例の色域の圧縮では、点WHを中心として、色域はC1から馬蹄形のC2(矢印の方向)に相似的に圧縮される。色域が圧縮されるため、色域を圧縮する前と比較して、テクスチャ成分を付加した背景BGの最大の階調値と最小の階調値との差である振幅は小さくなる。なお、色域の圧縮の方法には、本実施例のような点WHを中心とする相似的な圧縮に限られない。
図9は、第1実施例で背景BGに付加するテクスチャ成分の色域を圧縮した後の成分量の一例を示す説明図である。横軸が階調値で、縦軸が成分量(%)である。図9(a)は、R成分とG成分とB成分とを合わせた成分量を示している。図9(b)はR成分の成分量を示し、図9(c)はG成分の成分量を示し、図9(d)はB成分との成分量を示している。図9(a)に示すように、本実施例における色域を圧縮した後の背景BGの最大の階調値は240で、最小の階調値は200であるため、背景BGの振幅は40となる。図9(b)に示すように、R成分は、背景BGにテクスチャ成分を付加する前のR成分の階調値232を中心とし、階調値227と237とで成分量が最も多い、対照的な成分分布となっている。同様に、図9(c)に示すように、G成分は、背景BGにテクスチャ成分を付加する前のG成分の階調値229を中心とし、階調値222と236とで成分量が最も多い、対照的な成分分布となっている。また、図9(d)に示すように、B成分は、背景BGにテクスチャ成分を付加する前のB成分の階調値218を中心とし、階調値206と230とで成分量が最も多い、対照的な成分分布となっている。このように、各色成分において、所定の2つの階調値でピークを有する分布となっている。また、各色成分において、2つのピークの間の階調において、極小値を持っている。なお、操作者は、背景BGに付加するテクスチャ成分のRGBの色域の圧縮率を自由に設定できる。また、図9(b)、(c)、(d)のように、B成分、G成分、R成分の順に、2つのピークの間の幅が狭くなるように設定することが好ましい。すなわち、2つのピークとなる階調値の差は、B成分が24と最も大きく、次にG成分が14と大きく、R成分が10と最も小さくなるように設定することが好ましい。なお、各成分のピークとなる階調値の差の数値はこれに限られない。各成分の2つのピークの間の幅の関係は、第2実施例の順に限られないし、例えば、いずれかの成分で、2つのピークの間の幅が同じであってもよい。また、色域の圧縮率は本実施例の圧縮率と異なっていてもよいし、圧縮する中心の階調値も自由に設定してもよい。背景BGの振幅も本実施例の数値に限られない。
画像IMGの背景BGの色域が圧縮されると、色域を圧縮した後の画像IMGが、表示部120に表示される(ステップS360)。操作者は、画像IMGの背景BGの色域の圧縮をやり直したいとき(ステップS370:NO)、再び背景BGの色域の圧縮を行う(ステップS350)。
操作者は、画像IMGの背景BGの色域の圧縮でよければ(ステップS370:YES)、その後、画像IMGの画像処理について、すべてよいか判断する。操作者が画像IMGに付加されたテクスチャ成分や色域の圧縮について変更したい場合(ステップS380:NO)、再び操作者は背景BGに付加するテクスチャ成分を選択し、背景BGに付加する(ステップS320)。操作者が画像IMGの画像処理についてすべてよいと判断した場合(ステップS380:YES)、画像処理は終了する。
以上説明したように、本実施例の印刷処理システム10では、画像処理モジュール210は、画像IMGの背景BGにテクスチャ成分を付加することができる。ここで、画像IMG内の隣接する背景BGとオブジェクトOBJとのテクスチャ成分が異なる場合、背景BGとオブジェクトOBJとは、奥行き的に不連続な(奥行き弁別閾値が異なる)ことが多い。そのため、画像IMGの観察者は、背景BGとオブジェクトOBJとは同じ画像IMG内に存在するにもかかわらず、見た目上、観察者と背景BGとの距離と観察者とオブジェクトOBJとの距離とが、異なっているように見える。よって、背景BGにテクスチャ成分を付加することによって、背景BGと比較してオブジェクトOBJが、見た目上、目立って見える。従って、本実施例の印刷処理システム10では、インクジェットプリンター300で背景BGにテクスチャ成分を付加した画像IMGを印刷する場合、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGと比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
また、本実施例の印刷処理システム10では、印刷制御モジュール230は、インクジェットプリンター300が印刷媒体に吐出するインク吐出量を少なくすることができるため、コート層を有しない印刷媒体にも、にじみや裏写りを生じさせないで印刷することができる。また、包装媒体へのインク吐出量を少なくすることができるので、インクのコストを削減できる。
また、本実施例の印刷処理システム10では、画像処理モジュール210は、画像IMGの背景BGにテクスチャ成分を付加した後、背景BGの色域を圧縮している。そのため、周辺の色域が低い環境では物体の見えの色域が上昇する色域効果を生じる。よって、オブジェクトOBJは背景BGに対して鮮やかに見える。従って、本実施例の印刷処理システム10では、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGと比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
