JP4760389B2 - ディスク装置、光ピックアップ装置及び非点収差の補正方法 - Google Patents

ディスク装置、光ピックアップ装置及び非点収差の補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスクに光学的に情報の記録や再生を行うためのディスク装置及び光ピックアップ装置、これらの装置にも適用されることがある非点収差の補正方法に関する。
パーソナルコンピュータなどの小型化に伴い、これらの機器に用いられる光ディスク装置の小型化が求められている。これに対して、光ディスク装置に搭載される光学ピックアップ装置に三角形状の立ち上げプリズムを用いることで光学ピックアップ装置を薄型化し、光ディスク装置を小型化する技術が提唱されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、光ディスクとしてブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)を記録・再生する光ディスク装置における光ピックアップ装置では、球面収差を補正するために、対物レンズに入射するレーザ光の発散角又は収束角を持たせたることが行われている。
しかしながら、光学ピックアップ装置に三角形状の立ち上げプリズムを用い、しかも対物レンズに入射するレーザ光の発散角又は収束角を持たせた場合、立ち上げプリズムのXY(光軸方向をZとする。)方向のビーム整形倍率の比が例えば1.1から1.3程度と報告されており(例えば特許文献1参照)、これでは多大な非点収差が発生する(例えば特許文献2参照)。
そこで、例えば特許文献3に記載されているように、光軸上に液晶装置などを用いて非点収差を補正することが考えられる。
特開2004−5903号公報(段落[0018]及び段落[0052]、図3) 特開2004−281033号公報(段落[0014]) 特開平11−259892号公報(段落[0013]、図1)
ブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)の分野においてもDVDなどと同様に多層化が採用されており、その場合には球面収差の補正も動的となる。具体的には、例えば第1層と第2層とでは球面収差の補正量が異なることになる。そのような場合に、上記のような特許文献3に記載された技術を適用しても非点収差を押さえ込むことができない。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、立ち上げプリズムを用い、かつ、球面収差の補正を動的に行う光ピックアップ装置を有する光ディスク装置において、非点収差を除去し、情報の記録や再生を冗長になることなく正確に行うことができる技術を提供することにある。
かかる課題を解決するため本発明に係る光ディスク装置は、レーザ光を出射する光源と、前記出射されたレーザ光の光軸上に配置されたコリメータレンズと、前記コリメータレンズを通過したレーザ光の光軸をほぼ垂直方向に変換する立ち上げプリズムと、前記立ち上げプリズムにより光軸が変換されたレーザ光を光ディスクに集光させる対物レンズと、前記立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させる手段と、前記レーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去する手段とを具備することを特徴とする。
本発明に別の観点に係る光ピックアップ装置は、レーザ光を出射する光源と、前記出射されたレーザ光の光軸上に配置されたコリメータレンズと、前記コリメータレンズを通過したレーザ光の光軸をほぼ垂直方向に変換する立ち上げプリズムと、前記立ち上げプリズムにより光軸が変換されたレーザ光を光ディスクに集光させる対物レンズと、前記立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させる手段と、前記レーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去する手段とを具備することを特徴とする。
本発明の更に別の観点に係る非点収差の除去方法は、光源からレーザ光を出射し、前記出射されたレーザ光をコリメータレンズを介して立ち上げプリズムに入射させるときに、前記入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させ、前記レーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去し、前記レーザ光を前記立ち上げプリズム及び対物レンズを介して光ディスクに集光させることを特徴とする。
本発明では、立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させることによって球面収差の補正量を適応的に制御することができ、しかもこのようなレーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去するようにしているので、立ち上げプリズムを用い、かつ、球面収差の補正を動的に行う光ピックアップ装置を有する光ディスク装置において、非点収差を除去し、情報の記録や再生を冗長になることなく正確に行うことができる。
