JP4760351B2 - 焦電センサの製造方法および焦電センサ - Google Patents

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Description

本発明は、焦電センサの製造方法および焦電体センサに関し、さらに詳しくは、焦電体薄膜結晶からのノイズの発生を抑制できる焦電センサの製造方法および焦電体センサに関する。
従来、焦電体薄膜結晶の上面電極接点とそれより離れた場所にあるワイヤ基点(例えばリードの上端やアンプ基板上の接点)とをワイヤで接続してなる焦電センサが知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開11−201816号公報(図4)
従来、焦電体薄膜結晶の上面電極接点とワイヤ基点とをワイヤで接続するときは、まずワイヤの一端を上面電極接点に固着し、次いでワイヤの他端をワイヤ基点に固着している。そして、上面電極接点より下方にワイヤ基点がある場合は、上面電極接点に一端を固着したワイヤを曲げてワイヤの他端をワイヤ基点に接触させ、その状態でワイヤの他端をワイヤ基点に固着している。
しかし、ワイヤには弾性があるため、その弾性によるワイヤの復元力(曲げられた形状から元の形状に戻ろうとする力)が固着後に焦電体薄膜結晶にかかる。ところが、焦電体薄膜結晶は圧電性を有するため、ワイヤの復元力によってノイズが発生してしまう問題点がある。
そこで、本発明の目的は、焦電体薄膜結晶からのノイズの発生を抑制できる焦電センサの製造方法および焦電体センサを提供することにある。
第1の観点では、本発明は、焦電体薄膜結晶(3)の上面電極(1)または上面電極接点(1a)と前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)より下方にあるワイヤ基点(6a,20a)とをワイヤ(8,14)で接続する際に、前記ワイヤ(8,14)の一端(8a,14a)を前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)にのせ同時に他端(8b,14b)を前記ワイヤ基点(6a,20a)にのせた状態で、前記ワイヤ(8,14)の一端(8a,14a)を前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)に固着し且つ他端(8b,14b)を前記ワイヤ基点(6a,20a)に固着することを特徴とする焦電センサの製造方法を提供する。
上記第1の観点による焦電センサの製造方法では、ワイヤ(8,14)の一端(8a,14a)を上面電極(1)または上面電極接点(1a)にのせ同時に他端(8b,14b)をワイヤ基点(6a,20a)にのせた状態とし、その状態でワイヤ(8,14)の一端(8a,14a)を上面電極(1)または上面電極接点(1a)に固着し且つ他端(8b,14b)をワイヤ基点(6a,20a)に固着する。つまり、ワイヤ(8,14)を曲げないで両端を固着する。従って、固着後にワイヤ(8,14)に復元力が発生しないから、焦電体薄膜結晶(3)からのノイズの発生を抑制することが出来る。
第2の観点では、本発明は、焦電体薄膜結晶(3)の上面電極(1)または上面電極接点(1a)と前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)より下方にあるワイヤ基点(6a,20a)とをワイヤ(8,14)で接続してなる焦電センサにおいて、前記ワイヤ(8,14)の形状がL字形またはI字形であることを特徴とする焦電センサを提供する。
上記第2の観点による焦電センサでは、ワイヤの形状がL字形であれば、上面電極または上面電極接点とワイヤ基点の間の段差が大きい構造でも、容易にワイヤの一端を上面電極または上面電極接点にのせ同時に他端をワイヤ基点にのせた状態とすることが出来る。一方、上面電極または上面電極接点とワイヤ基点の間の段差が小さい構造では、ワイヤの形状がI字形でも、容易にワイヤの一端を上面電極または上面電極接点にのせ同時に他端をワイヤ基点にのせた状態とすることが出来る。そして、ワイヤの形状がI字形であれば、ワイヤの形状を加工しなくて済む。
本発明の焦電センサの製造方法および焦電センサによれば、ワイヤを曲げないで両端を固着するので、固着後にワイヤに復元力が発生せず、ワイヤの復元力が焦電体薄膜結晶にかかることによるノイズの発生を抑制することが出来る。
以下、図に示す実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1〜図5は、実施例1に係る焦電センサの製造工程を示す側面図である。
図1に示すように、上面電極1および下面電極2を形成した焦電体薄膜結晶3を、電気的・熱的絶縁材4を支持台にして、ステム5に接着する。ステム5にはリード6,7が取付られており、リード6,7の上端6a,7aがステム5の上方に突出している。
図2に示すように、L字形ワイヤ8の一端8aを上面電極接点1aにのせ同時に他端8bをリード上端6aにのせる。
図3に示すように、L字形ワイヤ8の一端8aを上面電極接点1aに導電ペースト9aで固着する。また、他端8bをリード上端6aに導電ペースト9bで固着する。