B.第2実施例
図10は、第2実施例の画像処理の流れを示すフローチャートである。第2実施例における画像処理では、画像IMGの背景BGにテクスチャ成分を付加する処理に加えて、オブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加すると共に、オブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分の色域を伸張する処理を行う点が、第1実施例の画像処理と異なる。また、第2実施例では、画像処理を行う元画像は、CGであり、画像IMG内の背景BGの色は、濃淡のない特定の一色である。オブジェクトOBJの色は、濃淡のない特定の一色または複数色である。すなわち、第2実施例の元画像では、背景BGもオブジェクトOBJもテクスチャ成分を有していない。
図10のステップS410からステップS480までの処理は、図3に示した第1実施例のステップS310からステップS380までの処理と同じである。操作者は、背景BGの画像処理の後、オブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分を選択する(ステップS510)。
図11は、テクスチャ成分を付加する前のオブジェクトOBJのRGB成分における成分量の一例を示す説明図である。図5と同様、横軸が階調値で、縦軸が成分量(%)である。図11(a)は、背景BGの図11(b)に示すR成分と図11(c)に示すG成分と図11(d)に示すB成分とを合わせた成分量を示している。図11(b)はR成分の成分量を示し、図11(c)はG成分の成分量を示し、図11(d)はB成分との成分量を示している。第2実施例におけるR成分は、階調値が235の成分量100%の成分である。G成分は、階調値が160の成分量100%の成分である。B成分は、階調値が240の成分量100%の成分である。また、RGB各成分は、特定の階調値の成分量が100%であるため、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGのオブジェクトOBJは濃淡のない混合色一色となる。
図12は、第2実施例でオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分における成分量の一例を示す説明図である。図12は、図11と同様、横軸が階調値で、縦軸が成分量(%)である。図12(a)は、背景BGの図12(b)に示すR成分と図12(c)に示すG成分と図12(d)に示すB成分とを合わせた成分量を示している。第2実施例でオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分は、図12(b)に示すR成分と図12(c)に示すG成分と図12(d)に示すB成分との成分量のヒストグラムである。なお、オブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分のヒストグラムの成分分布は第2実施例のものに限られない。図12に示すテクスチャ成分は、本発明における第2テクスチャ成分に相当する。
第2実施例でオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分は、濃淡を有する曲線を繰り返した模様である。画像IMGは、後述する色域の伸張と合わせることで、和紙に水彩絵の具で文様を施した質感を与えられている。第2実施例におけるオブジェクトOBJの曲線の周波数は、0.5本/mm(0.5パターン/mm)である。なお、オブジェクトOBJに付加する濃淡を有する曲線は、本発明における特定の第2パターンに相当する。
画像IMGのオブジェクトOBJにテクスチャ成分が付加されると、テクスチャ成分付加された後の画像IMGは、表示部120に表示される(ステップS520)。
操作者は、画像IMGのオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分を選びなおしたいとき(ステップS530:NO)、再びオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分を選択し、オブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加する(ステップS510)。
操作者は、画像IMGのオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分でよければ(ステップS530:YES)、操作部130を操作することにより、表示部120に表示された画像IMGのオブジェクトOBJの色域を伸張する(ステップS540)。
図13は、第2実施例における色域の伸張に関する色度図である。色域を伸張する前のオブジェクトOBJの色域は、馬蹄形のC3の内部で表される領域である。点WHは、図8と同様、図13で無彩色の白色を示す点である。第2実施例の色域の伸張では、点WHを中心として、色域はC3から馬蹄形のC4(矢印の方向)に相似的に伸張される。色域が伸張されるため、色域を伸張する前と比較して、第2実施例のオブジェクトOBJのテクスチャパターンの振幅は大きくなる。なお、色域の伸張の方法には、第2実施例のような点WHを中心とする相似的な伸張に限られない。