(1)前記除去手段は、前記レーザ光の光軸上に配置され、前記非点収差を除去するための液晶装置を有することを特徴とする。
液晶装置は単にレーザ光の光軸上に配置するだけでよいので、光学的な複雑な構成が不要となる。
(2)前記除去手段は、前記光ディスクからの反射光のパワー成分を検出する機構を有し、前記検出されたパワー成分に応じて、前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去することを特徴とする。
光ディスクからの反射光のパワー成分を検出することで、立ち上げプリズムに起因する非点収差を検知することができ、これにより立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去することが可能となる。
(3)前記変化手段は、前記コリメータレンズを光軸に沿って移動させる機構を有することを特徴とする。
簡単な構成で、立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させることが可能になる。また、後述するようにプリズムに起因する非点収差の量の把握が簡単な構成で可能となる。
(4)即ち、前記除去手段は、前記コリメータレンズの位置と立ち上げプリズムに起因する非点収差の量とを関係を予め記憶し又は計算により算出する手段と、前記コリメータレンズの位置を検出する機構を有し、前記検出された位置に応じて前記プリズムに起因する非点収差の量を前記関係から求め、この求められた結果に基づき前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去することを特徴とする。
これにより、プリズムに起因する非点収差の量の把握が簡単な構成で可能となる。
(5)前記変化手段は、前記レーザ光の光軸上に配置され、発散角又は収束角を変化させる液晶装置であることを特徴とする。
これにより、コリメータレンズを光軸に沿って移動させる機構は不要となる。また、液晶装置に印加される電圧に応じて非点収差の量を推定が可能であり、非点収差の量の把握も容易となる。
(6)前記光源が、青色半導体レーザであり、前記対物レンズの開口数が、約0.85であることを特徴とする。
このような光学系で球面収差の補正量を適応的に制御する必要が生じ、従って立ち上げプリズムに起因する非点収差が発生するので、本発明の適用に適した光学系である。
以上のように、本発明によれば、レーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、立ち上げプリズムに起因する非点収差を除去しているので、立ち上げプリズムを用い、かつ、球面収差の補正を動的に行う光ピックアップ装置を有する光ディスク装置において、非点収差を除去し、情報の記録や再生を冗長になることなく正確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装置1の概略斜視図である。
図1に示す光ディスク装置1は、装着された光ディスク(DVD±R/RW、CD−R/RW、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標))2に対して情報の記録や再生を行う装置である。
この光ディスク装置1は、例えばブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)などの光ディスク2が装着されるディスクテーブル3と、移動可能に設けられた移動ベース4と、移動ベース4を案内するためのガイド軸5と、光ディスク2に情報を記録したり再生したりする光ピックアップ装置6と、これらを収容する筐体7とを備えている。
ディスクテーブル3は、光ディスク2を装着するためのチャッキング機構が設けられている。これにより、ディスクテーブル3に光ディスク2を装着して例えば回転することができるように構成されている。
移動ベース4は、例えば光ディスク2の半径方向にスライド可能に設けられている。移動ベース4には、光ピックアップ装置6や後述する送りモータなどが搭載される。
ガイド軸5は、移動ベース4を光ディスク2の半径方向に案内する。
光ピックアップ装置6は、対物レンズアクチュエータ8を備え、対物レンズアクチュエータ8は、後述する対物レンズをフォーカッシング方向及びトラッキング方向に変位させて、フォーカスサーボや、トラッキングサーボ等の駆動制御を行う。
図2は図1に示した光ディスク装置1の構成を示すブロック図である。
光ディスク装置1は、図2に示すように、上記の光ピックアップ装置6の他に、スピンドルモータ9と、送りモータ10と、システムコントローラ11と、サーボ制御回路12と、プリアンプ13と、信号変復調器及びECC(誤り訂正符号)部14と、インターフェース15と、D/A変換器及びA/D変換器16と、オーディオ・ビジュアル処理部17と、オーディオ・ビジュアル信号入出力部18と、レーザ制御部19と、ディスク種別判別部20とを備えている。
スピンドルモータ9は、光ディスク2を回転駆動するためのモータである。
