JP2002030891A - セグメントの接合構造 - Google Patents

セグメントの接合構造

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JP2002030891A
JP2002030891A JP2000215127A JP2000215127A JP2002030891A JP 2002030891 A JP2002030891 A JP 2002030891A JP 2000215127 A JP2000215127 A JP 2000215127A JP 2000215127 A JP2000215127 A JP 2000215127A JP 2002030891 A JP2002030891 A JP 2002030891A
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Makoto Ukekawa
誠 請川
Seiichi Matsushita
清一 松下
Takeshi Nagira
毅 柳楽
Minoru Motoki
実 元木
Yasuhiko Asai
康彦 浅井
Tomoaki Satou
智晶 佐藤
Munetaka Ozeki
宗孝 大関
Hiroki Someya
洋樹 染谷
Masaru Kojima
賢 小嶋
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Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Toda Corp
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Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Toda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト・ナットの締結によらず接合面同士の
十分な引き寄せが行え、隣接するセグメント同士にガタ
の生じないセグメントの接合構造を提供する。 【解決手段】 セグメント11の坑軸に平行な接合面1
3同士の一方に雌金具15が設けられ、他方に雄金具1
7が設けられ、一方のセグメント11aに対して坑道後
端側から他方のセグメント11bが坑道先端側へ押し込
まれることで、雌金具15と雄金具17とが挿入される
セグメントの接合構造であって、C字状の雌金具15の
両端が一方の接合面13に埋入されて、挿入方向が坑軸
方向となる環状部16が形成される。L字状の雄金具1
7の基端17bが他方の接合面13に埋入されて、坑軸
方向へ突出する環状部挿入杆17bが設けられる。環状
部16の内壁に摺接し、環状部挿入杆17bを、環状部
16の内壁から環状部中心側へ付勢する弾性反発手段2
1が環状部挿入杆17bに設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、坑道の周壁方向と
坑道の長さ方向とにつなぎ合わされるセグメントの接合
構造に関する。
【0002 】
【従来の技術】シールドトンネルの工事用部材には、図
12に示すモジュール化された多数のセグメント1が使
用される。セグメント1は、トンネル施工の際、坑道の
周壁回りと坑道の長さ方向との両方に密につなぎ合わさ
れて接合される。各セグメント1は、周方向に沿った接
合面と、長さ方向に沿った接合面とに、相互の接合面同
士を当接した際に連通する孔2を有し、互いに隣接する
接合面同士がこの孔2に挿通された結合ボルトで締着し
て結合される。
【0003 】ところが、各セグメント1の接合面毎に
設けられた孔2に、手作業によりボルトを挿通させ、こ
のボルトにナットを螺合させる作業は、多大な労力を要
する。また、ボルト・ナットの締着による接合構造は、
ロボットを用いた自動組付けの障害ともなった。
【0004 】このような不具合を解消するものに、隣
接するセグメントの接合面の対向位置に、断面C型の接
合金具を埋設しておき、接合面同士のこれら接合金具に
両端部が係合する断面I型の連結金具を嵌め込むことに
より、C型の接合金具同士をI型の連結金具によって連
結させ、セグメントの接合面同士を接合させる構造が開
発されている。そして、この種のセグメントの接合構造
によれば、接合金具と連結金具とにテーパ面を形成して
おき、連結金具を左右の接合金具に押し込むことで、左
右の接合金具同士を近接させて、よりセグメント同士の
接合力を高めることができる。
【0005 】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセグメ
ントの接合構造は、接合金具と連結金具とのテーパ面同
士を摺接しながら嵌合させるため、セグメントと接合金
具との高精度な取付けが要求された。即ち、既に接合の
完了したセグメントに設けられた接合金具は、次に接合