図14は、第2実施例でオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分の色域を伸張した後の成分量の一例を示す説明図である。横軸が階調値で、縦軸が成分量(%)である。図14(a)は、R成分とG成分とB成分とを合わせた成分量を示している。図14(b)はR成分の成分量を示し、図14(c)はG成分の成分量を示し、図14(d)はB成分との成分量を示している。図14(a)に示すように、第2実施例における色域を伸張した後のオブジェクトOBJの最大の階調値は250で、最小の階調値は50であるため、オブジェクトOBJの振幅は200となる。図14(b)に示すように、第2実施例では、R成分は、オブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加する前の、例えばR成分が100%である階調値235を基準として伸張し、階調値を50から250の数値に調整している。R成分と同様、図14(c)に示すように、G成分は、オブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加する前の、例えばG成分が100%である階調値160を基準として伸張し、階調値を50から250の数値に調整している。図14(d)に示すように、B成分は、オブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加する前の、例えばB成分が100%である階調値240を基準として伸張し、階調値を50から250の数値に調整している。なお、操作者は、オブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分のRGBの色域の伸張率を自由に設定できる。また、色域の伸張率は第2実施例の伸張率と異なっていてもよいし、伸張する基準の階調値も自由に設定してもよい。調整する階調値の幅も第2実施例の50から250に限られないし、オブジェクトOBJの振幅も第2実施例の数値に限られない。
画像IMGのオブジェクトOBJの色域が伸張されると、色域を伸張した後の画像IMGが、表示部120に表示される(ステップS550)。操作者は、画像IMGのオブジェクトOBJの色域の伸張をやり直したいとき(ステップS560:NO)、再びオブジェクトOBJの色域の伸張を行う。(ステップS540)。
操作者は、画像IMGのオブジェクトOBJの色域の伸張でよければ(ステップS370:YES)、その後、画像IMGのオブジェクトOBJの画像処理について、すべてよいか判断する。操作者が画像IMGのオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分や色域の伸張について変更したい場合(ステップS570:NO)、再び操作者はオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分を選択し、オブジェクトOBJに付加する(ステップS510)。
操作者は、画像IMGのオブジェクトOBJの画像処理についてよいと判断した場合(ステップS570:YES)、その後、画像IMGの画像処理について、すべてよいか判断する。操作者が画像IMGの背景BGまたはオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分や色域について変更したい場合(ステップS580:NO)、再び操作者は背景BGに付加するテクスチャ成分を選択し、オブジェクトOBJに付加する(ステップS420)。操作者が画像IMGの画像処理についてすべてよいと判断した場合(ステップS580:YES)、画像処理は終了する。
以上説明したように、第2実施例の印刷処理システム10では、画像処理モジュール210は、画像IMGのオブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加することができる。また、付加したテクスチャ成分の色域を伸張することができる。よって、背景BGに付加されるテクスチャ成分とオブジェクトOBJに付加されるテクスチャ成分とは異なる。そのため、色域効果により、背景BGにのみテクスチャ成分を付加した第1実施例の場合と比較して、よりオブジェクトOBJは背景BGに対して鮮やかに見える。従って、第2実施例の印刷処理システム10では、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGと比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