送りモータ10は、図1に示した移動ベース4を光ディスク2の半径方向に移動するためのモータである。これにより、光ピックアップ装置6が光ディスク2の半径方向に移動される
システムコントローラ11は、この光ディスク装置1全体及び信号処理やサーボ制御などの個別制御を行うために設けられている。
サーボ制御回路12は、プリアンプ13から得られる信号(フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号)に基づきフォーカスサーボ信号及びトラッキングサーボ信号を生成し、これらの信号を光ピックアップ装置6及び送りモータ10に送る。
プリアンプ13は、光ピックアップ装置6で得られた信号からフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号及びRF信号)を生成する。
信号変復調器及びECC(誤り訂正符号)部14は、RF信号を復調し、記録信号を復調すると共に、誤り訂正符号化処理を行う。例えば、記録信号にはECCを付加し、再生信号(RF信号)については誤り訂正を行う。
インターフェース15は、外部コンピュータ21との間で信号の遣り取り行う。
D/A変換器及びA/D変換器16は、再生信号をディジタル信号からアナログ信号に変換すると共に、記録信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する。
オーディオ・ビジュアル処理部17及びオーディオ・ビジュアル信号入出力部18は、外部機器との間でオーディオ信号や映像信号の遣り取りを行う。
レーザ制御部19は、記録や再生、光ディスク2の種別などに応じて光ピックアップ装置6に搭載された半導体レーザの出力や波長を制御する。
ディスク種別判別部20は、装填された光ディスク2の種別、例えばDVD±R/RW、CD−R/RW、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)などの判別を行う。
図3は図2の光ピックアップ装置6の構成を示すブロック図である。
光ピックアップ装置6は、図3に示すように、光源としての半導体レーザ31、ビームスプリッター32、レンズ33、コリメータレンズ34a、コリメータレンズ駆動機構34b、非点収差補正素子35、立ち上げプリズム36、1/4波長板37、対物レンズ38、信号検出系39を備えている。
半導体レーザ31は、例えば波長405nmの青色レーザ光を射出する青色半導体レーザである。もちろん、CD−RやCD−RWに対応するために波長780nmのレーザ光、DVD−RやDVD−RWなどに対応するために波長650nmのレーザ光を選択的に出射可能な光源を用いても構わない。
ビームスプリッター32は、90°偏光した戻り光を反射させて信号検出系39に導くための光学素子である。
レンズ33は、ビームスプリッター32で反射した光を信号検出系39に集光させる。
コリメータレンズ34aは、ビームスプリッター32を通過したレーザ光をほぼ平行光とするための光学素子であるが、ここではレーザ光の発散角又は収束角を変化させるための光学素子でもある。
コリメータレンズ駆動機構34bは、コリメータレンズ34aを光軸(紙面左右方向)に沿って移動させるための機構である。コリメータレンズ34aが光軸に沿って移動することで、レーザ光の発散角又は収束角が変化する。このような移動の制御は例えばシステムコントローラ11の制御によって行われる。
非点収差補正素子35は、例えば、コリメータレンズ34aと立ち上げレンズ36との間に設けられている。非点収差補正素子35は、例えば液晶装置によって構成される。非点収差補正素子35は、光軸方向(Z方向)と直交するX方向とY方向とで屈折率の差を持たせることで、立ち上げプリズム36に起因する非点収差を除去する。非点収差補正素子35の制御は例えばシステムコントローラ11の制御によって行われる。
例えば、非点収差補正素子35は、レーザ光の発散角又は収束角が変化に応じて、換言するとレーザ光の発散角又は収束角が変化した場合であっても、立ち上げプリズム36のX−Y方向のビーム整形倍率に依存して発生する非点収差を補正するようにアクティブに(動的に)制御される。
より具体的には、システムコントローラ11は、例えば図4に示すように、コリメータレンズ34aの位置と非点収差量との関係のデータを予め記憶している。そして、システムコントローラ11は、コリメータレンズ34aの位置に応じてアクティブに(動的に)非点収差補正素子35を駆動するための電圧を制御する。なお、このようなデータを予め持つのではなく、これに近似する計算式を持っておきその都度計算により求める構成としても勿論構わない。
非点収差補正素子35としては、液晶装置ばかりでなく、PLZTなど他の素子を用いても勿論構わない。
立ち上げプリズム36は、鈍角の頂角を有する略二等辺三角形の断面を有する三角柱状の形状を有している。立ち上げプリズム36は、アナモフィック(anamophic)プリズムとして機能する。すなわち、立ち上げプリズム36をレーザ光が透過することで、レーザ光の光強度分布が略円形の光強度分布に変換される。
対物レンズ38は、開口数が例えば約0.85であり、レーザ光を光ディスク2に集光する。