されるセグメントの接合金具と、連結金具を介して連結
される。この際、次に接合されるセグメントとこのセグ
メントに取り付けられる接合金具との間に例えば坑道の
長さ方向の相対的な位置ずれが生じていると、連結金具
によって、左右の接合金具同士が完全に近接される前
に、セグメントが、既に構築されている坑道先端側の環
状セグメント群に当接し、接合金具と連結金具とのテー
パ面同士の間に、隙間の生じる問題があった。このよう
な隙間が生じれば、接合面同士の十分な引き寄せができ
なくなる上に、周壁方向で隣接するセグメント同士にガ
タの生じる虞れもあった。
【0006 】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、ボルト・ナットの締結によらず、接合面同士の十分
な引き寄せが行え、周壁方向で隣接するセグメント同士
にガタの生じることのないセグメントの接合構造を提供
することを目的とする。
【0007 】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1記載のセグメントの接合構造
は、坑道の周壁方向に接合されるセグメントの、坑軸に
平行な接合面同士の一方に雌金具が設けられるとともに
他方に雄金具が設けられ、隣接する一方のセグメントに
対して坑道後端側から他方のセグメントが坑道先端側へ
押し込まれることで、前記雌金具と前記雄金具とが挿入
されて、隣接するセグメント同士が接合されるセグメン
トの接合構造であって、C字状の前記雌金具の両端が一
方の前記接合面に埋入されて、該接合面に挿入方向が坑
軸方向となる環状部が形成され、L字状の前記雄金具の
基端が他方の前記接合面に埋入されて、該接合面に坑軸
方向へ突出する環状部挿入杆が設けられ、前記環状部の
内壁に摺接し、前記環状部挿入杆を該環状部の内壁から
環状部中心側へ付勢する弾性反発手段が該環状部挿入杆
に設けられたことを特徴とする。
【0008 】このセグメントの接合構造によると、隣
接する一方のセグメントの接合面に、環状部を形成する
雌金具が設けられ、隣接する他方のセグメントの接合面
に、環状部挿入杆を有する雄金具が設けられる。そし
て、この環状部挿入杆には、環状部挿入杆を環状部の内
壁から環状部中心側へ付勢する弾性反発手段が設けられ
ているので、隣接する一方のセグメントに対して他方の
セグメントが坑道先端側へ押し込まれると、弾性反発手
段が環状部に圧接して、環状部挿入杆を環状部中心側へ
付勢する反発力が生じる。この反発力は、雌金具と雄金
具とを引き寄せる方向の付勢力となる。これにより、接
合面同士が密着して締め付けられることになり、接合面
同士の間に生じようとする隙間が除去され、周壁方向に
隣接するセグメント同士にガタが生じなくなる。
【0009 】請求項2記載のセグメントの接合構造
は、弾性反発手段が、板バネであることを特徴とする。
【0010 】このセグメントの接合構造によると、弾
性反発手段が板バネであることで、安価且つ簡素な構造
の部材を用いて、環状部挿入杆を環状部中心側へ付勢す
る弾性反発手段が構成可能になる。
【0011 】請求項3記載のセグメントの接合構造
は、弾性反発手段が、弾性材と、該弾性材を覆い前記環
状部の内壁に接触するカバーとからなることを特徴とす
る。
【0012 】このセグメントの接合構造によると、弾
性材がカバーに覆われることで、直接的に弾性材が雌金
具と接触しなくなる。これにより、摺接摩擦の大きい例
えばゴム等の弾性材料の使用が可能となり、板バネを用
いた場合に比べて、錆に対する耐蝕性を向上させること
ができるようになる。
【0013 】請求項4記載のセグメントの接合構造
は、雄金具の前記環状部挿入杆が摺接される前記雌金具
の環状部が断面円形のピンから形成されていることを特
徴とする。
【0014 】このセグメントの接合構造によると、雌
金具の環状部が断面円形のピンから形成されて低摩擦と
されているので、雌金具と雄金具との係合時に、雄金具
の環状部挿入杆が雌金具の環状部を形成するピンに摺接
した際に、これら雌金具と雄金具との係合が円滑に行わ
れる。
【0015 】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るセグメントの
接合構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明に係るセグメントの接合構造の分
解斜視図、図2は図1の接合構造に備えられた雌金具の
変形例を示す斜視図、図3は図1の接合構造に用いられ
る雄金具の拡大斜視図、図4は図3の雄金具の変形例を
示す拡大側面図、図5は図4の雄金具に用いられる弾性
材の他の例を示す説明図である。
【0016 】セグメント11は、平面視長方形に形成
されたコンクリート製のものであり、これらセグメント
11の坑道の周壁方向の端面となる接合面13を互いに
接合させることにより、掘削穴内にてトンネル壁体を構