また、第2実施例の印刷処理システム10では、画像IMGの背景BGに付加されるテクスチャ成分は、周波数が3パターン/mmの粒状パターンGRを繰り返した模様である。また、画像IMGのオブジェクトOBJに付加されるテクスチャ成分は、周波数が0.5パターン/mmの曲線を繰り返した模様である。そのため、背景BGに付加されるテクスチャ成分の周波数は、オブジェクトOBJに付加されるテクスチャ成分の周波数よりも大きい。さらに、背景BGに付加されるテクスチャ成分は、振幅が40の粒状パターンGRを繰り返した模様である。また、オブジェクトOBJに付加されるテクスチャ成分は、振幅が200の曲線を繰り返した模様である。そのため、背景BGに付加されるテクスチャ成分の振幅は、オブジェクトOBJに付加されるテクスチャ成分の振幅よりも小さい。よって、背景BGとオブジェクトOBJとは、奥行き弁別閾値が異なり、オブジェクトOBJは、背景BGよりも、見た目上、近くに存在しているように見える。従って、第2実施例の印刷処理システム10では、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGと比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記各実施例におけるコンピューター100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。上記各実施例では、画像IMGの背景BGに付加されたテクスチャ成分の色域を圧縮していたが、色域を伸張してもよい。また、画像IMGのオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分の色域を伸張していたが、色域を圧縮してもよい。
また、上記各実施例では、画像IMGの背景BGに付加されたテクスチャ成分の周波数は、画像IMGのオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分の周波数よりも大きいとしたが、小さくてもよい。さらに、画像IMGの背景BGに付加されたテクスチャ成分の振幅は、画像IMGのオブジェクトOBJに付加されたテクスチャ成分の振幅よりも小さいとしたが、大きくてもよい。この場合、背景BGとオブジェクトOBJとは、奥行き弁別閾値が異なり、オブジェクトOBJは、背景BGよりも、見た目上、遠くに存在しているように見える。そのため、オブジェクトOBJは、背景BGにめり込んだ文様のように見え、押し印のような印象を与えることができる。よって、オブジェクトOBJは、見た目上、背景BGに対して目立って見える。従って、この印刷処理システム10では、テクスチャ成分を付加する前の画像IMGと比較して、印刷媒体へのインク吐出量を少なくしても、画質の低下を抑制しつつ、インク吐出量を低減できる。
C2.変形例2:
上記第2実施例では、画像IMGのオブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加した後に、付加したテクスチャ成分の色域を伸張していたが、画像処理を行う前の画像IMGにもともと備わっているオブジェクトOBJの色域を変更してもよい。そのため、スキャナー400等で読み取った対象物の画像IMGのオブジェクトOBJの色域を変更する画像処理を行うことにより、画像処理前の画像IMGと比較して、よりオブジェクトOBJは、見た目上、背景BGに対して目立って見える。
C3.変形例3:
上記各実施例では、画像処理前の画像IMGのRGB成分の階調値は、特定の階調値の成分量が100%であるとしたが、この数値に限られない。背景BGとオブジェクトOBJとは、特定の階調値の成分量が100%の必要はないし、濃淡を有していてもよい。また、背景BGやオブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分のRGB成分は上記各実施例のものに限られないし、色域の圧縮や伸張の数値や方法も上記各実施例のものに限られない。なお、奥行き弁別閾値の違いによる知覚・認知効果の点から、背景BGのテクスチャ成分の周波数は、0.5パターン/mmから6パターン/mmであることが好ましい。特に上記第1実施例の背景BGの粒状パターンGRのテクスチャ成分では、2.5パターン/mmから3.5パターン/mmの間であることがさらに好ましい。また、背景BGに付加するテクスチャ成分で斜線を繰り返す模様では、1パターン/mmから2パターン/mmの間であることが好ましい。また、背景BGのテクスチャ成分の振幅とオブジェクトOBJのテクスチャ成分の振幅との関係では、オブジェクトOBJのテクスチャ成分の振幅が背景BGのテクスチャ成分の振幅の1.2倍以上であることが好ましい。
C4.変形例4:
上記各実施例では、印刷媒体へのインク吐出量を少なくした上で、画像処理前の画像IMGと比較して、画質の低下を抑制することができる。そのため、印刷媒体は包装紙に限られないし、コート層を有する専用紙であってもよいし、紙以外の印刷媒体であってもよい。また、インクジェットプリンター300が減らすインク吐出量は、上記各実施例の数値に限定されない。
C5.変形例5:
上記各実施例では、背景BGに付加するテクスチャ成分を選択した後、背景BGの色域の圧縮を行い、その後、オブジェクトOBJに付加するテクスチャ成分を選択した後、オブジェクトOBJの色域を伸張しているが、テクスチャ成分の選択や色域の変化の順番は上記各実施例に限られない。オブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加した後、背景BGにテクスチャ成分を付加してもよいし、操作者が、背景BGとオブジェクトOBJとの内、先に画像処理を行う対象を操作部130によって指示選択してもよい。また、背景BGやオブジェクトOBJにテクスチャ成分を付加してから色域を変化させるのではなく、先に色域を変化させたテクスチャ成分を背景BGやオブジェクトOBJに付加してもよい。