信号検出系39は、入射したレーザ光の強度を検出するフォトディテクタ(PD)などの受光素子である。信号検出系39は、光ディスク2からの反射光を信号として検出する。この信号はプリアンプ13に送られる。信号検出系39には、サーボ系の受光素子も含まれる。
そして、信号を光ディスク2に記録する場合には、半導体レーザ31から射出されたレーザ光は、ビームスプリッター32、コリメータレンズ34a、非点収差補正素子35、立ち上げプリズム36、1/4波長板37及び対物レンズ38を介して、光ディスク2に集光される。これにより、信号を光ディスク2に記録される。
信号を光ディスク2から再生する場合には、半導体レーザ31から射出されたレーザ光は、ビームスプリッター32、コリメータレンズ34a、非点収差補正素子35、立ち上げプリズム36、1/4波長板37及び対物レンズ38を介して、光ディスク2に集光される。光ディスク2からの反射光(戻り光)は、対物レンズ38、1/4波長板37、立ち上げプリズム36、非点収差補正素子35、コリメータレンズ34a、ビームスプリッター32及びレンズ33を介して、信号検出系39に集光される。これにより、信号検出系39により信号が検出される。
ここで、このように構成された光ディスク装置1では、例えば光ディスク2が2層のブルーレイディスク(Blu−ray Disc:登録商標)であり、対物レンズ38の開口数が0.85程度において各層に焦点をそれぞれ合わせようとすると、球面収差がそれぞれの場合で異なることになる。そこで、この光ディスク装置1では、コリメータレンズ34aを光軸に沿って移動させることで、立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させることによって球面収差の補正量を適応的に制御している。
しかし、このように立ち上げプリズム36を用いて小型化を図った光ディスク装置1では、立ち上げプリズム36に起因して非点収差が発生してしまう。しかも、その非点収差は、レーザ光の発散角又は収束角を変化させるとそれに応じて変化してしまう。
そこで、この実施形態に係る光ディスク装置1では、このようなレーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、非点収差補正素子35を制御することで立ち上げプリズム36に起因する非点収差を除去するようにしている。
よって、この実施形態に係る光ディスク装置1では、非点収差を除去し、情報の記録や再生を冗長になることなく正確に行うことができるようになる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態の光ディスク装置について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態以降においては、第1の実施形態の構成要素と共通する構成要素等については、第1の実施形態の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略し異なる箇所を中心的に説明する。
図5は第2の実施の形態の光ピックアップの構成を示すブロック図である。
上記の第1の実施の形態における光ディスク装置では、コリメータレンズ34aの位置と非点収差量との関係のデータを予め記憶しておき、コリメータレンズ34aの位置に応じてアクティブに非点収差補正素子35を駆動するための電圧を制御するものであった。
この第2の実施形態においては、光ピックアップ装置6aにおける例えばコリメータレンズ34aと非点収差補正素子35との間にビームスプリッター40を介在させ、戻り光をビームスプリッター40で反射させてレンズ41を介してレーザの波面のパワー成分を検出するためのパワー成分検出系42に集光させる構成としている。
そして、この光ディスク装置では、パワー成分検出系42による検出結果に応じて、例えばシステムコントローラ11が、アクティブに(動的に)非点収差補正素子35を駆動するための電圧を制御している。
この第2の実施形態によれば、現実の系で非点収差を検出してそれを除去するように構成しているので、より正確に非点収差を除去することが可能となる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態の光ディスク装置について図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態以降においては、第1の実施形態の構成要素と共通する構成要素等については、第1の実施形態の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略し異なる箇所を中心的に説明する。
上記の第1の実施の形態における光ディスク装置では、コリメータレンズ34aを光軸に沿って移動させることで球面収差を補正する構成であった。
これに対して、この第3実施形態に係る光ディスク装置における光ピックアップ装置6bでは、コリメータレンズ34aを固定し、例えばコリメータレンズ34aと非点収差補正素子35との間に球面収差を補正するための液晶装置51を介在させた点が異なる。液晶装置51は、例えばシステムコントローラ11が制御する。