成するリングが構築される。そして、このリングを坑道
の中心軸(坑軸)方向へ互いに接合させることにより、
トンネル壁体が構築されるようになっている。
【0017 】これらセグメント11の接合面13の一
方には雌金具15が設けられるとともに、他方には雄金
具17が設けられている。この実施の形態では、雌金具
15と雄金具17とのそれぞれが、坑軸方向に、二つ設
けられている。これら雌金具15と雄金具17とは、隣
接する一方のセグメント11aに対して、坑道後端側か
ら他方のセグメント11bが坑道先端側へ押し込まれる
ことで、相互に挿入されて、隣接するセグメント11同
士を接合するようになっている。
【0018 】雌金具15は、鋼板又は鋳物によりC字
状に形成され、両端15aが一方の接合面13に埋入さ
れることで、接合面13に挿入方向が坑軸方向となる環
状部16を形成するようになっている。この実施の形態
による雌金具15は、図1に示すように、板材をC字状
に折り曲げて形成した場合を例に説明するが、雌金具1
5は、図2(a)に示す鋼板又は鋳物をコ字状に形成し
たもの、図2(b)に示す鉄筋をC字状に折り曲げたも
のとしてもよい。
【0019 】この場合、図1に示した雌金具15によ
れば、環状部16が先端側へ向かって徐々に狭くなるの
で、隣接するセグメント11同士の接合時に、セグメン
ト11の厚み方向の位置ズレを少なくすることができ
る。また、図2(a)に示した雌金具15によれば、垂
直片部分15bが直線状となるので、隣接するセグメン
ト11同士の接合時に、セグメント11の厚み方向の位
置ズレを吸収して、金具挿入作業を良好にすることがで
きる。また、図2(b)に示した雌金具15によれば、
棒状の鋼材を用いて形成できるので、雌金具15を安価
に製作することができる。
【0020 】更に、図1又は図2(a)に示す雌金具
15の場合には、図2(c)に示すように、雌金具15
の坑道先端側の環状部16に補強板19が貼着されるも
のとしてもよい。このような構造とすれば、補強板19
によって雌金具15の開き方向の変形が防止でき、雌金
具15の接合強度を高めることができる。
【0021 】一方、雄金具17は、L字状に形成さ
れ、基端17aが他方の接合面13に埋入されている。
これにより、先端となる環状部挿入杆17bが、坑軸方
向で坑道先端側へ突出するように配置されている。この
環状部挿入杆17bの接合面13に対向する側部には、
弾性反発手段である板バネ21が設けられている。
【0022 】環状部挿入杆17bの接合面13に対向
する側部には、図3に示す凹部23が形成される。この
凹部23の環状部挿入杆17b先端側の内壁は、断面V
字状に切り込まれた係合部23aとなっている。板バネ
21は、一端が環状部挿入杆17bの接合面13に対向
する側部17cに当接され、他端がこの係合部23aに
嵌入して装着されている。このようにして装着された板
バネ21は、湾曲した中央先端部が、凹部23から突出
している。凹部23から突出した板バネ21は、凹部2
3方向に押圧されることで、偏平に弾性変形するように
なっている。
【0023 】本実施の形態では、弾性反発手段に、板
バネ21が用いられることで、安価且つ簡素な構造で、
環状部挿入杆17bを環状部中心側へ付勢する弾性反発
手段が構成されるようになっている。
【0024 】なお、本実施の形態では、弾性反発手段
が板バネ21である場合を例に説明するが、弾性反発手
段は、図4に示す、弾性材25と、この弾性材25を覆
い、環状部16の内壁に接触するカバー27とからなる
ものであってもよい。この場合、カバー27にはボルト
29が植設されている。ボルト29は、弾性材25を貫
通して、環状部挿入杆17bに穿設された透孔31を貫
通し、環状部挿入杆17bの反対側に突出されている。
この突出されたボルト29の先端にはナット33が螺着
される。つまり、カバー27が環状部挿入杆17b側へ
押圧されると、弾性材25が圧縮変形され、ボルト29
が透孔31内を摺動するようになっている。そして、圧
縮変形された弾性材25は、弾性復元力によって、カバ
ー27を環状部挿入杆17bから離反する方向へ付勢す
るようになっている。
【0025 】この弾性反発手段では、弾性材25がカ
バー27に覆われることで、直接的に弾性材25が雌金
具15と接触しなくなる。これにより、摺接摩擦の大き
い例えばゴム等の弾性材25の使用が可能となり、板バ
ネ21を用いた場合に比べて、錆に対する耐蝕性を向上
させることができるようになる。
【0026 】更に、図4に示した弾性反発手段の場合
には、弾性材25として、ゴム材に変えて、図5(a)
に示す皿バネ35、図5(b)に示すバネ座がね37が
用いられてもよい。このような皿バネ35又はバネ座が
ね37を用いることにより、市販製品からの調達が可能
となり、弾性反発手段を安価にすることができる。
【0027 】次に、このように構成されるセグメント
