JP4756497B2 - 容器用パッキン - Google Patents

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Description

本発明は、蓋の内頂面に熱圧着して使用する容器用パッキンに関する。
従来より、ポリエチレン(以下、PEと記す。)樹脂を原料とする発泡シート材は微細セルを有し、表面が平滑で柔軟性があり、容器用パッキンとして使用されている。また特許文献1には高温で内容物を充填する場合でも耐熱性を有し、密封性が低下しないパッキンとして使用可能なポリプロピレン(以下、PPと記す。)樹脂製発泡シートについての記載がある。
一方、クリーム、ワックス等の化粧料容器の分野では外観、触感等で商品を差別化、高級化するためにアルミ製の缶(以下アルミ缶と記す。)が使用されている。そして、蓋の内頂面に上記PE樹脂製発泡シート材を使用したパッキンを熱圧着し、缶を密封して、内容物の揮散、あるいは外気の進入を防いでいる。
特開2003−118767号公報
しかしながら、PE樹脂製の発泡シート材を使用したパッキンでは内容物によってはその密封性が不足するという問題があり、一方PP樹脂製の発泡シート材を使用すると、蓋がアルミ製の場合、蓋の内頂面への熱圧着が困難となる問題がある。
そこで本発明の課題および目的は、蓋の内頂面に熱圧着して使用するパッキンであって、密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できると共に、蓋の内頂面への熱圧着性に優れたパッキンを提供することにある。
上記技術的課題を解決する手段のうち、請求項1記載の発明の手段は、蓋の内頂面に熱圧着して容器の密封のために使用する容器用パッキンであって、蓋の内頂面に熱圧着される上層と、シール面となる下層と中間に合成樹脂製の発泡層とをして構成され、
発泡層にポリエチレン樹脂製発泡シートを使用し、発泡層の上面にポリエチレン樹脂製の塗料でコーティングして上層とし、下面に接着層を介してポリプロピレン樹脂製フィルムを積層して下層としたこと、に有る。
請求項1記載の上記構成は、蓋の内頂面への熱圧着性機能と、パッキンとしての柔軟性と、密封性機能をそれぞれ分離して発揮できるようにパッキンを積層状に形成したものである。すなわち、内頂面に熱圧着される上層を比較的低温で溶融可能なPE樹脂製とすることにより蓋の内頂面への熱圧着を容易に達成することができ、パッキンに必須な機能である柔軟性が発揮され、そしてシール面となる下層をPP樹脂製とすることにより、密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できる。
本願発明のパッキンの積層構造の具体例は、PE樹脂製、特に低密度PE樹脂製の発泡シートは微細セルを有し、表面が平滑で柔軟性があり容器用パッキンとして十分な機能を発揮できると共に安価に入手することができる。
また、この発泡シートの上面をPE樹脂製の塗料でコーティングすることにより、発泡層の凹凸を埋めてアルミ製の蓋の内頂面への熱圧着を容易にできる、PE樹脂製の上層を形成することができる。そして、下面に接着層を介してPP樹脂製フィルムを積層して容易にPP樹脂製の下層を形成することができる。なお、PP樹脂製フィルムはドライラミネート法で発泡層に熱圧着状に積層することもできるし、接着層として活性化ポリオレフィン樹脂を用いて押出しラミネート法で積層することもできる。
請求項2記載の発明の手段は、請求項1記載の発明において、金属製の蓋を有する容器に使用すること、にある。
請求項2記載の上記構成により、PE樹脂はアルミ、スチール等の金属に容易に熱圧着でき密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できると共に、蓋の内頂面への熱圧着性に優れた、金属製の蓋を有する容器用のパッキンを提供することができる。
請求項3記載の発明の手段は、請求項2記載の発明において、アルミ缶に使用すること、にある。
密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できると共に、蓋の内頂面への熱圧着性に優れたアルミ缶用のパッキンを提供することができる。
請求項記載の発明の手段は、請求項1、2または3記載の発明において、着色により上層と下層を区別可能としたこと、にある。
請求項記載の上記構成により、上層と下層を明確に識別することができ、パッキンを誤って上下逆にセットするのを防ぐことができ、また容易に工程管理することができる。
本発明は上記した構成であり、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、蓋の内頂面への熱圧着性機能と、パッキンとしての柔軟性と、密封性機能をそれぞれ分離して発揮できるようにパッキンを積層状に形成したものであり、密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できると共に、蓋の内頂面への熱圧着性に優れた容器用のパッキンを提供することができる。