この第3の実施形態によれば、液晶装置51及び非点収差補正素子35がシステムコントローラ11の制御下にあることから、液晶装置51の駆動電圧に応じて非点収差補正素子35の制御電圧を制御すればよく、非点収差を除去するための制御を正確かつ簡単な構成で行うことができる。
なお、液晶素子51の代わりにPLZTなどを用いても勿論構わない。
(その他)
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その技術思想の範囲内で様々に変形して実施することが可能であり、当然その範囲は本発明の技術的範囲に属するものである。
例えば図7に示すように、非点収差補正素子35をビームスプリッター32とコリメータレンズ34aとの間に配置するような構成としても勿論構わない。
光ディスク装置としては、再生専用機であってもよく、また記録専用機であっても勿論本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装置の概略斜視図である。 図1の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図2の光ピックアップの構成を示すブロック図である。 コリメータレンズの位置と非点収差量との関係のグラフである。 第2の実施の形態の光ピックアップの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態の光ピックアップの構成を示すブロック図である。 変形例の光ピックアップの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 光ディスク装置
2 光ディスク
6 光ピックアップ装置
31 半導体レーザ
34a コリメータレンズ
34b コリメータレンズ駆動機構
35 非点収差補正素子
36 立ち上げプリズム
38 対物レンズ

Claims (4)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    前記出射されたレーザ光の光軸上に配置されたコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズを通過したレーザ光の光軸をほぼ垂直方向に変換する立ち上げプリズムと、
    前記立ち上げプリズムにより光軸が変換されたレーザ光を光ディスクに集光させる対物レンズと、
    前記コリメータレンズを光軸に沿って移動させる機構を有し、前記コリメータレンズを光軸に沿って移動させることで前記立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させる手段と、
    前記コリメータレンズと前記立ち上げプリズムとの間に配置され、前記レーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を補正する非点収差補正素子と、
    前記コリメータレンズの位置と非点収差量との関係のデータを予め記憶し、又は前記コリメータレンズの位置から非点収差量を求める計算式を持ち、前記コリメータレンズの位置に応じた前記立ち上げプリズムに起因する非点収差の量を求め、求められた量に応じて前記非点収差補正素子を駆動するための電圧をアクティブに制御するシステムコントローラと
    を具備する光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップ装置であって、
    前記非点収差補正素子は、前記レーザ光の光軸上に配置され、前記非点収差を除去するための液晶装置を有する光ピックアップ装置。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップ装置であって、
    前記光源が、青色半導体レーザであり、
    前記対物レンズの開口数が、約0.85である
    光ピックアップ装置。
  4. レーザ光を出射する光源と、
    前記出射されたレーザ光の光軸上に配置されたコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズを通過したレーザ光の光軸をほぼ垂直方向に変換する立ち上げプリズムと、
    前記立ち上げプリズムにより光軸が変換されたレーザ光を光ディスクに集光させる対物レンズと、
    前記コリメータレンズを光軸に沿って移動させる機構を有し、前記コリメータレンズを光軸に沿って移動させることで前記立ち上げプリズムに入射するレーザ光の発散角又は収束角を変化させる手段と、
    前記コリメータレンズと前記立ち上げプリズムとの間に配置され、前記レーザ光の発散角又は収束角の変化に応じて、前記立ち上げプリズムに起因する非点収差を補正する非点収差補正素子と、
    前記コリメータレンズの位置と非点収差量との関係のデータを予め記憶し、又は前記コリメータレンズの位置から非点収差量を求める計算式を持ち、前記コリメータレンズの位置に応じた前記立ち上げプリズムに起因する非点収差の量を求め、求められた量に応じて前記非点収差補正素子を駆動するための電圧をアクティブに制御するシステムコントローラと
    を具備する光ディスク装置。
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