図4に示すように、I字形ワイヤ10の一端を下面電極接点2aにのせる。そして、I字形ワイヤ10の一端を下面電極接点2aに導電ペースト11aで固着する。
図5に示すように、I字形ワイヤ10を湾曲させて、I字形ワイヤ10の他端をリード7の上端に導電ペースト11bで固着する。
図6は、上記工程により製造された焦電センサ100の平面図である。
実施例1にかかる焦電センサの製造方法および焦電センサ100によれば、両端8a,8bの固着時にL字形ワイヤ8を曲げないから、固着後にL字形ワイヤ8に復元力が発生して焦電体薄膜結晶3に力が加わるといったことがない。従って、焦電体薄膜結晶3に力が加わってノイズが発生することを防止できる。また、ワイヤ8の形状がL字形なので、上面電極接点1aとリード上端6aの間の段差が大きい構造でも、容易にワイヤ8の一端8aを上面電極接点1aにのせ同時に他端8bをリード上端6aにのせた状態とすることが出来る。
なお、I字形ワイヤ10を湾曲させているため、固着後にI字形ワイヤ10に復元力が発生するが、その復元力は焦電体薄膜結晶3に加わらないため、焦電体薄膜結晶3にノイズが発生することはない。
図7〜図8は、実施例2に係る焦電センサの製造工程を示す側面図である。
図7に示すように、ステム5から突出したリード6,7の上端にアンプ基板20を取り付け、そのアンプ基板20の上面に、上面電極1および下面電極2を形成した焦電体薄膜結晶3を導電性ペースト13で接着する。ステム5とアンプ基板20の間には、乾燥剤12を挟み込む。これは、湿気による性能劣化を防ぐためである。
そして、I字形ワイヤ14の一端14aを上面電極1の端にのせ同時に他端14bをアンプ基板接点20aにのせる。
図8に示すように、I字形ワイヤ8の一端14aを上面電極1の端に導電ペースト9aで固着する。また、他端14bをアンプ基板接点20aに導電ペースト9bで固着する。
図9は、上記工程により製造された焦電センサ200の平面図である。
実施例2にかかる焦電センサの製造方法および焦電センサ200によれば、両端14a,14bの固着時にI字形ワイヤ14を曲げないから、固着後にI字形ワイヤ14に復元力が発生して焦電体薄膜結晶3に力が加わるといったことがない。従って、焦電体薄膜結晶3に力が加わってノイズが発生することを防止できる。また、ワイヤ14の形状がI字形なので、特定形状にワイヤを加工する必要がない。なお、上面電極1とアンプ基板接点20aの間の段差が小さい構造では、ワイヤ14の形状がI字形でも、容易にワイヤ14の一端14aを上面電極1の端にのせ同時に他端14bをアンプ基板接点20aにのせた状態とすることが出来る。
本発明の焦電センサの製造方法および焦電センサは、熱型赤外センサの製造および熱型赤外センサとして利用できる。
実施例1に係る焦電センサの製造方法の組立工程を示す側面図である。 実施例1に係る焦電センサの製造方法のL字形ワイヤ保持工程を示す側面図である。 実施例1に係る焦電センサの製造方法のL字形ワイヤ固着工程を示す側面図である。 実施例1に係る焦電センサの製造方法のI字形ワイヤ固着工程の第1段階を示す側面図である。 実施例1に係る焦電センサの製造方法のI字形ワイヤ固着工程の第2段階を示す側面図である。 実施例1に係る焦電センサの平面図である。 実施例2に係る焦電センサの製造方法のI字形ワイヤ固着工程の第1段階を示す側面図である。 実施例1に係る焦電センサの製造方法のI字形ワイヤ固着工程の第2段階を示す側面図である。 実施例2に係る焦電センサの平面図である。
符号の説明
1 上面電極
1a 上面電極接点
2 下面電極
2a 下面電極接点
3 焦電体薄膜結晶
4 電気的・熱的絶縁材
5 ステム
6、7 リード
6a リード上端
8 L字形ワイヤ
9a、9b 導電性ペースト
10,14 I字形ワイヤ
11a、11b 導電性ペースト
12 乾燥剤
13 導電性ペースト
20 アンプ基板
100、200 焦電センサ

Claims (2)

  1. 焦電体薄膜結晶(3)の上面電極(1)または上面電極接点(1a)と前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)より下方にあるワイヤ基点(6a,20a)とをワイヤ(8,14)で接続する際に、前記ワイヤ(8,14)を曲げることなく、その一端(8a,14a)を前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)にのせ同時に他端(8b,14b)を前記ワイヤ基点(6a,20a)にのせた状態で、前記ワイヤ(8,14)の一端(8a,14a)を前記上面電極(1)または上面電極接点(1a)に導電性ペースト(9a)によって固着し且つ他端(8b,14b)を前記ワイヤ基点(6a,20a)に導電性ペースト(9b)によって固着することにより、前記焦電体薄膜結晶(3)に前記ワイヤ(8,14)の復元力が加わらない状態で固定することを特徴とする焦電センサの製造方法。
  2. 請求項1に記載の焦電センサの製造方法において、前記ワイヤ(8,14)の形状がL字形(8)またはI字形(14)であることを特徴とする焦電センサの製造方法
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