の接合構造の作用を説明する。図6は図1の接合構造の
接合手順を表す接合前の平面視を(a)、正面視を
(b)で示した説明図、図7は図1の接合構造の接合手
順を示す接合後の説明図、図8は図7の要部拡大図であ
る。図6に示すように、既に設置されたセグメント11
aの接合面13aには、雌金具15が設けられ、次に接
合されるセグメント11bの接合面13bには雄金具1
7が設けられている。この雄金具17の環状部挿入杆1
7bには上記した板バネ21が装着されている。
【0028 】既設のセグメント11aに、次のセグメ
ント11bを接合するには、先ず、次のセグメント11
bを、坑道後端側にずらした状態で、接合面13a、1
3b同士で突き合わせる。この突き合わせ状態におい
て、接合面13aに設けられた雌金具15と、接合面1
3bに設けられた雄金具17とは坑軸の前後方向にずれ
て配置されることになる。
【0029 】この状態で、セグメント11bを坑道先
端側に移動させる。すると、セグメント11bに設けら
れた雄金具17の環状部挿入杆17bが、セグメント1
1aに設けられた雌金具15の環状部16に入り込むと
ともに、環状部挿入杆17bに設けられた板バネ21
が、環状部16の内壁に押圧されて弾性変形される。
【0030 】そして、図7に示すように、セグメント
11bを既設リング39に当接するまで移動させると、
雄金具17の環状部挿入杆17bが、雌金具15の環状
部16に挿入完了となる。この状態で、雄金具17の環
状部挿入杆17bと、雌金具15の環状部16との間に
は、両者を離反させようとする図8に示す反発力Fが生
じる。この反発力は、雌金具15と雄金具17とを引き
寄せる方向の付勢力となる。これにより、接合面13
a、13b同士が密着して引き寄せられる(締め付けら
れる)ことになり、接合面13a、13b同士の間に生
じようとする隙間が除去される。この結果、周壁方向に
隣接するセグメント11a、11b同士に生じようとす
るガタが除去されることになる。
【0031 】このように、上述のセグメントの接合構
造によば、隣接する一方のセグメント11aに対して他
方のセグメント11bを坑道先端側へ押し込むことで、
雄金具17の板バネ21を、雌金具15の環状部16に
圧接させ、雌金具15と雄金具17とを引き寄せ合う反
発力を生じさせることができる。この結果、接合面同士
を確実に密着させることができ、接合面同士の間に生じ
ようとする隙間を除去して、周壁方向に隣接するセグメ
ント同士のガタを防止することができる。
【0032 】また、図9及び図10に示すものは、断
面円形に形成されたピン41を有する雌金具15を用い
た例であり、この例では、雄金具17の環状部挿入杆1
7aが係合する雌金具15の環状部16に断面円形のピ
ン41が設けられて低摩擦にされているので、環状部挿
入杆17bを雌金具15の環状部16に入り込ませて、
雌金具15と雄金具17とを係合させる際に、雄金具1
7の環状部挿入杆17aの板バネ21が弾性変形しなが
ら円滑に案内され、これにより、これら雌金具15と雄
金具17とによる係合を極めて容易にかつ円滑に行うこ
とができる。また、上記のピン41を回動可能に支持さ
せることにより、雌金具15と雄金具17との係合時に
ピン41が回動されて、これら雌金具15と雄金具17
とをさらに円滑に係合させることができる。
【0033 】なお、上記の例の雌金具15及び雄金具
17は、機械加工によって形成してもあるいは鋳造によ
って形成しても良い。なお、機械加工によって形成する
場合は、図10に示したように、コンクリートへ定着さ
せるアンカー筋42を溶接により連結すれば良く、ま
た、鋳造によって形成する場合、雌金具15及び雄金具
17のそれぞれにねじ孔を形成し、図11に示すよう
に、アンカー筋42をねじ孔へねじ込んで連結すれば良
い。
【0034 】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るセグメントの接合構造は、隣接する一方のセグメント
の接合面に、環状部を形成する雌金具を設け、隣接する
他方のセグメントの接合面に、環状部挿入杆を有する雄
金具を設け、且つこの環状部挿入杆に、環状部挿入杆を
環状部の内壁から環状部中心側へ付勢する弾性反発手段
を設けたので、隣接する一方のセグメントに対して他方
のセグメントを坑道先端側へ押し込むことで、弾性反発
手段が環状部に圧接して、環状部挿入杆を環状部中心側
へ付勢する反発力を生じさせることができる。そして、
この反発力は、雌金具と雄金具とを引き寄せる方向の付
勢力となる。この結果、ボルト・ナットの締結具を用い
ずに、接合面同士を密着させて締め付けることができ、
接合面同士の間に生じる隙間を除去して、周壁方向に隣
接するセグメント同士のガタを確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るセグメントの接合構造の分解斜