上記各実施例では、テクスチャ成分を付加する元画像IMGにおいて、背景BGの色は、濃淡のない特定の一色であるとしたが、そうでなくてもよい。元画像IMGの背景BGがもともとテクスチャ成分を有していても、さらにテクスチャ成分を付加する処理を行ってもよい。オブジェクトOBJについても同様に、元画像IMGのオブジェクトOBJの色やテクスチャ成分に関係なく、さらにテクスチャ成分を付加してもよい。
C6.変形例6:
上記各実施例では、画像処理装置として、コンピューター100を用いて画像処理を実行しているが、このほかにも、例えば、画像処理機能を備えるスタンドアローン型のプリンター、表示装置を画像処理装置として用いてもよく、この場合にはプリンターまたは表示装置において上記画像処理が実行される。また、画像処理装置等のハードウェア構成を伴うことなく、プリンタードライバー、ビデオドライバー、画像処理アプリケーション(プログラム)としても実現され得る。ここで、表示装置には、例えば、画像データに対する画質調整機能を有し、画質を調整した画像データに基づいて出力画像を表示可能な、CRT、液晶ディスプレイ、プロジェクター等が含まれる。
C7.変形例7:
上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
C8.変形例8:
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
10…印刷処理システム
100…コンピューター
110…CPU
120…表示部
130…操作部
140…外部記憶装置
150…インターフェース部
160…バス
200…内部記憶装置
210…画像処理モジュール
220…画像取得モジュール
230…印刷制御モジュール
240…画像生成モジュール
300…インクジェットプリンター
400…スキャナー
BG…背景
GR…粒状パターン
OBJ…オブジェクト
IMG…画像

Claims (10)

  1. 画像処理装置であって、
    背景とオブジェクトとを含む元画像における、少なくとも前記背景に第1テクスチャ成分を付加し、前記オブジェクトに前記第1テクスチャ成分と異なる第2テクスチャ成分を付加する画像処理を行う画像処理部と、
    画像に基づき、インクジェット方式での印刷用の印刷データを生成する印刷制御部と
    を備え、
    前記印刷制御部は、前記画像処理後の画像に基づき印刷を行う印刷モードでは、前記画像処理を行わずに印刷を行う印刷モードと比較して、単位面積あたりのインク吐出量の少ない印刷データを生成する、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理は、前記元画像における前記第1テクスチャ成分付加後の前記背景の色域を変化させる背景色域調整処理を含む、画像処理装置。
  3. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記背景色域調整処理は、前記元画像における前記第1テクスチャ成分付加後の前記背景の色域を圧縮させる処理である、画像処理装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理は、前記元画像の前記オブジェクトの色域を変化させるオブジェクト色域調整処理を含む、画像処理装置。
  5. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記オブジェクト色域調整処理は、前記元画像の前記オブジェクトの色域を伸張させる処理である、画像処理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記第1テクスチャ成分は、特定の第1パターンを繰り返すテクスチャ成分であり、
    前記第2テクスチャ成分は、前記第1パターンとは異なる特定の第2パターンを繰り返すテクスチャ成分であり、
    前記第1テクスチャ成分の周波数と前記第2テクスチャ成分の周波数とは互いに異なる、画像処理装置。
  7. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1テクスチャ成分の周波数は、前記第2テクスチャ成分の周波数よりも大きい、画像処理装置。
  8. 請求項または請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1テクスチャ成分の振幅と前記第2テクスチャ成分の振幅とは互いに異なる、画像処理装置。
  9. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記第1テクスチャ成分の振幅は、前記第2テクスチャ成分の振幅よりも小さい、画像処理装置。
  10. 画像処理方法であって、
    背景とオブジェクトとを含む元画像における、少なくとも前記背景に第1テクスチャ成分を付加し、前記オブジェクトに前記第1テクスチャ成分と異なる第2テクスチャ成分を付加する画像処理を行う画像処理工程と、
    画像に基づき、インクジェット方式での印刷用の印刷データを生成する印刷制御工程と
    を備え、
    前記印刷制御工程は、前記画像処理後の画像に基づき印刷を行う印刷モードでは、前記画像処理を行わずに印刷を行う印刷モードと比較して、単位面積あたりのインク吐出量の少ない印刷データを生成する、画像処理方法。
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