特に低密度PE樹脂製の発泡シートは微細セルを有し、表面が平滑で柔軟性があり容器用パッキンとして十分な機能を発揮でき、PE樹脂製の塗料でコーティングして上層を形成することにより発泡層の凹凸を埋めて蓋の内頂面への熱圧着を容易にでき、接着層を介してPP樹脂製フィルムを積層して容易にPP樹脂製の下層を形成することができる
請求項2記載の発明にあっては、PE樹脂はアルミ、スチール等の金属に容易に熱圧着でき、密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できると共に、蓋の内頂面への熱圧着性に優れた、金属製の蓋を有する容器用のパッキンを提供することができる。
請求項3記載の発明にあっては、密封性に優れ、内容物に対して安定して使用できると共に、蓋の内頂面への熱圧着性に優れたアルミ缶用のパッキンを提供することができる。
請求項記載の発明にあっては、着色により上層と下層を区別可能としたことにより、上層と下層を明確に識別することができ、パッキンを誤って上下逆にセットするのを防ぐことができ、また容易に工程管理することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明のパッキン一実施例を示す縦断面図である。このパッキン3は円板状で、中間層である発泡層5は低密度PE樹脂製の発泡シート材を用いたものである。
またアルミ製の蓋2の内頂面2a(図2も参照)に熱圧着される上層4は発泡層4の表面の凹凸を埋めて平滑にするように、低密度PE樹脂製の塗料をコーティングして形成したものである。また、下層7はPP樹脂製のフィルムをドライラミネート法で、接着層6を介して熱圧着、あるいは熱溶着状に積層形成したものである。
図2は、本発明のパッキン3の使用態様の一例を示す一部破断斜視図である。この容器は所謂アルミ缶であり、有底短円筒状の容器本体1と、この容器本体1に螺合組付きする蓋2から成り、蓋2の内頂面2aに低密度PE樹脂製の上層4が熱圧着されて、パッキン3が蓋2内にセットされる。
そして蓋2を螺合組付けすると、螺合力によりPP樹脂製の下層7の周縁部が容器本体1の上端面1aに押付けられた状態となり、アルミ缶の密封性が確保される。
本発明のように、シール面となる下層7をPP樹脂製とすることにより、PE樹脂製とするのに比較して内容物の揮散量を略1/10程度低減することもできる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。たとえばパッキンの積層構成は上記実施例のものだけでなく、用途、コスト等を考慮して様々な態様の積層構造とすることができる。たとえばPE樹脂製フィルムをドライラミネート法、あるいは押出しラミネート法で積層して上層とすることもできる。
発泡層は低密度PE樹脂製に限らず直鎖状低密度PE樹脂製を使用することができる。また、発泡層に低密度PE樹脂製のスキンコア構造を有するシート材を使用すれば、そのスキン部分を上層として使用することができる。
また、本発明のパッキンの作用効果は実施例として説明したアルミ缶に限定されるものではなく、たとえば、アルミ製、スチール製、あるいは合成樹脂製の蓋と、アルミ製、スチール製、あるいは合成樹脂製の容器本体を、用途に応じて組み合わせた様々な態様の容器に使用することができる。
以上説明したように本発明のパッキンは密封性に優れると共に、蓋内頂面に容易に熱圧着でき、安価であり容器用のパッキンとしてより幅広い用途展開が期待できる。
本発明のパッキンの一実施例を示す縦断面図である。 本発明のパッキンの使用態様の一例を示す一部破断斜視図である。
符号の説明
1 ;容器本体
1a;上端面
2 ;蓋
2a;内頂面
3 ;パッキン
4 ;上層
5 ;発泡層
6 ;接着層
7 ;下層

Claims (4)

  1. 蓋(2)の内頂面(2a)に熱圧着して容器の密封のために使用する容器用パッキンであって、前記蓋(2)の内頂面(2a)に熱圧着される上層(4)と、シール面となる下層(7)と中間に合成樹脂製の発泡層(5)とをして構成され、
    該発泡層(5)にポリエチレン樹脂製発泡シートを使用し、前記発泡層(5)の上面にポリエチレン樹脂製の塗料でコーティングして前記上層(4)とし、下面に接着層(6)を介してポリプロピレン樹脂製フィルムを積層して前記下層(7)としたことを特徴とする容器用パッキン。
  2. 金属製の蓋(2)を有する容器に使用する請求項1記載の容器用パッキン。
  3. アルミ缶に使用する請求項2記載の容器用パッキン。
  4. 着色により上層(4)と下層(7)を区別可能とした請求項1、2または3記載の容器用パッキン。
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