視図である。
【図2】 図1の接合構造に備えられた雌金具の変形例
を示す斜視図である。
【図3】 図1の接合構造に用いられる雄金具の拡大斜
視図である。
【図4】 図3の雄金具の変形例を示す拡大側面図であ
る。
【図5】 図4の雄金具に用いられる弾性材の他の例を
示す説明図である。
【図6】 図1の接合構造の接合手順を表す接合前の平
面視を(a)、正面視を(b)で示した説明図である。
【図7】 図1の接合構造の接合手順を示す接合後の説
明図である。
【図8】 図7の要部拡大図である。
【図9】 本発明に係るセグメントの接合構造の他の例
を説明する斜視図である。
【図10】 本発明に係るセグメントの接合構造の他の
例を説明する平断面図である。
【図11】 本発明に係るセグメントの接合構造の他の
例を説明する平断面図である。
【図12】 従来のセグメントの接合構造の斜視図であ
る。
【符号の説明】
11(11a、11b) セグメント 13(13a、13b) 接合面 15 雌金具 16 環状部 17 雄金具 17a 基端 17b 環状部挿入杆 21 板バネ(弾性反発手段) 25 弾性材(弾性反発手段) 27 カバー(弾性反発手段) 41 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 清一 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 柳楽 毅 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 元木 実 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 浅井 康彦 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 佐藤 智晶 東京都中央区京橋1丁目7番1号 戸田建 設株式会社内 (72)発明者 大関 宗孝 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 染谷 洋樹 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 小嶋 賢 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 GC04 3J001 FA06 GA01 GB01 JD28 KA19 KA26 KB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 坑道の周壁方向に接合されるセグメント
    の、坑軸に平行な接合面同士の一方に雌金具が設けられ
    るとともに他方に雄金具が設けられ、隣接する一方のセ
    グメントに対して坑道後端側から他方のセグメントが坑
    道先端側へ押し込まれることで、前記雌金具と前記雄金
    具とが挿入されて、隣接するセグメント同士が接合され
    るセグメントの接合構造であって、 C字状の前記雌金具の両端が一方の前記接合面に埋入さ
    れて、該接合面に挿入方向が坑軸方向となる環状部が形
    成され、 L字状の前記雄金具の基端が他方の前記接合面に埋入さ
    れて、該接合面に坑軸方向へ突出する環状部挿入杆が設
    けられ、 前記環状部に摺接し、前記環状部挿入杆を該環状部から
    環状部中心側へ付勢する弾性反発手段が該環状部挿入杆
    に設けられたことを特徴とするセグメントの接合構造。
  2. 【請求項2】 弾性反発手段が、板バネであることを特
    徴とする請求項1記載のセグメントの接合構造。
  3. 【請求項3】 弾性反発手段が、弾性材と、該弾性材を
    覆い前記環状部の内壁に接触するカバーとからなること
    を特徴とする請求項1記載のセグメントの接合構造。
  4. 【請求項4】 前記雄金具の前記環状部挿入杆が摺接さ
    れる前記雌金具の環状部が断面円形のピンから形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
    載のセグメントの接合構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007132076A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Jfe Metal Products & Engineering Inc トンネル用セグメントの連結構造及び連結方法
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CN106050825A (zh) * 2016-06-16 2016-10-26 哈尔滨理工大学 有效载荷快速连接支座
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