JP4757609B2 - トンネル用セグメントの連結構造及び連結方法 - Google Patents
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Description
上記いずれかの継手部材の本体部を、長方形の鋼板の幅方向の両側をそれぞれ内側に断面四角形状に折曲げて長手方向に側壁を形成し、該両側壁の間に案内溝が設けて構成した。
上記いずれかの継手部材の本体部の背面板の幅方向にリブを設けた。
上記いずれかの継手部材の本体部の側壁の上面にシール部材を取付けるシール溝を設けた。
また、上記いずれかの継手部材を、セグメントの長手方向の両端部内に、側壁の上面が前記セグメントの端部とほぼ同一平面になるように組込んで固定した。
図1は本発明の実施の形態1に係るトンネル用セグメントの斜視図、図2は図1のA−A断面図である。
本発明に係るトンネル用セグメント(以下、単にセグメントという)は、図11に示すように、トンネル周方向の継手部材によって複数のセグメント1をリング状に連結してトンネル周壁を構築し、このトンネル周壁を周壁直角方向に順次連結してトンネル軸方向壁を構築するためのものである。
この本体部11の長さLは、セグメント1の幅とはほぼ等しいか、又はこれより若干短く(側面板3a,3bのウエブ間の内のり寸法とほぼ等しく)、また、幅Wは、セグメント1の厚みとほぼ等しいか、又はこれより若干短く(外面板2と側面板3a,3bのフランジ間の内のり寸法とほぼ等しく)選ばれている。
このように、本体部11に係合突部17が取付けられた継手部材10は、幅方向が左右対称構造となっている。
図5(a)は、トンネルの周方向に既に設置されているセグメント1a(以下、既設セグメントという)と、この既設セグメント1aに連結するセグメント1b(以下、連結セグメントという)とを示すもので、既設セグメント1aの一方の端部に取付けた継手部材10aの係合突部17aは手間側に位置し、連結セグメント1bの他方の端部に取付けた継手部材10bの係合突部17bは奥側に位置している。
また、継手部材10の本体部11及び係合突部17は、鋼板を曲げ加工することにより製造できるので、製造がきわめて容易である。
図8は本発明の実施の形態2に係るセグメントの継手部材の要部の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、図8(a)に示すように、一方のセグメント1a(以下の説明では、既設セグメント1aと連結セグメント1bについて記す)に設けた継手部材10aの係合突部17aの天板18に、先端部から後端部に向かって高くなる傾斜面を有する側面三角形状の係止突起23を設けると共に、連結セグメント1bの継手部材10bの案内溝14bの底部の、両セグメント1a,1bを連結したときに係合突部17aに設けた係止突起23が係止する位置に、係合突部17b側から係止部15bに向って高くなる傾斜面を有する側面三角形状の係止突部24を設けたものである。なお、図示してないが、連結セグメント1bに設けた継手部材1bの係合突部17bの天板18、及び既設セグメント1aに設けた継手部材1aの案内溝14aの底部にも、同様にして係止突部23,24が設けられている。
図9は本発明の実施の形態3に係るセグメントの継手部材の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、継手部材10の背面板13の幅方向に、長手方向に所定の間隔でリブ25を設けたものである。
図10は本発明の実施の形態4に係るセグメントの継手部材の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、継手部材10の側壁12a,12bのフランジ面の一部又は全面にシール部材27を取付けるシール溝27を設けたものである。
本実施の形態においては、継手部材1の側壁12a,12bのフランジ面に設けたシール溝26にシール部材27を取付けて隣接するセグメント1の連結部を水密に封止したので、連結部からトンネル内に水が侵入することがない。
本実施の形態は、継手部材10の背面板13に、複数本のアンカーボルト(図示せず)を取付けたものである。
セグメント1には、例えばRC製などのように継手部材10を溶接により取付けることができない場合がある。本実施の形態は、このような場合においても、アンカーボルトをコンクリートに埋込むことにより、セグメント1に継手部材10を取付けることができる。
Claims (10)
- 長方形の鋼板の幅方向の両側の長手方向に設けられた断面四角形状の側壁の間に案内溝が形成された本体部と、該本体部の一方の端部側において前記案内溝を係合鋼板で覆って該係合鋼板と案内溝とによって形成された係合部と、前記本体部の他方の端部近傍において前記案内溝に取付けられ、前記側壁の上面から前記案内溝の深さとほぼ等しい高さで突出した係合突部とからなる継手部材を備えたことを特徴とするトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材の長さをセグメントの幅とほぼ等しいか又は若干短く形成し、幅を前記セグメントの厚みとほぼ等しいか又は若干狭く形成したことを特徴とする請求項1記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材の本体部を、長方形の鋼板の幅方向の両側をそれぞれ内側に断面四角形状に折曲げて長手方向に側壁を形成し、該両側壁の間に案内溝を設けて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材の係合突部を、鋼板をほぼコ字状に折曲げて両側板の上下方向の中央部より若干高い位置から前後方向のほぼ中間部にかけて後部になるにしたがって下方に傾斜する係止部を設け、該係止部の上部及び天板の先端部側をそれぞれ斜め内側に折曲げて嵌入部を形成し、本体部の端部近傍において案内溝に取付けられるように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材に設けた係合突部の天板に係止突部を設けると共に、前記係合部の近傍において案内溝の底部に、他の継手部材の係合突部の天板に設けた係止突部に係止する係止突部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材の本体部の背面板の幅方向にリブを設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材の本体部の側壁の上面にシール部材を取付けるシール溝を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材を、セグメントの長手方向の両端部に係合突部の位置が反対方向になるように取付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 前記継手部材を、セグメントの長手方向の両端部内に、側壁の上面が前記セグメントの端部とほぼ同一平面になるように埋込んで固定したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のトンネル用セグメントの連結構造。
- 請求項1〜9のいずれかの継手部材が取付けられた第1のセグメントに、該第1のセグメントと同じ構造の第2のセグメントを連結するにあたり、
前記第2のセグメントの係合突部を前記第1のセグメントの係合突部と係合部との間に位置させて両者の係合突部を相手方の案内溝に嵌入し、ついで第2のセグメントを前記第1セグメントの幅方向に押圧して両者の係合突部を相手方の係合部に嵌入してその係止部を相手方の係合鋼板に係止させることを特徴とするトンネル用セグメントの連結構造。
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